JPH07335317A - Icカード用電気コネクタ - Google Patents
Icカード用電気コネクタInfo
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- JPH07335317A JPH07335317A JP6142175A JP14217594A JPH07335317A JP H07335317 A JPH07335317 A JP H07335317A JP 6142175 A JP6142175 A JP 6142175A JP 14217594 A JP14217594 A JP 14217594A JP H07335317 A JPH07335317 A JP H07335317A
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- JP
- Japan
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- card
- ejector
- eject
- eject bar
- slot
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用中のICカードの誤脱を防止できるイジ
ェクタをもつICカード用電気コネクタを提供すること
を目的とする。 【構成】 イジェクタ6は、挿入完了状態のICカード
1の後端面1Aに対向して該ICカード1の飛出しを阻
止する誤脱防止位置と該誤脱防止位置から退避してIC
カード1の抜出を可能とする操作位置との間を移動可能
にイジェクトバー5と連結されている。
ェクタをもつICカード用電気コネクタを提供すること
を目的とする。 【構成】 イジェクタ6は、挿入完了状態のICカード
1の後端面1Aに対向して該ICカード1の飛出しを阻
止する誤脱防止位置と該誤脱防止位置から退避してIC
カード1の抜出を可能とする操作位置との間を移動可能
にイジェクトバー5と連結されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はICカード用電気コネク
タに関するものである。
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタとしては、例えば実開
平4−133369に開示されているものが知られてい
る。この公知のコネクタは添付図面の図9に示されるよ
うに、ハウジング51にICカード52の挿入用のスロ
ット53が形成されていて、ICカード52を前端から
挿入し後端近傍まで入れられる(図9の二点鎖線の位
置)。スロット53内にはICカード52の前部を受け
入れ該スロット53内で前後に移動可能なプレート54
が収められている。該プレート54は前端縁の一部が屈
曲されて上記ICカード52の前端面と当接する当接部
55が形成されている。上記プレート54には前後に長
い長孔56が形成されており、ここにハウジング51の
柱状の突部57が貫入し、該突部57を支点とする板状
のイジェクトレバー58が接続されている。該イジェク
トレバー58は一端側に長孔59が形成され、ここにプ
レート54の突起60が係止している。このイジェクト
レバー58の他端部はスロット53の側方に突出してお
り、スロット53の側方で前後に移動可能なイジェクト
バー61とその溝部61Aにて接続されている。該イジ
ェクトバー61はスロット53の開口寄りに設けられ、
外部から操作可能な押釦状のイジェクタ62に連結され
ている。このイジェクタ62は、図9にも見られるよう
に、ICカード52が装着されている状態では前後方向
においては該ICカード52の後端の近傍に位置してい
る。
平4−133369に開示されているものが知られてい
る。この公知のコネクタは添付図面の図9に示されるよ
うに、ハウジング51にICカード52の挿入用のスロ
ット53が形成されていて、ICカード52を前端から
挿入し後端近傍まで入れられる(図9の二点鎖線の位
置)。スロット53内にはICカード52の前部を受け
入れ該スロット53内で前後に移動可能なプレート54
が収められている。該プレート54は前端縁の一部が屈
曲されて上記ICカード52の前端面と当接する当接部
55が形成されている。上記プレート54には前後に長
い長孔56が形成されており、ここにハウジング51の
柱状の突部57が貫入し、該突部57を支点とする板状
のイジェクトレバー58が接続されている。該イジェク
トレバー58は一端側に長孔59が形成され、ここにプ
レート54の突起60が係止している。このイジェクト
レバー58の他端部はスロット53の側方に突出してお
り、スロット53の側方で前後に移動可能なイジェクト
バー61とその溝部61Aにて接続されている。該イジ
ェクトバー61はスロット53の開口寄りに設けられ、
外部から操作可能な押釦状のイジェクタ62に連結され
ている。このイジェクタ62は、図9にも見られるよう
に、ICカード52が装着されている状態では前後方向
においては該ICカード52の後端の近傍に位置してい
る。
【0003】上記コネクタのイジェクタ62は、ICカ
ードの使用時にあっては図9の実線の位置にあり、ま
た、ICカードを取り出すときには上記イジェクタ62
を二点鎖線の位置まで前方へ押し込んで(矢印A参
照)、イジェクトレバー58の挺子作用によってプレー
ト54を後方に移動せしめ、該プレート54の当接部5
5にてICカード52を後方に押し戻し取出し可能とす
る。
ードの使用時にあっては図9の実線の位置にあり、ま
た、ICカードを取り出すときには上記イジェクタ62
を二点鎖線の位置まで前方へ押し込んで(矢印A参
照)、イジェクトレバー58の挺子作用によってプレー
ト54を後方に移動せしめ、該プレート54の当接部5
5にてICカード52を後方に押し戻し取出し可能とす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
コネクタにあっては、ICカード52が挿入完了状態に
おいてイジェクタ62はICカード52の側方位置にあ
り、該ICカード52を誤って抜出してしまうことがあ
る。
コネクタにあっては、ICカード52が挿入完了状態に
おいてイジェクタ62はICカード52の側方位置にあ
り、該ICカード52を誤って抜出してしまうことがあ
る。
【0005】また、ICカード52がコネクタのスロッ
ト内に収められているとき、すなわち該コネクタを採用
している装置の使用時には、イジェクタ62はICカー
ド52の後端部とほぼ同一位置にあって突出していない
ので装置の使用中に何ら障害とはならない。しかし、I
Cカード52を取り出すときには、上記イジェクタ62
を指で押し込まなければならないので、逆に操作しづら
いという問題がある。また、操作者によってはイジェク
タ62を押すと共に近接しているICカードも強く押し
てしまうこともある。かかる問題を解決するためには、
イジェクタ62を予め後方(外方)に十分突出した位置
に来ているように長く形成することもできるが、その場
合には、装置の使用中に誤ってイジェクタを押してしま
い、ICカードが飛び出して来るという不都合がある。
ト内に収められているとき、すなわち該コネクタを採用
している装置の使用時には、イジェクタ62はICカー
ド52の後端部とほぼ同一位置にあって突出していない
ので装置の使用中に何ら障害とはならない。しかし、I
Cカード52を取り出すときには、上記イジェクタ62
を指で押し込まなければならないので、逆に操作しづら
いという問題がある。また、操作者によってはイジェク
タ62を押すと共に近接しているICカードも強く押し
てしまうこともある。かかる問題を解決するためには、
イジェクタ62を予め後方(外方)に十分突出した位置
に来ているように長く形成することもできるが、その場
合には、装置の使用中に誤ってイジェクタを押してしま
い、ICカードが飛び出して来るという不都合がある。
【0006】本発明は、かかる問題を解決し、簡単な構
造のもとで、ICカードの誤脱防止を図れるICカード
用電気コネクタを提供することを第一の目的とする。ま
た、ICカードの取出時に大きく突出して、イジェクタ
の操作が楽に行えるICカード用電気コネクタを提供す
ることを第二の目的とする。
造のもとで、ICカードの誤脱防止を図れるICカード
用電気コネクタを提供することを第一の目的とする。ま
た、ICカードの取出時に大きく突出して、イジェクタ
の操作が楽に行えるICカード用電気コネクタを提供す
ることを第二の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記第
一の目的は、ハウジングにICカード挿入用のスロット
が形成され、該スロット内にICカードの前部を受け入
れ該ICカードの挿入方向の前端面に当接する当接部を
有するプレートが上記スロット内で前後に移動可能に設
けられ、該プレートには支点にてICカードの面と平行
な面で回動自在に挺子状のイジェクトレバーが接続さ
れ、該イジェクトレバーの一端側が作用点としてプレー
トに係合し他端側が上記スロットの側方に形成された操
作開孔内に突出し、外部から操作可能な押釦状のイジェ
クタからの押圧力を受ける前後移動の可能なイジェクト
バーによって上記イジェクトレバーの力点としての他端
部を押圧する離脱機構を上記操作開孔内に有しているI
Cカード用電気コネクタにおいて、イジェクタは、挿入
完了状態のICカードの後端面に対向して該ICカード
の飛出しを阻止する誤脱防止位置と該誤脱防止位置から
退避してICカードの抜出を可能とする操作位置との間
を移動可能にイジェクトバーと連結されていることとす
る第一の発明により達成される。
一の目的は、ハウジングにICカード挿入用のスロット
が形成され、該スロット内にICカードの前部を受け入
れ該ICカードの挿入方向の前端面に当接する当接部を
有するプレートが上記スロット内で前後に移動可能に設
けられ、該プレートには支点にてICカードの面と平行
な面で回動自在に挺子状のイジェクトレバーが接続さ
れ、該イジェクトレバーの一端側が作用点としてプレー
トに係合し他端側が上記スロットの側方に形成された操
作開孔内に突出し、外部から操作可能な押釦状のイジェ
クタからの押圧力を受ける前後移動の可能なイジェクト
バーによって上記イジェクトレバーの力点としての他端
部を押圧する離脱機構を上記操作開孔内に有しているI
Cカード用電気コネクタにおいて、イジェクタは、挿入
完了状態のICカードの後端面に対向して該ICカード
の飛出しを阻止する誤脱防止位置と該誤脱防止位置から
退避してICカードの抜出を可能とする操作位置との間
を移動可能にイジェクトバーと連結されていることとす
る第一の発明により達成される。
【0008】また、第二の目的は、上記第一の発明にお
いて、イジェクタは、誤脱防止位置から操作位置に移動
した際に、イジェクトバーの操作時の移動方向における
長さが増大するように方向転換可能となっているように
することにより達成される。
いて、イジェクタは、誤脱防止位置から操作位置に移動
した際に、イジェクトバーの操作時の移動方向における
長さが増大するように方向転換可能となっているように
することにより達成される。
【0009】
【作用】かかる構成の本願の第一の発明によれば、IC
カードのコネクタに対する挿抜は次の手順でなされる。
カードのコネクタに対する挿抜は次の手順でなされる。
【0010】先ず、イジェクタを操作位置にあること
を確認した上でICカードをスロットへ挿入する。IC
カードが所定位置まで挿入されると該ICカードの前端
により当接部にて押圧されて前進するプレートは挺子状
のイジェクトレバーを回動せしめイジェクトバーを後方
に押す。
を確認した上でICカードをスロットへ挿入する。IC
カードが所定位置まで挿入されると該ICカードの前端
により当接部にて押圧されて前進するプレートは挺子状
のイジェクトレバーを回動せしめイジェクトバーを後方
に押す。
【0011】イジェクトバーに連結されているイジェ
クタは後方に突出した位置にあり、次にこのイジェクタ
を誤脱防止位置まで移動する。該誤脱防止位置ではイジ
ェクタは挿入されたICカードの後端面と対向するよう
になり、該ICカードの誤脱が防止される。
クタは後方に突出した位置にあり、次にこのイジェクタ
を誤脱防止位置まで移動する。該誤脱防止位置ではイジ
ェクタは挿入されたICカードの後端面と対向するよう
になり、該ICカードの誤脱が防止される。
【0012】次に、ICカードを取り出したいときに
は、イジェクタを再び操作位置に移動させる。イジェク
タは退避にあって最早ICカードの後端面と対向する位
置にはない。かかる状態でイジェクタを押し込みイジェ
クトバーを前進せしめる。挺子状のイジェクトレバーは
回動しプレートを後退せしめ、該プレートの当接部で押
されるICカードはコネクタから抜出される。
は、イジェクタを再び操作位置に移動させる。イジェク
タは退避にあって最早ICカードの後端面と対向する位
置にはない。かかる状態でイジェクタを押し込みイジェ
クトバーを前進せしめる。挺子状のイジェクトレバーは
回動しプレートを後退せしめ、該プレートの当接部で押
されるICカードはコネクタから抜出される。
【0013】次に、本願の第二の発明にあっては、IC
カードを取り出すための上記の工程において、イジェ
クタは上記の誤脱防止位置から操作位置へ移動する際
に方向転換してイジェクトバーの移動方向に長くなって
いる。すなわち、イジェクタは後方に大きく突出した位
置をとるような姿勢をなしており、でのイジェクタの
押込み操作が行い易くなる。
カードを取り出すための上記の工程において、イジェ
クタは上記の誤脱防止位置から操作位置へ移動する際
に方向転換してイジェクトバーの移動方向に長くなって
いる。すなわち、イジェクタは後方に大きく突出した位
置をとるような姿勢をなしており、でのイジェクタの
押込み操作が行い易くなる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【0015】〈第一実施例〉図1はハウジングのスロッ
ト内に挿入されるICカード及びこれを受け入れると共
に離脱させるための機構を示し、ハウジングを省略した
状態で示されている。
ト内に挿入されるICカード及びこれを受け入れると共
に離脱させるための機構を示し、ハウジングを省略した
状態で示されている。
【0016】図1に示される第一実施例において、符号
1はICカードであり、上記ハウジングのスロット内に
挿入されその前端部がプレート2によって受け入れられ
ている。該プレート2は上記スロット内で前後に移動可
能に配設され、両側部にはL字状のガイド部2Aを有し
上記ICカード1の受入時の案内を行うようになってい
る。該プレート2は一部が屈曲されて上記ICカード1
の前端面と当接する当接部2Bを有している。該プレー
ト2に前方に開放して形成されたU字溝2Cには、ハウ
ジング側から突出する支柱3が貫入している。
1はICカードであり、上記ハウジングのスロット内に
挿入されその前端部がプレート2によって受け入れられ
ている。該プレート2は上記スロット内で前後に移動可
能に配設され、両側部にはL字状のガイド部2Aを有し
上記ICカード1の受入時の案内を行うようになってい
る。該プレート2は一部が屈曲されて上記ICカード1
の前端面と当接する当接部2Bを有している。該プレー
ト2に前方に開放して形成されたU字溝2Cには、ハウ
ジング側から突出する支柱3が貫入している。
【0017】上記支柱3には板状のイジェクトレバー4
が回動自在に連結されている。該イジェクトレバー4は
挺子のように作動するもので、上記支柱3を支点として
回動し、一端に作用点となる半円状の作用部4Aを有
し、該作用部4Aにてプレート2の被圧部2Dと当接し
ている。上記イジェクトレバー4の他端にはコロ4Bが
設けられ、イジェクトバー5からの力を受け挺子におけ
る力点として機能する。
が回動自在に連結されている。該イジェクトレバー4は
挺子のように作動するもので、上記支柱3を支点として
回動し、一端に作用点となる半円状の作用部4Aを有
し、該作用部4Aにてプレート2の被圧部2Dと当接し
ている。上記イジェクトレバー4の他端にはコロ4Bが
設けられ、イジェクトバー5からの力を受け挺子におけ
る力点として機能する。
【0018】上記イジェクトバー5は前後に長い棒状を
なし、前端面で上記イジェクトレバー4のコロ4Bに当
接し、後端5Aが上記挿入完了状態のICカード1のほ
ぼ後端面1Aの位置にまで達している。該イジェクトバ
ー5の後端5Aにはイジェクタ6が連結されている。図
2にも見られるように、該イジェクタ6の前面には断面
が略T字状の突条部6Aが設けられ、イジェクトバー5
の後端5Aに上記突条部6Aを案内する案内溝5Bが形
成されていて該イジェクタ6は上記ICカード1の後端
面1Aに沿って移動可能となっている。該イジェクタ6
は図1及び図2に示すように、突条部6AがICカード
1の後端面1Aに対向して該ICカード1の飛出しを阻
止する誤脱防止位置と、図3に示すように該誤脱防止位
置から退避してICカード1の抜出を可能とするように
突条部6Aが案内溝5Bに収められた操作位置との間を
操作者の操作により移動できるようになっている。好ま
しくは、上記イジェクタ6とイジェクトバー5との間
に、上記誤脱防止位置と操作位置のそれぞれにおいて位
置を固定するためのロック手段、例えば突起と係止爪を
備えることとするのが良い。
なし、前端面で上記イジェクトレバー4のコロ4Bに当
接し、後端5Aが上記挿入完了状態のICカード1のほ
ぼ後端面1Aの位置にまで達している。該イジェクトバ
ー5の後端5Aにはイジェクタ6が連結されている。図
2にも見られるように、該イジェクタ6の前面には断面
が略T字状の突条部6Aが設けられ、イジェクトバー5
の後端5Aに上記突条部6Aを案内する案内溝5Bが形
成されていて該イジェクタ6は上記ICカード1の後端
面1Aに沿って移動可能となっている。該イジェクタ6
は図1及び図2に示すように、突条部6AがICカード
1の後端面1Aに対向して該ICカード1の飛出しを阻
止する誤脱防止位置と、図3に示すように該誤脱防止位
置から退避してICカード1の抜出を可能とするように
突条部6Aが案内溝5Bに収められた操作位置との間を
操作者の操作により移動できるようになっている。好ま
しくは、上記イジェクタ6とイジェクトバー5との間
に、上記誤脱防止位置と操作位置のそれぞれにおいて位
置を固定するためのロック手段、例えば突起と係止爪を
備えることとするのが良い。
【0019】かかる本実施例において、ICカード1の
挿抜は次のごとくさなれる。
挿抜は次のごとくさなれる。
【0020】図1にあっては、ICカード1はコネク
タハウジングのスロット内(図示せず)に挿入された状
態にあり、該コネクタを用いている装置は使用状態にあ
る。すなわち、ICカード1により押圧されて前進位置
にあるプレート2はイジェクトレバー4を介してイジェ
クトバー5を後退せしめている。このとき、イジェクタ
6は図1及び図2に示す誤脱防止位置にあり、挿入され
たICカード1が誤操作等によって後方へ飛び出そうと
してもその後端1Aがイジェクタ6の突条部6Aに当接
するので、誤脱という事態は生じない。
タハウジングのスロット内(図示せず)に挿入された状
態にあり、該コネクタを用いている装置は使用状態にあ
る。すなわち、ICカード1により押圧されて前進位置
にあるプレート2はイジェクトレバー4を介してイジェ
クトバー5を後退せしめている。このとき、イジェクタ
6は図1及び図2に示す誤脱防止位置にあり、挿入され
たICカード1が誤操作等によって後方へ飛び出そうと
してもその後端1Aがイジェクタ6の突条部6Aに当接
するので、誤脱という事態は生じない。
【0021】次に、ICカードを抜出する際には、先
ず図3のごとく、操作者が指にて上記イジェクタ6を操
作位置まで移動させて、ICカード1の後端面1Aとの
対向せる誤脱防止位置から退避させる。
ず図3のごとく、操作者が指にて上記イジェクタ6を操
作位置まで移動させて、ICカード1の後端面1Aとの
対向せる誤脱防止位置から退避させる。
【0022】しかる後、イジェクタ6を前方に押し込
む。すると、押し込まれたイジェクタ6によりイジェク
トバー5は前方に押し出される。かくして、前進したイ
ジェクトバー5が挺子状のイジェクトレバー4を回動せ
しめ、該イジェクトレバー4の回動により後退せられる
プレート2の当接部2BがICカード1を後退させて取
り外し可能の位置にもたらす。
む。すると、押し込まれたイジェクタ6によりイジェク
トバー5は前方に押し出される。かくして、前進したイ
ジェクトバー5が挺子状のイジェクトレバー4を回動せ
しめ、該イジェクトレバー4の回動により後退せられる
プレート2の当接部2BがICカード1を後退させて取
り外し可能の位置にもたらす。
【0023】〈第二実施例〉第一実施例ではイジェクタ
は誤脱防止位置と操作位置との間を直線移動するように
なっていたが、本実施例では上記両位置間を回動するこ
とにより移動するようになっている点に特徴がある。
は誤脱防止位置と操作位置との間を直線移動するように
なっていたが、本実施例では上記両位置間を回動するこ
とにより移動するようになっている点に特徴がある。
【0024】図4に示すように、イジェクトバー15の
後端15Aに前面が接面するイジェクタ16は、イジェ
クトバー15の前後移動方向に延びる軸17により該軸
17まわりに回動自在にイジェクトバー15に連結され
ている。イジェクタ16が上記軸17により支持される
位置はイジェクタの中央位置よりもずれた位置にあり、
イジェクタを上記軸17まわりに180°往復回動する
毎に、図4に示す誤脱防止位置と図5に示す操作位置と
を交互にとるようになる。イジェクトバー15の後端に
はロック用の突起18が設けられ、上記イジェクタ16
には上記誤脱防止位置と操作位置のそれぞれの位置にて
上記突起18と係止する係止溝19A,19Bがイジェ
クタ16の表裏側に形成されていて、上記両位置をそれ
ぞれ維持している。
後端15Aに前面が接面するイジェクタ16は、イジェ
クトバー15の前後移動方向に延びる軸17により該軸
17まわりに回動自在にイジェクトバー15に連結され
ている。イジェクタ16が上記軸17により支持される
位置はイジェクタの中央位置よりもずれた位置にあり、
イジェクタを上記軸17まわりに180°往復回動する
毎に、図4に示す誤脱防止位置と図5に示す操作位置と
を交互にとるようになる。イジェクトバー15の後端に
はロック用の突起18が設けられ、上記イジェクタ16
には上記誤脱防止位置と操作位置のそれぞれの位置にて
上記突起18と係止する係止溝19A,19Bがイジェ
クタ16の表裏側に形成されていて、上記両位置をそれ
ぞれ維持している。
【0025】〈第三実施例〉第一実施例及び第二実施例
では、イジェクタは誤脱防止位置と操作位置との間をI
Cカードの後端面と平行に移動し、イジェクタの前後方
向の長さは変わらなかったが、本実施例ではICカード
の抜出操作時にイジェクタが後方に大きく突出してイジ
ェクトバーの押込み操作が行い易くなるという点に特徴
がある。
では、イジェクタは誤脱防止位置と操作位置との間をI
Cカードの後端面と平行に移動し、イジェクタの前後方
向の長さは変わらなかったが、本実施例ではICカード
の抜出操作時にイジェクタが後方に大きく突出してイジ
ェクトバーの押込み操作が行い易くなるという点に特徴
がある。
【0026】なお、図6に示す本実施例では、既述の第
一実施例の図1と共通部分には同一符号を付しその説明
を省略する。
一実施例の図1と共通部分には同一符号を付しその説明
を省略する。
【0027】図6及び図7に見られるように、イジェク
タ26はイジェクトバー25の後端部にてピン27によ
りICカード1の面と平行な面内で90°往復回動でき
るように連結されている。上記イジェクタ26は長方形
をなし、上記回動による方向転換を行うと、前後方向の
長さが異なるようになっている。すなわち、図6及び図
7においては、イジェクタ26はイジェクトバー25に
対し直角な向きをなしていて、その一側面が挿入完了状
態の上記ICカード1の後端面1Aと対向する誤脱防止
位置にある。次に、図8のようにイジェクタ26を90
°回動してイジェクトバー25と平行な向きにすると、
該イジェクタ26は最早上記ICカード1の後端面1A
とは対向せずICカード1の抜出を妨げないような操作
位置となる。
タ26はイジェクトバー25の後端部にてピン27によ
りICカード1の面と平行な面内で90°往復回動でき
るように連結されている。上記イジェクタ26は長方形
をなし、上記回動による方向転換を行うと、前後方向の
長さが異なるようになっている。すなわち、図6及び図
7においては、イジェクタ26はイジェクトバー25に
対し直角な向きをなしていて、その一側面が挿入完了状
態の上記ICカード1の後端面1Aと対向する誤脱防止
位置にある。次に、図8のようにイジェクタ26を90
°回動してイジェクトバー25と平行な向きにすると、
該イジェクタ26は最早上記ICカード1の後端面1A
とは対向せずICカード1の抜出を妨げないような操作
位置となる。
【0028】本実施例においても、好ましい形態とし
て、イジェクトバー25とイジェクタ26には、上記誤
脱防止位置と操作位置のそれぞれにおける位置を維持す
るためのロック手段が設けられている。図7及び図8に
見られるように、イジェクトバー25の後端には二つの
ロック窓28A,28Bが形成されており、イジェクタ
26には係止突起29A,29Bが設けられている。図
7の誤脱防止位置にあっては図8に表われている係止突
起29Aがロック窓28Aと係止し、図8の操作位置に
あっては図7に表われている係止突起29Bがロック窓
28Bと係止する。
て、イジェクトバー25とイジェクタ26には、上記誤
脱防止位置と操作位置のそれぞれにおける位置を維持す
るためのロック手段が設けられている。図7及び図8に
見られるように、イジェクトバー25の後端には二つの
ロック窓28A,28Bが形成されており、イジェクタ
26には係止突起29A,29Bが設けられている。図
7の誤脱防止位置にあっては図8に表われている係止突
起29Aがロック窓28Aと係止し、図8の操作位置に
あっては図7に表われている係止突起29Bがロック窓
28Bと係止する。
【0029】かくして、本実施例では前出の実施例と同
様に図7の誤脱防止位置ではイジェクタ26はICカー
ド1の不用意な飛出しを防止するが、これに加えて、図
8の操作位置にあってはイジェクタ26が後方に大きく
突出するので、ICカード1の抜出のためにイジェクト
バー25を前方に押し込む際に、イジェクタ26を押す
操作がきわめて楽になる。
様に図7の誤脱防止位置ではイジェクタ26はICカー
ド1の不用意な飛出しを防止するが、これに加えて、図
8の操作位置にあってはイジェクタ26が後方に大きく
突出するので、ICカード1の抜出のためにイジェクト
バー25を前方に押し込む際に、イジェクタ26を押す
操作がきわめて楽になる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のごとく、イジェクタが誤
脱防止位置と操作位置を選択的にとることができるの
で、ICカードを採用する装置の使用中に不用意にIC
カードを誤脱してしまうということが防止される。ま
た、イジェクタを操作位置にくるときに方向転換して後
方に大きく突出するようにすれば、ICカードの抜出時
のイジェクタの押込み操作がきわめて楽になるという効
果を得る。
脱防止位置と操作位置を選択的にとることができるの
で、ICカードを採用する装置の使用中に不用意にIC
カードを誤脱してしまうということが防止される。ま
た、イジェクタを操作位置にくるときに方向転換して後
方に大きく突出するようにすれば、ICカードの抜出時
のイジェクタの押込み操作がきわめて楽になるという効
果を得る。
【図1】本発明の第一実施例のICカード用電気コネク
タの概要構成を示す斜視図である。
タの概要構成を示す斜視図である。
【図2】図1のイジェクトバーとイジェクタの拡大斜視
図で誤脱防止位置にある状態を示す。
図で誤脱防止位置にある状態を示す。
【図3】図1のイジェクトバーとイジェクタの拡大斜視
図で操作位置にある状態を示す。
図で操作位置にある状態を示す。
【図4】第二実施例のイジェクトバーとイジェクタの斜
視図で誤脱防止位置にある状態を示す。
視図で誤脱防止位置にある状態を示す。
【図5】第二実施例のイジェクトバーとイジェクタの斜
視図で操作位置にある状態を示す。
視図で操作位置にある状態を示す。
【図6】第三実施例のICカード用電気コネクタの概要
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図7】図6のイジェクトバーとイジェクタの拡大斜視
図で誤脱防止位置にある状態を示す。
図で誤脱防止位置にある状態を示す。
【図8】図6のイジェクトバーとイジェクタの拡大斜視
図で操作位置にある状態を示す。
図で操作位置にある状態を示す。
【図9】従来のコネクタの横断面図である。
1 ICカード 2 プレート 2B 当接部 3 支点(支柱) 4 イジェクトレバー 5 イジェクトバー 6 イジェクタ 18 突起(ロック手段) 19 係止溝(ロック手段) 28A,28B ロック窓(ロック手段) 29A,29B 係止突起(ロック手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングにICカード挿入用のスロッ
トが形成され、該スロット内にICカードの前部を受け
入れ該ICカードの挿入方向の前端面に当接する当接部
を有するプレートが上記スロット内で前後に移動可能に
設けられ、該プレートには支点にてICカードの面と平
行な面で回動自在に挺子状のイジェクトレバーが接続さ
れ、該イジェクトレバーの一端側が作用点としてプレー
トに係合し他端側が上記スロットの側方に形成された操
作開孔内に突出し、外部から操作可能な押釦状のイジェ
クタからの押圧力を受ける前後移動の可能なイジェクト
バーによって上記イジェクトレバーの力点としての他端
部を押圧する離脱機構を上記操作開孔内に有しているI
Cカード用電気コネクタにおいて、イジェクタは、挿入
完了状態のICカードの後端面に対向して該ICカード
の飛出しを阻止する誤脱防止位置と該誤脱防止位置から
退避してICカードの抜出を可能とする操作位置との間
を移動可能にイジェクトバーと連結されていることを特
徴とするICカード用電気コネクタ。 - 【請求項2】 イジェクタは、誤脱防止位置から操作位
置に移動した際に、イジェクトバーの操作時の移動方向
における長さが増大するように方向転換可能となってい
ることとする請求項1に記載のICカード用電気コネク
タ - 【請求項3】 イジェクタとイジェクトバーは、互いに
係止して誤脱防止位置と操作位置のそれぞれの位置を維
持するロック手段を有していることとする請求項1また
は請求項2に記載のICカード用電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142175A JPH07335317A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | Icカード用電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142175A JPH07335317A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | Icカード用電気コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07335317A true JPH07335317A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15309112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6142175A Pending JPH07335317A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | Icカード用電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07335317A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08273758A (ja) * | 1995-02-03 | 1996-10-18 | Japan Aviation Electron Ind Ltd | 離脱機構付きコネクタ |
US6176714B1 (en) | 1998-10-16 | 2001-01-23 | Hirose Electric Co., Ltd. | Ejector for electrical card connector |
JP2003045564A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-14 | Tyco Electronics Amp Kk | カード用コネクタ組立体 |
US7094082B2 (en) | 2002-07-03 | 2006-08-22 | Yamaichi Electronics Co., Ltd. | Card connector |
JP2007250558A (ja) * | 2007-06-18 | 2007-09-27 | Fujitsu Frontech Ltd | Pcカードイジェクト機構 |
JP2009094077A (ja) * | 2008-12-05 | 2009-04-30 | Tyco Electronics Amp Kk | カード用コネクタ組立体 |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP6142175A patent/JPH07335317A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08273758A (ja) * | 1995-02-03 | 1996-10-18 | Japan Aviation Electron Ind Ltd | 離脱機構付きコネクタ |
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JP2003045564A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-14 | Tyco Electronics Amp Kk | カード用コネクタ組立体 |
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US7252522B2 (en) | 2002-07-03 | 2007-08-07 | Yamaichi Electronics Co., Ltd. | Card connector |
JP2007250558A (ja) * | 2007-06-18 | 2007-09-27 | Fujitsu Frontech Ltd | Pcカードイジェクト機構 |
JP2009094077A (ja) * | 2008-12-05 | 2009-04-30 | Tyco Electronics Amp Kk | カード用コネクタ組立体 |
JP4676525B2 (ja) * | 2008-12-05 | 2011-04-27 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | カード用コネクタ組立体 |
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