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JPH0739551B2 - 銅フタロシアニン化合物の製造方法 - Google Patents

銅フタロシアニン化合物の製造方法

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JPH0739551B2
JPH0739551B2 JP4811286A JP4811286A JPH0739551B2 JP H0739551 B2 JPH0739551 B2 JP H0739551B2 JP 4811286 A JP4811286 A JP 4811286A JP 4811286 A JP4811286 A JP 4811286A JP H0739551 B2 JPH0739551 B2 JP H0739551B2
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JP
Japan
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copper phthalocyanine
reaction
ammonia
derivative
parts
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JP4811286A
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JPS62205162A (ja
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正夫 田中
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は銅フタロシアニン化合物の製造方法に関するも
のであり、さらに詳細には二段階の反応により構成され
る銅フタロシアニン化合物の製造方法における反応方法
の改良に関するものである。
〈従来の技術〉 銅フタロシアニン化合物の製造方法として、従来よりフ
タル酸および/またはその誘導体を有機溶媒中、触媒の
存在下にアンモニアおよび/または尿素、銅および/ま
たはその化合物と反応させる方法がよき知られており、
広く工業的に実施されている。出発物質のフタル酸誘導
体としては経済性および安全性の観点から無水フタル酸
が最も広範に使用されている。
無水フタル酸から銅フタロシアニンを製造する場合、化
学量論的には無水フタル酸1モルに対し尿素1モルが必
要とされるが、実際には尿素中の窒素原子が十分効率よ
くフタロシアニン骨格の形成反応に関与するわけではな
く、アンモニア等として反応系外へ逃げ、損失となる。
これを補うために反応に使用される尿素は化学量論量に
比較して相当過剰となっている。尿素を大過剰に使用し
た場合には得られる銅フタロシアニン尿素の分解生成物
を多く含み、その純度が低くなるだけでなく、余剰のア
ンモニアが廃棄物として放出されることにより水質の富
栄養化等の環境汚染の原因ともなり得る。また過剰な尿
素の使用は経済的にも不利益である。
かかる観点から銅フタロシアニン化合物製造時に発生す
るアンモニアを循環、再利用し、有機溶媒中でフタル酸
および/またはその誘導体と反応させることにより、尿
素および/またはその誘導体の使用量およびアンモニア
廃棄量を減少させる方法が提案されており、例として製
造工程をフタル酸および/またはその誘導体とアンモニ
アとの反応(第一段階の反応)と、第一段階の反応混合
物と銅および/またはその化合物と尿素および/または
その誘導体との反応(第二段階の反応)に分け、第二段
階の反応で発生したアンモニア含有混合ガスを第一段階
に循環させ、フタル酸および/またはその誘導体と加圧
状態で反応させる方法(特公昭52−32886号公報)等を
挙げることができる。
〈発明が解決しようとしている問題点〉 しかしながら、フタル酸および/またはその誘導体とア
ンモニアとの反応により生成するフタルイミドおよび/
またはその誘導体は、例えば有機溶媒として労働衛生上
安全性の高いアルキルベンゼンや軽油等の炭化水素系有
機溶媒を使用した場合、これらの有機溶媒に対する親和
性が極めて低いために安全な懸濁状態としては存在でき
ず、反応器壁や撹拌装置等に多量に付着して撹拌負荷の
増大や撹拌装置重心の偏心を引き起こし、第一段階での
反応の継続が困難であった。また、第二段階の反応装置
へのフタルイミド等の移送も不可能であった。
そのため従来は有機溶媒として特公昭52−32886号公報
に記載されているようにニトロベンゼンやトリクロロベ
ンゼン等、フタルイミド等に対する親和性の高い有機溶
媒が使用されていた。しかしニトロベンゼンは劇物に指
定されていて毒性の強い物質であり、その取扱いには特
段の注意を払う必要がある。またトリクロロベンゼンは
毒性の面で問題があるだけでなく、銅フタロシアニン化
合物製造工程においてペンタクロロビフェニル等を副生
するという欠点があり、いずれも工業的プロセスに使用
する有機溶媒としては必ずしも好ましいものではなかっ
た。
〈問題点を解決するための手段〉 かかる現状に鑑み、本発明者らは、労働衛生上より安全
な炭化水素系有機溶媒を使用してもフタルイミドおよび
/またはその誘導体の反応器等への付着がなく、銅フタ
ロシアニン化合物製造時の発生アンモニアの循環、再利
用が可能な製造方法に関して鋭意研究を行なった結果、
第一段階においてフタル酸および/またはその誘導体
と、アンモニアまたはアンモニア含有ガスとをフタロシ
アニン化合物の存在下に反応させた場合には、炭化水素
系有機溶媒の如き親和力の極めて低い有機溶媒を使用し
た場合でも生成したフタルイミドおよび/またはその誘
導体の反応器壁や撹拌装置への付着が全く発生せず、フ
タルイミドおよび/またはその誘導体が微細で安定な懸
濁状態で得られることを見出し、本発明を完成させるに
至った。
すなわち本発明は、フタル酸および/またはその誘導体
と、アンモニアおよび/またはアンモニア含有混合ガス
と、銅および/またはその化合物と、尿素および/また
はその誘導体とから銅フタロシアニン化合物を製造する
に当り、 (a)第一段階で炭化水素系有機溶媒中、フタル酸およ
び/またはその誘導体とアンモニアおよび/またはアン
モニア含有ガスとを銅フタロシアニン化合物の存在下に
反応させ、 (b)第二段階で第一段階の反応において得られた反応
混合物を触媒の存在下、銅および/またはその化合物と
尿素および/またはその誘導体とを反応させる、ことを
特徴とする銅フタロシアニン化合物の製造方法を提供す
るものである。
本発明で使用するフタル酸およびその誘導体としては、
例えばフタル酸、無水フタル酸、フタル酸塩、フタル酸
エステル、フタルイミド、フタルアミド酸等およびこれ
ら化合物のハロゲン原子、ニトロ基、スルファモイル
基、カルボキシル基などによる置換誘導体等が挙げら
れ、なかでもフタル酸、無水フタル酸、フタル酸塩、フ
タル酸エステルおよびこれらの化合物のハロゲン原子、
ニトロ基、スルファモイル基、カルボキシル基などによ
る置換誘導体がアンモニアの再利用効率が高い点で好ま
しい。
銅およびその化合物としては、例えば銅;第一銅または
第二銅のハロゲン化物、酸化物、水酸化物、硫酸塩、硝
酸塩、酢酸塩、フタル酸塩等が挙げられ、なかでも塩化
第一銅、酸化第一銅が好ましい。また尿素およびその誘
導体としては、例えば尿素、ビウレット等が挙げられ
る。
フタル酸および/またはその誘導体1モルに対するこれ
らの使用割合としては、アンモニアおよび/またはアン
モニア含有混合ガスがアンモニアとして通常0.2〜5モ
ル、好ましくは0.8〜3モルの範囲、銅および/または
その化合物が通常0.2〜0.3モルの範囲、尿素および/ま
たはその誘導体が通常1.2〜3モル、好ましくは1.5〜2.
5モルの範囲である。
本発明の方法において第一段階の反応に存在させるフタ
ロシアニン化合物としては、フタロシアニン環を有する
化合物であればよく、金属フタロシアニン化合物、無金
属フタロシアニン化合物のいずれもが使用できるが、な
かでも銅フタロシアニン化合物が好ましく、例えば、銅
フタロシアニン、塩素化銅フタロシアニン、臭素化銅フ
タロシアニン、塩素化臭素化銅フタロシアニン、フタル
イミドメチル化銅フタロシアニン、スルファモイル銅フ
タロシアニン、N−置換またはN,N−二置換スルファモ
イル銅フタロシアニン、カルバモイル銅フタロシアニ
ン、アミノメチル化銅フタロシアニン、N−置換または
N,N−二置換アミノメチル化銅フタロシアニン、ニトロ
銅フタロシアニン、銅フタロシアニンスルホン酸または
その塩、カルボキシル銅フタロシアニンまたはその塩、
銅フタロシアニンカルボイミド等を挙げることができ
る。
その使用量は、フタル酸および/またはその誘導体100
重量部に対して通常0.5重量部以上、好ましくは0.5〜20
重量部の範囲であるが、なかでもフタルイミドおよび/
またはその誘導体に対する分散効果が充分に発揮される
と共に、フタロシアニン化合物の大量添加の場合に生じ
る撹拌負荷の増加や反応装置の容積当りの銅フタロシア
ニン化合物の生産効率の低下がほとんどなく、アンモニ
アの再利用効率もよい点で2〜10重量部の範囲が特に好
ましい。
また本発明で使用する有機溶媒としては、すでに公知の
種々の有機溶媒がいずれも使用できるが、なかでもデカ
ン、ドデカン、テトラリン等の脂肪族炭化水素または脂
環式炭化水素;tert−ブチルベンゼン、tert−アミルベ
ンゼン、tert−ヘキシルベンゼン、テトラリン、イソプ
ロピルトルエン等のアルキルベンゼン;日本石油化学社
製ハイゾールP、エッソスタンダードオイル社製ソルベ
ッソ150、丸善石油社製スワゾール1800等のアルキルベ
ンゼン混合物;軽油、灯油等の炭化水素混合物の単独ま
たは2種以上の混合物が労働衛生上安全である点で好ま
しい。尚、ニトロベンゼン、o−ニトロトルエン等の芳
香族ニトロ化合物;トリクロロベンゼン、クロロナフタ
レン、ヘキサクロロブタジエン等のハロゲン化炭化水
素;スルホラン、ジアルキルスルホン等のイオウ化合物
等も労働衛生上の問題はあるが使用できることは勿論で
ある。
第二段階の反応において使用される触媒としては、銅フ
タロシアニン合成用触媒として既に公知の種々の触媒が
いずれも使用できるが、酸化モリブデン、モリブデン酸
アンモニウム等のモリブデン化合物が特に好ましい。そ
の使用量は、フタル酸および/またはその誘導体1モル
に対して、金属換算で通常0.005〜0.015当量の範囲であ
る。
本発明の方法においては、第一段階のフタル酸および/
またはその誘導体とアンモニアおよび/またはアンモニ
ア含有混合ガスとの反応は、触媒の存在下または不存在
下で行なわせることができるが、触媒を使用する場合に
は第二段階の銅フタロシアニンの合成用に使用される触
媒を使用するのが好都合である。また第一段階の反応に
おいて触媒を使用した場合には第二段階の反応において
新たに触媒を追加することは必ずしも必要ではない。
第一段階および第二段階の反応は、それぞれ常圧で実施
しても、加圧下で実施しても差し支えなく、反応圧力は
採用する有機溶媒の種類および反応温度に応じて、第一
段階が通常0〜10kg/cm2Gの範囲で、第二段階が通常0
〜15kg/cm2Gの範囲で、好ましくは第二段階が第一段階
と同一または若干高い範囲で決定すればよい。また反応
温度はそれぞれ通常100〜300℃、好ましくは140〜250℃
の範囲である。
〈発明の効果〉 以上のように本発明の方法によれば、銅フタロシアニン
製造時に発生するアンモニアを循環、再利用するプロセ
スにおいて、フタル酸および/またはその誘導体とアン
モニアの反応の反応溶媒として毒性の面で問題の多いニ
トロベンゼンやトリクロロベンゼン等に代えてアルキル
ベンゼンや軽油等の炭化水素系溶媒を使用することが可
能となり、労働衛生上本発明の意義は大きい。さらに反
応によって生成するフタルイミド等が微細な懸濁状態と
なって分散する結果、アンモニアおよび/またはアンモ
ニア含有混合ガスとの反応がより円滑に進行するために
第二段階の反応において発生したアンモニアの利用効果
が増加し、経済的な利点も大きい。
〈実施例〉 以下に実施例および比較例を挙げ、本発明をさらに詳細
に説明する。なお例中、部および%はすべで重量基準で
ある。
実施例1 撹拌装置、還流装置およびガス吹込み管を備えた反応装
置(A)に無水フタル酸222部、銅フタロシアニン16
部、モリブデン酸アンモニウム2部およびtert−アミル
ベンゼン300部を仕込み、撹拌しながら170℃まで加熱し
た。一方、耐圧反応装置(B)に無水フタル酸222部、
尿素315部、塩化第一銅48部、モリブデン酸アンモニウ
ム2部およびtert−アミルベンゼン550部を仕込み、撹
拌しながら加熱し、5時間で200℃まで昇温させ、さら
に2時間200℃に保持した。反応に伴って発生するアン
モニア含有ガスは反応圧力が2〜5kg/cm2に保たれるよ
うにバルブで調節しながら耐圧反応装置(B)より取り
出し、導管を通じて反応装置(A)へ導入し、常圧にて
反応させた(第一段階の反応)。反応終了後、反応装置
(A)で生成したフタルイミド等は微細な針状結晶とし
て懸濁状態になっており、反応器壁や撹拌装置への付着
は全く認められなかった。また生成したフタルイミド等
を高速液体クロマトグラフに分析したところ、未反応の
無水フタル酸は検出されず(0.1%以下)、フタルイミ
ド99.5%、フタル酸アンモニウム0.5%より成ってい
た。次に生成したフタルイミド等の反応生成物を取り出
し、空にした耐圧反応装置(B)に移し、さらに尿素18
0部、塩化第一銅48部、tert−アミルベンゼン250部を追
加したのち、撹拌しながら加熱し、5時間で200℃まで
昇温させ、さらに2時間200℃に保持した(第二段階の
反応)。放冷後、反応混合物を取り出し、減圧蒸留にて
溶媒を留去した。残渣を1%塩酸水溶液2500部に加え、
約70℃で1時間撹拌したのち過した。ケーキを温湯で
十分洗浄したのち、乾燥して純度95.2%の銅フタロシア
ニン223部を得た。
比較例1 反応装置(A)に銅フタロシアニン14部を仕込まないこ
と以外は実施例1と同様にして第一段階の反応を実施し
た。反応終了後、反応装置(A)で生成したフタルイミ
ド等は撹拌装置に塊状に付着し、また反応器壁にも厚く
付着しており、分散状態で移送可能なものは3割に満た
ず、全量を取出すには機械的にかき落さなけれはならな
かった。このようにして取出し、細かく粉砕した生成フ
タルイミド等を高速液体クロマトグラフにて分析したと
ころ、未反応の無水フタル酸2%、フタルイミド80%、
フタル酸アンモニウム18%より成っていた。次に生成し
たフタルイミド等を耐圧反応装置(B)に移し、実施例
1と同様に第二段階の反応を実施して銅フタロシアニン
を合成したところ、純度88.7%の銅フタロシアニン218
部が得られた。
実施例2 反応装置(A)に仕込む銅フタロシアニン14部に代えて
N−フェニルスルファモイル銅フタロシアニン9部を使
用した以外は実施例1と同様に第一段階、次いで第二段
階の反応を実施して銅フタロシアニンを得た。尚、第一
段階の反応終了後生成したフタルイミド等は、完全に懸
濁状態となっており、撹拌装置や器壁への付着は認めら
れなかった。また生成したフタルイミド等を高速液体ク
ロマトグラフにて分析したところ未反応の無水フタル酸
は検出されず(0.1%以下)、フタルイミド99.4%、フ
タル酸アンモニウム0.6%より成っていた。
実施例3 反応装置(A)に仕込む無水フタル酸222部に代えて無
水フタル酸167部および4−クロロフタル酸水素ナトリ
ウム83部を使用し、銅フタロシアニン16部に代えて塩素
含有量5.8%の塩素化銅フタロシアニン17部を使用した
以外は実施例1と同様にして第一段階の反応を実施し
た。生成したフタルイミドおよび4−クロロフタルイミ
ド等は完全に懸濁状態となっており、撹拌装置や器壁へ
の付着は全く認められなかった。次に生成したフタルイ
ミドおよび4−クロロフタルイミド等を耐圧反応装置
(B)に移し、実施例1と同様に第二段階の反応を実施
して銅フタロシアニン化合物を合成したところ、純度9
7.8%の塩素化銅フタロシアニン(塩素含有量5.8%)23
4部が得られた。
比較例2 反応装置(A)に塩素化銅フタロシアニン17部を仕込ま
ないこと以外は実施例3と同様にして第一段階の反応を
実施した。反応終了後、生成したフタルイミドおよび4
−クロロフタルイミド等は撹拌装置に塊状に付着し、ま
た器壁にも厚く付着しており、分散状態で移送可能なも
のは3割以下であり、全量を取出すには機械的にかき落
さなければならなかった。次に生成したフタルイミドお
よび4−クロロフタルイミド等を耐圧反応器(B)に仕
込み実施例1と同様に第二段階の反応を実施して銅フタ
ロシアニン化合物を合成したところ、純度91.7%の塩素
化銅フタロシアニン(塩素含有量5.8%)220部が得られ
た。
実施例4 無水フタル酸222部に代えて無水フタル酸210部およびニ
トロフタルイミド18部を使用し、tert−アミルベンゼン
300部に代えてケロシン300部を使用した以外は実施例1
と同様に第一段階、次いで第二段階の反応を実施して銅
フタロシアニンを得た。尚、第一段階の反応終了後生成
したフタルイミドおよびニトロフタルイミド等は、完全
に懸濁状態となっており、撹拌装置や器壁への付着は全
く認められなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フタル酸および/またはその誘導体と、ア
    ンモニアおよび/またはアンモニア含有混合ガスと、銅
    および/またはその化合物と、尿素および/またはその
    誘導体とから銅フタロシアニン化合物を製造するに当
    り、 (a)第一段階で炭化水素系有機溶媒中、フタル酸およ
    び/またはその誘導体とアンモニアおよび/またはアン
    モニア含有ガスとを銅フタロシアニン化合物の存在下に
    反応させ、 (b)第二段階で第一段階の反応において得られた反応
    混合物を触媒の存在下、銅および/またはその化合物と
    尿素および/またはその誘導体とを反応させる、ことを
    特徴とする銅フタロシアニン化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】第2段階の反応において発生したアンモニ
    ア含有混合ガスを第一段階の反応へ循環して使用するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の銅フタロシ
    アニン化合物の製造方法。
JP4811286A 1986-03-05 1986-03-05 銅フタロシアニン化合物の製造方法 Expired - Lifetime JPH0739551B2 (ja)

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