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JPH0745741Y2 - 扉用ロックハンドル装置 - Google Patents

扉用ロックハンドル装置

Info

Publication number
JPH0745741Y2
JPH0745741Y2 JP8903091U JP8903091U JPH0745741Y2 JP H0745741 Y2 JPH0745741 Y2 JP H0745741Y2 JP 8903091 U JP8903091 U JP 8903091U JP 8903091 U JP8903091 U JP 8903091U JP H0745741 Y2 JPH0745741 Y2 JP H0745741Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
door
arm
fixed
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8903091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0532649U (ja
Inventor
秀昭 瀧源
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takigen Manufacturing Co Ltd filed Critical Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP8903091U priority Critical patent/JPH0745741Y2/ja
Publication of JPH0532649U publication Critical patent/JPH0532649U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0745741Y2 publication Critical patent/JPH0745741Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バン型車両や船舶、貨
物列車の貨物コンテナ等の扉に使用されるロックハンド
ル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実公昭58−51327号公報に開示さ
れた従来の扉用ロックハンドル装置では、扉に固着した
軸受ブラケットに操作軸を嵌挿し、操作軸の途中に操作
ハンドルを連結し、操作軸の端部にキーパーの基端軸部
を固着し、固定フレーム側の受金に係脱する錠止アーム
をキーパーの先端部側方に突設している。
【0003】この扉用ロックハンドル装置では、扉閉鎖
の終端段階でキーパーの錠止アームが受金の入口部に進
入し、扉閉鎖の終了後、操作ハンドルで操作軸を回転さ
せることによって、錠止アームが受金の最奥部にまで係
合し、扉が固定フレームに対して掛止め錠止される。
【0004】このような作動過程をとる従来の扉用ロッ
クハンドル装置では、キーパーと受金が占めるべき相対
的な位置関係は厳密に特定されており、扉の吊持用蝶番
の歪曲変形や扉自体の変形などによって、固定フレーム
に対する扉の取付位置に狂いが生じたときには、キーパ
ーの錠止アームが受金の入口部に縁面部分に衝突したり
して、キーパーと受金が係合しないか、係合動作が円滑
に行われないことになった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従って本考案の目的
は、固定フレームに対する扉の取付位置に多少の狂いが
生じてもキーパーと受金の係合が円滑になされると共
に、操作ハンドルによる扉の閉鎖と掛止め施錠の実施な
らびに掛止め施錠の解除と扉の開放がいずれも単一動作
によって簡単に行なえる扉用ロックハンドル装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本考案の扉用ロックハンドル
装置では、扉1に固着したハンドルケ−ス2に操作ハン
ドル3の基端部を垂直枢軸4によって枢着し、扉1の端
部に固着した固定ケ−ス5の水平板部6の垂直軸孔7に
操作軸8を嵌挿し、操作軸8の基端軸部9を連動ロッド
10によって操作ハンドル3の垂直枢軸4に連結し、操
作軸8の先端軸部11の周面に駆動カム突起12を設
け、水平板部6に対面する固定ケ−ス5のベ−ス板部1
3の垂直軸孔14にキ−パ−15の基端軸部29を嵌挿
し、基端軸部29に固設した錠止筒部16の周面にラチ
ェット歯列17を設ける。
【0007】キ−パ−15の先端部側方に固定フレ−ム
18側の受金19と係脱する錠止ア−ム20を突設し、
固定ケ−ス5の水平板部6とベ−ス板部13に爪レバー
21を垂直枢軸22によって枢着し、爪レバ−21の基
端部側方に受動ア−ム23を突設し、爪レバ−21の先
端部側方に掛止アーム24を突設し、掛止アーム24の
突端部にラチェット歯列17と係脱する逆止歯部25を
設け、受動アーム23が操作軸8の先端軸部11の周面
に当接し、掛止アーム24がキーパー15の錠止筒部1
6の周面に当接する方向に爪レバー21をバネ26によ
って回転付勢し、操作ハンドル3の垂直枢軸4をバネ4
8によって復帰方向に回転付勢する。
【0008】
【作用】扉1が閉鎖されて固定フレーム18に掛止め施
錠されているときには、図2に示したように操作ハンド
ル3はハンドルケース2内にあり、図7に示したように
キーパー15の錠止アーム20は受金19に深く係合し
ている。爪レバー21の受動アーム23は図5に示した
ように操作軸8の先端軸部11の周面しており、掛止ア
ーム24の逆止歯部25は図6に示したようにキーパー
15の錠止筒部16のラチェット歯列17に係合してお
り、この係合状態がバネ26の回転付勢によって保持さ
れているため、キーパー15は回転不能に拘束されてい
る。
【0009】この掛止め施錠を解除して扉1を開放する
には、垂直枢軸4を中心に操作ハンドル3を手前に引っ
張り、連動ロッド10を介して操作軸8を図5において
時計回り方向に回転させる。操作軸8の回転によって操
作軸8の駆動カム突起12が受動アーム23を押しあげ
るので、爪レバー21は垂直枢軸22を中心に時計回り
方向に回転し、掛止アーム24の逆止歯部25が錠止筒
部16のラチェット歯列17から離脱するため、キーパ
ー15の回転拘束が解除される。
【0010】この段階で操作ハンドル3を更に引いて扉
1を開放させると、扉1の開放につれてキーパー15は
垂直軸孔14を中心に回転しながら受金19から抜き取
られる。扉1の開放後に操作ハンドル3から手を離す
と、バネ48の回転付勢によって操作ハンドル3の垂直
枢軸4が復帰回転し、連動ロッド10を介して操作軸8
も復帰回転する。そのため、爪レバー21の掛止アーム
24の逆止歯部25が錠止筒部16のラチェット歯列1
7に再係合し、キーパー15は抜き取り直後の位置に拘
束される。
【0011】扉1を閉鎖するとき、前記位置に保持され
ているキーパー15の錠止アーム20は受金19の入口
部の縁面部分に衝突することなしに受金19に進入す
る。扉1の閉鎖回転が更に続行される過程で、キーパー
15は錠止アーム20が受金19の内側面に押されるこ
とによって、垂直軸孔14を中心に回転する。キーパー
16の回転中、掛止アーム24の逆止歯部25は錠止筒
部16のラチェット歯列17に摺接する。扉1が完全に
閉鎖されたとき、受金19と深く係合するに至り、掛止
アーム24の逆止歯部25がラチェット歯列17に再度
係合し、キーパー15が回転不能となる。
【0012】
【実施例】図示の実施例では、ハンドルケース2は扉1
の中間高さ位置に配置され、主体部分を扉1の開口部7
3に埋め込まれてビス49で固着されている。扉1の内
部に配置された連動ロッド10は丸パイプ材で構成さ
れ、軸受ブラケット69に回転可能に嵌挿されている。
連動ロッド10の端部には操作軸8の基端軸部9の段付
き部31が嵌挿され、操作軸8は連動ロッド10に溶接
によって固着されている。固定ケース5は扉1の端面板
部34の開口部72に嵌め込まれ、取付基板36の透孔
43を通るビス35によって端面板部34に固着されて
いる。取付板部36はビス37によって固定ケース5の
ベース板部13に固着されている。
【0013】キーパー15の基端軸部29は取付基板3
6の透孔42からベース板部13の垂直軸孔14に嵌挿
され、キーパー15の中間鍔部32とベース板部13の
間には防水用Oーリング33が挿入されている。キーパ
ー15の基端軸部29は操作軸8の先端軸部11の中央
空洞部44に嵌挿されている。キーパー15の錠止筒部
16は基端軸部29に嵌合され、直径方向の横断ピン3
0によって基端軸部29に固着されている。
【0014】固定ケース5の水平板部6はビス38によ
ってケース本体に固着されている。爪レバー21の垂直
枢軸22は水平板部6の透孔40とベース板部13の透
孔41に上下端部を嵌め込み支持されている。受金19
はキーパー15の錠止アーム20が出入りする入口部7
0と、錠止アーム20が係合する屈曲板部71を備えて
いる。受金19は底面板部の透孔46を通るビス47に
よって固定フレーム18の前面板部39に固着されてい
る。
【0015】操作ハンドル3の復帰付勢用バネ48はコ
イル部を垂直枢軸4に嵌めた捻りバネで構成され、バネ
48の一方の直線端部は操作ハンドル3の基端部背面に
当接され、バネ48の他方の直線端部はハンドルケース
2の底板部に当接している。爪レバー21の回転付勢用
バネ26はコイル部を垂直枢軸22に嵌めた捻りバネに
よって構成され、一方の直線端部27は操作軸8の先端
軸部11の周面に当接され、他方の直線端部28は受動
アーム23に当接している。直線端部27の先端は駆動
各突起12の端面47に当接して操作軸8の停止手段と
しても機能している。
【0016】操作ハンドル3には横断枢軸50によって
ラッチレバー51が枢着され、横断枢軸56によってト
リガーレバー57が枢着されている。捻りバネ55によ
って回転付勢されたラッチレバー51の先端フック部5
2は、ハンドルケース2の軸受板53に固定した受軸5
4に係合して、操作ハンドル3を没入位置に錠止する。
ラッチレバー51の掛止突起68にはトリガーレバー5
7の制止突起67が係合し、捻りバネ58によって回転
付勢されたトリガーレバー57は、ラッチレバー51を
錠止位置に拘束している。
【0017】捻りバネ55,58の一方の直線端部はバ
ネ受けピン60に当接している。操作ハンドル3には更
に起動レバー59が横断枢軸62によって枢着され、捻
りバネ61によって回転付勢された起動レバー59の基
端突起75はトリガーレバー57の先端突起74に当接
し、起動レバー59の先端突起63は錠前ユニット64
の止め金板65に当接している。
【0018】錠前ユニット64に所定の鍵を挿入して止
め金板65を起動レバー59の先端突起63から離脱さ
せた後、操作ハンドル3を握って起動レバー59を前側
に引き寄せ回転させると、トリガーレバー57とラッチ
レバー51が順次作動して、ハンドルケース2に対する
操作ハンドル3の拘束が解除され、操作ハンドル3は垂
直枢軸4を中心に引き出し回転可能となる。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案の扉用ロックハンド
ル装置では、操作軸8の先端軸部11の周面に駆動カム
突起12を設け、キ−パ−15の基端軸部29の錠止筒
部16の周面にラチェット歯列17を設け、爪レバ−2
1の基端部側方に受動ア−ム23を突設し、爪レバ−2
1の先端部側方に掛止アーム24を突設し、掛止アーム
24の突端部にラチェット歯列17と係脱する逆止歯部
25を設けたので、ラチェット歯列17の円周方向長さ
に対応した一定範囲内において、受金19に対するキー
パー15の配置角度を自動調整することができ、固定フ
レーム18に対する扉1の取付位置に多少の狂いが発生
しても、キーパー15の錠止アーム20と受金8の深い
係合が円滑になされる。
【0020】また、受動アーム23が操作軸8の先端軸
部11の周面に当接する一方、掛止アーム24がキーパ
ー15の錠止筒部16の周面に当接する方向に爪レバー
21をバネ26によって回転付勢し、操作ハンドル3の
垂直枢軸4をバネ48によって復帰方向に回転付勢した
ので、キーパー16は受金19から抜き取った直後の位
置に的確に保持され、操作ハンドル3による扉の閉鎖と
掛止め施錠の実施ならびに掛止め施錠の解除と扉の開放
がいずれも単一動作によって簡単に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る扉用ロックハンドル装
置の施錠状態における正面図である。
【図2】該扉用ロックハンドル装置の操作ハンドル部分
の水平断面図である。
【図3】該扉用ロックハンドル装置の下方部分の正面図
である。
【図4】該扉用ロックハンドル装置の下方部分の要部縦
断背面図である。
【図5】図3のA−A線断面図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【図7】図3のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 ハンドルケース 3 操作ハンドル 4 操作ハンドルの垂直枢軸 5 固定ケース 6 固定ケースの水平板部 7 操作軸の垂直軸孔 8 操作軸 9 操作軸の基端軸部 10 連動ロッド 11 操作軸の先端軸部 12 駆動カム突起 13 固定ケースのベース板部 14 キーパーの垂直軸孔 15 キーパー 16 キーパーの錠止筒部 17 錠止筒部のラチェット歯列 18 固定フレーム 19 受金 20 錠止アーム 21 爪レバー 22 爪レバーの垂直枢軸 23 爪レバーの受動アーム 24 爪レバーの掛止アーム 25 掛止アームの逆止歯部 26 爪レバーの回転付勢用バネ 48 操作ハンドルの復帰付勢用バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉1に固着したハンドルケ−ス2に操作
    ハンドル3の基端部を垂直枢軸4によって枢着し、扉1
    の端部に固着した固定ケ−ス5の水平板部6の垂直軸孔
    7に操作軸8を嵌挿し、操作軸8の基端軸部9を連動ロ
    ッド10によって操作ハンドル3の垂直枢軸4に連結
    し、操作軸8の先端軸部11の周面に駆動カム突起12
    を設け、水平板部6に対面する固定ケ−ス5のベ−ス板
    部13の垂直軸孔14にキ−パ−15の基端軸部29を
    嵌挿し、基端軸部29に固設した錠止筒部16の周面に
    ラチェット歯列17を設け、キ−パ−15の先端部側方
    に固定フレ−ム18側の受金19と係脱する錠止ア−ム
    20を突設し、固定ケ−ス5の水平板部6とベ−ス板部
    13に爪レバー21を垂直枢軸22によって枢着し、爪
    レバ−21の基端部側方に受動ア−ム23を突設し、爪
    レバ−21の先端部側方に掛止アーム24を突設し、掛
    止アーム24の突端部にラチェット歯列17と係脱する
    逆止歯部25を設け、受動アーム23が操作軸8の先端
    軸部11の周面に当接し、掛止アーム24がキーパー1
    5の錠止筒部16の周面に当接する方向に爪レバー21
    をバネ26によって回転付勢し、操作ハンドル3の垂直
    枢軸4をバネ48によって復帰方向に回転付勢した扉用
    ロックハンドル装置。
JP8903091U 1991-10-04 1991-10-04 扉用ロックハンドル装置 Expired - Lifetime JPH0745741Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8903091U JPH0745741Y2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 扉用ロックハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8903091U JPH0745741Y2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 扉用ロックハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0532649U JPH0532649U (ja) 1993-04-30
JPH0745741Y2 true JPH0745741Y2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=13959505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8903091U Expired - Lifetime JPH0745741Y2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 扉用ロックハンドル装置

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JPH0532649U (ja) 1993-04-30

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