JPH0743412Y2 - 排煙窓のロック機構 - Google Patents
排煙窓のロック機構Info
- Publication number
- JPH0743412Y2 JPH0743412Y2 JP1992063673U JP6367392U JPH0743412Y2 JP H0743412 Y2 JPH0743412 Y2 JP H0743412Y2 JP 1992063673 U JP1992063673 U JP 1992063673U JP 6367392 U JP6367392 U JP 6367392U JP H0743412 Y2 JPH0743412 Y2 JP H0743412Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window
- window body
- opening
- end portion
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、大型の排煙窓あるいは
高層ビルに設置される排煙窓等に好適なロック機構に関
する。
高層ビルに設置される排煙窓等に好適なロック機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、排煙窓は、開口を有する四角形
状の窓枠と、この窓枠の下端部に回動自在に設けられた
窓本体と、窓枠の上端部と窓本体の上端部との間に設け
られたワイヤ(条体)とを備えており、窓本体の回動に
よって窓枠の開口部を開閉するようになっている。すな
わち、ワイヤを引っ張ると、窓本体が室外側から室内側
へ向かって回動(以下、閉回動という。)し、窓枠に突
き当てって開口を閉じる。逆に、ワイヤを緩めると窓本
体が室内側から室外側へ向かって回動(以下、開回動と
いう。)し、窓枠の開口を開くようになっている。
状の窓枠と、この窓枠の下端部に回動自在に設けられた
窓本体と、窓枠の上端部と窓本体の上端部との間に設け
られたワイヤ(条体)とを備えており、窓本体の回動に
よって窓枠の開口部を開閉するようになっている。すな
わち、ワイヤを引っ張ると、窓本体が室外側から室内側
へ向かって回動(以下、閉回動という。)し、窓枠に突
き当てって開口を閉じる。逆に、ワイヤを緩めると窓本
体が室内側から室外側へ向かって回動(以下、開回動と
いう。)し、窓枠の開口を開くようになっている。
【0003】ところで、上記従来の排煙窓においては、
窓本体を窓枠に突き当たった位置(閉位置という。)で
固定するためのロック機構が設けられておらず、ワイヤ
を引っ張った状態でにしておくことにより、窓本体を閉
位置に固定するようになっている。
窓本体を窓枠に突き当たった位置(閉位置という。)で
固定するためのロック機構が設けられておらず、ワイヤ
を引っ張った状態でにしておくことにより、窓本体を閉
位置に固定するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】排煙窓が設置された壁
の面に平行な風が吹いた場合には、窓本体の室外側に負
圧が発生し、この負圧によって窓本体が室内側から室外
側によって押される。この押圧力によってワイヤが引っ
張られる。この場合、負圧に起因する引っ張り力が弱け
れば問題ないが、台風等による強風時には風速に応じた
多大の引っ張り力が作用し、ワイヤが切断されるおそれ
があった。特に、最近の高層ビルでは、風速が大きいた
めそのおそれが大きい。ワイヤが切断されると窓本体が
落下して大事故を将来する危険性がある。
の面に平行な風が吹いた場合には、窓本体の室外側に負
圧が発生し、この負圧によって窓本体が室内側から室外
側によって押される。この押圧力によってワイヤが引っ
張られる。この場合、負圧に起因する引っ張り力が弱け
れば問題ないが、台風等による強風時には風速に応じた
多大の引っ張り力が作用し、ワイヤが切断されるおそれ
があった。特に、最近の高層ビルでは、風速が大きいた
めそのおそれが大きい。ワイヤが切断されると窓本体が
落下して大事故を将来する危険性がある。
【0005】そこで、本願の考案者は、排煙窓に窓本体
を閉位置で固定するロック機構を設置することを考え
た。この場合、ワイヤによる開閉機構とは別個にロック
機構を設けると、開閉操作とロック操作の2つの動作を
行わなければならないため、操作が繁雑であるばかりで
なく、ロック操作を忘れるおそれがある。
を閉位置で固定するロック機構を設置することを考え
た。この場合、ワイヤによる開閉機構とは別個にロック
機構を設けると、開閉操作とロック操作の2つの動作を
行わなければならないため、操作が繁雑であるばかりで
なく、ロック操作を忘れるおそれがある。
【0006】この考案は、上記事情を考慮してなされた
もので、ワイヤの切断事故を防止することができ、しか
もワイヤによる開閉操作で自動的にロックすることがで
きる排煙窓のロック機構を提供することを目的とする。
もので、ワイヤの切断事故を防止することができ、しか
もワイヤによる開閉操作で自動的にロックすることがで
きる排煙窓のロック機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成するために、開口を有する窓枠と、この窓枠の上
端部と下端部とのいずれか一方の端部(以下、支持側端
部という。)に回動自在に支持され、支持側端部を中心
として逆側の端部(以下、開放側端部という。)が回動
することにより上記開口を開閉する窓本体と、上記窓枠
の開放側端部とこれに対向する上記窓本体の端部との間
に架け渡された窓開閉用の条体とを備え、上記条体を引
っ張ることにより窓本体を閉回動させ、条体を緩めるこ
とにより窓本体を開回動させるようにした排煙窓におい
て、上記窓枠の開放側端部に、押圧部材により窓枠に沿
って左右方向のいずれか一方向に押圧され、上記条体に
作用する引っ張り力により押圧部材の押圧力に抗して他
方向に直線変位する変位部材を設け、上記窓枠の開放側
端部と対向する窓本体の端部に、上記変位部材が押圧部
材の押圧力に抗して他方向へ直線変位すると変位部材に
係合して窓本体の開回動を阻止し、上記変位部材が押圧
部材の押圧力によって一方向へ直線変位すると変位部材
との係合が解除して窓本体の開回動を許容する係合部を
設けたことを特徴とするものである。
を達成するために、開口を有する窓枠と、この窓枠の上
端部と下端部とのいずれか一方の端部(以下、支持側端
部という。)に回動自在に支持され、支持側端部を中心
として逆側の端部(以下、開放側端部という。)が回動
することにより上記開口を開閉する窓本体と、上記窓枠
の開放側端部とこれに対向する上記窓本体の端部との間
に架け渡された窓開閉用の条体とを備え、上記条体を引
っ張ることにより窓本体を閉回動させ、条体を緩めるこ
とにより窓本体を開回動させるようにした排煙窓におい
て、上記窓枠の開放側端部に、押圧部材により窓枠に沿
って左右方向のいずれか一方向に押圧され、上記条体に
作用する引っ張り力により押圧部材の押圧力に抗して他
方向に直線変位する変位部材を設け、上記窓枠の開放側
端部と対向する窓本体の端部に、上記変位部材が押圧部
材の押圧力に抗して他方向へ直線変位すると変位部材に
係合して窓本体の開回動を阻止し、上記変位部材が押圧
部材の押圧力によって一方向へ直線変位すると変位部材
との係合が解除して窓本体の開回動を許容する係合部を
設けたことを特徴とするものである。
【0008】条体を引っ張り、窓本体を窓枠に突き当た
るまで閉回動させる。その状態で条体をさらに引っ張る
と、変位部材が押圧部材の押圧力に抗して変位する。変
位部材が変位すると、係合部が変位部材に係合し、窓本
体の開回動を阻止する。この状態においては、窓本体に
開回動させようとすう力が作用したとしても。その力は
係合部が受けることになり、条体には作用しない。
るまで閉回動させる。その状態で条体をさらに引っ張る
と、変位部材が押圧部材の押圧力に抗して変位する。変
位部材が変位すると、係合部が変位部材に係合し、窓本
体の開回動を阻止する。この状態においては、窓本体に
開回動させようとすう力が作用したとしても。その力は
係合部が受けることになり、条体には作用しない。
【0009】窓本体が閉じた状態から条体を緩めると、
押圧部材の押圧力によって変位部材が上記と逆方向へ直
線変位する。この結果、変位部材と係合部との間の係合
が解除され、窓本体が開回動可能になる。
押圧部材の押圧力によって変位部材が上記と逆方向へ直
線変位する。この結果、変位部材と係合部との間の係合
が解除され、窓本体が開回動可能になる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例について添付の図
1〜図11を参照して説明する。図2に示すように、排
煙窓1は、窓枠2、窓本体3およびワイヤ(条体)4を
主な構成要素としている。
1〜図11を参照して説明する。図2に示すように、排
煙窓1は、窓枠2、窓本体3およびワイヤ(条体)4を
主な構成要素としている。
【0011】窓枠2は、上枠部2a,下枠部2b、左枠
部2cおよび右枠部2dによって四角枠状に形成されて
おり、室外O側の大径孔部21と、室内I側の小径孔部
22とからなる開口23を有している。大径孔部21と
小径孔部22との間には、室外O側を向く段差面24が
形成されている。
部2cおよび右枠部2dによって四角枠状に形成されて
おり、室外O側の大径孔部21と、室内I側の小径孔部
22とからなる開口23を有している。大径孔部21と
小径孔部22との間には、室外O側を向く段差面24が
形成されている。
【0012】窓本体3は、上框3a、下框3b、左框3
cおよび右框3dによって四角枠状に形成されており、
図1(A)に示すように、その内周面には全周にわたっ
て延びる凹部3eが形成されている。この凹部3eに
は、シール材31を介して板ガラス32が気密に嵌め込
まれている。また、図4以降の各図に示すように、窓本
体3の室内I側を向く面には、シール材33が全周にわ
たって設けられている。
cおよび右框3dによって四角枠状に形成されており、
図1(A)に示すように、その内周面には全周にわたっ
て延びる凹部3eが形成されている。この凹部3eに
は、シール材31を介して板ガラス32が気密に嵌め込
まれている。また、図4以降の各図に示すように、窓本
体3の室内I側を向く面には、シール材33が全周にわ
たって設けられている。
【0013】窓本体3は、図2および図3に示すよう
に、その下框3bがヒンジ5を介して窓枠2の下枠部2
bに回動自在に支持されており、窓本体3の上部が室外
O側へ向かって回動(以下、開回動という。)すること
により開口23を開き、室内I側へ向かって回動(以
下、閉回動という。)して段差面24に突き当たること
により、開口23を閉じるようになっている。この場
合、シール材33が段差面24に突き当たることによ
り、開口23が気密に閉じられる。
に、その下框3bがヒンジ5を介して窓枠2の下枠部2
bに回動自在に支持されており、窓本体3の上部が室外
O側へ向かって回動(以下、開回動という。)すること
により開口23を開き、室内I側へ向かって回動(以
下、閉回動という。)して段差面24に突き当たること
により、開口23を閉じるようになっている。この場
合、シール材33が段差面24に突き当たることによ
り、開口23が気密に閉じられる。
【0014】窓本体3の回動は、上記ワイヤ4によって
行われるようになっている。すなわち、図1、図4およ
び図5に示すように、窓枠2の上枠部2aの内周面(小
径孔部22の内周面を形成する面)には、ブラケット6
aを介して支持具6bが固定されており、この支持具6
bにはプーリホルダ6cが左右方向を向く軸線を中心と
して回動自在に支持されている。このプーリホルダ6c
にはプーリ6dが回転自在に支持されている。
行われるようになっている。すなわち、図1、図4およ
び図5に示すように、窓枠2の上枠部2aの内周面(小
径孔部22の内周面を形成する面)には、ブラケット6
aを介して支持具6bが固定されており、この支持具6
bにはプーリホルダ6cが左右方向を向く軸線を中心と
して回動自在に支持されている。このプーリホルダ6c
にはプーリ6dが回転自在に支持されている。
【0015】一方、窓本体3の上框3aの室内側Iを向
く面には、支持具7aが固定されている。この支持具7
aには、プーリホルダ7bが左右方向を向く軸線を中心
として回動自在に支持されており、このプーリホルダ7
bにはプーリ7cが回転自在に支持されている。これら
の支持具7a、プーリホルダ7bおよびプーリ7cは一
対あり、それぞれ上記プーリ6dに対して左右方向の両
側に位置するように配置されている。なお、プーリ6d
とプーリ7c,7cとは、この実施例では2組配置され
ているが、1組だけ配置するようにしてもよい。ただ
し、強度上の観点から2組以上配置するのが望ましい。
く面には、支持具7aが固定されている。この支持具7
aには、プーリホルダ7bが左右方向を向く軸線を中心
として回動自在に支持されており、このプーリホルダ7
bにはプーリ7cが回転自在に支持されている。これら
の支持具7a、プーリホルダ7bおよびプーリ7cは一
対あり、それぞれ上記プーリ6dに対して左右方向の両
側に位置するように配置されている。なお、プーリ6d
とプーリ7c,7cとは、この実施例では2組配置され
ているが、1組だけ配置するようにしてもよい。ただ
し、強度上の観点から2組以上配置するのが望ましい。
【0016】窓枠2側のプーリ6dと窓本体3側のプー
リ7c,7cとの間には、上記ワイヤ4が掛け渡されて
いる。ワイヤ4の一端部は、窓枠2に固定具8(図1参
照)を介して固定されており、ワイヤ4の他端部は、図
2に示すように、周知構造の巻取器9に連結されてい
る。したがって、窓本体3が開いた状態において、巻取
器9のハンドル9aを一方向へ回動させてワイヤ4を巻
き取ると、ワイヤ4が引っ張られる。この結果、プーリ
7cがプーリ6d側へ引き寄せられ、窓本体3の上端部
が閉回動する。一方、ハンドル9aを他方向へ回動させ
てワイヤ4を巻き放すと、ワイヤ4が緩み、窓本体3が
その自重によって開回動する。なお、窓本体3が閉じた
状態においては、自重が開回動させるための力として作
用しないので、通常は窓枠2の上部に窓本体3を室外O
側へ若干の距離だけ押圧して初期回動させるためのダン
パ(図示せず)等が設けられている。
リ7c,7cとの間には、上記ワイヤ4が掛け渡されて
いる。ワイヤ4の一端部は、窓枠2に固定具8(図1参
照)を介して固定されており、ワイヤ4の他端部は、図
2に示すように、周知構造の巻取器9に連結されてい
る。したがって、窓本体3が開いた状態において、巻取
器9のハンドル9aを一方向へ回動させてワイヤ4を巻
き取ると、ワイヤ4が引っ張られる。この結果、プーリ
7cがプーリ6d側へ引き寄せられ、窓本体3の上端部
が閉回動する。一方、ハンドル9aを他方向へ回動させ
てワイヤ4を巻き放すと、ワイヤ4が緩み、窓本体3が
その自重によって開回動する。なお、窓本体3が閉じた
状態においては、自重が開回動させるための力として作
用しないので、通常は窓枠2の上部に窓本体3を室外O
側へ若干の距離だけ押圧して初期回動させるためのダン
パ(図示せず)等が設けられている。
【0017】また、この排煙窓1においては、窓本体3
を閉位置に位置固定するために、窓枠2の上枠部2aと
窓本体3の上框3aとの間にロック機構が設けられてい
る。すなわち、図4〜図11の各図に示すように、窓枠
2の上枠部2aの内周面(小径孔部22の内周面を形成
する面)には、上枠部2aに沿って左右方向に延びるス
ライド溝25が形成されている。このスライド溝25に
は、スライダ(変位部材)10が摺動自在に挿入されて
いる。このスライダ10は、スライド溝25の両側面に
形成された突出部25a,25aによってスライド溝2
5から脱落するのを阻止されている。また、スライダ1
0の下面部はスライド溝25から若干突出させられてい
る。
を閉位置に位置固定するために、窓枠2の上枠部2aと
窓本体3の上框3aとの間にロック機構が設けられてい
る。すなわち、図4〜図11の各図に示すように、窓枠
2の上枠部2aの内周面(小径孔部22の内周面を形成
する面)には、上枠部2aに沿って左右方向に延びるス
ライド溝25が形成されている。このスライド溝25に
は、スライダ(変位部材)10が摺動自在に挿入されて
いる。このスライダ10は、スライド溝25の両側面に
形成された突出部25a,25aによってスライド溝2
5から脱落するのを阻止されている。また、スライダ1
0の下面部はスライド溝25から若干突出させられてい
る。
【0018】図6および図7に示すように、スライド溝
25から突出したスライダ10の下面部の右側端部に
は、ブラケット11aを介して支持具11bが固定され
ており、支持具11bにはプーリホルダ11cが左右方
向を向く軸線を中心として回動自在に支持されている。
このプーリホルダ11cには、プーリ11dが回転自在
に支持されている。
25から突出したスライダ10の下面部の右側端部に
は、ブラケット11aを介して支持具11bが固定され
ており、支持具11bにはプーリホルダ11cが左右方
向を向く軸線を中心として回動自在に支持されている。
このプーリホルダ11cには、プーリ11dが回転自在
に支持されている。
【0019】一方、窓枠2の上枠部2aの小径孔部22
を形成する内周面には、ブラケット12aを介して支持
具12bが固定されており、支持具12bにはプーリホ
ルダ12cが左右方向を向く軸線を中心として回動自在
に支持されている。このプーリホルダ12cには、プー
リ12dが回転自在に支持されている。
を形成する内周面には、ブラケット12aを介して支持
具12bが固定されており、支持具12bにはプーリホ
ルダ12cが左右方向を向く軸線を中心として回動自在
に支持されている。このプーリホルダ12cには、プー
リ12dが回転自在に支持されている。
【0020】上記プーリ11dとプーリ12dとの間に
は、上記ワイヤ4が掛け渡されている。しかも、プーリ
11dは、プーリ12dよりも右側に配置されている。
したがって、ワイヤ4を引っ張ると、プーリ11dが左
方に押されることになり、ひいてはスライダ10が左方
に押されて変位する。
は、上記ワイヤ4が掛け渡されている。しかも、プーリ
11dは、プーリ12dよりも右側に配置されている。
したがって、ワイヤ4を引っ張ると、プーリ11dが左
方に押されることになり、ひいてはスライダ10が左方
に押されて変位する。
【0021】図8および図9に示すように、スライダ1
0の右端部には支持ピン13が設けられている。また、
上記スライド溝25には、支持部材14がスライド溝2
5の長手方向へ位置変更可能に挿入されており、ビス1
4aによって固定されている。この支持部材14には、
支持ピン14bが設けられている。支持ピン14bと支
持ピン13との間には、ばね(押圧部材)15が設けら
れている。このばね15は、ワイヤ4を引っ張ってスラ
イダ10を左方へ移動させると、その移動距離の分だけ
伸び、スライダ10を右方へ引っ張る。ワイヤ4に引っ
張り力が作用していない状態においては、自然長になっ
ている。
0の右端部には支持ピン13が設けられている。また、
上記スライド溝25には、支持部材14がスライド溝2
5の長手方向へ位置変更可能に挿入されており、ビス1
4aによって固定されている。この支持部材14には、
支持ピン14bが設けられている。支持ピン14bと支
持ピン13との間には、ばね(押圧部材)15が設けら
れている。このばね15は、ワイヤ4を引っ張ってスラ
イダ10を左方へ移動させると、その移動距離の分だけ
伸び、スライダ10を右方へ引っ張る。ワイヤ4に引っ
張り力が作用していない状態においては、自然長になっ
ている。
【0022】また、図10および図11に示すように、
スライダ10には、下方に突出する係合ピン16が固定
されている。一方、窓本体3の上框3aの室内I側を向
く面には、係合部材17が固定されている。この係合部
材17は、上框3aから室内I側へ向かって延びる脚部
17aと脚部17aの先端部から右方に向かって延びる
腕部17bとを備えている。
スライダ10には、下方に突出する係合ピン16が固定
されている。一方、窓本体3の上框3aの室内I側を向
く面には、係合部材17が固定されている。この係合部
材17は、上框3aから室内I側へ向かって延びる脚部
17aと脚部17aの先端部から右方に向かって延びる
腕部17bとを備えている。
【0023】係合部材17は、係合ピン16よりも左側
に配置されている。この場合、窓本体3の開閉動作中に
窓本体3の自重によってばね15が伸び、その結果スラ
イダ10、ひいては係合ピン16が左方へ移動したとし
ても、係合ピン16に接触しない程度に係合部材17は
係合ピン16から離れて配置されている。しかしその一
方、窓本体3が閉位置に位置している状態においてワイ
ヤ4を引っ張り、その結果ばね15が伸びてスライダ1
0が左方へ移動すると、係合ピン16が脚部17aに突
き当たるように配置されている。
に配置されている。この場合、窓本体3の開閉動作中に
窓本体3の自重によってばね15が伸び、その結果スラ
イダ10、ひいては係合ピン16が左方へ移動したとし
ても、係合ピン16に接触しない程度に係合部材17は
係合ピン16から離れて配置されている。しかしその一
方、窓本体3が閉位置に位置している状態においてワイ
ヤ4を引っ張り、その結果ばね15が伸びてスライダ1
0が左方へ移動すると、係合ピン16が脚部17aに突
き当たるように配置されている。
【0024】また、係合部材17の腕部17bの室外O
側を向く面17cと係合ピン16の室内I側を向く外周
面との関係について述べると、腕部17bの面17c
は、窓本体3のシール材33が段差面24に単に突き当
たった状態においては、係合ピン16の室内I側を向く
外周面より若干の距離lだけ室外側に位置している。し
たがって、窓本体3を閉じた後、さらにワイヤ4を引っ
張って係合ピン16を左方へ移動させ、面17cに乗り
上げさせると、窓本体3が室内I側に引き寄せられ、シ
ール材33が段差面24により強固に押圧接触させられ
ることになる。なお、係合ピン16が面17cに容易に
乗り上げることができるよう、面17cの先端部には傾
斜面17dが形成されている。
側を向く面17cと係合ピン16の室内I側を向く外周
面との関係について述べると、腕部17bの面17c
は、窓本体3のシール材33が段差面24に単に突き当
たった状態においては、係合ピン16の室内I側を向く
外周面より若干の距離lだけ室外側に位置している。し
たがって、窓本体3を閉じた後、さらにワイヤ4を引っ
張って係合ピン16を左方へ移動させ、面17cに乗り
上げさせると、窓本体3が室内I側に引き寄せられ、シ
ール材33が段差面24により強固に押圧接触させられ
ることになる。なお、係合ピン16が面17cに容易に
乗り上げることができるよう、面17cの先端部には傾
斜面17dが形成されている。
【0025】次に、上記構成の排煙窓1のロック機構の
作用について説明する。窓本体2が開いた状態から巻取
器9によってワイヤ4を巻き取ると、窓本体2が閉回動
し、シール材33が段差面24に突き当たる。その状態
でさらにワイヤ4を巻き取ると、ばね15が伸び、スラ
イダ10が左方へ移動する。スライダ10は、係合ピン
16が係合部材17の腕部17bに乗り上げ、さらに脚
部17aに突き当たるまで移動する。係合ピン16が脚
部17aに突き当たったら、ワイヤ4の巻き取りを中止
し、巻取器9をロックする。このとき、シール材24が
段差面24に突き当たり、開口23を密閉する。
作用について説明する。窓本体2が開いた状態から巻取
器9によってワイヤ4を巻き取ると、窓本体2が閉回動
し、シール材33が段差面24に突き当たる。その状態
でさらにワイヤ4を巻き取ると、ばね15が伸び、スラ
イダ10が左方へ移動する。スライダ10は、係合ピン
16が係合部材17の腕部17bに乗り上げ、さらに脚
部17aに突き当たるまで移動する。係合ピン16が脚
部17aに突き当たったら、ワイヤ4の巻き取りを中止
し、巻取器9をロックする。このとき、シール材24が
段差面24に突き当たり、開口23を密閉する。
【0026】閉状態から窓本体3を開く場合には、巻取
器9のロックを解除し、ワイヤ4を巻き放す。すると、
ばね15の引っ張り力により、スライダ10が右方に移
動する。スライダ10の移動により、係合ピン16が係
合部材17の係合腕17aから離脱し、それらの係合が
解除される。この結果、窓本体3は、開回動可能にな
り、ダンパ等に押されて初期開回動する。その後、窓本
体3は、その自重によりワイヤ4の巻き放し量に応じた
分だけ開回動する。
器9のロックを解除し、ワイヤ4を巻き放す。すると、
ばね15の引っ張り力により、スライダ10が右方に移
動する。スライダ10の移動により、係合ピン16が係
合部材17の係合腕17aから離脱し、それらの係合が
解除される。この結果、窓本体3は、開回動可能にな
り、ダンパ等に押されて初期開回動する。その後、窓本
体3は、その自重によりワイヤ4の巻き放し量に応じた
分だけ開回動する。
【0027】上記のように、この排煙窓1のロック機構
においては、閉時には係合ピン16が係合部材17の腕
部17aに係合することにより、窓本体3の開回動を阻
止する。したがって、窓本体3の室外O側に負圧が作用
しても、その負圧による引っ張り力がワイヤ4に作用す
ることがない。ワイヤ4に作用するのは、ばね15の引
っ張り力だけである。よって、ワイヤ4については、ば
ね15による引っ張り力に耐え得る強度にしておけば十
分であり、負圧による切断事故を確実に防止することが
できる。
においては、閉時には係合ピン16が係合部材17の腕
部17aに係合することにより、窓本体3の開回動を阻
止する。したがって、窓本体3の室外O側に負圧が作用
しても、その負圧による引っ張り力がワイヤ4に作用す
ることがない。ワイヤ4に作用するのは、ばね15の引
っ張り力だけである。よって、ワイヤ4については、ば
ね15による引っ張り力に耐え得る強度にしておけば十
分であり、負圧による切断事故を確実に防止することが
できる。
【0028】また、ばね15の伸縮作用および引っ張り
力により、ワイヤ4を単に巻き取り、巻き放すだけで係
合ピン16と係合部材17との係合およびその解除を行
うことができ、ロックのための操作を殊更に行う必要が
ない。したがって、ロックすることを忘れることがな
く、確実にロックすることができる。
力により、ワイヤ4を単に巻き取り、巻き放すだけで係
合ピン16と係合部材17との係合およびその解除を行
うことができ、ロックのための操作を殊更に行う必要が
ない。したがって、ロックすることを忘れることがな
く、確実にロックすることができる。
【0029】なお、この考案は、上記の実施例に限定さ
れることなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜
変更可能である。例えば、上記の実施例においては、窓
本体3を下端部を中心として回動させるようにしたが、
上端部を中心にして回動させるようにしてもよい。その
場合には、ワイヤ4およびロック機構を窓枠2の下枠部
2bと窓本体3の下框3bとの間に配置すればよい。ま
た、窓本体3に板ガラス32を設けているが、窓本体3
全体をアルミニウム等の金属板によって形成してもよ
い。
れることなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜
変更可能である。例えば、上記の実施例においては、窓
本体3を下端部を中心として回動させるようにしたが、
上端部を中心にして回動させるようにしてもよい。その
場合には、ワイヤ4およびロック機構を窓枠2の下枠部
2bと窓本体3の下框3bとの間に配置すればよい。ま
た、窓本体3に板ガラス32を設けているが、窓本体3
全体をアルミニウム等の金属板によって形成してもよ
い。
【0030】また、上記の実施例においては、ばね15
を自然長さで設置しているが、図9において想像線で示
すように、窓本体3にスライダ10が突き当たるストッ
パ18を設け、ストッパ18に突き当たったスライダ1
0をばね15により所定の引っ張り力をもって引っ張ら
せるようにしてもよい。この場合、ばね15の引っ張り
力は、窓本体1が開いた状態のときにその自重によるワ
イヤ4に対する引っ張り力より大きく設定するのがよ
い。このようにすれば、窓本体3が開いた状態にあると
きに、風等の影響によってばね15が伸縮し、その結果
窓本体3が振動的に開閉回動するのを阻止することがで
きる。
を自然長さで設置しているが、図9において想像線で示
すように、窓本体3にスライダ10が突き当たるストッ
パ18を設け、ストッパ18に突き当たったスライダ1
0をばね15により所定の引っ張り力をもって引っ張ら
せるようにしてもよい。この場合、ばね15の引っ張り
力は、窓本体1が開いた状態のときにその自重によるワ
イヤ4に対する引っ張り力より大きく設定するのがよ
い。このようにすれば、窓本体3が開いた状態にあると
きに、風等の影響によってばね15が伸縮し、その結果
窓本体3が振動的に開閉回動するのを阻止することがで
きる。
【0031】さらに、上記の実施例においては、ばね1
5を窓枠2の右側に配置しているが、左側に配置するよ
うにしてもよい。この場合、ばね15は、ワイヤ4を引
っ張ってスライダ10が左方へ移動すると、ばね15が
圧縮され、ワイヤ4を緩めると圧縮されたばね15が伸
びてスライダ10を右方へ押圧移動させることになり、
ロック機構は上記と同様に作用する。
5を窓枠2の右側に配置しているが、左側に配置するよ
うにしてもよい。この場合、ばね15は、ワイヤ4を引
っ張ってスライダ10が左方へ移動すると、ばね15が
圧縮され、ワイヤ4を緩めると圧縮されたばね15が伸
びてスライダ10を右方へ押圧移動させることになり、
ロック機構は上記と同様に作用する。
【0032】さらにまた、上記の実施例においては、押
圧部材としてばね15を用いているが、これに代えてア
キュムレータを備えたシリンダ機構を用いてもよい。ま
た、スライダ10が左方へ移動すると係合ピン16と係
合部材17とが係合し、右方へ移動すると係合が解除さ
れるようになっているが、これとは逆に、右方へ移動す
ると係合し、左方へ移動すると係合が解除されるように
してもよい
圧部材としてばね15を用いているが、これに代えてア
キュムレータを備えたシリンダ機構を用いてもよい。ま
た、スライダ10が左方へ移動すると係合ピン16と係
合部材17とが係合し、右方へ移動すると係合が解除さ
れるようになっているが、これとは逆に、右方へ移動す
ると係合し、左方へ移動すると係合が解除されるように
してもよい
【0033】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の排煙窓
のロック機構によれば、ワイヤの引っ張り力により押圧
部材の押圧力に抗して一方向へ移動する変位部材を窓枠
に設ける一方、窓本体に、変位部材が一方向へ移動した
際には変位部材と係合して窓本体の開回動を阻止し、変
位部材が押圧部材の押圧力によって他方向へ移動した際
には変位部材との係合を解除して窓本体の開回動を許容
する係合部を設けたものであるから、ワイヤの切断事故
を防止することができ、しかもワイヤによる開閉操作で
自動的にロックすることができる等の効果が得られる。
のロック機構によれば、ワイヤの引っ張り力により押圧
部材の押圧力に抗して一方向へ移動する変位部材を窓枠
に設ける一方、窓本体に、変位部材が一方向へ移動した
際には変位部材と係合して窓本体の開回動を阻止し、変
位部材が押圧部材の押圧力によって他方向へ移動した際
には変位部材との係合を解除して窓本体の開回動を許容
する係合部を設けたものであるから、ワイヤの切断事故
を防止することができ、しかもワイヤによる開閉操作で
自動的にロックすることができる等の効果が得られる。
【図1】この考案に係る排煙窓の要部を示すもので、図
1(A)はその上端部を室内側から見た図であり、図1
(B)は図1(A)のB−B矢視断面図である
1(A)はその上端部を室内側から見た図であり、図1
(B)は図1(A)のB−B矢視断面図である
【図2】この考案に係る排煙窓を室内側から見た全体図
である。
である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】図1(A)のX1ーX1矢視拡大断面図である。
【図5】図4のY矢視図である。
【図6】図1(A)のX2ーX2矢視拡大断面図である。
【図7】図6のY矢視図である。
【図8】図1(A)のX3ーX3矢視拡大断面図である。
【図9】図8のY矢視図である。
【図10】図1(A)のX4ーX4矢視拡大断面図であ
る。
る。
【図11】図10のY矢視図である。
1 排煙窓 2 窓枠 3 窓本体 4 ワイヤ(条体) 10 スライダ(変位部材) 15 ばね(押圧部材) 16 係合ピン 17 係合部材(係合部)
Claims (1)
- 【請求項1】 開口を有する窓枠と、この窓枠の上端部
と下端部とのいずれか一方の端部(以下、支持側端部と
いう。)に回動自在に支持され、支持側端部を中心とし
て逆側の端部(以下、開放側端部という。)が回動する
ことにより上記開口を開閉する窓本体と、上記窓枠の開
放側端部とこれに対向する上記窓本体の端部との間に架
け渡された窓開閉用の条体とを備え、上記条体を引っ張
ることにより窓本体を閉回動させ、条体を緩めることに
より窓本体を開回動させるようにした排煙窓において、
上記窓枠の開放側端部に、押圧部材により窓枠に沿って
左右方向のいずれか一方向に押圧され、上記条体に作用
する引っ張り力により押圧部材の押圧力に抗して他方向
に直線変位する変位部材を設け、上記窓枠の開放側端部
と対向する窓本体の端部に、上記変位部材が押圧部材の
押圧力に抗して他方向へ直線変位すると変位部材に係合
して窓本体の開回動を阻止し、上記変位部材が押圧部材
の押圧力によって一方向へ直線変位すると変位部材との
係合が解除して窓本体の開回動を許容する係合部を設け
たことを特徴とする排煙窓のロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992063673U JPH0743412Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 排煙窓のロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992063673U JPH0743412Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 排煙窓のロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620852U JPH0620852U (ja) | 1994-03-18 |
JPH0743412Y2 true JPH0743412Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13236117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992063673U Expired - Lifetime JPH0743412Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 排煙窓のロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743412Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4879531B2 (ja) * | 2005-09-01 | 2012-02-22 | 株式会社日建設計 | 自然換気窓 |
JP6999466B2 (ja) * | 2018-03-26 | 2022-01-18 | 株式会社Lixil | 排煙窓 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0613339Y2 (ja) * | 1988-07-27 | 1994-04-06 | 中央発條株式会社 | 揺動開閉窓の開閉装置 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP1992063673U patent/JPH0743412Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0620852U (ja) | 1994-03-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |