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JPH0744581Y2 - 縦シールテープ付紙容器 - Google Patents

縦シールテープ付紙容器

Info

Publication number
JPH0744581Y2
JPH0744581Y2 JP6555990U JP6555990U JPH0744581Y2 JP H0744581 Y2 JPH0744581 Y2 JP H0744581Y2 JP 6555990 U JP6555990 U JP 6555990U JP 6555990 U JP6555990 U JP 6555990U JP H0744581 Y2 JPH0744581 Y2 JP H0744581Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper container
tape
vertical seal
vertical
sealing tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6555990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0423616U (ja
Inventor
喜一郎 永田
英一 加藤
信三 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paper Industries Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paper Industries Co Ltd filed Critical Nippon Paper Industries Co Ltd
Priority to JP6555990U priority Critical patent/JPH0744581Y2/ja
Publication of JPH0423616U publication Critical patent/JPH0423616U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0744581Y2 publication Critical patent/JPH0744581Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、紙容器の縁部重ね合せ部の密封性及び紙容器
内面に露出した板紙素材端部の隠蔽のために、上記重ね
合せ部に対して紙容器内面側から縦シールテープを貼り
合せた紙容器に関するものである。
(従来の技術) 従来、縦シールテープの構造としては、最外層にはポリ
エチレンのような熱融着性樹脂を使用するが、芯層につ
いては様々であって、特公昭56-14544号公報には、ポリ
アミドまたはアルミ箔の芯層、実公昭61-16989号公報、
実公昭61-7127号公報には、ポリ塩化ビニリデン被覆ポ
リエステルの芯層を用いた縦シールテープが提案されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) 上記に提案されたテープは、芯層に軟化温度が高い、或
いは軟化し難い素材を使用したことによって、テープ
が、板紙素材の縁部どうしを熱融着する時の加熱温度に
よってこの縦シール部に熱融着されても、変形や損傷を
起こすことがない。
ところが、板紙素材の縁部どうしの重ね合せ部分には、
板紙素材の厚み分の段差が生じており、ヒーターによっ
て加熱溶融された縦シールテープがこの段差部分を跨ぐ
ようにして上方から貼り合わされるときに、テープの剛
性のために、下側になった板紙素材の縁部表面に面接触
し難いという欠点があり、このため均一なシール面が得
難いという問題があった。
本考案は、上記の問題を解決し、作業性、仕上りが良
く、完全な密封性が得られる縦シールテープ付きの紙容
器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る縦シールテープ付き紙容器は、紙をベース
として熱融着性合成樹脂を内外両面の最外層とする帯状
の板紙素材の幅方向両縁部を筒状に重ね合せて加熱接着
することにより、縦シール部を形成する工程を経て成形
される紙容器であることを前提として、前記縦シール部
内側に貼り合せる縦シールテープとして、その芯層が非
結晶性ポリエチレン・テレフタレート、表裏両面の最外
層が熱融着性合成樹脂で形成された3層以上の積層構造
のシールテープを用いることを特徴とする。
芯層を形成する非結晶性ポリエチレン・テレフタレート
は、ポリエチレン・テレフタレートの一部を他の成分で
置換えてランダム共重合させて、結晶化温度が無限に小
さく、常に非結晶状態を保つようにしたものである。置
換えに用いられる単量体としては、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、バラフェニレンジカルボン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ト
リメリット酸等の多価カルボン酸、エチレングリコー
ル、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタジオール、
ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、トリメチロールプロパ
ンのような多価アルコール類を例示することができる。
これらのうち、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール等の環構造を有する単量体は、このような単量体成
分が多いほど共重合体のガラス転移点が高くなる性質が
あり、しかもその調製が容易であるので、特に好適であ
る。本考案で使用する非結晶性ポリエチレン・テレフタ
レートのガラス転移点は、シール作業時の軟化とそれ以
外の時の剛性とのバランスから、60℃以上、殊に75℃以
上であることが望ましい。
(作用) 本考案で使用する縦シールテープは、芯層が非結晶性ポ
リエチレン・テレフタレートで形成されているので、従
来の結晶性ポリエチレン・テレフタレートに比べて軟化
する温度が低いので、板紙素材の縁部どうしの重ね合せ
部分に、このシールテープを貼り合せて熱融着する際
に、熱融着を目的として形成されたポリエチレンのよう
な表裏面の樹脂が軟化する時に、芯層も同時に軟化する
ので、剛性が失われ段差のある重ね合せ部分でもその両
方に跨がって表面に接触することができる。その結果、
縦シールテープは、重ね合せ部分の両方の表面に均一な
接着面を形成することができる。
一方、非結晶性ポリエチレン・テレフタレートは、ガス
透過や水蒸気透過に対して優れたバリヤー性を示すの
で、ポリエチレン等の表裏面層のバリヤー性を充分に補
完することができる。
(実施例) 以下に、実施例によって、本考案を説明する。
先ず、第1図は、本考案の実施例に係る紙容器を一部切
り欠いて、縦シールテープ接着部を示した斜視図であ
り、厚みを誇張して示してある。図中、板紙素材20は紙
21をベースとしてその表裏両面の最外層にポリエチレン
に代表される熱可塑性樹脂層22,23を積層したものであ
り、その縁部どうしを縦方向に重ね合せて継目24として
いる。縦シールテープ10は、この継目24に対して、内面
側から接着されている。
このような紙容器の製造実施例を以下に詳細に説明す
る。
縦シールテープの作成 非結晶性ポリエチレン・テレフタレートとして、イース
トマン・コダック社製KODAR PETG6763(ガラス転移点81
℃。共重合体成分として1,4−シクロヘキサンジメタノ
ールを使用。)を用いて、非結晶性ポリエチレン・テレ
フタレートを芯層とし、その表裏面にポリエチレンの熱
融着層を積層した3層構造のシートを形成した。更にこ
のシートから幅7.5mmの縦シールテープ、即ち、第1図
に示されているように、芯層が非結晶性ポリエチレン・
テレフタレート11、表裏面層がポリエチレン12,13の3
層構造の縦シールテープを作成した。この縦シールテー
プの厚さは、芯層が40μm、表裏面各層が30μmの全厚
100μmである。
紙容器用板紙素材の一縁部への接着 次に、第2図に基いて、上記のようにして得られた縦シ
ールテープを、紙容器を成形する前の帯状の板紙素材の
幅方向の一縁に熱接着する工程を説明する。
縦シールテープ10は、巻取り15から供給され、一方、板
紙素材20は巻取り15から供給される。板紙素材20は、縦
シールテープ10を貼り合せる側の縁部に対して、熱風吹
付け装置23から発生する熱風が当てられて、熱せられた
表面層のポリエチレンが溶融した状態になる。この溶融
部分に対して、上記縦シールテープ10がその幅方向のほ
ぼ半分を重ね合せて、一対の圧着ロール24で挟持圧接さ
れることで、結果的に、板紙素材20と縦シールテープ10
の双方の表面ポリエチレンが互いに溶け合うようにして
接着される。
筒状の成形 上記の如く、一縁に縦シールテープ10が接着された板紙
素材20は、第3図に斜視図を示すように、板紙素材20の
両縁を相互に重ね合せて筒状に形成し、その重ね合せ部
を接着すると同時に、縦シールテープ10を板紙素材20に
接着させる。この接着に際しては、縦シールテープ10の
接着されていない側の縁部の表面層のポリエチレンを熱
風吹付け装置28により溶融させて、この溶融したポリエ
チレンを既に縦シールテープ10を融着した縁部の外表面
並びに縦シールテープ10の未融着部分に接着させ、一対
の圧着ロール29で挟持圧着する。
このとき、縦シールテープ10は、芯層が軟化しているの
で、板紙素材20の厚さによる継目の段差にも拘らず、良
好に面接着することができる。
なお、縦シールテープ10は、板紙素材20の一縁の内面か
ら外面へその端部を覆うように2つ折りのように用い
て、その外面に表れた縦シールテープ10の上から板紙素
材20の他縁が熱融着されるようにして用いてもよい。こ
の場合にも、縦シールテープ10の芯層が軟らかいので、
2つ折りのような変形に耐えることができる。
内容物の充填、横シール、成形 筒状に形成された板紙素材20は、所定間隔で底部と頂部
の横シールが施されて、1個当りの密封容器となる。つ
まり、底部が横シールされた後、内容物が充填され、更
に頂部の横シールにより容器1個当りの区分がなされた
後、帯状の繋がりから切離される。引き続き、レンガ状
に形を整えられて、商品となるが、紙容器製造断面図で
のシールの上下縦横の関係が、最終商品の上下縦横の関
係と一致する必要は格別にない。
(考案の効果) 本考案は、縦シールテープの芯層が非結晶性ポリエチレ
ン・テレフタレートで形成されているので、板紙素材の
両縁の重ね合せ部分の段差にも拘らず、接着面を均一に
仕上げることができる。加えて、非結晶性ポリエチレン
・テレフタレートは、ガス通過や水蒸気透過に対して優
れたバリヤー性を示すので、この縦シールテープを用い
た紙容器は、極めて優れた密封性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る紙容器の一部を切り欠いた斜視
図、第2図は縦シールテープを板紙素材の一縁に接着す
る工程を示す斜視図、第3図は筒状に成形する工程を示
す斜視図である。 10……縦シールテープ、11……芯層、20……板紙素材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙をベースとして熱融着性合成樹脂を表裏
    両面の最外層とする帯状の板紙素材の幅方向両縁部を筒
    状に重ね合せて加熱接着することにより、縦シール部を
    形成する工程を経て成形される紙容器であって、前記縦
    シール部に対して紙容器の内面側から、芯層が非結晶性
    ポリエチレン・テレフタレート、表裏両面の最外層が熱
    融着性合成樹脂で形成された3層以上の積層構造のシー
    ルテープが貼り合わされていることを特徴とする縦シー
    ルテープ付き紙容器。
  2. 【請求項2】非結晶性ポリエチレン・テレフタレートの
    ガラス転移点が75℃以上であることを特徴とする請求項
    1記載の紙容器。
JP6555990U 1990-06-21 1990-06-21 縦シールテープ付紙容器 Expired - Lifetime JPH0744581Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6555990U JPH0744581Y2 (ja) 1990-06-21 1990-06-21 縦シールテープ付紙容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6555990U JPH0744581Y2 (ja) 1990-06-21 1990-06-21 縦シールテープ付紙容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0423616U JPH0423616U (ja) 1992-02-26
JPH0744581Y2 true JPH0744581Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=31597497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6555990U Expired - Lifetime JPH0744581Y2 (ja) 1990-06-21 1990-06-21 縦シールテープ付紙容器

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JPH0423616U (ja) 1992-02-26

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