JPH0740813A - 坂道発進補助装置 - Google Patents
坂道発進補助装置Info
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- JPH0740813A JPH0740813A JP18843993A JP18843993A JPH0740813A JP H0740813 A JPH0740813 A JP H0740813A JP 18843993 A JP18843993 A JP 18843993A JP 18843993 A JP18843993 A JP 18843993A JP H0740813 A JPH0740813 A JP H0740813A
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- brake
- sensor
- brake pressure
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- slope
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- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims abstract description 24
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 5
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 坂道発進補助装置によりブレーキ圧力が保持
されている状態で変速ギヤがニュートラル位置に操作さ
れたときに警報を発生し通報できるようにする。 【構成】 ブレーキ・センサ2出力が制動状態を示し車
速が零であるときは、制御弁9に対してブレーキ圧力を
保持させる制御信号を送出し、制御弁がブレーキ出力を
保持している状態で、セレクト・レバー位置がニュート
ラル位置を示すときには警報25を発生する。 【効果】 坂道発進補助装置の安全性を向上する。
されている状態で変速ギヤがニュートラル位置に操作さ
れたときに警報を発生し通報できるようにする。 【構成】 ブレーキ・センサ2出力が制動状態を示し車
速が零であるときは、制御弁9に対してブレーキ圧力を
保持させる制御信号を送出し、制御弁がブレーキ出力を
保持している状態で、セレクト・レバー位置がニュート
ラル位置を示すときには警報25を発生する。 【効果】 坂道発進補助装置の安全性を向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車に装備して利用す
る。本発明は運転補助装置に関する。本発明は自動車が
坂道に停車した状態から発進するときに、ブレーキ圧力
の解除動作を補助するコンピュータ制御による運転補助
装置に関する。
る。本発明は運転補助装置に関する。本発明は自動車が
坂道に停車した状態から発進するときに、ブレーキ圧力
の解除動作を補助するコンピュータ制御による運転補助
装置に関する。
【0002】本発明は、クラッチおよび変速ギヤを運転
者がクラッチ・ペダルおよびセレクト・レバーにより操
作する自動車に適用されるものであって、運転席にクラ
ッチ・ペダルがなく、クラッチおよび変速ギヤが自動的
に操作されるいわゆるオートマチック車に適用するもの
ではない。
者がクラッチ・ペダルおよびセレクト・レバーにより操
作する自動車に適用されるものであって、運転席にクラ
ッチ・ペダルがなく、クラッチおよび変速ギヤが自動的
に操作されるいわゆるオートマチック車に適用するもの
ではない。
【0003】
【従来の技術】坂道路上に停止した自動車を発進させる
ときには、運転者はいったんパーキング・ブレーキを引
いて車両に制動力を与え、変速ギヤを発進ギヤに選択
し、クラッチを緩やかにつなぎながらアクセル・ペダル
を踏み込みエンジンの出力を大きくするとともに、パー
キング・ブレーキを緩めるという複雑な操作を行うこと
が必要である。このような操作は自動車の運転操作では
基本事項であるが、トラックやバスなどでは積載荷重に
よってその操作が大きく異なるなど、エンストあるいは
車両後進を起こしやすい。
ときには、運転者はいったんパーキング・ブレーキを引
いて車両に制動力を与え、変速ギヤを発進ギヤに選択
し、クラッチを緩やかにつなぎながらアクセル・ペダル
を踏み込みエンジンの出力を大きくするとともに、パー
キング・ブレーキを緩めるという複雑な操作を行うこと
が必要である。このような操作は自動車の運転操作では
基本事項であるが、トラックやバスなどでは積載荷重に
よってその操作が大きく異なるなど、エンストあるいは
車両後進を起こしやすい。
【0004】このような運転操作を補助するための装置
として、特開昭60−11719号公報、あるいは特開
平4−244462号公報などに開示された坂道発進補
助装置が知られている。またこのような装置は実用化さ
れて自動車に装備され販売されHSA(Hill Start Ai
d) などの名称で広く利用されるようになった。
として、特開昭60−11719号公報、あるいは特開
平4−244462号公報などに開示された坂道発進補
助装置が知られている。またこのような装置は実用化さ
れて自動車に装備され販売されHSA(Hill Start Ai
d) などの名称で広く利用されるようになった。
【0005】従来の坂道発進補助装置は、ブレーキ圧力
が一定値を越えて車速が零になったとき、すなわち車両
が走行状態を経て停車したときに、(車両の走行方向に
勾配があることが検出されると、)運転者がブレーキ・
ペダルから足を離しても自動的にブレーキ圧力を保持す
るように構成されている。この状態で、運転者がセレク
ト・レバーを発進位置に選択し、クラッチを繋ぎ、アク
セル・ペダルを踏み込んだときに、装置がそれを自動的
に検出して、最も適切なタイミングで自動的にそのブレ
ーキ圧力を解放するように構成されている。このような
坂道発進補助装置を装備した車両では、運転者はパーキ
ング・ブレーキの操作を伴うことなく坂道発進操作を行
うことができる。
が一定値を越えて車速が零になったとき、すなわち車両
が走行状態を経て停車したときに、(車両の走行方向に
勾配があることが検出されると、)運転者がブレーキ・
ペダルから足を離しても自動的にブレーキ圧力を保持す
るように構成されている。この状態で、運転者がセレク
ト・レバーを発進位置に選択し、クラッチを繋ぎ、アク
セル・ペダルを踏み込んだときに、装置がそれを自動的
に検出して、最も適切なタイミングで自動的にそのブレ
ーキ圧力を解放するように構成されている。このような
坂道発進補助装置を装備した車両では、運転者はパーキ
ング・ブレーキの操作を伴うことなく坂道発進操作を行
うことができる。
【0006】車両の走行方向に勾配がない場合でも、走
行状態から停車したときにブレーキ圧力を保持するよう
に構成しておくと、信号待ちなどの停車時にもブレーキ
圧力が自動的に保持されて便利な場合があり、そのよう
にも利用されている。
行状態から停車したときにブレーキ圧力を保持するよう
に構成しておくと、信号待ちなどの停車時にもブレーキ
圧力が自動的に保持されて便利な場合があり、そのよう
にも利用されている。
【0007】実用に供されている坂道発進補助装置は、
ブレーキ圧力が自動的に保持された後に、パーキング・
ブレーキが引かれると自動的にそのブレーキ圧力を解除
する。つまり、運転操作を終了して車両が停車した状態
ではブレーキ圧力の一時保持状態を解除して、ブレーキ
圧力の一時保持状態がパーキング・ブレーキの代わりに
使用されることのないようにしている。また、ブレーキ
圧力が自動的に保持された状態で運転者が離席しようと
すると、大きい警報を送出するなどの安全装置が付加さ
れている。
ブレーキ圧力が自動的に保持された後に、パーキング・
ブレーキが引かれると自動的にそのブレーキ圧力を解除
する。つまり、運転操作を終了して車両が停車した状態
ではブレーキ圧力の一時保持状態を解除して、ブレーキ
圧力の一時保持状態がパーキング・ブレーキの代わりに
使用されることのないようにしている。また、ブレーキ
圧力が自動的に保持された状態で運転者が離席しようと
すると、大きい警報を送出するなどの安全装置が付加さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような坂道発進補
助装置は、正常な使用状態ではブレーキ圧力が自動的に
保持されているときには、変速ギヤは発進位置もしくは
後退位置に操作されるはづである。ブレーキ圧力が自動
的に保持されている状態で変速ギヤがニュートラル位置
にあると、運転者が坂道発進補助装置でブレーキ圧力を
保持したまま運転席を離れることなどがあり得る。
助装置は、正常な使用状態ではブレーキ圧力が自動的に
保持されているときには、変速ギヤは発進位置もしくは
後退位置に操作されるはづである。ブレーキ圧力が自動
的に保持されている状態で変速ギヤがニュートラル位置
にあると、運転者が坂道発進補助装置でブレーキ圧力を
保持したまま運転席を離れることなどがあり得る。
【0009】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、誤って使用されていることを運転者に警報する
ことができる坂道発進補助装置を提供することを目的と
する。本発明は坂道発進補助装置の安全性の向上を目的
とする。
あって、誤って使用されていることを運転者に警報する
ことができる坂道発進補助装置を提供することを目的と
する。本発明は坂道発進補助装置の安全性の向上を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、この坂道発進
補助装置によりブレーキ圧力が保持されている状態で変
速ギヤがニュートラル位置に操作されると、運転席に警
報を発生することを特徴とする。警報は音響警報および
または光学的警報である。
補助装置によりブレーキ圧力が保持されている状態で変
速ギヤがニュートラル位置に操作されると、運転席に警
報を発生することを特徴とする。警報は音響警報および
または光学的警報である。
【0011】変速ギヤがニュートラル位置に操作されて
から、数秒の時間が経過するまで警報出力を抑制するよ
うに構成することもできる。
から、数秒の時間が経過するまで警報出力を抑制するよ
うに構成することもできる。
【0012】すなわち、本発明は、ブレーキ・センサ
と、クラッチ・センサと、回転センサと、変速レバーの
ニュートラルを示すニュートラル・スイッチと、勾配セ
ンサとを備え、ブレーキ・ペダルが解放されても制御信
号にしたがってブレーキ圧力を保持する制御弁と、前記
各センサの出力を入力とし前記制御信号を送出するプロ
グラム制御回路とを備え、このプログラム制御回路は、
前記ブレーキ・センサ出力が制動を示し車速が零である
ときに、前記制御弁に対してブレーキ圧力を保持させる
ための制御信号を送出する制御手段を備えた坂道発進補
助装置において、前記制御弁がブレーキ圧力を保持して
いる状態で、セレクトレバー位置がニュートラル位置を
示すときに警報を発生する手段を備えたことを特徴とす
る。ここで、回転センサとは車速およびまたはエンジン
回転速度を検出するセンサをいう。
と、クラッチ・センサと、回転センサと、変速レバーの
ニュートラルを示すニュートラル・スイッチと、勾配セ
ンサとを備え、ブレーキ・ペダルが解放されても制御信
号にしたがってブレーキ圧力を保持する制御弁と、前記
各センサの出力を入力とし前記制御信号を送出するプロ
グラム制御回路とを備え、このプログラム制御回路は、
前記ブレーキ・センサ出力が制動を示し車速が零である
ときに、前記制御弁に対してブレーキ圧力を保持させる
ための制御信号を送出する制御手段を備えた坂道発進補
助装置において、前記制御弁がブレーキ圧力を保持して
いる状態で、セレクトレバー位置がニュートラル位置を
示すときに警報を発生する手段を備えたことを特徴とす
る。ここで、回転センサとは車速およびまたはエンジン
回転速度を検出するセンサをいう。
【0013】
【作用】坂道発進補助装置によりブレーキ圧力を保持さ
せてから、変速ギヤをニュートラル位置に操作すること
は坂道発進補助装置の正しい使用方法ではない。このと
きには、坂道発進補助装置が坂道発進以外の操作に利用
される可能性があり、危険な場合もあり得るので、本発
明装置ではこの状態で警報を発生して運転者に注意を促
す。
せてから、変速ギヤをニュートラル位置に操作すること
は坂道発進補助装置の正しい使用方法ではない。このと
きには、坂道発進補助装置が坂道発進以外の操作に利用
される可能性があり、危険な場合もあり得るので、本発
明装置ではこの状態で警報を発生して運転者に注意を促
す。
【0014】運転者の変速レバーの操作途中でいったん
ニュートラル位置になったときにも直ちに警報が発生す
るとわずらわしいので、これを避けるためにニュートラ
ル位置の検出から数秒間の余裕時間を経て警報を発生す
るようにすることもできる。
ニュートラル位置になったときにも直ちに警報が発生す
るとわずらわしいので、これを避けるためにニュートラ
ル位置の検出から数秒間の余裕時間を経て警報を発生す
るようにすることもできる。
【0015】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0016】本発明実施例は、クラッチ油圧スイッチ1
と、ブレーキ・センサ2と、クラッチ・センサ3と、車
速およびまたはエンジン回転速度を検出する回転センサ
5と、変速レバーのニュートラルを示すニュートラル・
スイッチ6と、勾配センサ7とを備え、ブレーキ・ペダ
ル11が解放されても制御信号にしたがってブレーキ圧
力を保持する制御弁9と、前記各センサの出力を入力と
し前記制御信号を送出するプログラム制御回路10とを
備え、このプログラム制御回路10は、ブレーキ・セン
サ2の出力が制動状態を示し車速が零であるときに、制
御弁9に対してブレーキ圧力を保持させるための制御信
号を送出する制御手段を備え、本発明の特徴として、制
御弁9がブレーキ圧力を保持している状態で、セレクト
・レバー位置がニュートラル位置を示すときに警報装置
25に警報を発生する手段を備える。警報装置25に
は、音響警報を発生する警報ブザー25aと、光学的警
報を発生する警報ランプ25bとが備えられる。
と、ブレーキ・センサ2と、クラッチ・センサ3と、車
速およびまたはエンジン回転速度を検出する回転センサ
5と、変速レバーのニュートラルを示すニュートラル・
スイッチ6と、勾配センサ7とを備え、ブレーキ・ペダ
ル11が解放されても制御信号にしたがってブレーキ圧
力を保持する制御弁9と、前記各センサの出力を入力と
し前記制御信号を送出するプログラム制御回路10とを
備え、このプログラム制御回路10は、ブレーキ・セン
サ2の出力が制動状態を示し車速が零であるときに、制
御弁9に対してブレーキ圧力を保持させるための制御信
号を送出する制御手段を備え、本発明の特徴として、制
御弁9がブレーキ圧力を保持している状態で、セレクト
・レバー位置がニュートラル位置を示すときに警報装置
25に警報を発生する手段を備える。警報装置25に
は、音響警報を発生する警報ブザー25aと、光学的警
報を発生する警報ランプ25bとが備えられる。
【0017】運転席には、運転者が運転しながら操作を
行うことができる位置にコントロールユニット20が設
けられる。このコントロールユニット20には、メイン
スイッチ21、7セグメント表示器22、解除調整スイ
ッチ23、および初期調整スイッチ24が設けられてい
る。
行うことができる位置にコントロールユニット20が設
けられる。このコントロールユニット20には、メイン
スイッチ21、7セグメント表示器22、解除調整スイ
ッチ23、および初期調整スイッチ24が設けられてい
る。
【0018】メインスイッチ21は、本装置への電源供
給の開閉を行うもので、この例ではスイッチノブを上げ
れば閉状態となって装置を駆動し、下げれば停止状態と
なる。7セグメント表示器22はデシマル・ポイント2
5付きの7セグメント数字表示器であって調整の過程で
数字が表示される。
給の開閉を行うもので、この例ではスイッチノブを上げ
れば閉状態となって装置を駆動し、下げれば停止状態と
なる。7セグメント表示器22はデシマル・ポイント2
5付きの7セグメント数字表示器であって調整の過程で
数字が表示される。
【0019】ブレーキ解除点の調整は次のようにして行
う。運転者は初期調整スイッチ24を数秒間押しつづけ
るとプログラム制御回路10は初期調整モードに入る。
運転者は初期調整スイッチ24を押しつづけた状態で、
クラッチペダルを踏んでゆくとクラッチ油圧スイッチ1
が作動したところでそのときのクラッチ・センサ3の検
出値を取込み格納する。運転者が変速レバーを操作し変
速ギヤを設定する。そうするとニュートラル・スイッチ
6がこれを検出する。その状態で運転者はクラッチペダ
ルを緩やかに戻しながら、最適の半クラッチ位置で初期
調整スイッチ24から手を離す。その手を離した半クラ
ッチの位置が解除点として記憶される。この状態で運転
試験を行い、解除点の位置を解除調整スイッチ23を操
作して変更する。すなわち、解除点がもっとクラッチペ
ダルを踏み込んだ位置にある方がよいと考えれば解除調
整スイッチ23を上方に1回押す。解除点がもっとクラ
ッチペダルを戻した位置にある方がよいと考えれば解除
調整スイッチ23を下方に1回押す。この動作を運転試
験を行いながら繰り返す。このときの初期値からの調整
ステップが7セグメント表示器22に表示される。調整
ステップが下方(マイナス方向)であるときには7セグ
メント表示器22のデシマル・ポイント25が点灯す
る。
う。運転者は初期調整スイッチ24を数秒間押しつづけ
るとプログラム制御回路10は初期調整モードに入る。
運転者は初期調整スイッチ24を押しつづけた状態で、
クラッチペダルを踏んでゆくとクラッチ油圧スイッチ1
が作動したところでそのときのクラッチ・センサ3の検
出値を取込み格納する。運転者が変速レバーを操作し変
速ギヤを設定する。そうするとニュートラル・スイッチ
6がこれを検出する。その状態で運転者はクラッチペダ
ルを緩やかに戻しながら、最適の半クラッチ位置で初期
調整スイッチ24から手を離す。その手を離した半クラ
ッチの位置が解除点として記憶される。この状態で運転
試験を行い、解除点の位置を解除調整スイッチ23を操
作して変更する。すなわち、解除点がもっとクラッチペ
ダルを踏み込んだ位置にある方がよいと考えれば解除調
整スイッチ23を上方に1回押す。解除点がもっとクラ
ッチペダルを戻した位置にある方がよいと考えれば解除
調整スイッチ23を下方に1回押す。この動作を運転試
験を行いながら繰り返す。このときの初期値からの調整
ステップが7セグメント表示器22に表示される。調整
ステップが下方(マイナス方向)であるときには7セグ
メント表示器22のデシマル・ポイント25が点灯す
る。
【0020】プログラム制御回路10には、前述の各セ
ンサからの出力の他に、クラッチ油圧スイッチ、ストッ
プランプスイッチ、バックスイッチ、ドアスイッチ、パ
ーキングブレーキスイッチ、キースイッチなどからの出
力が入力されるが、これらの出力は本発明に直接関係が
ないのでここでは図面への記載および説明を省略する。
ンサからの出力の他に、クラッチ油圧スイッチ、ストッ
プランプスイッチ、バックスイッチ、ドアスイッチ、パ
ーキングブレーキスイッチ、キースイッチなどからの出
力が入力されるが、これらの出力は本発明に直接関係が
ないのでここでは図面への記載および説明を省略する。
【0021】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。図2は本発明実施例における
プログラム制御回路のブレーキ保持動作の流れを示す流
れ図である。
の動作について説明する。図2は本発明実施例における
プログラム制御回路のブレーキ保持動作の流れを示す流
れ図である。
【0022】プログラム制御回路10は、ブレーキ・セ
ンサ2からの出力を取り込み、あらかじめ設定された踏
み込み量の値を越えているか否かを判定する。設定値を
越えていなければ制動により停車した状態ではないので
制御弁9への制御信号の送出を禁止して坂道発進の補助
動作を停止する。設定値を越えている場合は回転センサ
5からの出力を取り込み車速が零であるか否かを判定す
る。車速が零でなければ車両は走行しているので、制御
弁9への制御信号の送出を禁止し坂道発進の補助動作を
停止する。
ンサ2からの出力を取り込み、あらかじめ設定された踏
み込み量の値を越えているか否かを判定する。設定値を
越えていなければ制動により停車した状態ではないので
制御弁9への制御信号の送出を禁止して坂道発進の補助
動作を停止する。設定値を越えている場合は回転センサ
5からの出力を取り込み車速が零であるか否かを判定す
る。車速が零でなければ車両は走行しているので、制御
弁9への制御信号の送出を禁止し坂道発進の補助動作を
停止する。
【0023】車速が零である場合は勾配センサ7からの
出力を取り込み、現在の勾配が設定された所定値Sを越
えているか否かを判定する。勾配が所定値Sを越えてい
る場合は、坂道発進補助能力の及ばない路上にあるもの
として、制御弁9への制御信号の送出を禁止し補助動作
を停止する。所定値Sを越えていなければ坂道発進補助
が可能な路上にあるものとして制御弁9に制御信号を送
出し、制御弁9を駆動してブレーキバルブ12を動作さ
せ坂道発進の補助動作を実行する。
出力を取り込み、現在の勾配が設定された所定値Sを越
えているか否かを判定する。勾配が所定値Sを越えてい
る場合は、坂道発進補助能力の及ばない路上にあるもの
として、制御弁9への制御信号の送出を禁止し補助動作
を停止する。所定値Sを越えていなければ坂道発進補助
が可能な路上にあるものとして制御弁9に制御信号を送
出し、制御弁9を駆動してブレーキバルブ12を動作さ
せ坂道発進の補助動作を実行する。
【0024】次に、ブレーキ解除動作について説明す
る。図3は本発明実施例におけるプログラム制御回路の
ブレーキ解除動作の流れを示す流れ図である。
る。図3は本発明実施例におけるプログラム制御回路の
ブレーキ解除動作の流れを示す流れ図である。
【0025】車両が坂道でブレーキ保持状態にあるとき
に、クラッチ・センサ3およびニュートラル・スイッチ
6からの出力を取り込み、クラッチが踏み込まれてギヤ
が前進発進位置(ローまたはセカンド)あるいは後退の
位置に設定されたか否かを判定する。
に、クラッチ・センサ3およびニュートラル・スイッチ
6からの出力を取り込み、クラッチが踏み込まれてギヤ
が前進発進位置(ローまたはセカンド)あるいは後退の
位置に設定されたか否かを判定する。
【0026】クラッチが踏み込まれギヤが発進状態に設
定された場合には、クラッチ・センサ3の出力からあら
かじめ設定された所定ストローク以下になったか否かを
判定する。所定ストローク以下になったときには発進が
行われるものとして、制御弁9への制御信号の送出を禁
止しブレーキを解除する。ギヤが発進状態に設定されて
いなく、もしくはクラッチの踏み込み量が所定ストロー
ク以上である場合は、制御弁9への制御信号の送出を継
続しブレーキ保持状態を維持する。この制御弁9により
ブレーキ圧力が保持されているときに、セレクト・レバ
ー位置がニュートラル位置にあるか否かを判定する。す
なわち、坂道発進補助動作が行われているときに、ギヤ
がニュートラルにあることは運転者が離席しようとする
などは運転操作の矛盾であり、したがって、ギヤがニュ
ートラル位置にあるときには警報装置25に警報信号を
送出し、警報ブザー25aから音響警報を発生させると
ともに、警報ランプ25bを点灯させて異常状態である
ことを運転者に通報する。
定された場合には、クラッチ・センサ3の出力からあら
かじめ設定された所定ストローク以下になったか否かを
判定する。所定ストローク以下になったときには発進が
行われるものとして、制御弁9への制御信号の送出を禁
止しブレーキを解除する。ギヤが発進状態に設定されて
いなく、もしくはクラッチの踏み込み量が所定ストロー
ク以上である場合は、制御弁9への制御信号の送出を継
続しブレーキ保持状態を維持する。この制御弁9により
ブレーキ圧力が保持されているときに、セレクト・レバ
ー位置がニュートラル位置にあるか否かを判定する。す
なわち、坂道発進補助動作が行われているときに、ギヤ
がニュートラルにあることは運転者が離席しようとする
などは運転操作の矛盾であり、したがって、ギヤがニュ
ートラル位置にあるときには警報装置25に警報信号を
送出し、警報ブザー25aから音響警報を発生させると
ともに、警報ランプ25bを点灯させて異常状態である
ことを運転者に通報する。
【0027】クラッチおよびブレーキの初期設定は、運
転者による好み、あるいはブレーキおよびクラッチの摩
耗による変化に適応し任意に行うことができる。設定さ
れたクラッチペダルおよびブレーキ・ペダル11の踏み
込みストロークの値は再設定されるまで保持される。そ
れぞれの踏み込みストロークがその設定された基準値を
越えていなければプログラム制御回路10は制御弁9へ
の制御信号の送出を禁止して発進補助動作を停止し、そ
れぞれの踏み込みストロークがその設定された基準値を
越えていれば発進補助動作を継続する。メインスイッチ
21をオフ状態にすると装置への電源供給が停止され発
進補助動作は行われない。
転者による好み、あるいはブレーキおよびクラッチの摩
耗による変化に適応し任意に行うことができる。設定さ
れたクラッチペダルおよびブレーキ・ペダル11の踏み
込みストロークの値は再設定されるまで保持される。そ
れぞれの踏み込みストロークがその設定された基準値を
越えていなければプログラム制御回路10は制御弁9へ
の制御信号の送出を禁止して発進補助動作を停止し、そ
れぞれの踏み込みストロークがその設定された基準値を
越えていれば発進補助動作を継続する。メインスイッチ
21をオフ状態にすると装置への電源供給が停止され発
進補助動作は行われない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、坂
道発進補助装置によりブレーキ圧力が保持されている状
態で、変速ギヤがニュートラル位置に操作されたときに
警報を発生し運転者に通報する。すなわち、運転の誤操
作を運転者に警報して、坂道発進補助装置の安全性を向
上することができる効果がある。
道発進補助装置によりブレーキ圧力が保持されている状
態で、変速ギヤがニュートラル位置に操作されたときに
警報を発生し運転者に通報する。すなわち、運転の誤操
作を運転者に警報して、坂道発進補助装置の安全性を向
上することができる効果がある。
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明実施例におけるプログラム制御回路のブ
レーキ保持動作の流れを示す流れ図。
レーキ保持動作の流れを示す流れ図。
【図3】本発明実施例におけるプログラム制御回路のブ
レーキ解除動作の流れを示す流れ図。
レーキ解除動作の流れを示す流れ図。
1 クラッチ油圧スイッチ 2 ブレーキ・センサ 3 クラッチ・センサ 5 回転センサ 6 ニュートラル・スイッチ 7 勾配センサ 9 制御弁 10 プログラム制御回路 11 ブレーキ・ペダル 12 ブレーキバルブ 20 コントロールユニット 21 メインスイッチ 22 7セグメント表示器 23 解除調整スイッチ 24 初期調整スイッチ 25 警報装置 25a 警報ブザー 25b 警報ランプ 26 デシマル・ポイント
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキ・センサと、クラッチ・センサ
と、回転センサと、変速レバーのニュートラルを示すニ
ュートラル・スイッチと、勾配センサとを備え、 ブレーキ・ペダルが解放されても制御信号にしたがって
ブレーキ圧力を保持する制御弁と、前記各センサの出力
を入力とし前記制御信号を送出するプログラム制御回路
とを備え、 このプログラム制御回路は、前記ブレーキ・センサ出力
が制動状態を示し車速が零であるときに、前記制御弁に
対してブレーキ圧力を保持させるための制御信号を送出
する制御手段を備えた坂道発進補助装置において、 前記制御弁がブレーキ圧力を保持している状態で、セレ
クト・レバー位置がニュートラル位置を示すときに警報
を発生する手段を備えたことを特徴とする坂道発進補助
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18843993A JPH0740813A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 坂道発進補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18843993A JPH0740813A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 坂道発進補助装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740813A true JPH0740813A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16223704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18843993A Pending JPH0740813A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 坂道発進補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740813A (ja) |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP18843993A patent/JPH0740813A/ja active Pending
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