JPH0747436Y2 - ホイールクレーン - Google Patents
ホイールクレーンInfo
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- JPH0747436Y2 JPH0747436Y2 JP1991015325U JP1532591U JPH0747436Y2 JP H0747436 Y2 JPH0747436 Y2 JP H0747436Y2 JP 1991015325 U JP1991015325 U JP 1991015325U JP 1532591 U JP1532591 U JP 1532591U JP H0747436 Y2 JPH0747436 Y2 JP H0747436Y2
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- 108010066278 cabin-4 Proteins 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Jib Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は走行時に倒伏されたブー
ムをブーム幅方向に位置固定するブームレスト構造を改
良したホイールクレーンに関するものである。
ムをブーム幅方向に位置固定するブームレスト構造を改
良したホイールクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5,6において、Lは下部走行体、1
はこの下部走行体Lの走行体フレームで、この走行体フ
レーム1上に上部旋回体Uが旋回自在に搭載され、この
上部旋回体Uに基本ブーム2aと複数段の可動ブーム2
bからなる伸縮ブーム2が起伏自在に設けられている。
3はブーム起伏シリンダ、4はクレーン作業時と走行時
とに兼用されるキャビンで、このキャビン4はクレーン
正面から見てブーム2の右側に並んで上部旋回体Uに設
けられている。
はこの下部走行体Lの走行体フレームで、この走行体フ
レーム1上に上部旋回体Uが旋回自在に搭載され、この
上部旋回体Uに基本ブーム2aと複数段の可動ブーム2
bからなる伸縮ブーム2が起伏自在に設けられている。
3はブーム起伏シリンダ、4はクレーン作業時と走行時
とに兼用されるキャビンで、このキャビン4はクレーン
正面から見てブーム2の右側に並んで上部旋回体Uに設
けられている。
【0003】このようなホイールクレーンにおいては、
走行時に、ブーム2が車体の動揺や道路の傾き等によっ
て旋回することのないように、走行体フレーム1の前端
部に、ブーム2を倒伏状態で旋回方向(ブーム幅方向)
に位置固定するブームレスト5を設けている。
走行時に、ブーム2が車体の動揺や道路の傾き等によっ
て旋回することのないように、走行体フレーム1の前端
部に、ブーム2を倒伏状態で旋回方向(ブーム幅方向)
に位置固定するブームレスト5を設けている。
【0004】このブームレスト5は、ブーム2の倒伏状
態での中心線を挾んで左右両側に設けられ、互いの間に
ブーム2(基本ブーム2a)を挾み込んで幅方向に固定
する構成となっている。6は走行体フレーム1の前端に
取付けられたバンパーである。
態での中心線を挾んで左右両側に設けられ、互いの間に
ブーム2(基本ブーム2a)を挾み込んで幅方向に固定
する構成となっている。6は走行体フレーム1の前端に
取付けられたバンパーである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来のホイールクレー
ンにおいては、このブームレスト5,5が走行体フレー
ム1に固定され、これらが同フレーム1上に常時突出し
た状態となっているため、次のような問題があった。
ンにおいては、このブームレスト5,5が走行体フレー
ム1に固定され、これらが同フレーム1上に常時突出し
た状態となっているため、次のような問題があった。
【0006】ホイールクレーンにおいては、自走機能を
活かして、 (a)作業現場でブームを起こした状態のまま、走行体
フレーム1の前部を荷台として資材等を積載して走行
(積載走行)したい場合、 (b)荷を吊る位置と下ろす位置とが離れているため
に、荷を吊った状態のまま現場内を走行移動する所謂吊
荷走行を行なう場合に、吊荷が動揺したり脱落したりし
ないように吊荷を走行体フレーム1上に置いた状態で走
行(吊荷仮置き走行)したい場合がある。
活かして、 (a)作業現場でブームを起こした状態のまま、走行体
フレーム1の前部を荷台として資材等を積載して走行
(積載走行)したい場合、 (b)荷を吊る位置と下ろす位置とが離れているため
に、荷を吊った状態のまま現場内を走行移動する所謂吊
荷走行を行なう場合に、吊荷が動揺したり脱落したりし
ないように吊荷を走行体フレーム1上に置いた状態で走
行(吊荷仮置き走行)したい場合がある。
【0007】ところが、従来クレーンでは、多くの場
合、ブームレスト5,5が邪魔になるため、走行体フレ
ーム1を荷台または吊荷の仮置き台として使用できなか
った。このため、上記積載走行ができず、また吊荷走行
は荷を宙吊りにした不安定な状態でしかできなかった。
合、ブームレスト5,5が邪魔になるため、走行体フレ
ーム1を荷台または吊荷の仮置き台として使用できなか
った。このため、上記積載走行ができず、また吊荷走行
は荷を宙吊りにした不安定な状態でしかできなかった。
【0008】なお、このような積載走行時または吊荷走
行時にブームレスト5,5以上の高さに台木を積んでそ
の上に荷を置くことが考えられるが、台木の準備、設
置、撤去の各作業が非常に面倒で、却って作業能率が悪
くなるため実用的でない。
行時にブームレスト5,5以上の高さに台木を積んでそ
の上に荷を置くことが考えられるが、台木の準備、設
置、撤去の各作業が非常に面倒で、却って作業能率が悪
くなるため実用的でない。
【0009】また、別の問題として、ブーム2を一対の
架台式ブームレスト5,5によって左右両側から挟み込
む構成であるため、ブーム2の側面の塗装がこのブーム
レスト5,5との接触によって剥がれ、錆びの発生を招
くこととなっていた。
架台式ブームレスト5,5によって左右両側から挟み込
む構成であるため、ブーム2の側面の塗装がこのブーム
レスト5,5との接触によって剥がれ、錆びの発生を招
くこととなっていた。
【0010】そこで本考案は、上記のような積載走行時
や吊荷走行時にブームレストが邪魔にならず、走行体フ
レームを荷台または吊荷の仮置き台として活用すること
ができるとともに、ブームレストによってブームの塗装
が剥がれるおそれがないホイールクレーンを提供するも
のである。
や吊荷走行時にブームレストが邪魔にならず、走行体フ
レームを荷台または吊荷の仮置き台として活用すること
ができるとともに、ブームレストによってブームの塗装
が剥がれるおそれがないホイールクレーンを提供するも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案は、下部
走行体の走行体フレーム上に上部旋回体が搭載され、こ
の上部旋回体に、起伏自在でかつクレーン走行時には前
向きの倒伏状態にセットされるブームと、キャビンが正
面から見て左右に並んで設けられたホイールクレーンに
おいて、上記走行体フレームの前部における上記クレー
ン走行時のブームよりも上記キャビン設置側に外れた位
置に、ピン状のブームレストが、走行体フレームの上面
よりも上方に突出して上記ブームを倒伏状態でブーム幅
方向に位置固定する作用位置と、走行体フレーム上面よ
りも下方に引っ込む格納位置との間で移動可能に設けら
れる一方、ブームにブラケットが上記キャビン設置側に
突出して設けられ、このブラケットに、クレーン走行時
のブーム倒伏状態で上記ブームレストが嵌まり込む固定
孔が設けられてなるものである。
走行体の走行体フレーム上に上部旋回体が搭載され、こ
の上部旋回体に、起伏自在でかつクレーン走行時には前
向きの倒伏状態にセットされるブームと、キャビンが正
面から見て左右に並んで設けられたホイールクレーンに
おいて、上記走行体フレームの前部における上記クレー
ン走行時のブームよりも上記キャビン設置側に外れた位
置に、ピン状のブームレストが、走行体フレームの上面
よりも上方に突出して上記ブームを倒伏状態でブーム幅
方向に位置固定する作用位置と、走行体フレーム上面よ
りも下方に引っ込む格納位置との間で移動可能に設けら
れる一方、ブームにブラケットが上記キャビン設置側に
突出して設けられ、このブラケットに、クレーン走行時
のブーム倒伏状態で上記ブームレストが嵌まり込む固定
孔が設けられてなるものである。
【0012】請求項2の考案は、請求項1の構成におい
て、ブームレストが作用位置と格納位置との間で水平軸
まわりに回動可能に設けられ、このブームレストを作用
位置で固定する固定手段を具備してなるものである。
て、ブームレストが作用位置と格納位置との間で水平軸
まわりに回動可能に設けられ、このブームレストを作用
位置で固定する固定手段を具備してなるものである。
【0013】請求項3の考案は、請求項1の構成におい
て、ブームレストが作用位置と格納位置との間で昇降移
動可能に設けられ、このブームレストを作用位置で固定
する固定手段を具備してなるものである。
て、ブームレストが作用位置と格納位置との間で昇降移
動可能に設けられ、このブームレストを作用位置で固定
する固定手段を具備してなるものである。
【0014】
【作用】上記構成によると、積載走行時や吊荷走行時に
はブームレストを作用位置から格納位置に移動させるこ
とにより、ブームレストを走行体フレーム上面から除い
て同フレームを荷台または吊荷の仮置き台として活用す
ることができる。
はブームレストを作用位置から格納位置に移動させるこ
とにより、ブームレストを走行体フレーム上面から除い
て同フレームを荷台または吊荷の仮置き台として活用す
ることができる。
【0015】また、ブームレストをピン状に形成し、こ
のブームレストをブーム側ブラケットの固定孔に嵌め込
む構成であるため、ブームを左右両側から挾み込む従来
の架台式のブームレストを用いる場合のようにブーム側
面の塗装がブームレストとの接触によって剥がれ、錆び
の発生を招くという問題がなくなる。
のブームレストをブーム側ブラケットの固定孔に嵌め込
む構成であるため、ブームを左右両側から挾み込む従来
の架台式のブームレストを用いる場合のようにブーム側
面の塗装がブームレストとの接触によって剥がれ、錆び
の発生を招くという問題がなくなる。
【0016】さらに、構造が簡単、小形ですむととも
に、ブームレストが軽量となるため、その位置転換操作
も容易となるしかも、ブームレストおよび固定孔付きブ
ラケットが、それぞれクレーン走行時のブームよりもキ
ャビン設置側に外れた位置で走行体フレームおよびブー
ムに設けられているため、固定孔に対するブームレスト
の嵌入状況をキャビン内から目視確認することができ
る。このため、クレーン走行に際してのブームの位置調
整が容易でかつブーム固定作用が確実に行われる。
に、ブームレストが軽量となるため、その位置転換操作
も容易となるしかも、ブームレストおよび固定孔付きブ
ラケットが、それぞれクレーン走行時のブームよりもキ
ャビン設置側に外れた位置で走行体フレームおよびブー
ムに設けられているため、固定孔に対するブームレスト
の嵌入状況をキャビン内から目視確認することができ
る。このため、クレーン走行に際してのブームの位置調
整が容易でかつブーム固定作用が確実に行われる。
【0017】
【実施例】本考案の実施例を図1〜図4によって説明す
る。
る。
【0018】なお、各図において図5,6と同一部分に
は同一符号を付して示し、その重複説明を省略する。
は同一符号を付して示し、その重複説明を省略する。
【0019】第1実施例(図1〜図3参照) 走行体フレーム1の前端面にブラケット7,7を介して
ピン状のブームレスト8が設けられている。
ピン状のブームレスト8が設けられている。
【0020】このブームレスト8は、ブラケット7,7
に対し下端部が左右方向の水平軸9で枢支され、この水
平軸9を中心として、図1および図2の実線で示すよう
に垂直状態で走行体フレーム1の上面よりも上方に突出
する作用位置と、図2の仮想線および図3に示すように
バンパー6上に倒伏して同フレーム上面よりも下方に引
っ込む格納位置との間で起伏回動しうるようになってい
る。
に対し下端部が左右方向の水平軸9で枢支され、この水
平軸9を中心として、図1および図2の実線で示すよう
に垂直状態で走行体フレーム1の上面よりも上方に突出
する作用位置と、図2の仮想線および図3に示すように
バンパー6上に倒伏して同フレーム上面よりも下方に引
っ込む格納位置との間で起伏回動しうるようになってい
る。
【0021】また、ブームレスト8およびブラケット7
には、上記作用位置で一致するピン孔(とくに符号は付
していない)が設けられ、この両ピン孔に跨って固定ピ
ン10が挿入されることにより、ブームレスト8が作用
位置に固定される。
には、上記作用位置で一致するピン孔(とくに符号は付
していない)が設けられ、この両ピン孔に跨って固定ピ
ン10が挿入されることにより、ブームレスト8が作用
位置に固定される。
【0022】一方、ブーム2には、基本ブーム2aの先
端部に、固定孔11を備えたブラケット12が固着さ
れ、クレーン走行時のブーム倒伏状態でブームレスト8
の上端部8aがこのブラケット12の固定孔11に下側
から嵌まり込む。これにより、ブーム2が幅方向に位置
固定されて走行中の不測の旋回が防止される。
端部に、固定孔11を備えたブラケット12が固着さ
れ、クレーン走行時のブーム倒伏状態でブームレスト8
の上端部8aがこのブラケット12の固定孔11に下側
から嵌まり込む。これにより、ブーム2が幅方向に位置
固定されて走行中の不測の旋回が防止される。
【0023】ここで、固定孔11に対するブームレスト
8の嵌入状況をキャビン4内から目視確認できるよう
に、ブームレスト8およびブラケット12は、それぞれ
キャビン4側から見てクレーン走行時のブーム2よりも
キャビン設置側(右側)に外れた位置で走行体フレーム
1および基本ブーム2a(右側坂外面)に取付けられて
いる。
8の嵌入状況をキャビン4内から目視確認できるよう
に、ブームレスト8およびブラケット12は、それぞれ
キャビン4側から見てクレーン走行時のブーム2よりも
キャビン設置側(右側)に外れた位置で走行体フレーム
1および基本ブーム2a(右側坂外面)に取付けられて
いる。
【0024】なお、ブーム2はブーム起伏シリンダ3に
よって倒伏状態に保持されるため、ブームレスト8はブ
ーム荷重を支持する必要がなく、固定孔11に嵌入さえ
すれば事足りる。
よって倒伏状態に保持されるため、ブームレスト8はブ
ーム荷重を支持する必要がなく、固定孔11に嵌入さえ
すれば事足りる。
【0025】上記構成によると、ブームレスト8を必要
に応じて走行体フレーム1の上面に対して下方に引っ込
んだ位置に格納できるため、現場内で走行体フレーム1
上に資材等を積んで走行する積載走行時や、図3に示す
ように荷Wを吊ったまま同フレーム1上に仮置きして走
行する吊荷仮置き走行時に、このブームレスト8が邪魔
にならず、走行体フレーム1の前部全域を荷台または吊
荷の仮置き台として活用することができる。
に応じて走行体フレーム1の上面に対して下方に引っ込
んだ位置に格納できるため、現場内で走行体フレーム1
上に資材等を積んで走行する積載走行時や、図3に示す
ように荷Wを吊ったまま同フレーム1上に仮置きして走
行する吊荷仮置き走行時に、このブームレスト8が邪魔
にならず、走行体フレーム1の前部全域を荷台または吊
荷の仮置き台として活用することができる。
【0026】また、ピン状のブームレスト8をブーム2
側のブラケット12の固定孔11に嵌め込んでブーム2
を固定する構成であるため、図5,6のようにブーム2
を左右両側から挾み込む従来の架台式のブームレスト
5,5を用いる場合のようにブーム側面の塗装がブーム
レスト5,5との接触によって剥がれ、錆びの発生を招
くという問題がなくなる。
側のブラケット12の固定孔11に嵌め込んでブーム2
を固定する構成であるため、図5,6のようにブーム2
を左右両側から挾み込む従来の架台式のブームレスト
5,5を用いる場合のようにブーム側面の塗装がブーム
レスト5,5との接触によって剥がれ、錆びの発生を招
くという問題がなくなる。
【0027】また、単純なピン方式であるため構造が簡
単、小形ですむとともに、ブームレスト8が軽量となる
ため、その位置転換操作も容易となる。
単、小形ですむとともに、ブームレスト8が軽量となる
ため、その位置転換操作も容易となる。
【0028】第2実施例(図4参照) 第1実施例との相違点のみを説明する。
【0029】第1実施例ではブームレスト8が作用位置
と格納位置との間で起伏回動するのに対し、第2実施例
では、ピン状のブームレスト8が、垂直状態のまま作用
位置と走行体フレーム1の上面よりも下方に引っ込む格
納位置との間で昇降移動しうるように構成されている。
と格納位置との間で起伏回動するのに対し、第2実施例
では、ピン状のブームレスト8が、垂直状態のまま作用
位置と走行体フレーム1の上面よりも下方に引っ込む格
納位置との間で昇降移動しうるように構成されている。
【0030】すなわち、ブームレスト8は、走行体フレ
ーム1の前端面に固着された筒状のスリーブ13に沿っ
て昇降移動し、作用位置で着脱自在な固定ピン14によ
って同位置に保持される。
ーム1の前端面に固着された筒状のスリーブ13に沿っ
て昇降移動し、作用位置で着脱自在な固定ピン14によ
って同位置に保持される。
【0031】また、ブームレスト8の下方において、バ
ンパー6に逃げ孔15、走行体フレーム1に受け板16
がそれぞれ設けられ、格納時には、固定ピン14を抜い
てブームレスト8を作用位置から下降させ、逃げ孔15
を貫通する状態で受け板16によって支持しうるように
構成されている。
ンパー6に逃げ孔15、走行体フレーム1に受け板16
がそれぞれ設けられ、格納時には、固定ピン14を抜い
てブームレスト8を作用位置から下降させ、逃げ孔15
を貫通する状態で受け板16によって支持しうるように
構成されている。
【0032】この第2実施例の構成によっても基本的に
第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0033】ところで、上記実施例では、ブームレスト
8およびブラケット12をクレーン走行時のブーム2の
右側に配置したが、キャビン4がブーム2の左側に設け
られる場合にはこれらをブーム左側に配置すればよい。
8およびブラケット12をクレーン走行時のブーム2の
右側に配置したが、キャビン4がブーム2の左側に設け
られる場合にはこれらをブーム左側に配置すればよい。
【0034】
【考案の効果】上記のように本考案によるときは、積載
走行時や吊荷走行時にはブームレストを作用位置から格
納位置に移動させることにより、ブームレストを走行体
フレーム上面から除いて同フレームを荷台または吊荷の
仮置き台として使用することができる。すなわち、従来
では多くの場合無理であった積載走行、および吊荷を走
行体フレーム上に仮置きして走る安全な吊荷走行を行な
うことが可能となる。
走行時や吊荷走行時にはブームレストを作用位置から格
納位置に移動させることにより、ブームレストを走行体
フレーム上面から除いて同フレームを荷台または吊荷の
仮置き台として使用することができる。すなわち、従来
では多くの場合無理であった積載走行、および吊荷を走
行体フレーム上に仮置きして走る安全な吊荷走行を行な
うことが可能となる。
【0035】また、ブームレストをピン状に形成し、こ
のブームレストをブーム側ブラケットの固定孔に嵌め込
む構成であるため、ブームを左右両側から挾み込む従来
の架台式のブームレストを用いる場合のようにブーム側
面の塗装がブームレストとの接触によって剥がれ、錆び
の発生を招くという問題がなくなる。
のブームレストをブーム側ブラケットの固定孔に嵌め込
む構成であるため、ブームを左右両側から挾み込む従来
の架台式のブームレストを用いる場合のようにブーム側
面の塗装がブームレストとの接触によって剥がれ、錆び
の発生を招くという問題がなくなる。
【0036】また、構造が簡単、小形ですむとともに、
ブームレストが軽量となるため、その位置転換操作も容
易となる。
ブームレストが軽量となるため、その位置転換操作も容
易となる。
【0037】しかも、ブームレストおよびブラケット
が、それぞれクレーン走行時のブームよりもキャビン設
置側に外れた位置で走行体フレームおよびブームに設け
られているため、固定孔に対するブームレストの嵌入状
況をキャビン内から目視確認することができる。このた
め、クレーン走行に際してのブームの位置調整が容易で
かつブーム固定作用が確実に行われる。
が、それぞれクレーン走行時のブームよりもキャビン設
置側に外れた位置で走行体フレームおよびブームに設け
られているため、固定孔に対するブームレストの嵌入状
況をキャビン内から目視確認することができる。このた
め、クレーン走行に際してのブームの位置調整が容易で
かつブーム固定作用が確実に行われる。
【図1】本考案の第1実施例を示す端面図である。
【図2】図1のII-II線断面図である。
【図3】同実施例にかかるホイールクレーンの全体側面
図である。
図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す図2相当図である。
【図5】従来のホイールクレーンの全体側面図である。
【図6】図5のVI-VI線端面図である。
L 下部走行体 U 上部旋回体 1 走行体フレーム 2 ブーム 8 ピン状のブームレスト 9 ブームレストの回動中心となる水平軸 10,14 ブームレストを作用位置で固定するピン
(固定手段) 12 ブーム側のブラケット 11 同ブラケットの固定孔
(固定手段) 12 ブーム側のブラケット 11 同ブラケットの固定孔
Claims (3)
- 【請求項1】 下部走行体の走行体フレーム上に上部旋
回体が搭載され、この上部旋回体に、起伏自在でかつク
レーン走行時には前向きの倒伏状態にセットされるブー
ムと、クレーン作業時および走行時双方の運転室として
兼用されるキャビンとが正面から見て左右に並んで設け
られたホイールクレーンにおいて、上記走行体フレーム
の前部における上記クレーン走行時のブームよりも上記
キャビン設置側に外れた位置に、ピン状のブームレスト
が、走行体フレームの上面よりも上方に突出して上記ブ
ームを倒伏状態でブーム幅方向に位置固定する作用位置
と、走行体フレーム上面よりも下方に引っ込む格納位置
との間で移動可能に設けられる一方、ブームにブラケッ
トが上記キャビン設置側に突出して設けられ、このブラ
ケットに、クレーン走行時のブーム倒伏状態で上記ブー
ムレストが嵌まり込む固定孔が設けられてなることを特
徴とするホイールクレーン。 - 【請求項2】 請求項1記載のホイールクレーンにおい
て、ブームレストが作用位置と格納位置との間で水平軸
まわりに回動可能に設けられ、このブームレストを作用
位置で固定する固定手段を具備してなることを特徴とす
るホイールクレーン。 - 【請求項3】 請求項1記載のホイールクレーンにおい
て、ブームレストが作用位置と格納位置との間で昇降移
動可能に設けられ、このブームレストを作用位置で固定
する固定手段を具備してなることを特徴とするホイール
クレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991015325U JPH0747436Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | ホイールクレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991015325U JPH0747436Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | ホイールクレーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112888U JPH04112888U (ja) | 1992-10-01 |
JPH0747436Y2 true JPH0747436Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31902542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991015325U Expired - Fee Related JPH0747436Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | ホイールクレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747436Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5442776Y2 (ja) * | 1976-08-24 | 1979-12-11 | ||
JPS6289284U (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-08 | ||
JPH078552Y2 (ja) * | 1988-12-29 | 1995-03-01 | 株式会社アイチコーポレーション | ブーム付作業車 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP1991015325U patent/JPH0747436Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04112888U (ja) | 1992-10-01 |
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