JPH0747303Y2 - 段ボール箱の持手 - Google Patents
段ボール箱の持手Info
- Publication number
- JPH0747303Y2 JPH0747303Y2 JP4720690U JP4720690U JPH0747303Y2 JP H0747303 Y2 JPH0747303 Y2 JP H0747303Y2 JP 4720690 U JP4720690 U JP 4720690U JP 4720690 U JP4720690 U JP 4720690U JP H0747303 Y2 JPH0747303 Y2 JP H0747303Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- cardboard box
- handle hole
- heat
- tubular film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 17
- 230000004927 fusion Effects 0.000 claims description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 15
- 235000013311 vegetables Nutrition 0.000 description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はガス導出入口としても使用できる段ボール箱の
持手に関する。
持手に関する。
密封容器を例えば野菜等の保鮮箱として使用する場合、
野菜等を収容した容器内のガスを置換した後にその容器
を密封する必要がある。この際に、密封容器の側面に設
けた持手孔をガス置換のための口としても利用する方法
がある。
野菜等を収容した容器内のガスを置換した後にその容器
を密封する必要がある。この際に、密封容器の側面に設
けた持手孔をガス置換のための口としても利用する方法
がある。
例えば、実開昭61−146218号において持手孔付きの段ボ
ール箱が提案されており、それによると、外面に熱溶着
フィルムをラミネートした段ボールで持手孔付きの箱を
組み立て、その持手孔周囲の段ボール外面に持手孔を塞
ぐための密封フィルムを熱溶着するというものである。
ール箱が提案されており、それによると、外面に熱溶着
フィルムをラミネートした段ボールで持手孔付きの箱を
組み立て、その持手孔周囲の段ボール外面に持手孔を塞
ぐための密封フィルムを熱溶着するというものである。
その具体例について持手孔の周囲の一部断面分解斜視図
を第7A図及び第7B図に示す。第7A図の例においては、段
ボール(10)の外面に熱溶着フィルム(11)がラミネー
トされた段ボール箱の一側面(15)に持手孔(12)が形
成されており、その持手孔(12)を塞ぐようにして平ら
な密封フィルム(13)を熱溶着フィルム(11)に加熱し
て溶着する。
を第7A図及び第7B図に示す。第7A図の例においては、段
ボール(10)の外面に熱溶着フィルム(11)がラミネー
トされた段ボール箱の一側面(15)に持手孔(12)が形
成されており、その持手孔(12)を塞ぐようにして平ら
な密封フィルム(13)を熱溶着フィルム(11)に加熱し
て溶着する。
又、第7B図の他の例においては、同様に段ボール(10)
の外面に熱溶着フィルム(11)がラミネートされた段ボ
ール箱の一側面(15)に持手孔(12)が形成されてお
り、その持手孔(12)に丁度入る大きさの袋部(14a)
と、持手孔(12)の周囲に接着される平面部(14b)と
から成る密封フィルム(14)を、図に示すように持手孔
(12)に組合せ、平面部(14b)を熱溶着によって熱溶
着フィルム(11)に接着するというものである。
の外面に熱溶着フィルム(11)がラミネートされた段ボ
ール箱の一側面(15)に持手孔(12)が形成されてお
り、その持手孔(12)に丁度入る大きさの袋部(14a)
と、持手孔(12)の周囲に接着される平面部(14b)と
から成る密封フィルム(14)を、図に示すように持手孔
(12)に組合せ、平面部(14b)を熱溶着によって熱溶
着フィルム(11)に接着するというものである。
しかしながら、第7A図に示す従来例においては密封フィ
ルム(13)を接着してしまうと折角設けた持手孔(12)
を持手として使用できず、又、無理をして持とうとする
と密封フィルム(13)が破れてしまうという欠点があっ
た。
ルム(13)を接着してしまうと折角設けた持手孔(12)
を持手として使用できず、又、無理をして持とうとする
と密封フィルム(13)が破れてしまうという欠点があっ
た。
又、第7B図に示す従来例においては密封フィルム(14)
を接着した後も袋部(14a)があるために、そこに手を
入れて箱を持つことができるが、他方、持手孔(12)を
通してガス置換をした後に密封フィルム(14)を接着す
ると、密封フィルム(14)の形が複雑なため接着に手間
がかかり、その間に置換した容器内のガスが持手孔(1
2)から外へ拡散するという問題があった。
を接着した後も袋部(14a)があるために、そこに手を
入れて箱を持つことができるが、他方、持手孔(12)を
通してガス置換をした後に密封フィルム(14)を接着す
ると、密封フィルム(14)の形が複雑なため接着に手間
がかかり、その間に置換した容器内のガスが持手孔(1
2)から外へ拡散するという問題があった。
本考案は以上のような問題に鑑みてなされ、持手孔をガ
ス導出入口としても利用でき、ガス置換後の密閉も簡単
にできる段ボール箱の持手を提供することを目的として
いる。
ス導出入口としても利用でき、ガス置換後の密閉も簡単
にできる段ボール箱の持手を提供することを目的として
いる。
上記目的は、外面又は内面に熱溶着フィルムをラミネー
トした段ボール箱に少なくとも一つの持手孔を設け、筒
状フィルムの基部を前記持手孔の周囲の前記熱溶着フィ
ルムに熱溶融によって接着し、前記筒状フィルムの先端
を通して前記段ボール箱内のガス導出入を行った後に、
前記筒状フィルムの前記先端を密封して前記持手孔に挿
入するように構成することを特徴とする段ボール箱の持
手、によって達成される。
トした段ボール箱に少なくとも一つの持手孔を設け、筒
状フィルムの基部を前記持手孔の周囲の前記熱溶着フィ
ルムに熱溶融によって接着し、前記筒状フィルムの先端
を通して前記段ボール箱内のガス導出入を行った後に、
前記筒状フィルムの前記先端を密封して前記持手孔に挿
入するように構成することを特徴とする段ボール箱の持
手、によって達成される。
以上のように構成される段ボール箱の持手においては、
持手孔をガス導出入口としても利用でき、ガス置換後の
密閉も簡単に行うことができる。
持手孔をガス導出入口としても利用でき、ガス置換後の
密閉も簡単に行うことができる。
以下、実施例について図面を参照して説明する。
第1図は内面に熱溶着フィルムをラミネートした段ボー
ル箱(1)を示すが、一側面(1a)に持手孔(2)が設
けられている。(1b)は蓋部である。一側面(1a)を矢
印II−IIで示す線で切断した状態の拡大斜視図を第2図
に示す。(3)は段ボール、(4)は内面にラミネート
された熱溶着フィルムで例えばポリエチレンフィルムで
ある。第3図は基部(5a)と筒部(5b)とが一体的に形
成された筒状フィルム(5)を示し、材質はポリエチレ
ンである。筒部(5b)の断面は持手孔(2)の断面より
少し小さく、基部(5a)は平らである。この筒状フィル
ム(5)の筒部(5b)を第4図に示すように段ボール箱
(1)の内側から持手孔(2)に通し、基部(5a)を加
熱によって熱溶着フィルム(4)に溶着した。
ル箱(1)を示すが、一側面(1a)に持手孔(2)が設
けられている。(1b)は蓋部である。一側面(1a)を矢
印II−IIで示す線で切断した状態の拡大斜視図を第2図
に示す。(3)は段ボール、(4)は内面にラミネート
された熱溶着フィルムで例えばポリエチレンフィルムで
ある。第3図は基部(5a)と筒部(5b)とが一体的に形
成された筒状フィルム(5)を示し、材質はポリエチレ
ンである。筒部(5b)の断面は持手孔(2)の断面より
少し小さく、基部(5a)は平らである。この筒状フィル
ム(5)の筒部(5b)を第4図に示すように段ボール箱
(1)の内側から持手孔(2)に通し、基部(5a)を加
熱によって熱溶着フィルム(4)に溶着した。
以上のように筒状フィルム(5)が取付けられた段ボー
ル箱(1)に野菜を入れて蓋部(1b)を密閉した後、段
ボール箱(1)をガス置換室(図示せず)に入れ、ガス
置換室を真空排気して置換ガスを導入することで、筒状
フィルム(5)の先端(5c)を介して段ボール箱(1)
内のガスを矢印Aで示すように置換する。ガス置換が終
ったら、ガス置換室から段ボール箱(イ)を取り出し、
速やかに熱溶着によって先端(5c)を密封した。
ル箱(1)に野菜を入れて蓋部(1b)を密閉した後、段
ボール箱(1)をガス置換室(図示せず)に入れ、ガス
置換室を真空排気して置換ガスを導入することで、筒状
フィルム(5)の先端(5c)を介して段ボール箱(1)
内のガスを矢印Aで示すように置換する。ガス置換が終
ったら、ガス置換室から段ボール箱(イ)を取り出し、
速やかに熱溶着によって先端(5c)を密封した。
筒状フィルム(5)は軟かく、段ボール箱(1)の外に
突き出ているので、先端(5c)を折り畳んで棒状ヒータ
で挟むだけで短時間で簡単に密封することができ、密封
するまでの間に箱内から外に拡散するガスはほんの僅か
であった。
突き出ているので、先端(5c)を折り畳んで棒状ヒータ
で挟むだけで短時間で簡単に密封することができ、密封
するまでの間に箱内から外に拡散するガスはほんの僅か
であった。
次いで、密封した筒状フィルム(5)の筒部(5b)を、
第5図に示すように持手孔(2)を通して段ボール箱
(1)内部へ押し込んだ。これによって筒状フィルム
(5)が破れることなしに、持手孔(2)に手を入れて
持つことができる。密封した筒状フィルム(5)を内部
に押し込んだ状態の段ボール箱(6)を第6図に示す。
第5図に示すように持手孔(2)を通して段ボール箱
(1)内部へ押し込んだ。これによって筒状フィルム
(5)が破れることなしに、持手孔(2)に手を入れて
持つことができる。密封した筒状フィルム(5)を内部
に押し込んだ状態の段ボール箱(6)を第6図に示す。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿論、本考
案はこれに限定されることなく、本考案の技術的思想に
基き種々の変形が可能である。
案はこれに限定されることなく、本考案の技術的思想に
基き種々の変形が可能である。
例えば、実施例の段ボール箱(1)においては内面に熱
溶着フィルム(4)がラミネートされているが、代りに
外面にラミネートされていても良く、この場合は勿論、
筒状フィルム(5)の基部(5a)は外面の熱溶着フィル
ム(4)に溶着する。
溶着フィルム(4)がラミネートされているが、代りに
外面にラミネートされていても良く、この場合は勿論、
筒状フィルム(5)の基部(5a)は外面の熱溶着フィル
ム(4)に溶着する。
又、持手孔(2)は実施例では一箇所に設けたが段ボー
ル箱(1)の一対の側面に二箇所設けてもよい。この場
合は、一方の筒状フィルム(5)の先端(5c)からガス
導出入を行う際に、他方の筒状フィルム(5′)の先端
(5c′)を前以って密封しておくと良い。
ル箱(1)の一対の側面に二箇所設けてもよい。この場
合は、一方の筒状フィルム(5)の先端(5c)からガス
導出入を行う際に、他方の筒状フィルム(5′)の先端
(5c′)を前以って密封しておくと良い。
又、筒状フィルム(5)を透明な材質で構成すると、筒
状フィルム(5)を通して持手孔(2)から内部を覗く
ことができる。
状フィルム(5)を通して持手孔(2)から内部を覗く
ことができる。
又、実施例では筒状フィルム(5)の先端(5c)を密封
する手段として熱溶着を用いたが、代りに先端(5c)に
密閉チャックを取付けたり、他のシール部材を用いても
良い。密閉チャックを取付けた場合はこの段ボール箱
(1)を何回もガス置換のために使用することができ
る。
する手段として熱溶着を用いたが、代りに先端(5c)に
密閉チャックを取付けたり、他のシール部材を用いても
良い。密閉チャックを取付けた場合はこの段ボール箱
(1)を何回もガス置換のために使用することができ
る。
本考案は以上のような構成であるので、持手孔をガス導
出入口としても利用できるため構造が簡単である。又、
ガス導出入後の密閉を短時間で簡単に行うことができる
ので段ボール箱内の調整された雰囲気をほゞそのまゝ維
持することができる。
出入口としても利用できるため構造が簡単である。又、
ガス導出入後の密閉を短時間で簡単に行うことができる
ので段ボール箱内の調整された雰囲気をほゞそのまゝ維
持することができる。
第1図は本考案の実施例に係わる持手孔のある、熱溶着
フィルムを内面にラミネートした段ボール箱の斜視図、
第2図は第1図を矢印線II−IIで切断した状態の拡大斜
視図、第3図は同実施例に用いられる筒状フィルムの斜
視図、第4図は同フィルムを溶着した状態を示す拡大斜
視図、第5図は先端を密封した同フィルムを内部へ押し
込んだ状態を示す拡大斜視図、第6図は同実施例の段ボ
ール箱を全て密閉した状態を示す斜視図及び第7A図、第
7B図は各々従来例を示す一部断面分解斜視図である。 なお図において、 (1)(6)……段ボール箱 (2)……持手孔 (4)……熱溶着フィルム (5)……筒状フィルム (5a)……基部 (5c)……先端
フィルムを内面にラミネートした段ボール箱の斜視図、
第2図は第1図を矢印線II−IIで切断した状態の拡大斜
視図、第3図は同実施例に用いられる筒状フィルムの斜
視図、第4図は同フィルムを溶着した状態を示す拡大斜
視図、第5図は先端を密封した同フィルムを内部へ押し
込んだ状態を示す拡大斜視図、第6図は同実施例の段ボ
ール箱を全て密閉した状態を示す斜視図及び第7A図、第
7B図は各々従来例を示す一部断面分解斜視図である。 なお図において、 (1)(6)……段ボール箱 (2)……持手孔 (4)……熱溶着フィルム (5)……筒状フィルム (5a)……基部 (5c)……先端
Claims (1)
- 【請求項1】外面又は内面に熱溶着フィルムをラミネー
トした段ボール箱に少なくとも一つの持手孔を設け、筒
状フィルムの基部を前記持手孔の周囲の前記熱溶着フィ
ルムに熱溶融によって接着し、前記筒状フィルムの先端
を通して前記段ボール箱内のガス導出入を行った後に、
前記筒状フィルムの前記先端を密封して前記持手孔に挿
入するように構成することを特徴とする段ボール箱の持
手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4720690U JPH0747303Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 段ボール箱の持手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4720690U JPH0747303Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 段ボール箱の持手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH047409U JPH047409U (ja) | 1992-01-23 |
JPH0747303Y2 true JPH0747303Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31562940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4720690U Expired - Lifetime JPH0747303Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 段ボール箱の持手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747303Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP4720690U patent/JPH0747303Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH047409U (ja) | 1992-01-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |