JPH0733844Y2 - 採水器用スクリーン - Google Patents
採水器用スクリーンInfo
- Publication number
- JPH0733844Y2 JPH0733844Y2 JP12795289U JP12795289U JPH0733844Y2 JP H0733844 Y2 JPH0733844 Y2 JP H0733844Y2 JP 12795289 U JP12795289 U JP 12795289U JP 12795289 U JP12795289 U JP 12795289U JP H0733844 Y2 JPH0733844 Y2 JP H0733844Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- shaped
- water
- machine frame
- water sampler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、汚水桝内を流れる排水を採水する採水器に夾
雑物が侵入するのを阻止するためのスクリーンに関する
ものである。
雑物が侵入するのを阻止するためのスクリーンに関する
ものである。
排水の水質規制が行われているところから、その水質管
理上、適宜水質試験を行うために排水を採水することは
必須の条件である。
理上、適宜水質試験を行うために排水を採水することは
必須の条件である。
排水の採水は、排水流路を流過する排水を採水するもの
であり、第6図に示すように、一般に汚水桝1を排水流
路2中に介在させ、この汚水桝1の底部に設けられた排
水溝3で行われる。採水には、汚水桝1内に設置され、
排水溝3を流れる排水を溜め、一定時間後に引き上げる
採水器、あるいはセンサー,タイマー,ポンプ等を連動
させて自動的に排水溝3を流れる排水の一定量を採水す
る自動採水器等が使用されていた。
であり、第6図に示すように、一般に汚水桝1を排水流
路2中に介在させ、この汚水桝1の底部に設けられた排
水溝3で行われる。採水には、汚水桝1内に設置され、
排水溝3を流れる排水を溜め、一定時間後に引き上げる
採水器、あるいはセンサー,タイマー,ポンプ等を連動
させて自動的に排水溝3を流れる排水の一定量を採水す
る自動採水器等が使用されていた。
ところで、排水中には紙類,小石類その他の種々雑多な
夾雑物が含まれており、採水器の採水部に引っ掛かりや
すく、採水部が閉塞され、採水不能になることが多かっ
た。
夾雑物が含まれており、採水器の採水部に引っ掛かりや
すく、採水部が閉塞され、採水不能になることが多かっ
た。
このような夾雑物が採水器に侵入するのを阻止するため
には、採水器の上流側にスクリーンを設置することが考
えられ、排水溝の形状に合致するスクリーンを製作する
必要があるが、汚水桝1には工事の際のセメントが残っ
ていたり、あるいは酸等で侵食されて変形していたり、
また排水溝の寸法が必ずしも一定ではなく、スクリーン
の標準寸法を定めることが困難であり、さらにスクリー
ンに引っ掛かった夾雑物の除去作業も厄介なものであっ
た。
には、採水器の上流側にスクリーンを設置することが考
えられ、排水溝の形状に合致するスクリーンを製作する
必要があるが、汚水桝1には工事の際のセメントが残っ
ていたり、あるいは酸等で侵食されて変形していたり、
また排水溝の寸法が必ずしも一定ではなく、スクリーン
の標準寸法を定めることが困難であり、さらにスクリー
ンに引っ掛かった夾雑物の除去作業も厄介なものであっ
た。
本考案は、排水溝の形状の変化に自由に対応して夾雑物
の採水器への侵入を確実に阻止し、汚水桝内への挿入容
易でしかも夾雑物の付着を極小にする採水器用スクリー
ンを提供することを目的とするものである。
の採水器への侵入を確実に阻止し、汚水桝内への挿入容
易でしかも夾雑物の付着を極小にする採水器用スクリー
ンを提供することを目的とするものである。
本考案は、U字状又はコの字状縦型機枠体の中央下部
に、それぞれ独立して昇降自在の多数の垂直棒材からな
る弧状スクリーンを設けたことを特徴とする採水器用ス
クリーンである。
に、それぞれ独立して昇降自在の多数の垂直棒材からな
る弧状スクリーンを設けたことを特徴とする採水器用ス
クリーンである。
さらに本考案は、前記U字状又はコの字状縦型機枠体を
金網形成したことを特徴とし、また、前記U字状又はコ
の字状縦型枠体の下部外周に、中央部に前垂状部を有す
る可撓性細目ネットを着脱可能取着したことも特徴とす
るものである。
金網形成したことを特徴とし、また、前記U字状又はコ
の字状縦型枠体の下部外周に、中央部に前垂状部を有す
る可撓性細目ネットを着脱可能取着したことも特徴とす
るものである。
本考案の採水器用スクリーンは、汚水桝内の採水器の上
流側に挿入し、U字状又はコの字状縦型機枠体で採水器
を囲むものであり、機枠体がU字状となっているものは
ある程度の弾力性があり汚水桝内に挿入しやすく、中央
下部に多数の垂直棒材が1本ずつ独立して昇降自在とな
った弧状のスクリーンが設けられているから、汚水桝底
部中央を通る排水溝に曲がりがあっても、変形あるいは
寸法が異なる場合であっても、その形状に対応して垂直
棒材が自重によって排水溝内に入り込んで排水溝内を完
全にスクリーンで塞ぎ、、また、機枠体を採水器から離
しておくこともできるから、正しく設置したかどうかを
上から確認しやすい。
流側に挿入し、U字状又はコの字状縦型機枠体で採水器
を囲むものであり、機枠体がU字状となっているものは
ある程度の弾力性があり汚水桝内に挿入しやすく、中央
下部に多数の垂直棒材が1本ずつ独立して昇降自在とな
った弧状のスクリーンが設けられているから、汚水桝底
部中央を通る排水溝に曲がりがあっても、変形あるいは
寸法が異なる場合であっても、その形状に対応して垂直
棒材が自重によって排水溝内に入り込んで排水溝内を完
全にスクリーンで塞ぎ、、また、機枠体を採水器から離
しておくこともできるから、正しく設置したかどうかを
上から確認しやすい。
従って、排水溝を排水と共に流れる夾雑物は垂直棒材の
スクリーンに引っ掛かり、採水器の排水溝内に位置する
採水部への侵入が阻止される。採水完了後は機枠体を持
ち上げれば、このスクリーンは垂直棒材で形成されてい
るから、夾雑物はスクリーンに引っ掛かることなく排水
溝内に残って排水と共に流過する。
スクリーンに引っ掛かり、採水器の排水溝内に位置する
採水部への侵入が阻止される。採水完了後は機枠体を持
ち上げれば、このスクリーンは垂直棒材で形成されてい
るから、夾雑物はスクリーンに引っ掛かることなく排水
溝内に残って排水と共に流過する。
また、機枠体を、図示例のような縦横棒材からなる金網
で形成しておくことも好ましく、使用中の垂直棒材のス
クリーンの目詰まり時においても、その左右あるいは上
部から排水が流れ採水不能になることがない。
で形成しておくことも好ましく、使用中の垂直棒材のス
クリーンの目詰まり時においても、その左右あるいは上
部から排水が流れ採水不能になることがない。
さらに、排水中に夾雑物が多量に含まれるような場合に
は水位が高くなり、排水溝内に入ったスクリーンの上部
から溢流し、あるいは機枠体にからむことがあり、この
ような事態に対処すべく、適宜機枠体の下部外周に、中
央部に前垂状部を有する目の細かい可撓性ネットを巻き
付けることができるようにしておくのが良く、この場合
でも上部を排水が自由に流れるようにしておくと、汚水
桝から溢流するおそれはなく、また機枠体及びスクリー
ンには夾雑物が付着することがないから、そのまま清潔
に運搬可能であり、使用後は可撓性ネットを廃棄する。
は水位が高くなり、排水溝内に入ったスクリーンの上部
から溢流し、あるいは機枠体にからむことがあり、この
ような事態に対処すべく、適宜機枠体の下部外周に、中
央部に前垂状部を有する目の細かい可撓性ネットを巻き
付けることができるようにしておくのが良く、この場合
でも上部を排水が自由に流れるようにしておくと、汚水
桝から溢流するおそれはなく、また機枠体及びスクリー
ンには夾雑物が付着することがないから、そのまま清潔
に運搬可能であり、使用後は可撓性ネットを廃棄する。
本考案の一実施例を図面を参照しつつ説明すれば、第1
図及び第2図において、4はU字状縦型の機枠体であっ
て。その中央下部に、機枠体4に取り付けられた上下の
ガイド部材5,6にガイドされて昇降自在な多数のステン
レスなどの垂直棒材7を1cm程度の間隔とし、各種排水
溝3の幅に使用できるような幅を持った弧状のスクリー
ン8を設けてある。なお、垂直棒材7の上下のガイド部
材5,6間には、垂直棒材7がガイド部材5,6から抜け出さ
ないように、上下位置を調節することができるシリコン
チューブ9などを嵌めておく。
図及び第2図において、4はU字状縦型の機枠体であっ
て。その中央下部に、機枠体4に取り付けられた上下の
ガイド部材5,6にガイドされて昇降自在な多数のステン
レスなどの垂直棒材7を1cm程度の間隔とし、各種排水
溝3の幅に使用できるような幅を持った弧状のスクリー
ン8を設けてある。なお、垂直棒材7の上下のガイド部
材5,6間には、垂直棒材7がガイド部材5,6から抜け出さ
ないように、上下位置を調節することができるシリコン
チューブ9などを嵌めておく。
機枠体4は水の流通を防げないような構成にし、例え
ば、図示例のように縦横棒材による網目3〜5cm程度の
ステンレス製金網とするのが好ましく、その場合の最下
段の横棒は外しておく(第1図参照)。
ば、図示例のように縦横棒材による網目3〜5cm程度の
ステンレス製金網とするのが好ましく、その場合の最下
段の横棒は外しておく(第1図参照)。
このような機枠体4は、第3図に示すように、汚水桝1
内に設置され、採水部11が排水溝3内に位置する自動採
水器10の上流側にこれを囲んで挿入され、あるいは第4
図に示すように、袋体13に集水する引上げ式採水器12の
採水口14を覆うように挿入され、排水溝3内にはスクリ
ーン8を形成する垂直棒材7が排水溝3の形状に沿って
自重によって入り込む。
内に設置され、採水部11が排水溝3内に位置する自動採
水器10の上流側にこれを囲んで挿入され、あるいは第4
図に示すように、袋体13に集水する引上げ式採水器12の
採水口14を覆うように挿入され、排水溝3内にはスクリ
ーン8を形成する垂直棒材7が排水溝3の形状に沿って
自重によって入り込む。
さらに第5図示のように、ポリエチレン製防虫網などを
枠体1の下部外周を覆うことができるように切り取った
前垂状部16を有するネット15を用意し、その両側をクリ
ップ等で機枠体4に着脱可能に取着しておくと、夾雑物
の多い排水を採水する場合にスクリーン8や機枠体4へ
の夾雑物の付着が防止され、ネット15は使い捨てとして
ポリ袋等に入れて適宜廃棄する。
枠体1の下部外周を覆うことができるように切り取った
前垂状部16を有するネット15を用意し、その両側をクリ
ップ等で機枠体4に着脱可能に取着しておくと、夾雑物
の多い排水を採水する場合にスクリーン8や機枠体4へ
の夾雑物の付着が防止され、ネット15は使い捨てとして
ポリ袋等に入れて適宜廃棄する。
以上述べたように本考案による採水器用スクリーンは、
採水器が設置される汚水桝内への挿入が容易であり、排
水溝の形状の変化に対応したスクリーンが自重で形成さ
れ、採水器に侵入せんとする夾雑物を確実に阻止するこ
とができ、さらにスクリーンへの夾雑物の付着もほとん
どなく、取扱いも極めて容易となる等実用上有用なる効
果を有するものである。
採水器が設置される汚水桝内への挿入が容易であり、排
水溝の形状の変化に対応したスクリーンが自重で形成さ
れ、採水器に侵入せんとする夾雑物を確実に阻止するこ
とができ、さらにスクリーンへの夾雑物の付着もほとん
どなく、取扱いも極めて容易となる等実用上有用なる効
果を有するものである。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の部分的拡大図、第3図及び第4図は本考案の使用例
を示す説明図、第5図は本考案で使用する可撓性細目ネ
ットの形状例を示す斜視図、第6図は採水用桝の説明斜
視図である。 1……汚水桝、2……排水流路、3……排水溝、4……
機枠体、5,6……ガイド部材、7……垂直棒材、8……
スクリーン、9……シリコンチューブ、10……自動採水
器、11……採水部、12……引上げ式採水器、13……袋
体、14……採水口、15……ネット、16……前垂状部。
図の部分的拡大図、第3図及び第4図は本考案の使用例
を示す説明図、第5図は本考案で使用する可撓性細目ネ
ットの形状例を示す斜視図、第6図は採水用桝の説明斜
視図である。 1……汚水桝、2……排水流路、3……排水溝、4……
機枠体、5,6……ガイド部材、7……垂直棒材、8……
スクリーン、9……シリコンチューブ、10……自動採水
器、11……採水部、12……引上げ式採水器、13……袋
体、14……採水口、15……ネット、16……前垂状部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E03F 5/14 7150−2D
Claims (3)
- 【請求項1】U字状又はコの字状縦型機枠体の中央下部
に、それぞれ独立して昇降自在の多数の垂直棒材からな
る弧状スクリーンを設けたことを特徴とする採水器用ス
クリーン。 - 【請求項2】前記U字状又はコの字状縦型機枠体を金網
で形成した請求項1記載の採水器用スクリーン。 - 【請求項3】前記U字状又はコの字状縦型機枠体の下部
外周に、中央部に前垂状部を有する可撓性細目ネットを
着脱可能に取着した請求項1又は2記載の採水器用スク
リーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12795289U JPH0733844Y2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 採水器用スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12795289U JPH0733844Y2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 採水器用スクリーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0366614U JPH0366614U (ja) | 1991-06-28 |
JPH0733844Y2 true JPH0733844Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=31675688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12795289U Expired - Lifetime JPH0733844Y2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 採水器用スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733844Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5619200B2 (ja) * | 2013-02-26 | 2014-11-05 | アロン化成株式会社 | ます |
-
1989
- 1989-11-02 JP JP12795289U patent/JPH0733844Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0366614U (ja) | 1991-06-28 |
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