JPH0733871U - 弁当箱等食品容器用エア調整弁構造 - Google Patents
弁当箱等食品容器用エア調整弁構造Info
- Publication number
- JPH0733871U JPH0733871U JP6605393U JP6605393U JPH0733871U JP H0733871 U JPH0733871 U JP H0733871U JP 6605393 U JP6605393 U JP 6605393U JP 6605393 U JP6605393 U JP 6605393U JP H0733871 U JPH0733871 U JP H0733871U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- valve
- air
- recess
- regulating valve
- Prior art date
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- Pending
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 食品容器の蓋体に設けたエア調整弁につい
ては、その取り付けが確実、且つ簡単で内圧調整の際の
空気の流路は水滴等で塞がりにくい構造にしたい。 【構成】 中心に透孔3を穿設した窪み2を有する食
品容器の蓋体1と、上記透孔3を介して装着されるエア
調整弁5とを備え、そのエア調整弁5は上記蓋体1の窪
み2に嵌まる鍔状頭部6と、上記蓋体1の透孔3との間
に大きな隙間を形成する軸茎部7と、上記蓋体1の裏面
に周縁部が当接する薄い椀状弁部8とからなるエア調整
弁構造において;上記蓋体1の窪み2、或いはエア調整
弁5の鍔状頭部6の裏面側に複数の突起4を形成した構
造とした。
ては、その取り付けが確実、且つ簡単で内圧調整の際の
空気の流路は水滴等で塞がりにくい構造にしたい。 【構成】 中心に透孔3を穿設した窪み2を有する食
品容器の蓋体1と、上記透孔3を介して装着されるエア
調整弁5とを備え、そのエア調整弁5は上記蓋体1の窪
み2に嵌まる鍔状頭部6と、上記蓋体1の透孔3との間
に大きな隙間を形成する軸茎部7と、上記蓋体1の裏面
に周縁部が当接する薄い椀状弁部8とからなるエア調整
弁構造において;上記蓋体1の窪み2、或いはエア調整
弁5の鍔状頭部6の裏面側に複数の突起4を形成した構
造とした。
Description
【0001】
本考案は弁当箱等食品容器用のエア調整弁構造に関するものである。
【0002】
弁当箱等食品容器に暖かい菜飯等を入れて蓋を密封すると、それが冷えた時に 内圧が下がって蓋が開かなくなる。これを防止するため容器の蓋にエア調整弁を 設け、内圧が下がった時この弁体から外気を取り入れて自動的に内部の圧力を調 整し蓋を開け易くしたものが使用されているが、このような弁体は、絶えず湿潤 状態に置かれるため汚れ易く非衛生的で、カビ等が付着し易いものであるから頻 繁に取り外して洗浄したいという要望が強かった。
【0003】 そこで本出願人は、先に実願平5−35359号を出願し、この出願には中心 に透孔を穿設した窪みを有する食品容器の蓋体と、上記透孔を介して装着される エア調整弁とを備え、そのエア調整弁は凹溝を直径方向に形成した裏面側が上記 蓋体の窪みに嵌まる鍔状頭部と、上記蓋体の透孔との間に大きな隙間を形成する 軸茎部と、上記蓋体の裏面に周縁部が当接する薄い椀状弁部とからなり、上記凹 溝はその外側が外気と、その内側が上記隙間と夫々繋がるような構造としたもの が示されている。
【0004】 これによってエア調整弁の着脱が容易となり頻繁に取り外して洗浄できる。
【0005】
しかしながら上述のエア調整弁は、弁体が内圧や内容物によって押し上げられ たり、或いは外からの小さな力で開いたりしないよう材質に或る程度の堅さをも たせているが、これが弁体を撓ませる妨げとなり取り付けの時弁体を強く押し込 んでも椀状弁部の周縁部分を透孔から突き出しずらくしている。特に気温が低い 時は弁体が一層堅くなるのでその傾向はますます大きくなり、そのため取り付け に手間取ったり中途半端にセットとしたまま使用して内容物が漏れ出るといった 不都合を生じることもある。
【0006】 又、エア調整弁に形成されている溝は内容物が冷えた時の内圧調整の空気流路 となるが非常に細いものなので水滴等が溜まり易く、そのため流路が塞がれて圧 力の調整がスムースにできなくなることがある。
【0007】 本考案は上記した欠点を改善することを目的としている。
【0008】
中心に透孔3を穿設した窪み2を有する食品容器の蓋体1と、上記透孔3を介 して装着されるエア調整弁5とを備え、そのエア調整弁5は上記蓋体1の窪み2 に嵌まる鍔状頭部6と、上記蓋体1の透孔3との間に大きな隙間を形成する軸茎 部7と、上記蓋体1の裏面に周縁部が当接する薄い椀状弁部8とからなるエア調 整弁構造において;上記蓋体1の窪み2、或いはエア調整弁5の鍔状頭部6の裏 面側に複数の突起4を形成した構造とした。
【0009】
蓋に穿設した透孔の表側に椀状弁部を当てがって鍔状頭部を指で押し下げると 、鍔状頭部の裏面側、或いは蓋体の窪みに設けた突起による弁と窪みの間の隙間 のために鍔状頭部は撓み易くなり、エア調整弁をより奥側に押し込むことができ る。そして可撓性に富む椀状弁部は湾曲して透孔を確実に通過しその周縁部分は 自己の弾性によって元の形状に戻り蓋の裏面に密着する。
【0010】 内容物が冷えて容器内圧が下がると、椀状弁部の周縁部分が内側に湾曲して蓋 の裏面との間に隙間が生じ、この隙間と上記突起により生じたエア調整弁と窪み の隙間とで外気との連通路が形成され容器内外の圧力を等しくさせる。
【0011】
【実施例】 図1において、1は容器本体(図示せず)の蓋体である。この蓋体1の表面に は、中央に透孔3を穿設した窪み2が形成されている。窪み2は、図示の如く、 後述のエア調整弁5の鍔状頭部6を収納することによって、透孔3とエア調整弁 5の軸茎部7との間に比較的大きな隙間が形成されていても、エア調整弁5が前 後左右方向に勝手に動くことができないように抑制する座として働く。
【0012】 エア調整弁5はシリコーンラバーのような弾性のあるゴム製で、鍔状頭部6、 軸茎部7および椀状弁部8を一体形成している。
【0013】 上述したところは従来公知であり、本考案の特徴は図2、或いは図3に示すよ うに蓋体1の窪み2、或いはエア調整弁5の鍔状頭部6の裏面側に突起4を複数 個(例えば3個)設けたことであり、以下にその作用について説明する。
【0014】 エア調整弁5を蓋体1に取り付けるには、鍔状頭部6を押し下げて椀状弁部8 を蓋体1に穿設した透孔3に押し込むが、この時椀状弁部8の周縁部(笠)は窄 められて透孔3を通過し、通過後は自己の弾性によって元の形状に戻り、蓋体1 の裏面に密着する。
【0015】 即ち、エア調整弁5を押し込んで笠を開かせる時、弾性ある弁体を押圧で大き く撓ませ、できるだけ奥に押し込んで笠が透孔3の出口から外れ易くする必要が あるが、突起4を設けてエア調整弁5と窪み2の間に僅かな隙間を形成すること でエア調整弁5は撓み易くなり、笠をより深く押し込むことができるのである。 この時、突起4は鍔状頭部6にめり込むので邪魔になることはない。
【0016】 図4は上述の作用を図解したもので、従来のように突起4を設けていない場合 (a)と、本考案のように突起4を窪み2に設けた場合(b)では撓みの度合に 差があり、突起4によるエア調整弁5の撓み効果が大きいことが示されているが 、上述の突起4を鍔状頭部6の裏面側に設けた場合もその効果に変りはなく、上 記の(b)の場合と同様に良い結果が得られる。
【0017】 又、突起4の高さは窪み2では0.3〜1.0mm程度、鍔状頭部6では0. 3〜1.5mm程度にすると効果的である。
【0018】 更に、突起4により生じたエア調整弁5と窪み2の間の僅かな隙間は内圧調整 の際の空気の流路としても機能するが、この連通路は鍔状頭部6の裏面側と窪み 2との接触部全域に亘って広い範囲に形成されているため、通気はスムースに行 われる。
【0019】 本実施例では窪み2、或いは鍔状頭部6の裏面側に設けた突起4は、棒状のも のを例示したが、その形状はこれに限定されるものではなく、半丸、円盤形、円 錐形等いかなる形状でもよいし、その数も例示した3個に限定されるものではな く、少なくとも2個以上であれば効果的に作用する。
【0020】
本考案によれば、エア調整弁の鍔状頭部の裏面側、或いは蓋体の窪みに突起を 設け、エア調整弁と窪みの間に隙間を形成したので、エア調整弁をより大きく撓 ませて透孔の奥側に押し込ますことが可能となった。この結果、椀状弁部の周縁 部分は透孔の出口から完全に外れるので、エア調整弁の取り付けは確実、且つ簡 単になり、中途半端にセットしたまま使用して内容物(汁など)が漏れ出るとい った不都合はなくなる。
【0021】 又、突起によって生じた隙間は内圧調整の際の空気の流路としても機能するが 、この連通路は広く形成されているため通気はスムースで圧力調整は確実におこ なわれる。従って容器内部に水滴等が発生してもそれによって通気が妨げられ蓋 が開きずらくなるといった不都合も解消される。
【図1】本考案による弁当箱等食品容器のエア調整弁を
蓋体に装着した断面図である。
蓋体に装着した断面図である。
【図2】(a)は、蓋体の窪みの平面図、(b)は窪み
の断面図を示す。
の断面図を示す。
【図3】(a)は、エア調整弁の正面図、(b)は、A
−A断面図を示す。
−A断面図を示す。
【図4】エア調整弁を取り付ける場合の押し込み状態を
示す断面図で、(a)は突起のない場合、(b)は窪み
に突起を設けた場合である。
示す断面図で、(a)は突起のない場合、(b)は窪み
に突起を設けた場合である。
1 蓋体 2 窪み 3 透孔 4 突起 5 エア調整弁 6 鍔状頭部 7 軸茎部 8 椀状弁部
フロントページの続き (72)考案者 内山 俊則 東京都文京区小石川五丁目2番7号 レッ ク株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 中心に透孔3を穿設した窪み2を有す
る食品容器の蓋体1と、上記透孔3を介して装着される
エア調整弁5とを備え、そのエア調整弁5は上記蓋体1
の窪み2に嵌まる鍔状頭部6と、上記蓋体1の透孔3と
の間に大きな隙間を形成する軸茎部7と、上記蓋体1の
裏面に周縁部が当接する薄い椀状弁部8とからなるエア
調整弁構造において;上記蓋体1の窪み2、或いは上記
エア調整弁5の鍔状頭部6の裏面側に複数の突起4を形
成したことを特徴とする弁当箱等食品容器用エア調整弁
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6605393U JPH0733871U (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 弁当箱等食品容器用エア調整弁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6605393U JPH0733871U (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 弁当箱等食品容器用エア調整弁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733871U true JPH0733871U (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=13304754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6605393U Pending JPH0733871U (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 弁当箱等食品容器用エア調整弁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733871U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100614594B1 (ko) * | 2004-09-13 | 2006-08-25 | 조철휘 | 밀폐용 식품용기 |
JP2014069854A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 吐出容器 |
JP2019206397A (ja) * | 2013-11-27 | 2019-12-05 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
KR102156520B1 (ko) * | 2020-04-28 | 2020-09-16 | 주식회사 엔바이오니아 | 여과 기능이 구비된 휴대용 물병 뚜껑 |
US11542055B2 (en) | 2013-11-27 | 2023-01-03 | Kyoraku Co., Ltd. | Delaminatable container |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP6605393U patent/JPH0733871U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100614594B1 (ko) * | 2004-09-13 | 2006-08-25 | 조철휘 | 밀폐용 식품용기 |
JP2014069854A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 吐出容器 |
JP2019206397A (ja) * | 2013-11-27 | 2019-12-05 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
US11542055B2 (en) | 2013-11-27 | 2023-01-03 | Kyoraku Co., Ltd. | Delaminatable container |
KR102156520B1 (ko) * | 2020-04-28 | 2020-09-16 | 주식회사 엔바이오니아 | 여과 기능이 구비된 휴대용 물병 뚜껑 |
WO2021221229A1 (ko) * | 2020-04-28 | 2021-11-04 | 주식회사 엔바이오니아 | 여과 기능이 구비된 휴대용 물병 뚜껑 |
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