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JPH0741108Y2 - ピンプラグ - Google Patents

ピンプラグ

Info

Publication number
JPH0741108Y2
JPH0741108Y2 JP1992070333U JP7033392U JPH0741108Y2 JP H0741108 Y2 JPH0741108 Y2 JP H0741108Y2 JP 1992070333 U JP1992070333 U JP 1992070333U JP 7033392 U JP7033392 U JP 7033392U JP H0741108 Y2 JPH0741108 Y2 JP H0741108Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
insulator
conductor
pin plug
contact piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992070333U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0636257U (ja
Inventor
博一 松本
昌紀 松川
Original Assignee
エス・ディ・ケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エス・ディ・ケイ株式会社 filed Critical エス・ディ・ケイ株式会社
Priority to JP1992070333U priority Critical patent/JPH0741108Y2/ja
Priority to US07/971,180 priority patent/US5312271A/en
Publication of JPH0636257U publication Critical patent/JPH0636257U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0741108Y2 publication Critical patent/JPH0741108Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/38Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts
    • H01R24/40Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2103/00Two poles

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ジャック等に接続され
る電気機器用接続器具であるピンプラグに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のピンプラグとしては、例
えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;実公昭63−25668号公報 文献2;日本電子機械工業会規格書「RC−6703A
電子機器用ピンコネクタ」(1988−7)(社)日
本電子機械工業会技術部 図2は、前記文献1に記載された従来のピンプラグの縦
断面図、及び図3はそのA−A線断面拡大図である。こ
のピンプラグ10は、例えばジャック20に対して挿脱
されるものである。ジャック20は、円筒状の金属製ス
リーブ21を有し、そのスリーブ21内には絶縁体によ
ってめすコンタクト22が固定されている。ピンプラグ
10は、ジャック20側のスリーブ21の外側に挿入さ
れる円筒状の金属製スリーブ11と、該スリーブ11の
中心軸に配置されジャック20側のめすコンタクト22
と接触する金属製センターピン12と、該スリーブ11
とセンターピン12とを電気的に絶縁しかつそれらを相
互に固定する絶縁体13と、該スリーブ11の外側に嵌
合される軟質樹脂製のカバー14とで、構成されてい
る。
【0003】スリーブ11は、円筒状の頭部11aを有
し、それにはコード挾持部11bが延設され、例えば1
枚の金属板で形成されている。円筒状の頭部11aは、
1枚の金属板を円筒状に加工して形成されており、それ
にはすり割り11cが存在する。スリーブ11のコード
挾持部11bにはコード30が挾持固定され、そのコー
ド30の第2の導体(例えば、シールド線)32が該コ
ード挾持部11bにスポット溶接等で固定されている。
円筒状の頭部11aの中心軸に沿ってセンターピン12
が貫挿されており、そのセンターピン12の後半部分に
コード30の第1の導体(例えば、芯線)31がスポッ
ト溶接等で接続され、該センターピン12の後半部分と
スリーブ11とが、樹脂製の絶縁体13で頭部11aと
同じ径の円柱状に固定されている。この絶縁体13及び
スリーブ11の外側に、カバー14が嵌合している。
【0004】この種のピンプラグの組立てと、コード3
0の接続は、例えば次のようにして行われる。スリーブ
11の頭部11aに、その中心軸に沿ってセンターピン
12を貫挿し、該センターピン12の後半部分と、頭部
11a及びコード挾持部11b間とを、樹脂を用いたイ
ンサート成型によって該頭部11aと同じ径で、柱状の
絶縁体13を形成する。次に、カバー14に貫挿したコ
ード30を、スリーブ11のコード挾持部11bで挾持
し、該コード30の一方のシールド線32をこのコード
挾持部11bにスポット溶接等により接続すると共に、
他方の芯線31をセンターピン12の後部側面にスポッ
ト溶接等により接続する。その後、カバー14をスリー
ブ11の頭部11a側へ後方から圧入すれば、コード3
0の接続とピンプラグ10の組立てが完了する。このよ
うにして組立てられたピンプラグ10のセンターピン1
2の先端をジャック20側のめすコンタクト22へ挿入
すれば、該ピンプラグ10のスリーブ11がジャック2
0側のスリーブ21の外側に嵌合し、該ピンプラグ10
のセンターピン12とジャック20側のめすコンタクト
22とが電気的に接続されると共に、該ピンプラグ10
のスリーブ11とジャック20側のスリーブ21とが電
気的に接続される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のピンプラグでは、次のような課題があった。従来の
ピンプラグ10では、製造の簡単化と低コスト化等のた
めに、スリーブ11が例えば1枚の金属板を用いてプレ
ス成型加工等で加工され、該スリーブ11の頭部11a
が円筒状に加工されている。この円筒状の頭部11a
は、1枚の金属板を用いて加工されているため、すり割
り11cが存在するが、このすり割り11cは該頭部1
1aが法線方向に変位可能にばね性を持たせる働きがあ
る。しかし、スリーブ11の頭部11aは、構造上、ば
ね性に劣る。
【0006】スリーブ11の頭部11aの口径寸法は、
前記文献2等に記載されているように、規格で定められ
ており、例えばφ8.3±0.1(mm)のように許容
誤差の寸法が厳しいものとなっている。そのため、製造
ばらつき等によってスリーブ11の頭部11aの口径寸
法が大きすぎると、ジャック20側のスリーブ21との
電気的な接触不良が生じる。逆に頭部11aの口径寸法
が小さすぎると、ジャック20側のスリーブ21に対す
る挿脱が困難になる。この際、口径寸法の小さな頭部1
1aをジャック20側のスリーブ21の外側へ無理やり
挿入すると、該スリーブ21によって頭部11aのすり
割り11cの部分が広がり、該頭部11aが楕円形に変
形し、該スリーブ21との接触面積が少なくなって該ス
リーブ21との電気的な接触不良のおそれもある。ま
た、スリーブ11の頭部11aは金属製のため、腐食し
やすい等の問題もあった。本考案は、前記従来技術が持
っていた課題として、スリーブ頭部の口径寸法の製造ば
らつきによる接触不良や挿脱の困難性、あるいは該スリ
ーブ頭部の腐食等といった点について解決したピンプラ
グを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の考案は、前記課題
を解決するために、第1の導体及び第2の導体を有する
コードに接続され、一部が2分割構造になったピンプラ
グにおいて、貫通孔を有し、硬質樹脂で形成された開閉
可能な2分割構造のほぼ円筒状の絶縁体本体と、前記絶
縁体本体の先端部側に延設され、かつ前記硬質樹脂で形
成された開閉可能な2分割構造の円筒状のスリーブ部
と、前記スリーブ部及び前記絶縁体本体の円周上の一部
に形成された開口部と、前記貫通孔内に固定され、一端
が前記スリーブ部から突出し、他端に前記第2の導体が
接続された金属製のセンターピンと、前記スリーブ部と
ほぼ同一円周上に位置し、かつ前記スリーブ部の法線方
向に変位可能に、前記開口部内に取付けられ、前記第1
の導体に接続されたばね性の金属製接触片と、前記絶縁
体本体、前記スリーブ部、及び前記接触片の外側に嵌合
された軟質樹脂製のカバーとを、備えている。第2の考
案では、第1の導体及び第2の導体を有するコードに接
続され、一部が樹脂を用いたモールド加工で成型された
ピンプラグにおいて、貫通孔を有し、硬質樹脂を用いた
モールド加工で形成されたほぼ円筒状の絶縁体本体と、
前記絶縁体本体の先端部側に延設され、かつ前記硬質樹
脂を用いた前記モールド加工で形成された円筒状のスリ
ーブ部と、前記スリーブ部及び前記絶縁体本体の円周上
の一部に形成された開口部と、前記貫通孔内に固定さ
れ、一端が前記スリーブ部から突出し、他端に前記第2
の導体が接続された金属製のセンターピンと、前記スリ
ーブ部とほぼ同一円周上に位置し、かつ前記スリーブ部
の法線方向に変位可能に、前記開口部内に取付けられ、
前記第1の導体に接続されたばね性の金属製接触片と、
前記絶縁体本体、前記スリーブ部、及び前記接触片の外
側に嵌合された軟質樹脂製のカバーとを、備えている。
【0008】
【作用】第1の考案によれば、以上のようにピンプラグ
を構成したので、スリーブ及び絶縁体本体を硬質樹脂
で一体形成した2分割構造は、センターピン及び接触片
の取付けを容易にする働きがある。硬質樹脂で一体形成
された円筒状のスリーブは、製造時におけるその口径
寸法のばらつきを少なくし、さらに該スリーブ部及び絶
縁体本体の開口部に取付けられたばね性の接触片が、軟
質樹脂製のカバーの弾性力と共働してジャック側スリー
ブ等に対する電気的接触状態を良好にすると共に、挿脱
作業の容易化を図る働きがある。第2の考案によれば、
スリーブ及び絶縁体本体を硬質樹脂を用いたモールド
加工で一体成型することは、スリーブ部及び絶縁体
の形成を容易にする働きがあると共に、その成型時に
センターピンと接触片を固定する働きがある。さらに、
ばね性の接触片は、第1の考案と同様に、軟質樹脂製の
カバーの弾性力と共働してジャック側スリーブ等との電
気的接触状態を良好にすると共に、挿脱作業を容易化す
る働きがある。従って、前記課題を解決できるのであ
る。
【0009】
【実施例】第1の実施例 図1は本考案の第1の実施例を示すピンプラグの縦断面
図、図4は図1の分解斜視図、図5は図1の横断面図、
図6は図5のB−B線断面図、図7は図1中の絶縁体の
斜視図、及び図8は図7の展開図である。このピンプラ
グは、図1及び図4に示すように、ポリプロピレン等の
硬質樹脂で形成されたほぼ円筒状の絶縁体40を有し、
その絶縁体40の先端開口部側には、図2のジャック2
0側のスリーブ21の外側に接触するばね性を持った燐
青銅等の金属製接触片60が取付けられると共に、該絶
縁体40の中心軸に、図2のジャック20側のめすコン
タクト22と接触する金属製のセンターピン70が固定
されている。センターピン70は、コード30の第1の
導体(例えば、芯線)31に接続され、さらに接触片6
0が、該コード30の第2の導体(例えば、シールド
線)32に接続されている。絶縁体40の外側には、塩
化ビニール等の軟質樹脂製のカバー80が嵌合されてい
る。
【0010】絶縁体40は、図8に示すように、肉厚の
薄い折曲可能な連結部であるひんじ部41により、開閉
可能な2分割構造を成し、ほぼ円筒状の絶縁体本体42
を有している。2分割構造の一方の絶縁体本体42の貫
通孔43の近くには鉤止部44が突設され、該2分割構
造の他方に形成された係合孔45内に挿脱自在に嵌合す
るようになっている。貫通孔43内には、センターピン
70を係止するための突起46が突設され、さらに該絶
縁体本体42の外側に、カバー80を嵌合するための環
状溝47が形成されている。絶縁体本体42の先端部側
には2分割構造の円筒状スリーブ部48が延設されてお
り、該スリーブ部48及び絶縁体本体42の一部に、接
触片60を取付けるための開口部49が形成され、さら
に該開口部49の近くに該接触片60を係止するための
係合凹部50が形成されている。
【0011】接触片60は、図4及び図5に示すよう
に、スリーブ部48とほぼ同一円周上に位置するように
絶縁体40の開口部49に取付けられるものであり、そ
の後端側には該絶縁体40の係合凹部50に嵌入するた
めの係合凸部61と、コード30のシールド線32を挾
持するための導体挾持部62とが延設されている。セン
ターピン70は、図1及び図4に示すように、絶縁体4
0の貫通孔43に固定されるものであり、それには絶縁
体40の突起46へ差し込むための係止孔71が形成さ
れ、さらに後端側に、コード30を挾持してその芯線3
1を接続するためのコード挾持部72が延設されてい
る。また、カバー80は、図1に示すように、内部に環
状凸部81を有し、その環状凸部81が絶縁体40の環
状溝47に嵌合することにより、該カバー80が絶縁体
40の外側に圧入、固定されるようになっている。
【0012】以上のように構成されるコード付きピンプ
ラグの組立て例を説明する。図4に示すように、カバー
80に貫挿したコード30をコード挾持部72で挾持、
固定し、該コード30の芯線31をこのコード挾持部7
2に圧着、スポット溶接、半田付け等で接続すると共
に、該コード30のシールド線32を接触片60の導体
挾持部62に挾持して該シールド線32を接触片60に
接続する。図4及び図8に示すように、2分割構造の絶
縁体40をひんじ部41を中心軸として開き、該絶縁体
40の貫通孔43内にセンターピン70を挿入し、該セ
ンターピン70の係止孔71を該絶縁体40側の突起4
6に嵌合する。そして、開いた絶縁体40をひんじ部4
1を中心軸にして閉じれば、該絶縁体40の鉤止部44
が係合孔45に嵌入され、該絶縁体40の中心軸にセン
ターピン70が固定される。
【0013】次に、図5に示すように、絶縁体40の開
口部49に接触片60をあてがい、該接触片60の係合
凸部61を該絶縁体40の係合凹部50に嵌入すれば、
該接触片60が絶縁体40のスリーブ部48と同一円周
上に位置するように固定される。その後、カバー80を
絶縁体40の後方から圧入すれば、該カバー80の内側
の環状凸部81が該絶縁体40の外側の環状溝47に嵌
合し、コード付きピンプラグの組立てが完了する。この
ようにして組立てられたコード付きピンプラグを、図2
に示すジャック20へ挿入すれば、センターピン70が
ジャック20側のめすコンタクト22と接触すると共
に、絶縁体40のスリーブ部48がジャック20側のス
リーブ21の外側に挿入され、該スリーブ部48と同一
円周上に設けた接触片60がジャック20側のスリーブ
21と接触し、該ピンプラグがジャック20と電気的に
接続される。
【0014】本実施例のピンプラグでは、次のような利
点等を有している。 (a) 絶縁体40は、例えば金型に樹脂を注入して固
定するというインサート成型等のモールド加工により製
造すれば、円筒状のスリーブ部48の口径を精度よく簡
単に形成できる。製造ばらつき等によってスリーブ部4
8の口径がばらつく場合には、その口径をジャック20
側のスリーブ21の外径よりも少し大きめに形成してお
く。このようにしておけば、ジャック20側のスリーブ
21の外側に絶縁体40のスリーブ部48を挿入した場
合、接触片60がそのばね性によって該スリーブ21の
外側に圧接される。この際、接触片60は、その構造
上、従来のスリーブ11に比べてばね性に優れ、しか
も、該接触片60の外側が軟質樹脂製のカバー80で覆
われているので、該カバー80の弾性力によって該接触
片60が絶縁体40の中心軸方向、即ち図6の法線方向
Xに押圧される。そのため、カバー80の押圧力と相俟
って接触片60のばね性により、ジャック20側のスリ
ーブ21に対して良好な電気的接触状態が得られると共
に、挿脱が容易に行える。特に、接触片60は円筒状ス
リーブ部48と同一円周上に取付けられるので、ジャッ
ク20側のスリーブ21への挿入時に、円滑な挿入が行
える。
【0015】(b) 絶縁体40のスリーブ部48は樹
脂で形成されているので、従来のような金属製スリーブ
11に比べて耐腐食性が大きい。 (c) 絶縁体40は開閉可能な2分割構造になってい
るため、特別な治具を用いなくても、コード付きピンプ
ラグを簡単に組立てることができる。 (d) 例えば、電気機器に多数のコード付きピンプラ
グを使用する場合、その接続箇所を識別するために各ピ
ンプラグ毎にマーク等の識別手段が施される。このよう
な場合、絶縁体40のスリーブ部48は樹脂で形成され
ているので、着色が簡単に行え、その着色によってピン
プラグ毎の識別をすることが可能となる。第2の実施例 図9は本考案の第2の実施例を示すピンプラグの斜視
図、及び図10はその縦断面図であり、第1の実施例を
示す図1及び図4〜図8中の要素と共通の要素には共通
の符号が付されている。このピンプラグでは、図1に示
す2分割構造の絶縁体40に代えて、ポリプロピレン等
の硬質樹脂で一体成型された絶縁体40Aが設けられて
いる。その他の構造は、図1とほぼ同一である。
【0016】本実施例のコード付きピンプラグは、例え
ば次のようにして組立てられる。カバー80に貫挿した
コード30をセンターピン70のコード挾持部72で挾
持し、その芯線31を該コード挾持部72に圧着、スポ
ット溶接、半田付け等で接続すると共に、シールド線3
2を金属製接触片60の導体挾持部62に圧着等で接続
する。そして、モールド加工(例えば、インサート成
型)方法を用い、金型にセンターピン70及び接触片6
0をセットし、溶融された硬質樹脂を該金型に注入して
該注入樹脂を固化すれば、円筒状のスリーブ部48を有
する絶縁体40Aを一体成型できる。この一体成型され
た絶縁体40Aにより、センターピン70及び接触片6
0が固定される。その後、カバー80を絶縁体40Aの
後方から圧入すれば、該カバー80の内側の環状凸部8
1が、絶縁体40Aの外側に形成された環状溝47に嵌
合し、コード付きピンプラグの組立てが完了する。
【0017】本実施例のピンプラグでは、第1の実施例
とほぼ同様の作用、効果が得られる上に、円筒状のスリ
ーブ部48、及び接触片60を取付けるための開口部4
9を有する絶縁体40Aを、インサート成型等のモール
ド加工によって簡単に一体成型でき、同時にセンターピ
ン70と接触片60も固定できるので、コード付きピン
プラグを簡単に製造できる。
【0018】なお、本考案は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (1) 図1等に示す2分割構造の絶縁体40を他の形
状等に変更してもよい。例えば、図4及び図8におい
て、絶縁体40のひんじ部41を省略して該絶縁体40
を分離可能な2分割構造にし、その接合面に凹部と凸部
等の嵌合手段を形成してもよい。 (2) 絶縁体40,40Aのスリーブ部48に取付け
られる接触片60は、その形状や取付け構造等を図示以
外のものに変更してもよい。さらに、カバー80も、絶
縁体40,40Aの外形に応じて任意の形にすることが
可能である。
【0019】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、第1の考案
によれば、スリーブ及び絶縁体本体を硬質樹脂で一体
形成して2分割構造にし、そのスリーブ部及び絶縁体本
体の円周上の一部に形成した開口部にばね性を有する金
属製の接触片を取付けたので、スリーブが樹脂で形
成され、従来のような金属製のスリーブに比べてその口
径寸法を精度よく製造することができる。しかも、軟質
樹脂製のカバーによってばね性の接触片がスリーブ部
法線方向(即ち、中心軸方向に常に押圧されるので、
該カバーの弾性力と相俟って接触片によるジャック側ス
リーブ等との良好な電気的接触状態が得られ、挿脱作業
も容易に行える。特に、接触片は円筒状スリーブ部に対
してそれとほぼ同一円周上に取付けられるので、ジャッ
ク側スリーブ等へ円滑に挿入できる。
【0020】さらに、円筒状のスリーブは硬質樹脂で
形成されているので、従来の金属製のスリーブに比べて
耐腐食性が大きく、しかもその樹脂製のスリーブの着
色が容易であるため、該スリーブの色分けによってピ
ンプラグの外観上の識別を容易に行うことができる。そ
の上、一体形成されたスリーブ部及び絶縁体本体は2分
割構造であるため、特別な治具を用いなくても、コード
付きピンプラグを簡単に組立てることができる。
【0021】第2の考案によれば、円筒状のスリーブ
及び絶縁体本体を硬質樹脂を用いたモールド加工で一体
成型し、同時に金属製の接触片及びセンターピンを固定
可能な構造にしたので、スリーブ部及び絶縁体本体を簡
単に形成できるばかりか、それと同時に接触片とセンタ
ーピンを固定できるため、第1の考案の効果を有する上
に、コード付きピンプラグをより簡単に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すピンプラグの縦断
面図である。
【図2】従来のピンプラグの縦断面図である。
【図3】図2に示すピンプラグのA−A線断面拡大図で
ある。
【図4】図1に示すピンプラグの分解斜視図である。
【図5】図1に示すピンプラグの横断面図である。
【図6】図5に示すピンプラグのB−B線断面図であ
る。
【図7】図1に示すピンプラグ中の絶縁体の斜視図であ
る。
【図8】図7に示す絶縁体の展開図である。
【図9】本考案の第2の実施例を示すピンプラグの斜視
図である。
【図10】図9に示すピンプラグの縦断面図である。
【符号の説明】
30 コード 31 第1の導体(芯線) 32 第2の導体(シールド線) 40,40A 絶縁体 41 ひんじ部 42 絶縁体本体 43 貫通孔 48 スリーブ部 49 開口部 60 接触片 70 センターピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導体及び第2の導体を有するコー
    ドに接続され、一部が2分割構造になったピンプラグに
    おいて、 貫通孔を有し、硬質樹脂で形成された開閉可能な2分割
    構造のほぼ円筒状の絶縁体本体と、 前記絶縁体本体の先端部側に延設され、かつ前記硬質樹
    脂で形成された開閉可能な2分割構造の円筒状のスリー
    ブ部と、 前記スリーブ部及び前記絶縁体本体の円周上の一部に形
    成された開口部と、 前記貫通孔内に固定され、一端が前記スリーブ部から突
    出し、他端に前記第2の導体が接続された金属製のセン
    ターピンと、 前記スリーブ部とほぼ同一円周上に位置し、かつ前記ス
    リーブ部の法線方向に変位可能に、前記開口部内に取付
    けられ、前記第1の導体に接続されたばね性の金属製接
    触片と、 前記絶縁体本体、前記スリーブ部、及び前記接触片の外
    側に嵌合された軟質樹脂製のカバーとを、 備えたことを特徴とするピンプラグ。
  2. 【請求項2】 第1の導体及び第2の導体を有するコー
    ドに接続され、一部が樹脂を用いたモールド加工で成型
    されたピンプラグにおいて、 貫通孔を有し、硬質樹脂を用いたモールド加工で形成さ
    れたほぼ円筒状の絶縁体本体と、 前記絶縁体本体の先端部側に延設され、かつ前記硬質樹
    脂を用いた前記モールド加工で形成された円筒状のスリ
    ーブ部と、 前記スリーブ部及び前記絶縁体本体の円周上の一部に形
    成された開口部と、 前記貫通孔内に固定され、一端が前記スリーブ部から突
    出し、他端に前記第2の導体が接続された金属製のセン
    ターピンと、 前記スリーブ部とほぼ同一円周上に位置し、かつ前記ス
    リーブ部の法線方向に変位可能に、前記開口部内に取付
    けられ、前記第1の導体に接続されたばね性の金属製接
    触片と、 前記絶縁体本体、前記スリーブ部、及び前記接触片の外
    側に嵌合された軟質樹 脂製のカバーとを、 備えたことを特徴とするピンプラグ。
JP1992070333U 1992-08-10 1992-10-08 ピンプラグ Expired - Lifetime JPH0741108Y2 (ja)

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