JPH0741745A - 粘着テープ及びその製造方法 - Google Patents
粘着テープ及びその製造方法Info
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- JPH0741745A JPH0741745A JP20371093A JP20371093A JPH0741745A JP H0741745 A JPH0741745 A JP H0741745A JP 20371093 A JP20371093 A JP 20371093A JP 20371093 A JP20371093 A JP 20371093A JP H0741745 A JPH0741745 A JP H0741745A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 合成樹脂フィルムを基材1とした粘着テープ
において、基材1に対してシリコーン系離型剤層2を強
固に付着させ、シリコーン系離型剤の優れた離型作用に
よって、巻き戻し性を向上させる。 【構成】 ぬれ試験法による表面張力を39dyn/c
m以上に調整した基材1の表面にシリコーン系離型剤を
塗布して硬化させる。
において、基材1に対してシリコーン系離型剤層2を強
固に付着させ、シリコーン系離型剤の優れた離型作用に
よって、巻き戻し性を向上させる。 【構成】 ぬれ試験法による表面張力を39dyn/c
m以上に調整した基材1の表面にシリコーン系離型剤を
塗布して硬化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂フィルムを基
材とした粘着テープに関する。
材とした粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば布や紙製の基材を用いた粘
着テープについては、シリコーン系離型剤層を形成する
の背面処理を施しておくことで、巻き戻し時の滑らかな
粘着テープの引き出しができるようになっている。
着テープについては、シリコーン系離型剤層を形成する
の背面処理を施しておくことで、巻き戻し時の滑らかな
粘着テープの引き出しができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合成樹
脂フィルムを基材とした粘着テープについては、基材面
へのシリコーン系離型剤層の充分な付着力が得られない
問題がある。
脂フィルムを基材とした粘着テープについては、基材面
へのシリコーン系離型剤層の充分な付着力が得られない
問題がある。
【0004】シリコーン系離型剤層の付着力が弱いと、
製造過程での巻き上げ・巻き戻し時にシリコーン系離型
剤層が剥離し、製品とした後の巻き戻しがスムーズでな
くなるばかりか、背面への過剰な粘着によって、粘着テ
ープの引き出し時にテープ切れを生じる原因ともなる。
製造過程での巻き上げ・巻き戻し時にシリコーン系離型
剤層が剥離し、製品とした後の巻き戻しがスムーズでな
くなるばかりか、背面への過剰な粘着によって、粘着テ
ープの引き出し時にテープ切れを生じる原因ともなる。
【0005】このため、合成樹脂フィルムを基材とした
粘着テープについては、シリコーン系離型剤による背面
処理を用いることができず、他の背面処理によって巻き
戻し性を得ることが行われているが、シリコーン系離型
剤による背面処理に比して充分な巻き戻し性が得られて
いない。
粘着テープについては、シリコーン系離型剤による背面
処理を用いることができず、他の背面処理によって巻き
戻し性を得ることが行われているが、シリコーン系離型
剤による背面処理に比して充分な巻き戻し性が得られて
いない。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、合成樹脂フィルムを基材とした粘着テープ
において、基材に対してシリコーン系離型剤層を強固に
付着させ、シリコーン系離型剤の優れた離型作用によっ
て、巻き戻し性を向上させることを目的とする。
れたもので、合成樹脂フィルムを基材とした粘着テープ
において、基材に対してシリコーン系離型剤層を強固に
付着させ、シリコーン系離型剤の優れた離型作用によっ
て、巻き戻し性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】このために本発
明で講じられた手段を図1で説明すると、請求項1の発
明では、合成樹脂フィルムである基材1の片面にシリコ
ーン系離型剤層2、基材1の他面に粘着剤層3を設け、
しかもシリコーン系離型剤層2付設側の基材1表面につ
いてのぬれ試験法による表面張力を39dyn/cm以
上としているものである。
明で講じられた手段を図1で説明すると、請求項1の発
明では、合成樹脂フィルムである基材1の片面にシリコ
ーン系離型剤層2、基材1の他面に粘着剤層3を設け、
しかもシリコーン系離型剤層2付設側の基材1表面につ
いてのぬれ試験法による表面張力を39dyn/cm以
上としているものである。
【0008】また、請求項2の発明では、合成樹脂フィ
ルムである基材1の片面に、ぬれ試験法による表面張力
を39dyn/cm以上とするコロナ放電処理を施し、
このコロナ放電処理面にシリコーン系離型剤を塗布硬化
させると共に、基材1の他面に粘着剤を付設しているも
のである。
ルムである基材1の片面に、ぬれ試験法による表面張力
を39dyn/cm以上とするコロナ放電処理を施し、
このコロナ放電処理面にシリコーン系離型剤を塗布硬化
させると共に、基材1の他面に粘着剤を付設しているも
のである。
【0009】更に本発明を説明する。
【0010】まず、本発明で基材1として使用する合成
樹脂フィルムの種類は特に制限はなく、どのような用途
に用いるかに応じて選択すれば足る。例えば、発泡ポリ
スチレン製の箱に、内容物、規格、会社名等を表示する
ために貼付される粘着テープについては、粘着テープを
いちいち剥すことなく箱の再生利用ができるようにする
ために、ポリスチレン系フィルムが最適である。ポリス
チレン系フィルムとは、ポリスチレン、ブタジエン−ス
チレン共重合体やスチレン−アクリロニトリル共重合体
又はポリスチレンとこれらの共重合体の混合物からなる
フィルムである。
樹脂フィルムの種類は特に制限はなく、どのような用途
に用いるかに応じて選択すれば足る。例えば、発泡ポリ
スチレン製の箱に、内容物、規格、会社名等を表示する
ために貼付される粘着テープについては、粘着テープを
いちいち剥すことなく箱の再生利用ができるようにする
ために、ポリスチレン系フィルムが最適である。ポリス
チレン系フィルムとは、ポリスチレン、ブタジエン−ス
チレン共重合体やスチレン−アクリロニトリル共重合体
又はポリスチレンとこれらの共重合体の混合物からなる
フィルムである。
【0011】以下、上記ポリスチレン系フィルムを基材
1とした場合を例に本発明を更に説明する。
1とした場合を例に本発明を更に説明する。
【0012】基材1として用いるポリスチレン系フィル
ムは延伸フィルムであることが好ましく、横方向の延伸
倍率をλTD 、縦方向の延伸倍率をλMD とした時に、
2≦λTD <λMD であることが好ましい。このように
すると、ポリスチレン系フィルムの脆性や引っ張り強度
が改良され、しかも得られる粘着テープが横方向の引き
裂き性に優れたものとなる。
ムは延伸フィルムであることが好ましく、横方向の延伸
倍率をλTD 、縦方向の延伸倍率をλMD とした時に、
2≦λTD <λMD であることが好ましい。このように
すると、ポリスチレン系フィルムの脆性や引っ張り強度
が改良され、しかも得られる粘着テープが横方向の引き
裂き性に優れたものとなる。
【0013】シリコーン系離型剤層2は硬化型のシリコ
ーン系離型剤を塗布硬化させることで形成されるもの
で、この硬化型のシリコーン系離型剤としては、付加型
シリコーン、白金系触媒及びアセチレン系硬化型遅延剤
を溶剤に混合分散したものが好ましい。溶剤としては、
ポリスチレン系フィルムに対する影響の少ないヘキサ
ン、ヘプタン又はこれらの混合物が好ましい。
ーン系離型剤を塗布硬化させることで形成されるもの
で、この硬化型のシリコーン系離型剤としては、付加型
シリコーン、白金系触媒及びアセチレン系硬化型遅延剤
を溶剤に混合分散したものが好ましい。溶剤としては、
ポリスチレン系フィルムに対する影響の少ないヘキサ
ン、ヘプタン又はこれらの混合物が好ましい。
【0014】上記好ましいシリコーン系離型剤の各成分
の配合量は、付加型シリコーン100重量部に対して、
白金系触媒3〜7重量部、アセチレン系硬化遅延剤6〜
14重量部、溶剤500〜1500重量部であることが
好ましい。
の配合量は、付加型シリコーン100重量部に対して、
白金系触媒3〜7重量部、アセチレン系硬化遅延剤6〜
14重量部、溶剤500〜1500重量部であることが
好ましい。
【0015】シリコーン系離型剤は、基材1であるポリ
スチレン系フィルムの保護のため、塗布後直ちに溶剤を
除去(乾燥)させることが好ましい。塗布後3秒以内
に、離型剤として充分な程度に硬化するまで乾燥させる
ことが好ましい。
スチレン系フィルムの保護のため、塗布後直ちに溶剤を
除去(乾燥)させることが好ましい。塗布後3秒以内
に、離型剤として充分な程度に硬化するまで乾燥させる
ことが好ましい。
【0016】シリコーン系離型剤の塗布量は、上述の混
合液で500mg/m2 〜20g/m2 であることが好
ましい。
合液で500mg/m2 〜20g/m2 であることが好
ましい。
【0017】本発明においては、上記シリコーン系離型
剤を塗布硬化させてシリコーン系離型剤層2を形成する
前に、少なくともこのシリコーン系離型剤層2を形成す
る側の基材1の表面を、ぬれ試験法による表面張力が3
9dyn/cm以上となるようにしておくことが必要
で、好ましくは42dyn/cm以上である。このよう
な表面張力の調整を行っておくことによって、シリコー
ン系離型剤層2と基材1との付着力が向上し、シリコー
ン系離型剤層2の剥離を防止することができる。
剤を塗布硬化させてシリコーン系離型剤層2を形成する
前に、少なくともこのシリコーン系離型剤層2を形成す
る側の基材1の表面を、ぬれ試験法による表面張力が3
9dyn/cm以上となるようにしておくことが必要
で、好ましくは42dyn/cm以上である。このよう
な表面張力の調整を行っておくことによって、シリコー
ン系離型剤層2と基材1との付着力が向上し、シリコー
ン系離型剤層2の剥離を防止することができる。
【0018】尚、本発明におけるぬれ試験法とは、JI
S・K・6768「ポリエチレン及びポリプロピレンフ
ィルムのぬれ試験方法」を、使用する基材1のフィルム
に対して適用したぬれ試験法をいう。
S・K・6768「ポリエチレン及びポリプロピレンフ
ィルムのぬれ試験方法」を、使用する基材1のフィルム
に対して適用したぬれ試験法をいう。
【0019】基材1の表面張力の調整は、シリコーン系
離型剤層2の付設面のみではなく、後述する粘着剤層3
の付設面についても行うことができる。粘着剤層3の付
設面についても表面張力の調整を行っておくと、粘着剤
層3の基材1に対する付着力を向上させることができ
る。
離型剤層2の付設面のみではなく、後述する粘着剤層3
の付設面についても行うことができる。粘着剤層3の付
設面についても表面張力の調整を行っておくと、粘着剤
層3の基材1に対する付着力を向上させることができ
る。
【0020】基材1の表面張力の調整は、コロナ放電処
理によって行うことができる。
理によって行うことができる。
【0021】上記コロナ放電処理は、高電圧発生器に接
続した電極と、例えばポリエステル、ハイパロン、EP
ラバー等でカバーした金属ロールとの間に、0.5〜
0.6mm程度の隙間を開けると共に数百Kc/sの高
周波を数千〜数万Vの高電圧で印加し、この隙間に基材
1を一定速度で走らせる通常の方法で行うことができ
る。具体的には、例えば春日電機社製の「HF403
型」等の装置で容易に行うことができる。
続した電極と、例えばポリエステル、ハイパロン、EP
ラバー等でカバーした金属ロールとの間に、0.5〜
0.6mm程度の隙間を開けると共に数百Kc/sの高
周波を数千〜数万Vの高電圧で印加し、この隙間に基材
1を一定速度で走らせる通常の方法で行うことができ
る。具体的には、例えば春日電機社製の「HF403
型」等の装置で容易に行うことができる。
【0022】粘着剤層3を構成する粘着剤としては、ア
クリル系、天然ゴム系、ウレタン系、合成ゴム系、ビニ
ル系のホモポリマー又はいずれかを50重量%以上含む
コポリマー等があり、形態としては40〜60重量%の
エマルジョン型、ホットメルト型、20〜45重量%の
溶剤型等がある。
クリル系、天然ゴム系、ウレタン系、合成ゴム系、ビニ
ル系のホモポリマー又はいずれかを50重量%以上含む
コポリマー等があり、形態としては40〜60重量%の
エマルジョン型、ホットメルト型、20〜45重量%の
溶剤型等がある。
【0023】更に具体的には、天然ゴム系のエマルジョ
ン型には、セメダイン社の「CT116」、合成ゴム系
のホットメルト型にはセメダイン社の「HM655」、
「HM650」、ビニル系共重合体系のエマルジョン型
には日栄化工社の「ライフボンドAV−650シリー
ズ」等がある。
ン型には、セメダイン社の「CT116」、合成ゴム系
のホットメルト型にはセメダイン社の「HM655」、
「HM650」、ビニル系共重合体系のエマルジョン型
には日栄化工社の「ライフボンドAV−650シリー
ズ」等がある。
【0024】上記粘着剤の基材1への塗布量は、5g/
m2 以上であることが好ましい。5g/m2 未満では粘
着強度が不足しがちとなる。
m2 以上であることが好ましい。5g/m2 未満では粘
着強度が不足しがちとなる。
【0025】ところで、粘着テープには、経時的に巻き
が軸方向にずれて、芯(例えば紙管)に巻かれた粘着テ
ープが芯から軸方向にずれ出て来る、所謂竹の子現象を
生じるものがある。この竹の子現象を防止するために
は、粘着剤層3の保持力が60分以上のものであること
が好ましい。このような粘着剤層3の形成は、前述の粘
着剤中の成分の弾性体の重合度の調節、粘着付与剤や軟
化剤の添加量の調節によって行うことができる。
が軸方向にずれて、芯(例えば紙管)に巻かれた粘着テ
ープが芯から軸方向にずれ出て来る、所謂竹の子現象を
生じるものがある。この竹の子現象を防止するために
は、粘着剤層3の保持力が60分以上のものであること
が好ましい。このような粘着剤層3の形成は、前述の粘
着剤中の成分の弾性体の重合度の調節、粘着付与剤や軟
化剤の添加量の調節によって行うことができる。
【0026】尚、上記保持力は、JIS・Z・0237
「粘着テープ・粘着シート試験方法」に示される保持力
の測定方法に基づいて測定した値をいう。
「粘着テープ・粘着シート試験方法」に示される保持力
の測定方法に基づいて測定した値をいう。
【0027】シリコーン系離型剤と粘着剤の付設は、基
材1の表面張力を調整した後、基材を一定の速度で移動
させつつ、片面にシリコーン系離型剤塗布硬化させると
共に他面に粘着剤を塗布乾燥させることで行うことがで
きる。
材1の表面張力を調整した後、基材を一定の速度で移動
させつつ、片面にシリコーン系離型剤塗布硬化させると
共に他面に粘着剤を塗布乾燥させることで行うことがで
きる。
【0028】
実施例1〜4 厚さ40μm、λTD =2、λMD =6の延伸ポリスチ
レンフィルム(旭化成工業社製の「OPSフィルム」)
を基材とし、春日電機社製「HF403」型のコロナ放
電処理装置を用い、処理電力変えてこの基材にコロナ放
電処理を施した。
レンフィルム(旭化成工業社製の「OPSフィルム」)
を基材とし、春日電機社製「HF403」型のコロナ放
電処理装置を用い、処理電力変えてこの基材にコロナ放
電処理を施した。
【0029】得られた基材のコロナ放電処理面の表面張
力を表1に示す。
力を表1に示す。
【0030】各基材のコロナ放電処理面に、50m/m
inの速度で基材を移動させながら、シリコーンの7重
量%ペプタン溶液に触媒と遅延剤を加えた硬化型のシリ
コーン系離型剤をメイヤーバー(#10)で6g/m2
(ウエット)塗布し、各々100℃でキュアした。ま
た、キュア時間は表1に示されるように、10〜40秒
の間で変化させた。
inの速度で基材を移動させながら、シリコーンの7重
量%ペプタン溶液に触媒と遅延剤を加えた硬化型のシリ
コーン系離型剤をメイヤーバー(#10)で6g/m2
(ウエット)塗布し、各々100℃でキュアした。ま
た、キュア時間は表1に示されるように、10〜40秒
の間で変化させた。
【0031】得られたシリコーン系離型剤層を有する延
伸ポリスチレンフィルムについて、シリコーン系離型剤
層の付着状態を評価した。この評価は、シリコーン系離
型剤層面を指先で擦った後、当該箇所に市販のセロハン
テープを付着させ、引き剥した時の状態から行った。
伸ポリスチレンフィルムについて、シリコーン系離型剤
層の付着状態を評価した。この評価は、シリコーン系離
型剤層面を指先で擦った後、当該箇所に市販のセロハン
テープを付着させ、引き剥した時の状態から行った。
【0032】結果を表1に示す。
【0033】尚、評価基準は次の通りである。
【0034】◎:大きな抵抗力なく剥れ、しかもセロハ
ンテープの粘着面へのシリコーン系離型剤層の付着が認
められなかったもの。
ンテープの粘着面へのシリコーン系離型剤層の付着が認
められなかったもの。
【0035】○:多少引き剥し時の抵抗力の増加が感じ
られたが、セロハンテープの粘着面へのシリコーン系離
型剤層の付着はほとんど見られなかったもの。
られたが、セロハンテープの粘着面へのシリコーン系離
型剤層の付着はほとんど見られなかったもの。
【0036】△:部分的に引き剥し時の抵抗力の増加が
感じられ、しかもセロハンテープの粘着面へのシリコー
ン系離型剤層の付着が認められたもの。
感じられ、しかもセロハンテープの粘着面へのシリコー
ン系離型剤層の付着が認められたもの。
【0037】×:全体的に引き剥し時の抵抗力が大きく
増大し、しかもセロハンテープの粘着面の広い範囲に亙
ってシリコーン系離型剤層の付着が認められたもの。
増大し、しかもセロハンテープの粘着面の広い範囲に亙
ってシリコーン系離型剤層の付着が認められたもの。
【0038】比較例1 コロナ放電処理を行わなかった点を除いて実施例1と同
様にしてシリコーン系離型剤層の形成を行い、実施例1
と同様にしてシリコーン系離型剤層の付着状態を評価し
た。
様にしてシリコーン系離型剤層の形成を行い、実施例1
と同様にしてシリコーン系離型剤層の付着状態を評価し
た。
【0039】結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、シリコーン系離型剤層2を基材1に強固に付設する
ことができ、このシリコーン系離型剤層2の剥離を生じ
ないので、シリコーン系離型剤層2によって良好な巻き
戻し性を得ることができるものである。
り、シリコーン系離型剤層2を基材1に強固に付設する
ことができ、このシリコーン系離型剤層2の剥離を生じ
ないので、シリコーン系離型剤層2によって良好な巻き
戻し性を得ることができるものである。
【図1】本発明に係る粘着テープの縦断面図である。
1 基材 2 シリコーン系離型剤層 3 粘着剤層
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂フィルムである基材の片面にシ
リコーン系離型剤層、基材の他面に粘着剤層が設けられ
ており、しかもシリコーン系離型剤層付設側の基材表面
についてのぬれ試験法による表面張力が39dyn/c
m以上であることを特徴とする粘着テープ。 - 【請求項2】 合成樹脂フィルムである基材の片面に、
ぬれ試験法による表面張力を39dyn/cm以上とす
るコロナ放電処理を施し、このコロナ放電処理面にシリ
コーン系離型剤を塗布硬化させると共に、基材の他面に
粘着剤を付設することを特徴とする粘着テープの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20371093A JPH0741745A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 粘着テープ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20371093A JPH0741745A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 粘着テープ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741745A true JPH0741745A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16478573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20371093A Pending JPH0741745A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 粘着テープ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741745A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041216A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Nitto Denko Corp | 表面保護シートおよびその製造方法 |
JP2009046647A (ja) * | 2007-08-16 | 2009-03-05 | Toray Saehan Inc | 経時剥離力安定性に優れたポリエステルフィルム及びその製造方法 |
JP2011102400A (ja) * | 2011-01-27 | 2011-05-26 | Nitto Denko Corp | 表面保護シートおよびその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6386786A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-18 | Nitto Electric Ind Co Ltd | ダンボ−ル箱封かん用粘着テ−プ |
JPH03211049A (ja) * | 1990-01-16 | 1991-09-13 | Honshu Paper Co Ltd | 離型フィルム及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP20371093A patent/JPH0741745A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6386786A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-18 | Nitto Electric Ind Co Ltd | ダンボ−ル箱封かん用粘着テ−プ |
JPH03211049A (ja) * | 1990-01-16 | 1991-09-13 | Honshu Paper Co Ltd | 離型フィルム及びその製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041216A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Nitto Denko Corp | 表面保護シートおよびその製造方法 |
JP4694061B2 (ja) * | 2001-08-02 | 2011-06-01 | 日東電工株式会社 | 表面保護シートおよびその製造方法 |
JP2009046647A (ja) * | 2007-08-16 | 2009-03-05 | Toray Saehan Inc | 経時剥離力安定性に優れたポリエステルフィルム及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980407 |