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JPH074322U - 厚紙製の箱 - Google Patents

厚紙製の箱

Info

Publication number
JPH074322U
JPH074322U JP3828193U JP3828193U JPH074322U JP H074322 U JPH074322 U JP H074322U JP 3828193 U JP3828193 U JP 3828193U JP 3828193 U JP3828193 U JP 3828193U JP H074322 U JPH074322 U JP H074322U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flap
flaps
line
sewing line
outer lower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3828193U
Other languages
English (en)
Inventor
末人 安藤
Original Assignee
十條セントラル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 十條セントラル株式会社 filed Critical 十條セントラル株式会社
Priority to JP3828193U priority Critical patent/JPH074322U/ja
Publication of JPH074322U publication Critical patent/JPH074322U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速の全自動組立行程中に、外下フラップに
形成された易破断線や内フラップの糊代周囲に形成され
たハーフカット線部分に、不正な折曲,切断等を生ずる
ことがなく、捨てるための扁平化も容易な厚紙製の箱を
提供すること。 【構成】 外上フラップ6,7に接着される外下フラッ
プ8,9の接着部位に水平のミシン線18と、該ミシン
線の両端から外下フラップの上縁に達する逆ハ字形のミ
シン線19,20とよりなる易破断線16を設け、外上
下のフラップに接着される内フラップ10,11,1
2,13の糊代部21,22をハーフカット線23,2
4で囲むと共に、内フラップの折曲線部分にハーフミシ
ン線を入れた。 【効果】 高速の全自動組立行程中に、不正な折曲,切
断等が生ぜず、扁平化も容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、大型クリップ,輪ゴムその他の事務用品等を収納する厚紙製の箱を 、用済み後に、手指で簡単に、扁平に折り畳んで取り捨てるようにした厚紙製の 箱に関する。
【0002】
【従来技術】
内容物を使い切った場合に、簡単に扁平に折り畳んで捨て得るようにした厚紙 製の箱としては、既に実公平2ー1272号公報に示されるごとく、長方形の箱 体の長さ方向の両端における外下フラップの全幅にわたり、切り取り用のミシン 線を入れたものが提案されているが、高速の全自動の組立行程において、前記フ ラップがミシン線部分で折曲されたり、切断されたりする可能性が大きいと共に 、内フラップと外フラップとの貼着部分の剥離に比較的大きな力を要するという 問題を有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の厚紙製の箱の有する前記問題点に鑑み、本考案は、貼着されている外上 下の両フラップを分離させるため外下フラップに形成した易破断線部分に、高速 の全自動の組立行程中での折曲,切断等が生ずることがなく、外上下のフラップ の分離が容易であり、また内フラップと外上下のフラップとの貼着部分の剥離も 軽い力で容易に行うことができると共に、折り畳み行程時に内フラップを正しい 位置で折曲させうる厚紙製の箱を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の考案では、四角形の箱体の長さ方向の両 端において、該箱体の左右両側壁から折り返された左右の内フラップに、該箱体 の底壁から折り返された外下フラップが貼着され、該箱体の頂壁から折り返され た外上フラップが、前記内フラップと外下フラップの上辺外面に貼着されている 厚紙製の箱に次の構成を付加した。
【0005】 すなわち、前記外下フラップの上辺外面における外上フラップの下辺で掩蔽さ れる部分に、糊代と、外下フラップの上縁と平行する水平のミシン線と、該ミシ ン線の両端から前記上縁に達する逆八字状のミシン線とからなる易破断線とを形 成されており、また外下フラップの中央域に、前記水平のミシン線付近を上辺と する下向き倒コ字形の、指掛穴形成用のスリットを切り込んだ構成を付加した。
【0006】 請求項2の考案では、請求項1の考案に、更に内フラップに形成されている外 上下の各フラップへの貼着用糊代部分がハーフカット線で囲まれているという構 成を付加した。
【0007】 請求項3の考案では、前記請求項1または請求項2の考案に、更に内フラップ の折曲線部分に面掘り折曲線とハーフミシン線とを形成するという構成を付加し た。
【0008】
【作用】
請求項1の考案では、貼着されている外上フラップと外下フラップとを分離さ せる易破断線たるミシン線が水平のミシン線と、その両端から逆ハ字状に外下フ ラップの上縁に達するミシン線とで形成され、該ミシン線が外下フラップを水平 方向に横断する構成でないため、従来のごとく高速の全自動組立行程中に、ミシ ン線部分から外下フラップが折曲されたり切断されたりすることがない。
【0009】 また厚紙製の箱の長さ方向の両端は、外下フラップの上辺に外上フラップの下 辺が接着され、外上フラップの下縁から外下フラップにかけて、2条の指掛穴形 成用のスリットが現れている外には外観を損ねるスリット,折り目,ミシン線等 は全く露出しない。
【0010】 内容物を使いきり、箱を捨てる際は、外下フラップの2条のスリットの間を指 頭で内方へ押すと、下向き倒コ字形のスリットで囲まれた部分がケース内へ倒れ 、指掛穴が形成されるので、この穴に指頭を挿し込み、外上フラップを外上方へ 引き上げると、外下フラップのミシン線部分たる易破断線が切断され、その両側 の接着剤層は剥離されて外上フラップと外下フラップとが分離し、同時に外上下 のフラップと内フラップとの接着剤層も剥離される。
【0011】 次に外下フラップを外下方へ倒すことにより、該フラップと内フラップとの接 着部分も剥離し、箱は扁平に折り畳まれる。
【0012】 このとき、指掛穴部分の折片は外下フラップの面積内に存するので、外下フラ ップの端縁から突出することがない。
【0013】 請求項2の考案では内フラップの糊代部分が、ハーフカット線で囲まれている ので、外上下のフラップと内フラップとの接着部分の剥離が、ハーフカット線で 囲まれた部分の紙料の層間剥離で行われるので、外上下のフラップと内フラップ との分離を軽く行いうる。
【0014】 請求項3の考案によると、高速の全自動のケース組立行程において、内フラッ プの折曲の際、該折曲が内フラップに設けられた縦のハーフカット線部分で発生 するのを確実に防止し、内フラップの折曲が、面掘り折曲線とハーフミシン線と の部分で正確に行われるのを保証できる。
【0015】
【実施例】
図1,図2および図3は、請求項1,請求項2および請求項3の各考案を併せ 実施した一例を示しており、厚紙製の箱1は、従来品と同じく、頂壁2の長手側 縁に左右の側壁3,4が連接され、一方の側壁4に底壁5が連接され、頂壁2の 長手方向両端に外上フラップ6,7が連接され、また底壁5の長手方向両端には 、外下フラップ8,9が連接されると共に、側壁3,4の長手方向両端には内フ ラップ10,11,12,13が連接されている。
【0016】 前記外下フラップ8,9の上辺外面における外上フラップ6,7の下辺14で 掩蔽される部分Aには糊代15と、易破断線16とが形成されている。
【0017】 前記易破断線16は外下フラップ8,9の上縁17と平行する水平のミシン線 18と、このミシン線18の両端から上縁17に達する逆ハ字状のミシン線19 ,20とで構成され、前記易破断線16で囲まれた部分の長さは、上縁17の長 さの1/2程度とされている。
【0018】 図示例の糊代15は上縁17の全長にわたって形成されているが、部分的に形 成されてもよい。
【0019】 前記外下フラップ8,9の中央域には、水平のミシン線18付近を上辺25と する下向き倒コ字形の指掛穴形成用のスリット26が切り込まれている。
【0020】 内フラップ10,11,12,13には外下フラップ8,9と接着される糊代 21と、外上フラップ6,7と接着される糊代22とが形成されており、各糊代 21,22はハーフカット線23,24で囲まれている。
【0021】 また前記内フラップ10,11,12,13と、側壁3,4との連接部分たる 該内フラップ10〜13の折曲線部分27,28には外面からハーフミシン線2 7A,28Aが切り込まれ、かつ凹陥した折線、すなわち面掘り折曲線27B, 28Bが刻設されている。
【0022】 また図示実施例では外下フラップ8,9の上縁17の左右両端に欠肉部29, 30が形成されており、外下フラップ8,9の外面に外上フラップ6,7が接着 された際の、外上フラップ6,7の下辺14の左右両端部の仕上がりを平坦とす るよう意図されている。
【0023】 図1において、符号31は、内容物取り出し用の窓穴形成部分であり、符号3 2は底壁5に設けられた糊代である。
【0024】 図1に示されるブランクスから組み立てられる箱1は、底壁5の糊代32が側 壁3に貼着され、内フラップ10,11,12,13に外下フラップ8,9が貼 着され、また外上フラップ6,7が内フラップ10,11,12,13と外下フ ラップ8,9に接着されることにより、図2に示されるごとく周知の長方形の箱 構造に組み立てられる。
【0025】 図2に示されるごとく、組み立てられた箱1は、従来品と較べ、外上フラップ 6,7の下辺14に続く外下フラップ8,9の部分に2条のスリット26が現れ ている以外は外見上の変化はない。
【0026】 本考案に係る厚紙製の箱1は、内容物を使いきった時点でスリット26で囲ま れた部分を指頭で、図2に示されるごとく矢印B方向に押圧すると、図3に示さ れるごとく、スリット26で囲まれた小片34がケース内へ折曲されて指掛穴3 5が形成される。
【0027】 次いで指掛穴35に指頭を挿入し、外上フラップ6,7を、図3に矢印Cで示 されるごとく、上外方へ押し開くと、外下フラップ8,9は易破断線18部分で 破断され、その両側の接着剤層が剥離されて外上フラップ6,7と外下フラップ 8,9が分離され、同時に、内フラップ10,11,12,13の糊代22がハ ーフカット線24の存在により、紙料の層間剥離を生じ、外上フラップ6,7と 内フラップ10,11,12,13との接着が解かれ、図3に示されるように外 上フラップ6,7が開かれる。
【0028】 続いて外下フラップ8,9を指頭で下外方へ押し開くと内フラップ10,11 ,12,13の糊代21がハーフカット線23の存在により紙料の層間剥離を生 じ、外下フラップ8,9と内フラップ10,11,12,13との接着が解かれ 、外下フラップ8,9が開かれる。
【0029】 前記したごとく、外上下の各フラップを開いたのち、上方から箱1を押圧すれ ば、該箱1は図4に示されるごとく扁平化される。
【0030】 外下フラップ8,9の切片37は、図3に示されるごとく、外上フラップ6, 7の下辺14の裏面に接着されており、指掛穴35の小片34は外下フラップ8 ,9内に位置するので図4に示すごとく扁平化された時点では外方へ突出する部 片は全く存在しない。
【0031】
【考案の効果】
請求項1の考案では、貼着されている外上フラップと外下フラップとを分離さ せる易破断線たるミシン線が水平のミシン線と、その両端から逆ハ字状に外下フ ラップの上縁に達するミシン線とで形成され、該ミシン線が外下フラップを水平 方向に横断する構成でないので、従来のごとく高速の全自動組立行程中にミシン 線部分から外下フラップが折曲されたり、切断されたりすることを防止できる効 果がある。
【0032】 また厚紙製の箱の長さ方向の両端は外下フラップの上辺に外上フラップの下辺 が接着され、外上フラップの下縁から外下フラップにかけて、2条の指掛穴形成 用のスリットが現れている外には外観を損ねるスリット,折り目、ミシン線等は 全く露出しないので外観を良好とし、意匠設計上の自由度を保持できる効果があ る。
【0033】 内容物を使いきり、箱を捨てる際は、外下フラップの2条のスリットの間を指 頭で内方へ押すと、下向き倒コ字形のスリットで囲まれた部分がケース内へ倒れ 、指掛穴が形成されるので、この穴に指頭を挿し込み、外上フラップを外上方へ 引き上げると、外下フラップのミシン線部分たる易破断線が切断され、その両側 の接着剤層は剥離されて外上フラップと外下フラップとが分離し、同時に外上下 フラップと内フラップとの接着剤層も剥離されるし、外下フラップを下外方へ倒 すことにより、該フラップと内フラップとの接着部分が剥離されるので、比較的 軽い力でケースの扁平化を実現できる効果を奏する。
【0034】 外下フラップの易破断線で囲まれ、切除された切片は外上フラップの下辺裏面 に接着されており、指掛穴部分の小片は外下フラップ内に位置するので、扁平化 したのちに、扁平体外方へ突出する部材がなく、始末し易くなる利点がある。
【0035】 請求項2の考案では内フラップの糊代部分が、ハーフカット線で囲まれている ので、外上下のフラップと内フラップとの接着部分の剥離が、ハーフカット線で 囲まれた部分の紙料の層間剥離で行われるので、外上下のフラップと内フラップ との分離を軽く行いうる効果を奏する。
【0036】 請求項3の考案によると、高速の全自動のケース組立行程において、内フラッ プの折曲の際、該折曲が内フラップに設けられた縦のハーフカット線部分で発生 するのを確実に防止し、内フラップの折曲が、面掘り折曲線とハーフミシン線部 分で正確に行われるのを保証できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,請求項2および請求項3の各考案を
併せ実施した一例のブランクスの展開図である。
【図2】図1に示すブランクスから組み立てられた箱の
一端部の斜視図である。
【図3】図2に示すものの外上フラップの分離状態を示
す斜視図である。
【図4】図2に示すものの扁平化状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 箱 2 頂壁 3,4 側壁 5 底壁 6,7 外上フラップ 8,9 外下フラップ 10,11,12,13 内フラップ 14 下辺 15,21,22 糊代 16 易破断線 17 上縁 18 水平のミシン線 19,20 逆ハ字形のミシン線 25 上辺 26 スリット 27,28 面掘り折曲線とハーフミシン線とを有する
折曲線部分

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形の箱体の長さ方向の両端におい
    て、該箱体の左右両側壁から折り返された左右の内フラ
    ップに、該箱体の底壁から折り返された外下フラップが
    貼着され、該箱体の頂壁から折り返された外上フラップ
    が、前記内フラップと外下フラップの上辺外面に貼着さ
    れており、前記外下フラップの上辺外面における外上フ
    ラップの下辺で掩蔽される部分には、糊代と、外下フラ
    ップの上縁と平行する水平のミシン線と該ミシン線の両
    端から前記上縁に達する逆八字状のミシン線とからなる
    易破断線とが形成されており、また外下フラップの中央
    域には前記水平のミシン線付近を上辺とする下向き倒コ
    字形の、指掛穴形成用のスリットが切り込まれている厚
    紙製の箱。
  2. 【請求項2】 内フラップに形成されている外上下の各
    フラップへの貼着用糊代部分がハーフカット線で囲まれ
    ている請求項1記載の厚紙製の箱。
  3. 【請求項3】 内フラップの折曲線部分に、面掘り折曲
    線とハーフミシン線とが形成されている請求項1または
    請求項2記載の厚紙製の箱。
JP3828193U 1993-06-18 1993-06-18 厚紙製の箱 Pending JPH074322U (ja)

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JP3828193U JPH074322U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 厚紙製の箱

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JP3828193U JPH074322U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 厚紙製の箱

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JPH074322U true JPH074322U (ja) 1995-01-24

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ID=12520937

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JP3828193U Pending JPH074322U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 厚紙製の箱

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JP (1) JPH074322U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017071438A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 王子ホールディングス株式会社 箱および箱のブランクシート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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