JPH0739954A - しわ防止措置を施したプレス成形法としわ防止機構 - Google Patents
しわ防止措置を施したプレス成形法としわ防止機構Info
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- JPH0739954A JPH0739954A JP5208890A JP20889093A JPH0739954A JP H0739954 A JPH0739954 A JP H0739954A JP 5208890 A JP5208890 A JP 5208890A JP 20889093 A JP20889093 A JP 20889093A JP H0739954 A JPH0739954 A JP H0739954A
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Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】被成形品が中厚板でも、プレス成形の初期に生
ずるしわの発生及びその後のしわの成長を防止する措置
を施したプレス成形法及びしわ発生防止機構を提供す
る。 【構成】被成形品10における縮みフランジ成形が行な
われる部分の端部10aを挾み込むよう凹部13を形成
したコ字形ブロック14を、アーム15を介してダイ
3’表面部における前記端部10aのセット位置に回動
自在に配設したことにより、ダイへの組込みも簡単容易
であり、また最初に、端部を挾み込むだけで、被成形品
の成形に応じて所定角度まで端部付近を挾んだまま回動
してしわの発生を防止し、所定角度になれば自動的に被
成形品から離れて元に戻り、次の作業に備えるようにし
た。
ずるしわの発生及びその後のしわの成長を防止する措置
を施したプレス成形法及びしわ発生防止機構を提供す
る。 【構成】被成形品10における縮みフランジ成形が行な
われる部分の端部10aを挾み込むよう凹部13を形成
したコ字形ブロック14を、アーム15を介してダイ
3’表面部における前記端部10aのセット位置に回動
自在に配設したことにより、ダイへの組込みも簡単容易
であり、また最初に、端部を挾み込むだけで、被成形品
の成形に応じて所定角度まで端部付近を挾んだまま回動
してしわの発生を防止し、所定角度になれば自動的に被
成形品から離れて元に戻り、次の作業に備えるようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、しわの発生を防止する
措置を施したプレス成形法及びしわ発生防止機構に関す
るものである。
措置を施したプレス成形法及びしわ発生防止機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、中厚板製の大物プレス成形品、
例えばトラックのフレームを構成するサイドメンバ、ク
ロスメンバ、レインフォース(補強部材)のプレス成形
においてはブランクホルダが使用できないので、単動プ
レスが使用されている。この場合、図8に示すように被
成形品1を所定箇所「イ」から非対称に成形する必要が
あり、成形品の形状に合わせて形成され配設されたダイ
2、3及び該ダイ2、3間で上下するパッド4上に載せ
た後、これも成形品の形状に合わせて形成されたパンチ
5により図9のように押圧してプレス成形すると、前記
「イ」点付近では縮み成形となり、成形品1’には前記
「イ」点を中心にその左右にしわ6が発生する(図1
0)。このしわは、前記非対称の度合いが大きいほど大
きくなり、プレス成形品の外観品質を低下するのみなら
ず、しわが大きいときはこの部分に部品を取り付けたと
き部品が不安定となり、時に危険でもある。また、しわ
が発生する前記「イ」点付近の前記ダイ2、3及びパン
チ5の摩耗も激しく、それらの点検、保守、修理を頻繁
に行なう必要がある。上記の如き単動プレスによる縮み
成形におけるしわ6は、例えば前記プレス成形行程の最
後段階、即ちパンチ5がダイ2、3間で被成形品1をプ
レスし終わった段階でダイ2または3を図示しないカム
等で強く押圧して潰すことが知られている。
例えばトラックのフレームを構成するサイドメンバ、ク
ロスメンバ、レインフォース(補強部材)のプレス成形
においてはブランクホルダが使用できないので、単動プ
レスが使用されている。この場合、図8に示すように被
成形品1を所定箇所「イ」から非対称に成形する必要が
あり、成形品の形状に合わせて形成され配設されたダイ
2、3及び該ダイ2、3間で上下するパッド4上に載せ
た後、これも成形品の形状に合わせて形成されたパンチ
5により図9のように押圧してプレス成形すると、前記
「イ」点付近では縮み成形となり、成形品1’には前記
「イ」点を中心にその左右にしわ6が発生する(図1
0)。このしわは、前記非対称の度合いが大きいほど大
きくなり、プレス成形品の外観品質を低下するのみなら
ず、しわが大きいときはこの部分に部品を取り付けたと
き部品が不安定となり、時に危険でもある。また、しわ
が発生する前記「イ」点付近の前記ダイ2、3及びパン
チ5の摩耗も激しく、それらの点検、保守、修理を頻繁
に行なう必要がある。上記の如き単動プレスによる縮み
成形におけるしわ6は、例えば前記プレス成形行程の最
後段階、即ちパンチ5がダイ2、3間で被成形品1をプ
レスし終わった段階でダイ2または3を図示しないカム
等で強く押圧して潰すことが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如きプレス成形行程の最後段階でカム等により強く押圧
して潰すことは、被成形品1が薄板であり、且つそのし
わがプレス成形の比較的進んでから生じたのであれば効
果があるが、被成形品1が中厚板で、且つそのしわがプ
レス成形の初期に生じて成長したものであると、前記カ
ム等による押圧力を高めても効果がない。本発明は上記
問題点を解決することを課題として案出されたもので、
被成形品が中厚板であっても、プレス成形の初期に生ず
るしわの発生を防止し、その後のしわの成長を防止する
措置を施したプレス成形法及びしわ発生防止機構を提供
することを目的とする。
如きプレス成形行程の最後段階でカム等により強く押圧
して潰すことは、被成形品1が薄板であり、且つそのし
わがプレス成形の比較的進んでから生じたのであれば効
果があるが、被成形品1が中厚板で、且つそのしわがプ
レス成形の初期に生じて成長したものであると、前記カ
ム等による押圧力を高めても効果がない。本発明は上記
問題点を解決することを課題として案出されたもので、
被成形品が中厚板であっても、プレス成形の初期に生ず
るしわの発生を防止し、その後のしわの成長を防止する
措置を施したプレス成形法及びしわ発生防止機構を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明しわ防止措置を施したプレス成形法は、被成形
品の縮みフランジ成形が行なわれる部分の端部付近を、
少なくとも成形初期において、コ字形ブロックにより挾
んだ後プレス成形することを特徴とし、また、本発明し
わ防止機構は、被成形品における縮みフランジ成形が行
なわれる部分を挾み込むよう凹部を形成したコ字形ブロ
ックを、アームを介してダイ表面部における前記被成形
品の縮みフランジ成形が行なわれる部分のセット位置に
回動自在に配設したことを特徴とする。
の本発明しわ防止措置を施したプレス成形法は、被成形
品の縮みフランジ成形が行なわれる部分の端部付近を、
少なくとも成形初期において、コ字形ブロックにより挾
んだ後プレス成形することを特徴とし、また、本発明し
わ防止機構は、被成形品における縮みフランジ成形が行
なわれる部分を挾み込むよう凹部を形成したコ字形ブロ
ックを、アームを介してダイ表面部における前記被成形
品の縮みフランジ成形が行なわれる部分のセット位置に
回動自在に配設したことを特徴とする。
【0005】
【作 用】上記構成のしわ防止機構を備えたダイを用
い、前記所定箇所から非対称に成形する必要がある被成
形品をプレス成形するときは、まず、被成形品を2つの
ダイ及びパッド上に載せ、被成形品の前記縮みフランジ
成形が行なわれる部分の端部を、前記挾持具の前記コ字
形ブロックの凹部に挾み込む。この状態でパンチにより
押圧してプレス成形すると、被成形品はその左右が立ち
上がって縮み成形を生じようとするが、前記挾持具も前
記端部を挾んだ状態でアームが回動して立上り、被成形
品が所定角度曲げられるまで、前記端部は前記コ字形ブ
ロックの凹部内で抑えられ、しわはプレス成形の初期の
段階でその発生が防止される。
い、前記所定箇所から非対称に成形する必要がある被成
形品をプレス成形するときは、まず、被成形品を2つの
ダイ及びパッド上に載せ、被成形品の前記縮みフランジ
成形が行なわれる部分の端部を、前記挾持具の前記コ字
形ブロックの凹部に挾み込む。この状態でパンチにより
押圧してプレス成形すると、被成形品はその左右が立ち
上がって縮み成形を生じようとするが、前記挾持具も前
記端部を挾んだ状態でアームが回動して立上り、被成形
品が所定角度曲げられるまで、前記端部は前記コ字形ブ
ロックの凹部内で抑えられ、しわはプレス成形の初期の
段階でその発生が防止される。
【0006】
【実施例】本発明を、図1乃至図7により、図8以下の
符号と同一符号は同一物を表わすとして詳細に説明す
る。まず、本発明により成形される被成形品10も図8
以下で説明したものと同様に所定箇所「イ」から軸方向
中心に対し非対称に成形する必要があり、図1のように
成形品の形状に合わせて形成され配設されたダイ2、
3’及び該ダイ2、3’間で上下するパッド4上に載せ
た後、これも成形品の形状に合わせて形成されたパンチ
5により押圧してプレス成形される(図2、3)が、前
記ダイ3’には、前記「イ」付近の縮みフランジ成形が
行なわれる部分の端部付近を少なくとも成形初期に挾み
込む挾持具11、12が設けられている。
符号と同一符号は同一物を表わすとして詳細に説明す
る。まず、本発明により成形される被成形品10も図8
以下で説明したものと同様に所定箇所「イ」から軸方向
中心に対し非対称に成形する必要があり、図1のように
成形品の形状に合わせて形成され配設されたダイ2、
3’及び該ダイ2、3’間で上下するパッド4上に載せ
た後、これも成形品の形状に合わせて形成されたパンチ
5により押圧してプレス成形される(図2、3)が、前
記ダイ3’には、前記「イ」付近の縮みフランジ成形が
行なわれる部分の端部付近を少なくとも成形初期に挾み
込む挾持具11、12が設けられている。
【0007】即ち、前記挾持具11、12は、図5乃至
図7に詳細を示すように、被成形品1の端部を適宜隙間
を設けて挾むよう凹部13を形成したコ字形ブロック1
4を、前記凹部13を手前にしてアーム15の一端に溶
接等により固着するとともに、該アーム15の他端にあ
けた長孔15a及び該孔に通したピン16を介して取付
け金具17に回動自在に取り付けられている。前記コ字
形ブロック14の長さは実験等によって最終的に決めら
れるが、ほぼ前記しわの発生する箇所を覆う長さとす
る。また、殊に前記コ字形ブロック14の材質は、前記
フレーム材(自動車用構造用圧延鋼板)より硬度の高い
機械構造用炭素鋼鋼材を用い、被成形品(フレーム材)
10におけるしわの発生を抑えられるようにしている。
上記材質とすることにより、前記コ字形ブロック14の
凹部13の上側の厚さsをできるだけ薄くして、ダイ
3’側面に形成するコ字形ブロック14のための逃げ1
8を小さくすることも可能となる。
図7に詳細を示すように、被成形品1の端部を適宜隙間
を設けて挾むよう凹部13を形成したコ字形ブロック1
4を、前記凹部13を手前にしてアーム15の一端に溶
接等により固着するとともに、該アーム15の他端にあ
けた長孔15a及び該孔に通したピン16を介して取付
け金具17に回動自在に取り付けられている。前記コ字
形ブロック14の長さは実験等によって最終的に決めら
れるが、ほぼ前記しわの発生する箇所を覆う長さとす
る。また、殊に前記コ字形ブロック14の材質は、前記
フレーム材(自動車用構造用圧延鋼板)より硬度の高い
機械構造用炭素鋼鋼材を用い、被成形品(フレーム材)
10におけるしわの発生を抑えられるようにしている。
上記材質とすることにより、前記コ字形ブロック14の
凹部13の上側の厚さsをできるだけ薄くして、ダイ
3’側面に形成するコ字形ブロック14のための逃げ1
8を小さくすることも可能となる。
【0008】上記の如き挾持具11、12は、図2及び
図6に示すように、成形前の被成形品10の縮みフラン
ジ成形が行なわれる側の端部10aがダイ3’上にセッ
トされる位置において、前記「イ」点の左右に且つ前記
挾持具11、12のアーム15が前記端部と直角になる
よう、前記コ字形ブロック14、アーム15及び取付け
金具17が嵌入する凹所19、20をダイ3’に形成
し、ダイ2、3’の対向する側面側の凹所20に前記取
付け金具17を面一に嵌入、固定され、この際前記コ字
形ブロック14は、図6に示すように凹部13がダイ
3’の表面上にあるようセットし、このようにして本発
明しわ防止機構が構成される。
図6に示すように、成形前の被成形品10の縮みフラン
ジ成形が行なわれる側の端部10aがダイ3’上にセッ
トされる位置において、前記「イ」点の左右に且つ前記
挾持具11、12のアーム15が前記端部と直角になる
よう、前記コ字形ブロック14、アーム15及び取付け
金具17が嵌入する凹所19、20をダイ3’に形成
し、ダイ2、3’の対向する側面側の凹所20に前記取
付け金具17を面一に嵌入、固定され、この際前記コ字
形ブロック14は、図6に示すように凹部13がダイ
3’の表面上にあるようセットし、このようにして本発
明しわ防止機構が構成される。
【0009】上記構成のしわ防止機構を備えたダイ3’
を用い、所定箇所「イ」から非対称に成形する必要があ
る被成形品10をプレス成形するときは、まず、被成形
品10をダイ2、3’及びパッド4上に載せ、図1及び
図6に示すように、被成形品10の前記「イ」付近の縮
みフランジ成形が行なわれる部分の端部10aを、前記
挾持具11、12の前記コ字形ブロック14の凹部13
に挾み込む。この状態でパンチ5により押圧してプレス
成形されると、被成形品10はその左右が立ち上がって
前記「イ」点付近で縮み成形を生じようとするが、前記
挾持具11、12も前記端部10aを挾んだ状態でアー
ム15が前記ピン16を中心に回動して立上り、被成形
品10が所定角度曲げられたとき(図2の状態、または
図6の仮想線)まで、その間前記端部10aは前記コ字
形ブロック14の凹部13内で抑えられ、「イ」点を中
心にその左右に発生しようとするしわはプレス成形の初
期の段階でその発生が防止される。その後プレス成形が
進んで、図3のようにほぼ成形が完了する時点までの間
に被成形品10の前記端部10aからコ字形ブロック1
4が外れ、挾持具11、12は元に戻る。成形品10’
は、図4に示すように前記「イ」点にしわがほとんど生
じないで完成する。
を用い、所定箇所「イ」から非対称に成形する必要があ
る被成形品10をプレス成形するときは、まず、被成形
品10をダイ2、3’及びパッド4上に載せ、図1及び
図6に示すように、被成形品10の前記「イ」付近の縮
みフランジ成形が行なわれる部分の端部10aを、前記
挾持具11、12の前記コ字形ブロック14の凹部13
に挾み込む。この状態でパンチ5により押圧してプレス
成形されると、被成形品10はその左右が立ち上がって
前記「イ」点付近で縮み成形を生じようとするが、前記
挾持具11、12も前記端部10aを挾んだ状態でアー
ム15が前記ピン16を中心に回動して立上り、被成形
品10が所定角度曲げられたとき(図2の状態、または
図6の仮想線)まで、その間前記端部10aは前記コ字
形ブロック14の凹部13内で抑えられ、「イ」点を中
心にその左右に発生しようとするしわはプレス成形の初
期の段階でその発生が防止される。その後プレス成形が
進んで、図3のようにほぼ成形が完了する時点までの間
に被成形品10の前記端部10aからコ字形ブロック1
4が外れ、挾持具11、12は元に戻る。成形品10’
は、図4に示すように前記「イ」点にしわがほとんど生
じないで完成する。
【0010】なお、図示していないが、前記挾持具1
1、12において、前記アーム14を2分割し、これを
該アーム15の軸心に対し回動可能なジョイントで連結
すれば、コ字形ブロック14が前記被成形品10の前記
端部10aを挾んだ状態でプレス成形したとき前記ブロ
ック14が捩じられても支障を生じない。
1、12において、前記アーム14を2分割し、これを
該アーム15の軸心に対し回動可能なジョイントで連結
すれば、コ字形ブロック14が前記被成形品10の前記
端部10aを挾んだ状態でプレス成形したとき前記ブロ
ック14が捩じられても支障を生じない。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明しわ防止措置を施し
たプレス成形法は、被成形品の縮みフランジ成形が行な
われる部分の端部付近を、少なくとも成形初期におい
て、コ字形ブロックにより挾んだ後プレス成形すること
を特徴とするので、中厚板製の被成形品で所定箇所から
非対称に成形する必要があり、前記箇所で縮み成形が行
なわれるものにおいても、そのしわをプレス成形の初期
にコ字形ブロックにより挾んでその発生を抑え、且つ成
長を抑えることができ、プレス成形品の外観品質を向上
するのみならず、前記所定箇所に部品を取り付けたとき
も部品が不安定となることがなく、また、従来のように
しわが発生する点の前記ダイ及びパンチの摩耗も小さ
く、従ってそれらの点検、保守、修理を頻繁に行なう必
要もない。また本発明しわ防止機構は、被成形品におけ
る縮みフランジ成形が行なわれる部分を挾み込むよう凹
部を形成したコ字形ブロックを、アームを介してダイ表
面部における前記被成形品の縮みフランジ成形が行なわ
れる部分のセット位置に回動自在に配設したことを特徴
とするので、ダイへの組込みも簡単容易であり、また最
初に被成形品の縮み成形が行なわれる側の端部を前記凹
部に挾み込むだけで、被成形品の成形に応じて所定角度
まで前記端部付近を挾んだまま回動してしわの発生を防
止し、所定角度になれば自動的に被成形品から離れて元
に戻り、次の作業に備えることができ、作業効率を向上
する。
たプレス成形法は、被成形品の縮みフランジ成形が行な
われる部分の端部付近を、少なくとも成形初期におい
て、コ字形ブロックにより挾んだ後プレス成形すること
を特徴とするので、中厚板製の被成形品で所定箇所から
非対称に成形する必要があり、前記箇所で縮み成形が行
なわれるものにおいても、そのしわをプレス成形の初期
にコ字形ブロックにより挾んでその発生を抑え、且つ成
長を抑えることができ、プレス成形品の外観品質を向上
するのみならず、前記所定箇所に部品を取り付けたとき
も部品が不安定となることがなく、また、従来のように
しわが発生する点の前記ダイ及びパンチの摩耗も小さ
く、従ってそれらの点検、保守、修理を頻繁に行なう必
要もない。また本発明しわ防止機構は、被成形品におけ
る縮みフランジ成形が行なわれる部分を挾み込むよう凹
部を形成したコ字形ブロックを、アームを介してダイ表
面部における前記被成形品の縮みフランジ成形が行なわ
れる部分のセット位置に回動自在に配設したことを特徴
とするので、ダイへの組込みも簡単容易であり、また最
初に被成形品の縮み成形が行なわれる側の端部を前記凹
部に挾み込むだけで、被成形品の成形に応じて所定角度
まで前記端部付近を挾んだまま回動してしわの発生を防
止し、所定角度になれば自動的に被成形品から離れて元
に戻り、次の作業に備えることができ、作業効率を向上
する。
【図1】本発明プレス成形法におけるしわ防止機構を備
えたプレス機械の要部と被成形品のセット状態を示す斜
視図
えたプレス機械の要部と被成形品のセット状態を示す斜
視図
【図2】本発明プレス成形法におけるしわ防止機構を備
えたプレス機械の要部と被成形品のプレス状態(中間)
を示す斜視図
えたプレス機械の要部と被成形品のプレス状態(中間)
を示す斜視図
【図3】本発明プレス成形法におけるしわ防止機構を備
えたプレス機械の要部と被成形品のプレス状態(最終)
を示す斜視図
えたプレス機械の要部と被成形品のプレス状態(最終)
を示す斜視図
【図4】本発明プレス成形法による成形品の斜視図
【図5】本発明しわ防止機構における挾持具の斜視図
【図6】図7のA−A線断面矢視図で、本発明プレス成
形法におけるしわ防止機構を備えたプレス機械の要部と
被成形品のセット状態を示す
形法におけるしわ防止機構を備えたプレス機械の要部と
被成形品のセット状態を示す
【図7】本発明プレス成形法におけるしわ防止機構を備
えたプレス機械の要部と被成形品のセット状態を示す平
面図
えたプレス機械の要部と被成形品のセット状態を示す平
面図
【図8】従来のプレス成形法におけるプレス機械の要部
と被成形品のセット状態を示す斜視図
と被成形品のセット状態を示す斜視図
【図9】従来のプレス成形法におけるプレス機械の要部
と被成形品のプレス状態(中間)を示す斜視図
と被成形品のプレス状態(中間)を示す斜視図
【図10】従来のプレス成形法による成形品の斜視図 1 被成形品(従来) 1’ 成形品(従来) 2 ダイ 3 ダイ(従来) 3’ダイ 4 パッド 5 パンチ 6 しわ 10 被成形品 10a 被成形品の縮みフランジ成形が行なわれる側の
端部 10’ 成形品 11 挾持具 12 挾持具 13 凹部 14 コ字形ブロック 15 アーム 16 ピン 17 取付け金具 18 逃げ 19 凹所 20 凹所。
端部 10’ 成形品 11 挾持具 12 挾持具 13 凹部 14 コ字形ブロック 15 アーム 16 ピン 17 取付け金具 18 逃げ 19 凹所 20 凹所。
Claims (2)
- 【請求項1】被成形品の縮みフランジ成形が行なわれる
部分の端部付近を、少なくとも成形初期において、コ字
形ブロックにより挾んだ後プレス成形することを特徴と
するしわ防止措置を施したプレス成形法。 - 【請求項2】被成形品における縮みフランジ成形が行な
われる部分を挾み込むよう凹部を形成したコ字形ブロッ
クを、アームを介してダイ表面部における前記被成形品
の縮みフランジ成形が行なわれる部分のセット位置に回
動自在に配設したことを特徴とするしわ防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5208890A JPH0739954A (ja) | 1993-07-31 | 1993-07-31 | しわ防止措置を施したプレス成形法としわ防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5208890A JPH0739954A (ja) | 1993-07-31 | 1993-07-31 | しわ防止措置を施したプレス成形法としわ防止機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739954A true JPH0739954A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16563825
Family Applications (1)
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JP5208890A Pending JPH0739954A (ja) | 1993-07-31 | 1993-07-31 | しわ防止措置を施したプレス成形法としわ防止機構 |
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Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
JP2006255747A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Kobe Steel Ltd | 湾曲状チャンネル部材の成形方法 |
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-
1993
- 1993-07-31 JP JP5208890A patent/JPH0739954A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006255747A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Kobe Steel Ltd | 湾曲状チャンネル部材の成形方法 |
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WO2016031159A1 (ja) * | 2014-08-26 | 2016-03-03 | Jfeスチール株式会社 | プレス成形方法およびプレス成形部品の製造方法 |
JP2016043403A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | Jfeスチール株式会社 | プレス成形方法およびプレス成形部品の製造方法 |
KR20170036026A (ko) | 2014-08-26 | 2017-03-31 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 프레스 성형 방법 및 프레스 성형 부품의 제조 방법 |
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