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JPH075432A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JPH075432A
JPH075432A JP15625193A JP15625193A JPH075432A JP H075432 A JPH075432 A JP H075432A JP 15625193 A JP15625193 A JP 15625193A JP 15625193 A JP15625193 A JP 15625193A JP H075432 A JPH075432 A JP H075432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
liquid crystal
pixel
electrode
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15625193A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Shito
勇 市東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KEIBUNSHIYA KK
Original Assignee
KEIBUNSHIYA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KEIBUNSHIYA KK filed Critical KEIBUNSHIYA KK
Priority to JP15625193A priority Critical patent/JPH075432A/ja
Publication of JPH075432A publication Critical patent/JPH075432A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強誘電性液晶で階調表示する際に、液晶駆動
用のデータ信号を少なくして、外部回路を簡略化すると
ともに、画面のチラツキを少なくする。 【構成】 ガラス基板2、3の内側には、透明電極から
なる垂直電極4a、4b、5a、5bと水平電極6
(7)とがマトリクス状に交差するように形成されてい
る。各画素、例えば、画素4は、面積の異なる垂直電極
4a、4bから構成されており、その面積比が1:2で
構成されている。階調表示する場合は、図示しない駆動
回路から垂直電極と水平電極に対して、各画素で表示す
る階調に応じた面積の電極を選択的にON/OFF駆動
させるとともに、電極の選択による面積比だけでは表示
できない階調については、何れか1つの画素を所定の反
転周期で点滅駆動させて光の平均透過率を可変として階
調表示するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関し、
詳細には、強誘電性を示す液晶組成物を用いて階調表示
を行う液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化に伴って、
CRT(Cathode Ray Tube) に代わるディスプレイとし
て液晶表示装置(LCD:Liquid Cristal Display) が
注目されている。このLCDは、CRTに比べて消費電
力が非常に少なく、小型化できるという利点がある。
【0003】このLCDは、液晶自体に色を持たないこ
とや、自ら発光しないため、当初、白と青や白と黒のよ
うに2値表示のみを行うものであった。
【0004】ところが、情報量の増加に伴って、写真等
の中間調も鮮明に描き出すことができるLCDが要請さ
れている。そこで、現在では、例えば、ガラス基板上に
アモルファスシリコンやポリシリコンなどの半導体層を
有する薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transist
er) が形成され、液晶にかかる電界値を制御することに
より、光の透過量が制御されて、中間調を表示するもの
があった。
【0005】また、単純マトリックスを使った液晶表示
装置の場合は、電極の各交点に異なった電圧値をかける
ことにより、中間調表示を実現している。
【0006】しかし、上記したTFTで中間調表示を実
現しようとすると、コスト高が問題となり、また、上記
した単純マトリックスで中間調表示を実現しようとする
と、コントラストや視野角の劣化が問題となる。
【0007】このため、最近では、視野角やコントラス
トの点でアクティブマトリックス型の表示装置と同程度
の表示性能を持つとともに、単純マトリックスで画面構
成することが可能な、低コスト化できる強誘電性液晶表
示装置が注目を集めている。ところが、この強誘電性液
晶表示装置は、自発分極を示すことからメモリ特性を有
する反面、液晶に電界を掛けた場合に、液晶分子の配向
状態が光透過状態と光遮断状態の2つの態様しかとりえ
ず、2値表示は可能であっても中間調を表示することが
非常に困難であった。
【0008】そこで、従来の強誘電性液晶表示装置で
は、例えば、各画素を面積的に分割(面積比を1:
2:4の割合)した電極を用いて、駆動する電極の組み
合わせを変えることにより、8階調表示を行っている。
また、各画素を一対の対向電極で構成し、その電極を
時分割駆動させる。例えば、動画表示であれば1秒間に
30画面を表示させるような場合、さらに、1画面毎に
各画素を複数回書き換える際に、各画素を表示階調に合
わせて点滅動作させることにより、光の平均透過率を変
化させて階調表示するものなどがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置にあっては、上記の従来例の
場合、面積比の異なる電極を1画素につき3種類以上用
意しなくてはならないため、外部回路との接続が複雑と
なり、信頼性が低下するとともに、これらの電極を駆動
する際に、1つの単位画素につき3個以上のデータ信号
を加えなければならず、外部回路が非常に複雑になると
いう問題があった。
【0010】また、上記の従来例の場合は、各画素の
電極を各画素が表示する階調に応じて高速にON/OF
F動作させ、光の平均透過率を可変させることにより、
階調表示を行っている。このON/OFF動作速度は、
高速に点滅を繰り返しているため、人間の目の残像現象
を利用して、フリッカと称される画面のチラツキをある
程度目立たなくすることができる。しかし、上記従来例
の場合は、高速ではあるが、全ての画素で点滅動作が
繰り返されるため、フリッカが気になってしまうという
問題があった。
【0011】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたものであり、強誘電性液晶を用いて階調表示を行う
場合に、液晶を駆動するデータ信号をできるだけ少なく
して外部回路を簡略化するとともに、フリッカの少な
い、適正な階調表示が行える液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶表示
装置は、一対の平行基板の内側に対向配置され、強誘電
性を示す液晶組成物に電界を加える電極と、該電極に駆
動信号を印加して前記基板間に設けられた液晶組成物の
分子配向を変える液晶駆動回路とを備えた液晶表示装置
において、液晶表示面を構成する各画素が面積の異なる
複数の電極で構成され、前記駆動制御回路は、前記各画
素毎に表示する画像信号の階調に対応した面積の電極を
選択して駆動するとともに、該駆動電極の選択だけでは
表示不可能な中間調を表示する場合にのみ、複数の電極
の何れか1つを点滅駆動させて所望の階調を表示するこ
とにより、上記目的を達成している。
【0013】この場合、前記各画素は、例えば、請求項
2に記載するように、面積比が1:2の割合からなる2
つの対向電極で構成されることにより、上記目的を達成
している。
【0014】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記点滅駆動させる電極は、反転駆動周期が30H
z以上で駆動するように構成されていてもよい。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、液晶表示面を構成す
る各画素が面積の異なる複数の電極で構成され、駆動制
御回路によって、各画素毎に表示する階調に応じた面積
の電極を選択して駆動するとともに、駆動電極を選択す
るだけでは表現不可能な中間調を表示する場合にのみ、
複数の電極の何れか1つを点滅駆動させて所望の階調を
表示するようにしている。このため、少ない分割電極数
で各画素を構成することが可能となり、液晶を駆動する
データ信号が少なくなり、外部回路が簡略化できるとと
もに、何れか1つの電極を点滅させることによって光の
透過率を調節して、より細分化された階調表示すること
ができる。従って、基本的には電極を選択駆動すること
により階調表示を行い、補助的に画素を構成する何れか
1つの電極を点滅駆動させることにより、その中間の階
調を表示することができるので、点滅する画素面積が少
なくなり、フリッカを目立たなくすることができる。請
求項2記載の発明では、各画素を1:2の面積比からな
る2つの電極で構成したため、その電極を選択駆動する
際のデータ信号が従来例に比べて少なくて済む上、1つ
の画素の全透過状態を「3」とした場合、各電極を選択
することで透過状態の面積を「2」、「1」、「0」に
することができ、駆動する電極の選択により、4つの階
調を表示することができる。そして、本発明では、さら
に、この4階調のそれぞれの間の階調表示を行う場合
も、何れか1つの電極を所定の割合で点滅駆動させるこ
とにより、光の透過率を可変し、容易に階調数を増やす
ことができる(例えば、7階調)。このように、本発明
は電極を点滅させて階調表示する必要がある場合にの
み、1画素中の何れか1つの電極を点滅させるだけで、
従来例のように画素全体を点滅駆動するのではないた
め、フリッカを一層目立たなくすることができる。
【0016】請求項3記載の発明では、例えば、電極を
点滅駆動させる場合の電極の反転駆動周期を30Hz以
上となるようにしたため、人間の目の残像現象を利用し
て、電極を点滅させる際のフリッカを目立たなくするこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0018】図1〜図7は、本発明の液晶表示装置を説
明する図である。
【0019】まず、構成を説明する。
【0020】図1は、本実施例の液晶表示装置の液晶セ
ルの断面図である。
【0021】図1において、液晶セル1は、低アルカリ
のソーダガラス等により形成された長方形の一対のガラ
ス基板2、3を有し、そのガラス基板2とガラス基板3
とは、所定間隔をおいて対向配置されている。このガラ
ス基板2とガラス基板3の相対向する内側面には、IT
O(Indium Tin Oxide) 膜により透明電極(例えば、垂
直電極が640本、水平電極が480本)がフォトリソ
グラフィ技術を用いて所定の形状にパターニング形成さ
れる。図1に示すように、ガラス基板2の表面に1つの
画素4が垂直電極4aと垂直電極4bとで構成され、他
の隣接する画素5が垂直電極5aと垂直電極5bとで構
成されている。そして、ここでは、垂直電極4a、5a
と垂直電極4b、5bとの電極幅が1:2の割合で形成
されている。また、もう一方のガラス基板3の表面に
は、垂直電極と同じITO膜により画素幅の水平電極6
(7)が等間隔に配置形成されている。
【0022】そして、このようにして、透明電極が形成
されたガラス基板2とガラス基板3とを透明電極同士が
対向した状態で交差させて、単純マトリクスの液晶セル
1を構成している。
【0023】図2は、垂直電極と水平電極とが交差した
状態を平面方向から見た図である。図2に示すように、
例えば、画素4は、垂直電極4aと水平電極6とが交差
したハッチングで示すA領域と、垂直電極4bと水平電
極6とが交差したB領域とで分割構成されている。この
A領域とB領域とは、垂直電極と水平電極とが液晶層を
挟んで対向配置されている領域であり、所定の垂直電極
と水平電極とに対して選択的に電界を加えることにより
(ON状態)、所定画素のA領域あるいはB領域の液晶
の配向を変化させ、ON制御された領域を光透過状態と
し、OFF制御された領域を光遮光状態とすることがで
きる。
【0024】再び、図1に戻って、それぞれのガラス基
板2、3の透明電極上には、ポリイミド樹脂からなる配
向膜8、9を、例えば、オフセット法を用いて形成した
後、焼成する。
【0025】次いで、上記配向膜8をラビング法を用い
て配向膜8の表面に微細な溝を一定方向に形成すること
により、液晶分子を所定方向に配向させるものである。
【0026】次いで、ガラス基板3の外周端部にエポキ
シ樹脂接着剤をスクリーン法により印刷形成してシール
材10とし、その後、ガラス基板3の配向膜9上で、シ
ール材の内側に、直径3μmのスペーサ11となるポリ
スチレン粒子を350個/mm2 程度になるように均等
に散布する。
【0027】次いで、上記のように形成されたガラス基
板2及びガラス基板3を図1のように重ね合わせて、基
板の上下方向から2.5Kg/cm2 の圧力でプレスし
ながら150℃で40分間そのままにし、シール材10
のエポキシ樹脂接着材を熱硬化させて、液晶セル1を形
成する。
【0028】次いで、真空法を用いた液晶の注入工程に
より、強誘電性液晶組成物12を図示しない液晶注入口
から注入した後、UV硬化樹脂を使って注入口を閉塞す
る。そして、ガラス基板2、3の外側には、偏光板1
3、14をクロスニコル状態で貼付し、図1に示すよう
な液晶表示装置が得られる。
【0029】図3は、本実施例の液晶表示装置の駆動回
路の一例を示すブロック図である。図3に示すように、
液晶表示装置15は、液晶表示パネル16、その液晶表
示パネル16の垂直電極及び水平電極を駆動してドット
マトリックス表示を行う駆動回路17、18、画像信号
に基づいて各画素を階調表示するように、各画素の電極
の選択と電極を点滅駆動させる場合のON/OFF制御
信号に変換して、前記駆動回路17、18を駆動させる
ための液晶コントローラ19、その液晶コントローラ1
9に画像信号を送信するCPU20、及び上記各部を駆
動させるための電力を供給する駆動用電源21から構成
されている。
【0030】図4は、本実施例の液晶表示装置の駆動動
作を説明する図であり、その(a)は平面図、(b)は
(a)のb−b線断面図である。
【0031】同図(a)に示すように、液晶表示パネル
16を駆動する場合は、走査電極である垂直電極側を順
次走査し、走査を行った垂直電極上の各画素に対応する
各信号電圧を一斉に水平電極側から印加する線順次走査
を用いている。
【0032】図5は、図4の各画素に印加される駆動電
圧波形を示す図である。
【0033】図5(a)及び(b)には、走査電極(垂
直電極)側からはVX1、信号電極(水平電極)側からは
Y1の電圧波形がそれぞれ印加された状態を示してい
る。この全ての垂直電極を1回走査するのに必要な時間
は、1フィールドと称される。そして、図5(c)の電
圧波形は、垂直電極と水平電極の電圧波形を足し合わせ
たもので(V1 +V2 )、その垂直電極と水平電極の交
差する画素をONする場合の印加電圧波形である。
【0034】また、図5(d)の電圧波形は、垂直電極
の電圧波形から水平電極の電圧波形を引いたもので(V
1 −V2 )、その垂直電極と水平電極の交差する画素を
OFFする場合の印加電圧波形である。
【0035】そこで、例えば、図4に示すように、VX1
とVY1に画素をON制御する場合の電圧波形を印加する
ことによって、図4中で垂直電極と水平電極とが交差し
ているハッチングで示した画素を光透過状態とする。ま
た、同様にVX1とVY1に画素をOFF制御する場合の電
圧波形を印加することによって、図4中のハッチングで
示した画素を光遮光状態とすることができる。
【0036】本実施例では、図4に詳細に図示していな
いが、図1に示すように、垂直電極が1画素について面
積比の異なる2つの電極で構成されており、それぞれの
電極について上記したON/OFF制御信号が印加され
ることにより、画素を選択的に駆動するものである。
【0037】なお、上記した液晶の駆動電極は、直流電
圧を印加すると電気化学反応が起きるので、液晶駆動さ
せる場合は、上記したように必ず交流電圧波形が用いら
れる。このため、波形の極性反転を行って、直流成分の
低減化を図っている。
【0038】このように、ドットマトリックスの各画素
においては、上記したON/OFF制御を行うことによ
り、所定の画素のA領域あるいはB領域の選択的な駆動
と、所定の反転周期で点滅駆動させることができる。
【0039】本実施例において動画を表示する場合は、
1秒間に30画面を表示させるとともに、各画面の表示
中に4回の書換え動作を行うようにしたため、1秒間に
120回の書換え動作が行われることになる。
【0040】図6は、各画素において階調表示を行う場
合の各電極毎の具体的な駆動制御状態を示す図である。
【0041】本実施例では1画素を構成する各電極のA
領域とB領域との面積比が1:2の割合で構成されてい
るため、各電極を選択的に駆動するだけで、図6に示す
階調レベル「1」、「3」、「5」、「7」の4つの階
調を表示することができる。すなわち、階調レベル
「1」では、A領域、B領域ともOFF制御状態で、光
の透過率が0%となる。
【0042】階調レベル「3」では、A領域がON制御
され、B領域がOFF制御されており、これらの面積比
から光の透過率が33.3%となる。
【0043】階調レベル「5」では、A領域がOFF制
御され、B領域がON制御されており、これらの面積比
から光の透過率が66.7%となる。
【0044】階調レベル「7」では、A領域、B領域と
もON制御されるので、光の透過率は100%となる。
【0045】また、各画素を構成する何れか一方の電極
を点滅駆動させることにより、図6に示す階調レベルで
いう、「2」、「4」、「6」の3つの階調を表示する
ことが可能となり、合計7階調を表示することができ
る。
【0046】すなわち、階調レベル「2」では、A領域
を各画面で4回書換える間に2回だけON制御が行われ
るので、A領域において50%の平均透過率が得られ、
B領域がOFF制御されているので、1画素における平
均透過率が16.7%となる。
【0047】階調レベル「4」では、A領域がOFF制
御され、B領域が各画面で4回書換える間に3回だけO
N制御が行われ、B領域において75%の平均透過率が
得られるので、1画素における平均透過率が50%とな
る。
【0048】階調レベル「6」では、A領域を各画面で
4回書換える間に2回だけON制御が行われるので、A
領域において50%の平均透過率が得られるとともに、
B領域がON制御されるので、1画素における平均透過
率が83.3%となる。
【0049】もちろん、表示可能な階調数は、上記した
7階調に限定されるものではなく、点滅駆動させる電極
の反転周期を短くして、書換え回数を増やすことによ
り、さらに、表示可能な階調数を増加させることができ
る。
【0050】このように、本実施例の液晶表示装置は、
1画素を面積比の異なる2つの電極で構成しているた
め、電極を駆動するデータ信号を従来例よりも少なくす
ることが可能となり、外部回路を簡略化することができ
る。また、上記した面積比の異なる電極を選択するだけ
では表示できない中間の階調表示については、2つの電
極の何れか一方のみを点滅駆動させることにより、一部
の画素の一部分だけを点滅させるだけで済むので、一層
フリッカの目立ち難い液晶表示装置とすることができ
る。
【0051】従って、1画素を面積比の異なる複数電極
で構成し、電極を選択するだけでは表示できない階調レ
ベルについては、電極を時分割駆動させて多数の階調表
示を可能にするとともに、点滅する電極を複数の電極の
何れか1つに限定することにより、点滅駆動する画素面
積を少なくして、フリッカを目立たなくしている。ま
た、本実施例では、単純マトリクス方式を用いて強誘電
性液晶を駆動しているので、構造が簡単で、安価に製造
することが可能である。
【0052】図7は、他の実施例に係るマイクロカラー
フィルタを用いた液晶表示装置の概略構成図であり、そ
の(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線断面図で
ある。図7に示すように、ここでは、強誘電性の液晶組
成物を用いた階調表示可能な液晶表示装置をマイクロカ
ラーフィルタを用いてカラー化を図ったものである。図
7(b)に示すように、液晶セル22の構造は、上下に
ガラス基板23、24が対向配置され、そのガラス基板
23、24の内側には、水平電極25及び垂直電極26
が形成され、垂直電極26上には、各画素毎にR
(赤)、G(緑)、B(青)のマイクロカラーフィルタ
からなる着色層27が形成されている。このため、3画
素分のマトリックスの交点を利用して、1つの絵素が構
成されている。そして、上記したように、図7中には、
詳細に図示していないが、走査電極である垂直電極26
は、上記図2に示すように1画素が1:2の面積比を持
った2種類の電極で構成されており、上記した実施例と
同様に、2つの電極を選択的に駆動したり、その電極の
選択だけでは階調表示できない場合に、電極の何れか一
方を点滅駆動させてフリッカをできるだけ目立たないよ
うに階調表示を行っている。この実施例では、R、G、
Bのそれぞれについて、7階調表示することが可能であ
る。
【0053】このように、強誘電性の液晶組成物を用い
て液晶表示装置を構成した場合に、階調表示が可能であ
るとともに、R、G、Bのカラーフィルタを用いて情報
量の多いカラー画像表示を実現することができる。
【0054】なお、上記実施例では、電極構成とその液
晶の駆動方式に関して、単純マトリックス方式を用いて
説明したが、これに限定されるものではなく、アクティ
ブマトリクス方式等の他の駆動方式を採用して実施する
ことも可能である。
【0055】また、1画素を構成する分割された複数の
電極の面積比は、上記実施例では1:2としたが、これ
に限定されず、それ以外の面積比を採用しても良く、さ
らに、2分割の場合だけでなく、表示する階調数に応じ
て3分割あるいは4分割以上とすることもできる。この
場合、単に面積比だけで階調表示する場合と異なり、所
定の電極を点滅駆動させて階調表示する時分割方式を併
用するため、容易に多階調表示を行うことが可能とな
る。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の液晶表示装置によれば、
各画素が面積の異なる複数の電極で構成されており、駆
動制御回路で各画素で表示する階調に応じた面積の電極
を選択駆動するとともに、駆動電極の選択だけでは表示
できない中間の階調を表示する場合にのみ、補助的に何
れか1つの電極を点滅駆動させて所望の階調を表示する
よう制御する。このため、少ない分割電極数で各画素を
構成することが可能となり、駆動データ信号が少なくな
って、外部回路が簡略化できるとともに、補助的に何れ
か1つの電極を点滅させて、より細分化された中間階調
を表示するので、多階調表示が可能となり、その場合に
点滅させる画素面積が少なくて済むことから、画面がチ
ラツク等のフリッカを目立たなくすることができる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、例えば、各
画素を構成する電極の面積比が1:2の割合からなる2
つの電極で構成されているので、電極を選択駆動する際
のデータ信号が従来例よりも少なくすることができ、外
部回路を簡略化することができる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、点滅駆動す
る場合の電極の反転駆動周期を30Hz以上になるよう
に駆動するので、人間の目の残像現象により、所定の電
極の点滅動作を感じ難くして、フリッカを目立たないよ
うにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の液晶表示装置の液晶セルの断面図で
ある。
【図2】垂直電極と水平電極とが交差した状態を平面方
向から見た図である。
【図3】本実施例の液晶表示装置の駆動回路の一例を示
すブロック図である。
【図4】本実施例の液晶表示装置の駆動動作を説明する
図である。
【図5】図4の各画素に印加される駆動電圧波形を示す
図である。
【図6】各画素において階調表示を行う場合の各電極毎
の具体的な駆動制御状態を示す図である。
【図7】他の実施例に係るマイクロカラーフィルタを用
いた液晶表示装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 液晶セル 2、3 ガラス基板 4、5 画素 4a、4b、5a、5b 垂直電極 6、7 水平電極 8、9 配向膜 10 シール材 11 スペーサ 15 液晶表示装置 16 液晶表示パネル 17、18 駆動回路 19 液晶コントローラ 20 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の平行基板の内側に対向配置され、強
    誘電性を示す液晶組成物に電界を加える電極と、該電極
    に駆動信号を印加して前記基板間に設けられた液晶組成
    物の分子配向を変える液晶駆動回路とを備えた液晶表示
    装置において、 液晶表示面を構成する各画素が面積の異なる複数の電極
    で構成され、 前記駆動制御回路は、前記各画素毎に表示する画像信号
    の階調に対応した面積の電極を選択して駆動するととも
    に、該駆動電極の選択だけでは表示不可能な中間調を表
    示する場合にのみ、複数の電極の何れか1つを点滅駆動
    させて所望の階調を表示するようにしたことを特徴とす
    る液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記各画素は、 面積比が1:2の割合からなる2つの対向電極で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】前記点滅駆動させる電極は、 反転駆動周期が30Hz以上としたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の液晶表示装置。
JP15625193A 1993-06-01 1993-06-01 液晶表示装置 Pending JPH075432A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15625193A JPH075432A (ja) 1993-06-01 1993-06-01 液晶表示装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6094184A (en) * 1997-04-02 2000-07-25 Sharp Kabushiki Kaisha Driving method and driving circuit for ferroelectric liquid crystal display element
US6961040B2 (en) 2001-04-19 2005-11-01 Eizo Nanao Corporation Two-dimensional monochrome bit face display

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