JPH0723498Y2 - 間仕切りのロック装置 - Google Patents
間仕切りのロック装置Info
- Publication number
- JPH0723498Y2 JPH0723498Y2 JP4840789U JP4840789U JPH0723498Y2 JP H0723498 Y2 JPH0723498 Y2 JP H0723498Y2 JP 4840789 U JP4840789 U JP 4840789U JP 4840789 U JP4840789 U JP 4840789U JP H0723498 Y2 JPH0723498 Y2 JP H0723498Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drop rod
- rail
- vertical
- hinge body
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は複数枚のパネルをヒンジ体により折り畳み自在
に連結した間仕切りにおけるロック装置に関するもので
ある。
に連結した間仕切りにおけるロック装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来から、折り畳みドア、開閉壁等の間仕切りとして、
複数枚のパネル2をヒンジ体1により折り畳み自在に連
結したものが知られている。この間仕切りはパネル2を
レールに対して平行に展延することにで全閉状態とする
ものであるが、このロック手段としては第12図に示すよ
うにパネル2またはヒンジ体1の上部に上下動自在なロ
ーラ56を突出させ、このローラ56をばねにより上方に向
けて弾性付勢し、パネル2を閉じるときにローラ56が上
レール3b内に弾性的に弾入係止してロックするようにな
っていただけであった。
複数枚のパネル2をヒンジ体1により折り畳み自在に連
結したものが知られている。この間仕切りはパネル2を
レールに対して平行に展延することにで全閉状態とする
ものであるが、このロック手段としては第12図に示すよ
うにパネル2またはヒンジ体1の上部に上下動自在なロ
ーラ56を突出させ、このローラ56をばねにより上方に向
けて弾性付勢し、パネル2を閉じるときにローラ56が上
レール3b内に弾性的に弾入係止してロックするようにな
っていただけであった。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記したような従来例にあっては、閉成状態
において、確かにローラ56が上レール3b内に弾入してロ
ックされているが、外力が加わると、弾性的に係止して
いたローラ56が上レール3bから外れることがあり、ロッ
ク装置としては十分ではなかった。
において、確かにローラ56が上レール3b内に弾入してロ
ックされているが、外力が加わると、弾性的に係止して
いたローラ56が上レール3bから外れることがあり、ロッ
ク装置としては十分ではなかった。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところは落とし棒のレールに対する嵌め
込みにてロックが確実にでき、しかも落とし棒をレール
から脱離した状態を係止突部とばね体のくびれ部との係
止で確実に保持できるのみならず、ロック状態と非ロッ
ク状態を外部から視認でき、さらに非ロック状態に保持
するため操作部をスライドしたとき係止突部とばね体の
くびれ部とがスムーズに係止すると共に係止が外れにく
い間仕切りのロック装置を提供するにある。
案の目的とするところは落とし棒のレールに対する嵌め
込みにてロックが確実にでき、しかも落とし棒をレール
から脱離した状態を係止突部とばね体のくびれ部との係
止で確実に保持できるのみならず、ロック状態と非ロッ
ク状態を外部から視認でき、さらに非ロック状態に保持
するため操作部をスライドしたとき係止突部とばね体の
くびれ部とがスムーズに係止すると共に係止が外れにく
い間仕切りのロック装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案間仕切りのロック装置
は、上下に長いヒンジ体1にて隣合うパネル2を回動自
在に連結すると共に複数枚のパネル2をレール3に沿っ
て移動自在に装着した間仕切りにおいて、ヒンジ体1の
端部から突出自在になった落とし棒4をレール3に嵌め
込み自在とし、この落とし棒4を上下に移動操作する操
作部5をヒンジ体1の外面に上下にスライド自在に装着
し、操作部5の背面側に長手方向に開口する縦凹所39を
設け、落とし棒4がレール3から離脱する方向に操作部
5を移動したとき縦凹所3内に嵌め込れ且つ落とし棒4
がレール3への嵌め込み方向に移動したとき外部に露出
する係止突部40をヒンジ体1外面に突出して設け、操作
部5の縦凹所39内に略U字状のばね体60を内装すると共
にばね体60の両側片61の上下方向の中央部が近接するよ
うに両側片61をく字状に折曲して上記係止突部40が係止
するくびれ部62を形成し、ばね体の両側片61のくびれ部
62より上方の傾斜部61aの鉛直方向に対する傾斜を緩く
すると共にくびれ部62より下方の傾斜面61bの鉛直方向
に対する傾斜を急にした。
は、上下に長いヒンジ体1にて隣合うパネル2を回動自
在に連結すると共に複数枚のパネル2をレール3に沿っ
て移動自在に装着した間仕切りにおいて、ヒンジ体1の
端部から突出自在になった落とし棒4をレール3に嵌め
込み自在とし、この落とし棒4を上下に移動操作する操
作部5をヒンジ体1の外面に上下にスライド自在に装着
し、操作部5の背面側に長手方向に開口する縦凹所39を
設け、落とし棒4がレール3から離脱する方向に操作部
5を移動したとき縦凹所3内に嵌め込れ且つ落とし棒4
がレール3への嵌め込み方向に移動したとき外部に露出
する係止突部40をヒンジ体1外面に突出して設け、操作
部5の縦凹所39内に略U字状のばね体60を内装すると共
にばね体60の両側片61の上下方向の中央部が近接するよ
うに両側片61をく字状に折曲して上記係止突部40が係止
するくびれ部62を形成し、ばね体の両側片61のくびれ部
62より上方の傾斜部61aの鉛直方向に対する傾斜を緩く
すると共にくびれ部62より下方の傾斜面61bの鉛直方向
に対する傾斜を急にした。
[作用] しかして、操作部5を上下にスライド操作して、落とし
棒4をレール3に嵌め込んでロックしたり、落とし棒4
をレール3から脱離してロックを解除したりするもので
あり、ロックしたとき操作部5を操作しない限りロック
が解除されず、確実にロックができる。また操作部5を
ロック解除側に移動した場合、係止突部40がばね体60の
くびれ部62に弾性的に係止して落とし棒4がレール3か
ら脱離したロック解除状態が保持されるようになってい
る。またロック解除状態においては係止突部40が縦凹所
39内に入っているため外部に露出せず、ロック状態にお
いては係止突部40が外部に露出し、この結果、係止突部
40が外部から見えるか見えないかによりロックの有無が
一目で判別できる。さらに操作部5をスライドさせて係
止突部40をくびれ部62に係止させるときには緩い傾斜面
61aにガイドされてスムーズに係止し、係止した後は急
な傾斜面61bにて外れないように確実に係止させられ
る。
棒4をレール3に嵌め込んでロックしたり、落とし棒4
をレール3から脱離してロックを解除したりするもので
あり、ロックしたとき操作部5を操作しない限りロック
が解除されず、確実にロックができる。また操作部5を
ロック解除側に移動した場合、係止突部40がばね体60の
くびれ部62に弾性的に係止して落とし棒4がレール3か
ら脱離したロック解除状態が保持されるようになってい
る。またロック解除状態においては係止突部40が縦凹所
39内に入っているため外部に露出せず、ロック状態にお
いては係止突部40が外部に露出し、この結果、係止突部
40が外部から見えるか見えないかによりロックの有無が
一目で判別できる。さらに操作部5をスライドさせて係
止突部40をくびれ部62に係止させるときには緩い傾斜面
61aにガイドされてスムーズに係止し、係止した後は急
な傾斜面61bにて外れないように確実に係止させられ
る。
[実施例] 第1図、第2図に示すように複数枚のパネル2がヒンジ
体1を介して折り畳み自在に連結してある。ヒンジ体1
は断面リップ付きコ字状をした上下に長い押し出し品に
より形成してあり、金属あるいは合成樹脂により形成し
てある。上下に長いヒンジ体1の開口部8両端縁(すな
わち開口部8両端のリップ片7の先端)にはそれぞれ枢
支部9が設けてある。パネル2の側端面には前後方向の
一方の端部から外側方に向けて被枢支部16が突設してあ
る。そして、ヒンジ体1の両側の枢支部9にそれぞれ隣
り合うパネル2の側端面の前後方向の一方の端部から外
側方に突設した被枢支部16を回動自在に枢支して複数枚
のパネル2を折り畳み自在に連結してある。第1図の実
施例では間仕切り装置として2枚のパネル2をヒンジ体
1で回動自在に連結した二つ折り扉の例が示してある。
2枚のパネル2のヒンジ体1を枢支した方と反対側の端
部の上面部及び下面部からそれぞれランナ10、ピボット
11が突設してあり、ランナ10はレール3を構成する上レ
ール3bに嵌め込んであり、またピボット11を下のレール
3aに嵌め込んである。これらランナ10、ピボット11は上
下のレール3b,3aに対して走行自在となっているが、上
レール3b及び下レール3aの長手方向の両端のうちいずれ
か一方の端部寄りの部分にはストッパ12がねじ具などに
より着脱自在に取り付けられ、このストッパ12のため一
方のランナ10、一方のピボット11がいずれも上レール3
b、下レール3aに対して走行できないようになってお
り、このため、この走行できない方のランナ10及びピボ
ット11が二つ折り扉のレール3に対する枢支側となって
いる。そして、他方のランナ10及びピボット11が上下の
レール3b、3aに対して走行することでヒンジ体1を介し
てパネル2同士が折り畳まれたり展延されたりして間仕
切り装置である二つ折り扉が開閉するようになってい
る。
体1を介して折り畳み自在に連結してある。ヒンジ体1
は断面リップ付きコ字状をした上下に長い押し出し品に
より形成してあり、金属あるいは合成樹脂により形成し
てある。上下に長いヒンジ体1の開口部8両端縁(すな
わち開口部8両端のリップ片7の先端)にはそれぞれ枢
支部9が設けてある。パネル2の側端面には前後方向の
一方の端部から外側方に向けて被枢支部16が突設してあ
る。そして、ヒンジ体1の両側の枢支部9にそれぞれ隣
り合うパネル2の側端面の前後方向の一方の端部から外
側方に突設した被枢支部16を回動自在に枢支して複数枚
のパネル2を折り畳み自在に連結してある。第1図の実
施例では間仕切り装置として2枚のパネル2をヒンジ体
1で回動自在に連結した二つ折り扉の例が示してある。
2枚のパネル2のヒンジ体1を枢支した方と反対側の端
部の上面部及び下面部からそれぞれランナ10、ピボット
11が突設してあり、ランナ10はレール3を構成する上レ
ール3bに嵌め込んであり、またピボット11を下のレール
3aに嵌め込んである。これらランナ10、ピボット11は上
下のレール3b,3aに対して走行自在となっているが、上
レール3b及び下レール3aの長手方向の両端のうちいずれ
か一方の端部寄りの部分にはストッパ12がねじ具などに
より着脱自在に取り付けられ、このストッパ12のため一
方のランナ10、一方のピボット11がいずれも上レール3
b、下レール3aに対して走行できないようになってお
り、このため、この走行できない方のランナ10及びピボ
ット11が二つ折り扉のレール3に対する枢支側となって
いる。そして、他方のランナ10及びピボット11が上下の
レール3b、3aに対して走行することでヒンジ体1を介し
てパネル2同士が折り畳まれたり展延されたりして間仕
切り装置である二つ折り扉が開閉するようになってい
る。
第4図中13は落とし棒ケースであって両側に嵌め込み凹
部14が設けてあって、この両側の嵌め込み凹部14をそれ
ぞれ断面リップ付きコ字状のヒンジ体1の開口部8の両
側の枢支部9に嵌め込んであってねじ15により固着して
ある。そして、この落とし棒ケース13を嵌め込んで取り
付ける部分においては落とし棒ケース13の取り付けの邪
魔にならないように被枢支部16が切欠してある。第5図
に示すような落とし棒ケース13内の縦溝17に第6図に示
すような落とし棒4が下方に突出自在に嵌め込んであ
り、落とし棒ケース13に設けた縦方向のスライド孔18に
上下スライド自在に連結具19を挿入し、この連結具19を
落とし棒4の上部の孔20に挿入し、更にスチールテープ
のような連結手段21を下端部に設けた孔22に挿入して固
着してある。ここで連結具19の頭部は落とし棒4を上下
操作するためのヒンジ体1の下部に設けた下操作部6と
なっており、下操作部6は被枢支部16の下端部の切り欠
き部23間に位置するものであり、下操作部6を上下に移
動することで落とし棒4を上下操作できるようになって
いる。縦溝17の上端部中央にはスライド用ガイド突起17
aが設けてあり、スチールテープよりなる連結手段21の
下部の下長孔21aがこのスライド用ガイド突起17aに上下
にスライド自在に嵌め込んであり、上記したヒンジ体1
と落とし棒ケース13とを固着するためのねじ15はヒンジ
体1の中央縦片27の孔から挿入されて下長孔21aを挿通
してスライド用ガイド突起17aの孔17bに取り付けてあ
る。上記スライド用ガイド突起17aの下方において縦溝1
7の両側には係止突起25が設けてある。また、落とし棒
4の上端部の両側には略L状に折れ曲がった弾性を有す
る弾性係止片24が設けてあり、この弾性係止片24に係止
突起24aが設けてある。そして、落とし棒4が引き上げ
られて弾性係止片24が係止突起25の上に位置する状態に
おいては、係止突起25により係止突起24aが下方に落下
するのが防止されて引き上げられた状態となるものであ
る。
部14が設けてあって、この両側の嵌め込み凹部14をそれ
ぞれ断面リップ付きコ字状のヒンジ体1の開口部8の両
側の枢支部9に嵌め込んであってねじ15により固着して
ある。そして、この落とし棒ケース13を嵌め込んで取り
付ける部分においては落とし棒ケース13の取り付けの邪
魔にならないように被枢支部16が切欠してある。第5図
に示すような落とし棒ケース13内の縦溝17に第6図に示
すような落とし棒4が下方に突出自在に嵌め込んであ
り、落とし棒ケース13に設けた縦方向のスライド孔18に
上下スライド自在に連結具19を挿入し、この連結具19を
落とし棒4の上部の孔20に挿入し、更にスチールテープ
のような連結手段21を下端部に設けた孔22に挿入して固
着してある。ここで連結具19の頭部は落とし棒4を上下
操作するためのヒンジ体1の下部に設けた下操作部6と
なっており、下操作部6は被枢支部16の下端部の切り欠
き部23間に位置するものであり、下操作部6を上下に移
動することで落とし棒4を上下操作できるようになって
いる。縦溝17の上端部中央にはスライド用ガイド突起17
aが設けてあり、スチールテープよりなる連結手段21の
下部の下長孔21aがこのスライド用ガイド突起17aに上下
にスライド自在に嵌め込んであり、上記したヒンジ体1
と落とし棒ケース13とを固着するためのねじ15はヒンジ
体1の中央縦片27の孔から挿入されて下長孔21aを挿通
してスライド用ガイド突起17aの孔17bに取り付けてあ
る。上記スライド用ガイド突起17aの下方において縦溝1
7の両側には係止突起25が設けてある。また、落とし棒
4の上端部の両側には略L状に折れ曲がった弾性を有す
る弾性係止片24が設けてあり、この弾性係止片24に係止
突起24aが設けてある。そして、落とし棒4が引き上げ
られて弾性係止片24が係止突起25の上に位置する状態に
おいては、係止突起25により係止突起24aが下方に落下
するのが防止されて引き上げられた状態となるものであ
る。
ヒンジ体1のリップ片7を設けた方と反対側の中央縦片
27の上下方向の略中央部分には縦長孔28が設けてある。
操作部5のうち一方(図面においては表側)の操作部5
はスライド台座29の表面側につまみ30を設けて構成して
あり、スライド台座29の裏面側には突部31が突設してあ
る。この突部31は縦長孔28に上下スライド自在に嵌め込
んである。第3図に示すように突部31の上部には上突片
32が突設してあり、ヒンジ体1内に位置するスチールテ
ープのような連結手段21の上部の孔33を突部31に嵌め込
むとともに上突片32に引っ掛け、さらに係止具36を孔33
の下部に挿入して突部31の下部の凹部34に嵌め込んで凹
部34に設けた係止部35(この係止部35としては第3図の
実施例のように凹部34の端部の開口縁であってもよい
が、凹部34の内壁に設ける溝であってもよい)に係止具
36の先端の係止爪部37を係止し、係止具36の当たり部38
をスチールテープのような連結手段21の表面に当接さ
せ、このことにより連結手段21と操作部5とを連結し、
また突部31が縦長孔28から抜けないようになっている
(第8図参照)。スライド台座29の背面には背方及び上
方に開口した縦凹所39が設けてあり、縦凹所39内には後
述の係止突部40を係止するためのばね体60を内装してあ
る。ばね体60は第1図に示すように板ばねを略U字状に
曲成して形成され、ばね体60の両側片61を上下方向の中
央部が近接するようにく字状に屈曲してある。ばね体60
の両側片61の最も近接した部分がくびれ部62となってお
り、両側片61のくびれ部62より上方の傾斜面61aは鉛直
方向に対して緩い傾斜になっており、両側片61のくびれ
部62より下方の傾斜面61bは鉛直方向に対して急な傾斜
になっている。このばね体60は第10図に示すように縦凹
所39内に内装され、ばね体60の両側片61の上端の係着部
63は係着溝64に弾性的に係止され、ばね体60の下部は固
定片65に巻回され、固定片65の下面にばね体60の下部の
湾曲部66を弾接させてある。このように後述する係止突
部40が弾性的に係止するばね体60が一体物で形成されて
いるので組み立て性がよい。またヒンジ体1の中央縦片
27の表面側には係止突部40が突設してある。そして、操
作部5を上方にスライドさせた時、縦凹所39の上開口か
ら縦凹所39内に係止突部40が入り、ばね体60のくびれ部
62の下方に係止突部40が位置する状態まで操作部5が上
にスライドした位置で停止される。この時連結手段21を
介して落とし棒4が上方に引き上げられた状態となって
いる。係止突部40をくびれ部62に係止するとき緩い傾斜
の傾斜面61aでガイドされてスムーズに係止し、係止し
た後は急な傾斜の傾斜面61aに係止して係止が外れにく
い。また、操作部5を下方にスライドさせると、くびれ
部62から係止突部40が外れ、係止突部40よりも操作部5
のスライド台座29が下方に位置して係止突部40が外部に
露出するようになっている。この場合、落とし棒4は下
方に移動されて下レール3aに嵌め込まれた状態となる。
したがって、係止突部40が露出していると、ロック状態
であることが確認され、係止突部40が露出していないと
非ロック状態であることが確認されるものである。他方
の操作部5である裏側の操作部5′に設けた接続片41が
被枢支部16の間から差し込んであって、この接続片41は
突部31の孔42に差し込まれ、更に接続片41の先端部がス
ライド台座29の表面側においてつまみ30をスライド台座
29にねじ具43により取り付ける際にこのねじ具43により
同時に取り付けられるものである。この場合、表面側に
おいては操作部5が突出し、裏面側においては被枢支部
16間から裏側の操作部5′が突出することになる。そし
て、本実施例にあっては、裏側の操作部5′を使用しな
い時にはねじ具43を取り外すことで、裏側の操作部5′
を取り外すことができる。また、つまみ30を使用しない
時には、つまみ30に代えて第3図の破線で示すような台
座カバー44を取付けることができる。
27の上下方向の略中央部分には縦長孔28が設けてある。
操作部5のうち一方(図面においては表側)の操作部5
はスライド台座29の表面側につまみ30を設けて構成して
あり、スライド台座29の裏面側には突部31が突設してあ
る。この突部31は縦長孔28に上下スライド自在に嵌め込
んである。第3図に示すように突部31の上部には上突片
32が突設してあり、ヒンジ体1内に位置するスチールテ
ープのような連結手段21の上部の孔33を突部31に嵌め込
むとともに上突片32に引っ掛け、さらに係止具36を孔33
の下部に挿入して突部31の下部の凹部34に嵌め込んで凹
部34に設けた係止部35(この係止部35としては第3図の
実施例のように凹部34の端部の開口縁であってもよい
が、凹部34の内壁に設ける溝であってもよい)に係止具
36の先端の係止爪部37を係止し、係止具36の当たり部38
をスチールテープのような連結手段21の表面に当接さ
せ、このことにより連結手段21と操作部5とを連結し、
また突部31が縦長孔28から抜けないようになっている
(第8図参照)。スライド台座29の背面には背方及び上
方に開口した縦凹所39が設けてあり、縦凹所39内には後
述の係止突部40を係止するためのばね体60を内装してあ
る。ばね体60は第1図に示すように板ばねを略U字状に
曲成して形成され、ばね体60の両側片61を上下方向の中
央部が近接するようにく字状に屈曲してある。ばね体60
の両側片61の最も近接した部分がくびれ部62となってお
り、両側片61のくびれ部62より上方の傾斜面61aは鉛直
方向に対して緩い傾斜になっており、両側片61のくびれ
部62より下方の傾斜面61bは鉛直方向に対して急な傾斜
になっている。このばね体60は第10図に示すように縦凹
所39内に内装され、ばね体60の両側片61の上端の係着部
63は係着溝64に弾性的に係止され、ばね体60の下部は固
定片65に巻回され、固定片65の下面にばね体60の下部の
湾曲部66を弾接させてある。このように後述する係止突
部40が弾性的に係止するばね体60が一体物で形成されて
いるので組み立て性がよい。またヒンジ体1の中央縦片
27の表面側には係止突部40が突設してある。そして、操
作部5を上方にスライドさせた時、縦凹所39の上開口か
ら縦凹所39内に係止突部40が入り、ばね体60のくびれ部
62の下方に係止突部40が位置する状態まで操作部5が上
にスライドした位置で停止される。この時連結手段21を
介して落とし棒4が上方に引き上げられた状態となって
いる。係止突部40をくびれ部62に係止するとき緩い傾斜
の傾斜面61aでガイドされてスムーズに係止し、係止し
た後は急な傾斜の傾斜面61aに係止して係止が外れにく
い。また、操作部5を下方にスライドさせると、くびれ
部62から係止突部40が外れ、係止突部40よりも操作部5
のスライド台座29が下方に位置して係止突部40が外部に
露出するようになっている。この場合、落とし棒4は下
方に移動されて下レール3aに嵌め込まれた状態となる。
したがって、係止突部40が露出していると、ロック状態
であることが確認され、係止突部40が露出していないと
非ロック状態であることが確認されるものである。他方
の操作部5である裏側の操作部5′に設けた接続片41が
被枢支部16の間から差し込んであって、この接続片41は
突部31の孔42に差し込まれ、更に接続片41の先端部がス
ライド台座29の表面側においてつまみ30をスライド台座
29にねじ具43により取り付ける際にこのねじ具43により
同時に取り付けられるものである。この場合、表面側に
おいては操作部5が突出し、裏面側においては被枢支部
16間から裏側の操作部5′が突出することになる。そし
て、本実施例にあっては、裏側の操作部5′を使用しな
い時にはねじ具43を取り外すことで、裏側の操作部5′
を取り外すことができる。また、つまみ30を使用しない
時には、つまみ30に代えて第3図の破線で示すような台
座カバー44を取付けることができる。
しかして、間仕切りである二つ折り扉を閉じた状態で、
操作部5または下操作部6を操作して落とし棒4を下レ
ール3a内に嵌め込むことでロックをするものである。そ
して、ロック解除をするには操作部5または下操作部6
を操作して落とし棒4を下レール3aから上方に引き上げ
るものである。
操作部5または下操作部6を操作して落とし棒4を下レ
ール3a内に嵌め込むことでロックをするものである。そ
して、ロック解除をするには操作部5または下操作部6
を操作して落とし棒4を下レール3aから上方に引き上げ
るものである。
なお、添付図面の実施例ではヒンジ体1の上端部に上部
に上下動自在なローラ56を突出させ、このローラ56をば
ねにより上方に向けて弾性付勢し、パネル2を閉じる時
にローラ56が上レールb内に弾性的に弾入係止するよう
にすることを併用してある。この弾性的に係止するロー
ラ56を併用すると、一時的な仮ロックをする場合には落
とし棒4を引き上げた状態でローラ56を弾性的に上レー
ル3bに弾性係止する。
に上下動自在なローラ56を突出させ、このローラ56をば
ねにより上方に向けて弾性付勢し、パネル2を閉じる時
にローラ56が上レールb内に弾性的に弾入係止するよう
にすることを併用してある。この弾性的に係止するロー
ラ56を併用すると、一時的な仮ロックをする場合には落
とし棒4を引き上げた状態でローラ56を弾性的に上レー
ル3bに弾性係止する。
添付図面において57は開口部の縦枠、58は横枠であって
上レール3bは横枠58に取り付けられる。
上レール3bは横枠58に取り付けられる。
なお上記各実施例にあっては、間仕切りとして二つ折り
扉の例を示したが2枚以上のパネル2をヒンジ体1を介
して折り畳み自在に連結してレール3に走行自在とした
開閉壁であってもよいものである。
扉の例を示したが2枚以上のパネル2をヒンジ体1を介
して折り畳み自在に連結してレール3に走行自在とした
開閉壁であってもよいものである。
[考案の効果] 本考案にあっては、叙述のようにヒンジ体の端部から突
出自在になった落とし棒をレールに嵌め込み自在とし、
この落とし棒を上下移動操作する操作部をヒンジ体の外
面にスライド自在に設けてあるので、落とし棒をレール
に嵌め込んでロックしたり、ロック解除したりするもの
であり、操作部を操作しない限りロックが解除されず、
確実にロックができるものであり、また、操作部の背面
に長手方向に開口する縦凹所を設け、落とし棒がレール
から離脱する方向に操作部を移動したとき縦凹所内に嵌
め込れ且つ落とし棒がレールへの嵌め込み方向に移動し
たとき外部に露出する係止突部をヒンジ体外面に突出し
て設け、操作部の縦凹所内に略U字状のばね体を内装す
ると共にばね体の両側片の上下方向の中央部が近接する
ように両側片をく字状に折曲して上記係止突部が係止す
るくびれ部を形成しているので、操作部をロック解除側
に移動した場合、ばね体のくびれ部で係止突部が弾性的
に係止されて落とし棒がレールから脱離したロック解除
状態を保持できるものであり、しかもこのロック解除状
態では係止突部が縦凹所内に入っているため外部に露出
せず、ロック状態では係止突部が外部に露出し、ロック
状態と非ロック状態を外部から視認できるものであり、
さらに略U字状のばね体を縦凹所に取り付けるだけで係
止突部を係脱する構造にできて構造を簡単にできるもの
であり、さらにばね体の両側片のくびれ部より上方の傾
斜部の鉛直方向に対する傾斜を緩くすると共にくびれ部
より下方の傾斜面の鉛直方向に対する傾斜を急にしてい
るので、くびれ部に係止突部を係止するときは緩い傾斜
面にてガイドされてスムーズにくびれ部に係止突部が係
止するものであると共にくびれ部に係止突部が係止した
状態では傾斜の急な傾斜面にて係止がはずれににくくな
るものである。
出自在になった落とし棒をレールに嵌め込み自在とし、
この落とし棒を上下移動操作する操作部をヒンジ体の外
面にスライド自在に設けてあるので、落とし棒をレール
に嵌め込んでロックしたり、ロック解除したりするもの
であり、操作部を操作しない限りロックが解除されず、
確実にロックができるものであり、また、操作部の背面
に長手方向に開口する縦凹所を設け、落とし棒がレール
から離脱する方向に操作部を移動したとき縦凹所内に嵌
め込れ且つ落とし棒がレールへの嵌め込み方向に移動し
たとき外部に露出する係止突部をヒンジ体外面に突出し
て設け、操作部の縦凹所内に略U字状のばね体を内装す
ると共にばね体の両側片の上下方向の中央部が近接する
ように両側片をく字状に折曲して上記係止突部が係止す
るくびれ部を形成しているので、操作部をロック解除側
に移動した場合、ばね体のくびれ部で係止突部が弾性的
に係止されて落とし棒がレールから脱離したロック解除
状態を保持できるものであり、しかもこのロック解除状
態では係止突部が縦凹所内に入っているため外部に露出
せず、ロック状態では係止突部が外部に露出し、ロック
状態と非ロック状態を外部から視認できるものであり、
さらに略U字状のばね体を縦凹所に取り付けるだけで係
止突部を係脱する構造にできて構造を簡単にできるもの
であり、さらにばね体の両側片のくびれ部より上方の傾
斜部の鉛直方向に対する傾斜を緩くすると共にくびれ部
より下方の傾斜面の鉛直方向に対する傾斜を急にしてい
るので、くびれ部に係止突部を係止するときは緩い傾斜
面にてガイドされてスムーズにくびれ部に係止突部が係
止するものであると共にくびれ部に係止突部が係止した
状態では傾斜の急な傾斜面にて係止がはずれににくくな
るものである。
第1図は本考案の分解斜視図、第2図は同上の斜視図、
第3図は同上の要部の分解斜視図、第4図(a)は同上
の下操作部部分の横断面図、第4図(b)は同上の落と
し棒ケース部分を示す分解斜視図、第5図(a)(b)
は同上の落とし棒ケースの背面図及び正面図、第5図
(c)は第5図(a)のX−X線断面図、第6図は同上
の落とし棒の正面図、第7図は同上の操作部部分の横断
面図、第8図は同上の操作部と連結手段との連結状態を
示す縦断面図、第9図は同上の操作部を下降させた状態
の斜視図、第10図(a)は同上の操作部部分の背面図、
第10図(b)は第10図(a)の要部の拡大図、第11図
(a)(b)は同上のばね体の正面図及び側面図、第12
図は従来例の斜視図であって、1はヒンジ体、2はパネ
ル、3はレール、4は落とし棒、5は操作部、39は縦凹
所、40は係止突部、60はばね体、61は側片、61a,61bは
傾斜面、62はくびれ部である。
第3図は同上の要部の分解斜視図、第4図(a)は同上
の下操作部部分の横断面図、第4図(b)は同上の落と
し棒ケース部分を示す分解斜視図、第5図(a)(b)
は同上の落とし棒ケースの背面図及び正面図、第5図
(c)は第5図(a)のX−X線断面図、第6図は同上
の落とし棒の正面図、第7図は同上の操作部部分の横断
面図、第8図は同上の操作部と連結手段との連結状態を
示す縦断面図、第9図は同上の操作部を下降させた状態
の斜視図、第10図(a)は同上の操作部部分の背面図、
第10図(b)は第10図(a)の要部の拡大図、第11図
(a)(b)は同上のばね体の正面図及び側面図、第12
図は従来例の斜視図であって、1はヒンジ体、2はパネ
ル、3はレール、4は落とし棒、5は操作部、39は縦凹
所、40は係止突部、60はばね体、61は側片、61a,61bは
傾斜面、62はくびれ部である。
Claims (1)
- 【請求項1】上下に長いヒンジ体にて隣合うパネルを回
動自在に連結すると共に複数枚のパネルをレールに沿っ
て移動自在に装着した間仕切りにおいて、ヒンジ体の端
部から突出自在になった落とし棒をレールに嵌め込み自
在とし、この落とし棒を上下に移動操作する操作部をヒ
ンジ体の外面に上下にスライド自在に装着し、操作部の
背面側に長手方向に開口する縦凹所を設け、落とし棒が
レールから離脱する方向に操作部を移動したとき縦凹所
内に嵌め込れ且つ落とし棒がレールへの嵌め込み方向に
移動したとき外部に露出する係止突部をヒンジ体外面に
突出して設け、操作部の縦凹所内に略U字状のばね体を
内装すると共にばね体の両側片の上下方向の中央部が近
接するように両側片をく字状に折曲して上記係止突部が
係止するくびれ部を形成し、ばね体の両側片のくびれ部
より上方の傾斜部の鉛直方向に対する傾斜を緩くすると
共にくびれ部より下方の傾斜面の鉛直方向に対する傾斜
を急にして成る間仕切りのロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4840789U JPH0723498Y2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 間仕切りのロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4840789U JPH0723498Y2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 間仕切りのロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02139287U JPH02139287U (ja) | 1990-11-21 |
JPH0723498Y2 true JPH0723498Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31565184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4840789U Expired - Lifetime JPH0723498Y2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 間仕切りのロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723498Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-25 JP JP4840789U patent/JPH0723498Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02139287U (ja) | 1990-11-21 |
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