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JPH0760179B2 - スキャニングソナー用送受波器 - Google Patents

スキャニングソナー用送受波器

Info

Publication number
JPH0760179B2
JPH0760179B2 JP63307777A JP30777788A JPH0760179B2 JP H0760179 B2 JPH0760179 B2 JP H0760179B2 JP 63307777 A JP63307777 A JP 63307777A JP 30777788 A JP30777788 A JP 30777788A JP H0760179 B2 JPH0760179 B2 JP H0760179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
transducer
sound
dome
scanning sonar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63307777A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02154184A (ja
Inventor
輝 大久保
弘昭 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaijo Corp filed Critical Kaijo Corp
Priority to JP63307777A priority Critical patent/JPH0760179B2/ja
Publication of JPH02154184A publication Critical patent/JPH02154184A/ja
Publication of JPH0760179B2 publication Critical patent/JPH0760179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はソナー用送受波器、特にスクリューノイズの低
減に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来のスキャニングソナー用送受波器は、例えば第1図
(a)横断面図、(b)縦断面図のように、多数の振動
素子を環状として積み重ねて円筒状に配置した振動子群
(1)をドーム(2)内に配置し、この振動子群(1)
とドーム(2)間に音響カップリングとしての油(3)
を充填して形成された、主として円筒表面に直交する方
向に指向性を有する送受波器(4)を、第2図のように
スクリュー(6)よりも船首寄りの船底(5)に、第1
図(b)の状態で設けて次の要領により探知を行う。
即ち、円筒状の振動子群(1)の各振動子(1)から同
時に、そのほぼ円筒表面方向に音波を発生した後、当該
音波の反射波を受波するために、並んだ複数個の振動素
子の合成指向特性を、第5図に示すように形成させ、こ
の合成指向特性を有する複数の素子群を1ケづつずらし
ながら順次に切換走査して、各方向からの反射波を受波
し、電気信号に変換された反射信号をスパイラル掃引さ
れるブラウン管装置に、映像として表示して魚群その他
の物体の探査を行うものである。
ところでこの場合送受波器が取付けられる船舶は一般に
推進用のスクリュー(6)を有し、しかもこのスクリュ
ーは船尾即ち第2図(a)(b)のように送受波器
(4)の背部に位置するのが一般である。このためスク
リューによる水の攪拌音Nが水中を伝播して送受波器の
前方に回りこむのを防ぎ得ない。このため特に必要な船
の前方に探知時、後方から回り込むスクリューノイズ
が、送受波器に受波されて映像の前方向にノイズ映像と
して表示される。従ってスクリューノイズが大きいと例
えば魚群映像の認識を誤らせる結果となり、探知能力の
低下となって現れるのを防ぐことができない。
そこで従来においてはスクリューを加工したり、探知時
船速を低下即ちスクリュー回転数を低下することによ
り、ノイズレベルの低下を図ることが行われている。し
かしスクリューの加工による方法には限度があり、また
減速による方法では魚群の追跡時などにおける操船能力
を最大限に発揮させることができず、これら何れの方法
も不満足である。
(発明の目的) 本発明は簡単な部品の付加により送受波器の前方へのス
クリューノイズの回りこみを大きく阻止しうる送受波器
を提供し、ソナーによる魚群などの探知能力の向上を図
ったものである。
(問題点を解決するための本発明の手段) 本発明の特徴とするところは、送受波器の側面に、前方
に回り込むスクリューノイズの伝播方向と交叉するよう
に遮音翼を設ける点にある。次に実施例図により具体的
に説明する。
(実施例) 第3図および第4図は本発明の実施例であって、船首と
船尾を通って船体を左右に2分割するように位置する中
心面を想定したとき、第3図のものは円筒状に配置され
た振動子群(1)の側面に、かつその中心面に対して左
右の対称位置に、放射状に2枚の遮音翼(7)を設けて
(ドーム(2)の図示を省略)、図中点線のように前方
に回りこもうとするスクリューノイズ(8)を遮音する
ようにした例である。また第4図のものはドーム(2)
の内周面に第3図と同じ要領のもとに2枚の遮音翼
(7)を設けた例であって、遮音翼(7)の位置や大き
さ取付角度などはスクリューノイズを最も効果的に遮音
できるように選定される。また、第3図,第4図中に点
線によって図示するように遮音翼(7)を左右にそれぞ
れ2枚以上(図では左右各2枚)設けて遮音能力を向上
することもできる。
第5図は前記のように設けた2枚の遮音翼の有無による
指向特性図であって、図中実線が遮音翼を設けた場合、
図中点線図示のものが、遮音翼のない場合である。これ
から明らかなように遮音翼の有無によってメインローブ
Aには殆ど差を生じないが、サイドローブB特に後方の
特性に大きな差を生ずることが判り、後方からのスクリ
ューノイズが大幅に低減されていることを示している。
以上本発明について説明したが、遮音翼の形成材として
は音波を減衰させる性質をもつもの例えばステンレスを
用いるのがよい。また以上ではスキャニングソナーにつ
いて説明したが、1箇の振動子を備えた送受波器により
斜め前方に音波を発射して探知を行う場合にも適用でき
る。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば送受波器に複数枚の簡単な
遮音翼を設けるのみでスクリューの加工のような難しい
加工などを必要とすることなく、簡単にスクリューノイ
ズによる探知能力の低下を防止できるもので、その効果
は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は送受波器の説明図、第2図は船舶への送受波器
の設置状態の説明図、第3図,第4図は本発明の一実施
例の説明図、第5図は遮音翼の有無における指向特性の
比較図である。 (1)……振動子、(2)……ドーム、(3)……油、
(4)……送受波器、(5)……船底、(6)……スク
リュー、(7)……遮音翼、(8)……スクリューノイ
ズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の振動子を円筒状に配置した振動子群
    を、同心の円筒状ドーム内の中心に位置せしめて、前記
    振動子群の中心軸を鉛直方向として船舶のスクリューの
    位置よりも船首寄りの船底に配置される油充填型のスキ
    ャニングソナー用送受波器において、該送受波器の前方
    への前記スクリューによるスクリューノイズのまわり込
    みを抑圧するための複数の遮音翼を、前記振動子群と前
    記ドームとの間に縦方向であると共に前記円筒状の振動
    子群の該円筒の中心軸より放射する方向に、かつ前記ス
    クリューから該送受波器を指向する方向に対して左右対
    称に設けたことを特徴とするスキャニングソナー用送受
    波器。
JP63307777A 1988-12-07 1988-12-07 スキャニングソナー用送受波器 Expired - Lifetime JPH0760179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63307777A JPH0760179B2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07 スキャニングソナー用送受波器

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JP63307777A JPH0760179B2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07 スキャニングソナー用送受波器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02154184A JPH02154184A (ja) 1990-06-13
JPH0760179B2 true JPH0760179B2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=17973143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63307777A Expired - Lifetime JPH0760179B2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07 スキャニングソナー用送受波器

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4307223B2 (ja) * 2003-11-28 2009-08-05 古野電気株式会社 水中探知装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134486B2 (ja) * 1982-10-07 1986-08-08 Sumitomo Metal Mining Co

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134486U (ja) * 1984-07-31 1986-03-03 三井造船株式会社 船舶の水中雑音低減装置
JPH0432622Y2 (ja) * 1987-04-21 1992-08-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6134486B2 (ja) * 1982-10-07 1986-08-08 Sumitomo Metal Mining Co

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JPH02154184A (ja) 1990-06-13

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