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JPH074048Y2 - 潜水マスクの締着バンド緊緩装置 - Google Patents

潜水マスクの締着バンド緊緩装置

Info

Publication number
JPH074048Y2
JPH074048Y2 JP1987110089U JP11008987U JPH074048Y2 JP H074048 Y2 JPH074048 Y2 JP H074048Y2 JP 1987110089 U JP1987110089 U JP 1987110089U JP 11008987 U JP11008987 U JP 11008987U JP H074048 Y2 JPH074048 Y2 JP H074048Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening
stopper
band
piece
fastening band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987110089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6417266U (ja
Inventor
口蔵 中井
Original Assignee
鬼怒川パシフイック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鬼怒川パシフイック株式会社 filed Critical 鬼怒川パシフイック株式会社
Priority to JP1987110089U priority Critical patent/JPH074048Y2/ja
Publication of JPS6417266U publication Critical patent/JPS6417266U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH074048Y2 publication Critical patent/JPH074048Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、透明ガラスを包囲・定着せる締枠の側方に
支承体を取付け、該支承体に開閉自在に支持された制止
体の開放で締着バンドを所望位置に移行し、当該位置に
おいて制止体の閉塞で緊締可能な潜水マスクの締着バン
ド緊緩装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、水中遊泳に際し広汎に利用されている潜水マスク
の締着バンドの遊泳者への顔面部での緊締力調節手段と
して、たとえば第8図にみるように、ゴムのような可撓
性材質からなる顔面被覆片1の側方に膨出部2を一体的
に突出させ、該膨出部2の通孔3に、長方形状の尾錠4
の一方の腕片41を遊合・貫通させる一方、中央に取付け
たピン5に締着バンド6を当接・反転させ、締着バンド
6に並列せる凹部7の一つをピン5に係合し、必要に応
じ尾錠4を小許、変位させ締着バンド6を所望位置に移
動した後、凹部7の一つをピン5に係合し、締着バンド
6の顔面部への緊締力を調節している。
また、フレーム適所に植設した支軸に枢着された係止片
の先端を、締着バンドに並設の突起片の一つに係脱自在
に臨ませる一方、前記係止片を弾発体により常時、突起
片側に弾発・付勢させた潜水マスクの締着バンド緊緩装
置も提案されている。(たとえば特・開昭61-50573号公
報、実・開昭57-186514号公報の夫々を参照) (ハ)考案が解決しようとする課題 前述した第8図におけるような締着バンド6の顔面部へ
の緊締力の調節手段にあつては、凹部7をピン5に適確
に係合させる必要があるが、遊泳者が水中にあるとき、
締着バンド6の移動自体、困難であり、稍々もすれば前
記凹部7をピン5に確実に係合させるのに手間取ること
もあるため、水中での締着バンド6の緊締力調節は著し
く煩雑感を伴うことになり、遊泳者は遊泳中潜水マスク
の顔面部への適正な締着状態を常時、維持することが困
難であるという欠点を免れ難い。
また、前述した公開公報所載の考案にあっては、締着バ
ンドの突起片に係合する係止片は、常時、弾発体の弾発
力により押圧・付勢されているため、締着バンドの潜水
マスクに対する緊張もしくは弛緩に際し、遊泳者は弾発
力に抗して弾発体を介し係止片を突起片から離脱させる
ので、遊泳者は特に水中にあっては不必要な抵抗感を覚
えると共に、稍もすれば締着バンドの移行中途で弾発体
の復元力で所定以外の突起片に係止片が係合する惧れが
あり、なお、度重なる使用で弾発体の弾発力が次第に低
減し、遂には係止片の突起片への弾発付勢による係止が
不可能となる懸念もある等の欠点を有している。
この考案は前述のような欠点に着目し提案されたもので
その目的とする所は、潜水マスクに付設の締着バンドの
所定位置への保持用としてばねのような弾発体を使用す
ることなく、遊泳者が遊泳中でも、容易かつ安心裡に締
着バンドを緊張もしくは弛緩可能な潜水マスクの締着バ
ンド緊緩装置を提供しようとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 前述の目的達成のため、この考案に係る潜水マスクの締
着バンド緊緩装置は、透明ガラスを包囲・定着せる締枠
の外側縁に沿設・固定した支承体の凹所に、可撓性材質
からなる制止体前端の舌片を挿入し、中間の上下夫々に
設けた切込みを介し形成された腕片の後端近傍に、突出
片を夫々上・下に向け突出させ、これら突出片の夫々
を、前記支承体側方かつ上下に夫々定着した保持片の凹
所に係入させて制止体を支承体に対し回動可能とすると
共に、該支承体に植設した支軸に掛架・反転せる締着バ
ンドに並列下の突起部の一つに、前記制止体後端に突出
の係止片を係脱自在に臨ませ、制止体の開放時、締着バ
ンドを緊張もしくは弛緩可能としたものである。
(ホ)実施例 以下第1図ないし第7図についてこの考案を実施例で説
明する。ガラス繊維のような強化剤を埋入せる透明ガラ
スgを包囲・定着せる締枠11の外側縁に第3図にみるよ
うな支承体12を沿設・定着し、該支承体12の中間におけ
る横U字状の凹所Vに、後端(第1,2,3,4図の夫々にお
いて、左側を前方、右側を後方とする。)一側に爪状の
係止片Pを突出した可撓性材質からなる制止体Sの前端
の舌片tを挿入し、後述の突出片15,16を支点に制止体
Sを第1図において矢印方向に回動可能となし、(この
状態を開放と称する)後述の締着バンドBの突起部eか
ら離脱したとき、締着バンドBを自由に移動可能として
ある。なお前記制止体Sは第4図(C),第5図にみる
ように、中間において上下に夫々切込みc,dを介し腕片1
3,14を夫々形成し、腕片13,14の夫々後端近傍に形成し
た小許の突出片15,16の夫々を、支承体12の側方かつ上
下に夫々定着された保持片17,18の夫々に設けられた凹
所u,fに係入させることで、前記舌片tの凹所Vへの挿
入と相俟って前記制止体Sの支承体12からの不測のうち
における離脱を阻止する一方、保持片17,18の夫々後端
近傍に穿設された通孔h,iに、第4図bにみるような、
支軸19の上・下端を嵌合・定着し、この支軸19に、突起
部eを並列せる締着バンドBを掛架・反転可能となし、
この突起部eの一つに前記係止片Pを係脱自在に臨ま
せ、その係合時(この状態を閉塞と称する。)において
締着バンドBを所定位置に保持可能としてある。
なお制止体Sの後端で係止片Pと反対側において把持片
nを形成させることで、制止体Sの開閉所作を容易なら
しめてある。
(ヘ)作用 遊泳者(図示しない)が本案品の潜水マスクを顔面部に
当接し、締着バンドBで適宜の緊締力のもとで緊締して
水中を遊泳するとき、制止体Sの係止片Pは第2図にみ
るように、突起部eの一つに係止して締着バンドBを一
定位置に保持しているため、締着バンドBが遊泳中、不
測のうちに弛緩する惧れがなく、安心して遊泳ができ、
また必要に応じ遊泳中、締着バンドBの顔面部への締着
力を調節したいときには、把持片nを把持し、第1図に
みるように矢印方向に牽引すれば、締着バンドBを支軸
19をガイドとして自由に移行させ、所望位置において再
び突起部eに係止片Pを係合して閉塞状態におけば、以
前とは異なる緊締力のもとに顔面部に定着可能であり、
しかもその所作は極めて簡単かつ、締着バンドBを所定
位置に確実に係止・保持できる。
(ト)効果 この考案によれば、締枠の外側縁に沿設・定着せる支承
体に、後端に係止片を突出せる制止体を開閉自在に装着
し、この制止体の閉塞時において締着バンドの突起部の
一つに係止片を係止させてあるので、締着バンドは常
時、設定当初の位置に確実に保持され、尾錠のピンに突
起部が係止し、不測のうちに突起部がピンから離脱する
ような惧れのあつた従来の係止手段に比し、極めて安全
かつ確実にして遊泳者にとつては安心裡に使用可能であ
り、また制止体の開放で締着バンドを容易に支軸への設
定位置を変更し、緊締力を簡易に調節できる一方、締着
バンドに並列せる突起部の一つに係脱自在に臨ませた係
止片は、可撓性材質で形成され、かつ該係止片を切込み
を介し突出させた制止体前端の舌片および中間の突出片
の夫々が、締枠に固定された支承体の夫々の凹所に係止
されているから、係止片の突起部からの離脱に際して
は、係止片自体における弾発状態下の可撓性に抗し潜水
者が手で当該突起部から離脱でき、しかしてこの係止片
には従来におけるばねのような弾発体を付設し、この弾
発体で係止片を常時、突起部の一つに弾発・付勢させた
構成を必要としないので、潜水マスク全体としての部品
点数の低減可能により生産費の高騰を回避でき、なお、
係止片の突起部からの離脱に際し、従来の夫れに比し容
易に離脱可能で、しかも制止体は支承体と別体のもとに
構成されているので、組付分離も簡単であると共に、支
承体の凹所に制止体前端の舌片を挿入する一方、制止体
中間の上・下の腕片における突出片を、支承体側の保持
片の凹所に係入させることで、制止体の回動時において
も制止体が支承体から不測のうちに離脱するような懸念
がないので従来、水中においては締着バンドの緊締力調
節は事実上、不可能視されていた難点を解決し、水中に
おいても簡易かつ安全に調節所作を行ない得るし、なお
全体としての構成も徒らに複雑化する惧れもない故、安
価に製作でき、一般需要家に広く提供できる等の利点を
有するものである。
図中、8は透明ガラス、9は締枠、20は顔面被覆片であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品の制止体の開放時の縦断面図、第2図は
仝上閉塞時の縦断面図、第3図は本案品の斜視図、第4
図(a)(b)(c)は第3図のIV部の分解斜視図、第
5図は制止体の正面図、第6図は第5図のVI-VI線矢視
図、第7図は制止体の背面図、第8図は従来形式の潜水
マスクの斜視図である。 B……締着バンド、S……制止体、c,d……切込み、e
……突起部、f,u,v……凹所、g……透明ガラス、p…
…係止片、t……舌片、11……締枠、12……支承体、1
3,14……腕片、15,16……突出片、17,18……保持片、19
……支軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明ガラスを包囲・定着せる締枠の外側縁
    に沿設・固定した支承体の凹所に、可撓性材質からなる
    制止体前端の舌片を挿入し、中間の上下夫々に設けた切
    込みを介し形成された腕片の後端近傍に、突出片を夫々
    上・下に向け突出させ、これら突出片の夫々を、前記支
    承体側方かつ上下に夫々定着した保持片の凹所に係入さ
    せて制止体を支承体に対し回動可能とすると共に、該支
    承体に植設した支軸に掛架・反転せる締着バンドに並列
    下の突起部の一つに、前記制止体後端に突出の係止片を
    係脱自在に臨ませ、制止体の開放時、締着バンドを緊張
    もしくは弛緩可能とした潜水マスクの締着バンド緊緩装
    置。
JP1987110089U 1987-07-20 1987-07-20 潜水マスクの締着バンド緊緩装置 Expired - Lifetime JPH074048Y2 (ja)

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JP1987110089U JPH074048Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 潜水マスクの締着バンド緊緩装置

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JP1987110089U JPH074048Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 潜水マスクの締着バンド緊緩装置

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Publication Number Publication Date
JPS6417266U JPS6417266U (ja) 1989-01-27
JPH074048Y2 true JPH074048Y2 (ja) 1995-02-01

Family

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JP1987110089U Expired - Lifetime JPH074048Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 潜水マスクの締着バンド緊緩装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5630704B2 (ja) * 2010-12-28 2014-11-26 山本光学株式会社 顔面装着具

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JPS6232407Y2 (ja) * 1981-05-25 1987-08-19
US4607398A (en) * 1984-07-24 1986-08-26 U.S.D. Corp Strap and retainer for a divers mask

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JPS6417266U (ja) 1989-01-27

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