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JPH0736089U - 時 計 - Google Patents

時 計

Info

Publication number
JPH0736089U
JPH0736089U JP6600393U JP6600393U JPH0736089U JP H0736089 U JPH0736089 U JP H0736089U JP 6600393 U JP6600393 U JP 6600393U JP 6600393 U JP6600393 U JP 6600393U JP H0736089 U JPH0736089 U JP H0736089U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
gear
hand
pinion
timepiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6600393U
Other languages
English (en)
Inventor
閲雄 中田
Original Assignee
リズム時計工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リズム時計工業株式会社 filed Critical リズム時計工業株式会社
Priority to JP6600393U priority Critical patent/JPH0736089U/ja
Publication of JPH0736089U publication Critical patent/JPH0736089U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度および噛み合いに関する歯車の機能を低
下させることなく薄型化を図ることができる時計を提供
する。 【構成】 第2のスッテッピングモータ31で駆動され
た回転を秒針軸33aに伝達するロータ31bの輪歯部
分31c、第2の5番車32の輪歯部分322、カナ部
321および秒針歯車331の輪歯部分として、例えば
中心軸に対して歯が45°傾いて配置されたヘリカルギ
アが用いられている。このようなヘリカルギアは平歯車
に比べると噛み合い率が大きく、ギアの薄型化による時
計の薄型化が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータからの回転を針車に伝達するギアに特徴を有する時計に関し 、特に薄型化を可能とするヘリカルギアを用いた時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば腕時計や置き時計などの時計には薄型化の要請がある。時計を薄型化す るには、歯車などの部品を薄型化する必要がある。従来の時計では、回転駆動モ ータからの回転を秒針、分針あるいは時針などに伝達する機構には、通常、図4 に示すような回転軸に沿った歯を有し、歯幅が例えば0.6mmの平歯車が用い られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような平歯車を用いた時計では,薄型化することによ り歯幅が狭くなると、噛み合う面積が縮小し、強度低下および噛み合い外れなど の問題が生じる。 特に、比較的高速に回転する秒針に対して回転を伝達する機構に用いられる歯 車においては、薄型化することによる強度低下および噛み合い外れなどの問題を 無視することができない。 また、ステッピングモータからの駆動による高速回転を伝達する機構において は、ロータ部の回転軸方向の振動による衝突音が生じるという問題がある。
【0004】 本考案は、上述した従来技術の問題に鑑みてなされ、強度および噛み合いに関 する歯車の機能を低下させることなく薄型化を図ることができる時計を提供する ことを目的とする。 また、本考案は、騒音の発生を抑制できるできる時計を提供することを目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の時計は、モータが駆動した回転を針車に伝達するための少なくとも1 組のヘリカルギアを有する。
【0006】
【作用】
本考案の時計では、モータが駆動した回転は、少なくとも1組のヘリカルギア を介して針車に伝達される。 ヘリカルギアは、平歯車に比べて噛み合い率が大きく、強度および噛み合い特 性において優れており、平歯車に比べて薄型化が可能であるその結果、ヘリカル ギアを用いた部分を薄型化でき、その結果、時計全体の薄型化を図ることができ る。
【0007】
【実施例】
図1は本考案に係る時計の一実施例を示す断面図、図2は本考案に係る時計の 平面図である。 図1、図2において10は時計本体、20は分針駆動系、30は秒針駆動系、 40は時針車、50は中間車としての日の裏車、60は手動修正軸をそれぞれ示 している。
【0008】 時計本体10は、下板11と上板13とで形成される空間内のほぼ中央部に中 板12が配設され、空間内の下板11、中板12、上板13の所定の位置に対し て、分針駆動系20、秒針駆動系30、時針車40、日の裏車50および手動修 正軸60が固定あるいは軸支されている。
【0009】 中板12には、分針車24の分針パイプ241が軸支される貫通口が形成され ている。 分針駆動系20は、第1のステッピングモータ21、第1の5番車22、3番 車23および分針車24により構成されている。 第1のステッピングモータ21は、ステータ21aが下板11に載置され、ロ ータ21bが下板11と上板13とに軸支されており、図示しない制御系により 回転方向、回転角度および回転速度が制御される。
【0010】 第1の5番車22は、下板11および上板13に軸支され、輪歯部分が第1の ステッピングモータ21のロータ21bと噛合されて、ロータ21bの回転速度 を所定速度に減速させる。 3番車23は、カナ部の一端が上板13に軸支され、他端側が中板12を貫通 した状態で配設されており、輪歯部分が第1の5番車22のカナ部と噛合されて いる。
【0011】 分針車24は、分針歯車243および分針パイプ241で構成され、中央部に 貫通口241aが形成された略T字形状をなし、分針パイプ241の一端が中板 12に軸支され、他端側の軸部は下板11を貫通し時計の文字板などが形成され る表面側に突出した時針車40の時針パイプ401の貫通口40aに貫挿されて おり、その先端には図示しない分針が取り付けられる。 分針車24は、60分に1回転するように構成されており、また、上述したよ うに分針パイプ241に設けられた貫通口241aには秒針軸33aが貫挿され ており、分針歯車243は3番車23のカナ部231と噛合されている。
【0012】 秒針駆動系30は、第2のステッピングモータ31、第2の5番車32および 秒針車33により構成されている。 第2のステッピングモータ31は、ステータ31aが下板11に載置され、ロ ータ31bが下板11と上板13とに軸支されており、図示しない制御系により 回転方向、回転角度および回転速度が制御される。ロータ31bの側面には輪歯 部分31cが形成されており、輪歯部分31cは第2の5番車32の輪歯部分3 22と噛合されている。
【0013】 第2の5番車32は、下板11および上板13に軸支され、上述したように輪 歯部分322が第2のステッピングモータ31のロータ31bに形成された輪歯 部分31cと噛合されて、ロータ31bの回転を所定速度に減速させて秒針車3 3の秒針歯車331に伝達する。
【0014】 秒針車33は、その軸部の一端が上板13に軸支され、他端側は中板12を下 板11側に貫通し、その他端側には秒針軸33aが結合されている。 秒針軸33aは、上述した下板11を貫通し時計の文字板などが形成される表 面側に突出した分針パイプ241の貫通口241aに貫挿されており、その先端 には図示しない秒針が取り付けられる。 秒針車33の秒針歯車331は、60秒に1回転するように、その輪歯部分が 第2の5番車32のカナ部321と噛合されている。
【0015】 本実施例の時計においては、ロータ31bの輪歯部分31c、第2の5番車3 2の輪歯部分322、カナ部321および秒針歯車331の輪歯部分として、例 えば図3に示すように中心軸に対して歯が45°傾いて配置されたヘリカルギア が用いられている。 このようなヘリカルギアを用いれば、同一の厚さの平歯車に比べて、歯幅を広 くすることができ、噛み合い率を大きくすることができる。例えば、厚さ0.6 mmの平歯車の歯幅は0.6mmであるが、同じ厚さで歯が45°傾いて配置さ れたヘリカルギアの歯幅は0.6/cos(45°)≒0.85mmであり、厚 さを変えずに歯幅を40%以上広くすることができる。
【0016】 そのため、ロータ31bの輪歯部分31c、第2の5番車32の輪歯部分32 2、カナ部321および秒針歯車331の輪歯部分の厚さを薄くしても、従来の 平歯車を用いた場合と同様の強度および噛み合いにおける特性を得ることができ る。その結果、ロータ31bの輪歯部分31c、第2の5番車32の輪歯部分3 22、カナ部321および秒針歯車331の輪歯部分の厚さを薄型化することが でき、それに応じて、時計をさらに薄型化することが可能となる。 秒針軸33aは比較的高速で回転し、比較的強いトルクが働くため、秒針車3 3aに回転を伝達する歯車などにヘリカルギアを用いることは時計の薄型化を図 る上で特に有効である。 また、このようなヘリカルギアを用いれば、ロータ31bの輪歯部分31c、 第2の5番車32の輪歯部分322、カナ部321および秒針歯車331の輪歯 部分には、噛合されて回転しているときに、ヘリカルギアの歯の傾きに応じた一 方向に押さえつける力が働く。この力は、上記ヘリカルギアの回転時において、 例えば製造時に生じた部品の寸法誤差や部品の磨耗などに起因して生じる振動を 抑制する働きをする。 さらに、このようなヘリカルギアを用いれば、平歯車に比べて大きな噛み合い 率を得られる結果、回転時における騒音を5〜10%低下させることができる。
【0017】 時針車40は、中央部に貫通口40aが形成された略T字形状をなし、時針パ イプ401および時針歯車402で構成され、時針歯車402が時計本体10内 に配設され、時針パイプ401は下板11を貫通して時計の文字板側に突出して おり、その先端には図示しない時針が取り付けられる。 時針車40は、1時間で30度回転し、12時間で1回転するように構成され ており、また、貫通口40aには分針パイプ401が貫挿されている。
【0018】 日の裏車50は、下板11に形成された突部11aに対して軸支されており、 日の裏歯車51とその下方に設けられたカナ部52とを有する。日の裏歯車51 の輪歯部分は分針パイブ241のカナ部242と噛合されている。カナ部52は 時針歯車402の輪歯部分と噛合されている。日の裏車50は分針車24の回転 速度を所定速度に減速して時針車40に伝達する役割を有する。
【0019】 また、日の裏車50は、N(Nは正の整数)時間に1回転するように構成され ており、その輪歯部分は、手動修正軸60の修正カナ60aと噛合するように配 設されている。
【0020】 手動修正軸60は、略T字形状をなし、その先端の修正カナ60aは上板13 に形成された開口13bを貫挿した状態で下板11に形成された突部11bに対 して軸支されており、頭部60bは上板13から時計本体10外に突出した状態 で配置されている。 手動修正軸60は、分針車24と同位相で、60分に1回転するように構成さ れており、上述したように修正カナ60aに日の裏車50の輪歯部分が噛合され 、分針駆動系20により分針車24が駆動されているときには日の裏車50を介 して分針車24と同相で回転するとともに、分針駆動系20の非作動時には、頭 部60bを回転させることにより指針位置を手動修正可能に構成されている。
【0021】 次に、上記構成による動作を説明する。なお、ここでは、分針駆動系20およ び時針車40の動作は秒針駆動系30の動作と略同様であるので省略する。 たとえば、図示しない制御系から動作指示を受けた秒針駆動系30の第2のス テッピングモータ31は所定速度で回転する。 第2のステッピングモータ31のロータ31bの回転は輪歯部分31cと噛合 された第2の5番車32に伝達され、第2の5番車32の回転はカナ部321と 噛合された秒針歯車331に伝達され、秒針軸33aは回転する。 このとき、輪歯部分31c、輪歯部分322、カナ部321および秒針歯車3 31の輪歯部分に用いられたヘリカルギアは、その回転に応じた力によって、例 えば上板13の方向に押さえつけられ、前述したような回転時に生じる振動が抑 制される。
【0022】 また、手動修正時は、手動修正軸60の頭部60bが、手動で時計回り方向あ るいは反時計回り方向に回転される。 手動修正軸60の回転は、日の裏車50を介して分針車24の分針パイプ24 1に伝達されるとともに、日の裏車50のカナ部を介して時針車40に伝達され る。 このとき、分針車24の分針パイプ241は手動修正軸60と同相であるため 、手動修正軸60と同速度で回転し、また、時針車40は減速された所定速度で 回転する。
【0023】 この手動修正時には、手動修正軸60の回転は、上述したように日の裏車50 を介して分針車24の分針パイプ241に伝達される。
【0024】 上述したように、本実施例の時計では、ヘリカルギアを用いることで歯車など の薄型化を図ることができる。例えば、重合配置する秒、分および時の表示車に 使用すれば時計の薄型化を図る上で特に有効である。 本考案は上述した実施例に限定されない。例えば、ヘリカルギアの歯の傾き角 度は上述した45°に限らず、関連する部品の形状などの応じて種々に改変でき る。 また、上述した実施例では、秒針駆動系30の部品であるロータ31bの輪歯 部分31c、第2の5番車32の輪歯部分322、カナ部321および秒針歯車 331の輪歯部分にヘリカルギアを用いる場合について例示したが、分針駆動系 20および時針車40の部品である例えば第1の5番車22や時針車40などに ヘリカルギアを用いてもよい。
【0025】
【考案の効果】
本考案の時計によれば、モータが駆動した回転を針車に伝達するための少なく とも1組のヘリカルギアを有することで、この部分においてギアの薄型化を図る ことができる。すなわち、ヘリカルギアは同一の厚さの平歯車に比べて噛み合い 率は大きく、ギアの薄型化を図ることができ、それに応じた時計の薄型化が図れ る。 特に、薄型化に応じて噛み合い外れおよび耐久性の問題が生じる高速回転車で あるロータと5番車とに用いることは有効である。
【0026】 また、本考案の時計によれば、モータが駆動する回転を針車に伝達する際に、 ヘリカルギアの歯の傾きに応じた一方向の力がヘリカルギアに対して働くことで 、例えば製造時に生じた部品の寸法誤差や部品の磨耗などに起因して生じる振動 が抑制される。 さらに、本考案の時計によれば、回転により発生するロータ部の回転軸方向の 振動による衝突音である騒音を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に時計の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す本考案の時計の一実施例を示す平面
図である。
【図3】図1に示す本考案の時計に用いられるヘリカル
ギアを説明するための図である。
【図4】従来の時計に用いられる平歯車を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10…時計本体 11…下板 12…中板 13…上板 20…分針駆動系 21…第1のステッピングモータ 22…第1の5番車 23…3番車 24…分針車 241…分針パイプ 241a…貫通口 243…分針歯車 243a…貫通口 30…秒針駆動系 31…第2のステッピングモータ 31b…ロータ 31c…輪歯部分(ヘリカルギア) 32…第2の5番車 321…カナ部(ヘリカルギア) 322…輪歯部分(ヘリカルギア) 33…秒針車 331…秒針歯車 40…時針車 401…時針パイプ 50…日の裏車(中間車) 60…手動修正軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータが駆動した回転を針車に伝達するた
    めの少なくとも1組のヘリカルギアを有する時計。
JP6600393U 1993-12-10 1993-12-10 時 計 Pending JPH0736089U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6600393U JPH0736089U (ja) 1993-12-10 1993-12-10 時 計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6600393U JPH0736089U (ja) 1993-12-10 1993-12-10 時 計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0736089U true JPH0736089U (ja) 1995-07-04

Family

ID=13303346

Family Applications (1)

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JP6600393U Pending JPH0736089U (ja) 1993-12-10 1993-12-10 時 計

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JP (1) JPH0736089U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51106466A (ja) * 1975-03-14 1976-09-21 Minoru Nakamura Injidoramukaitendejitarutokeino doramuhayaokurikiko
JPS5388766A (en) * 1976-12-21 1978-08-04 Seiko Epson Corp Wheel train for electronic watch

Patent Citations (2)

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