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JPH075523Y2 - テ−プレコ−ダ−のミユ−テイング回路 - Google Patents

テ−プレコ−ダ−のミユ−テイング回路

Info

Publication number
JPH075523Y2
JPH075523Y2 JP1986131553U JP13155386U JPH075523Y2 JP H075523 Y2 JPH075523 Y2 JP H075523Y2 JP 1986131553 U JP1986131553 U JP 1986131553U JP 13155386 U JP13155386 U JP 13155386U JP H075523 Y2 JPH075523 Y2 JP H075523Y2
Authority
JP
Japan
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tape recorder
signal
reproduction
circuit
output
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986131553U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6336904U (ja
Inventor
大介 木月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP1986131553U priority Critical patent/JPH075523Y2/ja
Publication of JPS6336904U publication Critical patent/JPS6336904U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH075523Y2 publication Critical patent/JPH075523Y2/ja
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、同一のキャビネット内に少なくとも再生機能
を有する第1及び第2のテープレコーダーが組込まれて
いるテープレコーダーに関し、特にミューティング回路
に係る。
(ロ)従来の技術 最近同一のキャビネット内に2つのテープレコーダーが
組込まれてている所謂ダブルテープレコーダーと呼ばれ
るテープレコーダーが普及しており、斯かるテープレコ
ーダーの再生回路に関する技術としては、例えば特公昭
57-47494号公報に開示されたものがある。ダブルテープ
レコーダーは、前述した公報に開示されているように第
1テープレコーダーに組込まれている第1磁気ヘッドに
より再生された信号が印加されると共に該信号を増幅す
る第1再生用増幅回路及び第2テープレコーダーに組込
まれている第2磁気ヘッドにより再生された信号が印加
されると共に該信号を増幅する第2再生用増幅回路の2
つの再生用増幅回路を備えており、斯かる構成では第1
テープレコーダーによって再生された信号と第2テープ
レコーダーによって再生された信号とを混合して再生聴
取することが出来る。しかしながら斯かる再生信号の混
合機能は、実際に使用されることはほとんどなく、一方
のテープレコーダーによって再生動作を行なうことが一
般的である。2つのテープレコーダーの中で1つのテー
プレコーダーを使用して再生音を聴取する場合2つの再
生用増幅回路を設けることは無駄である。斯かる点を改
良した技術として、最近では第1磁気ヘッドにより再生
された信号と第2磁気ヘッドにより再生された信号とを
スイッチ回路の働きによって1つの再生用増幅回路に選
択的に入力せしめるようにしたものがあり、特に斯かる
スイッチ回路と再生用増幅回路とを1つのIC(集積回
路)に組込んだものが開発されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 スイッチ回路の働きによって第1磁気ヘッド及び第2磁
気ヘッドにより再生される信号を1つの再生用増幅回路
に選択して入力するように構成されたテープレコーダー
では、第1テープレコーダー及び第2テープレコーダー
の両方を再生動作状態にすると一方のテープレコーダー
の再生動作が優先して行なわれるように構成されてい
る。従って、第1テープレコーダー及び第2テープレコ
ーダーの2つのテープレコーダーが再生動作状態にある
ときに再生動作が優先されている方のテープレコーダー
の停止操作をするとスイッチ回路の切換動作が行なわれ
て他方のテープレコーダーの磁気ヘッドによって再生さ
れた信号が再生用増幅回路に入力される状態になるが、
この切換動作が行なわれるとき雑音信号が発生するとい
う問題がある。本考案は、斯かる点を改良したミューテ
ィング回路を提供しようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案のミューティング回路は、第1テープレコーダー
に組込まれていると共に再生動作を行なう第1磁気ヘッ
ドと、第2テープレコーダーに組込まれていると共に再
生動作を行なう第2磁気ヘッドと、前記第1磁気ヘッド
又は第2磁気ヘッドにより再生された信号が入力される
と共に該信号を増幅する再生用増幅回路と、該再生用増
幅回路の入力信号路に設けられていると共に第1テープ
レコーダー及び第2テープレコーダーの再生操作に応じ
て第1磁気ヘッド又は第2磁気ヘッドからの再生信号を
該再生用増幅回路に導き、且つ第1テープレコーダー及
び第2テープレコーダーが共に再生状態にあるとき第1
磁気ヘッドからの再生信号を優先して前記再生用増幅回
路に導くスイッチ回路と、前記再生用増幅回路により増
幅された信号が流れる信号伝送路と接地間に設けられて
いると共に動作状態にあるとき該信号伝送路を流れる信
号を側路せしめるミューティング回路と、第1テープレ
コーダーの再生操作が行なわれたとき前記スイッチ回路
を第1磁気ヘッドからの再生信号を再生用増幅回路に導
く状態にする切換信号を出力すると共に第1テープレコ
ーダーの再生動作が行なわれていることを表示する表示
素子を駆動する駆動信号を出力する制御回路とより構成
されている。
(ホ)作用 本考案は、第1磁気ヘッド又は第2磁気ヘッドにより再
生される信号を再生用増幅回路に選択的に導くスイッチ
回路の切換動作時発生する雑音信号をミューティング回
路によって抑えるようにしたものである。
(ヘ)実施例 図示した回路は、本考案のミューティング回路の一実施
例である。図において、(1)は第1テープレコーダー
に組込まれていると共に該テープレコーダーに装着され
る磁気テープに録音されている信号を再生する第1磁気
ヘッド、(2)は第2テープレコーダーに組込まれてい
ると共に該テープレコーダーに装着される磁気テープに
録音されている信号を再生する第2磁気ヘッド、(3)
はIC化されているテープレコーダー回路であり、前記第
1磁気ヘッド(1)及び第2磁気ヘッド(2)により再
生された信号が印加される入力端子(4)及び(5)を
備えている。(6)は前記テープレコーダ回路(3)内
に組込まれている再生用増幅回路、(7)は該再生用増
幅回路(6)によって増幅された再生信号が出力される
出力端子、(8)は前記テープレコーダー回路(3)に
組込まれていると共に前記第1磁気ヘッド(1)及び第
2磁気ヘッド(2)からの再生信号を再生用増幅回路
(6)に導くスイッチ(9)を電子的に切換えるスイッ
チ回路である。該スイッチ回路(8)は制御端子(10)
を備えており、該制御端子(10)にH(高い)レベルの
信号が印加された状態にあるとき第1磁気ヘッド(1)
により再生された信号を再生用増幅回路(5)に導き、
該制御端子(10)にL(低い)レベルの信号が印加され
た状態にあるとき第2磁気ヘッド(2)により再生され
た信号を再生用増幅回路(6)に導くように構成されて
いる。(11)は前記テープレコーダー回路(3)の出力
端子(7)に出力される再生信号が印加されると共にそ
のレベルを調整する可変抵抗器、(12)は該可変抵抗器
(11)によってレベル調整された信号が印加されると共
に該信号を増幅するライン増幅回路、(13)は該ライン
増幅回路(12)によって増幅された信号が印加されると
共に大出力を有する増幅器の入力端子と接続される出力
端子である。(14)は第1テープレコーダーの再生操作
時閉成される第1再生用スイッチ、(15)は第1テープ
レコーダーの停止操作時閉成される第1停止用スイッ
チ、(16)は第2テープレコーダーの再生操作時閉成さ
れる第2再生用スイッチ、(17)は第2テープレコーダ
ーの停止操作時閉成される第2停止用スイッチ、(18)
は前記各スイッチの閉成に伴なって入力端子にHレベル
の信号が印加されると各操作に対応した信号を出力端子
に出力する制御回路である。(19)は前記第1再生用ス
イッチ(14)が閉成されるとHレベルの切換信号を出力
すると共に前記スイッチ回路8)の制御端子(10)と接
続されている第1再生用切換信号出力端子、(20)は停
止状態にあるときHレベルの信号が出力されていると共
に第1再生用スイッチ(14)が閉成されると所定時間後
にLレベルの信号が出力される第1ミューティング用出
力端子であり、再生状態にあるとき前記第1停止用スイ
ッチ(15)が閉成されるとその出力信号がLレベルより
Hレベルに反転するようにされている。(21)は前記第
1再生用スイッチ(14)が閉成されると直ちにHレベル
の信号が出力される表示用出力端子であり、再生状態に
あるとき前記第1停止用スイッチ(15)が閉成されると
所定時間後にHレベルの信号がLレベルに反転するよう
に構成されている。(22)は前記第2再生用スイッチ
(16)が閉成されるとHレベルの切換信号を出力する第
2再生用切換信号出力端子、(23)は停止状態にあると
きHレベルの信号が出力されていると共に第2再生用ス
イッチ(16)が閉成されると所定時間後にLレベルの信
号が出力される第2ミューティング用出力端子であり、
再生状態にあるとき前記第2停止用スイッチ(17)が閉
成されるとその出力信号がLレベルよりHレベルに反転
するようにされている。(24)は前記制御回路(18)に
設けられている第1再生用切換信号出力端子(19)にH
レベルの信号が出力されている間動作状態になる第1再
生切換回路であり、第1テープレコーダーを再生状態に
する作用を有している。(25)は前記第2再生用切換信
号出力端子(22)にHレベルの信号が出力されている間
動作状態になる第2再生切換回路であり、第2テープレ
コーダーを再生状態にする作用を有している。(26)は
前記表示用出力端子(21)にアノードが接続されている
と共にカソードが抵抗(27)を介して接地されている発
光ダイオードであり、点灯状態にあるとき第1テープレ
コーダーの再生動作が行なわれていることを表示する作
用を有している。(28)は前記ライン増幅回路(12)の
出力信号路(29)にコレクタ接続されていると共にエミ
ッタが接地されているミューティング用トランジスター
であり、導通状態にあるとき前記出力信号路(29)を流
れる信号を側路せしめる作用を有している。(30)は前
記ミューティング用トランジスター(28)の動作を制御
する制御トランジスターであり、エミッタが電源に接続
されていると共にコレクタは抵抗(31)を介して前記ミ
ューティング用トランジスター(28)のベースに接続さ
れている。(32)は前記制御回路(18)に設けられてい
る第1ミューティング用出力端子(20)にベースが抵抗
(33)を介して接続されていると共にコレクタが抵抗
(34)を介して前記制御トランジスター(30)のベース
に接続されている第1トランジスター、(35)はコレク
タが前記第1トランジスター(32)のエミッタに接続さ
れていると共にエミッタが接地されている第2トランジ
スターであり、そのベースは抵抗(36)及びダイオード
(37)を介して前記制御回路(18)の第2ミューティン
グ用出力端子(23)に接続されていると共に該抵抗(3
6)及びダイオード(38)を介して前記発光ダイオード
(26)のカソードに接続されている。以上の如く本考案
のミューティング回路は構成されており、次に斯かる回
路の動作について説明する。
電源スイッチ(図示せず)を閉成すると各回路に電源が
供給されるが、停止状態にあるとき制御回路(18)の第
1再生用切換信号出力端子(19)、表示用出力端子(2
1)及び第2再生用切換信号出力端子(22)にはLレベ
ルの信号が出力され、第1ミューティング用出力端子
(20)及び第2ミューティング用出力端子(23)にはH
レベルの信号が出力された状態にある。前記第1ミュー
ティング用出力端子(20)及び第2ミューティング用出
力端子(23)にHレベルの信号が出力されると該出力端
子より第1トランジスター(32)及び第2トランジスタ
ー(35)のベースにバイアス電流が供給され、該第1ト
ランジスター(32)及び第2トランジスタ(35)は導通
状態になる。該第1トランジスター(32)及び第2トラ
ンジスタ(35)が導通状態になると制御トランジスター
(30)がバイアスされて導通状態になるため該制御トラ
ンジスター(30)のエミッタ・コレクタ間及び抵抗(3
1)を通してミューティング用トランジスター(28)の
ベースにバイアス電流が供給され、該ミューティング用
トランジスター(28)は導通状態になる。従ってライン
増幅回路(12)の出力信号(29)を流れる信号は、前記
ミューティング用トランジスター(28)によって側路さ
れる状態にあり、雑音信号等が出力端子(13)に出力さ
れることはない。
前述した停止状態にあるときに第1テープレコーダーの
再生操作をすると第1再生用スイッチ(14)が閉成され
制御回路(18)に切換信号が入力される。前記制御回路
(18)に第1再生用スイッチ(14)の閉成によって切換
信号が入力されると第1再生用切換信号出力端子(19)
及び表示用出力端子(21)にHレベルの信号が出力され
ると共に所定時間後に第1ミューティング用出力端子
(20)に出力されていたHレベルの信号がLレベルに反
転する。前記第1再生用切換信号出力端子(19)にHレ
ベルの信号が出力されると第1再生切換回路(24)が動
作状態になり、第1テープレコーダーを再生動作状態に
せしめる。また第1再生用切換信号出力端子(19)にH
レベルの信号が出力されるとスイッチ回路(8)の制御
端子(10)にHレベルの信号が印加されるのでスイッチ
(9)は第1磁気ヘッド(1)からの再生信号を再生用
増幅回路(6)に導く状態に切換えられる。前記第1再
生用切換信号出力端子(19)にHレベルの信号が出力さ
れると前述した切換動作が行なわれて第1テープレコー
ダーの再生動作状態が構成されるが、斯かる切換動作が
行なわれている間第1ミューティング用出力端子(20)
にHレベルの信号が出力され前記ミューティング用トラ
ンジスター(28)に導通状態に保持されているため切換
動作に伴なって発生する雑音信号が出力端子(13)に出
力されることはない。そして、所定時間経過すると第1
ミューティング用出力端子(20)に出力されていたHレ
ベルの信号がLレベルに反転するため第1トランジスタ
ー(32)が非導通状態に反転する。前記第1トランジス
ター(32)が非導通状態に反転すると制御トランジスタ
ー(30)のベースバイアスが断たれ、該制御トランジス
ター(30)が非導通状態に反転するため、ミューティン
グ用トランジスター(28)は非導通状態にせしめられ
る。このようにして第1テープレコーダーの再生動作状
態が構成され、第1テープレコーダーに装着されている
磁気テープに記録されている信号が第1磁気ヘッド
(1)によって再生される。該第1磁気ヘッド(1)に
よって再生された再生信号は、スイッチ(9)を通して
再生用増幅回路(6)に入力されて増幅された後出力端
子(7)に出力される。該出力端子(7)に出力された
再生信号は可変抵抗器(11)によってレベルを調整され
た後ライン増幅回路(12)に入力される。該ライン増幅
回路(12)に入力された再生信号は、増幅された後側路
されることなく出力端子(13)に出力される。従って、
使用者は第1テープレコーダーによって再生された信号
を聴取することが出来る。また、第1テープレコーダー
の再生動作が行なわれているとき制御回路(18)の表示
用出力端子(21)にHレベルの信号が出力されているた
め発光ダイオード(26)が点灯状態にあり、使用者は第
1テープレコーダーの再生動作が行なわれていることを
認知することが出来る。第1テープレコーダーが再生動
作状態にあるとき第1テープレコーダーの停止操作をす
ると第1停止用スイッチ(15)が閉成され制御回路(1
8)に停止のための切換信号が入力される。前記制御回
路(18)に停止のための切換信号が入力されると第1ミ
ューティング用出力端子(20)にHレベルの信号が出力
されると共に第1再生用切換信号出力端子(19)に出力
されていたHレベルの信号がLレベルに反転し、その後
表示用出力端子(21)に出力されていたHレベルの信号
がLレベルに反転する。前記第1ミューティング用出力
端子(20)にHレベルの信号が出力されると第1トラン
ジスター(32)がバイアスされて導通状態になるため前
述したように制御トランジスター(30)及びミューティ
ング用トランジスター(28)がバイアスされて導通状態
になる。また前記第1再生用切換信号出力端子(19)に
出力されていたHレベルの信号がLレベルに反転すると
第1再生切換回路(24)が不動作状態に復帰し第1テー
プレコーダーは停止状態に切換えられる。そして、この
ときスイッチ回路(8)の制御端子(10)にLレベルの
信号が印加された状態になるため該スイッチ回路(8)
の切換動作が行なわれるが、ミューティング用トランジ
スター(28)が導通状態にあるため雑音信号が出力端子
(13)に出力されることはない。斯かる動作が行なわれ
た後表示用出力端子(21)の出力信号がHレベルよりL
レベルに反転し発光ダイオード(26)が非点灯状態にな
る。
以上の如く第1テープレコーダーの再生動作及び停止動
作は行なわれるが次に第2テープレコーダーの再生動作
について説明する。第1テープレコーダー及び第2テー
プレコーダーが停止状態にあるとき第2テープレコーダ
ーの再生操作をすると第2再生用スイッチ(16)が閉成
され制御回路(18)に切換信号が入力される。前記制御
回路(18)に第2再生用スイッチ(10)の閉成によって
切換信号が入力されると第2再生用切換信号出力端子
(22)にHレベルの信号が出力されると共に所定時間後
に第2ミューティング用出力端子(23)に出力されてい
たHレベルの信号がLレベルに反転する。前記第2再生
用切換信号出力端子(22)にHレベルの信号が出力され
ると第2再生切換回路(25)が動作状態になり、第2テ
ープレコーダーを再生動作状態にせしめる。また、斯か
る状態にあるときスイッチ回路(8)の制御端子(10)
にはLレベルの信号が印加された状態にあるため、スイ
ッチ(9)は第2磁気ヘッド(2)からの再生信号を再
生用増幅回路(6)に導く状態にある。このようにして
第2テープレコーダーの再生動作状態が構成されるが、
斯かる切換動作が行なわれている間第2ミューティング
用出力端子(23)にHレベルの信号が出力され前記ミュ
ーティング用トランジスター(28)が導通状態に保持さ
れているため切換動作に伴なって発生する雑音信号が出
力端子(13)に出力されることはない。そして、所定時
間経過すると第2ミューティング用出力端子(23)に出
力されていたHレベルの信号がLレベルに反転するため
第2トランジスター(35)が非導通状態に反転する。前
記第2トランジスター(35)が非導通状態に反転すると
制御トランジスタ(30)のベースバイアスが断たれ、該
制御トランジスター(30)が非導通状態に反転するた
め、ミューティング用トランジスター(28)は非導通状
態にせしめられる。このようにして第2テープレコーダ
ーの再生動作状態が構成され、第2テープレコーダーに
装着されている磁気テープに記録されている信号が第2
磁気ヘッド(2)によって再生される。該第2磁気ヘッ
ド(2)によって再生された信号はスイッチ(9)を通
して再生用増幅回路(6)に入力されて増幅されるた
め、該再生信号は前述したようにライン増幅回路(12)
により更に増幅された後出力端子(13)に出力される。
従って、使用者は第2テープレコーダーによって再生さ
れた信号を聴取することが出来る。第2テープレコーダ
ーが再生動作状態にあるときに第2テープレコーダーの
停止操作をすると第2停止用スイッチ(17)が閉成され
制御回路(18)に停止のための切換信号が入力される。
前記制御回路(18)に停止のための切換信号が入力され
ると第2ミューティング用出力端子(23)にHレベルの
信号が出力されると共に第2再生用切換信号出力端子
(22)に出力されていたHレベルの信号がLレベルに反
転する。前記第2ミューティング用出力端子(23)にH
レベルの信号が出力されると第2トランジスター(35)
がバイアスされて導通状態になるため前述したように制
御トランジスター(30)及びミューティング用トランジ
スター(28)がバイアスされて導通状態になる。また前
記第2再生用切換信号出力端子(22)に出力されていた
Hレベルの信号がLレベルに反転すると第2再生切換回
路(25)が不動作状態に復帰し第2テープレコーダーは
停止状態に切換えられる。そして、斯かる切換動作が行
なわれるとき前記ミューティング用トランジスター(2
8)が導通状態にあるため雑音信号が出力端子(13)に
出力されることはない。
第1テープレコーダーと第2テープレコーダーの中で一
方のテープレコーダーのみを動作させた場合の動作は以
上の如く行われるが、次に2つのテープレコーダーの再
生動作を同時に行なう場合について説明する。まず、第
1テープレコーダーが再生動作状態にあるときに第2テ
ープレコーダーの再生操作を行なった場合について説明
する。第1テープレコーダーが再生動作状態にあるとき
には制御回路(18)の第1再生用切換信号出力端子(1
9)にHレベルの信号が出力された状態にあり、第1磁
気ヘッド(1)によって再生される信号が再生用増幅回
路(6)に入力される状態にある。斯かる状態にあると
きに第2テープレコーダーの再生操作をすると制御回路
(18)の第2再生用切換信号出力端子(22)にHレベル
の信号が出力されると共に第2ミューティング用出力端
子(23)に出力されていたHレベルの信号が所定時間後
にLレベルに反転する。前記第2再生用切換信号出力端
子(22)にHレベルの信号が出力されると前述したよう
に第2再生切換回路(25)が動作状態になり、第2テー
プレコーダーを再生動作状態にする。しかしながらスイ
ッチ回路(8)の働きによって再生用増幅回路(6)に
第1磁気ヘッド(1)からの再生信号が入力される状態
にあるため、第1テープレコーダーの再生信号が出力端
子(13)に出力されることになり第2テープレコーダー
の再生信号が聴取されることはない。そして、斯かる動
作が行なわれたときスイッチ回路(8)の切換動作は行
なわれないため、雑音信号が発生することはない。斯か
る状態にあるときに第2テープレコーダーの停止操作を
すると制御回路(18)の第2再生用切換信号出力端子
(22)に出力されていたHレベルの信号がLレベルに反
転すると共に第2ミューティング用出力端子(23)にH
レベルの信号が出力される。前記第2再生用切換信号出
力端子(22)の出力信号がLレベルになると第2再生切
換回路(25)が不動作状態になり第2テープレコーダー
は停止状態になる。このように第1テープレコーダーが
再生動作状態にあるときに第2テープレコーダーの再生
操作及び停止操作を行なっても第1テープレコーダーの
再生動作に対して何等作用することはない。
以上の如く第1テープレコーダーが再生状態にあるとき
に第2テープレコーダーの再生操作及び停止操作を行な
った場合の動作は行なわれるが、次に第2テープレコー
ダーが再生動作状態にあるときに第1テープレコーダー
の再生操作及び停止操作を行なった場合の動作について
説明する。第1テープレコーダーが停止状態にあり、第
2テープレコーダーが再生動作状態にあるときには第1
再生用切換信号出力端子(19)、表示用出力端子(21)
及び第2ミューティング用出力端子(23)にLレベルの
信号が出力され、第1ミューティング用出力端子(20)
及び第2再生用切換信号出力端子(22)にHレベルの信
号が出力された状態にある。斯かる状態にあるときに第
1テープレコーダーの再生操作をすると第1再生用切換
信号出力端子(19)及び表示用出力端子(21)にHレベ
ルの信号が出力されると共に所定時間後に第1ミューテ
ィング用出力端子(20)に出力されていたHレベルの信
号がLレベルに反転する。前記表示用出力端子(21)の
Hレベルの信号が出力されると発光ダイオード(26)、
ダイオード(38)及び抵抗(36)を通して第2トランジ
スター(35)のベースにバイアス電流が流れ該第2トラ
ンジスター(35)は導通状態に反転する。前記第2トラ
ンジスター(35)が導通状態になると第1トランジスタ
ー(32)のベースが所定時間バイアスされた状態にある
ため制御トランジスター(30)及びミューティング用ト
ランジスター(28)がバイアスされてその間導通状態に
なる。また、前記第1再生用切換信号出力端子(19)に
Hレベルの信号が出力されると前述したように第1再生
切換回路(24)が動作状態になると共にスイッチ回路
(8)による切換動作が行なわれて第1磁気ヘッド
(1)によって再生される信号が再生用増幅回路(6)
に入力される状態になる。斯かる切換動作が行なわれる
結果、出力端子(13)には第2テープレコーダーからの
再生信号に代って第1テープレコーダーからの再生信号
が出力されることになり、第1テープレコーダーの再生
動作信号を聴取することになる。そして、前記スイッチ
回路(8)の切換動作が行なわれるときミューティング
用トランジスター(28)が導通状態にあるため、切換に
伴なう雑音信号が出力端子(13)に出力されることはな
い。第2テープレコーダーが再生動作状態にあるときに
第1テープレコーダーの再生操作をした場合の動作は前
述したように行なわれるが、次に斯かる再生動作状態に
あるとき第1テープレコーダーの停止操作を行なった場
合の動作について説明する。第1テープレコーダーの停
止操作をすると第1ミューティング用出力端子(20)に
Hレベルの信号が出力されると共に第1再生用切換信号
出力端子(19)に出力されていたHレベルの信号がLレ
ベルに反転し、その後表示用出力端子(21)に出力され
ていたHレベルの信号がLレベルに反転する。前記第1
ミューティング用出力端子(20)にHレベルの信号が出
力されると第1トランジスター(32)がバイアスされる
ため、第1トランジスター(32)及び第2トランジスタ
ー(35)が導通状態になり、制御トランジスター(30)
及びミューティング用トランジスター(28)が導通状態
にせしめられる。前記第1再生用切換信号出力端子(1
9)に出力されていたHレベルの信号がLレベルに反転
すると第1再生切換回路(24)の不動作状態への復帰に
よって第1テープレコーダーが停止状態に切換えられる
と共にスイッチ回路(8)によるスイッチ(9)の切換
動作が行なわれ第2磁気ヘッド(2)によって再生され
る信号が再生用増幅回路(6)に入力される状態にな
る。そして、斯かる切換動作が行なわれるとき前記ミュ
ーティング用トランジスター(28)が導通状態にあるた
め切換に伴なう雑音信号が出力端子(13)に出力される
ことはない。斯かる動作が行なわれた後表示用出力端子
(21)に出力されていたHレベルの信号がLレベルにな
るため第2トランジスター(35)の非導通状態への反転
に伴なってミューティング用トランジスター(28)が非
導通状態になる。従って、第2磁気ヘッド(2)によっ
て再生される信号即ち第2テープレコーダーの再生信号
が出力端子(13)に出力されることになり、第2テープ
レコーダーの再生信号を聴取することになる。
尚、本実施例ではライン増幅回路(12)の出力側にミュ
ーティング回路を設けたが入力側に設けることも出来
る。また、ミューティング用トランジスター(28)、制
御トランジスター(30)、第1トランジスター(32)及
び第2トランジスター(35)によってミューティング回
路を構成したが、その他の回路構成にすることも可能で
ある。
(ト)考案の効果 本考案は、第1テープレコーダー及び第2テープレコー
ダーが組込まれているテープレコーダーにおいて、第2
テープレコーダーが再生動作状態にあるとき第1テープ
レコーダーの再生動作状態への切換及び両テープレコー
ダーが再生動作状態にあるとき第1テープレコーダーの
再生動作状態より停止状態への切換が行なわれたとき、
第1磁気ヘッド及び第2磁気ヘッドにより再生される信
号を選択的に再生用増幅回路に導くスイッチ回路の切換
動作時発生する雑音信号をミューティング回路によって
抑えるようにしたので、大出力を有する増幅器に接続さ
れて使用されるテープデッキと呼ばれるダブルテープレ
コーダーに実施した場合に非常に大きな効果を奏するも
のである。
そして、本考案は、第1テープレコーダーが再生動作状
態にあることを表示するべく設けられている表示素子を
駆動する駆動信号により第2テープレコーダーが再生動
作状態にあるにもかかわらずミューティング回路を動作
状態にせしめるようにしたので、即ちミューティング動
作とは関係しない表示動作のための信号を利用してミュ
ーティング動作を制御するようにしたので、簡単な構成
によってダブルテープレコーダーにおけるミューティン
グ動作を行なうことが出来、本考案の実用的価値は、非
常に高いものである。
【図面の簡単な説明】
図示した回路は、本考案のミューティング回路の一実施
例である。 主な図番の説明 (1)……第1磁気ヘッド、(2)……第2磁気ヘッ
ド、(3)……テープレコーダー回路、(6)……再生
用増幅回路、(8)……スイッチ回路、(10)……制御
端子、(12)……ライン増幅回路、(18)……制御回
路、(19)……第1再生用切換信号出力端子、(20)…
…第1ミューティング用出力端子、(21)……表示用出
力端子、(22)……第2再生用切換信号出力端子、(2
3)……第2ミューティング用出力端子、(24)……第
1再生切換回路、(25)……第2再生切換回路、(28)
……ミューティング用トランジスター、(30)……制御
トランジスター、(32)……第1トランジスター、(3
5)……第2トランジスター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一のキャビネット内に少なくとも再生機
    能を有する第1及び第2のテープレコーダーが組込まれ
    ているテープレコーダーにおいて、第1テープレコーダ
    ーに組込まれていると共に再生動作を行なう第1磁気ヘ
    ッドと、第2テープレコーダーに組込まれていると共に
    再生動作を行なう第2磁気ヘッドと、前記第1磁気ヘッ
    ド又は第2磁気ヘッドにより再生された信号が入力され
    ると共に該信号を増幅する再生用増幅回路と、該再生用
    増幅回路の入力信号路に設けられていると共に第1テー
    プレコーダー及び第2テープレコーダーの再生操作に応
    じて第1磁気ヘッド及び第2磁気ヘッドより出力される
    再生信号を該再生用増幅回路に導き、且つ第1テープレ
    コーダー及び第2テープレコーダーが共に再生状態にあ
    るとき第1磁気ヘッドより出力される再生信号を優先し
    て前記再生用増幅回路に導くスイッチ回路と、前記再生
    用増幅回路により増幅された信号が流れる信号伝送路と
    接地間に設けられていると共に動作状態にあるとき該信
    号伝送路を流れる信号を側路せしめるミューティング回
    路と、第1テープレコーダーの再生操作が行なわれたと
    き前記スイッチ回路を第1磁気ヘッドからの再生信号を
    再生用増幅回路に導く状態にする切換信号を出力すると
    共に第1テープレコーダーの再生動作が行なわれている
    ことを表示する表示素子を駆動する駆動信号を出力し、
    且つ第1テープレコーダー及び第2テープレコーダーが
    停止状態にあるとき前記ミューティング回路を動作状態
    にする信号を出力する制御回路とより成り、第2テープ
    レコーダーが再生動作状態にあるとき第1テープレコー
    ダーの再生動作状態への切換及び両テープレコーダーが
    再生動作状態にあるとき第1テープレコーダーの再生動
    作状態より停止状態への切換に伴なう前記スイッチ回路
    の切換動作時前記制御回路より出力され前記表示素子を
    駆動する駆動信号により第2テープレコーダーが再生動
    作状態にあるにもかかわらず前記ミューティング回路を
    動作状態にせしめるようにしたことを特徴とするテープ
    レコーダーのミューティング回路。
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