JPH0737419U - 突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型 - Google Patents
突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型Info
- Publication number
- JPH0737419U JPH0737419U JP6847093U JP6847093U JPH0737419U JP H0737419 U JPH0737419 U JP H0737419U JP 6847093 U JP6847093 U JP 6847093U JP 6847093 U JP6847093 U JP 6847093U JP H0737419 U JPH0737419 U JP H0737419U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bending
- die
- gauge
- abutment
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被加工物の先端縁と折曲線とが平行でない場
合であっても、構造簡単にして被加工物の位置決めを確
実に行う突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型を提供す
ること。 【構成】 V溝21に対して定義された所定位置に突当
てピン25を金型上面より上方に突出した突当てゲージ
作用位置と金型内に没入した退避位置との間に移動可能
に設け、突当てピン25を前記突当てゲージ作用位置へ
圧縮コイルばね33により付勢する。
合であっても、構造簡単にして被加工物の位置決めを確
実に行う突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型を提供す
ること。 【構成】 V溝21に対して定義された所定位置に突当
てピン25を金型上面より上方に突出した突当てゲージ
作用位置と金型内に没入した退避位置との間に移動可能
に設け、突当てピン25を前記突当てゲージ作用位置へ
圧縮コイルばね33により付勢する。
Description
【0001】
本考案は、ブレスブレーキなどの曲げ機械にて使用される曲げ加工用金型に関 し、特に被加工物の位置決めを行う突当てゲージ機能を備えた曲げ加工用金型に 関するものである。
【0002】
ブレスブレーキなどの曲げ機械における被加工物の位置決めは、一般に、バッ クゲージ装置と云われる突当てゲージにより行われている。
【0003】 突当てゲージは、曲げ機械の前後方向に移動可能に設けられ、前後方向位置を 定められた状態にて被加工物の先端縁を突当てられることにより、被加工物の位 置決めを行う。
【0004】
上述のような突当てゲージによる被加工物の位置決めは、被加工物の先端縁と 折曲線とが平行であれば、問題はないが、被加工物の先端縁と折曲線とが平行で ない場合には、曲げ機械に装着されている曲げ加工用金型(ダイ金型)のV溝中 心に折曲線が合致するように被加工物が配置されるから、被加工物の先端縁は曲 げ機械の前後方向に傾斜することになり、通常の突当てゲージでは被加工物の位 置決めを行うことができない。この場合には、突当てゲージを被加工物の先端縁 の前後傾斜に対応して傾斜した突当て面を有する特殊な突当てゲージに取り替え るか、あるいはそれと同等の補助ピースを突当てゲージに取り付ける必要が生じ る。
【0005】 本考案は、上述の如き問題点に着目してなされたものであり、被加工物の先端 縁と折曲線とが平行でない場合であっても、構造簡単にして被加工物の位置決め を確実に行う突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型を提供することを目的として いる。
【0006】
上述の如き目的は、本考案によれば、V溝部に対して定義された所定位置に設 けられ金型上面より上方に突出した突当てゲージ作用位置と金型内に没入した退 避位置との間に移動可能な突当てピンと、前記突当てピンを前記突当てゲージ作 用位置へ付勢するばね手段とを有していることを特徴とする突当てゲージ機能付 き曲げ加工用金型によって達成される。
【0007】
上述の如き構成によれば、定常状態(型開き状態)においては、突当てピンは ばね手段による付勢力により金型上面より上方に突出した突当てゲージ作用位置 に位置しており、この状態にて突当てピンに被加工物の片縁が突当てられること により被加工物の先端縁の形状に関係なく被加工物の位置決めが行われる。
【0008】 曲げ加工時には突当てピンは、曲げ加工圧を及ぼされことにより、ばね手段に よる付勢力に抗して金型内に没入した退避位置へ移動し、曲げ加工の邪魔をしな い。
【0009】
以下に本考案の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0010】 図5は本考案による突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型を使用されるプレス ブレーキを示している。プレスブレーキは、フレーム1に固定された板状の下部 固定テーブル3と、フレーム1に上下動可能に設けられた板状のラム5とを有し 、ラム5はラム昇降用流体圧シリンダ装置7によって上下方向に駆動される。
【0011】 下部固定テーブル3には下型支持レール9が固定装着されており、下型支持レ ール9にはV溝11を有するVブロック状の下金型(ダイ金型)13が交換可能 に固定装着されている。ラム5には中間板15により上金型(パンチ金型)17 が交換可能に固定されている。
【0012】 下金型13の両側には各々下型支持レール9により突当てゲージ機能付き曲げ 加工用金型19が着脱可能に固定装着されている。
【0013】 この曲げ加工用金型19は、図1〜図4に示されているように、下金型13と 同様にV溝21を有するVブロック状をなしており、曲げ加工用金型19が図示 されているように下型支持レール9に係合装着されることにより、V溝21と下 金型13のV溝11とが合致する。
【0014】 曲げ加工用金型19にはV溝21に対して定義された所定位置にピン受け入れ 孔23が形成されている。ピン受け入れ孔23は、曲げ加工用金型19の上面に 開口し、突当てピン25を上下動可能に受け入れている。
【0015】 突当てピン25は、ピン受け入れ孔23に上下動可能に嵌合し、ストッパフラ ンジ27を有するシャンク部29にて係合孔31に係合し、図示されているよう に曲げ加工用金型19の上面より上方に突出した突当てゲージ作用位置と曲げ加 工用金型19内に没入した退避位置との間に移動可能になっており、ピン受け入 れ孔23内に設けられた圧縮コイルばね33により図にて上方、即ち前記突当て ゲージ作用位置へ付勢されている。
【0016】 突当てピン25は、上端部を半円状に切除され、その切除端面を突当て面35 とされており、この突当て面35は、突当てピン25が前記突当てゲージ作用位 置に位置している状態下にて、図示されているように曲げ加工用金型19の上面 より上下に横切って延在する。
【0017】 突当てピン25は、ピン受け入れ孔23との嵌合によりV溝21に対して定義 された所定位置に配置され、この配置位置、および突当て面35の位置は、加工 板材Wの板厚に応じてV溝21の溝中心に対する変位量を予め決定される。従っ て加工板材Wの板厚が同じであれば、突当てピン25の配置位置および突当て面 35の位置は、いつも同じになる。
【0018】 上述の如き構成よりなる突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型19を使用した 加工板材Wの位置決めは、例えば図2に示されているような箱折曲において、折 曲線bと同一線上に位置する片縁eを突当てピン25の突当て面35に突当てる ことにより、折曲線bによる折曲加工のための材料位置決めが、先端縁aの形状 、傾斜とは関係なく行われる。
【0019】 折曲線bに沿った折曲加工時において、上金型17の降下により加工板材Wが 下金型13と上金型17との挟まれ、これによって突当てピン25に曲げ加工圧 が作用すると、突当てピン25は圧縮コイルばね33を撓ませつつ降下して曲げ 加工用金型19内に没入する。これにより突当てピン25の損傷が回避されると 同時に曲げ加工が突当てピン25に邪魔されることなく行われる。
【0020】 突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型19は下金型13の両側に配置されるか ら、曲げ長さに応じて簡単に取り付け位置を変更される。
【0021】 突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型19は、上述のように、下金型13の両 側に配置されるもの以外に、下金型13を兼ねるものであってもよい。
【0022】 以上に於ては、本考案を特定の実施例について詳細に説明したが、本考案は、 これに限定されるものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例が可能である ことは当業者にとって明らかであろう。
【0023】
以上の説明から理解される如く、本考案による突当てゲージ機能付き曲げ加工 用金型によれば、金型上面より上方に突出した突当てピンに被加工物の片縁が突 当てられることにより被加工物の位置決めが行われるから、被加工物の先端縁と 折曲線とが平行でない場合であっても、被加工物の位置決めが確実に行われるよ うになる。
【図1】本考案による突当てゲージ機能付き曲げ加工用
金型の一実施例を示す斜視図である。
金型の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案による突当てゲージ機能付き曲げ加工用
金型の一実施例を示す平面図である。
金型の一実施例を示す平面図である。
【図3】図2の線III −III に沿った拡大断面図であ
る。
る。
【図4】図3の線IV−IVに沿った断面図である。
【図5】本考案による突当てゲージ機能付き曲げ加工用
金型が使用されるプレスブレーキを示す斜視図である。
金型が使用されるプレスブレーキを示す斜視図である。
1 フレーム 5 ラム 9 下型支持レール 13 下金型 17 上金型 19 突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型 21 V溝 25 突当てピン 33 圧縮コイルばね 35 突当て面
Claims (1)
- 【請求項1】 V溝部に対して定義された所定位置に設
けられ金型上面より上方に突出した突当てゲージ作用位
置と金型内に没入した退避位置との間に移動可能な突当
てピンと、前記突当てピンを前記突当てゲージ作用位置
へ付勢するばね手段とを有していることを特徴とする突
当てゲージ機能付き曲げ加工用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993068470U JP2601937Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993068470U JP2601937Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737419U true JPH0737419U (ja) | 1995-07-11 |
JP2601937Y2 JP2601937Y2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=13374617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993068470U Expired - Lifetime JP2601937Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 突当てゲージ機能付き曲げ加工用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601937Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018027552A (ja) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | 株式会社フタバ | テーパー管の端部プレス曲げ装置 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP1993068470U patent/JP2601937Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018027552A (ja) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | 株式会社フタバ | テーパー管の端部プレス曲げ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2601937Y2 (ja) | 1999-12-13 |
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