JPH0735390B2 - 抗腫瘍性白金化合物 - Google Patents
抗腫瘍性白金化合物Info
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- JPH0735390B2 JPH0735390B2 JP60136740A JP13674085A JPH0735390B2 JP H0735390 B2 JPH0735390 B2 JP H0735390B2 JP 60136740 A JP60136740 A JP 60136740A JP 13674085 A JP13674085 A JP 13674085A JP H0735390 B2 JPH0735390 B2 JP H0735390B2
- Authority
- JP
- Japan
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- group
- hydrogen atom
- groups
- general formula
- coordination compound
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F15/00—Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
- C07F15/0006—Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table compounds of the platinum group
- C07F15/0086—Platinum compounds
- C07F15/0093—Platinum compounds without a metal-carbon linkage
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、抗腫瘍性白金配位化合物およびその化合物を
含有する医薬組成物に関する。
含有する医薬組成物に関する。
[発明の背景] 一般にシスプラチン(cisplatin)として知られている
シス−ジアンミンジクロロ白金(II)がヒトのある種の
悪性腫瘍の治療に有効であることが1970年代の初期以来
知られている。しかしながら上記物質は毒性(特に腎毒
性)があり、かつ好ましくな副作用を誘発する。従っ
て、シスプラチンよりも更に広範囲の腫瘍スペクトルに
関して有効であるか、またはシスプラチンよりも更に高
活性および/または低毒性の類似化合物を探し求める試
みがなされてきた。
シス−ジアンミンジクロロ白金(II)がヒトのある種の
悪性腫瘍の治療に有効であることが1970年代の初期以来
知られている。しかしながら上記物質は毒性(特に腎毒
性)があり、かつ好ましくな副作用を誘発する。従っ
て、シスプラチンよりも更に広範囲の腫瘍スペクトルに
関して有効であるか、またはシスプラチンよりも更に高
活性および/または低毒性の類似化合物を探し求める試
みがなされてきた。
ケー・アール・ハラップ(K.R.Harrap)の報文[『白金
類似体:選択の判定基準』癌の化学療法第1巻1983年
(“Platium Analogues:Criteria for Selection"publi
shed in Cancer Chemotherapy,Vol.1,1983)]にはシス
プラチンの開発の歴史およびこれまでの第二世代の有効
な化合物を探し求める試みが記憶されている。この報文
によれば1979年に1055種の白金錯体がアメリカ合衆国国
立癌協会(US National Cancer Institute)によって試
験されたが、その僅か18%が抗腫瘍活性を示したにすぎ
なかった。その結果、抗腫瘍活性に関する基準要件が提
案されたが、実用的にはほとんど信頼がおけないもので
あることが明らかとなった。ハラップは、今までの知見
は一部のシスプラチンの類似体に対する初期の臨床試験
から利用できる非常に不確定かつ予備的なものにすぎな
いが、腎毒性の問題はこれらの誘導体の多くにおいてほ
ぼ回避されたと報告している。ただし、骨髄抑圧の問題
は未解決であった。
類似体:選択の判定基準』癌の化学療法第1巻1983年
(“Platium Analogues:Criteria for Selection"publi
shed in Cancer Chemotherapy,Vol.1,1983)]にはシス
プラチンの開発の歴史およびこれまでの第二世代の有効
な化合物を探し求める試みが記憶されている。この報文
によれば1979年に1055種の白金錯体がアメリカ合衆国国
立癌協会(US National Cancer Institute)によって試
験されたが、その僅か18%が抗腫瘍活性を示したにすぎ
なかった。その結果、抗腫瘍活性に関する基準要件が提
案されたが、実用的にはほとんど信頼がおけないもので
あることが明らかとなった。ハラップは、今までの知見
は一部のシスプラチンの類似体に対する初期の臨床試験
から利用できる非常に不確定かつ予備的なものにすぎな
いが、腎毒性の問題はこれらの誘導体の多くにおいてほ
ぼ回避されたと報告している。ただし、骨髄抑圧の問題
は未解決であった。
特定の種類の類似体がリサーチ・コーポレーション(Re
search Corp.)のイギリス特許第1380228号明細書に記
載されている。この明細書にはPt(II)およびPt(IV)
の様々なジアミンまたはビスアミン錯体(残基は置換ま
たは非置換マロネートまたはその誘導体例えばシクロブ
タンジカルボキシレートである)が記憶されている。ア
ミン部分がジアミである場合には、アミン部分の例とし
ては置換または非置換エチレンジアミンを挙げることが
できる。またアミン部分がビスアミンである場合には、
アミン部分の例としては、アンミン、低級アルキルアミ
ン(n−およびイソ−)、アリールアミン、アルアルキ
ルアミン、ヒドロキシ低級アルキルアミン、ヒドロキシ
ルアミン、アルコキシルアミン、複素環式アミンおよび
アミノ酸よりなる群から選択される同一または異なる物
質を挙げることができる。ハラップはジアンミン(2−
ヒドロキシマロネート)白金(II)(JM−5として知ら
れている)、ジアンミン(2−エチルマロネート)白金
(II)(JM−10)およびジアンミン(1,1−シクロ−ブ
タン(ジカルボキシレート))白金(II)(JM−8)の
3種の化合物に対する試験データを報告している。上記
の最後に述べた化合物はハラップにより臨床試験で再調
査された。JM−5とIM−10はスクリーニング試験結果に
おいて有望性は僅かであった。一方骨髄抑圧およびいく
らかの嘔吐性の問題はあるけれども、IM−8は第1期臨
床試験においてかなりの有望性を示した。
search Corp.)のイギリス特許第1380228号明細書に記
載されている。この明細書にはPt(II)およびPt(IV)
の様々なジアミンまたはビスアミン錯体(残基は置換ま
たは非置換マロネートまたはその誘導体例えばシクロブ
タンジカルボキシレートである)が記憶されている。ア
ミン部分がジアミである場合には、アミン部分の例とし
ては置換または非置換エチレンジアミンを挙げることが
できる。またアミン部分がビスアミンである場合には、
アミン部分の例としては、アンミン、低級アルキルアミ
ン(n−およびイソ−)、アリールアミン、アルアルキ
ルアミン、ヒドロキシ低級アルキルアミン、ヒドロキシ
ルアミン、アルコキシルアミン、複素環式アミンおよび
アミノ酸よりなる群から選択される同一または異なる物
質を挙げることができる。ハラップはジアンミン(2−
ヒドロキシマロネート)白金(II)(JM−5として知ら
れている)、ジアンミン(2−エチルマロネート)白金
(II)(JM−10)およびジアンミン(1,1−シクロ−ブ
タン(ジカルボキシレート))白金(II)(JM−8)の
3種の化合物に対する試験データを報告している。上記
の最後に述べた化合物はハラップにより臨床試験で再調
査された。JM−5とIM−10はスクリーニング試験結果に
おいて有望性は僅かであった。一方骨髄抑圧およびいく
らかの嘔吐性の問題はあるけれども、IM−8は第1期臨
床試験においてかなりの有望性を示した。
[発明の詳細な記述] 本発明者は、白金配位化合物錯体における配位子として
イギリス国特許第1380228号明細書に記載されたもの以
外の特定のアミンを使用しかつ残りの配位子としてマロ
ネートおよびその誘導体を含有する場合には、様々な腫
瘍に対して初期スクリーニングにおいて有望な結果をあ
たえることを見出した。
イギリス国特許第1380228号明細書に記載されたもの以
外の特定のアミンを使用しかつ残りの配位子としてマロ
ネートおよびその誘導体を含有する場合には、様々な腫
瘍に対して初期スクリーニングにおいて有望な結果をあ
たえることを見出した。
よって本発明者は本発明において、下記一般式を有する
白金配位化合物およびその置換誘導体を提供する。
白金配位化合物およびその置換誘導体を提供する。
[上記一般式において、 Aはアンミンであり; Bはシクロアルキルアミンであり;そして 二個のR基は同じであっても異なっていてもよく、水素
原子、低級アルキル、アリール、アルアルキル、アルケ
ニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ
および水酸基よりなる群から選択される基であるか、ま
たは隣接する炭素原子と共に結合してシクロアルキルま
たシクロアルケニル基を形成する、ただし、上記二個の
R基が、両方が水素原子である場合と水素原子とヒドロ
キシ基である場合とを除く] 本発明には、有効量の上記一般式によって表わされる白
金配位化合物を医薬的に許容し得る担体、希釈剤または
賦形剤と共に含有する医薬組成物も含まれる。この組成
物は経口的または非経口的に投与するのに好適である。
原子、低級アルキル、アリール、アルアルキル、アルケ
ニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ
および水酸基よりなる群から選択される基であるか、ま
たは隣接する炭素原子と共に結合してシクロアルキルま
たシクロアルケニル基を形成する、ただし、上記二個の
R基が、両方が水素原子である場合と水素原子とヒドロ
キシ基である場合とを除く] 本発明には、有効量の上記一般式によって表わされる白
金配位化合物を医薬的に許容し得る担体、希釈剤または
賦形剤と共に含有する医薬組成物も含まれる。この組成
物は経口的または非経口的に投与するのに好適である。
また本発明には、癌の治療用である上記一般式によって
表わされる白金配位化合物および上記化合物を用いる癌
の治療方法も含まれる。
表わされる白金配位化合物および上記化合物を用いる癌
の治療方法も含まれる。
本発明の化合物のシクロアルキルアミン部分は一般式 シクロ−CnR1 2n-1NH2 (一般式において、nは3乃至7、好ましくは4乃至7
の整数であり、R1基は好ましくは水素原子であるが、個
々のR1基としては低級アルキル基、ヒドロキシ基、アミ
ノ基等の置換基であってもよい)で表わされる。上記化
合物は、他の白金化合物を用いる治療において抵抗性を
有する腫瘍に対して特に強い活性、高い選択性および/
または低毒性を示すものである。最も好ましいシクロア
ルキルアミンはシクロブチルアミン、シクロペンチルア
ミンおよびシクロヘキシルアミンである。
の整数であり、R1基は好ましくは水素原子であるが、個
々のR1基としては低級アルキル基、ヒドロキシ基、アミ
ノ基等の置換基であってもよい)で表わされる。上記化
合物は、他の白金化合物を用いる治療において抵抗性を
有する腫瘍に対して特に強い活性、高い選択性および/
または低毒性を示すものである。最も好ましいシクロア
ルキルアミンはシクロブチルアミン、シクロペンチルア
ミンおよびシクロヘキシルアミンである。
本発明の化合物は二座マロネート、シクロアルキルジカ
ルボキシレートまたはシクロアルケニルジカルボキシレ
ート配位子を含み、これらの配位子は非置換でもまたは
置換されていてもよい。置換基の例としては、低級アル
キル(例、メチル、エチル、イソプロピル)、アリー
ル、アルアルキル(例、ベンジル)、アルケニル、シク
ロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシおよびヒド
ロキシ基を挙げることができる。好ましいR基として
は、それぞれが水素原子とメチル基、水素原子とエチル
基または水素原子とベンジル基である場合あるいは隣接
する炭素原子と共に結合してシクロブタンジカルボキシ
レートを形成する場合である。
ルボキシレートまたはシクロアルケニルジカルボキシレ
ート配位子を含み、これらの配位子は非置換でもまたは
置換されていてもよい。置換基の例としては、低級アル
キル(例、メチル、エチル、イソプロピル)、アリー
ル、アルアルキル(例、ベンジル)、アルケニル、シク
ロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシおよびヒド
ロキシ基を挙げることができる。好ましいR基として
は、それぞれが水素原子とメチル基、水素原子とエチル
基または水素原子とベンジル基である場合あるいは隣接
する炭素原子と共に結合してシクロブタンジカルボキシ
レートを形成する場合である。
一般に本発明の化合物は、第一工程にて錯体[シス−
(A)(B)PtI2]を生成させ、ついで第二工程にてこ
の錯体をアコ錯塩を経由して希望する目的生成物に変換
することよりなる二工程反応によって製造することがで
きる。
(A)(B)PtI2]を生成させ、ついで第二工程にてこ
の錯体をアコ錯塩を経由して希望する目的生成物に変換
することよりなる二工程反応によって製造することがで
きる。
上記中間体[シス−(A)(B)PtI2]を製造する方法
は、本発明の他の態様を構成する。
は、本発明の他の態様を構成する。
次に本発明の様々な化合物の製造を実施例において記述
する。
する。
[実施例1] アンミン(ベンジルマロネート)(シクロブチルアミ
ン)白金(II)の製造 [PtC6H5CH(CO2)2(NH3)(c−C4H7NH2)] K[PtCl3(NH3)](15.0g、0.042モル)を水80ml中に
溶解し、水30ml中のKI(20.90g、0.126モル)を加え、
得られた暗色溶液を30秒間撹拌した。シクロブチルアミ
ン(3.27g、0.046モル)を加えると直ちに鮮やかな黄色
沈殿物が生成した。反応混合物を1時間撹拌し、生成物
を濾過して回収した。生成物を水で洗浄し、次で洗浄液
が無色になるまでエタノールで充分に洗浄し、最後にジ
エチルエーテルで洗浄し、真空乾燥した。収量は、15.3
g(68%)であった。
ン)白金(II)の製造 [PtC6H5CH(CO2)2(NH3)(c−C4H7NH2)] K[PtCl3(NH3)](15.0g、0.042モル)を水80ml中に
溶解し、水30ml中のKI(20.90g、0.126モル)を加え、
得られた暗色溶液を30秒間撹拌した。シクロブチルアミ
ン(3.27g、0.046モル)を加えると直ちに鮮やかな黄色
沈殿物が生成した。反応混合物を1時間撹拌し、生成物
を濾過して回収した。生成物を水で洗浄し、次で洗浄液
が無色になるまでエタノールで充分に洗浄し、最後にジ
エチルエーテルで洗浄し、真空乾燥した。収量は、15.3
g(68%)であった。
AgNO3(9.25g、0.054モル)を水30ml中に溶解し、激し
く撹拌しながらシス−[PtI2(NH3)(c−C4H7NH2)]
(15g、0.028モル)を少量ずつ加えた。懸濁液を暗所で
25℃で2.5時間撹拌し、ついで濾過した。濾液をAg+イオ
ンに関して試験し(陰性)、pH6に中和された水10ml中
のベンジルマロン酸(6.50g、0.034モル)を加えた。直
ちに流動性油状物が分離し、徐々に増粘し固化し始め
た。固化後に生成物を濾過して回収し、水で洗浄し、真
空乾燥した。
く撹拌しながらシス−[PtI2(NH3)(c−C4H7NH2)]
(15g、0.028モル)を少量ずつ加えた。懸濁液を暗所で
25℃で2.5時間撹拌し、ついで濾過した。濾液をAg+イオ
ンに関して試験し(陰性)、pH6に中和された水10ml中
のベンジルマロン酸(6.50g、0.034モル)を加えた。直
ちに流動性油状物が分離し、徐々に増粘し固化し始め
た。固化後に生成物を濾過して回収し、水で洗浄し、真
空乾燥した。
生成物をDMA−水から再結晶し、濾過して集め、水で洗
浄し、真空乾燥した。収量は4.2g(31.6%)であった。
浄し、真空乾燥した。収量は4.2g(31.6%)であった。
C14H20N2O4Ptに対する元素分析値を以下に示す。
C H N O Pt 計算値% 36.7 4.21 5.89 13.47 41.5 実測値% 36.31 4.67 6.12 − − [実施例2] アンミン(シクロブタン−1,1−ジカルボキシレート)
シクロヘキシルアミン白金(II)の製造 cis−[Pt(CBDCA)(NH3)(c−C6H11NH2)] 水100ml中のK[PtCl3(NH3)](3.94g、0.084モル)
の溶液にKI水溶液(13.94g、0.084モル)およびシクロ
ヘキシルアミン(2.97g、0.30モル)を加えた。約30分
間撹拌後、黄色沈殿物を濾過して集め、水、エタノール
およびジエチルエーテルで充分に洗浄し、真空乾燥し
た。収量は、8.71g(59.29%)であった。
シクロヘキシルアミン白金(II)の製造 cis−[Pt(CBDCA)(NH3)(c−C6H11NH2)] 水100ml中のK[PtCl3(NH3)](3.94g、0.084モル)
の溶液にKI水溶液(13.94g、0.084モル)およびシクロ
ヘキシルアミン(2.97g、0.30モル)を加えた。約30分
間撹拌後、黄色沈殿物を濾過して集め、水、エタノール
およびジエチルエーテルで充分に洗浄し、真空乾燥し
た。収量は、8.71g(59.29%)であった。
上記黄色固体を少量ずつAgNO3(5.1g、0.03モル)の水
溶液に加えた。得られたスラリーを撹拌し、暗所で50℃
で3時間撹拌する。溶液を濾過し、濾液をAg+イオンの
存在に関して試験した。上記イオンが存在しないため、
木炭5gを溶液に加えて数分間撹拌し、濾過して木炭を除
去した。KOHを加えて予め中和したCBDCA(4.39g、0.030
モル)の水溶液を一度に、激しい撹拌下の濾液に加え
た。96時間連続して撹拌後に、生成したクリーム状白色
固形物を濾過して除去し、水、エタノール、およびジエ
チルエーテルで洗浄し、20℃で真空乾燥した。収量は4.
57g(68%)であった。
溶液に加えた。得られたスラリーを撹拌し、暗所で50℃
で3時間撹拌する。溶液を濾過し、濾液をAg+イオンの
存在に関して試験した。上記イオンが存在しないため、
木炭5gを溶液に加えて数分間撹拌し、濾過して木炭を除
去した。KOHを加えて予め中和したCBDCA(4.39g、0.030
モル)の水溶液を一度に、激しい撹拌下の濾液に加え
た。96時間連続して撹拌後に、生成したクリーム状白色
固形物を濾過して除去し、水、エタノール、およびジエ
チルエーテルで洗浄し、20℃で真空乾燥した。収量は4.
57g(68%)であった。
C12H22N2O4Ptに対する元素分析値を以下に示す。
C H N O Pt 計算値% 31.78 4.85 6.18 14.11 43.02 実測値% 30.79 4.82 6.16 − − [実施例3] アンミン(シクロブタン−1,1−ジカルボキシレート)
シクロペンチルアミン白金(II)の製造 cis−[Pt(CBDCA)(NH3)(c−C5H9NH2)] 水100ml中のK[PtCl3(NH3)]・2H2O(10g、0.021モ
ル)の溶液にKI(10.41g、0.062モル)の水溶液および
シクロペエンチルアミン(11.95g、0.022モル)を加え
た。約30分間撹拌後、黄色沈殿物を濾過して集め、水、
エタノール、およびジエチルエーテルで洗浄し、真空乾
燥した。収量は6.81g(58.64%)であった。
シクロペンチルアミン白金(II)の製造 cis−[Pt(CBDCA)(NH3)(c−C5H9NH2)] 水100ml中のK[PtCl3(NH3)]・2H2O(10g、0.021モ
ル)の溶液にKI(10.41g、0.062モル)の水溶液および
シクロペエンチルアミン(11.95g、0.022モル)を加え
た。約30分間撹拌後、黄色沈殿物を濾過して集め、水、
エタノール、およびジエチルエーテルで洗浄し、真空乾
燥した。収量は6.81g(58.64%)であった。
上記黄色固体をAgNO3(4.19g、0.025モル)の水溶液に
一度に加えた。得られたスラリーを撹拌し、暗所で50℃
で3時間加熱した。溶液を濾過し、濾液をAg+イオンの
存在に関して試験した。上記イオンが存在しないため、
木炭5gを溶液に加え、数分間撹拌して濾過して除去し
た。予めKOHで中和したCBDCA(2.17g、0.047モル)の水
溶液を一度に、激しい撹拌下の濾液に加えた。撹拌を96
時間継続し、生成したクリーム状白色固形物を濾過して
除去し、水、エタノールおよびジエチルエーテルで洗浄
し、20℃で真空乾燥した。収量は4.19g(77.6%)であ
った。
一度に加えた。得られたスラリーを撹拌し、暗所で50℃
で3時間加熱した。溶液を濾過し、濾液をAg+イオンの
存在に関して試験した。上記イオンが存在しないため、
木炭5gを溶液に加え、数分間撹拌して濾過して除去し
た。予めKOHで中和したCBDCA(2.17g、0.047モル)の水
溶液を一度に、激しい撹拌下の濾液に加えた。撹拌を96
時間継続し、生成したクリーム状白色固形物を濾過して
除去し、水、エタノールおよびジエチルエーテルで洗浄
し、20℃で真空乾燥した。収量は4.19g(77.6%)であ
った。
C11H20O4N2Ptに対する元素分析値を以下に示す。
C H N O Pt 計算値% 30.07 4.59 6.38 14.50 44.40 実測値% 29.42 4.53 6.41 − − [実施例4] アンミン(エチルマロネート)(シクロヘキシルアミ
ン)白金(II)二水化物の製造 cis−[Pt(C2H5CH(CO2)2)(NH3)(c−C6H11N
H2)]・2H2O 水240ml中のK[PtCl3(NH3)](15g、0.042モル)の
溶液に、水45ml中のKI(20.86g、0.126モル)を迅速に
撹拌しながら加えた。シクロヘキシルアミン(4.15g、
0.042モル)を加えると直ちにオレンジ色沈殿物が生成
した。更に15分間撹拌し、沈殿物を水、エタノールおよ
びジエチルエーテルで連続して洗浄し、真空乾燥した。
収量は11.93g(43.4%)であった。
ン)白金(II)二水化物の製造 cis−[Pt(C2H5CH(CO2)2)(NH3)(c−C6H11N
H2)]・2H2O 水240ml中のK[PtCl3(NH3)](15g、0.042モル)の
溶液に、水45ml中のKI(20.86g、0.126モル)を迅速に
撹拌しながら加えた。シクロヘキシルアミン(4.15g、
0.042モル)を加えると直ちにオレンジ色沈殿物が生成
した。更に15分間撹拌し、沈殿物を水、エタノールおよ
びジエチルエーテルで連続して洗浄し、真空乾燥した。
収量は11.93g(43.4%)であった。
AgNO3(4.76g,0.028モル)を水に溶解し、シス−[PtI2
(NH3)(c−C6H11NH2)](7.91g、0.014モル)を加
えた。2時間撹拌を継続し、溶液を濾過し、Ag+イオン
に関して試験し、木炭で処理した。濾液に、エチルマロ
ン酸(2.21g、0.017モル)およびKOHの水溶液を加えpH6
に調整した。KOH溶液を1滴ずつ加えてpH7にし、容積を
約150mlに減少させ、2時間放置後に白色クリーム状沈
殿物を濾過して除去した。瀘液を蒸発させて、第二収量
物を得た。分析結果は、第二収量物が主として無機ニト
レートであることをしめした。収量(第一収量物)は、
1.25g(20.3%)であった。
(NH3)(c−C6H11NH2)](7.91g、0.014モル)を加
えた。2時間撹拌を継続し、溶液を濾過し、Ag+イオン
に関して試験し、木炭で処理した。濾液に、エチルマロ
ン酸(2.21g、0.017モル)およびKOHの水溶液を加えpH6
に調整した。KOH溶液を1滴ずつ加えてpH7にし、容積を
約150mlに減少させ、2時間放置後に白色クリーム状沈
殿物を濾過して除去した。瀘液を蒸発させて、第二収量
物を得た。分析結果は、第二収量物が主として無機ニト
レートであることをしめした。収量(第一収量物)は、
1.25g(20.3%)であった。
C11H26N2O6Ptに対する元素分析値を以下に示す。
C H N O Pt 計算値% 27.67 5.45 5.87 14.51 44.22 実測値% 27.98 5.11 5.92 − − 上記で得られた各化合物の赤外線吸収スペクトル(KBr
ペレット、濃度10%で測定)を添付の第1図乃至第4図
に示す。
ペレット、濃度10%で測定)を添付の第1図乃至第4図
に示す。
本発明の化合物をマウスを用いてL1210白血病性貧血お
よびB16黒色腫に対する抗腫瘍活性度をスクリーニング
試験した。これらの化合物を水溶液または水性懸濁液と
ツィーン(Tween)80を担体として用いてCDF1の雄のマ
ウス(L1210)およびBDF1の雌のマウス(B16)に腹腔内
に投与した。単なる生理食塩水を対照とし、生理食塩水
に溶解したJM−8およびシスプラチンと試験結果を比較
した。各投与量レベルに対する平均生存時間(MST)、
比較効果(即ち、MST/MST対照x100)、5日目、(L121
0)または6日目(B16)における重量変化(AWC)、お
よび5日目(L1210)または10日目(B16)に生存してい
たマウスの数(MA)についての試験結果を記録した。
よびB16黒色腫に対する抗腫瘍活性度をスクリーニング
試験した。これらの化合物を水溶液または水性懸濁液と
ツィーン(Tween)80を担体として用いてCDF1の雄のマ
ウス(L1210)およびBDF1の雌のマウス(B16)に腹腔内
に投与した。単なる生理食塩水を対照とし、生理食塩水
に溶解したJM−8およびシスプラチンと試験結果を比較
した。各投与量レベルに対する平均生存時間(MST)、
比較効果(即ち、MST/MST対照x100)、5日目、(L121
0)または6日目(B16)における重量変化(AWC)、お
よび5日目(L1210)または10日目(B16)に生存してい
たマウスの数(MA)についての試験結果を記録した。
実施例2および3で製造した化合物を用いた結果を以下
にしめす。
にしめす。
1。L1210(1×106細胞):1日に1回投与にて治療し
た。結果を第1表に示す。
た。結果を第1表に示す。
2。B16(0.5ml、10%、BREI):第1日目より日に9回
投与よりにて治療した。結果を第2表に示す。
投与よりにて治療した。結果を第2表に示す。
さらに、雌のBalb・C-マウスの皮下にADJ/PC6Aプラスマ
細胞腫を成育させ、ついで上記化合物を落花生油中の懸
濁液として経口投与して活性度を調べた。薬物動力学的
試験に際し、体内循環に要する吸収量を確保するための
投与量レベルは体重1kg当り、100μモルであった。
細胞腫を成育させ、ついで上記化合物を落花生油中の懸
濁液として経口投与して活性度を調べた。薬物動力学的
試験に際し、体内循環に要する吸収量を確保するための
投与量レベルは体重1kg当り、100μモルであった。
試験結果を特定時間間隔毎に血液中のPtの濃度(μg/m
l)および尿、ゲージ洗液および便中の蓄積量(%)に
対して調べた。抗腫瘍作用に関する結果をLD50(mg/k
g)、ED90(mg/kg)およびTI(LD50/ED90)にて表わし
た。LD50(50%を死に至らしめる投与量レベル)、ED90
(腫瘍の大きさを90%減少せしめるに用する投与量レベ
ル)の数値は致死量から非腫瘍阻害量の範囲にわたる量
を投与することによって測定した。治療指数(TI)は抗
腫瘍剤として化合物を選択する指針である。
l)および尿、ゲージ洗液および便中の蓄積量(%)に
対して調べた。抗腫瘍作用に関する結果をLD50(mg/k
g)、ED90(mg/kg)およびTI(LD50/ED90)にて表わし
た。LD50(50%を死に至らしめる投与量レベル)、ED90
(腫瘍の大きさを90%減少せしめるに用する投与量レベ
ル)の数値は致死量から非腫瘍阻害量の範囲にわたる量
を投与することによって測定した。治療指数(TI)は抗
腫瘍剤として化合物を選択する指針である。
非経口投与の場合には本発明の化合物はL1210に対して
は僅かの改良を示し、B16に対しては全般に劣っている
けれども、経口投与の場合にはJM−8よりも明らかに秀
れていることを前記の試験結果は示している。また薬物
動力学的試験データは、高い吸収度を示唆する尿中への
排出量(%)の高さを示している。抗腫瘍効果に関して
は、.4の不適格な治療指数から20〜30+の満足できるレ
ベルへと著しく増大している。(ID90)の有効投与量は
減少しており、これらの化合物が投与経路により大きな
効力を有し、かつ実質的に非致死性であることを示して
いる。
は僅かの改良を示し、B16に対しては全般に劣っている
けれども、経口投与の場合にはJM−8よりも明らかに秀
れていることを前記の試験結果は示している。また薬物
動力学的試験データは、高い吸収度を示唆する尿中への
排出量(%)の高さを示している。抗腫瘍効果に関して
は、.4の不適格な治療指数から20〜30+の満足できるレ
ベルへと著しく増大している。(ID90)の有効投与量は
減少しており、これらの化合物が投与経路により大きな
効力を有し、かつ実質的に非致死性であることを示して
いる。
上記のデータは、本発明の化合物は他のマロネートと比
較して同等かまたはより大きな抗腫瘍活性を有し、しか
も本発明の化合物の毒性は低いことを示している。本発
明の化合物は従来の白金薬剤と同じく静脈内輪液に用い
るのに充分に適した水溶解性を有しており、しかも経口
投与の場合には従来の化合物より秀れた効力を有する。
較して同等かまたはより大きな抗腫瘍活性を有し、しか
も本発明の化合物の毒性は低いことを示している。本発
明の化合物は従来の白金薬剤と同じく静脈内輪液に用い
るのに充分に適した水溶解性を有しており、しかも経口
投与の場合には従来の化合物より秀れた効力を有する。
第1図、第2図、第3図および第4図は実施例1乃至4
の各化合物の赤外線吸収スペクトルを示す。
の各化合物の赤外線吸収スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−70246(JP,A) 特開 昭54−70226(JP,A) 特表 昭61−500909(JP,A)
Claims (12)
- 【請求項1】下記一般式を有する白金配位化合物および
その置換誘導体。 [上記一般式において、 Aアンミンであり; Bはシクロアルキルアミンであり;そして 二個のR基は同じであっても異なっていてもよく、水素
原子、低級アルキル、アリール、アルアルキル、アルケ
ニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ
および水酸基よりなる群から選択される基であるか、ま
たは隣接する炭素原子と共に結合してシクロアルキルま
たはシクロアルケニル基を形成する、ただし 上記二個のR基が、両方が水素原子である場合と水素原
子とヒドロキシ基である場合とを除く] - 【請求項2】上記シクロアルキルアミンが一般式 シクロ−CnH2n-1NH2 (一般式において、nは4乃至7の整数である)で表わ
される基である特許請求の範囲第1項記載の白金配位化
合物。 - 【請求項3】上記Bがシクロブチルアミン、シクロペン
チルアミンおよびシクロヘキシアミンよりなる群から選
択される基である特許請求の範囲第2項記載の白金配位
化合物。 - 【請求項4】上記二個のR基が、水素原子とメチル基、
水素原子とエチル基、または水素原子とベンジル基であ
るか、あるいは隣接する炭素原子と共に結合してシクロ
ブタンジカルボキシレートを形成する特許請求の範囲第
1項記載の白金配位化合物。 - 【請求項5】上記(OOC)2CR2基がマロネート、ベンジ
ルマロネート、エチルマロネート、タルトロネートおよ
びシクロブタン−1,1−ジカルボキシレートよりなる群
から選択される基である特許請求第1項記載の白金配位
化合物。 - 【請求項6】アンミン(シクロブタン−1,1−ジカルボ
キシレート)シクロヘキシルアミン白金(II)である特
許請求の範囲第1項記載の白金配位化合物。 - 【請求項7】アンミン(シクロブタン−1,1−ジカルボ
キシレートシクロペンチルアミン白金(II)である特許
請求の範囲第1項記載の白金配位化合物。 - 【請求項8】有効量が下記一般式を有する白金配位化合
物またはその置換誘導体を医学的に許容し得る担体、希
釈剤または賦形剤と共に含有する癌の治療用医薬組成
物。 [上記一般式において、 Aはアンミンであり; Bはシクロアルキルアミンであり;そして 二個のR基は同じであっても異なっていてもよく、水素
原子、低級アルキル、アリール、アルアルキル、アルケ
ニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ
および水酸基よりなる群から選択される基であるか、ま
たは隣接する炭素原子と共に結合してシクロアルキルま
たはシクロアルケニル基を形成する、ただし 上記二個のR基が、両方が水素原子である場合と水素原
子とヒドロキシ基である場合とを除く] - 【請求項9】経口投与用である特許請求の範囲第8項記
載の医薬組成物。 - 【請求項10】上記二個のR基が、水素原子とメチル
基、水素原子とエチル基、または水素原子とベンジル基
であるか、あるいは隣接する炭素原子と共に結合してシ
クロブタンジカルボキシレートを形成する特許請求の範
囲第8項記載の医薬組成物。 - 【請求項11】化合物K[PtCl3(NH3)]とヨウ化カリ
ウムとを反応させて化合物シス−(A)(B)PtI2を生
成させ、その生成した化合物と硝酸銀および化合物CR2
(CH2H)2とを反応させ、生成物を単離することを特徴
とする下記一般式を有する白金配位化合物またはその置
換誘導体の製造方法。 [上記一般式において、 Aはアンミンであり; Bはシクロアルキルアミンであり;そして 二個のR基は同じであっても異なっていてもよく、水素
原子、低級アルキル、アリール、アルアルキル、アルケ
ニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ
および水酸基よりなる群から選択される基であるか、ま
たは隣接する炭素原子と共に結合してシクロアルキルま
たはシクロアルケニル基を形成する、ただし 上記二個のR基が、両方が水素原子である場合と水素原
子とヒドロキシ基である場合とを除く] - 【請求項12】上記二個のR基が、水素原子とメチル
基、水素原子とエチル基、または水素原子とベンジル基
であるか、あるいは隣接する炭素原子と共に結合してシ
クロブタンジカルボキシレートを形成する特許請求の範
囲第11項記載の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8416048 | 1984-06-22 | ||
GB848416048A GB8416048D0 (en) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | Anti-tumour compounds of platinum |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6115892A JPS6115892A (ja) | 1986-01-23 |
JPH0735390B2 true JPH0735390B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=10562873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60136740A Expired - Lifetime JPH0735390B2 (ja) | 1984-06-22 | 1985-06-22 | 抗腫瘍性白金化合物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4687780A (ja) |
JP (1) | JPH0735390B2 (ja) |
CA (1) | CA1250308A (ja) |
GB (1) | GB8416048D0 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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IT1216687B (it) * | 1988-04-01 | 1990-03-08 | Boehringer Biochemia Srl | Complessi di platino (ii), loro preparazione e impiego come antitumorali. |
JPH02208327A (ja) * | 1989-02-07 | 1990-08-17 | Hayakawa Rubber Co Ltd | 加硫ゴム発泡体 |
NL8901433A (nl) * | 1989-06-06 | 1991-01-02 | Pharmachemie Bv | Carboplatinpreparaat. |
JPH0776230B2 (ja) * | 1992-01-13 | 1995-08-16 | 田中貴金属工業株式会社 | 白金化合物の製造方法 |
JP3492763B2 (ja) | 1994-06-03 | 2004-02-03 | エスエス製薬株式会社 | 白金錯体及びこれを含有する悪性腫瘍治療剤 |
WO1999055750A1 (en) | 1998-04-30 | 1999-11-04 | Uniroyal Chemical Company, Inc. | Roof sheeting |
JP4776843B2 (ja) | 1999-10-01 | 2011-09-21 | イムノゲン インコーポレーティッド | 免疫複合体及び化学療法剤を用いる癌治療用組成物及び方法 |
AUPQ641100A0 (en) * | 2000-03-23 | 2000-04-15 | Australia Nuclear Science & Technology Organisation | Methods of synthesis and use of radiolabelled platinum chemotherapeutic ag ents |
CA2555811A1 (en) | 2004-02-18 | 2005-08-25 | Gpc Biotech Ag | Methods for treating resistant or refractory tumors |
EP2295076A1 (en) * | 2009-09-10 | 2011-03-16 | Biomay Ag | Hypoallergenic hybrid polypeptides for the treatment of allergy |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH588505A5 (ja) * | 1972-06-08 | 1977-06-15 | Research Corp | |
US4053587A (en) * | 1973-04-13 | 1977-10-11 | Research Corporation | Method of treating viral infections |
SE447385B (sv) * | 1977-10-19 | 1986-11-10 | Johnson Matthey Co Ltd | Cis-koordinationsforeningar av platina |
NL7810433A (nl) * | 1977-10-19 | 1979-04-23 | Johnson Matthey Co Ltd | Nieuwe platinaverbindingen. |
ZA805101B (en) * | 1979-08-23 | 1981-08-26 | Johnson Matthey Co Ltd | Compositions containing platinium |
-
1984
- 1984-06-22 GB GB848416048A patent/GB8416048D0/en active Pending
-
1985
- 1985-06-18 US US06/746,155 patent/US4687780A/en not_active Expired - Fee Related
- 1985-06-21 CA CA000484826A patent/CA1250308A/en not_active Expired
- 1985-06-22 JP JP60136740A patent/JPH0735390B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB8416048D0 (en) | 1984-07-25 |
JPS6115892A (ja) | 1986-01-23 |
US4687780A (en) | 1987-08-18 |
CA1250308A (en) | 1989-02-21 |
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