JPH0736Y2 - 作業車輌におけるレバー装置 - Google Patents
作業車輌におけるレバー装置Info
- Publication number
- JPH0736Y2 JPH0736Y2 JP2428588U JP2428588U JPH0736Y2 JP H0736 Y2 JPH0736 Y2 JP H0736Y2 JP 2428588 U JP2428588 U JP 2428588U JP 2428588 U JP2428588 U JP 2428588U JP H0736 Y2 JPH0736 Y2 JP H0736Y2
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- lever
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 8
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 6
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003306 harvesting Methods 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000002203 pretreatment Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の作業車輛におけるレバー装置
に係り、詳しくは走行機体の前後、左右方向の傾動操作
に基づき前処理部、サイドクラッチ・ブレーキ装置をそ
れぞれ作動し得る操作レバーを備えたレバー装置に関す
る。
に係り、詳しくは走行機体の前後、左右方向の傾動操作
に基づき前処理部、サイドクラッチ・ブレーキ装置をそ
れぞれ作動し得る操作レバーを備えたレバー装置に関す
る。
(ロ)従来の技術 従来、作業車輛例えばコンバインは、操作台に備えた左
右サイドクラッチレバーを傾動操作することにより、サ
イドクラッチ・ブレーキ装置を適宜作動して、走行機体
を操向操作している。
右サイドクラッチレバーを傾動操作することにより、サ
イドクラッチ・ブレーキ装置を適宜作動して、走行機体
を操向操作している。
しかし、上述したコンバインは、前処理部を昇降作動す
る際、サイドクラッチレバーとは別にいちいち油圧レバ
ーを操作しなければならないため、刈取り作業時に、圃
場端に達する等によりコンバインを回行する際には、油
圧レバーを操作して前処理部を上昇し、かつ左右サイド
クラッチレバーのいずれかを操作することによりサイド
クラッチ・ブレーキ装置を作動して走行機体を回行し、
更に回行終了後再び油圧レバーを操作して前処理部を圃
場面付近まで下降するという煩雑な操作をしなければな
らず、オペレータの負担が大きなものになっていた。
る際、サイドクラッチレバーとは別にいちいち油圧レバ
ーを操作しなければならないため、刈取り作業時に、圃
場端に達する等によりコンバインを回行する際には、油
圧レバーを操作して前処理部を上昇し、かつ左右サイド
クラッチレバーのいずれかを操作することによりサイド
クラッチ・ブレーキ装置を作動して走行機体を回行し、
更に回行終了後再び油圧レバーを操作して前処理部を圃
場面付近まで下降するという煩雑な操作をしなければな
らず、オペレータの負担が大きなものになっていた。
そこで、本出願人により、操作台に立設した1本の操作
レバーを、走行機体の左右方向に傾動操作することに基
づきサイドクラッチ・ブレーキ装置を作動すると共に走
行機体の前後方向に傾動操作することに基づき前処理部
を昇降作動するように構成した操作レバー装置が案出さ
れている(特開昭61-67672号公報参照)。
レバーを、走行機体の左右方向に傾動操作することに基
づきサイドクラッチ・ブレーキ装置を作動すると共に走
行機体の前後方向に傾動操作することに基づき前処理部
を昇降作動するように構成した操作レバー装置が案出さ
れている(特開昭61-67672号公報参照)。
そして、該操作レバー装置は、操作レバーを走行機体の
左右方向に操作した場合、その傾動角度をポテンショメ
ータにて検知することに基づき、左又は右サイドクラッ
チ用油圧アクチュエータを作動してサイドクラッチを切
断し、操作レバーの同方向への更なる傾動に基づき、左
又は右サイドブレーキ用油圧アクチュエータを作動する
と共に、前記ポテンショメータに電圧変化に基づき変化
するリリーフ圧により、同方向に大きく傾動する程大き
な力でサイドブレーキを制動・作動し、また操作レバー
を前後方向に操作することにより上昇用スイッチ又は下
降用スイッチをオン作動し、これにより前処理部昇降用
油圧アクチュエータを伸縮し、前処理部を昇降制御する
ように構成されている。
左右方向に操作した場合、その傾動角度をポテンショメ
ータにて検知することに基づき、左又は右サイドクラッ
チ用油圧アクチュエータを作動してサイドクラッチを切
断し、操作レバーの同方向への更なる傾動に基づき、左
又は右サイドブレーキ用油圧アクチュエータを作動する
と共に、前記ポテンショメータに電圧変化に基づき変化
するリリーフ圧により、同方向に大きく傾動する程大き
な力でサイドブレーキを制動・作動し、また操作レバー
を前後方向に操作することにより上昇用スイッチ又は下
降用スイッチをオン作動し、これにより前処理部昇降用
油圧アクチュエータを伸縮し、前処理部を昇降制御する
ように構成されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、上述した操作レバー装置は、操作レバー傾動時
に前記上昇用、下降用スイッチがオンされない最大傾動
角(ニュートラル域)が、ニュートラル位置において
も、サイドクラッチ・ブレーキを作動すべく左右いずれ
かの方向に傾動した位置においても同じに構成されてい
るため、操作レバーを左右傾動操作して機体旋回状態に
ある場合は、操作レバーの左右操作だけのつもりが前後
方向にも動いてしまったり、また旋回する機体の振動等
によりオペレータがバランスをくずし、手を添えたまま
のレバーを誤って前後方向に傾動したりして、意に反し
て前処理部を上昇又は下降する不具合を生じやすい。ま
た、該不具合を解消するべく、操作レバーの前後方向の
中立域における最大傾動角を大きく設定すると、普段の
前処理部昇降作動のみの単独操作においては傾動操作角
が大き過ぎ、緊急時、前処理部を急いで上昇する場合等
に、速やかな対応ができない不具合が生じてしまう。
に前記上昇用、下降用スイッチがオンされない最大傾動
角(ニュートラル域)が、ニュートラル位置において
も、サイドクラッチ・ブレーキを作動すべく左右いずれ
かの方向に傾動した位置においても同じに構成されてい
るため、操作レバーを左右傾動操作して機体旋回状態に
ある場合は、操作レバーの左右操作だけのつもりが前後
方向にも動いてしまったり、また旋回する機体の振動等
によりオペレータがバランスをくずし、手を添えたまま
のレバーを誤って前後方向に傾動したりして、意に反し
て前処理部を上昇又は下降する不具合を生じやすい。ま
た、該不具合を解消するべく、操作レバーの前後方向の
中立域における最大傾動角を大きく設定すると、普段の
前処理部昇降作動のみの単独操作においては傾動操作角
が大き過ぎ、緊急時、前処理部を急いで上昇する場合等
に、速やかな対応ができない不具合が生じてしまう。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述課題を解消することを目的とするもので
あって、例えば第1図及び第2図を参照して示すと、操
作レバー(3)を、走行機体左右方向及び前後方向傾動
操作自在に設置し、かつ該操作レバー(3)の左右又は
前後方向における一方向の傾動操作に基づき、前処理部
用アクチュエータを作動して前処理部を昇降作動し、ま
た他方向の傾動操作に基づき、サイドクラッチ・ブレー
キ用アクチュエータを作動してサイドクラッチ・ブレー
キ装置を作動してなる作業車輛におけるレバー装置にお
いて、前記操作レバー(3)の一方向の傾動角度を検知
する傾動角度検知手段(16)を設置し、該傾動角度検知
手段(16)の検知に基づき、他方向の傾動位置における
操作レバー(3)の一方向での中立域を、該他方向への
傾動量に対応して階段状に広がるように設定する中立域
制御手段(66)を設けたことを特徴とするものである。
あって、例えば第1図及び第2図を参照して示すと、操
作レバー(3)を、走行機体左右方向及び前後方向傾動
操作自在に設置し、かつ該操作レバー(3)の左右又は
前後方向における一方向の傾動操作に基づき、前処理部
用アクチュエータを作動して前処理部を昇降作動し、ま
た他方向の傾動操作に基づき、サイドクラッチ・ブレー
キ用アクチュエータを作動してサイドクラッチ・ブレー
キ装置を作動してなる作業車輛におけるレバー装置にお
いて、前記操作レバー(3)の一方向の傾動角度を検知
する傾動角度検知手段(16)を設置し、該傾動角度検知
手段(16)の検知に基づき、他方向の傾動位置における
操作レバー(3)の一方向での中立域を、該他方向への
傾動量に対応して階段状に広がるように設定する中立域
制御手段(66)を設けたことを特徴とするものである。
(ホ)作用 上述構成に基づき、作業車輛の走行中、前処理部のみの
上昇(又は下降)は、操作レバー(3)をニュートラル
位置で、機体前後方向又は左右方向における一方向に傾
動して前処理部用アクチュエータを作動することにより
行い、また走行機体の回行は、操作レバー(3)を他方
向に傾動することに基づきサイドクラッチ・ブレーキ用
アクチュエータを作動し、これによりサイドクラッチを
切断しそしてサイドブレーキを制動・作動して行う。そ
して、走行機体の回行時に前処理部を上昇(又は下降)
するべく操作レバー(3)を一方向に傾動する際には、
傾動角度検知手段(16)のレバー検知に基づく中立域制
御手段(66)により、操作レバー(3)の一方向の中立
域が他方向の傾動量に対応して階段状に広くなるように
設定されるため、前処理部は、操作レバー(3)をニュ
ートラル位置にあった時に比して一方向に大きく傾動す
ることにより上昇(又は下降)される。
上昇(又は下降)は、操作レバー(3)をニュートラル
位置で、機体前後方向又は左右方向における一方向に傾
動して前処理部用アクチュエータを作動することにより
行い、また走行機体の回行は、操作レバー(3)を他方
向に傾動することに基づきサイドクラッチ・ブレーキ用
アクチュエータを作動し、これによりサイドクラッチを
切断しそしてサイドブレーキを制動・作動して行う。そ
して、走行機体の回行時に前処理部を上昇(又は下降)
するべく操作レバー(3)を一方向に傾動する際には、
傾動角度検知手段(16)のレバー検知に基づく中立域制
御手段(66)により、操作レバー(3)の一方向の中立
域が他方向の傾動量に対応して階段状に広くなるように
設定されるため、前処理部は、操作レバー(3)をニュ
ートラル位置にあった時に比して一方向に大きく傾動す
ることにより上昇(又は下降)される。
なお、カッコ内に付す符号は、何等構成を限定するもの
ではない。
ではない。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説明
する。
する。
コンバインにおける運転席前部に立設した操作台1は、
第3図に示すように、その上面が操作パネル2になって
おり、かつ該操作パネル2にはモノレバー3が立設され
ていると共に、各種操作スイッチ、メータ及び表示ラン
プが配設されており、また前記操作台1の両側にはセフ
ティーアーム5,5が設置されている。更に、操作台1の
内方にはシャフト6が固設され、かつ該シャフト6に嵌
合したパイプ7には前記セフティーアーム5の一端が固
定されている。更に、シャフト6には取付板10が機体上
下方向に立設して固定されており、また該取付板10には
レバーブラケット11が固定されている。なお、図中8は
ゴムブーツ8である。
第3図に示すように、その上面が操作パネル2になって
おり、かつ該操作パネル2にはモノレバー3が立設され
ていると共に、各種操作スイッチ、メータ及び表示ラン
プが配設されており、また前記操作台1の両側にはセフ
ティーアーム5,5が設置されている。更に、操作台1の
内方にはシャフト6が固設され、かつ該シャフト6に嵌
合したパイプ7には前記セフティーアーム5の一端が固
定されている。更に、シャフト6には取付板10が機体上
下方向に立設して固定されており、また該取付板10には
レバーブラケット11が固定されている。なお、図中8は
ゴムブーツ8である。
更に、前記レバーブラケット11は、第2図に示すよう
に、L字状に形成されていると共に嵌合孔11a及びボル
ト孔11bが穿設され、かつその一端にはストッパピン12
が一側方に突出して固設されている。更に、レバーブラ
ケット11の他端には折曲部11cが形成されており、該折
曲部11cにはボス部13が設けられていると共にその裏面
にはL字状の固定板15が取付けられている。また、前記
ボス部13には該固定板15を貫通して前処理用ロータリス
イッチ16の軸14が嵌挿され、更に該ロータリスイッチ16
はそのフランジ部16aを前記固定板15にボルト止めされ
ている。一方、前記モノレバー3はその一端が回動基部
材19に取付けられており、更に該回動基部材19は、その
略々中央部に一側方に突出するようにボス部20を有し、
かつ下方に向いた一端にはバー部材21が垂下して固設さ
れており、また該バー部材21には前記ボス部20と同方向
に突出して操作ピン22が固設されている。
に、L字状に形成されていると共に嵌合孔11a及びボル
ト孔11bが穿設され、かつその一端にはストッパピン12
が一側方に突出して固設されている。更に、レバーブラ
ケット11の他端には折曲部11cが形成されており、該折
曲部11cにはボス部13が設けられていると共にその裏面
にはL字状の固定板15が取付けられている。また、前記
ボス部13には該固定板15を貫通して前処理用ロータリス
イッチ16の軸14が嵌挿され、更に該ロータリスイッチ16
はそのフランジ部16aを前記固定板15にボルト止めされ
ている。一方、前記モノレバー3はその一端が回動基部
材19に取付けられており、更に該回動基部材19は、その
略々中央部に一側方に突出するようにボス部20を有し、
かつ下方に向いた一端にはバー部材21が垂下して固設さ
れており、また該バー部材21には前記ボス部20と同方向
に突出して操作ピン22が固設されている。
そして、回動基部材19の他端には固定部材23及びコ字状
の固定部材25が対向して設置され、かつ該固定部材25の
下方には角柱状の支持部材26,26が所定間隔を開けて対
向して固設されており、更にこれら支持部材26,26それ
ぞれには円筒状の孔26a,26aが形成されている。また。
前記モノレバー3の下端部には角柱状の基部3aが形成さ
れ、かつ該基部3aには小判状の孔3bが横方向に貫通して
形成されており、該孔3bは基部3aが支持部材26,26の間
に嵌め込まれた状態にて、リンク部材27の先端両側に面
取部29a,29aを形成したシャフト29を貫通され、これに
よりモノレバー3と回動基部材19が連結される。更に、
前記固定部材23,25には板ばね30,30がそれぞれボルト止
めされてモノレバー3を走行機体前後方向から付勢・支
持し、これにより該モノレバー3は矢印A及びB方向に
揺動した際、手を離して解放すると常に中央の中立位置
に復帰し得るように構成されている。そして、回動基部
材19は、モノレバー3を装着しかつ2枚の回動プレート
32,32及び戻しスプリング33をそのボス部20に嵌挿した
状態で、該ボス部20を、レバーブラケット11の嵌合孔11
aに立設したピン31(第3図参照)に回動自在に嵌合さ
れる。この際、2枚の回動プレート32,32それぞれの一
端にて形成される間隙35には前記ストッパピン12が挿入
され、かつ回動プレート32,32それぞれの他端にて形成
される間隙には前記操作ピン22が挿入される。更に、回
動基部材19の裏面には、そのオン作動により左右サイド
クラッチ・ブレーキ装置用の切換え用バルフを作動する
操向用ロータリスイッチ37がプレート39を介して取付け
られている。そして、該ロータリスイッチ37は、その固
定部37aのピン37bをプレート39の孔39aに嵌合し、かつ
可動部37cのピン37dを回動基部材19背面の図示しない孔
に嵌合することにより、回動基部材19即ちモノレバー3
がC,D方向に揺動された際に可動部37cが同方向に回動す
るように構成されいる。
の固定部材25が対向して設置され、かつ該固定部材25の
下方には角柱状の支持部材26,26が所定間隔を開けて対
向して固設されており、更にこれら支持部材26,26それ
ぞれには円筒状の孔26a,26aが形成されている。また。
前記モノレバー3の下端部には角柱状の基部3aが形成さ
れ、かつ該基部3aには小判状の孔3bが横方向に貫通して
形成されており、該孔3bは基部3aが支持部材26,26の間
に嵌め込まれた状態にて、リンク部材27の先端両側に面
取部29a,29aを形成したシャフト29を貫通され、これに
よりモノレバー3と回動基部材19が連結される。更に、
前記固定部材23,25には板ばね30,30がそれぞれボルト止
めされてモノレバー3を走行機体前後方向から付勢・支
持し、これにより該モノレバー3は矢印A及びB方向に
揺動した際、手を離して解放すると常に中央の中立位置
に復帰し得るように構成されている。そして、回動基部
材19は、モノレバー3を装着しかつ2枚の回動プレート
32,32及び戻しスプリング33をそのボス部20に嵌挿した
状態で、該ボス部20を、レバーブラケット11の嵌合孔11
aに立設したピン31(第3図参照)に回動自在に嵌合さ
れる。この際、2枚の回動プレート32,32それぞれの一
端にて形成される間隙35には前記ストッパピン12が挿入
され、かつ回動プレート32,32それぞれの他端にて形成
される間隙には前記操作ピン22が挿入される。更に、回
動基部材19の裏面には、そのオン作動により左右サイド
クラッチ・ブレーキ装置用の切換え用バルフを作動する
操向用ロータリスイッチ37がプレート39を介して取付け
られている。そして、該ロータリスイッチ37は、その固
定部37aのピン37bをプレート39の孔39aに嵌合し、かつ
可動部37cのピン37dを回動基部材19背面の図示しない孔
に嵌合することにより、回動基部材19即ちモノレバー3
がC,D方向に揺動された際に可動部37cが同方向に回動す
るように構成されいる。
また、レバーブラケット11のボス部13には、リンク部材
40のシャフト部40aが戻しスプリング41を介在して回動
目在に嵌合され、かつ該シャフト部40aにはその下方か
ら前記前処理用ロータリスイッチ16の軸14が嵌合され
る。更に、リンク部材40の両端に亘って設置されたバー
部材42には、プレート43を介してシャフト29に設けたピ
ン45が直交するように当接される。従って、モノレバー
3を第2図矢印A方向に傾動すると、その傾動動作がリ
ンク部材27に矢印E方向の回動動作として伝達され、更
にピン45がバー部材42を押圧してリンク部材40を回動す
ことにより、前処理用ロータリスイッチ16をオンして前
処理部を下降し、又モノレバー3を矢印B方向に傾動す
ると、リンク部材27が矢印F方向に回動してリンク部材
40を解放し、戻しスプリング41の付勢力により軸14を前
回とは反対方向に回動してロータリスイッチ16をオン
し、前処理部を上昇する。
40のシャフト部40aが戻しスプリング41を介在して回動
目在に嵌合され、かつ該シャフト部40aにはその下方か
ら前記前処理用ロータリスイッチ16の軸14が嵌合され
る。更に、リンク部材40の両端に亘って設置されたバー
部材42には、プレート43を介してシャフト29に設けたピ
ン45が直交するように当接される。従って、モノレバー
3を第2図矢印A方向に傾動すると、その傾動動作がリ
ンク部材27に矢印E方向の回動動作として伝達され、更
にピン45がバー部材42を押圧してリンク部材40を回動す
ことにより、前処理用ロータリスイッチ16をオンして前
処理部を下降し、又モノレバー3を矢印B方向に傾動す
ると、リンク部材27が矢印F方向に回動してリンク部材
40を解放し、戻しスプリング41の付勢力により軸14を前
回とは反対方向に回動してロータリスイッチ16をオン
し、前処理部を上昇する。
一方、第3図に示すように、回動基部材19の下方にはバ
ルブ操作部材46が中央部分をピン47にて回動自在に支持
されて設置され、かつ該バルブ操作部材46の上端には2
個のピン49,49を所定間隔開けて設置することにより係
合部が形成されており、更に該係合部には前記回動基部
材19に固設したバー部材21が挿入されている。従って、
モノレバー3を走行機体の左右方向に傾動した際、操向
用ロータリスイッチ37をオンして左右サイドクラッチ用
の電磁切換えバルブを作動して左右いずれかのサイドク
ラッチを切断し、そしてモノレバー3の同方向への更な
る傾動によりサイドブレーキ用の電磁切換えバルブを作
動すると共に、バー部材21をピン49に当接・押圧してバ
ルブ操作部材46を回動し、これによりワイヤ等の連牽手
段を介してリリーフバルブを絞り操作し、リリーフ圧を
高めてサイドブレーキをレバー3の傾動角に対応して制
動・作動するように構成されている。なお、図中17は握
り、50はリード線である。
ルブ操作部材46が中央部分をピン47にて回動自在に支持
されて設置され、かつ該バルブ操作部材46の上端には2
個のピン49,49を所定間隔開けて設置することにより係
合部が形成されており、更に該係合部には前記回動基部
材19に固設したバー部材21が挿入されている。従って、
モノレバー3を走行機体の左右方向に傾動した際、操向
用ロータリスイッチ37をオンして左右サイドクラッチ用
の電磁切換えバルブを作動して左右いずれかのサイドク
ラッチを切断し、そしてモノレバー3の同方向への更な
る傾動によりサイドブレーキ用の電磁切換えバルブを作
動すると共に、バー部材21をピン49に当接・押圧してバ
ルブ操作部材46を回動し、これによりワイヤ等の連牽手
段を介してリリーフバルブを絞り操作し、リリーフ圧を
高めてサイドブレーキをレバー3の傾動角に対応して制
動・作動するように構成されている。なお、図中17は握
り、50はリード線である。
また、前記前処理用ロータリスイッチ16及び操向用ロー
タリスイッチ37はその構造が同様であり、第6図に示す
ように、該操向用ロータリスイッチ37(又は前処理用ロ
ータリスイッチ16)は、モノレバー3の傾動動作に連動
して回動する可動部37c、及び該可動部37cに取付けたブ
ラシ38を備えており、かつ操作台側に固定した固定部37
aには、円弧状の接触片からなる左ブレーキスイッチ37e
(又は前処理部上昇スイッチ16e),右ブレーキスイッ
チ37h(又は前処理部下降スイッチ16h)、左クラッチス
イッチ37f(又は前処理部上昇スイッチ16f),右クラッ
チスイッチ37g(又は前処理部下降スイッチ16g)を有し
ている。更に、前記ブラシ38はアースされており、かつ
前記スイッチ37e,37f,37g,37h(16e,16f,16g,16h)はそ
れぞれ各信号側に接続されている。従って、モノレバー
3を左右方向に傾動した際には、操向用ロータリスイッ
チ37の左クラッチスイッチ37f(又は右クラッチスイッ
チ37g)をオンすることに基づき左(又は右)サイドク
ラッチを切断し、そしてモノレバー3の同方向への更な
る傾動により、左ブレーキスイッチ37e(又は右ブレー
キスイッチ37h)をオンすることに基づき左(又は右)
サイドブレーキを制動・作動するように構成されてい
る。また、モノレバー3を前後方向に傾動した際、サイ
ドクラッチ切断以前においては、前処理昇降用ロータリ
スイッチ16の上昇スイッチ16f(又は下降スイッチ16g)
がオンすることに基づき前処理部が上昇(又は下降)さ
れ、そしてサイドクラッチの切断後においては上昇スイ
ッチ16e(又は下降スイッチ16h)がオンすることに基づ
き前処理部が上昇(又は下降)されるように構成されて
いる。
タリスイッチ37はその構造が同様であり、第6図に示す
ように、該操向用ロータリスイッチ37(又は前処理用ロ
ータリスイッチ16)は、モノレバー3の傾動動作に連動
して回動する可動部37c、及び該可動部37cに取付けたブ
ラシ38を備えており、かつ操作台側に固定した固定部37
aには、円弧状の接触片からなる左ブレーキスイッチ37e
(又は前処理部上昇スイッチ16e),右ブレーキスイッ
チ37h(又は前処理部下降スイッチ16h)、左クラッチス
イッチ37f(又は前処理部上昇スイッチ16f),右クラッ
チスイッチ37g(又は前処理部下降スイッチ16g)を有し
ている。更に、前記ブラシ38はアースされており、かつ
前記スイッチ37e,37f,37g,37h(16e,16f,16g,16h)はそ
れぞれ各信号側に接続されている。従って、モノレバー
3を左右方向に傾動した際には、操向用ロータリスイッ
チ37の左クラッチスイッチ37f(又は右クラッチスイッ
チ37g)をオンすることに基づき左(又は右)サイドク
ラッチを切断し、そしてモノレバー3の同方向への更な
る傾動により、左ブレーキスイッチ37e(又は右ブレー
キスイッチ37h)をオンすることに基づき左(又は右)
サイドブレーキを制動・作動するように構成されてい
る。また、モノレバー3を前後方向に傾動した際、サイ
ドクラッチ切断以前においては、前処理昇降用ロータリ
スイッチ16の上昇スイッチ16f(又は下降スイッチ16g)
がオンすることに基づき前処理部が上昇(又は下降)さ
れ、そしてサイドクラッチの切断後においては上昇スイ
ッチ16e(又は下降スイッチ16h)がオンすることに基づ
き前処理部が上昇(又は下降)されるように構成されて
いる。
また、第1図に示すように、走行機体に搭載したマイク
ロコンピュータ(以後マイコンという)51は、操向用ロ
ータリスイッチ37の左ブレーキスイッチ37e,左クラッチ
スイッチ37f,右クラッチスイッチ37g,右ブレーキスイッ
チ37h、及び前処理用ロータリスイッチ16の上昇スイッ
チ16e,上昇スイッチ16f,下降スイッチ16g,下降スイッチ
16hが、入力インターフェイス55を介してCPU56の入力ポ
ートにそれぞれ接続されている。また、該CPU56には出
力インターフェイス57を介して、サイドクラッチ用電磁
切換えバルブの左右ソレノイド59,60、サイドブレーキ
用電磁切換えバルブの左右ソレノイド61,62及び前処理
用電磁切換えバルブの上昇用ソレノイド63,下降用ソレ
ノイド65がそれぞれ接続されている。
ロコンピュータ(以後マイコンという)51は、操向用ロ
ータリスイッチ37の左ブレーキスイッチ37e,左クラッチ
スイッチ37f,右クラッチスイッチ37g,右ブレーキスイッ
チ37h、及び前処理用ロータリスイッチ16の上昇スイッ
チ16e,上昇スイッチ16f,下降スイッチ16g,下降スイッチ
16hが、入力インターフェイス55を介してCPU56の入力ポ
ートにそれぞれ接続されている。また、該CPU56には出
力インターフェイス57を介して、サイドクラッチ用電磁
切換えバルブの左右ソレノイド59,60、サイドブレーキ
用電磁切換えバルブの左右ソレノイド61,62及び前処理
用電磁切換えバルブの上昇用ソレノイド63,下降用ソレ
ノイド65がそれぞれ接続されている。
更に、前記CPU56には中立域制御手段66が設けられてお
り、該制御手段66は、操向用ロータリスイッチ37の信号
を受けて、サイドクラッチが切断されるまでは前処理部
の上昇,下降を上昇スイッチ16f,下降スイッチ16gで行
うと共に、サイドクラッチが切断された後は前処理部の
上昇,下降を上昇スイッチ16e,下降スイッチ16hで行う
ように切換える。従って、モノレバー3を操向ニュート
ラル域や左右サイドクラッチ域にて操作する場合、第4
図及び第5図に示すように、横軸をモノレバー3の左右
方向傾動時の操向用ロータリスイッチ37が検知した作用
角α,βとし、また縦軸を該レバー3の前後方向傾動時
の前処理用ロータリスイッチ16が検知した作用角A,Bと
すると、モノレバー3を解放した基準位置(c,c′の交
点)、或はやや左右に傾動した状態の操向ニュートラル
域α1〜β1間においては、レバー前後方向での前処理
部を作動しない中立域は作用角A1〜B1間に設定され、ま
た左サイドクラッチ,右サイドクラッチが切断される左
サイドクラッチ域α2及び右サイドクラッチ域β2にお
いては、モノレバー3の前後方向での中立域は作用角A2
〜B2間に設定され、モノレバー3の左右操作位置によっ
て前後方向での中立域が階段状に広がるように構成され
ている。
り、該制御手段66は、操向用ロータリスイッチ37の信号
を受けて、サイドクラッチが切断されるまでは前処理部
の上昇,下降を上昇スイッチ16f,下降スイッチ16gで行
うと共に、サイドクラッチが切断された後は前処理部の
上昇,下降を上昇スイッチ16e,下降スイッチ16hで行う
ように切換える。従って、モノレバー3を操向ニュート
ラル域や左右サイドクラッチ域にて操作する場合、第4
図及び第5図に示すように、横軸をモノレバー3の左右
方向傾動時の操向用ロータリスイッチ37が検知した作用
角α,βとし、また縦軸を該レバー3の前後方向傾動時
の前処理用ロータリスイッチ16が検知した作用角A,Bと
すると、モノレバー3を解放した基準位置(c,c′の交
点)、或はやや左右に傾動した状態の操向ニュートラル
域α1〜β1間においては、レバー前後方向での前処理
部を作動しない中立域は作用角A1〜B1間に設定され、ま
た左サイドクラッチ,右サイドクラッチが切断される左
サイドクラッチ域α2及び右サイドクラッチ域β2にお
いては、モノレバー3の前後方向での中立域は作用角A2
〜B2間に設定され、モノレバー3の左右操作位置によっ
て前後方向での中立域が階段状に広がるように構成され
ている。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、例えばコ
ンバインによる刈取り作業時、走行機体が圃場端に達す
る等で回行する際、まずモノレバー3を手前に、即ち第
2図矢印B方向に傾動する。すると、リンク部材27がシ
ャフト29を伴って回動され、これによりピン45が第2図
矢印F方向に回動してリンク部材40のバー部材42を解放
する。このため、該リンク部材40が戻しスプリング41の
付勢力にてピン45の移動方向に該ピン45に当接しながら
回動し、これにより前処理用ロータリスイッチ16の軸14
が同方向に回動してオンされる。これに基づき、上昇用
ソレノイド63が励磁して前処理部昇降用の油圧アクチュ
エータが伸長作動され、前処理部は上昇される。また、
モノレバー3を左右いずれか回行しようとする方向に傾
動すると、ブラシ38が第6図ハ(又はイ)の位置で接触
して左クラッチスイッチ37f(又は右クラッチスイッチ3
7g)がオンし、これに基づきサイドクラッチ用切換えバ
ルブの左ソレノイド59(又は右ソレノイド60)が励磁さ
れ、左(又は右)サイドクラッチが切断される。
ンバインによる刈取り作業時、走行機体が圃場端に達す
る等で回行する際、まずモノレバー3を手前に、即ち第
2図矢印B方向に傾動する。すると、リンク部材27がシ
ャフト29を伴って回動され、これによりピン45が第2図
矢印F方向に回動してリンク部材40のバー部材42を解放
する。このため、該リンク部材40が戻しスプリング41の
付勢力にてピン45の移動方向に該ピン45に当接しながら
回動し、これにより前処理用ロータリスイッチ16の軸14
が同方向に回動してオンされる。これに基づき、上昇用
ソレノイド63が励磁して前処理部昇降用の油圧アクチュ
エータが伸長作動され、前処理部は上昇される。また、
モノレバー3を左右いずれか回行しようとする方向に傾
動すると、ブラシ38が第6図ハ(又はイ)の位置で接触
して左クラッチスイッチ37f(又は右クラッチスイッチ3
7g)がオンし、これに基づきサイドクラッチ用切換えバ
ルブの左ソレノイド59(又は右ソレノイド60)が励磁さ
れ、左(又は右)サイドクラッチが切断される。
続いてモノレバー3を更に同方向に傾動すると、操向用
ロータリスイッチ37の回動部37cが更に回動し、今度は
第6図ニ(又はロ)の位置で左ブレーキスイッチ37e
(又は右ブレーキスイッチ37h)がオンされ、サイドブ
レーキ用電磁切換えバルブの左ソレノイド61(又は右ソ
レノイド62)が励磁されてサイドブレーキが作動する
が、この状態でレバー3を同方向に更に傾動すると、回
動基部材19がレバー3と共に回動して、バー部材21がい
ずれか一方のピン49に当接・回動してバルブ操作部材46
が回動し、これによりリリーフ圧が高められてサイドブ
レーキ用油圧アクチュエータが伸長し、左(又は右)の
サイドブレーキが制動・作動され、従ってコンバインは
回行する。
ロータリスイッチ37の回動部37cが更に回動し、今度は
第6図ニ(又はロ)の位置で左ブレーキスイッチ37e
(又は右ブレーキスイッチ37h)がオンされ、サイドブ
レーキ用電磁切換えバルブの左ソレノイド61(又は右ソ
レノイド62)が励磁されてサイドブレーキが作動する
が、この状態でレバー3を同方向に更に傾動すると、回
動基部材19がレバー3と共に回動して、バー部材21がい
ずれか一方のピン49に当接・回動してバルブ操作部材46
が回動し、これによりリリーフ圧が高められてサイドブ
レーキ用油圧アクチュエータが伸長し、左(又は右)の
サイドブレーキが制動・作動され、従ってコンバインは
回行する。
また、モノレバー3を左右方向に傾動しながら前後方向
にも操作して、サイドクラッチ・ブレーキ装置の作動と
共に前処理部の昇降作動を行う場合、前処理用ロータリ
スイッチ16及び操向用ロータリスイッチ37から中立域制
御手段66に入力される検知信号に基づき中立域の設定が
行われる。例えば、モノレバー3を左右に傾動すること
なく前後方向にだけ操作した場合(S1)、即ち左右クラ
ッチスイッチ37fも37gもオンされていない場合に、前処
理用ロータリスイッチ16の上昇スイッチ16fがオンされ
て該信号に基づく制御信号が発せられると、前処理用電
磁切換えバルブの上昇用ソレノイド63が励磁して前処理
用油圧アクチュエータが伸長作動し、これにより前処理
部が上昇される(S3)。また、前処理用ロータリスイッ
チ16の下降スイッチ16gがオンされた場合には(S4)、
該信号に基づく制御信号に基づき前処理用電磁切換えバ
ルブの下降用ソレノイド65が励磁して前処理用油圧アク
チュエータが収縮し、これにより前処理部が下降される
(S5)。一方、モノレバー1の傾動量が小さく左クラッ
チスイッチ37fも右クラッチスイッチ37gもオンしていな
い状態で該レバー3を第2図矢印B方向に傾動した場合
には、上昇スイッチ16fがオンされ、該信号に基づくCPU
56からの信号により前処理用電磁切換えバルブの上昇用
ソレノイド63が励磁して前処理処理用油圧アクチュエー
タを伸長し、これにより前処理部が上昇される。同様に
して、今度はモノレバー3を第2図矢印A方向に傾動す
ると、下降スイッチ16gがオンされて前処理用油圧アク
チュエータが収縮し、これにより前処理部は下降され
る。
にも操作して、サイドクラッチ・ブレーキ装置の作動と
共に前処理部の昇降作動を行う場合、前処理用ロータリ
スイッチ16及び操向用ロータリスイッチ37から中立域制
御手段66に入力される検知信号に基づき中立域の設定が
行われる。例えば、モノレバー3を左右に傾動すること
なく前後方向にだけ操作した場合(S1)、即ち左右クラ
ッチスイッチ37fも37gもオンされていない場合に、前処
理用ロータリスイッチ16の上昇スイッチ16fがオンされ
て該信号に基づく制御信号が発せられると、前処理用電
磁切換えバルブの上昇用ソレノイド63が励磁して前処理
用油圧アクチュエータが伸長作動し、これにより前処理
部が上昇される(S3)。また、前処理用ロータリスイッ
チ16の下降スイッチ16gがオンされた場合には(S4)、
該信号に基づく制御信号に基づき前処理用電磁切換えバ
ルブの下降用ソレノイド65が励磁して前処理用油圧アク
チュエータが収縮し、これにより前処理部が下降される
(S5)。一方、モノレバー1の傾動量が小さく左クラッ
チスイッチ37fも右クラッチスイッチ37gもオンしていな
い状態で該レバー3を第2図矢印B方向に傾動した場合
には、上昇スイッチ16fがオンされ、該信号に基づくCPU
56からの信号により前処理用電磁切換えバルブの上昇用
ソレノイド63が励磁して前処理処理用油圧アクチュエー
タを伸長し、これにより前処理部が上昇される。同様に
して、今度はモノレバー3を第2図矢印A方向に傾動す
ると、下降スイッチ16gがオンされて前処理用油圧アク
チュエータが収縮し、これにより前処理部は下降され
る。
そして、モノレバー3を左(又は右)方向に傾動して作
用角α1(又はβ1)を越えた位置、即ち左サイドクラ
ッチ域(右サイドクラッチ域)において第2図矢印B方
向に傾動する際には、作用角α1(又はβ1)にて左ク
ラッチスイッチ37f(又は右クラッチスイッチ37g)がオ
ンするため、該信号に基づき中立域制御手段66にて、前
処理用ロータリスイッチ16のレバー前後方向でのオン位
置が上昇スイッチ16e(又は下降スイッチ16h)にてオン
するように設定される。従って、モノレバー3は前後方
向での中立域を、フラシ38が上昇スイッチ16e(又は下
降スイッチ16h)に接触するまで、即ち作用角A2(又はB
2)まで広げられる。従って、この状態において、モノ
レバー3を矢印B方向に向け前回に比して大きく傾動し
上昇スイッチ16eをオンすると(S6)、これに基づき前
処理部が上昇される(S7)。また、同様に、モノレバー
3を矢印A方向に大きく傾動すると、下降スイッチ16h
がオンして(S8)、前処理部が下降される(S9)。そし
て、上昇スイッチ16eも下降スイッチ16hもオンされない
状態では、前処理用油圧アクチュエータが作動すること
はなく、前処理部は停止される(S10)。
用角α1(又はβ1)を越えた位置、即ち左サイドクラ
ッチ域(右サイドクラッチ域)において第2図矢印B方
向に傾動する際には、作用角α1(又はβ1)にて左ク
ラッチスイッチ37f(又は右クラッチスイッチ37g)がオ
ンするため、該信号に基づき中立域制御手段66にて、前
処理用ロータリスイッチ16のレバー前後方向でのオン位
置が上昇スイッチ16e(又は下降スイッチ16h)にてオン
するように設定される。従って、モノレバー3は前後方
向での中立域を、フラシ38が上昇スイッチ16e(又は下
降スイッチ16h)に接触するまで、即ち作用角A2(又はB
2)まで広げられる。従って、この状態において、モノ
レバー3を矢印B方向に向け前回に比して大きく傾動し
上昇スイッチ16eをオンすると(S6)、これに基づき前
処理部が上昇される(S7)。また、同様に、モノレバー
3を矢印A方向に大きく傾動すると、下降スイッチ16h
がオンして(S8)、前処理部が下降される(S9)。そし
て、上昇スイッチ16eも下降スイッチ16hもオンされない
状態では、前処理用油圧アクチュエータが作動すること
はなく、前処理部は停止される(S10)。
なお、本実施例は、モノレバー3の前後方向、左右方向
での傾動動作を検知するのに前処理用、操向用のロータ
リスイッチ16,37を用いていたが、これらロータリスイ
ッチ16,37に代えてポテンショメータを用いてもよい。
での傾動動作を検知するのに前処理用、操向用のロータ
リスイッチ16,37を用いていたが、これらロータリスイ
ッチ16,37に代えてポテンショメータを用いてもよい。
また、本実施例では、モノレバー3の前後方向の中立域
を、操向ニュートラル域と左右サイラッチ域とで切換わ
るように2段階に構成していたが、第8図に示すよう
に、モノレバー3の前後方向の中立域を、操向ニュート
ラル域、左右サイドクラッチ域及び左右サイドブレーキ
域と、3段階に切換わるようにして、操作性を更に高め
るように構成してもよい。
を、操向ニュートラル域と左右サイラッチ域とで切換わ
るように2段階に構成していたが、第8図に示すよう
に、モノレバー3の前後方向の中立域を、操向ニュート
ラル域、左右サイドクラッチ域及び左右サイドブレーキ
域と、3段階に切換わるようにして、操作性を更に高め
るように構成してもよい。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、操作レバー
(3)の一方向の傾動角度を検知する傾動角度検知手段
(16)の検知に基づく中立域制御手段(66)により、他
方向の傾動位置における操作レバー(3)の一方向での
中立域を、該他方向への傾動量に対応して階段状に広く
設定するように構成したので、操作レバー(3)の他方
向への傾動により走行機体を回行している際、振動等に
よりレバー(3)を意に反して前後方向に傾動して前処
理部を上昇(又は下降)してしまう等の不具合を防止す
ることができ、またニュートラル位置で前処理部を操作
するべく操作レバー(3)を一方向にのみ操作する際に
は傾動角度が小さくて足りるため、安全性と共に操作性
の向上も図ることができる。更に、操作レバー(3)の
中立域の広がりは階段状になっているため、ニュートラ
ル域で一方向に傾動する場合でも、該ニュートラル域を
越えた域で一方向に傾動する場合でも、前処理部を作動
させない中立域がそれぞれの域で一定幅になっているた
め、前処理部の昇降操作を安定して行うことができる。
(3)の一方向の傾動角度を検知する傾動角度検知手段
(16)の検知に基づく中立域制御手段(66)により、他
方向の傾動位置における操作レバー(3)の一方向での
中立域を、該他方向への傾動量に対応して階段状に広く
設定するように構成したので、操作レバー(3)の他方
向への傾動により走行機体を回行している際、振動等に
よりレバー(3)を意に反して前後方向に傾動して前処
理部を上昇(又は下降)してしまう等の不具合を防止す
ることができ、またニュートラル位置で前処理部を操作
するべく操作レバー(3)を一方向にのみ操作する際に
は傾動角度が小さくて足りるため、安全性と共に操作性
の向上も図ることができる。更に、操作レバー(3)の
中立域の広がりは階段状になっているため、ニュートラ
ル域で一方向に傾動する場合でも、該ニュートラル域を
越えた域で一方向に傾動する場合でも、前処理部を作動
させない中立域がそれぞれの域で一定幅になっているた
め、前処理部の昇降操作を安定して行うことができる。
第1図は本考案に係る電気回路を示す図、第2図はモノ
レバーを示す図、第3図がその側面断面図、第4図はモ
ノレバーの前後方向の傾動を示す図、第5図はモノレバ
ーの前後方向、左右方向での傾動角度とそれに基づく中
立域の広がりを示す図、第6図は操向用ロータリスイッ
チ、前処理昇降用ロータリスイッチの構造を示す図、第
7図は本実施例の作動を示すフローチャートである。そ
して、第8図は前処理中立域の段階を更に増やした図で
ある。 3…操作レバー(モノレバー)、16…傾動角度検知手段
(前処理昇降用ロータリスイッチ)、66…中立域制御手
段。
レバーを示す図、第3図がその側面断面図、第4図はモ
ノレバーの前後方向の傾動を示す図、第5図はモノレバ
ーの前後方向、左右方向での傾動角度とそれに基づく中
立域の広がりを示す図、第6図は操向用ロータリスイッ
チ、前処理昇降用ロータリスイッチの構造を示す図、第
7図は本実施例の作動を示すフローチャートである。そ
して、第8図は前処理中立域の段階を更に増やした図で
ある。 3…操作レバー(モノレバー)、16…傾動角度検知手段
(前処理昇降用ロータリスイッチ)、66…中立域制御手
段。
Claims (1)
- 【請求項1】操作レバーを、走行機体左右方向及び前後
方向傾動操作自在に設置し、かつ該操作レバーの左右又
は前後方向における一方向の傾動操作に基づき、前処理
部用アクチュエータを作動して前処理部を昇降作動し、
また他方向の傾動操作に基づき、サイドクラッチ・ブレ
ーキ用アクチュエータを作動してサイドクラッチ・ブレ
ーキ装置を作動してなる作業車輛におけるレバー装置に
おいて、 前記操作レバーの一方向の傾動角度を検知する傾動角度
検知手段を設置し、該傾動角度検知手段の検知に基づ
き、他方向の傾動位置における操作レバーの一方向での
中立域を、該他方向への傾動量に対応して階段状に広が
るように設定する中立域制御手段を設けた、 ことを特徴とする作業車輛におけるレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2428588U JPH0736Y2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | 作業車輌におけるレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2428588U JPH0736Y2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | 作業車輌におけるレバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01127425U JPH01127425U (ja) | 1989-08-31 |
JPH0736Y2 true JPH0736Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31244010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2428588U Expired - Lifetime JPH0736Y2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | 作業車輌におけるレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-24 JP JP2428588U patent/JPH0736Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01127425U (ja) | 1989-08-31 |
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