JPH075105Y2 - コンテナクレーン - Google Patents
コンテナクレーンInfo
- Publication number
- JPH075105Y2 JPH075105Y2 JP1988016362U JP1636288U JPH075105Y2 JP H075105 Y2 JPH075105 Y2 JP H075105Y2 JP 1988016362 U JP1988016362 U JP 1988016362U JP 1636288 U JP1636288 U JP 1636288U JP H075105 Y2 JPH075105 Y2 JP H075105Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- container
- machine room
- container crane
- crane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 5
- 101100420946 Caenorhabditis elegans sea-2 gene Proteins 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、支脚に対し、ブームを水平方向にスライド可
能に支持させ、このブームを介してコンテナを昇降させ
る巻揚装置等が装備されている機械室を設けているコン
テナクレーンの改良に関する。
能に支持させ、このブームを介してコンテナを昇降させ
る巻揚装置等が装備されている機械室を設けているコン
テナクレーンの改良に関する。
[従来の技術] 従来のこの種のコンテナクレーンでは、コンテナを昇降
させる巻揚装置等が装備されている機械室は、ブームの
ディプス内、即ち、ブームの天井部と床部との間に設け
られていた。
させる巻揚装置等が装備されている機械室は、ブームの
ディプス内、即ち、ブームの天井部と床部との間に設け
られていた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、ブームのディプス内に機械室を設けることは、
機械室内において人が作業をするに十分な空間をとらな
ければならないだけに、そのディプス、即ち、ブームの
天井と床部との間隔を大きくしなければならない。
機械室内において人が作業をするに十分な空間をとらな
ければならないだけに、そのディプス、即ち、ブームの
天井と床部との間隔を大きくしなければならない。
このことは、高さ制限が厳正に行われている場所に設置
されているコンテナクレーンにおいては、コンテナの昇
降のストロークを小さくし、荷の積降しの対象となる船
体が高くなるときには、その荷の積降しを不可能にして
いる。
されているコンテナクレーンにおいては、コンテナの昇
降のストロークを小さくし、荷の積降しの対象となる船
体が高くなるときには、その荷の積降しを不可能にして
いる。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みて創案さ
れたもので、機械室のレイアウトを換えることにより、
全高を高くすることなくコンテナの昇降ストロークを増
大してクレーンの稼動率を大巾にアップさせることので
きる新規なコンテナクレーンを提供することを目的とす
る。
れたもので、機械室のレイアウトを換えることにより、
全高を高くすることなくコンテナの昇降ストロークを増
大してクレーンの稼動率を大巾にアップさせることので
きる新規なコンテナクレーンを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のコンテナクレーン
は、支脚に対し、ブームを水平方向にスライド可能に支
持させ、該ブームを介してコンテナを昇降させる巻揚装
置等が装備されている機械室を、上記支脚の上部側方に
配設すると共に、上記ブームに支承させたものである。
は、支脚に対し、ブームを水平方向にスライド可能に支
持させ、該ブームを介してコンテナを昇降させる巻揚装
置等が装備されている機械室を、上記支脚の上部側方に
配設すると共に、上記ブームに支承させたものである。
[作用] 上記構成により、機械室が支脚の側方に配設されている
ため、支脚の側方の機械室の分だけ、コンテナの昇降ス
トロークを大きくとることができる。従って、高さが制
限されている場所においてもコンテナの昇降ストローク
を大きくとることができ、荷台の高い船体から荷台の低
い船体まで幅広くコンテナの積降しができることにな
る。
ため、支脚の側方の機械室の分だけ、コンテナの昇降ス
トロークを大きくとることができる。従って、高さが制
限されている場所においてもコンテナの昇降ストローク
を大きくとることができ、荷台の高い船体から荷台の低
い船体まで幅広くコンテナの積降しができることにな
る。
[実施例] 以下、本考案の好適一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
る。
第3図は、本考案のコンテナクレーンの概要を示す側面
図である。
図である。
図示するように、この実施例におけるコンテナクレーン
1は、海2と陸3との境界部に設けられている支脚4
と、この支脚4に対して水平方向にスライド可能に支持
されるブーム5と、このブーム5を介してコンテナ6を
昇降させる巻揚装置7等が装備されている機械室8とか
ら構成されている。
1は、海2と陸3との境界部に設けられている支脚4
と、この支脚4に対して水平方向にスライド可能に支持
されるブーム5と、このブーム5を介してコンテナ6を
昇降させる巻揚装置7等が装備されている機械室8とか
ら構成されている。
具体的には、支脚4は、第4図に示すように、方形に枠
組されており、適宜な方法により岸壁から電力を供給さ
れ、駆動装置10により、岸壁に沿ったレール11上を走行
し所望位置に停止してレールクランプ装置12で固定され
るようになっている。この支脚4は前後を隔てた二つが
連結部材13でトラス状に枠組されている。
組されており、適宜な方法により岸壁から電力を供給さ
れ、駆動装置10により、岸壁に沿ったレール11上を走行
し所望位置に停止してレールクランプ装置12で固定され
るようになっている。この支脚4は前後を隔てた二つが
連結部材13でトラス状に枠組されている。
ブーム5は第1図に示すように枠組された各支脚4に複
数の転車14を介し水平に支持され、海2の方向(第3
図)または陸3の方向(第6図)にスライド可能となっ
ている。
数の転車14を介し水平に支持され、海2の方向(第3
図)または陸3の方向(第6図)にスライド可能となっ
ている。
そして、第3図に示すように、この実施例のブーム5に
は、これに沿って走行自在のトロリ17に操縦室15が設け
られ、かつコンテナ把持装置16が上下動可能に設けられ
ている。
は、これに沿って走行自在のトロリ17に操縦室15が設け
られ、かつコンテナ把持装置16が上下動可能に設けられ
ている。
このコンテナ把持装置16は、ブーム5内に設けられるト
ロリ17の滑車18に案内されて巻上げ下げが自在となって
いるロープ19が機械室8内に装備する巻揚装置7によっ
て巻き取り繰り出しが行われるに従い、上下するように
なっている(第2図)。
ロリ17の滑車18に案内されて巻上げ下げが自在となって
いるロープ19が機械室8内に装備する巻揚装置7によっ
て巻き取り繰り出しが行われるに従い、上下するように
なっている(第2図)。
機械室8は、第1図に示すように、高度制限以下に納め
るべく支脚4の上端面から上方に突出しないよう、その
支脚4の上部側部に装着され、かつ、支持部材であるロ
ーラ20を介しブーム5上に支承されている。そのため、
第3図に示すように、従来、ブーム5のディプスをd1程
度まで深くして、そのディプスd1内に機械室8を収容し
ていたものが、この実施例では浅いディプスd1のブーム
5とすることができ、よって、同じ高度制限の高さH内
にコンテナクレーン1を設定した場合、従来のブーム5
と船体21の甲板22との狭小な高さL1が、この実施例で広
大な高さL2となり、高さが制限されている場所において
もコンテナ6の昇降ストロークを大きくとることができ
る。
るべく支脚4の上端面から上方に突出しないよう、その
支脚4の上部側部に装着され、かつ、支持部材であるロ
ーラ20を介しブーム5上に支承されている。そのため、
第3図に示すように、従来、ブーム5のディプスをd1程
度まで深くして、そのディプスd1内に機械室8を収容し
ていたものが、この実施例では浅いディプスd1のブーム
5とすることができ、よって、同じ高度制限の高さH内
にコンテナクレーン1を設定した場合、従来のブーム5
と船体21の甲板22との狭小な高さL1が、この実施例で広
大な高さL2となり、高さが制限されている場所において
もコンテナ6の昇降ストロークを大きくとることができ
る。
この機械室8には、第2図に示すように、上記巻揚装置
7の他にブーム駆動装置23、コンテナ傾動装置24等が装
備されている。
7の他にブーム駆動装置23、コンテナ傾動装置24等が装
備されている。
具体的には、巻揚装置7は、駆動部25と巻取ドラム26を
備え、その駆動部25が岸壁から供給される電力を得て作
動することで、巻取ドラム26はロープ19を繰り出し、ま
たは巻き取る動作を行うようになっている。
備え、その駆動部25が岸壁から供給される電力を得て作
動することで、巻取ドラム26はロープ19を繰り出し、ま
たは巻き取る動作を行うようになっている。
各ロープ19はトロリ17の滑車18に案内されてコンテナ把
持装置16(第3図)の滑車を介し、さらにブーム5先端
にある滑車を経由してコンテナ傾動装置24に至ってい
る。したがって、上記駆動部25の作動による巻取ドラム
26からのロープ19の繰り出し、または巻き取りの動作に
より、コンテナ把持装置16が昇降するようになってい
る。
持装置16(第3図)の滑車を介し、さらにブーム5先端
にある滑車を経由してコンテナ傾動装置24に至ってい
る。したがって、上記駆動部25の作動による巻取ドラム
26からのロープ19の繰り出し、または巻き取りの動作に
より、コンテナ把持装置16が昇降するようになってい
る。
ブーム駆動装置23は、上記岸壁から供給される電力を得
て作動し、ブーム5を支脚4及び機械室8に対し、転車
14及びローラ20を介し海2方向(第3図)、または陸3
方向(第6図)にスライドさせるものである。ブーム駆
動装置23の具体的手段は図示しないが、機械室8側に巻
取ドラムをそのロープの一端をブームの適当な位置に固
定する等任意に選定できる。
て作動し、ブーム5を支脚4及び機械室8に対し、転車
14及びローラ20を介し海2方向(第3図)、または陸3
方向(第6図)にスライドさせるものである。ブーム駆
動装置23の具体的手段は図示しないが、機械室8側に巻
取ドラムをそのロープの一端をブームの適当な位置に固
定する等任意に選定できる。
コンテナ傾動装置24は、コンテナ6が甲板22の傾斜度に
対応して傾斜するようにコンテナ把持装置16を傾斜調整
するものである。
対応して傾斜するようにコンテナ把持装置16を傾斜調整
するものである。
次に、上述した実施例の作用を説明する。
操縦室15内にいる作業員の指令で支脚4を所定位置に設
定した後、同じくその指令に基づいて第3図に示すよう
に、ブーム駆動装置23を作動させ、ブーム5を海2側に
スライドさせる。
定した後、同じくその指令に基づいて第3図に示すよう
に、ブーム駆動装置23を作動させ、ブーム5を海2側に
スライドさせる。
続いて、トロリ17に装備されている駆動装置を作動させ
てトロリ17を移動させることで操縦室15及びコンテナ把
持装置16を船体21の上方の所体箇所に位置付ける。その
状態で、さらに、作業員の指令により巻揚装置7を作動
してコンテナ把持装置16を昇降させるときには、従来の
コンテナクレーンに比べ、その昇降のストロークがL2−
L1だけ増大する。
てトロリ17を移動させることで操縦室15及びコンテナ把
持装置16を船体21の上方の所体箇所に位置付ける。その
状態で、さらに、作業員の指令により巻揚装置7を作動
してコンテナ把持装置16を昇降させるときには、従来の
コンテナクレーンに比べ、その昇降のストロークがL2−
L1だけ増大する。
よって、船体21が大型化しても甲板22の位置がL2−L1の
範囲内ににある限り、コンテナ6の積降しが可能とな
る。
範囲内ににある限り、コンテナ6の積降しが可能とな
る。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば次の効果を発揮す
る。
る。
(1)高さが制限されている場所においてもコンテナの
昇降ストロークを大きくとることができ、甲板の高い船
体から低い船体に至るまでの広範囲に亘って、一台のコ
ンテナクレーンを使用することができる。
昇降ストロークを大きくとることができ、甲板の高い船
体から低い船体に至るまでの広範囲に亘って、一台のコ
ンテナクレーンを使用することができる。
(2)一台のコンテナクレーンの稼動率が大巾にアップ
するから経済的である。
するから経済的である。
(3)ブームのディプスを浅くできるから、その製作
上、材料が軽減する。
上、材料が軽減する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のコンテナクレーンの要部の側面図、第
2図は同上コンテナクレーンの要部の平面図、第3図は
同上コンテナクレーンの全体の側面図、第4図は第3図
のIV−IV線断面図、第5図は同上コンテナクレーンのブ
ームを陸方向へややスライドさせた状態の側面図、第6
図は同上コンテナクレーンのブームを陸方向へ一杯にス
ライドさせた状態の側面図である。 図中、1はコンテナクレーン、4は支脚、5はブーム、
6はコンテナ、7は巻揚装置、8は機械室、20はローラ
(支持部材)である。
2図は同上コンテナクレーンの要部の平面図、第3図は
同上コンテナクレーンの全体の側面図、第4図は第3図
のIV−IV線断面図、第5図は同上コンテナクレーンのブ
ームを陸方向へややスライドさせた状態の側面図、第6
図は同上コンテナクレーンのブームを陸方向へ一杯にス
ライドさせた状態の側面図である。 図中、1はコンテナクレーン、4は支脚、5はブーム、
6はコンテナ、7は巻揚装置、8は機械室、20はローラ
(支持部材)である。
Claims (1)
- 【請求項1】支脚に対し、ブームを水平方向にスライド
可能に支持させ、該ブームを介してコンテナを昇降させ
る巻揚装置等が装備されている機械室を、上記支脚の上
部側方に配設すると共に、上記ブームに支承させたこと
を特徴とするコンテナクレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988016362U JPH075105Y2 (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | コンテナクレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988016362U JPH075105Y2 (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | コンテナクレーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01121091U JPH01121091U (ja) | 1989-08-16 |
JPH075105Y2 true JPH075105Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31229228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988016362U Expired - Lifetime JPH075105Y2 (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | コンテナクレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075105Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5643001B2 (ja) * | 2010-06-04 | 2014-12-17 | 三井造船株式会社 | 岸壁クレーン |
JP5968821B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-08-10 | 三井造船株式会社 | 岸壁クレーン |
JP5968820B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-08-10 | 三井造船株式会社 | 岸壁クレーン |
JP6275591B2 (ja) * | 2014-08-27 | 2018-02-07 | 三井造船株式会社 | 岸壁クレーン |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6175786A (ja) * | 1984-09-21 | 1986-04-18 | 株式会社日立製作所 | 水平引込みガ−ダ式クレ−ン |
-
1988
- 1988-02-12 JP JP1988016362U patent/JPH075105Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01121091U (ja) | 1989-08-16 |
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