JPH0744598U - モータの積層コア - Google Patents
モータの積層コアInfo
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- JPH0744598U JPH0744598U JP6111592U JP6111592U JPH0744598U JP H0744598 U JPH0744598 U JP H0744598U JP 6111592 U JP6111592 U JP 6111592U JP 6111592 U JP6111592 U JP 6111592U JP H0744598 U JPH0744598 U JP H0744598U
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- Pending
Links
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コア板にプレス加工によって生じるバリがあ
ってもブラスト処理を削減する。 【構成】 プレス加工により打ち抜き形成した複数枚の
コア板11を積層してなる積層コア10は、打ち抜きに
より形成されたコア板11のバリ面11a同志を対面し
て重合している。 【効果】 コア板のバリが積層内部に入り込ませること
ができるので、積層コアの両端面の角部にバリが突出せ
ずに、角部が円弧状のダレ面になる。この結果、コア板
へのブラスト処理が廃止でき、しかも、積層コアの角部
にも絶縁塗装が施されるので絶縁が確実になり、工数及
び製造コストが削減できる。
ってもブラスト処理を削減する。 【構成】 プレス加工により打ち抜き形成した複数枚の
コア板11を積層してなる積層コア10は、打ち抜きに
より形成されたコア板11のバリ面11a同志を対面し
て重合している。 【効果】 コア板のバリが積層内部に入り込ませること
ができるので、積層コアの両端面の角部にバリが突出せ
ずに、角部が円弧状のダレ面になる。この結果、コア板
へのブラスト処理が廃止でき、しかも、積層コアの角部
にも絶縁塗装が施されるので絶縁が確実になり、工数及
び製造コストが削減できる。
Description
【0001】
本考案は、モータのステータコア或いはロータコアに用いられるモータの積層 コアに関する。
【0002】
従来一般にモータには、複数枚のコア板を積層した積層コアがステータコア或 いはロータに用いられ、これら積層コアには巻線が巻回されることから、巻線と コアとの間には電気的な短絡を防止するための絶縁対策が施されている。
【0003】 このような積層コアの一例を図3乃至図4に示す。積層コア1は中央部から外 方に向けて複数個の突極2が突出形成され、この突極2には各々巻線3が巻回さ れている。この積層コア1は、肉薄の珪素鋼板からなる磁性体のコア板1aをプ レス加工により予め図4に示すような形状に打ち抜き形成され、そのコア板1a を複数枚積層して図3に示すような所望の厚さに積層される。上記コア板1aに は一般的に電気的な絶縁処理が施されていないため、少なくとも巻線3を巻回す る部位には予め絶縁処理が施される。通常採用される絶縁手段としては、積層コ ア1の特に突極2の周囲にプラスチック等の絶縁塗装が施される。
【0004】
上記従来の積層コア1にあっては、コア板1aをプレス加工により打ち抜き形 成されることから、少なからず破断面のプレスのパンチ側に面した角部にはバリ (または、カエリ)が生じてしまう。このコア板1aを積層した場合には、一方 面の角部にバリが突出することになる。ところが、積層コア1の表面に施される 絶縁皮膜は30μm〜80μmと非常に薄膜のため、バリの部分には絶縁皮膜が 施されず、巻線と積層コア1との間で絶縁破壊が生じてしまう。このため、一般 には鉄粉末等の粉体を吹きつけることによって研削するブラスト処理を施して上 記バリを除去する必要がある。しかし、上述のようなブラスト処理を施すには多 くの工数と時間を必要とすることから、生産性の効率を低下させると共に、製造 コストが崇高になる問題がある。
【0005】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、コア板にプレ ス加工によって生じるバリがあってもブラスト処理を削減することのできるモー タの積層コアを提供することを目的とする。
【0006】
本考案は、プレス加工により打ち抜き形成した複数枚のコア板を積層してなる 積層コアにおいて、上記打ち抜きにより形成されたコア板のバリ面同志を対面し て重合したことを特徴としている。
【0007】
コア板のバリ面同志を対面して重合すると、コア板をプレス加工による打ち抜 き形成によって生じたバリが積層内部に入り込むために、コア板を積層した状態 では、両端面の角部にバリが突出することがなく、角部は打ち抜き形成によって 生じた円弧状のダレ面となる。このため、コア板にブラスト処理を施さなくても 積層コアの角部は小半径の円弧状になるため、ブラスト処理の削減が可能になる と共に絶縁塗装が施されるので、工数及び製造コストが削減できる。
【0008】
以下、本考案にかかるモータの積層コアの実施例について図面を参照しながら 説明する。図1は本考案の実施例を示し、積層コア10は例えば4枚のコア板1 1を積層することにより、所望の厚さに積層されている。コア板11は磁性体か らなる肉薄の珪素鋼板を、予め図3に示すような形状にプレス加工によって打ち 抜き形成されている。このプレス加工によってコア板11は破断面のプレスのパ ンチ側に面したバリ面11a側の角部に少なからずバリ12が生じ、鋭角に形成 されている。また、コア板11の他方の面、即ちダレ面11bの角部にダレ部1 3が生じ、円弧状に形成されている。
【0009】 このようなコア板11のうち、図1においては下側の2枚のコア板11がバリ 面11a同志が対面するように重合されている。また、他のコア板11はバリ面 11aとダレ面11bとを対面させることにより、積層コア10の上下の角部は いずれもダレ面11bとなっている。この結果、コア板11が有するバリ12は 積層内部に入り込むために、積層コア10の状態では両端面の角部には円弧状の ダレ面11bが露出されることになる。尚、以上の例によらずとも、例えば中央 の或いは上側の2枚のコア板11のバリ面11a同志を対面させて重合してもよ く、要するに、コア板11のバリ面11a同志を対面させ、積層コア10の積層 内部に入り込ませるように重合させればよい。
【0010】 以上のように構成した積層コア10の表面には、図2に示すように絶縁塗装に よって30μm〜80μmの膜厚からなる薄膜の絶縁皮膜14が形成される。こ のとき、積層コア10の角部が円弧状であるから角部にも皮膜が形成される。ま た、角部の半径が比較的小さい場合には絶縁を完全なものとするために、薄膜の 第1層の絶縁皮膜14aの上に、やはり薄膜の第2層の絶縁皮膜14bを形成し てもよい。このように、絶縁皮膜14bを形成することによって、積層コア10 自体を薄型化でき、その結果、モータの薄型化にも寄与できるものである。そし て、積層コア10の突極部分の絶縁皮膜14上には、巻線が巻回される。
【0011】 尚、上述の実施例は一例を示すもので、コア板11の積層枚数は2枚以上であ ればよく、また、コア板11のバリ面11a同志を対面させる位置や対面数は適 宜に設定する等、本考案を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0012】
以上の説明から明らかなように、本考案のモータの積層コアは、コア板のバリ 面同志を対面して重合したので、コア板を打ち抜き形成によって生じたコア板の バリを積層内部に入り込ませることができる。従って、コア板を積層した状態で は積層コアの両端面の角部にバリが突出せず、角部には打ち抜き形成により生じ た円弧状のダレ面にすることができる。この結果、コア板に対するブラスト処理 を廃止することができ、しかも、積層コアの角部にも絶縁塗装が施されるので絶 縁が確実になり、工数及び製造コストが削減できる利点がある。
【0013】
【図1】本考案にかかるモータの積層コアの実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】同上積層コアに絶縁皮膜を施した状態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】従来一般のモータの積層コアの構成を示す斜視
図である。
図である。
【図4】同上積層コアに巻線を巻回した状態を示す平面
図である。
図である。
【図5】
10 積層コア 11 コア板 11a バリ面 11b ダレ面 12 バリ 13 ダレ部 14 絶縁皮膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるモータの積層コアの実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】同上積層コアに絶縁皮膜を施した状態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】従来一般のモータの積層コアの構成を示す斜視
図である。
図である。
【図4】同上積層コアに巻線を巻回した状態を示す平面
図である。
図である。
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるモータの積層コアの実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】同上積層コアに絶縁被膜を施した状態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】従来一般のモータの積層コアの構成を示す斜視
図である。
図である。
【図4】同上積層コアに巻線を巻回した状態を示す平面
図である。
図である。
【符号の説明】 10 積層コア 11 コア板 11a バリ面 11b ダレ面 12 バリ 13 ダレ部 14 絶縁被膜
Claims (1)
- 【請求項1】 プレス加工により打ち抜き形成した複数
枚のコア板を積層してなる積層コアにおいて、上記打ち
抜きにより形成されたコア板のバリ面同志を対面して重
合されたモータの積層コア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6111592U JPH0744598U (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | モータの積層コア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6111592U JPH0744598U (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | モータの積層コア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744598U true JPH0744598U (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=13161762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6111592U Pending JPH0744598U (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | モータの積層コア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744598U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009065831A (ja) * | 2003-12-30 | 2009-03-26 | Robert Bosch Gmbh | ステータを製作するための方法ならびに該方法により製作されたステータ |
JP2009124916A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Daikin Ind Ltd | 回転子及びその製造方法、回転電機、圧縮機 |
JP2013021802A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Toyota Motor Corp | ロータ及びロータを備える回転電機 |
JP2021114811A (ja) * | 2020-01-16 | 2021-08-05 | トヨタ自動車株式会社 | 積層コア |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP6111592U patent/JPH0744598U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009065831A (ja) * | 2003-12-30 | 2009-03-26 | Robert Bosch Gmbh | ステータを製作するための方法ならびに該方法により製作されたステータ |
JP2009124916A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Daikin Ind Ltd | 回転子及びその製造方法、回転電機、圧縮機 |
JP2013021802A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Toyota Motor Corp | ロータ及びロータを備える回転電機 |
JP2021114811A (ja) * | 2020-01-16 | 2021-08-05 | トヨタ自動車株式会社 | 積層コア |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981208 |