JPH0743392Y2 - 間仕切り装置のロック構造 - Google Patents
間仕切り装置のロック構造Info
- Publication number
- JPH0743392Y2 JPH0743392Y2 JP1989020511U JP2051189U JPH0743392Y2 JP H0743392 Y2 JPH0743392 Y2 JP H0743392Y2 JP 1989020511 U JP1989020511 U JP 1989020511U JP 2051189 U JP2051189 U JP 2051189U JP H0743392 Y2 JPH0743392 Y2 JP H0743392Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operating portion
- drop rod
- rail
- hinge body
- panels
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複数枚のパネルをヒンジ体により折り畳み自
在に連結した間仕切り装置におけるロック構造に関す
る。
在に連結した間仕切り装置におけるロック構造に関す
る。
[従来の技術] 従来から、折り畳みドア、開閉壁等の間仕切り装置とし
て、複数枚のパネルをヒンジ体により折り畳み自在に連
結した間仕切り装置が知られている。この従来の間仕切
り装置は、パネルをレールに対して平行に展延すること
で全閉状態とするものであるが、この場合のロック手段
としては第11図に示すようにパネル2またはヒンジ体1
の上部に上下動自在なローラ56を突出させ、このローラ
56をばねにより上方に向けて弾性付勢し、パネル56を閉
じる時にローラ56が上のレール3b内に弾性的に弾入係止
してロックするようにしていただけであった。
て、複数枚のパネルをヒンジ体により折り畳み自在に連
結した間仕切り装置が知られている。この従来の間仕切
り装置は、パネルをレールに対して平行に展延すること
で全閉状態とするものであるが、この場合のロック手段
としては第11図に示すようにパネル2またはヒンジ体1
の上部に上下動自在なローラ56を突出させ、このローラ
56をばねにより上方に向けて弾性付勢し、パネル56を閉
じる時にローラ56が上のレール3b内に弾性的に弾入係止
してロックするようにしていただけであった。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記したような従来例にあっては、閉成状態
において確かにローラ56が上のレール3bに弾入してロッ
クされているが、外力が加わると、弾性的に係止してい
たローラが上のレール3bから外れることがあり、ロック
装置としては十分ではなかった。
において確かにローラ56が上のレール3bに弾入してロッ
クされているが、外力が加わると、弾性的に係止してい
たローラが上のレール3bから外れることがあり、ロック
装置としては十分ではなかった。
本考案は上記した従来の問題点に鑑みて考案したもので
あって、その目的とするところは、ロックが確実にで
き、しかも、ロック操作及びロック解除装置が手もと及
び足もとのいずれにおいてもでき、さらに落とし棒が引
き上げられてパネルが折り畳み開閉されている際に、落
とし棒、及び連結手段の振れ動きが確実に防止されて、
騒音を発生することなくパネルがスムーズに開閉される
間仕切り装置のロック構造を提供するにある。
あって、その目的とするところは、ロックが確実にで
き、しかも、ロック操作及びロック解除装置が手もと及
び足もとのいずれにおいてもでき、さらに落とし棒が引
き上げられてパネルが折り畳み開閉されている際に、落
とし棒、及び連結手段の振れ動きが確実に防止されて、
騒音を発生することなくパネルがスムーズに開閉される
間仕切り装置のロック構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の間仕切り装置のロック構造は、上下に長いヒン
ジ体1により隣り合うパネル2を回動自在に枢支して複
数枚のパネル2を折り畳み自在に連結すると共にパネル
2をレール3に沿って移動自在に取り付けた間仕切り装
置において、ヒンジ体1の下端部から下方に突出自在に
なった落とし棒4を下のレール3aにはめ込み自在とし、
この落とし棒4を上下移動操作する上操作部5と下操作
部6とをヒンジ体1の上下方向の略中央部分と下部とに
それぞれ設け、上操作部5と下操作部6とが連動するよ
うに連結手段21で連結すると共に、上操作部5と下操作
部6の各々に落とし棒4の引き上げられた状態を保持す
る板ばね24を設けて成るものであって、このような構成
を採用することで、上記した本考案の目的を達成したも
のである。
ジ体1により隣り合うパネル2を回動自在に枢支して複
数枚のパネル2を折り畳み自在に連結すると共にパネル
2をレール3に沿って移動自在に取り付けた間仕切り装
置において、ヒンジ体1の下端部から下方に突出自在に
なった落とし棒4を下のレール3aにはめ込み自在とし、
この落とし棒4を上下移動操作する上操作部5と下操作
部6とをヒンジ体1の上下方向の略中央部分と下部とに
それぞれ設け、上操作部5と下操作部6とが連動するよ
うに連結手段21で連結すると共に、上操作部5と下操作
部6の各々に落とし棒4の引き上げられた状態を保持す
る板ばね24を設けて成るものであって、このような構成
を採用することで、上記した本考案の目的を達成したも
のである。
[作用] しかして、ヒンジ体1の上下方向の略中央部分と下部と
にそれぞれ設けた上操作部5または下操作部6を操作し
て落とし棒4を上下操作することで、落とし棒4を下の
レール3aにはめ込んでロックしたり、ロック解除したり
するものであり、外力が加わっても上操作部5または下
操作部6を操作しないかぎりロックが解除ができず、確
実にロックができ、しかも、上操作部5を手で操作して
落とし棒4の操作ができるのは勿論、下操作部6を足ま
たは手で操作しても落とし棒6の操作ができて、操作位
置が選択できるようになった。さらに、落とし棒4が引
き上げられてパネル2が折り畳み開閉されている際に、
落とし棒4、及び連結手段21の振れ動きが確実に防止さ
れて、騒音を発生することなくパネル2がスムーズに開
閉されるようになった。
にそれぞれ設けた上操作部5または下操作部6を操作し
て落とし棒4を上下操作することで、落とし棒4を下の
レール3aにはめ込んでロックしたり、ロック解除したり
するものであり、外力が加わっても上操作部5または下
操作部6を操作しないかぎりロックが解除ができず、確
実にロックができ、しかも、上操作部5を手で操作して
落とし棒4の操作ができるのは勿論、下操作部6を足ま
たは手で操作しても落とし棒6の操作ができて、操作位
置が選択できるようになった。さらに、落とし棒4が引
き上げられてパネル2が折り畳み開閉されている際に、
落とし棒4、及び連結手段21の振れ動きが確実に防止さ
れて、騒音を発生することなくパネル2がスムーズに開
閉されるようになった。
[実施例] 以下本考案を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
る。
第1図乃至第6図には本考案の一実施例が示してある。
複数枚のパネル2がヒンジ体1を介して折り畳み自在に
連結してある。ヒンジ体1は断面リップ付きコ字状をし
た上下に長い押し出し品により形成してあり、金属ある
いは合成樹脂により形成してある。上下に長いヒンジ体
1の開口部8両端縁(すなわち開口部8両端のリップ片
7の先端)にはそれぞれ枢支部9が設けてある。パネル
3の側端面には前後方向の一方の端部から外側方に向け
て被枢支部16が突設してある。そして、ヒンジ体1の両
側の枢支部9にそれぞれ隣り合うパネル2の側端面の前
後方向の一方の端部から外側方に突設した被枢支部16を
回動自在に枢支して複数枚のパネル2を折り畳み自在に
連結してある。第1図の実施例では間仕切り装置として
2枚のパネル2をヒンジ体1で回動自在に連結した二つ
折り扉の例が示してある。2枚のパネル2のヒンジ体1
を枢支した方と反対側の端部の上面部及び下端部からそ
れぞれランナ10、ピボット11が突設してあり、ランナ10
はレール3を構成する上のレール3bにはめ込んであり、
またピボット11を下のレール3aにはめ込んである。これ
らランナ10、ピボット11は上下のレール3b、3aに対して
走行自在となっているが、上のレール3b及び下のレール
3aの長手方向の両端のうちいずれか一方の端部寄りの部
分にはストッパ12がねじ具などにより着脱自在に取り付
けられ、このストッパ12のため一方のランナ10、一方の
ピボット11がいずれも上のレール3b、下のレール3aに対
して走行できないようになっており、このため、この走
行できない方のランナ10及びピボット11が二つ折り扉の
レール3に対する枢支側となっている。そして、他方の
ランナ10及びピボット11が上下のレール3b、3aに対して
走行することでヒンジ体1を介してパネル2同士が折り
畳まれたり展延されたりして間仕切り装置である二つ折
り扉が開閉するようになっている。
複数枚のパネル2がヒンジ体1を介して折り畳み自在に
連結してある。ヒンジ体1は断面リップ付きコ字状をし
た上下に長い押し出し品により形成してあり、金属ある
いは合成樹脂により形成してある。上下に長いヒンジ体
1の開口部8両端縁(すなわち開口部8両端のリップ片
7の先端)にはそれぞれ枢支部9が設けてある。パネル
3の側端面には前後方向の一方の端部から外側方に向け
て被枢支部16が突設してある。そして、ヒンジ体1の両
側の枢支部9にそれぞれ隣り合うパネル2の側端面の前
後方向の一方の端部から外側方に突設した被枢支部16を
回動自在に枢支して複数枚のパネル2を折り畳み自在に
連結してある。第1図の実施例では間仕切り装置として
2枚のパネル2をヒンジ体1で回動自在に連結した二つ
折り扉の例が示してある。2枚のパネル2のヒンジ体1
を枢支した方と反対側の端部の上面部及び下端部からそ
れぞれランナ10、ピボット11が突設してあり、ランナ10
はレール3を構成する上のレール3bにはめ込んであり、
またピボット11を下のレール3aにはめ込んである。これ
らランナ10、ピボット11は上下のレール3b、3aに対して
走行自在となっているが、上のレール3b及び下のレール
3aの長手方向の両端のうちいずれか一方の端部寄りの部
分にはストッパ12がねじ具などにより着脱自在に取り付
けられ、このストッパ12のため一方のランナ10、一方の
ピボット11がいずれも上のレール3b、下のレール3aに対
して走行できないようになっており、このため、この走
行できない方のランナ10及びピボット11が二つ折り扉の
レール3に対する枢支側となっている。そして、他方の
ランナ10及びピボット11が上下のレール3b、3aに対して
走行することでヒンジ体1を介してパネル2同士が折り
畳まれたり展延されたりして間仕切り装置である二つ折
り扉が開閉するようになっている。
図中13は落とし棒ケースであって両側にはめ込み凹部14
が設けてあって、この両側のはめ込み凹部14をそれぞれ
断面リップ付きコ字状のヒンジ体1の開口部8の両側の
枢支部9にはめ込んであってねじ15により固着してあ
る。そして、この落とし棒ケース13をはめ込んで取り付
ける部分においては落とし棒ケース13の取り付けの邪魔
にならないように被枢支部16が切欠してある。落とし棒
ケース13内の縦溝17に落とし棒4が下方に突出自在には
め込んであり、落とし棒ケース13に設けた縦方向のスラ
イド孔18に上下スライド自在に連結具19を挿入し、この
連結具19を落とし棒4の上部の孔20に挿入し、更にスチ
ールテープのような連結手段21の下端部に設けた孔22に
挿入して固着してある。ここで連結具19の頭部は落とし
棒4を上下操作するためのヒンジ体1の下部に設けた下
操作部6となっており、下操作部6は被枢支部16の下端
部の切り欠き部23間に位置するものであり、下操作部6
を上下に移動することで落とし棒4を上下操作できるよ
うになっている。縦溝17内には側壁に沿って上下方向の
中央部が突曲した板ばね24が設けてあり、落とし棒4を
上昇させて落とし棒4の上端部に側方に向けて突設した
係止部25が板ばね24の突曲部26より上に位置する状態に
おいては、突曲部26により係止部25が下方に落下するの
が防止されて落とし棒4が引き上げられた状態となるも
のである。
が設けてあって、この両側のはめ込み凹部14をそれぞれ
断面リップ付きコ字状のヒンジ体1の開口部8の両側の
枢支部9にはめ込んであってねじ15により固着してあ
る。そして、この落とし棒ケース13をはめ込んで取り付
ける部分においては落とし棒ケース13の取り付けの邪魔
にならないように被枢支部16が切欠してある。落とし棒
ケース13内の縦溝17に落とし棒4が下方に突出自在には
め込んであり、落とし棒ケース13に設けた縦方向のスラ
イド孔18に上下スライド自在に連結具19を挿入し、この
連結具19を落とし棒4の上部の孔20に挿入し、更にスチ
ールテープのような連結手段21の下端部に設けた孔22に
挿入して固着してある。ここで連結具19の頭部は落とし
棒4を上下操作するためのヒンジ体1の下部に設けた下
操作部6となっており、下操作部6は被枢支部16の下端
部の切り欠き部23間に位置するものであり、下操作部6
を上下に移動することで落とし棒4を上下操作できるよ
うになっている。縦溝17内には側壁に沿って上下方向の
中央部が突曲した板ばね24が設けてあり、落とし棒4を
上昇させて落とし棒4の上端部に側方に向けて突設した
係止部25が板ばね24の突曲部26より上に位置する状態に
おいては、突曲部26により係止部25が下方に落下するの
が防止されて落とし棒4が引き上げられた状態となるも
のである。
ヒンジ体1のリップ片7を設けた方と反対側の中央縦片
27の上下方向の略中央部分には縦長孔28が設けてある。
上操作部5はスライド台座29の表面側につまみ30を設け
て構成してあり、スライド台座2の裏面側には突部31が
突設してある。この突部31は縦長孔28に上下スライド自
在にはめ込んである。第3図の実施例では突部31の上部
には上突片32が突設してあり、ヒンジ体1内に位置する
スチールテープのような連結手段21の上部の孔33を突部
31にはめ込むとともに上突片32に引っ掛け、さらに係止
具36を孔33の下部に挿入して突部31の下部の凹部34に嵌
め込んで凹部34の内壁に設けた係止溝部35に係止具36の
先端の係止爪部37を係止し、係止具36の当たり部38をス
チールテープのような連結手段21の表面に当接させ、こ
のことにより連結手段21と上操作部5とを連結し、また
突部31が縦長孔28から抜けないようにようになってい
る。スライド台座29の裏面には背方及び上方に開口した
縦凹所39が設けてあり、縦凹所39内には側壁に沿って板
ばね24が配設してあり、この板ばね24の上下方向の略中
央部分には突曲部26が設けてある。またヒンジ体1の中
央縦片29の表面側には係止突条部40が突設してある。そ
して、上操作部5を上方にスライドさせた時、縦凹所39
の上開口から縦凹所39内に係止突条部40が入り、係止突
条部40が板ばね24の突曲部26の下方に位置した状態で上
操作部5が上にスライドした位置で停止される。この時
連結手段21を介して落とし棒4が上方に引き上げられた
状態となっている。また、上操作部5を下方にスライド
させると、突曲部26が係止突条部40を乗り越えて下降
し、係止突条部40よりも上操作部5のスライド台座29が
下方に位置して係止突条部40が外部に露出するようにな
っている。この場合、落とし棒4は下方に移動されて下
のレール3bにはめ込まれた状態となる。したがって、係
止突条部40が露出していると、ロック状態であることが
確認され、係止突条部40が露出していないと非ロック状
態であることが確認されるものである。被枢支部16の間
から裏側の上操作部5′に設けた接続片41が差し込んで
あって、この接続片41は突部31の孔42に差し込まれ、更
に接続片41の先端部がスライド台座29の表面側において
つまみ30をスライド台座29にねじ具43により取り付ける
際にこのねじ具43により同時に取り付けられるものであ
る。この場合、表面側においては上操作部5が突出し、
裏面側においては被枢支部16間から裏側の上操作部5′
が突出することになる。そして、本実施例にあっては、
裏側の上操作部5′を使用しない時にはねじ具43を取り
外すことで、裏側の上操作部5′を取り外すことができ
る。また、つまみ30を使用しない時には、つまみ30に代
えて第3図の破線で示すような台座カバー44を取り付け
ることができる。
27の上下方向の略中央部分には縦長孔28が設けてある。
上操作部5はスライド台座29の表面側につまみ30を設け
て構成してあり、スライド台座2の裏面側には突部31が
突設してある。この突部31は縦長孔28に上下スライド自
在にはめ込んである。第3図の実施例では突部31の上部
には上突片32が突設してあり、ヒンジ体1内に位置する
スチールテープのような連結手段21の上部の孔33を突部
31にはめ込むとともに上突片32に引っ掛け、さらに係止
具36を孔33の下部に挿入して突部31の下部の凹部34に嵌
め込んで凹部34の内壁に設けた係止溝部35に係止具36の
先端の係止爪部37を係止し、係止具36の当たり部38をス
チールテープのような連結手段21の表面に当接させ、こ
のことにより連結手段21と上操作部5とを連結し、また
突部31が縦長孔28から抜けないようにようになってい
る。スライド台座29の裏面には背方及び上方に開口した
縦凹所39が設けてあり、縦凹所39内には側壁に沿って板
ばね24が配設してあり、この板ばね24の上下方向の略中
央部分には突曲部26が設けてある。またヒンジ体1の中
央縦片29の表面側には係止突条部40が突設してある。そ
して、上操作部5を上方にスライドさせた時、縦凹所39
の上開口から縦凹所39内に係止突条部40が入り、係止突
条部40が板ばね24の突曲部26の下方に位置した状態で上
操作部5が上にスライドした位置で停止される。この時
連結手段21を介して落とし棒4が上方に引き上げられた
状態となっている。また、上操作部5を下方にスライド
させると、突曲部26が係止突条部40を乗り越えて下降
し、係止突条部40よりも上操作部5のスライド台座29が
下方に位置して係止突条部40が外部に露出するようにな
っている。この場合、落とし棒4は下方に移動されて下
のレール3bにはめ込まれた状態となる。したがって、係
止突条部40が露出していると、ロック状態であることが
確認され、係止突条部40が露出していないと非ロック状
態であることが確認されるものである。被枢支部16の間
から裏側の上操作部5′に設けた接続片41が差し込んで
あって、この接続片41は突部31の孔42に差し込まれ、更
に接続片41の先端部がスライド台座29の表面側において
つまみ30をスライド台座29にねじ具43により取り付ける
際にこのねじ具43により同時に取り付けられるものであ
る。この場合、表面側においては上操作部5が突出し、
裏面側においては被枢支部16間から裏側の上操作部5′
が突出することになる。そして、本実施例にあっては、
裏側の上操作部5′を使用しない時にはねじ具43を取り
外すことで、裏側の上操作部5′を取り外すことができ
る。また、つまみ30を使用しない時には、つまみ30に代
えて第3図の破線で示すような台座カバー44を取り付け
ることができる。
しかして、間仕切り装置である二つ折り扉を閉じた状態
で、上操作部5または下操作部6を操作して落とし棒5
を下のレール3a内にはめ込むことでロックをするもので
ある。そして、ロック解除をするには上操作部5または
下操作部6を操作して落とし棒5を下のレール3aから上
方に引き上げる。ここで、上操作部5と下操作部6とが
連動するように連結手段21で連結されると共に、上操作
部5と下操作部6の各々に落とし棒4の引き上げられた
状態を保持する板ばね24を設けたことにより、落とし棒
4が引き上げられてパネル2が折り畳み開閉されている
際に、上下の板ばね24によって落とし棒4の引き上げら
れた状態が保持されて、落とし棒4、及び連結手段21の
振れ動きが確実に防止されるので、騒音を発生すること
なくパネル2がスムーズに開閉されるものである。
で、上操作部5または下操作部6を操作して落とし棒5
を下のレール3a内にはめ込むことでロックをするもので
ある。そして、ロック解除をするには上操作部5または
下操作部6を操作して落とし棒5を下のレール3aから上
方に引き上げる。ここで、上操作部5と下操作部6とが
連動するように連結手段21で連結されると共に、上操作
部5と下操作部6の各々に落とし棒4の引き上げられた
状態を保持する板ばね24を設けたことにより、落とし棒
4が引き上げられてパネル2が折り畳み開閉されている
際に、上下の板ばね24によって落とし棒4の引き上げら
れた状態が保持されて、落とし棒4、及び連結手段21の
振れ動きが確実に防止されるので、騒音を発生すること
なくパネル2がスムーズに開閉されるものである。
なお、添付図面の実施例ではヒンジ体1の上端部に上部
に上下動自在なローラ56を突出させ、このローラ56をば
ねにより上方に向けて弾性付勢し、パネル2を閉じる時
にローラ56が上のレール3b内に弾性的に弾入係止するよ
うにすることを併用してある。この弾性的に係止するロ
ーラ56を併用すると、一時的な仮ロックをする場合には
落とし棒4を引き上げた状態でローラ56を弾性的に上の
レール3bに弾性係止するようにしてもよい。
に上下動自在なローラ56を突出させ、このローラ56をば
ねにより上方に向けて弾性付勢し、パネル2を閉じる時
にローラ56が上のレール3b内に弾性的に弾入係止するよ
うにすることを併用してある。この弾性的に係止するロ
ーラ56を併用すると、一時的な仮ロックをする場合には
落とし棒4を引き上げた状態でローラ56を弾性的に上の
レール3bに弾性係止するようにしてもよい。
添付図面において57は開口部の縦枠、58は横枠であって
上のレール3bは横枠58に取り付けられる。
上のレール3bは横枠58に取り付けられる。
第7図乃至第9図には本考案の他の実施例が示してあ
る。この実施例ではつまみ受け45からボルト46を突設
し、このボルト46を連結手段21の上部の孔33に挿通し、
更に突部31からスライド台座29の表面側に貫通した孔47
に嵌挿し、更につまみ30の孔48に嵌挿してナット49にて
締め付けて取り付けるようになっている。つまみ30の表
面側にはナット49を隠すためのキャップ50が取り付けら
れる。つまみ受け45の一端部側は先端程次第に薄くなっ
ており、この薄くなった部分が被枢支部16間から若干外
に突出し、ここで裏側の上操作部5′の後端部がねじ具
51により着脱自在に取り付けてある。そして、この実施
例では裏側の上操作部5′が必要でない場合にはねじ具
51を外すのみで裏側の上操作部5′のみを取り外すこと
ができる。
る。この実施例ではつまみ受け45からボルト46を突設
し、このボルト46を連結手段21の上部の孔33に挿通し、
更に突部31からスライド台座29の表面側に貫通した孔47
に嵌挿し、更につまみ30の孔48に嵌挿してナット49にて
締め付けて取り付けるようになっている。つまみ30の表
面側にはナット49を隠すためのキャップ50が取り付けら
れる。つまみ受け45の一端部側は先端程次第に薄くなっ
ており、この薄くなった部分が被枢支部16間から若干外
に突出し、ここで裏側の上操作部5′の後端部がねじ具
51により着脱自在に取り付けてある。そして、この実施
例では裏側の上操作部5′が必要でない場合にはねじ具
51を外すのみで裏側の上操作部5′のみを取り外すこと
ができる。
第10図には本考案の更に他の実施例が示してある。この
実施例では、スライド台座29の裏面から突出した突部31
を縦長孔28に上下にスライド自在にはめ込み、この突部
31にスチールテープ製の連結手段21の上部の孔33にはめ
込んで取り付け、更に被枢支部16間から裏側の上操作部
5′に設けた接続片41が差し込んであり、この接続片41
の先端がスライド台座29の裏面の凹み52内に差し込ま
れ、L型をした一対の支持プレート53の連結片53bをそ
れぞれ接続片41の両側に沿って凹み52内に挿入するとと
もに当片53aを中央縦片27の縦長孔28の縁付近の裏面側
に当て、この状態でスライド台座29の側部から挿入した
ねじ具54でスライド台座29、2つの支持プレート53、接
続片41を連結するものである。ここで、スライド台座2
9、2つの支持プレート53は2箇所以上(添付図面では
2箇所)で連結してあるが、スライド台座29、2つの支
持プレート53及び接続片41の連結は上記連結より少ない
箇所(添付図面では1箇所)で連結してある。すなわ
ち、第10図において1つのねじ具54に対しては接続片41
は固定されるが、もう1つのねじ具54に対しては切り欠
き溝55部分をはめ込んであるだけであり、固定している
方のねじ具54を外して接続片41を引き抜くことで裏側の
上操作部5′を取り外すことができるものである。この
時、2つの支持プレート53とスライド台座29とはもう一
つのねじ具54により固定されているので、接続片41を外
す際に2つの支持プレート53が外れることがないもので
ある。
実施例では、スライド台座29の裏面から突出した突部31
を縦長孔28に上下にスライド自在にはめ込み、この突部
31にスチールテープ製の連結手段21の上部の孔33にはめ
込んで取り付け、更に被枢支部16間から裏側の上操作部
5′に設けた接続片41が差し込んであり、この接続片41
の先端がスライド台座29の裏面の凹み52内に差し込ま
れ、L型をした一対の支持プレート53の連結片53bをそ
れぞれ接続片41の両側に沿って凹み52内に挿入するとと
もに当片53aを中央縦片27の縦長孔28の縁付近の裏面側
に当て、この状態でスライド台座29の側部から挿入した
ねじ具54でスライド台座29、2つの支持プレート53、接
続片41を連結するものである。ここで、スライド台座2
9、2つの支持プレート53は2箇所以上(添付図面では
2箇所)で連結してあるが、スライド台座29、2つの支
持プレート53及び接続片41の連結は上記連結より少ない
箇所(添付図面では1箇所)で連結してある。すなわ
ち、第10図において1つのねじ具54に対しては接続片41
は固定されるが、もう1つのねじ具54に対しては切り欠
き溝55部分をはめ込んであるだけであり、固定している
方のねじ具54を外して接続片41を引き抜くことで裏側の
上操作部5′を取り外すことができるものである。この
時、2つの支持プレート53とスライド台座29とはもう一
つのねじ具54により固定されているので、接続片41を外
す際に2つの支持プレート53が外れることがないもので
ある。
なお上記各実施例にあっては、間仕切り装置として二つ
折り扉の例を示したが2枚以上のパネル2をヒンジ体1
を介して折り畳み自在に連結してレール3に走行自在と
した開閉壁であってもよいものである。
折り扉の例を示したが2枚以上のパネル2をヒンジ体1
を介して折り畳み自在に連結してレール3に走行自在と
した開閉壁であってもよいものである。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のようにヒンジ体の下端部から
下方に突出自在になった落とし棒を下のレールにはめ込
み自在とし、この落とし棒を上下移動操作する上操作部
と下操作部とをヒンジ体の上下方向の略中央部分と下部
とにそれぞれ設けてあるので、ヒンジ体の上下方向の略
中央部に設けた上操作部または下部に設けた下操作部を
操作して落とし棒を上下操作することで、落とし棒を下
のレールにはめ込んでロックしたり、ロック解除したり
できるものであり、外力が加わっても上操作部または下
操作部を操作しないかぎりロック解除ができず、確実に
ロックができ、しかも、上操作部を手で操作して落とし
棒の操作ができるのは勿論、下操作部を足または手で操
作しても落とし棒の操作ができて、操作位置が選択でき
るものである。さらに、上操作部と下操作部とが連動す
るように連結手段で連結すると共に、上操作部と下操作
部の各々に落とし棒の引き上げられた状態を保持する板
ばねを設けたから、落とし棒が引き上げられてパネルが
折り畳み開閉されている際に、連結手段によって連動す
る上操作部と下操作部の各々に設けた上下の板ばねによ
って落とし棒の引き上げられた状態が保持されて、落と
し棒、及び連結手段の振れ動きが確実に防止されるの
で、騒音を発生することなくパネルをスムーズに開閉で
きるものである。
下方に突出自在になった落とし棒を下のレールにはめ込
み自在とし、この落とし棒を上下移動操作する上操作部
と下操作部とをヒンジ体の上下方向の略中央部分と下部
とにそれぞれ設けてあるので、ヒンジ体の上下方向の略
中央部に設けた上操作部または下部に設けた下操作部を
操作して落とし棒を上下操作することで、落とし棒を下
のレールにはめ込んでロックしたり、ロック解除したり
できるものであり、外力が加わっても上操作部または下
操作部を操作しないかぎりロック解除ができず、確実に
ロックができ、しかも、上操作部を手で操作して落とし
棒の操作ができるのは勿論、下操作部を足または手で操
作しても落とし棒の操作ができて、操作位置が選択でき
るものである。さらに、上操作部と下操作部とが連動す
るように連結手段で連結すると共に、上操作部と下操作
部の各々に落とし棒の引き上げられた状態を保持する板
ばねを設けたから、落とし棒が引き上げられてパネルが
折り畳み開閉されている際に、連結手段によって連動す
る上操作部と下操作部の各々に設けた上下の板ばねによ
って落とし棒の引き上げられた状態が保持されて、落と
し棒、及び連結手段の振れ動きが確実に防止されるの
で、騒音を発生することなくパネルをスムーズに開閉で
きるものである。
第1図は本考案の全体分解斜視図、第2図は同上の全体
斜視図、第3図は本考案の一実施例の分解斜視図、第4
図(a)(b)(c)(d)(e)は同上の下操作部部
分の横断面図、斜視図、平面図、縦断面図、正面図、第
5図は上操作部部分の断面図、第6図は同上の上操作部
を下降させた状態の斜視図、第7図は本考案の他の実施
例の分解斜視図、第8図(a)(b)(c)(d)は同
上の上操作部分の正面図、平断面図、縦断面図及び裏側
の上操作部部分の背面図、第9図は同上の板ばねの他の
実施例を示す斜視図、第10図(a)(b)は本考案の更
に他の実施例の分解斜視図及び断面図、第11図は従来例
の斜視図であって、1はヒンジ体、2はパネル、3はレ
ール、3aは下のレール、4は落とし棒、5は上操作部、
6は下操作部である。
斜視図、第3図は本考案の一実施例の分解斜視図、第4
図(a)(b)(c)(d)(e)は同上の下操作部部
分の横断面図、斜視図、平面図、縦断面図、正面図、第
5図は上操作部部分の断面図、第6図は同上の上操作部
を下降させた状態の斜視図、第7図は本考案の他の実施
例の分解斜視図、第8図(a)(b)(c)(d)は同
上の上操作部分の正面図、平断面図、縦断面図及び裏側
の上操作部部分の背面図、第9図は同上の板ばねの他の
実施例を示す斜視図、第10図(a)(b)は本考案の更
に他の実施例の分解斜視図及び断面図、第11図は従来例
の斜視図であって、1はヒンジ体、2はパネル、3はレ
ール、3aは下のレール、4は落とし棒、5は上操作部、
6は下操作部である。
Claims (1)
- 【請求項1】上下に長いヒンジ体により隣り合うパネル
を回動自在に枢支して複数枚のパネルを折り畳み自在に
連結すると共にパネルをレールに沿って移動自在に取り
付けた間仕切り装置において、ヒンジ体の端部から突出
自在になった落とし棒を下のレールにはめ込み自在と
し、この落とし棒を上下移動操作する上操作部と下操作
部とをヒンジ体の上下方向の略中央部分と下部とにそれ
ぞれ設け、上操作部と下操作部とが連動するように連結
手段で連結すると共に、上操作部と下操作部の各々に落
とし棒の引き上げられた状態を保持する板ばねを設けて
成る間仕切り装置のロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989020511U JPH0743392Y2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 間仕切り装置のロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989020511U JPH0743392Y2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 間仕切り装置のロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02111773U JPH02111773U (ja) | 1990-09-06 |
JPH0743392Y2 true JPH0743392Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31236942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989020511U Expired - Lifetime JPH0743392Y2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | 間仕切り装置のロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743392Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4755778B2 (ja) * | 2001-07-31 | 2011-08-24 | 株式会社オーティス | 竪樋支持具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6143359U (ja) * | 1984-08-24 | 1986-03-20 | 松下電工株式会社 | 浴室用折り畳み扉 |
-
1989
- 1989-02-23 JP JP1989020511U patent/JPH0743392Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02111773U (ja) | 1990-09-06 |
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