JPH0747053Y2 - 液状化粧料容器 - Google Patents
液状化粧料容器Info
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- JPH0747053Y2 JPH0747053Y2 JP1989027095U JP2709589U JPH0747053Y2 JP H0747053 Y2 JPH0747053 Y2 JP H0747053Y2 JP 1989027095 U JP1989027095 U JP 1989027095U JP 2709589 U JP2709589 U JP 2709589U JP H0747053 Y2 JPH0747053 Y2 JP H0747053Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、マスカラ、アイライナー、ネイルエナメル
等の液状化粧料を使用するに適した液状化粧料容器に関
する。
等の液状化粧料を使用するに適した液状化粧料容器に関
する。
(従来の技術) 従来、キャップに塗布部を備えた塗布軸を取り付け、塗
布軸を容器本体内に挿入して塗布部に液状化粧料を含ま
せ、キャップと共に塗布軸を抜き出して塗布部に保持し
た化粧料を所要部位に塗布可能とした液状化粧料容器は
公知である。
布軸を容器本体内に挿入して塗布部に液状化粧料を含ま
せ、キャップと共に塗布軸を抜き出して塗布部に保持し
た化粧料を所要部位に塗布可能とした液状化粧料容器は
公知である。
かかる公知の液状化粧料容器のキャップは、一般的にネ
ジ若しくは嵌挿等の手段により容器本体に装着されるが
いずれの場合においても、キャップを閉止状態から開放
状態にするには容器本体とキャップとの間に相対的な脱
着距離が存しており、一定距離キャップを容器本体に対
して相対的に外方へ移動させることを必要としている。
したがって、キャップを容器本体から外した位置におい
て塗布軸の先端が容器の底部に届くような寸法に形成し
た場合、キャップを閉止することが不可能となってしま
う。このことは、前記キャップの脱着距離だけ塗布軸の
寸法を短くしなければならないことを意味しており、こ
の結果キャップを容器本体から取り出して使用する状態
では、第14図Bに示すように塗布軸の先端を容器本体の
底部に届かせることが出来ず、相当量の液状化粧料が使
用不能の状態で容器内に残存してしまうという欠点があ
った。
ジ若しくは嵌挿等の手段により容器本体に装着されるが
いずれの場合においても、キャップを閉止状態から開放
状態にするには容器本体とキャップとの間に相対的な脱
着距離が存しており、一定距離キャップを容器本体に対
して相対的に外方へ移動させることを必要としている。
したがって、キャップを容器本体から外した位置におい
て塗布軸の先端が容器の底部に届くような寸法に形成し
た場合、キャップを閉止することが不可能となってしま
う。このことは、前記キャップの脱着距離だけ塗布軸の
寸法を短くしなければならないことを意味しており、こ
の結果キャップを容器本体から取り出して使用する状態
では、第14図Bに示すように塗布軸の先端を容器本体の
底部に届かせることが出来ず、相当量の液状化粧料が使
用不能の状態で容器内に残存してしまうという欠点があ
った。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、キャップの装脱時におけるキャップの回転
により塗布軸を進退させることにより、キャップの装脱
と相反的に塗布軸を前進又は後退可能とし、キャップ装
着時には塗布軸がキャップの装着の邪魔とならないよう
に、塗布軸を進退させることにようしたものにおいて、
化粧料の残存量を出来るだけ少なくすると共に、ネジ山
の破損を防止し得るようにせんとするものである。
により塗布軸を進退させることにより、キャップの装脱
と相反的に塗布軸を前進又は後退可能とし、キャップ装
着時には塗布軸がキャップの装着の邪魔とならないよう
に、塗布軸を進退させることにようしたものにおいて、
化粧料の残存量を出来るだけ少なくすると共に、ネジ山
の破損を防止し得るようにせんとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、この考案が採った手段は、
容器(1)の口部に、先端に塗布部(4)を有する塗布
軸(3)を備えたキャップ(2)を着脱自在に装着し、
塗布軸(3)をキャップ(2)に螺進退自在に連結し、
容器内部と塗布軸(3)とに互に係合して相対的な回転
を阻止しつつ塗布軸(3)の軸方向の移動を許容する廻
止部(10)(11)を設け、装脱時のキャップ(2)の回
転により塗布軸(3)をキャップ(2)に対して進退さ
せるようにした液状化粧料容器において、容器(1)の
廻止部(11)と塗布軸(3)の廻止部(10)との間に若
干の間隔(14)を設け、両廻止部(10)(11)が係合し
た状態において塗布軸(3)を軸方向と直交する方向に
揺動自在とすると共に、キャップ内周面に螺旋溝(5)
を形成し、該螺旋溝(5)に係入する突起(6)を塗布
軸(3)に設け、該突起(6)を弾力的に螺旋溝(5)
に係接させたことを特徴とする。
容器(1)の口部に、先端に塗布部(4)を有する塗布
軸(3)を備えたキャップ(2)を着脱自在に装着し、
塗布軸(3)をキャップ(2)に螺進退自在に連結し、
容器内部と塗布軸(3)とに互に係合して相対的な回転
を阻止しつつ塗布軸(3)の軸方向の移動を許容する廻
止部(10)(11)を設け、装脱時のキャップ(2)の回
転により塗布軸(3)をキャップ(2)に対して進退さ
せるようにした液状化粧料容器において、容器(1)の
廻止部(11)と塗布軸(3)の廻止部(10)との間に若
干の間隔(14)を設け、両廻止部(10)(11)が係合し
た状態において塗布軸(3)を軸方向と直交する方向に
揺動自在とすると共に、キャップ内周面に螺旋溝(5)
を形成し、該螺旋溝(5)に係入する突起(6)を塗布
軸(3)に設け、該突起(6)を弾力的に螺旋溝(5)
に係接させたことを特徴とする。
(実施例) 以下に図面を参照しつつ、この考案の好ましい実施例を
詳細に説明する。図において(1)は容器本体、(2)
はキャップであり、両者は好しくは円筒形状、角筒形状
等の筒形状に形成される。
詳細に説明する。図において(1)は容器本体、(2)
はキャップであり、両者は好しくは円筒形状、角筒形状
等の筒形状に形成される。
キャップ(2)には、容器本体(1)内に挿入自在な塗
布軸(3)が取り付けられ、該塗布軸(3)の先端には
ブラシ、筆、その他適宜の塗布部(4)が形成される。
又、容器本体(1)の口部適所に塗布部(4)に付着さ
れる化粧料の付着量を調整するため、しごき手段(図示
せず)が設けられる。
布軸(3)が取り付けられ、該塗布軸(3)の先端には
ブラシ、筆、その他適宜の塗布部(4)が形成される。
又、容器本体(1)の口部適所に塗布部(4)に付着さ
れる化粧料の付着量を調整するため、しごき手段(図示
せず)が設けられる。
塗布軸(3)の基部は、ネジ手段によりキャップ(2)
内に進退自在に螺挿される。すなわち、キャップ(2)
の内周面には、螺旋溝(5)が形成され、該螺旋溝
(5)に係入する突起(6)が塗布軸(3)の基部に設
けられる。図示の実施例にあっては、螺旋溝(5)はキ
ャップ(2)とは別体のネジ筒(7)の内周面に形成さ
れ、該ネジ筒(7)をキャップ(2)内に挿着し、又、
突起(6)は塗布軸(3)の基部に定着されたリング
(8)内からバネ(9)の弾発力を受けて外方へ突出
し、螺旋溝(5)内に弾力的に出入自在に係接するピン
によって構成されているが、これに限るものではない。
例えば、螺旋溝(5)をキャップ(2)の内面に直接形
成したり第11図に示すようにリング(8)の外周面に突
起(6)を直接一体化して突設しても良い。又、その他
の螺旋作動をもたらす如何なる構造、手段であっても良
い。
内に進退自在に螺挿される。すなわち、キャップ(2)
の内周面には、螺旋溝(5)が形成され、該螺旋溝
(5)に係入する突起(6)が塗布軸(3)の基部に設
けられる。図示の実施例にあっては、螺旋溝(5)はキ
ャップ(2)とは別体のネジ筒(7)の内周面に形成さ
れ、該ネジ筒(7)をキャップ(2)内に挿着し、又、
突起(6)は塗布軸(3)の基部に定着されたリング
(8)内からバネ(9)の弾発力を受けて外方へ突出
し、螺旋溝(5)内に弾力的に出入自在に係接するピン
によって構成されているが、これに限るものではない。
例えば、螺旋溝(5)をキャップ(2)の内面に直接形
成したり第11図に示すようにリング(8)の外周面に突
起(6)を直接一体化して突設しても良い。又、その他
の螺旋作動をもたらす如何なる構造、手段であっても良
い。
しかしながら、第3図のように、バネ(9)で突起
(6)を弾発させつつ係接する構造とした場合、螺旋溝
(5)の端部において突起(6)がバネ(9)に抗して
引込む状態となり、突起のオーバーランを防止し、ネジ
山の破損を防止することが出来る。
(6)を弾発させつつ係接する構造とした場合、螺旋溝
(5)の端部において突起(6)がバネ(9)に抗して
引込む状態となり、突起のオーバーランを防止し、ネジ
山の破損を防止することが出来る。
容器本体(1)の内部と塗布軸(3)には、互に係合し
て相対的な回転を阻止しつつ塗布軸(3)の軸方向の移
動を許容し得る廻止部(10)(11)が設けられ、キャッ
プ(2)を容器本体(1)から装脱するために回転する
とき、前述したキャップ(2)と塗布軸(3)との螺合
により塗布軸(3)に回転力が付与されるが、塗布軸
(3)は廻止部(10)(11)の係合により回転が阻止さ
れているため、軸方向の前進若しくは後退のみが許容さ
れる。
て相対的な回転を阻止しつつ塗布軸(3)の軸方向の移
動を許容し得る廻止部(10)(11)が設けられ、キャッ
プ(2)を容器本体(1)から装脱するために回転する
とき、前述したキャップ(2)と塗布軸(3)との螺合
により塗布軸(3)に回転力が付与されるが、塗布軸
(3)は廻止部(10)(11)の係合により回転が阻止さ
れているため、軸方向の前進若しくは後退のみが許容さ
れる。
容器本体(1)と塗布軸(3)に設けられた廻止部(1
0)(11)は、対応した断面非円形、例えば断面方形、
断面楕円形等、或はキーとキー溝の如き構造に形成さ
れ、両廻止部(10)(11)の相対的な回転が不能な状態
で係合している。
0)(11)は、対応した断面非円形、例えば断面方形、
断面楕円形等、或はキーとキー溝の如き構造に形成さ
れ、両廻止部(10)(11)の相対的な回転が不能な状態
で係合している。
第2〜4図を参照して塗布軸(3)は、その基部から途
中までは、その下部よりも若干大径の角柱部に形成され
該角柱部の下方はこれより若干小径の円柱体に形成さ
れ、該角柱部が廻止部(10)を構成する。廻止部(10)
の形状はこれに限られるものではなく、全体を角柱状に
形成しても良い。又、角柱部は図示の断面六角形に限ら
れるものではなく、その他の断面方形状、或は楕円形状
等種々の形状が選択可能である。そして、この塗布軸
(3)の角柱状の廻止部(10)に対応して容器本体
(1)の口部内周面を角筒状の廻止部(11)に形成す
る。
中までは、その下部よりも若干大径の角柱部に形成され
該角柱部の下方はこれより若干小径の円柱体に形成さ
れ、該角柱部が廻止部(10)を構成する。廻止部(10)
の形状はこれに限られるものではなく、全体を角柱状に
形成しても良い。又、角柱部は図示の断面六角形に限ら
れるものではなく、その他の断面方形状、或は楕円形状
等種々の形状が選択可能である。そして、この塗布軸
(3)の角柱状の廻止部(10)に対応して容器本体
(1)の口部内周面を角筒状の廻止部(11)に形成す
る。
キャップ(2)と容器本体(1)とは、ネジ手段(12)
により螺着されており、このネジ手段(12)によるキャ
ップ(2)の脱着に対応してキャップの取り外し時に塗
布軸(3)が相対的に前進するように塗布軸(3)とキ
ャップ(2)とのネジ手段を形成する。したがって、キ
ャップ(2)を容器本体(1)から螺脱するとき、第12
図に示すように廻止部(10)(11)との係合により塗布
軸(3)は廻り止め状態であるため、螺旋溝(5)と突
起(6)との相対的なネジ運動は、キャップの回転と口
部の回転止めとの相対的働きにより塗布軸(3)の前進
をもたらし、塗布軸(3)の寸法が実質的に伸長する。
かくして、第14A図に示すようにキャップ(2)を外し
た状態で、塗布部(4)を容器本体(1)の底部に届か
せることが可能となり、容器底部の化粧料を塗布部
(4)に付着させて使用することが出来る為、使用不能
な化粧料の残存量を減少させることが出来る。
により螺着されており、このネジ手段(12)によるキャ
ップ(2)の脱着に対応してキャップの取り外し時に塗
布軸(3)が相対的に前進するように塗布軸(3)とキ
ャップ(2)とのネジ手段を形成する。したがって、キ
ャップ(2)を容器本体(1)から螺脱するとき、第12
図に示すように廻止部(10)(11)との係合により塗布
軸(3)は廻り止め状態であるため、螺旋溝(5)と突
起(6)との相対的なネジ運動は、キャップの回転と口
部の回転止めとの相対的働きにより塗布軸(3)の前進
をもたらし、塗布軸(3)の寸法が実質的に伸長する。
かくして、第14A図に示すようにキャップ(2)を外し
た状態で、塗布部(4)を容器本体(1)の底部に届か
せることが可能となり、容器底部の化粧料を塗布部
(4)に付着させて使用することが出来る為、使用不能
な化粧料の残存量を減少させることが出来る。
又、逆にキャップ(2)を装着するときは、前記と逆に
キャップを回転させる為、螺旋溝(5)と突起(6)と
の相対的なネジ運動により、塗布軸(3)が相対的に後
退して、第13図Aに示すように実質的にその寸法が短く
なる為、支障なく塗布軸(3)を容器本体(1)内に挿
入してキャップ(2)を装着し、閉止状態とすることが
出来る。
キャップを回転させる為、螺旋溝(5)と突起(6)と
の相対的なネジ運動により、塗布軸(3)が相対的に後
退して、第13図Aに示すように実質的にその寸法が短く
なる為、支障なく塗布軸(3)を容器本体(1)内に挿
入してキャップ(2)を装着し、閉止状態とすることが
出来る。
第15〜20図は、この考案の一変形例を示すものであっ
て、容器本体(1)の口部(1a)内にしごき部材(13)
を配設し、該しごき部材(13)の内周面一部を角筒状に
形成して廻止部(11)としたことを特徴とする。
て、容器本体(1)の口部(1a)内にしごき部材(13)
を配設し、該しごき部材(13)の内周面一部を角筒状に
形成して廻止部(11)としたことを特徴とする。
しごき部材(13)は、一般に軟弾性を有するゴム或はプ
ラスチックで形成され、先端開口(15)を絞って塗布軸
(3)に付着した液状化粧料容器を除去すると共に、塗
布部(4)に付着した化粧料の量を適量にしごき落と
す。
ラスチックで形成され、先端開口(15)を絞って塗布軸
(3)に付着した液状化粧料容器を除去すると共に、塗
布部(4)に付着した化粧料の量を適量にしごき落と
す。
しごき部材(13)の廻止部(11)と塗布軸(3)の廻止
部(10)との係合により、塗布軸(3)は廻り止めされ
つつ軸方向に抜き挿し自在となる。
部(10)との係合により、塗布軸(3)は廻り止めされ
つつ軸方向に抜き挿し自在となる。
両廻止部(10)(11)の間には、若干の間隔(14)が形
成され、両廻止部(10)(11)が係合した状態において
塗布軸(3)を軸方向と直交する方向へ揺動自在として
いる。このように、塗布軸(3)の揺動が自由となるこ
とにより、塗布軸(3)の先端に設けた塗布部(4)と
化粧料との接触可能範囲が拡大し容器本体(1)の内側
壁にまで塗布部(4)を届かせることも出来る為、液状
化粧料の残存量をより少なくすることが可能となる。
尚、間隙(14)の形成に替えてしごき部材(13)を柔軟
なゴムで形成し、しごき部材(13)を圧縮変形させるこ
とによって、塗布軸(3)を揺動可能としても良い。
成され、両廻止部(10)(11)が係合した状態において
塗布軸(3)を軸方向と直交する方向へ揺動自在として
いる。このように、塗布軸(3)の揺動が自由となるこ
とにより、塗布軸(3)の先端に設けた塗布部(4)と
化粧料との接触可能範囲が拡大し容器本体(1)の内側
壁にまで塗布部(4)を届かせることも出来る為、液状
化粧料の残存量をより少なくすることが可能となる。
尚、間隙(14)の形成に替えてしごき部材(13)を柔軟
なゴムで形成し、しごき部材(13)を圧縮変形させるこ
とによって、塗布軸(3)を揺動可能としても良い。
第21〜24図は、この考案の更に他の変形を示し、しごき
部材(13)の先端開口(15)を六角形の廻止部(11)に
形成したものである。該先端開口(15)に塗布軸(3)
の廻止部(10)を係合するとき、塗布軸(3)は回転が
阻止されるが、軸方向の移動は自由であるため、前述し
たようにキャップ(2)によってもたらされる回転力に
より、塗布軸(3)は回転することなく前進若しくは後
退する。
部材(13)の先端開口(15)を六角形の廻止部(11)に
形成したものである。該先端開口(15)に塗布軸(3)
の廻止部(10)を係合するとき、塗布軸(3)は回転が
阻止されるが、軸方向の移動は自由であるため、前述し
たようにキャップ(2)によってもたらされる回転力に
より、塗布軸(3)は回転することなく前進若しくは後
退する。
第25〜28図は、この考案の更に他の変形を示し、しごき
部材(13)の内周面に好しくは剛性のリング(16)を挿
設し、該リング(16)の内周面を六角形の廻止部(11)
に形成したものである。リング(16)は好ましくは硬質
のゴム、プラスチック或は金属等の剛性材料からなる
が、軟質のゴム、プラスチックを用いても良いことは勿
論である。キャップ(2)の回転時に、塗布軸(3)の
廻止部(10)がリング(16)の内周面の廻止部(11)に
係合して、塗布軸(3)は回転を阻止されつつ、軸方向
に前進、後退する。
部材(13)の内周面に好しくは剛性のリング(16)を挿
設し、該リング(16)の内周面を六角形の廻止部(11)
に形成したものである。リング(16)は好ましくは硬質
のゴム、プラスチック或は金属等の剛性材料からなる
が、軟質のゴム、プラスチックを用いても良いことは勿
論である。キャップ(2)の回転時に、塗布軸(3)の
廻止部(10)がリング(16)の内周面の廻止部(11)に
係合して、塗布軸(3)は回転を阻止されつつ、軸方向
に前進、後退する。
第29〜33図は、更に他の変形例を示すものであって、塗
布軸(3)にこれとは別体の筒状部材(17)を外挿し
て、固着し、該筒状部材(17)の外周面を六角状の廻止
部(10)に形成する。又、筒状部材(17)の先端には大
径の鍔部(18)を形成して、塗布軸挿入時にしごき部材
(13)の内周面、特に底部に摺接させ、付着した化粧料
を容器本体(1)内に戻すようにする。しごき部材(1
3)の内周面には、前記第15〜20図に述べた六角形の廻
止部(11)が形成され、筒状部材(17)の廻止部(10)
と係合自在である。筒状部材(17)は好しくは硬質のプ
ラスチック若しくはゴム等で形成され、塗布軸(3)に
挿入して固着される。
布軸(3)にこれとは別体の筒状部材(17)を外挿し
て、固着し、該筒状部材(17)の外周面を六角状の廻止
部(10)に形成する。又、筒状部材(17)の先端には大
径の鍔部(18)を形成して、塗布軸挿入時にしごき部材
(13)の内周面、特に底部に摺接させ、付着した化粧料
を容器本体(1)内に戻すようにする。しごき部材(1
3)の内周面には、前記第15〜20図に述べた六角形の廻
止部(11)が形成され、筒状部材(17)の廻止部(10)
と係合自在である。筒状部材(17)は好しくは硬質のプ
ラスチック若しくはゴム等で形成され、塗布軸(3)に
挿入して固着される。
第34〜36図は、更に他の変形を示し、前記第29〜33図の
実施例と同様に、別体の筒状部材(17)を塗布軸(3)
に挿入固着する。該筒状部材(17)は全体を同一径に形
成すると共に、その先端に鍔部(18)が一体に形成され
る。そして、筒状部材(17)の外周面から鍔部(18)に
わたって全体を六角形に形成し、廻止部(10)に構成す
る。又、しごき部材(13)の先端開口(15)を六角形の
廻止部(11)に形成して、筒状部材(17)及び鍔部(1
8)の廻止部(10)と係合自在とする。
実施例と同様に、別体の筒状部材(17)を塗布軸(3)
に挿入固着する。該筒状部材(17)は全体を同一径に形
成すると共に、その先端に鍔部(18)が一体に形成され
る。そして、筒状部材(17)の外周面から鍔部(18)に
わたって全体を六角形に形成し、廻止部(10)に構成す
る。又、しごき部材(13)の先端開口(15)を六角形の
廻止部(11)に形成して、筒状部材(17)及び鍔部(1
8)の廻止部(10)と係合自在とする。
第37〜40図は、更に他の変形を示し、鍔部(18)を有す
る別体の筒状部材(17)を塗布軸(3)に挿入、固着す
ると共に、しごき部材(13)の内周面に内面を廻止部
(11)とした別体のリング(16)を配設し、筒状部材
(17)の外周面の廻止部(10)と係合自在としたもので
ある。
る別体の筒状部材(17)を塗布軸(3)に挿入、固着す
ると共に、しごき部材(13)の内周面に内面を廻止部
(11)とした別体のリング(16)を配設し、筒状部材
(17)の外周面の廻止部(10)と係合自在としたもので
ある。
尚、以上の種々の実施例は、これらの構造に限るもので
はなく、各変形例を適宜組み合わせたり、或は考案の要
旨の範囲において任意の変更が可能であることは当業者
に容易に理解出来るであろう。
はなく、各変形例を適宜組み合わせたり、或は考案の要
旨の範囲において任意の変更が可能であることは当業者
に容易に理解出来るであろう。
(考案の作用及び効果) この考案によれば、容器(1)の廻止部(11)と塗布軸
(3)の廻止部(10)との間に形成した若干の間隔(1
4)の存在により、両廻止部(10)(11)が係合した状
態において、塗布軸(3)を軸方向と直交する方向に揺
動させることが出来るため、塗布軸(3)の先端に設け
た塗布部(4)と収納した化粧料との接触可能範囲が拡
大し、容器(1)の内側壁にまで塗布部(4)を届かせ
ることが出来る結果、液状化粧料の残存量をより少なく
することが可能となる。又、螺旋溝(5)に係入する突
起(6)を弾力的に螺旋溝(5)に係接してあるので、
突起(6)のオーバーランを防止し、ネジ山の破損を防
止することが出来る。
(3)の廻止部(10)との間に形成した若干の間隔(1
4)の存在により、両廻止部(10)(11)が係合した状
態において、塗布軸(3)を軸方向と直交する方向に揺
動させることが出来るため、塗布軸(3)の先端に設け
た塗布部(4)と収納した化粧料との接触可能範囲が拡
大し、容器(1)の内側壁にまで塗布部(4)を届かせ
ることが出来る結果、液状化粧料の残存量をより少なく
することが可能となる。又、螺旋溝(5)に係入する突
起(6)を弾力的に螺旋溝(5)に係接してあるので、
突起(6)のオーバーランを防止し、ネジ山の破損を防
止することが出来る。
第1図は外観斜視図、第2図はキャップを外した状態の
外観斜視図、第3図は縦断面図、第4図は第3図IV−IV
線に沿った横断面図、第5図は塗布軸の正面図、第6図
は第5図VI−VI線に沿った横断面、第7図は第5図VII
−VII線に沿った横断面図、第8図はキャップ装脱途中
を示す縦断面図、第9図はキャップを完全に外した状態
の縦断面図、第10図はキャップと塗布軸の螺旋係合機構
を示す一部切欠斜視図、第11図はキャップと塗布軸の螺
旋係合機構の一変形を示す第10図と同様の円、第12図は
キャップの装脱過程を示す図、第13、14図はこの考案と
従来の容器との塗布軸の作動を示す図、第15図はこの考
案の一変形を示す縦断面図、第16図は第15図A−A′線
に沿った横断面図、第17図は第15図B−B′線に沿った
横断面図、第18図は第15図C−C′線に沿った横断面
図、第19図はしごき部材の外観斜視図、第20図は同しご
き部材の縦断斜視図、第21図は更に他の変形を示す縦断
面図、第22図は第21図D−D′線に沿った横断面図、第
23図は第21図E−E′線に沿った横断面図、第24図は塗
布軸としごき部材の要部の一部を拡大して示す縦断斜視
図、第25図は更に他の変形を示す縦断面図、第26図は第
25図F−F′線に沿った横断面図、第27図は第25図G−
G′線に沿った横断面図、第28図は第25図H−H′線に
沿った横断面図、第29図は更に他の変形を示す縦断面
図、第30図は第29図J−J′線に沿った横断面図、第31
図は第29図K−K′線に沿った横断面図、第32図は第29
図L−L′線に沿った横断面図、第33図は該変形の要部
を分解して示す斜視図、第34図は更に他の変形を示す縦
断面図、第35図は第34図M−M′線に沿った横断面図、
第36図は第34図N−N′線に沿った横断面図、第37図は
更に他の変形を示す縦断面図、第38図は第37図O−O′
線に沿った横断面図、第39図は第37図P−P′線に沿っ
た横断面図、第40図は第37図Q−Q′線に沿った横断面
図である。 (1)…容器本体、(2)…キャップ (3)…塗布軸、(4)…塗布部 (5)…螺旋溝、(6)…突起 (7)…ネジ筒、(8)…リング (9)…バネ、(10)(11)…廻止部 (12)…ネジ手段、(13)…しごき部材 (14)…間隔、(15)…先端開口 (16)…リング、(17)…筒状部材 (18)…鍔部
外観斜視図、第3図は縦断面図、第4図は第3図IV−IV
線に沿った横断面図、第5図は塗布軸の正面図、第6図
は第5図VI−VI線に沿った横断面、第7図は第5図VII
−VII線に沿った横断面図、第8図はキャップ装脱途中
を示す縦断面図、第9図はキャップを完全に外した状態
の縦断面図、第10図はキャップと塗布軸の螺旋係合機構
を示す一部切欠斜視図、第11図はキャップと塗布軸の螺
旋係合機構の一変形を示す第10図と同様の円、第12図は
キャップの装脱過程を示す図、第13、14図はこの考案と
従来の容器との塗布軸の作動を示す図、第15図はこの考
案の一変形を示す縦断面図、第16図は第15図A−A′線
に沿った横断面図、第17図は第15図B−B′線に沿った
横断面図、第18図は第15図C−C′線に沿った横断面
図、第19図はしごき部材の外観斜視図、第20図は同しご
き部材の縦断斜視図、第21図は更に他の変形を示す縦断
面図、第22図は第21図D−D′線に沿った横断面図、第
23図は第21図E−E′線に沿った横断面図、第24図は塗
布軸としごき部材の要部の一部を拡大して示す縦断斜視
図、第25図は更に他の変形を示す縦断面図、第26図は第
25図F−F′線に沿った横断面図、第27図は第25図G−
G′線に沿った横断面図、第28図は第25図H−H′線に
沿った横断面図、第29図は更に他の変形を示す縦断面
図、第30図は第29図J−J′線に沿った横断面図、第31
図は第29図K−K′線に沿った横断面図、第32図は第29
図L−L′線に沿った横断面図、第33図は該変形の要部
を分解して示す斜視図、第34図は更に他の変形を示す縦
断面図、第35図は第34図M−M′線に沿った横断面図、
第36図は第34図N−N′線に沿った横断面図、第37図は
更に他の変形を示す縦断面図、第38図は第37図O−O′
線に沿った横断面図、第39図は第37図P−P′線に沿っ
た横断面図、第40図は第37図Q−Q′線に沿った横断面
図である。 (1)…容器本体、(2)…キャップ (3)…塗布軸、(4)…塗布部 (5)…螺旋溝、(6)…突起 (7)…ネジ筒、(8)…リング (9)…バネ、(10)(11)…廻止部 (12)…ネジ手段、(13)…しごき部材 (14)…間隔、(15)…先端開口 (16)…リング、(17)…筒状部材 (18)…鍔部
Claims (1)
- 【請求項1】容器(1)の口部に、先端に塗布部(4)
を有する塗布軸(3)を備えたキャップ(2)を着脱自
在に装着し、塗布軸(3)をキャップ(2)に螺進退自
在に連結し、容器内部と塗布軸(3)とに互に係合して
相対的な回転を阻止しつつ塗布軸(3)の軸方向の移動
を許容する廻止部(10)(11)を設け、装脱時のキャッ
プ(2)の回転により塗布軸(3)をキャップ(2)に
対して進退させるようにした液状化粧料容器において、
容器(1)の廻止部(11)と塗布軸(3)の廻止部(1
0)との間に若干の間隔(14)を設け、両廻止部(10)
(11)が係合した状態において塗布軸(3)を軸方向と
直交する方向に揺動自在とすると共に、キャップ内周面
に螺旋溝(5)を形成し、該螺旋溝(5)に係入する突
起(6)を塗布軸(3)に設け、該突起(6)を弾力的
に螺旋溝(5)に係接させたことを特徴とする液状化粧
料容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989027095U JPH0747053Y2 (ja) | 1988-09-21 | 1989-03-09 | 液状化粧料容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-123700 | 1988-05-20 | ||
JP12370088 | 1988-09-21 | ||
JP1989027095U JPH0747053Y2 (ja) | 1988-09-21 | 1989-03-09 | 液状化粧料容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0286418U JPH0286418U (ja) | 1990-07-09 |
JPH0747053Y2 true JPH0747053Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31717585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989027095U Expired - Fee Related JPH0747053Y2 (ja) | 1988-09-21 | 1989-03-09 | 液状化粧料容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747053Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010088516A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Key Tranding Co Ltd | 化粧料容器 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0637772Y2 (ja) * | 1989-05-27 | 1994-10-05 | 株式会社コーセー | 液体化粧料等の収納容器 |
FR2730910B1 (fr) * | 1995-02-23 | 1997-04-11 | Oreal | Applicateur de produit cosmetique |
FR2951621B1 (fr) * | 2009-10-27 | 2012-04-13 | Oreal | Dispositif comportant un applicateur de produit cosmetique ou de soin. |
JPWO2014087533A1 (ja) * | 2012-12-07 | 2017-01-05 | 株式会社篠原 | 化粧用塗布具 |
US11357307B2 (en) * | 2017-08-21 | 2022-06-14 | Sinwa Corporation | Cosmetic applicator |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5537496Y2 (ja) * | 1977-10-31 | 1980-09-02 | ||
JPS5737727Y2 (ja) * | 1977-12-19 | 1982-08-19 |
-
1989
- 1989-03-09 JP JP1989027095U patent/JPH0747053Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010088516A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Key Tranding Co Ltd | 化粧料容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0286418U (ja) | 1990-07-09 |
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JPH0121609Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |