JPH0736278B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置Info
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- JPH0736278B2 JPH0736278B2 JP13621988A JP13621988A JPH0736278B2 JP H0736278 B2 JPH0736278 B2 JP H0736278B2 JP 13621988 A JP13621988 A JP 13621988A JP 13621988 A JP13621988 A JP 13621988A JP H0736278 B2 JPH0736278 B2 JP H0736278B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は絶縁ゲート型電界効果型トランジスタ(以下、
IGFETという)を主な構成要素とする半導体記憶装置に
関し、電気的に書き込み、消去可能な半導体記憶装置
(以下、EEPROMという)に関する。
IGFETという)を主な構成要素とする半導体記憶装置に
関し、電気的に書き込み、消去可能な半導体記憶装置
(以下、EEPROMという)に関する。
第6図に16Kbit EEPROMの一部ブロック図を示す。この
EEPROMには、書き込みモード、読み出しモード、スタン
バイモード等があるが、書き込みおよび読み出しのモー
ドについて説明する。第6図において、MSSはメモリー
セルを示す。MSSはフローティングゲートを有し、情報
を記憶する記憶用セルMM11と、記憶用セルMM11を選択す
る選択用セルMS11と、電界効果型トランジスタQG11とか
ら構成される。メモリーセルMSSがX方向とY方向にマ
トリクス状に配置され、メモリーセルブロックMcが構成
される。実際の製品では、16個のメモリーセルブロック
Mcより成るユニットMxが8個並列に存在するが、ここで
は1個のユニットMxだけを示した。コントロール信号制
御回路Cは、外部端子▲▼、▲▼、▲▼に
入力された信号によりモード設定を行い、各信号を発生
させる回路である。通常、EEPROMの書き込みモードは、
書き込みデータを入力するLOAD期間と、選択されたバイ
トを一括して消去する消去期間と、書き込むべきビット
にデータを書き込む書き込み期間に分割される。ERは消
去期間のみ、WRは書き込み期間のみ、READは読み出しモ
ード時のみ、LOADはLOAD期間のみ、“H"信号になる信
号、LOAD+WRはLOAD期間と書き込み期間のみ“H"になる
信号、▲▼は読み出しモード時とLO
AD期間のみ“L"になる記号、▲▼は書き込み
期間と消去期間のみ“L"になる信号である。タイマー回
路Tは書き込みモードをLOAD期間、消去期間、書き込み
期間に分割し、各期間の長さを制御する回路である。昇
圧回路CPは書き込み期間と消去期間に出力PPに書き込み
・消去電圧VPPを発生するチャージポンプ回路(以下、V
PP発生用チャージポンプ回路という)を内蔵し、読み出
しモード時とLOAD期間は、出力PPに電源電圧VCCを出力
するように制御される回路である。Ad1……Ad11はアド
レスバッファ回路の出力、Dm1……Dm8はデータ入力バッ
ファ回路の出力である。Xdec(1)……Xdec(128)は
Xデコーダ回路で、アドレスにより選択されたものは出
力のワード線に読み出しモード時、LOAD期間はVCCが、
消去期間と書き込み期間はVPPが印加される。また、非
選択のXデコーダ回路は出力のワード線に0が出力され
る。Ydec(1)……Ydec(16)はYデコーダ回路で出力
のゲート線に印加される電圧は、Xデコーダ回路の場合
と同様である。それぞれのXデコーダ回路は高電圧供給
端PRXを有し、高電圧スイッチ回路が具備されている。
また、それぞれのYデコーダ回路は高電圧供給端PPYを
有し、高電圧スイッチ回路が具備されている。Yデコー
ダ回路の回路構成は、Xデコーダ回路の回路構成と同一
である。書き込み信号発生回路Eは書き込みデータDm1
が“H"のとき、出力Wに、LOAD期間はVCCを、書き込
み期間はVPPを発生させ、書き込みデータDm1が“L"のと
きと、読み出しモード時と消去期間は、出力Wに0Vを
発生させるように制御される回路である。コントロール
ゲート電圧制御回路Fは出力CGに、読み出しモード時は
メモリーセルMSSの読み出し電圧VR(以下、1Vに設定す
るとして説明する)が、LOAD期間中は(VCC−VTN)が、
消去期間中はVPPが、書き込み期間中は0Vが出力される
ように制御される回路である。VRは書き込まれた記憶用
セルMM11のしきい値(以下、VTM(W)という)と消去
された記憶用セルMM11のしきい値(以下、VTM(E)と
いう)の中間付近に設定される。QI1はデータ入力用の
Nチャンネル型エンハンスメントIGFET(以下、NE−IGF
ETという)でゲートに書き込み信号発生回路の出力W
が接続される。その結果、Dm1が“H"で記憶用セルMM11
にデータを書き込む時、QI1が導通し、節点SCにLOAD期
間中は、(VCC−VTN)が、書き込み期間中は(VPP−
VTN)が印加され、Dm1が“L"で、記憶用セルMM11にデー
タを書き込まない時は、QI1が非導通になり、節点SCは
フローティングとなる。消去期間中は選択用セルMS11と
記憶用セルMM11が導通するので節点SCは0Vになる。VTN
はQD1のしきい値で、以下、NE−IGFETのしきい値はすべ
てVTNとして説明する。ソース電圧制御回路Gは出力
が、メモリーセルMSSの共通ソース端SSに接続され、ソ
ース端SSを書き込み期間中はフローティングとし、読み
出しモード時と、LOAD期間と消去期間は0Vに設定する回
路である。QF1はバイトのYアドレスを設定するNE−IGF
ET、QE1はメモリーセルMSSのYアドレスを設定するNE−
IGFET、QG11はバイトのXアドレスを設定するNE−IGFET
で各バイトに1個存在する。SAはセンスアンプ回路で読
み出しモード時にアクティブになり、選択されたメモリ
ーセルMSSのセル記憶用セルMM11が書き込まれていた場
合(しきい値がVTM(W))、記憶用セルMM11が導通
し、電流が流れ、節点SCの電圧がバイアス電圧(以下、
1Vにバイアスされているとして説明する)から微小電圧
ΔVSC下がり、この電圧変化が増幅され、Sに“H"が
出力される。一方、選択されたメモリーセルMSSの記憶
用セルMM11が消去状態のままの場合(しきい値がV
TN(E))、記憶用セルMM11が非導通になり、節点SCの
電圧がバイアス電圧から微小電圧ΔVSC上がり、この電
圧変化が増幅され、Sに“L"が出力される。第7図は
各信号、各節点に、読み出しモード時と書き込みモード
時に印加される電圧を示したものである。節点SCの上段
に示した値はDm1に“H"が入力された場合を、下段に示
した値はDm1に“L"が入力された場合を示したものであ
る。QC1をPチャンネル型エンハンスメント型IGFET(以
下、PE−IGFETという)、QC2、QP1……QPn、QC3はNE−I
GFET、QC4はNチャンネル型ディプレッション型IGFET
(以下、ND−IGFETといい、しきい値を−2Vとして説明
する)、CP1……CPnは静電容量、ZD1は節点Pの電圧を
クランプするクランプ源として動作するツェナーダイオ
ード、▲▼は書き込み期間と消去期間は“L"
になり、読み出しモード時とLOAD期間は“H"になる信
号、φは書き込み期間と消去期間はクロックパルスが印
加され、読み出しモード時とLOAD期間は“H"または“L"
に固定される信号線である。はφの反転信号である。
QP1とCP1、……、QPnとCPnはn段のチャージポンプ回路
を構成し、これらとQC1、QC2、QC3、ツェナーダイオー
ドZD1により前述したVPP発生用チャージポンプ回路が構
成される。ツェナーダイオードZD1の電圧−電流特性は
第9図のD1で表わされる。VFはツェナーダイオードZD1
のしきい値を示したものである。第8図に示す昇圧回路
CPの各モードの動作と出力PPに出力される電圧につい
て、第8図と第9図を用いて説明する。
EEPROMには、書き込みモード、読み出しモード、スタン
バイモード等があるが、書き込みおよび読み出しのモー
ドについて説明する。第6図において、MSSはメモリー
セルを示す。MSSはフローティングゲートを有し、情報
を記憶する記憶用セルMM11と、記憶用セルMM11を選択す
る選択用セルMS11と、電界効果型トランジスタQG11とか
ら構成される。メモリーセルMSSがX方向とY方向にマ
トリクス状に配置され、メモリーセルブロックMcが構成
される。実際の製品では、16個のメモリーセルブロック
Mcより成るユニットMxが8個並列に存在するが、ここで
は1個のユニットMxだけを示した。コントロール信号制
御回路Cは、外部端子▲▼、▲▼、▲▼に
入力された信号によりモード設定を行い、各信号を発生
させる回路である。通常、EEPROMの書き込みモードは、
書き込みデータを入力するLOAD期間と、選択されたバイ
トを一括して消去する消去期間と、書き込むべきビット
にデータを書き込む書き込み期間に分割される。ERは消
去期間のみ、WRは書き込み期間のみ、READは読み出しモ
ード時のみ、LOADはLOAD期間のみ、“H"信号になる信
号、LOAD+WRはLOAD期間と書き込み期間のみ“H"になる
信号、▲▼は読み出しモード時とLO
AD期間のみ“L"になる記号、▲▼は書き込み
期間と消去期間のみ“L"になる信号である。タイマー回
路Tは書き込みモードをLOAD期間、消去期間、書き込み
期間に分割し、各期間の長さを制御する回路である。昇
圧回路CPは書き込み期間と消去期間に出力PPに書き込み
・消去電圧VPPを発生するチャージポンプ回路(以下、V
PP発生用チャージポンプ回路という)を内蔵し、読み出
しモード時とLOAD期間は、出力PPに電源電圧VCCを出力
するように制御される回路である。Ad1……Ad11はアド
レスバッファ回路の出力、Dm1……Dm8はデータ入力バッ
ファ回路の出力である。Xdec(1)……Xdec(128)は
Xデコーダ回路で、アドレスにより選択されたものは出
力のワード線に読み出しモード時、LOAD期間はVCCが、
消去期間と書き込み期間はVPPが印加される。また、非
選択のXデコーダ回路は出力のワード線に0が出力され
る。Ydec(1)……Ydec(16)はYデコーダ回路で出力
のゲート線に印加される電圧は、Xデコーダ回路の場合
と同様である。それぞれのXデコーダ回路は高電圧供給
端PRXを有し、高電圧スイッチ回路が具備されている。
また、それぞれのYデコーダ回路は高電圧供給端PPYを
有し、高電圧スイッチ回路が具備されている。Yデコー
ダ回路の回路構成は、Xデコーダ回路の回路構成と同一
である。書き込み信号発生回路Eは書き込みデータDm1
が“H"のとき、出力Wに、LOAD期間はVCCを、書き込
み期間はVPPを発生させ、書き込みデータDm1が“L"のと
きと、読み出しモード時と消去期間は、出力Wに0Vを
発生させるように制御される回路である。コントロール
ゲート電圧制御回路Fは出力CGに、読み出しモード時は
メモリーセルMSSの読み出し電圧VR(以下、1Vに設定す
るとして説明する)が、LOAD期間中は(VCC−VTN)が、
消去期間中はVPPが、書き込み期間中は0Vが出力される
ように制御される回路である。VRは書き込まれた記憶用
セルMM11のしきい値(以下、VTM(W)という)と消去
された記憶用セルMM11のしきい値(以下、VTM(E)と
いう)の中間付近に設定される。QI1はデータ入力用の
Nチャンネル型エンハンスメントIGFET(以下、NE−IGF
ETという)でゲートに書き込み信号発生回路の出力W
が接続される。その結果、Dm1が“H"で記憶用セルMM11
にデータを書き込む時、QI1が導通し、節点SCにLOAD期
間中は、(VCC−VTN)が、書き込み期間中は(VPP−
VTN)が印加され、Dm1が“L"で、記憶用セルMM11にデー
タを書き込まない時は、QI1が非導通になり、節点SCは
フローティングとなる。消去期間中は選択用セルMS11と
記憶用セルMM11が導通するので節点SCは0Vになる。VTN
はQD1のしきい値で、以下、NE−IGFETのしきい値はすべ
てVTNとして説明する。ソース電圧制御回路Gは出力
が、メモリーセルMSSの共通ソース端SSに接続され、ソ
ース端SSを書き込み期間中はフローティングとし、読み
出しモード時と、LOAD期間と消去期間は0Vに設定する回
路である。QF1はバイトのYアドレスを設定するNE−IGF
ET、QE1はメモリーセルMSSのYアドレスを設定するNE−
IGFET、QG11はバイトのXアドレスを設定するNE−IGFET
で各バイトに1個存在する。SAはセンスアンプ回路で読
み出しモード時にアクティブになり、選択されたメモリ
ーセルMSSのセル記憶用セルMM11が書き込まれていた場
合(しきい値がVTM(W))、記憶用セルMM11が導通
し、電流が流れ、節点SCの電圧がバイアス電圧(以下、
1Vにバイアスされているとして説明する)から微小電圧
ΔVSC下がり、この電圧変化が増幅され、Sに“H"が
出力される。一方、選択されたメモリーセルMSSの記憶
用セルMM11が消去状態のままの場合(しきい値がV
TN(E))、記憶用セルMM11が非導通になり、節点SCの
電圧がバイアス電圧から微小電圧ΔVSC上がり、この電
圧変化が増幅され、Sに“L"が出力される。第7図は
各信号、各節点に、読み出しモード時と書き込みモード
時に印加される電圧を示したものである。節点SCの上段
に示した値はDm1に“H"が入力された場合を、下段に示
した値はDm1に“L"が入力された場合を示したものであ
る。QC1をPチャンネル型エンハンスメント型IGFET(以
下、PE−IGFETという)、QC2、QP1……QPn、QC3はNE−I
GFET、QC4はNチャンネル型ディプレッション型IGFET
(以下、ND−IGFETといい、しきい値を−2Vとして説明
する)、CP1……CPnは静電容量、ZD1は節点Pの電圧を
クランプするクランプ源として動作するツェナーダイオ
ード、▲▼は書き込み期間と消去期間は“L"
になり、読み出しモード時とLOAD期間は“H"になる信
号、φは書き込み期間と消去期間はクロックパルスが印
加され、読み出しモード時とLOAD期間は“H"または“L"
に固定される信号線である。はφの反転信号である。
QP1とCP1、……、QPnとCPnはn段のチャージポンプ回路
を構成し、これらとQC1、QC2、QC3、ツェナーダイオー
ドZD1により前述したVPP発生用チャージポンプ回路が構
成される。ツェナーダイオードZD1の電圧−電流特性は
第9図のD1で表わされる。VFはツェナーダイオードZD1
のしきい値を示したものである。第8図に示す昇圧回路
CPの各モードの動作と出力PPに出力される電圧につい
て、第8図と第9図を用いて説明する。
(1)消去期間と書き込み期間 ▲▼が“L"になり、VPP発生用チャージポン
プ回路はアクティブになる。また、φ、にもクロック
パルスが印加される。従って、クロックの半サイクルご
とにn段のチャージポンプ回路の各節点に前段から電荷
が次々と供給され、各節点の電圧と節点P、出力PPの電
圧は上昇する。更に、点Pの電圧が上昇し、ツェナーダ
イオードZD1の逆方向降伏電圧BVJに達すると、第9図の
D1に示すように、ツェナーダイオードZD1が導通し、節
点Pから接地方向に向かって電流が流れる。従って、こ
の時、節点Pの電圧はVPP発生用チャージポンプ回路の
電流供給能力IP(通常数10μA)と、ツェナーダイオー
ドZD1の電圧−電流特性の交点(第9図の点J)で平衡
することとなる。本例の場合、節点Pの電圧はVPで平衡
することとなる。従って、出力PPの電圧はQC4により約2
Vに充電された状態から上昇し、(VP−VTN)で平衡する
こととなる(VPP=VP−VTN)。この時、QC4は、ゲート
とソース間に-VCCの電圧が印加されているため、出力PP
から電源CCに電流が流れることはない。
プ回路はアクティブになる。また、φ、にもクロック
パルスが印加される。従って、クロックの半サイクルご
とにn段のチャージポンプ回路の各節点に前段から電荷
が次々と供給され、各節点の電圧と節点P、出力PPの電
圧は上昇する。更に、点Pの電圧が上昇し、ツェナーダ
イオードZD1の逆方向降伏電圧BVJに達すると、第9図の
D1に示すように、ツェナーダイオードZD1が導通し、節
点Pから接地方向に向かって電流が流れる。従って、こ
の時、節点Pの電圧はVPP発生用チャージポンプ回路の
電流供給能力IP(通常数10μA)と、ツェナーダイオー
ドZD1の電圧−電流特性の交点(第9図の点J)で平衡
することとなる。本例の場合、節点Pの電圧はVPで平衡
することとなる。従って、出力PPの電圧はQC4により約2
Vに充電された状態から上昇し、(VP−VTN)で平衡する
こととなる(VPP=VP−VTN)。この時、QC4は、ゲート
とソース間に-VCCの電圧が印加されているため、出力PP
から電源CCに電流が流れることはない。
(2)LOAD期間と読み出しモード時 ▲▼が“H"になり、VPP発生用チャージポン
プ回路が非アクティブになり、φ、は“H"または“L"
に固定される。従って、IP=0になり、出力PPの電圧は
QC4によりVCCまで充電されることになる(VPP=VCC)。
プ回路が非アクティブになり、φ、は“H"または“L"
に固定される。従って、IP=0になり、出力PPの電圧は
QC4によりVCCまで充電されることになる(VPP=VCC)。
EEPROMに用いられるXデコーダ回路を第10図に示す。Ad
5……Ad11は、アドレスバッファ回路の出力、NAND1はNA
ND回路、I1はインバータを示す。QA1はNチャンネル型
で基板のしきい値をもつIGFETである(以下、EO−IGFET
という)。しきい値は約0.2V、ソースと基板に−5Vのバ
ックゲートバイアスが印加された時、しきい値が約0.5V
になる。XPUMPは高電圧スイッチ回路、PRXは高電圧供給
端で昇圧回路CPの出力PPが接続される。
5……Ad11は、アドレスバッファ回路の出力、NAND1はNA
ND回路、I1はインバータを示す。QA1はNチャンネル型
で基板のしきい値をもつIGFETである(以下、EO−IGFET
という)。しきい値は約0.2V、ソースと基板に−5Vのバ
ックゲートバイアスが印加された時、しきい値が約0.5V
になる。XPUMPは高電圧スイッチ回路、PRXは高電圧供給
端で昇圧回路CPの出力PPが接続される。
第11図は高電圧スイッチ回路の例を示したものである。
QA2とQA4はPE−IGFET、QA3はNE−IGFETである。以下、
Xデコーダ回路Xdec(1)の動作について説明する。
QA2とQA4はPE−IGFET、QA3はNE−IGFETである。以下、
Xデコーダ回路Xdec(1)の動作について説明する。
(1)消去期間と書き込み期間 前述したように昇圧回路CPが動作し、節点PPXの電圧はV
PPになる。アドレス入力により、図示したXデコーダ回
路Xdec(1)が選択された場合、節点XAに0V、節点XBに
5Vが印加され、節点XCはまずQA1を通して約4.5Vに充電
される。この状態ではQA1はカットオフ状態になってい
るため、節点XCから節点XBに電流が流れない。QA2、QA3
から構成されるインバータはPPXにVPPが印加された時、
節点XCに2V以上の電圧が印加されると、出力が反転する
ように設計されているため、節点XDの電圧は0Vになり、
QA4が導通し、ワード線X1にはVPPが出力される。
PPになる。アドレス入力により、図示したXデコーダ回
路Xdec(1)が選択された場合、節点XAに0V、節点XBに
5Vが印加され、節点XCはまずQA1を通して約4.5Vに充電
される。この状態ではQA1はカットオフ状態になってい
るため、節点XCから節点XBに電流が流れない。QA2、QA3
から構成されるインバータはPPXにVPPが印加された時、
節点XCに2V以上の電圧が印加されると、出力が反転する
ように設計されているため、節点XDの電圧は0Vになり、
QA4が導通し、ワード線X1にはVPPが出力される。
一方、Xデコーダ回路Xdec(1)が非選択の場合、節点
XAに5Vが印加され、QA4のゲート幅/ゲート長がQA1のゲ
ート幅/ゲート長、インバータI1を構成するNE−IGFET
のゲート幅/ゲート長に比べて十分小さくなるように設
計されているため、節点XB、XCが0Vになり、QA2が導通
し、節点XDにはVPPが印加され、QA4が非導通になり、ワ
ード線X1には0Vが出力され、節点PPXから電源または接
地に電流がもれることはない。
XAに5Vが印加され、QA4のゲート幅/ゲート長がQA1のゲ
ート幅/ゲート長、インバータI1を構成するNE−IGFET
のゲート幅/ゲート長に比べて十分小さくなるように設
計されているため、節点XB、XCが0Vになり、QA2が導通
し、節点XDにはVPPが印加され、QA4が非導通になり、ワ
ード線X1には0Vが出力され、節点PPXから電源または接
地に電流がもれることはない。
(2)LOAD期間と読み出しモード時 前述したように昇圧回路CPが動作し、節点PPXの電圧はV
CCになる。アドレス入力によりXデコーダ回路Xdec
(1)が選択された場合、前記1で述べたのと同様な動
作により、節点XCはまず、QA1を通して約4.5Vに充電さ
れる。この時、QA2、QA3から構成されるインバータが反
転し、節点XDに0Vが印加され、QA4が導通し、QA4を通し
てワード線X1は約4.5VからVCCまで充電される。
CCになる。アドレス入力によりXデコーダ回路Xdec
(1)が選択された場合、前記1で述べたのと同様な動
作により、節点XCはまず、QA1を通して約4.5Vに充電さ
れる。この時、QA2、QA3から構成されるインバータが反
転し、節点XDに0Vが印加され、QA4が導通し、QA4を通し
てワード線X1は約4.5VからVCCまで充電される。
一方、図示したXデコーダ回路Xdec(1)が非選択の場
合、前記1で述べたのと同様な動作により、節点XCが0V
になり、QA2が導通し、節点XDにはVCCが印加され、QA4
が非導通になり、ワード線X1には0Vが出力される。
合、前記1で述べたのと同様な動作により、節点XCが0V
になり、QA2が導通し、節点XDにはVCCが印加され、QA4
が非導通になり、ワード線X1には0Vが出力される。
以上述べたように、昇圧回路CPを用いた場合、選択され
たワード線Xn(n=1、2……128)には、LOAD期間と
読み出しモード時はVCCが印加され、消去期間と書き込
み期間はVPPが印加される。また、非選択のワード線Xn
には、読み出しモード時と書き込みモード時のすべての
期間、0Vが印加される。
たワード線Xn(n=1、2……128)には、LOAD期間と
読み出しモード時はVCCが印加され、消去期間と書き込
み期間はVPPが印加される。また、非選択のワード線Xn
には、読み出しモード時と書き込みモード時のすべての
期間、0Vが印加される。
第6図に示したように、EEPROMのメモリーセルMSSは選
択用セルMS11と、記憶用セルMM11を直列に接続して構成
される。従って、書き込まれた記憶用セルを含むメモリ
ーセルMSSが選択された場合、メモリーセルMSSに流れる
電流Ionは、選択用セルMS11の等価抵抗と、メモリーセ
ルMM11の等価抵抗の両方に制限されることになる。選択
用セルMS11の等価抵抗の値は主に、選択用セルMS11のゲ
ート幅/ゲート長と、ゲート酸化膜厚と、選択された時
のワード線Xnの電圧により決定される。しかし、選択用
セルMS11のドレインには、書き込みモード時に(VPP−V
TN)が印加されるので、読み出しスピードの高速化のた
めに、つまり、等価抵抗値を低くするためにゲート酸化
膜を薄くしたり、ゲート長を短くすることは耐圧の面か
ら制限がある。また、選択されたワード線Xnの電圧はV
CCが印加されるが、VCCの値は代わることがないので結
局、大容量化に伴い、ゲート幅が短くなに従い、選択用
セルMS11の等価抵抗は次第に高抵抗になる。一方、記憶
用セルMM11の等価抵抗は主に記憶用セルMM11のゲート幅
/ゲート長と、書き込まれた時のしきい値VTM(W)
(書き込みの深さを表す)と、読み出し電圧VRにより決
定される。しかし、記憶用セルMM11においては、大容量
化され、記憶用セルMM11のゲート幅が短くなってもしき
い値VTM(W)が大きくなる記憶用セルを開発したり、
読み出し電圧を従来よりも高く設定する(例えば、1Vを
1.5Vに設定する)等のプロセス、回路の工夫により、記
憶用セルMM11のゲート幅が短くなり、記憶用セルMM11の
等価抵抗が高くなるのをうめあわせ、従来以上に低抵抗
にすることが可能である。従って、昇圧回路CPを用いた
EEPROMは、読み出しモード時、選択されたワード線Xnに
VCCが印加されるので、大容量化するに従い、メモリー
セルMSSに流れる電流は、本来記憶用セルMM11の等価抵
抗により制限されるべきものが、選択用セルMS11の等価
抵抗により制限されるようになり、また、一般に流れる
電流が少なくなっていくので、大容量で高速度が要求さ
れるEEPROMに適さない。また、EEPROMでは、読み出し電
圧VRがQG11を通して記憶用セルMM11のゲートSFに印加さ
れているため、低電源電圧化が進んだ場合(VCC=3
V)、読み出しモード時、コントロールゲート電圧制御
回路Fで設定された読み出し電圧VRがQG11のしきい値と
電源電圧に制限され、完全に記憶用セルMM11のゲートSF
に伝達されなくなるので、節点SFの電圧がしきい値VTM
(W)とVTN(E)の中間付近に設計値通りに設定され
なくなり、センスアンプ回路が誤動作を起こす可能性が
ある。このため、低電源電圧が要求されるEEPROMに適さ
ない。
択用セルMS11と、記憶用セルMM11を直列に接続して構成
される。従って、書き込まれた記憶用セルを含むメモリ
ーセルMSSが選択された場合、メモリーセルMSSに流れる
電流Ionは、選択用セルMS11の等価抵抗と、メモリーセ
ルMM11の等価抵抗の両方に制限されることになる。選択
用セルMS11の等価抵抗の値は主に、選択用セルMS11のゲ
ート幅/ゲート長と、ゲート酸化膜厚と、選択された時
のワード線Xnの電圧により決定される。しかし、選択用
セルMS11のドレインには、書き込みモード時に(VPP−V
TN)が印加されるので、読み出しスピードの高速化のた
めに、つまり、等価抵抗値を低くするためにゲート酸化
膜を薄くしたり、ゲート長を短くすることは耐圧の面か
ら制限がある。また、選択されたワード線Xnの電圧はV
CCが印加されるが、VCCの値は代わることがないので結
局、大容量化に伴い、ゲート幅が短くなに従い、選択用
セルMS11の等価抵抗は次第に高抵抗になる。一方、記憶
用セルMM11の等価抵抗は主に記憶用セルMM11のゲート幅
/ゲート長と、書き込まれた時のしきい値VTM(W)
(書き込みの深さを表す)と、読み出し電圧VRにより決
定される。しかし、記憶用セルMM11においては、大容量
化され、記憶用セルMM11のゲート幅が短くなってもしき
い値VTM(W)が大きくなる記憶用セルを開発したり、
読み出し電圧を従来よりも高く設定する(例えば、1Vを
1.5Vに設定する)等のプロセス、回路の工夫により、記
憶用セルMM11のゲート幅が短くなり、記憶用セルMM11の
等価抵抗が高くなるのをうめあわせ、従来以上に低抵抗
にすることが可能である。従って、昇圧回路CPを用いた
EEPROMは、読み出しモード時、選択されたワード線Xnに
VCCが印加されるので、大容量化するに従い、メモリー
セルMSSに流れる電流は、本来記憶用セルMM11の等価抵
抗により制限されるべきものが、選択用セルMS11の等価
抵抗により制限されるようになり、また、一般に流れる
電流が少なくなっていくので、大容量で高速度が要求さ
れるEEPROMに適さない。また、EEPROMでは、読み出し電
圧VRがQG11を通して記憶用セルMM11のゲートSFに印加さ
れているため、低電源電圧化が進んだ場合(VCC=3
V)、読み出しモード時、コントロールゲート電圧制御
回路Fで設定された読み出し電圧VRがQG11のしきい値と
電源電圧に制限され、完全に記憶用セルMM11のゲートSF
に伝達されなくなるので、節点SFの電圧がしきい値VTM
(W)とVTN(E)の中間付近に設計値通りに設定され
なくなり、センスアンプ回路が誤動作を起こす可能性が
ある。このため、低電源電圧が要求されるEEPROMに適さ
ない。
以上述べたように、従来の昇圧回路CPを用いたEEPROM
は、読み出しモード時、選択されたワード線XnにVCCが
印加されるので、以下の問題点がある。
は、読み出しモード時、選択されたワード線XnにVCCが
印加されるので、以下の問題点がある。
(1)大容量化に伴い、メモリーセルを構成するIGFET
のゲート幅が短くなるにつれて、選択用セルが高抵抗化
するので、高速化(すなわち、メモリーセルMSSに流れ
る電流を多くする)、および読み出し電圧に対するマー
ジン確保のため、書き込まれた記憶用セルMM11のしきい
値が大きく負にシフトする記憶用セルMM11を開発して
も、結局、メモリーセルMSSに流れる電流は選択用セルM
S11の等価抵抗により制限されることになり、メモリー
セルMSSに流れる電流を従来よりも多くすることができ
ない。このため、大容量で高速度が要求されるEEPROMに
適さない。
のゲート幅が短くなるにつれて、選択用セルが高抵抗化
するので、高速化(すなわち、メモリーセルMSSに流れ
る電流を多くする)、および読み出し電圧に対するマー
ジン確保のため、書き込まれた記憶用セルMM11のしきい
値が大きく負にシフトする記憶用セルMM11を開発して
も、結局、メモリーセルMSSに流れる電流は選択用セルM
S11の等価抵抗により制限されることになり、メモリー
セルMSSに流れる電流を従来よりも多くすることができ
ない。このため、大容量で高速度が要求されるEEPROMに
適さない。
(2)低電源電圧化するに従い、選択用セルMS11の等価
抵抗が高くなるので、メモリーセルMSSに流れる電流が
少なくなる。また、記憶用セルMM11のゲートに印加され
る電圧が、電源電圧により制限をうけるようになり、設
定した読み出し電圧が記憶用セルMM11のゲートに完全に
伝わらなくなる。従って、センスアンプ回路がマージン
をもって正常に動作しなくなるので、低電源電圧化が要
求されるEEPROMに適さない。
抵抗が高くなるので、メモリーセルMSSに流れる電流が
少なくなる。また、記憶用セルMM11のゲートに印加され
る電圧が、電源電圧により制限をうけるようになり、設
定した読み出し電圧が記憶用セルMM11のゲートに完全に
伝わらなくなる。従って、センスアンプ回路がマージン
をもって正常に動作しなくなるので、低電源電圧化が要
求されるEEPROMに適さない。
本発明は上記した問題点を解決するために以下の構成を
有する。即ち、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、書
き込みモード時に動作し、出力に書き込み・消去電圧V
PPを発生し、出力の最大平衡電圧が第1のクランプ手段
により設定される第1の昇圧回路と、少なくとも読み出
しモード時に動作し、出力に電源電圧VCC以上の電圧VK
を発生し、出力の最大平衡電圧が第2のクランプ手段に
より設定される第2の昇圧回路と、高電圧供給端を有
し、選択されたワード線に書き込みモード時は前記書き
込み・消去電圧VPPを、読み出しモード時は前記電源電
圧VCC以上の電圧VKを供給する高電圧スイッチ回路を具
備するXデコーダ回路とを有し、前記第1の昇圧回路の
出力端と、前記第2の昇圧回路の出力端が共通に接続さ
れ、前記高電圧供給端に接続してなることにより構成さ
れる。
有する。即ち、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、書
き込みモード時に動作し、出力に書き込み・消去電圧V
PPを発生し、出力の最大平衡電圧が第1のクランプ手段
により設定される第1の昇圧回路と、少なくとも読み出
しモード時に動作し、出力に電源電圧VCC以上の電圧VK
を発生し、出力の最大平衡電圧が第2のクランプ手段に
より設定される第2の昇圧回路と、高電圧供給端を有
し、選択されたワード線に書き込みモード時は前記書き
込み・消去電圧VPPを、読み出しモード時は前記電源電
圧VCC以上の電圧VKを供給する高電圧スイッチ回路を具
備するXデコーダ回路とを有し、前記第1の昇圧回路の
出力端と、前記第2の昇圧回路の出力端が共通に接続さ
れ、前記高電圧供給端に接続してなることにより構成さ
れる。
以上述べたように、本発明の第1および第2の昇圧回路
を用いたEEPROMは、選択されたワード線にVCC以上の電
圧VKが印加される。また、電圧VKの値はチップ内部のク
ランプ回路により設定され、電源電圧VCCの値に対して
代わることがないので、選択用セルの等価抵抗を低くす
ることができる。
を用いたEEPROMは、選択されたワード線にVCC以上の電
圧VKが印加される。また、電圧VKの値はチップ内部のク
ランプ回路により設定され、電源電圧VCCの値に対して
代わることがないので、選択用セルの等価抵抗を低くす
ることができる。
従って、以下の効果が奇態できる。
(1)大容量化され、選択用セルのゲート幅が短くなっ
てもメモリーセルに流れる電流を多くすることができる
ので、大容量、高速度が要求されるEEPROMに適する。
てもメモリーセルに流れる電流を多くすることができる
ので、大容量、高速度が要求されるEEPROMに適する。
(2)EEPROMが低電圧電源化されても、選択用セルのゲ
ートに読み出し電圧VRが確実に印加されるので、センス
アンプ回路がマージンをもって正常に動作し、低電圧電
源化が要求されるEEPROMに適する。
ートに読み出し電圧VRが確実に印加されるので、センス
アンプ回路がマージンをもって正常に動作し、低電圧電
源化が要求されるEEPROMに適する。
第1図に本発明の不揮発性半導体記憶装置に使用される
昇圧回路CPの第1の実施例を示す。従来の昇圧回路CPと
比較して分かるように、LOAD期間と読み出しモード時に
出力PPをVCCに充電する働きを持つQC4の替わりに、常に
動作するチャージポンプ回路CPaを備えたものである。
昇圧回路CPの第1の実施例を示す。従来の昇圧回路CPと
比較して分かるように、LOAD期間と読み出しモード時に
出力PPをVCCに充電する働きを持つQC4の替わりに、常に
動作するチャージポンプ回路CPaを備えたものである。
第1図と第2図(1部第9図と共通する)を用いて本発
明の第1実施例を説明する。第1図は第8図と共通する
部分があるので、同一の箇所は同一の符号をつけ、重複
する説明を省略する。ここで、QD1はPD−IGFET、QD2、Q
Q1……QQn、QD3はNE−IGFET、CQ1……CQnは静電容量、Z
D2は節点Qの電圧をクランプするクランプ源として動作
するツェナーダイオードで、逆方向降伏電圧はツェナー
ダイオードZD1よりも低く設定されている。QQ1とCQ1、
……、QQnとCQnはn段のチャージポンプ回路を構成す
る。第2図のD2で表される特性はツェナーダイオードZD
2の電圧−電流特性を示したものである。
明の第1実施例を説明する。第1図は第8図と共通する
部分があるので、同一の箇所は同一の符号をつけ、重複
する説明を省略する。ここで、QD1はPD−IGFET、QD2、Q
Q1……QQn、QD3はNE−IGFET、CQ1……CQnは静電容量、Z
D2は節点Qの電圧をクランプするクランプ源として動作
するツェナーダイオードで、逆方向降伏電圧はツェナー
ダイオードZD1よりも低く設定されている。QQ1とCQ1、
……、QQnとCQnはn段のチャージポンプ回路を構成す
る。第2図のD2で表される特性はツェナーダイオードZD
2の電圧−電流特性を示したものである。
(1)消去期間と書き込み期間 ▲▼が“L"になり、第8図で述べたように、
VPP発生用チャージポンプ回路CPが動作し、節点Pの電
圧はVPで平衡する。また、チャージポンプ回路CPaも同
様に動作しているが、ツェナーダイオードZD2の電圧−
電流特性は、第2図のD2で表されるため、節点Qの電圧
が上昇し、ツェナーダイオードZD2の逆方向降伏電圧に
達すると、節点Qから接地に向かって電流が流れる。チ
ャージポンプCPaの電流供給能力をIQとし、IQ=IP=Ipu
mpとすると、節点Qの電圧はIpumpとツェナーダイオー
ドZD2の電圧−電流の交点(第2図の点K)で平衡する
ことになる。本実施例の場合、節点Qの電圧はVQで平衡
することになる。この時、VP>VQになるため、出力PPの
電圧はVCCから上昇し、(VP−VTN)=VPPとなり、従来
技術の場合と同一になる。CPaを含む2つのチャージポ
ンプ回路CPは、それぞれQC3、QD3で分離されているた
め、互いに電流が流れ込むことはない。
VPP発生用チャージポンプ回路CPが動作し、節点Pの電
圧はVPで平衡する。また、チャージポンプ回路CPaも同
様に動作しているが、ツェナーダイオードZD2の電圧−
電流特性は、第2図のD2で表されるため、節点Qの電圧
が上昇し、ツェナーダイオードZD2の逆方向降伏電圧に
達すると、節点Qから接地に向かって電流が流れる。チ
ャージポンプCPaの電流供給能力をIQとし、IQ=IP=Ipu
mpとすると、節点Qの電圧はIpumpとツェナーダイオー
ドZD2の電圧−電流の交点(第2図の点K)で平衡する
ことになる。本実施例の場合、節点Qの電圧はVQで平衡
することになる。この時、VP>VQになるため、出力PPの
電圧はVCCから上昇し、(VP−VTN)=VPPとなり、従来
技術の場合と同一になる。CPaを含む2つのチャージポ
ンプ回路CPは、それぞれQC3、QD3で分離されているた
め、互いに電流が流れ込むことはない。
(2)LOAD期間と読み出しモード時 ▲▼が“H"になり、VPP発生用チャージポン
プ回路は非アクティブになる。一方、チャージポンプCP
aは動作しているため、節点Qの電圧は上述したよう
に、VQで平衡し、出力PPの電圧は(VQ−VTN)となる。
本実施例では、(VQ−VTN)はVCC以上に設定される。以
下、(VQ−VTN)=VKとして説明する。例えば、VK=7V
に設定する場合、VQ=9Vになるようにツェナーダイオー
ドZD2の逆方向降伏電圧を設定すれば良い。QC3にはソー
スと基板間に−VKのバックゲートバイアスが印加されて
いるので、この時のしきい値は2Vになる。ツェナーダイ
オードZD2の逆方向降伏電圧はジャンクションを形成す
るイオン注入のドーズ量またはアニール時間により制御
することができる。前述した第10図と第11図を用いて、
本実施例の昇圧回路CPを用いた場合のXデコーダ回路Xd
ec(1)の動作について説明する。
プ回路は非アクティブになる。一方、チャージポンプCP
aは動作しているため、節点Qの電圧は上述したよう
に、VQで平衡し、出力PPの電圧は(VQ−VTN)となる。
本実施例では、(VQ−VTN)はVCC以上に設定される。以
下、(VQ−VTN)=VKとして説明する。例えば、VK=7V
に設定する場合、VQ=9Vになるようにツェナーダイオー
ドZD2の逆方向降伏電圧を設定すれば良い。QC3にはソー
スと基板間に−VKのバックゲートバイアスが印加されて
いるので、この時のしきい値は2Vになる。ツェナーダイ
オードZD2の逆方向降伏電圧はジャンクションを形成す
るイオン注入のドーズ量またはアニール時間により制御
することができる。前述した第10図と第11図を用いて、
本実施例の昇圧回路CPを用いた場合のXデコーダ回路Xd
ec(1)の動作について説明する。
(1)消去時間と書き込み期間 高電圧供給端PPXにVPPが印加される。この場合、本実施
例の昇圧回路CPを用いた動作は、従来技術で述べた動作
と同一であるので説明を省略する。
例の昇圧回路CPを用いた動作は、従来技術で述べた動作
と同一であるので説明を省略する。
(2)LOAD期間と読み出しモード時 高電圧供給端PPXにはVKが印加される。アドレス入力に
よりXデコーダXdec(1)が選択された場合、Xデコー
ダXdec(1)は従来技術で述べたように動作し、節点XC
はまず、QA1を通して約4.5Vに充電される。この時、QA2
とQA3から構成されるインバータが反転し、節点XDに0V
が印加され、QA4が導通し、QA4を通してワード線X1は約
4.5VからVKまで充電される。一方、Xデコーダ回路Xdec
(1)が非選択の場合、従来技術で述べたのと同様な動
作により、節点XCが0Vになり、QA2が導通し、節点XDに
はVKが印加され、QA4が非導通になり、ワード線X1には0
Vが印加される。
よりXデコーダXdec(1)が選択された場合、Xデコー
ダXdec(1)は従来技術で述べたように動作し、節点XC
はまず、QA1を通して約4.5Vに充電される。この時、QA2
とQA3から構成されるインバータが反転し、節点XDに0V
が印加され、QA4が導通し、QA4を通してワード線X1は約
4.5VからVKまで充電される。一方、Xデコーダ回路Xdec
(1)が非選択の場合、従来技術で述べたのと同様な動
作により、節点XCが0Vになり、QA2が導通し、節点XDに
はVKが印加され、QA4が非導通になり、ワード線X1には0
Vが印加される。
以上述べたように、本発明の昇圧回路CPを用いた場合、
選択されたワード線Xn(n=1、2……128)には、LOA
D期間と読み出しモード時は、VCC以上の電圧VKが、消去
期間と書き込み期間はVPPが印加され、非選択のワード
線Xnには読み出しモード時と書き込みモード時のすべて
の期間、0Vが印加される。また、Yデコーダ回路もXデ
コーダ回路と同様な回路形式を取ることができ、選択さ
れたゲート線にはLOAD期間と読み出しモード時はVKが、
消去期間と書き込み期間はVPPが印加され、非選択のゲ
ート線には読み出しモード時と書き込みモード時のすべ
ての期間、0Vが印加される。
選択されたワード線Xn(n=1、2……128)には、LOA
D期間と読み出しモード時は、VCC以上の電圧VKが、消去
期間と書き込み期間はVPPが印加され、非選択のワード
線Xnには読み出しモード時と書き込みモード時のすべて
の期間、0Vが印加される。また、Yデコーダ回路もXデ
コーダ回路と同様な回路形式を取ることができ、選択さ
れたゲート線にはLOAD期間と読み出しモード時はVKが、
消去期間と書き込み期間はVPPが印加され、非選択のゲ
ート線には読み出しモード時と書き込みモード時のすべ
ての期間、0Vが印加される。
第3図は、本実施例の昇圧回路CPを、第6図に示したEE
PROMに適用した場合の各信号、各節点の読み出しモード
時とLOAD期間に印加される電圧を示したものである。
X1、Y1はそれぞれ選択されたワード線、選択されたゲー
ト線を表す。
PROMに適用した場合の各信号、各節点の読み出しモード
時とLOAD期間に印加される電圧を示したものである。
X1、Y1はそれぞれ選択されたワード線、選択されたゲー
ト線を表す。
以上述べたように、本発明の昇圧回路CPは、読み出しモ
ード時とLOAD期間に動作するチャージポンプ回路を有し
ているので、以下の効果を奏する。
ード時とLOAD期間に動作するチャージポンプ回路を有し
ているので、以下の効果を奏する。
(1)読み出しモード時、選択されたワード線XnにVCC
以上の電圧VKが印加される。このため、選択用セルMS11
の等価抵抗値を従来技術の場合に比べ、低くすることが
できる。従って、従来技術の場合のように、メモリーセ
ルMSSに流れる電流が選択用セルMS11の等価抵抗により
制限されることがなくなり、一般にメモリーセルMSSに
流れる電流が多くなる。また、このため、プロセス、回
路上の工夫により、書き込まれた記憶用セルMM11の等価
抵抗を低くすると、その分メモリーセルMSSに流れる電
流が多くなるので、大容量、高速度が要求されるEEPROM
に適する。
以上の電圧VKが印加される。このため、選択用セルMS11
の等価抵抗値を従来技術の場合に比べ、低くすることが
できる。従って、従来技術の場合のように、メモリーセ
ルMSSに流れる電流が選択用セルMS11の等価抵抗により
制限されることがなくなり、一般にメモリーセルMSSに
流れる電流が多くなる。また、このため、プロセス、回
路上の工夫により、書き込まれた記憶用セルMM11の等価
抵抗を低くすると、その分メモリーセルMSSに流れる電
流が多くなるので、大容量、高速度が要求されるEEPROM
に適する。
(2)EEPROMが低電源電圧化されても、選択されたワー
ド線Xnの電圧は、クランプ源の逆方向降伏電圧により決
定されるので、選択用セルMM11と、バイトのXアドレス
を設定するNE−IGFET QG11の等価抵抗値が電源電圧VCC
の値により変化せず、一定で従来技術の場合に比べ低く
することができる。従って、従来技術の場合のように、
低電源電圧化すると、読み出し電圧VRが電源電圧VCCとQ
G11のしきい値により制限され、記憶用セルのゲートに
完全に伝わらなくなることがなく、一般に読み出し電圧
VRの設定が容易になる。また、低電源電圧化しても、記
憶用セルのゲートに印加される電圧が、しきい値V
TM(W)とVTM(E)の中間付近に設計値通りに設定さ
れる。このため、センスアンプ回路SAが安定に動作する
ので、低電源電圧化が要求されるEEPROMに適する。
ド線Xnの電圧は、クランプ源の逆方向降伏電圧により決
定されるので、選択用セルMM11と、バイトのXアドレス
を設定するNE−IGFET QG11の等価抵抗値が電源電圧VCC
の値により変化せず、一定で従来技術の場合に比べ低く
することができる。従って、従来技術の場合のように、
低電源電圧化すると、読み出し電圧VRが電源電圧VCCとQ
G11のしきい値により制限され、記憶用セルのゲートに
完全に伝わらなくなることがなく、一般に読み出し電圧
VRの設定が容易になる。また、低電源電圧化しても、記
憶用セルのゲートに印加される電圧が、しきい値V
TM(W)とVTM(E)の中間付近に設計値通りに設定さ
れる。このため、センスアンプ回路SAが安定に動作する
ので、低電源電圧化が要求されるEEPROMに適する。
第4図は本発明の不揮発性半導体記憶装置に使用される
昇圧回路CPの第2の実施例を示したものである。第1図
と同一の箇所は同一の符号をつけ説明を省略する。ここ
で、QE1はPE−IGFET、QE2、QR1……QRm、QC3、QC5はNE
−IGFET、CR1……CRmは静電容量、TR1はゲートとソース
が接地に、ドレインが節点Rに接続されたNE−IGFET
で、節点Rの電圧をクランプするクランプ源として動作
する。節点Rの電圧は、TR1のドレイン耐圧(BVDS)で
クランプされる。▲▼は読み出しモ
ード時とLOAD期間に“L"になる信号である。第1の実施
例と第2の実施例の違いは第2の実施例では、チャージ
ポンプCPaが信号▲▼で制御され、
チャージポンプCPaがm段のチャージポンプ回路で構成
され、また、節点Rの電圧は、TR1のドレイン耐圧BVDS
でクランプされ、出力PPは常にQC5により(VCC−VTN)
充電されている点である。
昇圧回路CPの第2の実施例を示したものである。第1図
と同一の箇所は同一の符号をつけ説明を省略する。ここ
で、QE1はPE−IGFET、QE2、QR1……QRm、QC3、QC5はNE
−IGFET、CR1……CRmは静電容量、TR1はゲートとソース
が接地に、ドレインが節点Rに接続されたNE−IGFET
で、節点Rの電圧をクランプするクランプ源として動作
する。節点Rの電圧は、TR1のドレイン耐圧(BVDS)で
クランプされる。▲▼は読み出しモ
ード時とLOAD期間に“L"になる信号である。第1の実施
例と第2の実施例の違いは第2の実施例では、チャージ
ポンプCPaが信号▲▼で制御され、
チャージポンプCPaがm段のチャージポンプ回路で構成
され、また、節点Rの電圧は、TR1のドレイン耐圧BVDS
でクランプされ、出力PPは常にQC5により(VCC−VTN)
充電されている点である。
第2の実施例の昇圧回路CPは書き込みモード時と読み出
しモード時のみ動作するので、スタンバイモード時、低
電力化が必要なEEPROMに有効である。
しモード時のみ動作するので、スタンバイモード時、低
電力化が必要なEEPROMに有効である。
第4図と第2図を用いて本発明の第2の実施例について
説明する。
説明する。
(1)消去期間と書き込み期間 ▲▼が“L"になり、第1の実施例で述べたよ
うに、VPP発生用チャージポンプ回路が動作し、節点P
の電圧はVPで平衡する。チャージポンプCPaは非アクテ
ィブになり、出力PPの電圧は(VCC−VTN)から上昇し、
第1の実施例の場合と同様に(VPP−VTN)で平衡する。
うに、VPP発生用チャージポンプ回路が動作し、節点P
の電圧はVPで平衡する。チャージポンプCPaは非アクテ
ィブになり、出力PPの電圧は(VCC−VTN)から上昇し、
第1の実施例の場合と同様に(VPP−VTN)で平衡する。
(2)LOAD期間と読み出しモード時 ▲▼が“H"になり、VPP発生用チャージポン
プ回路は非アクティブになる。一方、▲
▼が“L"になるため、チャージポンプCPaがアクテ
ィブになり、第1の実施例と同様な動作で節点Rの電圧
が上昇し、TR1のドレイン耐圧に達すると、TR1に電流が
流れる。TR1の電圧−電流特性を第2図のD3で示す。チ
ャージポンプCPaの電流供給能力IRをIR=Ipumpとする
と、節点Rの電圧はVRで平衡することとなる。従って、
出力PPの電圧は(VCC−VTN)から(VR−VTN)まで上昇
し、この電圧で平衡することになる。
プ回路は非アクティブになる。一方、▲
▼が“L"になるため、チャージポンプCPaがアクテ
ィブになり、第1の実施例と同様な動作で節点Rの電圧
が上昇し、TR1のドレイン耐圧に達すると、TR1に電流が
流れる。TR1の電圧−電流特性を第2図のD3で示す。チ
ャージポンプCPaの電流供給能力IRをIR=Ipumpとする
と、節点Rの電圧はVRで平衡することとなる。従って、
出力PPの電圧は(VCC−VTN)から(VR−VTN)まで上昇
し、この電圧で平衡することになる。
以上述べたように、第2の実施例の昇圧回路CPにおいて
も、(VR−VTN)の値をVCC以上に設定することにより、
読み出しモード時とLOAD期間に選択されたワード線Xnに
電源電圧VCC以上の電圧を印加することができるので、
従来技術に対し、第1の実施例の項で述べたのと同様な
効果がある。第5図は、高電圧スイッチ回路Xpumpの第
2の例を示したものである。ここで、QA5、QA6はNE−IG
FET、CX1は静電容量、φXは読み出しモード時と書き込
みモード時にクロックパルスが印加される信号線であ
る。
も、(VR−VTN)の値をVCC以上に設定することにより、
読み出しモード時とLOAD期間に選択されたワード線Xnに
電源電圧VCC以上の電圧を印加することができるので、
従来技術に対し、第1の実施例の項で述べたのと同様な
効果がある。第5図は、高電圧スイッチ回路Xpumpの第
2の例を示したものである。ここで、QA5、QA6はNE−IG
FET、CX1は静電容量、φXは読み出しモード時と書き込
みモード時にクロックパルスが印加される信号線であ
る。
この高電圧スイッチ回路Xpumpを第10図に示すXデコー
ダ回路Xdec(1)に適用した場合のLOAD期間と読み出し
モード時の動作について説明する。
ダ回路Xdec(1)に適用した場合のLOAD期間と読み出し
モード時の動作について説明する。
アドレス入力によりXデコーダ回路Xdec(1)が選択さ
れた場合、Xデコーダ回路Xdec(1)は第1の実施例で
述べたように動作し、節点XCはまず、QA1を通して約4.5
Vに充電される。この時、QA5が導通し、節点XEに電荷が
供給され、φXとCX1により節点XEが押し上げられ、節
点XCが(VCC−VTN)からさらに上昇し、節点XEにQA5を
通して再び電荷が供給される。以後、これらの動作がく
り返され、節点XCの電圧は、(VK+VφX−VTN)で平
衡することになる(VφXはφXの電圧振幅)。一方、
Xデコーダ回路Xdec(1)が非選択の場合、QA5が非導
通になり、節点XCの電圧は0Vになる。
れた場合、Xデコーダ回路Xdec(1)は第1の実施例で
述べたように動作し、節点XCはまず、QA1を通して約4.5
Vに充電される。この時、QA5が導通し、節点XEに電荷が
供給され、φXとCX1により節点XEが押し上げられ、節
点XCが(VCC−VTN)からさらに上昇し、節点XEにQA5を
通して再び電荷が供給される。以後、これらの動作がく
り返され、節点XCの電圧は、(VK+VφX−VTN)で平
衡することになる(VφXはφXの電圧振幅)。一方、
Xデコーダ回路Xdec(1)が非選択の場合、QA5が非導
通になり、節点XCの電圧は0Vになる。
以上述べたように、第5図に示す高電圧スイッチ回路Xp
umpをXデコーダ回路Xdec(1)に適用した場合におい
ても、本発明の昇圧回路CPを用いることにより、読み出
しモード時とLOAD期間に選択されたワード線に電源電圧
VCC以上の電圧が印加されるので、従来技術に対し第1
の実施例の項で述べたのと同様な効果がある。
umpをXデコーダ回路Xdec(1)に適用した場合におい
ても、本発明の昇圧回路CPを用いることにより、読み出
しモード時とLOAD期間に選択されたワード線に電源電圧
VCC以上の電圧が印加されるので、従来技術に対し第1
の実施例の項で述べたのと同様な効果がある。
尚、第5図と第11図に高電圧スイッチ回路を示したが、
高電圧供給端に印加された電圧を選択されたワード線に
供給する回路構成なら有効であり、第5図と第11図に示
す回路構成に限らない。また、VPP発生用チャージポン
プ回路、読み出しモード時に動作するチャージポンプ回
路の段数は問わない。また、昇圧回路の出力電圧をクラ
ンプするクランプ電圧手段および種類は問わない。ま
た、読み出しモードに動作するチャージポンプ回路に入
力されるクロックパルスの周波数をVPP発生用チャージ
ボンプ回路に入力されるクロックパルスの周波数をVPP
発生用チャージポンプ回路に力されるクロックパルス周
波数と異ならせても本発明は有効である。
高電圧供給端に印加された電圧を選択されたワード線に
供給する回路構成なら有効であり、第5図と第11図に示
す回路構成に限らない。また、VPP発生用チャージポン
プ回路、読み出しモード時に動作するチャージポンプ回
路の段数は問わない。また、昇圧回路の出力電圧をクラ
ンプするクランプ電圧手段および種類は問わない。ま
た、読み出しモードに動作するチャージポンプ回路に入
力されるクロックパルスの周波数をVPP発生用チャージ
ボンプ回路に入力されるクロックパルスの周波数をVPP
発生用チャージポンプ回路に力されるクロックパルス周
波数と異ならせても本発明は有効である。
上述したように、本発明の不揮発性半導体記憶装置に使
用される昇圧回路は、読み出しモード時とLOAD期間に動
作するチャージポンプ回路を有しているので、以下の効
果を奏することができる。
用される昇圧回路は、読み出しモード時とLOAD期間に動
作するチャージポンプ回路を有しているので、以下の効
果を奏することができる。
(1)読み出しモード時、選択されたワード線に電源電
圧VCC以上の電圧が印加されるので、選択用セルの等価
抵抗を低くすることができる。従って、メモリーセルに
流れる電流が一般に多くなり、また、プロセス、回路上
の工夫により、書き込まれた記憶用セルの等価抵抗を低
くすると、その分メモリーセルに流れる電流が多くなる
ので、大容量で高速度が要求されるEEPROMに適する。
圧VCC以上の電圧が印加されるので、選択用セルの等価
抵抗を低くすることができる。従って、メモリーセルに
流れる電流が一般に多くなり、また、プロセス、回路上
の工夫により、書き込まれた記憶用セルの等価抵抗を低
くすると、その分メモリーセルに流れる電流が多くなる
ので、大容量で高速度が要求されるEEPROMに適する。
(2)EEPROMが低電源電圧化されても、選択されたワー
ド線の電圧はクランプ源のクランプ電圧で決定される。
このため、選択用セルの等価抵抗値とバイトのXアドレ
スを選択するNE−IGFETの等価抵抗値が電源電圧VCCの値
によらず一定となり、低抵抗にすることができる。従っ
て、低電源電圧化しても、読み出し電圧が確実に記憶用
セルのゲートに伝わり、読み出し電圧の値を広範囲に設
定することが可能である。従って、EEPROMが動作する最
小の電源電圧VCCは記憶用セルのゲートに印加される電
圧で制限されることがなく、周辺回路の動作限界で制限
されるようになるので、低電源電圧化が要求されるEEPR
OMに適する。
ド線の電圧はクランプ源のクランプ電圧で決定される。
このため、選択用セルの等価抵抗値とバイトのXアドレ
スを選択するNE−IGFETの等価抵抗値が電源電圧VCCの値
によらず一定となり、低抵抗にすることができる。従っ
て、低電源電圧化しても、読み出し電圧が確実に記憶用
セルのゲートに伝わり、読み出し電圧の値を広範囲に設
定することが可能である。従って、EEPROMが動作する最
小の電源電圧VCCは記憶用セルのゲートに印加される電
圧で制限されることがなく、周辺回路の動作限界で制限
されるようになるので、低電源電圧化が要求されるEEPR
OMに適する。
(3)LOAD期間、選択されたワード線に電源電圧VCC以
上の電圧が印加されるので、次に消去期間になり、ワー
ド線がVPPまで上昇するまでの時間が速くなる。従っ
て、消去時間の長さを短く設定できる効果がある。
上の電圧が印加されるので、次に消去期間になり、ワー
ド線がVPPまで上昇するまでの時間が速くなる。従っ
て、消去時間の長さを短く設定できる効果がある。
第1図は本発明の不揮発性半導体記憶装置に使用される
昇圧回路の第1の実施例を示した説明図である。第2図
は昇圧回路のクランプ源の電流−電圧特性を示したもの
で、Ipumpはチャージポンプ回路の電流供給能力を示す
説明図である。第3図は本発明の不揮発性半導体記憶装
置に使用される昇圧回路を第6図に示すEEPROMに適用し
た時の各節点、各信号の電圧を示した説明図である。第
4図は本発明の不揮発性半導体記憶装置に使用される昇
圧回路の第2の実施例を示した説明図である。第5図は
第10図に示す高電圧スイッチ回路を示した説明図であ
る。第6図は16Kbit EEPROMの一部のブロック図を示し
た説明図である。第7図は第8図に示す従来の昇圧回路
を第6図に示すEEPROMに適用した時の各節点、各信号の
電圧を示した説明図である。第8図は従来の昇圧回路を
示した説明図である。第9図は従来の昇圧回路のクラン
プ源の電流−電圧特性を示した説明図である。第10図は
EEPROMに用いられるXデコーダ回路を示した説明図であ
る。第符号の説明 11図は第10図に示す高電圧スイッチ回路を示した説明図
である。 CP、CPa……昇圧回路 PP……昇圧回路の出力 CC……電源 VF……ツェナーダイオードのしきい値 BVJ……ツェナーダイオードの逆方向降伏電圧 Xpump……高電圧スイッチ回路 PPX、PPY……高電圧供給端 T……タイマー回路 C……コントロール信号発生回路 SA……センスアンプ回路 F……コントロールゲート電圧制御回路 Xdec(1)〜(128)……Xデコーダ回路 MSS……メモリーセル MM11……選択用セル MC……メモリーセルブロック MX……メモリーセルユニット G……ソース電圧制御回路 Ydec(1)〜(16)……Yデコーダ回路
昇圧回路の第1の実施例を示した説明図である。第2図
は昇圧回路のクランプ源の電流−電圧特性を示したもの
で、Ipumpはチャージポンプ回路の電流供給能力を示す
説明図である。第3図は本発明の不揮発性半導体記憶装
置に使用される昇圧回路を第6図に示すEEPROMに適用し
た時の各節点、各信号の電圧を示した説明図である。第
4図は本発明の不揮発性半導体記憶装置に使用される昇
圧回路の第2の実施例を示した説明図である。第5図は
第10図に示す高電圧スイッチ回路を示した説明図であ
る。第6図は16Kbit EEPROMの一部のブロック図を示し
た説明図である。第7図は第8図に示す従来の昇圧回路
を第6図に示すEEPROMに適用した時の各節点、各信号の
電圧を示した説明図である。第8図は従来の昇圧回路を
示した説明図である。第9図は従来の昇圧回路のクラン
プ源の電流−電圧特性を示した説明図である。第10図は
EEPROMに用いられるXデコーダ回路を示した説明図であ
る。第符号の説明 11図は第10図に示す高電圧スイッチ回路を示した説明図
である。 CP、CPa……昇圧回路 PP……昇圧回路の出力 CC……電源 VF……ツェナーダイオードのしきい値 BVJ……ツェナーダイオードの逆方向降伏電圧 Xpump……高電圧スイッチ回路 PPX、PPY……高電圧供給端 T……タイマー回路 C……コントロール信号発生回路 SA……センスアンプ回路 F……コントロールゲート電圧制御回路 Xdec(1)〜(128)……Xデコーダ回路 MSS……メモリーセル MM11……選択用セル MC……メモリーセルブロック MX……メモリーセルユニット G……ソース電圧制御回路 Ydec(1)〜(16)……Yデコーダ回路
Claims (1)
- 【請求項1】書き込みモード時に動作し、出力に書き込
み・消去電圧VPPを発生する第1の昇圧回路と、 少なくとも読み出しモード時に動作し、出力に電源電圧
VCC以上の電圧VKを発生する第2の昇圧回路と、 高電圧供給端を有し、選択されたワード線に書き込みモ
ード時は前記書き込み・消去電圧VPPを、読み出しモー
ド時は前記電源電圧VCC以上の電圧VKを供給する高電圧
スイッチ回路を具備するXデコーダ回路を有し、 前記第1および第2の昇圧回路は出力する最大平衡電圧
を設定する第1および第2のクランプ手段を有し、か
つ、それぞれの出力端が共通に接続されて前記Xデコー
ダ回路の前記高電圧供給端に接続して成ることを特徴と
する不揮発性半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13621988A JPH0736278B2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13621988A JPH0736278B2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01307097A JPH01307097A (ja) | 1989-12-12 |
JPH0736278B2 true JPH0736278B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=15170084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13621988A Expired - Fee Related JPH0736278B2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736278B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2918723B2 (ja) * | 1991-09-19 | 1999-07-12 | 三菱電機株式会社 | 半導体記憶装置 |
US6366519B1 (en) | 1995-03-09 | 2002-04-02 | Macronix International Co., Ltd. | Regulated reference voltage circuit for flash memory device and other integrated circuit applications |
-
1988
- 1988-06-02 JP JP13621988A patent/JPH0736278B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01307097A (ja) | 1989-12-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |