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JPH07330553A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

Info

Publication number
JPH07330553A
JPH07330553A JP13021094A JP13021094A JPH07330553A JP H07330553 A JPH07330553 A JP H07330553A JP 13021094 A JP13021094 A JP 13021094A JP 13021094 A JP13021094 A JP 13021094A JP H07330553 A JPH07330553 A JP H07330553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
hair
carbon atoms
group
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13021094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masako Koyama
匡子 小山
Keigo Sano
啓吾 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP13021094A priority Critical patent/JPH07330553A/ja
Publication of JPH07330553A publication Critical patent/JPH07330553A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】皮膚及び毛髪に対して刺激が少なく、使用後も
毛髪及び皮膚をなめらかにし、泡質及び使用感も改善さ
れたN−長鎖アシルグリシン塩を含有する毛髪化粧料を
提供すること。 【構成】(A)N−長鎖アシルグリシン又はその塩及び
(B)特定のカチオン界面活性剤からなる群より選ばれ
る一種又は二種以上を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪化粧料に関し、更
に詳しくは、毛髪及び皮膚に対して刺激が少なく、使用
後も毛髪及び皮膚をなめらかにし、泡質及び使用感も改
善された毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シャンプー、石鹸等を用いて毛髪
を洗浄する場合、これらの水溶液が示すアルカリ性によ
り、毛髪及び皮膚に対する刺激が高く、洗浄後も毛髪の
なめらかさや光沢が失われるといった問題を有してい
る。例えば、高級脂肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩等の
アニオン界面活性剤を主成分とする洗浄剤を用いて毛髪
を洗浄した場合、洗浄力は優れているものの、洗浄時の
指通りの悪さ、使用後の毛髪のぱさつき等、使用感が十
分満足なものではなく、更に皮膚や毛髪に対する刺激が
強いという問題をもっている。
【0003】これを改善する方法としては、毛髪化粧
料、例えばリンス、ヘアコンデショナー、ヘアトリート
メント等で、洗浄後に毛髪に残る上記アニオン界面活性
剤を中和、除去するのが一般的である。リンス、ヘアコ
ンデショナー、ヘアトリートメントの有効成分として
は、アルキル第四級アンモニウム塩等のカチオン界面活
性剤、クエン酸、酒石酸等の有機酸、ラノリン等の油分
が用いられ、これらは洗浄後に毛髪に残る上記アニオン
界面活性剤を中和、除去するのに加え、使用時の指通り
を良好にする効果がある。しかし、これらは何れも洗い
上がり後に毛髪がべたつくといった問題を有している
上、カチオン界面活性剤については毒性が強く、毛髪及
び皮膚への刺激が高いことから、毛髪化粧料への使用に
は制約がある。
【0004】低毒性で皮膚や毛髪に対して刺激が少な
く、毛髪をなめらかに仕上げるカチオン界面活性剤とし
ては、例えば、特公昭51−22055号公報において
N−長鎖アシル塩基性アミノ酸の低級アルコールエステ
ル塩が報告されているが、使用後に毛髪が広がり、ヘア
メイク時にブラシに毛髪が絡まる、ぱさつきが生じる等
の問題を有している。このようなヘアメイク時のトラブ
ルを改良した毛髪用化粧料としては、特公昭62−29
402号公報において、アルキル第四級アンモニウム塩
あるいはN−長鎖アシル塩基性アミノ酸の低級アルコー
ルエステル塩等のカチオン界面活性剤にN−長鎖アシル
酸性アミノ酸を配合する毛髪用化粧料組成物が開示され
ているが、使用時に毛髪にきしみ感が生じる上、ヘアト
リートメントシャンプーとして用いた時、泡量が不十
分、泡質が荒い等の問題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、皮膚
及び毛髪に対して刺激が少なく、使用後も毛髪及び皮膚
をなめらかにし、泡質及び使用感も改善されたN−長鎖
アシルグリシン塩を含有する毛髪化粧料を提供すること
で、これまで十分ではなかったN−長鎖アシルグリシン
塩の利用を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、N−長鎖アシルグリ
シン塩と、カチオン界面活性剤を併用することにより、
上記目的が達成されることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち、本発明は、下記成分(A)及び
(B)を含有することを特徴とする毛髪化粧料に関す
る。 (A)N−長鎖アシルグリシン又はその塩 (B)下記一般式(I)〜(IV)で表されるカチオン
界面活性剤からなる群より選ばれる一種又は二種以上
【0008】
【化5】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 のうち1つ又は2つは
炭素原子数8〜22のアルキル基又はヒドロキシアルキ
ル基を、残りは炭素原子数1〜3のアルキル基もしくは
ヒドロキシアルキル基、又はベンジル基を表し、Wはハ
ロゲン原子又は炭素原子数1もしくは2のアルキル硫酸
基を表す。)
【0009】
【化6】 (式中、R5 、R6 、R7のうち2つ又は3つは炭素原
子数8〜22のアルキ ル基又はヒドロキシアルキル基
を、残りは炭素原子数1〜3のアルキル基又はヒドロキ
シアルキル基を表し、nは1〜10の整数を、Xはハロ
ゲン原子又は炭素原子数1もしくは2のアルキル硫酸基
を表す。)
【0010】
【化7】 (式中、R8は炭素原子数7〜21のアルキル基を表
し、R9は炭素原子数1〜21のアルキル基を表し、Y
は無機酸又は有機酸を表す。)
【0011】
【化8】 (式中、R10は炭素原子数7〜21のアルキル基を表
し、R11は炭素原子数1〜21のアルキル基を表し、m
は2又は3を表し、Zは無機酸又は有機酸を表す。)
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられる(A)N−アシルグリシン又はその塩は、公
知の方法、例えば脂肪酸を三塩化リン、塩化チオニル、
ホスゲン等で脂肪酸クロライドとした後にグリシンのア
ルカリ溶液に加えることにより合成することができる。
N−アシルグリシン酸又はその塩のN−アシル基として
は、オクタノイル、デカノイル、ラウロイル、ミリスト
イル、パルミトイル、ステアロイル、オレオイル、リノ
レオイル、椰子油脂肪酸アシル、パーム核油脂肪酸アシ
ル基などが挙げられ、特に椰子油脂肪酸アシル又はパー
ム核油脂肪酸アシル基が溶解性の点から好ましい。
【0013】塩としては特に限定されることはないが、
例示するならナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属
塩、マグネシウム、カルシウムなどのアルカリ土類金属
塩、又はトリエタノールアミン、コリン、2−アミノ−
2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール等のアルカノールアミン
塩、アンモニア塩及びリジン、オルニチン、アルギニン
などの塩基性アミノ酸塩が挙げられる。
【0014】本発明の毛髪化粧料の成分(B)におい
て、前記一般式(I)で表されるカチオン界面活性剤の
好ましい具体例としては、ラウリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、ミリスチルトリメチルアンモニウムク
ロライド、パルミチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、オ
レイルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリ
メチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアン
モニウムメチルサルフェート、エイコシルトリメチルア
ンモニウムクロライド、ラウリルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド、ステアリルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウム
クロライド等のモノアルキル第4級アンモニウム塩、あ
るいは、ジパルミチルジメチルアンモニウムクロライ
ド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジ
水素添加牛脂アルキルジメチルアンモニウムブロマイ
ド、ジ水素添加牛脂アルキルジメチルアンモニウムメチ
ルサルフェート等のジアルキル第4級アンモニウム塩を
それぞれ挙げることができる。
【0015】本発明の毛髪化粧料の成分(B)におい
て、前記一般式(II)で表されるカチオン界面活性剤
の好ましい具体例としては、ジステアリルポリエテノキ
シメチルアンモニウムクロライド、ジパルミチルポリエ
テノキシエチルアンモニウムクロライド、ジパルミチル
ポリエテノキシヒドロキシエチルアンモニウムクロライ
ド、トリステアリルポリエテノキシアンモニウムブロマ
イド、ジステアリルポリエテノキシエチルアンモニウム
エチルサルフェート等を挙げることができる。
【0016】本発明の毛髪化粧料の成分(B)におい
て、前記一般式(III)で表されるカチオン界面活性
剤の好ましい具体例としては、Nα−ココイル−L−ア
ルギニンエチルエステル・DL−ピロリドンカルボン酸
塩、Nα−ココイル−L−アルギニンエチルエステル・
塩酸塩、Nα−ココイル−L−アルギニンエチルエステ
ル・乳酸塩、Nα−ココイル−L−アルギニンエチルエ
ステル・コハク酸塩、Nα−ココイル−L−アルギニン
エチルエステル・クエン酸塩、Nα−ココイル−L−ア
ルギニンエチルエステル・リンゴ酸塩、Nα−ココイル
−L−アルギニンエチルエステル・リン酸塩、Nα−コ
コイル−L−アルギニンエチルエステル・グルタミン酸
塩、Nα−ココイル−L−アルギニンエチルエステル・
アスパラギン酸塩、Nα−ココイル−L−アルギニンエ
チルエステル・硫酸塩、Nα−ココイル−L−アルギニ
ンメチルエステル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、N
α−ラウロイル−L−アルギニンエチルエステル・DL
−ピロリドンカルボン酸塩、Nα−ミリストイル−L−
アルギニンエチルエステル・DL−ピロリドンカルボン
酸塩、Nα−パルミトイル−L−アルギニンエチルエス
テル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、Nα−ステアロ
イル−L−アルギニンエチルエステル・DL−ピロリド
ンカルボン酸塩、Nα−オレオイル−L−アルギニンエ
チルエステル・DL−ピロリドンカルボン酸塩等を挙げ
ることができる。
【0017】本発明の毛髪化粧料の成分(B)におい
て、前記一般式(IV)で表されるカチオン界面活性剤
の好ましい具体例としては、Nε−ラウロイル−L−リ
ジンエチルエステル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、
Nε−ラウロイル−L−リジンエチルエステル・塩酸
塩、Nε−ラウロイル−L−リジンエチルエステル・乳
酸塩、Nε−ラウロイル−L−リジンエチルエステル・
コハク酸塩、Nε−ラウロイル−L−リジンエチルエス
テル・クエン酸塩、Nε−ラウロイル−L−リジンエチ
ルエステル・リンゴ酸塩、Nε−ラウロイル−L−リジ
ンエチルエステル・リン酸塩、Nε−ラウロイル−L−
リジンエチルエステル・グルタミン酸塩、Nε−ラウロ
イル−L−リジンエチルエステル・アスパラギン酸塩、
Nε−ラウロイル−L−リジンエチルエステル・硫酸
塩、Nε−ラウロイル−L−リジンメチルエステル・塩
酸塩、Nε−ココイル−L−リジンエチルエステル・塩
酸塩、Nε−ミリストイル−L−リジンエチルエステル
・塩酸塩、Nε−パルミトイル−L−リジンエチルエス
テル・塩酸塩、Nε−ステアロイル−L−リジンエチル
エステル・塩酸塩、Nε−オレオイル−L−リジンエチ
ルエステル・塩酸塩等を挙げることができる。
【0018】上記成分(A)、成分(B)はそれらのい
ずれか一種を単独で使用することもできるが、二種以上
を併用することも可能である。
【0019】本発明の毛髪化粧料における成分(A)と
成分(B)との配合割合は、通常重量比で99.9/
0.1〜40/60であり、好ましくは99.5/0.
5〜80/20である。成分(B)の含有割合が0.1
未満の場合、毛髪及び皮膚に対する刺激の低いものの、
使用時のきしみ感が著しい上に、なめらかさが失われる
など洗い上がり感も悪い。また、60を越える場合に
は、使用時のきしみ感は改善されるものの、洗浄時及び
洗浄後にぬめりが生じ、使用感が悪くなる上に、毛髪及
び皮膚に対する刺激性においても問題を有する。
【0020】本発明の毛髪化粧料における成分(A)及
び成分(B)の合計の含有量は5重量%以上、好ましく
は10〜90重量%である。
【0021】本発明の毛髪化粧料には、さらに成分
(C)として高級脂肪酸塩を配合することにより、さら
に起泡性に優れ、泡の保持、泡質及び使用感も良好な毛
髪化粧料組成物が得られる。高級脂肪酸としては、炭素
原子数8〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和のも
のであり、好ましい具体例としては、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂肪
酸、硬化牛脂脂肪酸、オレイン酸等を挙げることができ
る。塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属塩、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属
塩、アンモニア等の無機塩基塩、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−
アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−
2−メチル−1,3−プロパンジオール等、リジン、オ
ルニチン、アルギニン等の有機塩基塩を挙げることがで
きる。これらの塩は二種以上を組み合わせて用いても良
い。これらは脂肪酸塩として配合しても、脂肪酸と塩基
を別々に配合して組成物中で脂肪酸塩を形成させてもよ
い。本発明の毛髪化粧料への成分(C)の配合量は重量
比で(A)/(C)=99.5/0.5〜0.5/9
9.5、特に99/1〜50/50が好ましい。
【0022】本発明の毛髪化粧料の洗浄剤としての剤型
は特に制限されず、液体状、ペースト状、ゲル状、固体
状、粉末状等任意の剤型とすることができる。また、本
発明の毛髪化粧料組成物は、毛髪の洗浄剤を含めた化粧
料として適するもので、毛髪シャンプー、毛髪コンデシ
ョナー、リンス、ヘアムース、毛髪石鹸等として用いる
ことができる。
【0023】また、本発明の毛髪化粧料には、例えば、
アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルホネー
ト、アルキルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルサルフェート等の鉱油型又は高級アルコール
系合成界面活性剤の一種又は二種以上を成分(A)に対
して等量以下配合することにより、更に刺激を軽減さ
せ、使用感を向上させることもできる。
【0024】更に上記以外の界面活性剤を、本発明の毛
髪化粧料に本発明の効果を阻害しない範囲で添加するこ
とができる。上記以外の界面活性剤としては、N−アシ
ルグルタミン酸塩、N−アシル−N−メチルタウリン
塩、N−アシルイセチオン酸塩、N−アシルグリシン
塩、エーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル酢酸塩、アルキル硫酸エステル塩、α−スルホ脂肪酸
エステル塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンス
ルホン酸塩、モノアルキルリン酸塩等のアニオン界面活
性剤、イミダゾリニウム塩等のカチオン界面活性剤、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルジメチル
アミンオキシド、脂肪酸アルカノールアミド、アルキル
グリコシド等のノニオン界面活性剤、カルボベタイン、
アミドベタイン、スルホベタイン、イミダゾリン誘導体
等の両性界面活性剤等を挙げることができる。
【0025】更に毛髪化粧料におけるその他の常用成分
を、本発明の毛髪化粧料に本発明の効果を阻害しない範
囲で添加することができる。毛髪化粧料におけるその他
の常用成分としては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリ
ン、ソルビトール等の保湿剤、グリセリルモノステアレ
ート、ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレ
ンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリン酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト、ジグリセリンモノステアリン酸エステル等の乳化
剤、流動パラフィン、ワセリン、固形パラフィン、スク
ワラン、オレフィンオリゴマー等の炭化水素、ステアリ
ルアルコール等の高級アルコール、イソプロピルミリス
テート、イソプロピルパルミテート、ステアリルステア
レート、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オ
クチルドデシル、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド
等のエステル、感触向上剤、過脂剤、生薬等の薬剤、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、カチオン化セルロース等のセ
ルロース誘導体、天然高分子、ポリオキシエチレングリ
コールジステアリン酸エステル、エタノール、カルボキ
シビニルポリマー等の粘度調整剤、パラベン誘導体等の
防腐防黴剤、パール化剤、抗炎症剤、紫外線吸収剤、p
H調整剤、香料、色素等を挙げることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。尚、本実施例において、配合量は重量%で表わし
た。
【0027】評価は以下に示す評価方法を用いた。 官能評価:男女各20名計40名のパネルによりサンプ
ル2mlをてのひらに採り適当な水をつけながら手洗い
操作を行い、1秒後、5秒後の泡量を評価した。評価は
各々1(悪い)から5(良い)の5段階にて行い、1秒
後、5秒後の各々の点数の合計点を泡立ち速度とした。
その平均が9以上を非常に良好(◎)、7から8.9の
場合を良好(○)5から6.9の場合を普通、(△)
4.9以下の場合を不良(×)とした。つづいて30秒
以上たった時点での泡量、泡の感触、すすぎ後のぬめり
感のなさ、乾燥後の滑らかさを5段階で評価した。いづ
れも評価は平均値が4.5以上を非常に良好(◎)、
3.5から4.4の場合を良好(○)2.5から3.4
の場合を普通、(△)2.4以下の場合を不良(×)と
した。
【0028】実施例1 下記表1に示す配合物を調製し、泡立ち速度、泡量、泡
の感触、すすぎ後のぬめり感、乾燥後の髪のなめらかさ
を評価した。その結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1からわかるように、本発明品は泡質、
ぬめり感のなさ、なめらかさに優れていた。
【0031】実施例2 次に示す配合例13〜17の毛髪化粧料を調製し、実施
例1と同様に評価したところ、いずれの評価項目も優れ
たものであった。
【0032】 配合例13(リンスインシャンプー) N−ココイルグリシンK 13 LES 2 ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 0.3 ココイルジエタノールアミド 2 プロピレングリコール 3 ヒドロキシプロピルセルロース 2 パラベン 0.2 安息香酸 0.2 香料 1 精製水 バランス
【0033】 配合例14(トリートメントシャンプー) N−ココイルグリシンTEA 10 N−ラウロイルグリシンTEA 6 ラウリン酸TEA 1 ステアリルホ゜リエテノキシメチルアンモニウムクロライト゛ 0.6 メチルフェニルポリシロキサン 0.2 フェノキシエタノール 0.2 ジブチルヒドロキシトルエン 0.2 クエン酸 1 香料 1.5 精製水 バランス
【0034】 配合例15(コンディショニングシャンプー) N−パーム核油脂肪酸アシルグリシンK 14 N−ラウロイル−L−グルタミン酸TEA 3 ステアリルアルコール 1 ステアリルジメチルアンモニウムクロライド 0.6 モノステアリン酸エチレングリコール 2 ラウロイルジエタノールアミド 3 カチオン化セルロース 3 パラベン 0.2 安息香酸ナトリウム 0.2 精製水 バランス
【0035】 配合例16(リンスインシャンプー) N−ココイルグリシンTEA 10 ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸 5 ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 0.3 カチオン化加水分解コラーゲン 0.1 ラウリルアミノ酢酸ナトリウム 2 1,3−ブチレングリコール 1 ヒドロキシエチルセルロース 1 パラベン 0.2 安息香酸ナトリウム 0.2 精製水 バランス
【0036】 配合例17(トリートメントシャンプー) N−オレオイルグリシンNa 5 N−ココイル−N−メチル−β−アラニンNa 10 オレイン酸Na 0.5 精製椿油 0.2 ステアリン酸トリエタノールアミンモノエステル 0.6 エルデュウ CL−301(味の素(株)製) 0.1 ジブチルヒドキシトルエン 0.2 パラベン 0.2 ヒドロキシメチルセルロース 1 エデト酸3ナトリウム 0 .1 香料 1 精製水 バランス
【0037】
【発明の効果】本発明の毛髪用化粧料組成物は、洗浄に
際しては、皮膚及び毛髪に対して刺激が少なく、泡の保
持に優れ、すすぎ時にぬめらず、なめらかな感触であ
り、使用感に優れたものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記成分(A)及び(B)を含有すること
    を特徴とする毛髪化粧料。 (A)N−長鎖アシルグリシン又はその塩 (B)下記一般式(I)〜(IV)で表されるカチオン
    界面活性剤からなる群より選ばれる一種又は二種以上 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 のうち1つ又は2つは
    炭素原子数8〜22のアルキル基又はヒドロキシアルキ
    ル基を、残りは炭素原子数1〜3のアルキル基もしくは
    ヒドロキシアルキル基、又はベンジル基を表し、Wはハ
    ロゲン原子又は炭素原子数1もしくは2のアルキル硫酸
    基を表す。) 【化2】 (式中、R5 、R6 、R7 のうち2つ又は3つは炭素原
    子数8〜22のアルキル基又はヒドロキシアルキル基
    を、残りは炭素原子数1〜3のアルキル基又はヒドロキ
    シアルキル基を表し、nは1〜10の整数を、Xはハロ
    ゲン原子又は炭素原子数1もしくは2のアルキル硫酸基
    を表す。) 【化3】 (式中、R8は炭素原子数7〜21のアルキル基を表
    し、R9は炭素原子数1〜21のアルキル基を表し、Y
    は無機酸又は有機酸を表す。) 【化4】 (式中、R10は炭素原子数7〜21のアルキル基を表
    し、R11は炭素原子数1〜21のアルキル基を表し、m
    は2又は3を表し、Zは無機酸又は有機酸を表す。)
  2. 【請求項2】成分(A)及び成分(B)に加えて、
    (C)炭素原子数8〜22の高級脂肪酸塩を含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料。
JP13021094A 1994-06-13 1994-06-13 毛髪化粧料 Pending JPH07330553A (ja)

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