JPH073622U - 生理用ナプキン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の生理用ナプキンは使用者に心地よく
しながら身体や衣服の汚れを防止することによって月経
期間中の使用者を有効に保護することを目的とする。 【構成】 本考案の生理用ナプキンは中心吸収性パッド
とそのパッドの各縦方向縁から延在するフラップを有し
ている。各フラップの本体は可撓軸を有し、その周囲で
フラップはそれ自体の上に折りたたむことができる。こ
のナプキンは好ましくは各フラップと中心吸収性パッド
の間で接合線に沿って曲がる。このナプキンをパンティ
に用いるとき、各フラップはフラップと中心吸収性パッ
ドの間で接合線で上方に曲がって壁のベースを形成す
る。この壁はパンティの股部分の縁の周囲に折りたたま
れるフラップ本体の可撓軸に延長している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、生理用ナプキンに関する。更に詳細には、本考案は、中心吸収性パ ッドの各縦方向端から延出するフラップを含む中心吸収性パッドを具備する生理 用ナプキンに関する。各フラップの本体は、フラップがその回りでそれ自体上に 折り重なることができる可撓軸（flexible axis ）を含む。生理用ナプキンは、 各フラップと中心吸収性パッドの縦方向端との接合線（line of juncture）にお いて優先的に曲がる。生理用ナプキンが使用するためにパンティー内にあるとき には、各フラップは、フラップと中心吸収性パッドの縦方向端との接合線におい て上方に曲がって壁の基端を形成する。壁は、パンティーの股部分の端の回りで 折られるフラップの本体内の可撓軸に延出する。本考案の生理用ナプキンは、パ ンティー、体および衣服が汚れるのを防止し、一方同時に最大限の心地良さを与 えることによって月経期間に使用者に極めて有効な保護を与える。

【０００２】

【従来の技術と解決しようとする課題】

米国特許第２，７８７，２７１号明細書は、長方形の中心パッドおよびパッド と一体的に作られた一対の横方向フラップを具備する生理用ナプキンを記載して いる。これらのフラップは、下方向に折りかつ着用者の腿の対向内面にもたれて 、通常衣服を汚すであろう中心パッドからのオーバーフローを阻止するのに適し ている。この生理用ナプキンは、横方向フラップが中心パッドのそれぞれの側部 を規定する平行なヒンジ直線に沿って下方に曲がるであろうように製造される。 中心パッドは、柔軟な吸収性繊維状物質、例えば吸収性綿であり、かつ断続せず に横方向フラップ内に延出する芯本体を有する。ヒンジは、中心パッド内の芯本 体の横方向縁に沿って圧縮することによって（例えば比較的に鋭角のプレス工具 で蒸気プレスすることによって）形成される。

【０００３】 米国特許第３，３９７，６９７号明細書、下着用の使い捨て生理用遮蔽物を記 載している。この物品は、中間首状部分によって接合される少なくとも２つのパ ネルに分けられた可撓性材料の細長いシートからなる。首状部分に隣接するパネ ルの一方の端部分は、互いに折り重なり、かつパンティー下着の股部分を閉じ込 めかつ囲むのに適した対向翼状フラップからなる。パンティーの股部分の幅は、 このように、パンティーの股部分と自由に滑動可能な関係にある包囲吸収性バン ドによって制限される。

【０００４】 米国特許第４，２８５，３４３号明細書は、横方向に延出する側部パネルを有 する細長い中心吸収性パッドエレメントを具備する生理用ナプキンを記載してい る。側部パネルは、中心エレメントと一体と形成されるか、別体に形成され、か つ中心吸収性パッドの縦方向端に固着され得る。中心エレメントと側部パネルと の間の共通接合線は、各側部パネルが使用時に中心吸収性パッドのそれぞれの横 方向端の回りで折られ、かつ中心エレメントの後側に向けて折られ得るように可 撓性でなければならない。使用中、中心エレメントは、下着の股部分の内側に接 着的に固着され、そして各側部パネルは、折り重ねられて下着の股部分の外面の 少なくとも半分を包囲する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、液体透過性トップシート、液体不透過性バックシートおよびトップ シートとバックシートとの間に介在された吸収性芯を具備する中心吸収性パッド を包含する生理用ナプキンに関する。中心吸収性パッドの各縦方向端（長手方向 端）は、それから延出するフラップを有する。生理用ナプキンは、各フラップと 中心吸収性パッドの縦方向端との接合線において優先的に曲がる。各フラップは 、好ましくは、液体透過性トップシート、液体不透過性バックシートおよびトッ プシートとバックシートとの間に介在された吸収性芯を具備する。さらに、各フ ラップは、フラップをそれ自体上に折り重ねさせる、フラップの本体内に配設さ れた可撓軸を有する。好ましい具体例においては、各フラップ全部が可撓性であ る。

【０００６】 本考案の生理用ナプキンは、多数の利益を提供する。生理用ナプキンが使用状 態にあるとき、ガスケット様シールが、フラップの本体内の可撓軸に沿って使用 者の体とフラップとの間に形成される。このシールは、経血がフラップの本体内 の可撓軸を超えて浸透することを防止するのを助長する。さらに別の利益は、生 理用ナプキンが各フラップと中心吸収性パッドの縦方向端との接合線において優 先的に曲がることから生ずる。後述の固有バンチング（bunching）は、後述の流 れチャンネル（channels）を本質上中心吸収性パッド内にだけ生じさせ、即ちフ ラップ内には生じさせない。また、生理用ナプキンは、流れチャンネルが形成さ れる前には、後述のかなりの強制バンチング（forced bunching ）に耐えること ができる。更に、強制バンチングが流れチャンネルを生じさせるのに十分な程厳 しいとしても、チャンネルは、中心吸収性バッドに限定され、それ故ガスケット シールは元のままであり、このようにして経血がフラップの本体内の可撓軸を超 えて浸透することを防止するのを助長する。最後に、強制バンチングが流れチャ ンネルが中心吸収性パッドおよびフラップの両方で形成される程大きいとしても 、経血は、フラップの本体内の可撓軸を超えて浸透しないようにされる。

【０００７】

【実施例】

本考案の生理用ナプキンの好ましい具体例は、図１および図２に示される。生 理用ナプキンは、一般に参照番号１０によって言及される。生理用ナプキン１０ は、一般に参照番号１２によって言及される中心吸収性パッドを具備する。中心 吸収性パッド１２は、液体透過性トップシート１４、吸収性芯１６および液体不 透過性バックシート１８からなる。取外自在の剥離ライナー２２によってカバー される接着剤層２０が、バックシート１８に固着されている。フラップ２４およ び２４′は、中心吸収性パッド１２の各縦方向端から延出している。フラップ２ ４および２４′は、好ましくは類似の形状を有し、それ故フラップ２４の詳細な 説明は、２４′に適用可能であることが理解されるであろう。接合線２６は、フ ラップ２４が中心吸収性パッド１２の縦方向端と接合するところに形成される。 フラップ２４は、液体透過性フラップトップシート２８、フラップ吸収性芯３０ および液体不透過性フラップバックシート３２を具備する。フラップ２４は、軸 （axis）３４に沿って可撓性である。取外自在の剥離ライナー３８によってカバ ーされているフラップ接着剤の層３６は、フラップバックシート３２の外端に沿 って固着されている。

【０００８】 トップシート１４は、液体透過性であり、そして生理用ナプキン１０の使用時 に使用者の皮膚に近接する。トップシート１４は、適合性で柔軟な感じであり、 使用者の皮膚を刺激しない。それは、この種の用途用の通常の材料のいずれから も製造され得る。トップシート１４として利用できる好適な材料の非限定例は、 織成および不織ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、およびレーヨンおよ び成形熱可塑性フィルムであり、成形フィルムが好ましい。好適な成形フィルム は、米国特許第４，３２４，２４６号明細書および米国特許第４，３４２，３１ ４号明細書に記載されている。成形フィルムは、液体に対して透過性であり、依 然として非吸収性であるのでトップシート１４用に好ましい。このように、体と 接触している成形フィルムの表面は、乾燥したままであり、そして着用者に更に 心地良い。

【０００９】 本考案の好ましい具体例においては、トップシート１４の外面は、界面活性剤 で処理される。トップシート１４の外面を界面活性剤で処理することは、このよ うな表面を更に親水性にさせ、液体が表面が処理されなかった場合よりも迅速に トップシート１４に浸透させる。このことは、経血がトップシート１４を流れ去 って吸収性芯１６によって吸収されずに衣服および体を汚すであろう可能性を減 少する。界面活性剤は、トップシート１４の外面全体にわって実質上一様かつ完 全に分布されることが好ましい。このことは、当業者に周知の通常の技術のいず れによっても達成され得る。例えば、界面活性剤は、噴霧することにより、パジ ングにより、または転写ロールの使用によりトップシート１４に適用され得る。

【００１０】 好ましい具体例においては、トップシート１４の内面は、吸収性芯１６と接触 関係で固着されている。この接触関係は、液体が吸収性芯１６と接触していない 場合よりも迅速にトップシート１４に浸透させるようにする。トップシート１４ は、接着剤を好ましくは離間限定領域においてトップシート１４の内面に塗布す ることによって吸収性芯１６と接触状態に維持される。このような目的で使用さ れる好適な接着剤の例は、米国ペンシルバニア州フィラデルフィアのローム・エ ンド・ハース・カンパニー製のアクリル系乳濁液Ｅ−１８３３ＢＴおよびミネソ タ州セントポールのＨ．Ｂ．フラー・カンパニー製のアクリル系乳濁液ＷＢ３８ ０５である。接着剤は、界面活性剤がトップシート１４の外面に塗布されるのと 同一の方法によって塗布され得る。

【００１１】 図１および図２を再び参照すると、吸収性芯１６は、トップシート１４とバッ クシート１８との間に位置付けされることがわかる。吸収性芯１６は、経血を吸 収する吸収手段を提供する。吸収性芯１６は、一般に圧縮性、適合性であり、使 用者の皮膚を刺激しない。それは、このような目的で技術上使用される如何なる 材料からも構成できる。例えば、好適な材料は、ティシュペーパーまたは繊維化 粉砕パルプ（エアフィルタとして既知）の層であり、繊維化粉砕パルプが好まし い。

【００１２】 バックシート１８は、液体に対して不透過性であり、従って吸収性芯１６から 絞り出されることのある経血が使用者の体または衣服を汚すのを防止する。この ような目的で技術上使用される如何なるバックシート材料も、本考案で利用でき る。好適な材料は、エンボスまたは非エンボスポリエチレンフィルムおよび積層 ティシュである。

【００１３】 バックシート１８の外面は、接着剤２０で被覆される。接着剤２０は、中心吸 収性パッド１２をパンティーの股部分内に固着させる手段を提供する。このよう な目的で技術上使用される如何なる接着剤またはグルーも、本考案で使用でき、 感圧接着剤が好ましい。好適な接着剤は、センチュリー・アドヘシブズ・コーポ レートョン製のセンチュリー（Century ）Ａ−３０５−IVおよびナショナル・ス ターチ・カンパニー製のインスタント・ロック（Instant Lok ）３４−２８２３ である。また、生理用ナプキン１０が使用状態に置かれる前に、感圧接着剤２０ は、取外自在の剥離ライナー２２でカバーされて接着剤２０が使用前に乾燥した りパンティーの股部分以外の表面に粘着しないようにすべきである。このような 目的で通常使用される如何なる商業上入手可能な剥離ライナーも、本考案で利用 できる。好適な剥離ライナーの非限定例は、アクロシル・コーポレーション製の ＢＬ３０ＭＧ−Ａシロックス（Silox ）およびＢＬ３０ＭＧ−シロックス４Ｐ／ Ｏである。

【００１４】 中心吸収性パッド１２は、本質上如何なる寸法も有することができる。しかし ながら、接合線２６，２６′間の中心吸収性パッド１２の幅は、比較的全く狭い ことが好ましい。パンティーの股幅は、一般に約７．５ｃｍである。接合線２６ ，２６′間の中心吸収性パッド１２の幅が、パンティー股の幅よりも広いならば 、後述のように壁（wall）は形成されにくい。壁なしでは、本考案の生理用ナプ キンの多数の利益は、得られない。更に、一般に、中心吸収性パッド１２が狭け れば狭いほど、壁はより長い。

【００１５】 生理用ナプキン１０の全形状および使用は中心吸収性パッド１２を体との近接 状態に維持させるので、狭い中心吸収性パッド１２は有効でもあることにも留意 すべきである。中心吸収性パッド１２のこのような接近は、パッドをあるべきと ころ、即ち膣口において体に非常に近いところに正確に位置付ける。中心吸収性 パッド１２は、中心吸収性パッド１２に沿って流れる機会をもつ前に大部分の経 血を吸収できる。このように、中心吸収性パッド１２が広いことには何の利点も ない。接合線２６，２６′間の中心吸収性パッド１２の幅は、好ましくは約１〜 約１１．５ｃｍ、更に好ましくは約２〜約７ｃｍ、最も好ましくは約２〜約５ｃ ｍである。

【００１６】 中心吸収性パッド１２は、吸収すべき経血の全量よりもかなり大きい吸収能力 を有する必要はない。このように、中心吸収性パッド１２は、狭いことに加えて 、比較的非常に薄いことができる。更に、狭くかつ薄い中心吸収性パッド１２は 、使用者に極めて心地良い。

【００１７】 図１および図２を再び参照すると、フラップトップシート２８は、液体透過性 であって、液体をフラップトップシート２８を通して容易に浸透させる。更に、 それは、適合性であり、かつ着用者の皮膚を刺激しない。フラップトップシート ２８は、この目的で使用される通常の材料のいずれからでも製造され得る。前記 のようなトップシート１４として使用できるのと同一の材料が、フラップトップ シート２８用に使用され得る。また、トップシート１４の場合のように、そして 同一の理由で、フラップトップシート２８は、界面活性剤で処理でき、かつフラ ップ吸収性芯３０と接触関係にあるように固着され得る。このことは、前記のよ うに達成され得る。

【００１８】 フラップ吸収性芯３０は、フラップトップシート２８とフラップバックシート ３２との間に位置付けられる。フラップ吸収性芯３０は、吸収性芯１６によって 吸収されない経血を吸収する手段を提供する。フラップ吸収性芯３０は、一般に 圧縮性、適合性であり、かつ使用者の皮膚を刺激しない。それは、前記のような 中心吸収性芯１６を製造するのに使用できる材料のいずれからも製造され得る。

【００１９】 フラップバックシート３２は、液体に対して不透過性であり、それによってフ ラップ吸収性芯３０から絞り出される経血が使用者の体または衣服を汚すのを防 止する。フラップバックシート３２は、前記のようなバックシート１８を製造す るのに使用できる材料のいずれからも製造され得る。

【００２０】 フラップ接着剤３６は、フラップバックシート１８の外面に塗布される。フラ ップ接着剤３６は、パンティーの股部分の端の回りに包まれた後にフラップ２４ を所定位置に維持するのを助けるのに使用される。生理用ナプキン１０が、使用 のためにパンティー内に置かれるとき、フラップ接着剤３６は、パンティーの中 心股領域の内方部分または外方部分、または他のフラップの液体透過性上層に固 着される。接着剤２０用に使用されるのと同一の材料が、フラップ接着剤３６用 にも使用され得る。また、接着剤２０の場合のように、フラップ接着剤３６は、 好ましくは取外自在のフラップ剥離ライナー３８でカバーされる。剥離ライナー ２２用に使用されると同一の剥離ライナー材料が、フラップ剥離ライナー３８用 にも使用され得る。

【００２１】 図１および図２に示すように、トップシート１４およびフラップトップシート ２８は、シーム３９に沿って、それぞれバックシート１８およびフラップバック シート３２に固着されている。シーム３９は、この目的で技術上通常使用される 如何なる手段、例えば接着、クリンブ加工または熱シールによっても形成され得 る。シーム３９を形成する別の手段として、トップシート１４およびフラップト ップシート２８は、吸収性芯およびバックシートの回りに個々または一緒に完全 に包まれ、そしてシーム３９を形成するのに使用されたのと同一の手段によって それら自体シールされ得る。

【００２２】 図１および図２を再び参照すると、フラップ２４は可撓軸３４を含む。後述の ように、フラップ２４は、使用時に、可撓軸３４に沿ってパンティーの股部分の 端の回りに折られる。可撓軸３４は、フラップの本体内に配置され、接合線２６ に沿っていないことが必須である。可撓軸３４が接合線に沿っていたならば、後 述のように、生理用ナプキン１０はフラップがそれ自体上に折り重ねられること のできる別の軸を有していないので、壁は形成されないであろう。

【００２３】 フラップ２４は、フラップ２４がそれ自体上に折り重なることができるように 可撓軸３４に沿って可撓性であることが必須である。このような可撓性は、良好 なガスケット様シールをフラップ２４内の外方折り目の端と使用者の体との間に 形成させる。それは、また、フラップ２４の外方部分（可撓軸３４を超える部分 ）が使用者の脚をすりむかないように、可撓軸３４を超えるフラップの部分をパ ンティー以下に折らせる。

【００２４】 多数の方法が、可撓軸３４を可撓性にさせるのに使用され得る。例えば、吸収 性芯は、可撓軸３４に沿って刻み目をつけられ、圧縮され、少なくされ、または 排除されることができる。可撓軸３４は、長さ７．６ｃｍであって試験機の傾斜 板の下端よりも２．５４ｃｍ上に維持されている可撓軸３４を使用してペンシル バニア州フィラデルフィアのスウイング・アルバート・インストルーメント・カ ンパニー製のＰＣＡスコア曲げ試験機でＴＡＰＰＩ標準条件下で測定して好まし くは約２００ｇ未満、更に好ましくは約５０ｇ未満、最も好ましくは約２５ｇ未 満の９０゜での曲げ抵抗性を有するような可撓性を有する。

【００２５】 フラップ２４は、本質上如何なる形状も有することができる。それは、生理用 ナプキン１０の縦方向端に沿って中心を置く必要はない。フラップの例示の形状 は、図３、図４および図５に示される。図３のフラップは、中心吸収性パッドの 縦方向端に沿って延出される。このような延出は、汚れを防止するための追加の 保護を与える。図５中の切欠き５０および５０′は、フラップにしわを生じさせ ずに、フラップをパンティーの股部分の端の回りに包むことを可能にさせる。

【００２６】 図１および図２を参照すると、接合線２６は、フラップ２４が中心吸収性パッ ド１２の縦方向端に出会うところに形成される。フラップ２４は、中心吸収性パ ッド１２と一体であるか、接合線２６において中心吸収性パッド１２に貼着され た別体の部材であるかのいずれかであることができる。トップシート１４および フラップトップシート２８および２８′は、材料の単一の連続片から切断され得 る。バックシート１８およびフラップバックシート３２および３２′は、液体不 透過性材料の単一片から切断され得る。

【００２７】 生理用ナプキンは、接合線２６および２６′において優先的に曲がることが必 須である。接合線２６および２６′は中心吸収性パッド１２の縦方向端よりも短 いので、生理用ナプキン１０は、接合線２６および２６′において優先的に曲が る。しかしながら、接合線２６および２６′が中心吸収性パッド１２と同一の長 さを有するならば、接合線２６および２６′は、生理用ナプキン１０が接合線２ ６および２６′おいて優先的に曲がるように可撓性にされなければならない。こ のことは、可撓軸３４を可撓性にさせるのに使用されたのと同一の方法によって 達成され得る。

【００２８】 使用時に、生理用ナプキン１０は、この目的用に周知の支持手段によって所定 位置に保持され得る。使用者の腰の回りに着用されたベルトが、使用され得る。 生理用ナプキンは、使用者の衣服にピンで止めることができる。好ましくは、生 理用ナプキンは、後述のように使用者のパンティー内に置かれる。

【００２９】 図６は、多くの女性によって一般に着用され、かつパンティーとして周知であ る種類の下着である。それは、前方セクション４０、後方セクション４２、およ び前方セクションと後方セクションとを接合する股部分４４を具備する。股部分 は、２つの側端４６および４６′、および中心股部分４８からなる。

【００３０】 本考案の生理用ナプキン１０は、剥離ライナー２２，３８および３８′を取り 外し、その後生理用ナプキンを図７に示されるようにパンティー内に置くことに よって使用される。中心吸収性パッド１２の中心は、パンティーの股部分４４内 に置かれ、中心吸収性パッド１２の一端は前方セクション４０に向けて延出し、 そして一端はパンティーの後方セクション４２に向けて延出し、そしてバックシ ート１８はパンティーの内面と接触している。接着剤２０は、中心吸収性パッド １２をこのような位置に維持する。フラップ２４および２４′は、可撓軸３４お よび３４′に沿ってパンティーの側端４６および４６′の回りに折られる。フラ ップ接着剤３６および３６′は、フラップ２４および２４′をこのような位置に 固着し、それによってフラップ２４および２４′が側端４６および４６′の回り で外れるようになることを防止するのを助長する。このように、フラップ２４お よび２４′は、それ自体上に折り重ねられる。

【００３１】 多数の利益が、本考案の生理用ナプキンの使用から得られる。フラップ２４お よび２４′は、図７に示されるようにパンティーの股部分４４の各端の回りに包 まれる。パンティー股のこのカプセル化は、経血がパンティーの中心股分分と接 触することを防止するのを助長する。このように、パンティーの中心股部分は、 汚されないであろう。

【００３２】 ２つの他の利益がある。１つは、その回りでフラップが折られる可撓軸（例え ば、フラップ２４および２４′の可撓軸３４および３４′）を含むフラップの部 分が体に対して優秀なガスケット様シールを与えることである。他の利益は、中 心吸収性パッド、例えば中心吸収性パッド１２が体と優秀な隣接関係に維持され ることである。

【００３３】 パンティーの股部分の端は、一般に弾性材料を含む。パンティーが着用される ときには、股部分の端の弾性体は、弾性体内のエネルギーおよびパンティーのフ ィットのため上方向の力、即ち体に対しての力を発生する。体とパンティーの股 部分の端との間に可撓軸、例えば可撓軸３４および３４′を置くことは、パンテ ィーの股部分の端によって発生された上方向の力を生じ、可撓軸を含むフラップ の部分を体に対してきちんと合うように押す。この結果、ガスケット様シールが 可撓軸に沿ってフラップと体との間に形成される。このことは、図８に図示され る。図８は、使用者上の所定位置にある図７の断面化生理用ナプキンおよびパン ティーを示す部分冠状（coronal ）図である（冠状図は、体の長軸を通過する前 方平面である）。ガスケット様シールは、経血が可撓軸を超えて浸透することを 防止するのを助長し、脚および隣接衣服の汚れを最小限にする。フラップを可撓 軸に沿って体に対してきちんと合うように押すことから得られる別の利益は、中 心吸収性パッドが体と近接され、かつ同じ形にされることである。このことも、 図８に図示される。体に対しての中心吸収性パッドの維持は、「良好な体接触」 として既知である。良好な体接触は、経血の横方向流に対するバリヤーを与える ので、有益である。このようなバリヤーなしでは、経血は、トップシートに沿っ て迅速に流れる傾向があり、それによって吸収性芯によって吸収される時間を余 り与えないであろう。吸収されなかった経血は、生理用ナプキンを超えて流れ、 そして衣服および体の汚れを生ずる。

【００３４】 固有バンチングは、使用のために生理用ナプキンをパンティー内に最初に置く ことから生ずる生理用ナプキンの横軸に沿ってのしわの形成である。このことは 、生理用ナプキンが縦軸に沿って本質上線状であるという事実、および生理用ナ プキンが置かれる体の解剖学的輪郭が本質上「ｕ」字形であるという事実による 。このように、生理用ナプキンが所定位置に置かれるや否や、その形状はその縦 軸に沿って本質上線状から「Ｕ」字形に変化される。この形状変化は、生理用ナ プキンの横軸に沿ってしわを作り、大部分のしわは、体の最大曲率点、即ち股領 域にある。

【００３５】 強制バンチングは、使用者の脚の動きによって生ずる横軸または縦軸のいずれ かに沿っての生理用ナプキンのしわ形成である。

【００３６】 しわに沿っては体接触がほとんどないから、経血はしわのトラフ（trough）に 沿って容易に流れるので、固有バンチングおよび強制バンチングによって作られ る生理用ナプキン内のしわは、流れチャンネルとして既知である。

【００３７】 本考案の生理用ナプキンは、各フラップと中心吸収性パッドの縦方向端との接 合線において優先的に曲がるという事実のため多数の利益を与える。特に、与え られる利点は、次のことである。 （１） 固有バンチングは、流れチャンネルを実質上中心吸収性パッド内にだけ 形成させ、フラップ内に形成させない。 （２） 本考案の生理用ナプキンは、流れチャンネルが作られる前、かなりの強 制バンチングに耐えることができる。 （３） 強制バンチングが流れチャンネルを作るのに十分な程厳しいとしても、 形成されるチャンネルは、本質上中心吸収性パッドに限定されるであろう。 （４） 強制バンチングは、流れチャンネルが中心吸収性パッドおよびフラップ の両方に作られる程大きいとしても、経血は、フラップの可撓軸を超えて浸透す ることが防止される。

【００３８】 本考案の生理用ナプキンは、各フラップと中心吸収性パッドの縦方向端との接 合線において優先的に曲がるので、これらの４つの利益が得られる。女性の股領 域の解剖学的特徴は、股幅が実質上台形であることであり、膣口に配置される股 の中心領域は台形の基端である。図１に示されるような本考案の生理用ナプキン が使用状態にあるときには、股領域の解剖学的特徴は、生理用ナプキンを各フラ ップと中心吸収性パッドの縦方向端との接合線において優先的に曲げさせる。こ の結果、生理用ナプキンは、中心吸収性パッドの各縦方向端において壁を形成す る。壁は、図８に図示されるように、フラップと中心吸収性パッド（２６，２６ ′）との接合線からフラップの可撓軸（３４，３４′）まで延出する。このよう に、使用時に、本考案の生理用ナプキンは井戸状形状を有し、パンティーの股部 分（４６，４６′）の端の回りに包まれる可撓軸（３４および３４′）同士を結 んで形成された平面は、接合線（２６および２６′）同士を結んで形成された平 面よりも高い。

【００３９】 本考案の生理用ナプキン内の固有バンチングは、実質上中心吸収性パッドに限 定される。本質上何の流れチャンネルも、壁には形成されない。理論によっては 限定せずに、流れチャンネルが形成されているとき、流れチャンネルを生ずるエ ネルギーは中心吸収性パッドを横切って伝達され、そして流れチャンネルは延出 されると信じられる。このことは、流れチャンネルが中心吸収性パッドの縦方向 端に達するまで進行する。各フラップと中心吸収性パッドの縦方向端との接合線 は、流れチャンネルを延出するエネルギーを解除すると信じられるので、流れチ ャンネルはこれよりも遠くには延出しない。このように、流れチャンネルは、ガ スケット様シールには達しないであろうし、それ故元のままであろう。経血が離 脱されるとき、ガスケット様シールは依然としてダムを形成し、そして経血の流 れを遮断するであろう。そして、経血は、吸収性芯によって吸収され得る。

【００４０】 強制バンチングによって生理用ナプキンに伝達されるエネルギーは、壁を各接 合線２６および２６′の回りに回転させる傾向があるので、本考案の生理用ナプ キンは、流れチャンネルが作られる前かなりの強制バンチングに耐えることがで きる。このような回転なしでは、流れチャンネルが形成されるであろう。事実、 生理用ナプキンが中心吸収性パッドの幅まで圧縮されるまで、強制バンチングは 、本考案の生理用ナプキンにおいては流れチャンネルを形成しない。

【００４１】 強制バンチングが流れチャンネルを作るのに十分な程厳しいとしても、チャン ネルは、実質上中心吸収性パッドに限定されるであろう。このことは、固有バン チングが流れチャンネルを中心吸収性パッド内にだけ形成するのと同一の理由で 真実である。それ故、ガスケット様シールは、元のままであり、そしてダムを形 成し、そして吸収性芯によって吸収できるまで経血の流れを遮断するであろう。

【００４２】 強制バンチングは、流れチャンネルが中心吸収性パッドおよびフラップの両方 に形成される程大きいとしても、経血は、フラップの可撓軸を超えて浸透するこ とが防止される。このような流れチャンネルは、ガスケット様シールを破壊する らしい。しかしながら、壁自体が経血の流れに対するバリヤーを形成するであろ うので、経血は、フラップの可撓軸を超えて浸透することが防止される。経血は 、ガスケット様シール内の破壊個所を浸透するためには壁を流れ上がらなければ ならないであろう。このことは、使用者が直立位置にあるときには重力に実質上 直接逆らっている。このように、壁自体が、経血の流れを防止する。

【００４３】 要するに、本考案の生理用ナプキンは、流れチャンネルを本質上中心吸収性パ ッド内にだけ形成し、このことはガスケット様シールを元のままにする。このよ うに、経血は、ガスケット様シールを超えては流れないであろう。しかしながら 、強制バンチングは、ガスケット様シールが破壊する程大きいとしても、壁は経 血の流れを防止する。

【００４４】 図９および図１０は、本考案の生理用ナプキンの別の具体例を図示する。これ らの図においては、図１および図２中の対応の特徴およびエレメントと実質上同 一である特徴およびエレメントは、同一に表示される。図１および図２中の対応 の特徴およびエレメントと機能的に類似である特徴およびエレメントは、３桁の 参照番号によって表示される。最後の２桁は、図１および図２で使用された参照 番号に対応する。従って、生理用ナプキン１１０の説明は、図１および図２に示 されるエレメントおよび特徴と同一または類似であるエレメントおよび特徴の冗 長な説明を含まない。むしろ、生理用ナプキン１１０の以下の説明は、主として それと図１の生理用ナプキン１０との間の差に向けられる。

【００４５】 図１０は、依然としてパンティーの股部分の端の回りに容易に包まれるのに十 分な程可撓性にさせるであろう吸収性芯のみを具備する可撓軸１３４を示す。更 に、フラップ１２４のフラップ吸収性芯１３０は、フラップ全体にわたって本質 上均一である。このように、フラップ１２４の本体内の如何なる軸も、可撓軸１ ３４として使用できる。フラップ１２４は、前記技術によって測定して好ましく は約２００ｇ未満、更に好ましくは約５０ｇ未満、最も好ましくは約２５ｇ未満 の９０゜を通しての曲げ抵抗性を有するような可撓性を有する。このようなフラ ップ１２４が使用されるとき、フラップ吸収性芯１３０は、ティシュペーパーの 層からなることが好ましい。

【００４６】 前記のような全可撓性は、パンティーの股部分の端の自然通路を変える必要な しに、フラップ１２４をパンティーの股部分の端の回りに包ませる。このように 、パンティーの股部分の端は、図１中の生理用ナプキン１０のような生理用ナプ キンの場合に必須であるようにフラップの可撓軸にフィットさせるために延伸さ れる必要はない。更に、パンティーの股部分の端の自然通路は、生理用ナプキン が使用のために所定位置にあるときに、最高の壁を形成させ、そして経血の流れ に対する最大のバリヤーを与える。図１１は、使用者上の所定位置にある図６の 断面化パンティーおよび図９の断面化生理用ナプキンを示す部分冠状図である。

【００４７】 図１の生理用ナプキン１０と図９の生理用ナプキン１１０との間の別の相異点 は、後者が本質上無数の可撓軸を包含するが、前者においては各可撓軸が独特の （または一定の）ヒンジ手段からなることである。

【００４８】 最小量のフラップ吸収性芯１３０だけ、またはフラップ吸収性芯１３０が全く ないことが、経血による汚れの防止に不利ではないことに留意することは、重要 である。このことは、壁の主機能が吸収よりもむしろ経血収納であるという事実 による。中心吸収性パッド１２は、大部分の経血を吸収する。更に、最小量のフ ラップ吸収性芯は、余り嵩高ではなく、それ故使用者に更に心地良い。

【００４９】 本考案は例示の具体例を参照して記載されていること、および変形および修正 は本考案の範囲および精神を逸脱せずに前記具体例に施すことができることは、 当業者によって理解されるであろう。

【提出日】平成６年１月２７日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】 米国特許第４，２８５，３４３号明細書は、横方向に延出する側部パネルを有 する細長い中心吸収性パッドエレメントを具備する生理用ナプキンを記載してい る。側部パネルは、中心エレメントと一体と形成されるか、別体に形成され、か つ中心吸収性パッドの縦方向端に固着され得る。中心エレメントと側部パネルと の間の共通接合線は、各側部パネルが使用時に中心吸収性パッドのそれぞれの横 方向端の回りで折られ、かつ中心エレメントの後側に向けて折られ得るように可 撓性でなければならない。使用中、中心エレメントは、下着の股部分の内側に接 着的に固着され、そして各側部パネルは、折り重ねられて下着の股部分の外面の 少なくとも半分を包囲する。 上記米国特許４，２８５，３４３号明細書開示の側部パネルは、中心吸収性パ ッドエレメントと同様の厚い吸収芯を備えるので剛性が高い。そこで接合線にお いて側部パネル全体が中心吸収性パッドエレメントの後方に向けて折られるよう に接合線に吸収芯が存在しないヒンジ部が構成されている。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００４９

【補正方法】変更

【補正内容】

【００４９】 本考案は例示の具体例を参照して記載されていること、および変形および修正 は本考案の範囲および精神を逸脱せずに前記具体例に施すことができることは、 当業者によって理解されるであろう。

【考案の効果】

本考案の生理用ナプキンは、接合線において中心吸収性部材とフラップとの間 が優先的に折れ曲がり、接合鏡より横方向外方に離れているフラップ上の可撓軸 においてフラップが折り重なることができるから、中心吸収性部材がパンティー の股部分の幅より狭い場合であっても、フラップが既述した壁を構成することに なり、以て漏れにより体及び衣服が汚れるおそれを格段に軽減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の好ましい生理用ナプキンの平面図。

【図２】図１の２−２線に沿ってとられた断面図。

【図３】本考案の生理用ナプキンの別の具体例の一部分
の平面図。

【図４】本考案の生理用ナプキンの別の具体例の一部分
の平面図。

【図５】本考案の生理用ナプキンの別の具体例の一部分
の平面図。

【図６】本考案の具体例を組み込める通常のパンティー
の正面図。

【図７】図６の７−７線に沿ってとられ、かつその中に
配置された図１に示されるような生理用ナプキンを有す
る図６のパンティーの断面図。

【図８】使用者上の所定位置にある図７の断面化生理用
ナプキンおよびパンティーを示す部分冠状図。

【図９】本考案の生理用ナプキンの別の具体例の平面
図。

【図１０】図９の１０−１０線に沿ってとられた断面
図。

【図１１】使用者上の所定位置にある図６の断面化パン
ティーおよび図９の断面化生理用ナプキンを示す部分冠
状図。

【符号の説明】

１０ 生理用ナプキン １２ 中心吸収性パッド １４ 液体透過性トップシート １６ 吸収性芯 １８ 液体不透過性バックシート ２０ 接着剤層 ２２ 剥離ライナー ２４，２４′ フラップ ２６，２６′接合線 ２８，２８′ 液体透過性フラップトップシート ３０，３０′ フラップ吸収性芯 ３２，３２′ 液体不透過性フラップバックシート ３４，３４′ 可撓軸 ３６，３６′ フラップ接着剤の層 ３８，３８′ 剥離ライナー １１０ 生理用ナプキン

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【手続補正書】

【提出日】平成６年１月２７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（ａ） 液体透過性トップシート、液体不
   透過性バックシート、前記トップシートと前記バックシ
   ートとの間に介在された吸収性芯、前記バックシートの
   外面に設けられた感圧接着剤、および前記バックシート
   の前記外面に対向して前記接着剤に貼着された取外し自
   在の剥離ライナーを含んでなる、経血を吸収する中心吸
   収性部材、 （ｂ） 前記中心吸収性部材の夫々の縦方向端に固着
   し、且つ横方向外方に延出し、その各々が液体透過性フ
   ラップトップシートと液体不透過性フラップバックシー
   トを含んでなり、かつ縦方向に伸びる可撓軸を含み、そ
   の軸の回りのＰＣＡスコア曲げ試験機に依って測定され
   る９０゜での曲げ抵抗が５０ｇ未満であり、従ってそれ
   自体の上に折り重ねることができるフラップ （ｃ） 各フラップが前記中心吸収性部材と出会うとこ
   ろに形成される前記各可撓軸より横方向内方に離れてい
   る接合線、 を有する生理用ナプキンで、前記生理用ナプキンは各接
   合線で優先的に折り重なり、且つ、その縁で弾性があり
   中心吸収性部材の巾よりも広い巾を有する股部分を持つ
   パンティを着用する直立位置にある女性の体に使用する
   際は前記可撓軸によって規定される平面が前記接合線に
   よって形成される平面の上方にあり、且つ、それぞれの
   フラップが一つの前記縦方向の端から一つの前記可撓軸
   までの壁として延出して折り重ねられ、パンティの一つ
   の前記端縁の回りでそれ自体上に折り重ねられたままに
   なる生理用ナプキン。
2. 【請求項２】感圧性フラップ接着剤が前記フラップバッ
   クシートの外面に貼着され、取外し自在の剥離ライナー
   によって覆われ、パンティの中央股領域の内側または外
   側部面の外面に、または他のフラップの液体透過性トッ
   プシートに確保されるように位置している請求項１に記
   載の生理用ナプキン。
3. 【請求項３】中心吸収性部材の巾が２〜７センチメート
   ルである請求項１にまたは２記載の生理用ナプキン。
4. 【請求項４】前記の巾が２〜５センチメートルである請
   求項３に記載の生理用ナプキン。
5. 【請求項５】９０゜の曲げ抵抗が２５ｇ未満である請求
   項１〜４のいずれかに記載の生理用ナプキン。
6. 【請求項６】各々のフラップが前記フラップトップシー
   トと前記フラップバックシートとに介在するフラップ吸
   収芯を有する請求項１〜５のいずれかに記載の生理用ナ
   プキン。
7. 【請求項７】前記可撓軸の各々が一定のヒンジ手段を有
   する請求項１〜６のいずれかに記載の生理用ナプキン。