JPH07328849A - ワイヤ電極の張力と送り速度の制御方法及びその装置 - Google Patents
ワイヤ電極の張力と送り速度の制御方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH07328849A JPH07328849A JP15425194A JP15425194A JPH07328849A JP H07328849 A JPH07328849 A JP H07328849A JP 15425194 A JP15425194 A JP 15425194A JP 15425194 A JP15425194 A JP 15425194A JP H07328849 A JPH07328849 A JP H07328849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- tension
- wire electrode
- feed
- feed speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤ放電加工機のワイヤ電極の張力と送り
速度を任意かつ正確に制御できる制御装置を提供する。 【構成】 被加工物18の前後に送り出しプーリ11,
21とサーボモータ12,22などで構成される二組の
ワイヤ送り出し手段を設け、両プーリ11,21間にワ
イヤ張力検出手段51とワイヤ送り速度検出手段52と
を設けて、ワイヤ電極3の張力と送り速度を常時検出
し、図示しないNC制御装置に記憶する送り速度設定値
と速度検出値との差がゼロで、NC制御装置に記憶する
張力設定値と張力検出値との差がゼロになるように二個
のサーボモータ12,22を制御する。
速度を任意かつ正確に制御できる制御装置を提供する。 【構成】 被加工物18の前後に送り出しプーリ11,
21とサーボモータ12,22などで構成される二組の
ワイヤ送り出し手段を設け、両プーリ11,21間にワ
イヤ張力検出手段51とワイヤ送り速度検出手段52と
を設けて、ワイヤ電極3の張力と送り速度を常時検出
し、図示しないNC制御装置に記憶する送り速度設定値
と速度検出値との差がゼロで、NC制御装置に記憶する
張力設定値と張力検出値との差がゼロになるように二個
のサーボモータ12,22を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤ放電加工機のワイ
ヤ電極の張力と送り速度を制御する方法及びそれを実現
するための装置に関するものである。
ヤ電極の張力と送り速度を制御する方法及びそれを実現
するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤ放電加工機において一般に
使用されているワイヤ送り装置は、図3に示すようにワ
イヤ供給ボビン101にトルクモータ102が連結され
ていて、ワイヤ電極103がたるまない程度のブレーキ
力を得るために逆転トルクがかかるようになっている。
ブレーキローラ104は電磁ブレーキ105と連結さ
れ、押さえローラ106はばね力によりブレーキローラ
104に押し付けられていて、ワイヤ電極103は両ロ
ーラ104,106間に挟まれて滑ることなく一定の張
力がかけられるようになっている。
使用されているワイヤ送り装置は、図3に示すようにワ
イヤ供給ボビン101にトルクモータ102が連結され
ていて、ワイヤ電極103がたるまない程度のブレーキ
力を得るために逆転トルクがかかるようになっている。
ブレーキローラ104は電磁ブレーキ105と連結さ
れ、押さえローラ106はばね力によりブレーキローラ
104に押し付けられていて、ワイヤ電極103は両ロ
ーラ104,106間に挟まれて滑ることなく一定の張
力がかけられるようになっている。
【0003】方向変換ローラ107により下に向きを変
えたワイヤ電極103は上部ワイヤガイド108,被加
工物109を通って、下部ワイヤガイド110を通る。
両ワイヤガイド108,110は被加工物109に対し
てその位置が正確に制御される。次いでワイヤ電極10
3は方向変換ローラ111を経て送りモータ114に連
結される回収ローラ112と回収ピンチローラ113に
より送られ、回収箱115内に回収される。ワイヤ電極
103の送り速度は送りモータの回転速度により制御さ
れ、ワイヤ電極の張力は送り速度に対する電磁ブレーキ
105の作用によりブレーキローラ104に抵抗力を付
与することで制御される。
えたワイヤ電極103は上部ワイヤガイド108,被加
工物109を通って、下部ワイヤガイド110を通る。
両ワイヤガイド108,110は被加工物109に対し
てその位置が正確に制御される。次いでワイヤ電極10
3は方向変換ローラ111を経て送りモータ114に連
結される回収ローラ112と回収ピンチローラ113に
より送られ、回収箱115内に回収される。ワイヤ電極
103の送り速度は送りモータの回転速度により制御さ
れ、ワイヤ電極の張力は送り速度に対する電磁ブレーキ
105の作用によりブレーキローラ104に抵抗力を付
与することで制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたワ
イヤ送り装置は、ワイヤ電極の張力と送り速度を電磁ブ
レーキによるブレーキ力や送りモータの回転速度にのみ
依存し、制御結果である実際の張力と送り速度を検出す
る手段を持っていないので、ワイヤ電極のスリップ等で
張力や送り速度が変化しても直ちに修正する手段がな
く、正確な制御が困難であるという問題を有していた。
イヤ送り装置は、ワイヤ電極の張力と送り速度を電磁ブ
レーキによるブレーキ力や送りモータの回転速度にのみ
依存し、制御結果である実際の張力と送り速度を検出す
る手段を持っていないので、ワイヤ電極のスリップ等で
張力や送り速度が変化しても直ちに修正する手段がな
く、正確な制御が困難であるという問題を有していた。
【0005】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、ワイヤ電極の張力と送り速度を常時正確かつ任意に
制御することのできる制御方法及びそれを実現するため
の装置を提供しようとするものである。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、ワイヤ電極の張力と送り速度を常時正確かつ任意に
制御することのできる制御方法及びそれを実現するため
の装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明におけるワイヤ電極の張力と送り速度の制御方
法は、ワイヤ電極と被加工物との間隙に放電パルスを印
加して加工を行うワイヤ放電加工機において、前記被加
工物の前後に配設されたワイヤ電極送り出し用の二個の
モータの速度差により前記ワイヤ電極に張力を付与し、
付与された前記張力を常時検出して所望の張力に達した
とき前記二個のモータの駆動速度を所望の送り速度に合
わせて同期回転させるものである。
に本発明におけるワイヤ電極の張力と送り速度の制御方
法は、ワイヤ電極と被加工物との間隙に放電パルスを印
加して加工を行うワイヤ放電加工機において、前記被加
工物の前後に配設されたワイヤ電極送り出し用の二個の
モータの速度差により前記ワイヤ電極に張力を付与し、
付与された前記張力を常時検出して所望の張力に達した
とき前記二個のモータの駆動速度を所望の送り速度に合
わせて同期回転させるものである。
【0007】ワイヤ電極と被加工物との間隙に放電パル
スを印加して加工を行うワイヤ放電加工機において、ワ
イヤ電極送り出し用の二個のモータを前記被加工物の前
後に設け、前記二個のモータの間に前記ワイヤ電極の張
力を検出する手段と前記ワイヤ電極の送り速度を検出す
る手段とを設け、前記張力を検出する手段と前記送り速
度を検出する手段のそれぞれの検出値が予め記憶する張
力と送り速度のそれぞれの設定値と等しくなるように前
記二個のモータを制御する手段を設けてなるものであ
る。
スを印加して加工を行うワイヤ放電加工機において、ワ
イヤ電極送り出し用の二個のモータを前記被加工物の前
後に設け、前記二個のモータの間に前記ワイヤ電極の張
力を検出する手段と前記ワイヤ電極の送り速度を検出す
る手段とを設け、前記張力を検出する手段と前記送り速
度を検出する手段のそれぞれの検出値が予め記憶する張
力と送り速度のそれぞれの設定値と等しくなるように前
記二個のモータを制御する手段を設けてなるものであ
る。
【0008】
【作用】ワイヤ放電加工機に架設されたワイヤ電極の張
力と送り速度を常時検出し、予め設定されている張力及
び送り速度の設定値と各検出値をそれぞれ比較し、送り
速度検出値が送り速度設定値と等しくなるように被加工
物の前後に設けられているワイヤ電極送り出し用の二個
のモータを駆動すると同時に、張力検出値が張力設定値
と等しくなるよう前側の一方のモータを減速させること
によりワイヤ電極に張力を付与して、常時設定値と等し
い張力と送り速度が得られるようにする。従ってスリッ
プ等による張力と送り速度の変化があっても直ちに修正
できるので常時正確な張力と送り速度を維持することが
できる。
力と送り速度を常時検出し、予め設定されている張力及
び送り速度の設定値と各検出値をそれぞれ比較し、送り
速度検出値が送り速度設定値と等しくなるように被加工
物の前後に設けられているワイヤ電極送り出し用の二個
のモータを駆動すると同時に、張力検出値が張力設定値
と等しくなるよう前側の一方のモータを減速させること
によりワイヤ電極に張力を付与して、常時設定値と等し
い張力と送り速度が得られるようにする。従ってスリッ
プ等による張力と送り速度の変化があっても直ちに修正
できるので常時正確な張力と送り速度を維持することが
できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづき説明す
る。図1は本実施例のワイヤ放電加工機のワイヤ電極送
り機構の概略構成図である。ワイヤ供給ボビン1はワイ
ヤ電極3の送り出しに伴い引っ張られて回転するように
なっているが、回りすぎてワイヤ電極3がたるまないよ
うに摩擦ブレーキ2が付いていて適度な抵抗が付与され
ている。
る。図1は本実施例のワイヤ放電加工機のワイヤ電極送
り機構の概略構成図である。ワイヤ供給ボビン1はワイ
ヤ電極3の送り出しに伴い引っ張られて回転するように
なっているが、回りすぎてワイヤ電極3がたるまないよ
うに摩擦ブレーキ2が付いていて適度な抵抗が付与され
ている。
【0010】ワイヤ電極3は四つの方向変換プーリ4〜
7を経て、被加工物18の前部に配置されたワイヤ電極
送り出し用前部サーボモータ12に連結した送り出しプ
ーリ11と押さえプーリ8によりしっかりと挟まれて、
被加工物18側へ送り出されるようになっており、押さ
えプーリ8は旋回可能なレバー9のほぼ中央に枢支され
ていて、エアシリンダ10により送り出しプーリ11へ
の押し付けが入・切できるようになっている。更に、ワ
イヤ電極3は被加工物18に達するまでにワイヤ張力検
出手段51とワイヤ速度検出手段52を通る。
7を経て、被加工物18の前部に配置されたワイヤ電極
送り出し用前部サーボモータ12に連結した送り出しプ
ーリ11と押さえプーリ8によりしっかりと挟まれて、
被加工物18側へ送り出されるようになっており、押さ
えプーリ8は旋回可能なレバー9のほぼ中央に枢支され
ていて、エアシリンダ10により送り出しプーリ11へ
の押し付けが入・切できるようになっている。更に、ワ
イヤ電極3は被加工物18に達するまでにワイヤ張力検
出手段51とワイヤ速度検出手段52を通る。
【0011】ワイヤ張力検出手段51はワイヤの張力に
よりわずかに撓む構造の軸13aに連結の張力検出用プ
ーリ13と、撓みを測定する変位計14とにより構成さ
れていて、変位を張力に対応させてワイヤの張力を検出
する。尚、張力を検出する手段は、撓みに限定する必要
はなく、歪みや力を直接測定するものでも差し支えな
い。ワイヤ送り速度検出手段52は方向転換用を兼ねる
速度検出用プーリ15とこのプーリ15に連結される回
転速度検出器16とにより構成され、プーリ15の回転
速度からワイヤの送り速度を検出する。
よりわずかに撓む構造の軸13aに連結の張力検出用プ
ーリ13と、撓みを測定する変位計14とにより構成さ
れていて、変位を張力に対応させてワイヤの張力を検出
する。尚、張力を検出する手段は、撓みに限定する必要
はなく、歪みや力を直接測定するものでも差し支えな
い。ワイヤ送り速度検出手段52は方向転換用を兼ねる
速度検出用プーリ15とこのプーリ15に連結される回
転速度検出器16とにより構成され、プーリ15の回転
速度からワイヤの送り速度を検出する。
【0012】ワイヤ電極3は上部ワイヤガイド17を通
って被加工物18に達し、更に下部ワイヤガイド19を
通って方向変換プーリ20により向きを変え、被加工物
の後部に配設されたもう一個のワイヤ送り出し用後部サ
ーボモータ22と連結した送り出しプーリ21に達し、
プーリ21とワイヤ電極3をしっかりと押さえるための
ピンチローラ23に挟まれて後方に送り出されて回収箱
24に回収される。
って被加工物18に達し、更に下部ワイヤガイド19を
通って方向変換プーリ20により向きを変え、被加工物
の後部に配設されたもう一個のワイヤ送り出し用後部サ
ーボモータ22と連結した送り出しプーリ21に達し、
プーリ21とワイヤ電極3をしっかりと押さえるための
ピンチローラ23に挟まれて後方に送り出されて回収箱
24に回収される。
【0013】図2は上述のように架設されたワイヤ電極
の張力と送り速度を制御するシステムのブロック線図で
ある。NC制御装置50は予めワイヤ電極3の張力と送
り速度の設定値をそれぞれ記憶し、必要に応じて出力す
るもの。ワイヤ張力検出手段51は、上述のように張力
検出用プーリ軸13aの撓みを変位計14により測定
し、変位を張力に対応させて検出するものである。
の張力と送り速度を制御するシステムのブロック線図で
ある。NC制御装置50は予めワイヤ電極3の張力と送
り速度の設定値をそれぞれ記憶し、必要に応じて出力す
るもの。ワイヤ張力検出手段51は、上述のように張力
検出用プーリ軸13aの撓みを変位計14により測定
し、変位を張力に対応させて検出するものである。
【0014】ワイヤ送り速度検出手段52は上述のよう
に回転速度検出器16により測定した速度検出用プーリ
15の回転数よりワイヤ送り速度を検出するものであ
る。ワイヤ張力比較演算回路53は、ワイヤ張力設定値
とワイヤ張力検出値とを比較して張力差分信号を出力す
る回路である。
に回転速度検出器16により測定した速度検出用プーリ
15の回転数よりワイヤ送り速度を検出するものであ
る。ワイヤ張力比較演算回路53は、ワイヤ張力設定値
とワイヤ張力検出値とを比較して張力差分信号を出力す
る回路である。
【0015】ワイヤ送り速度比較演算回路54は、ワイ
ヤ送り速度設定値とワイヤ送り速度検出値とを比較して
速度差分信号を出力する回路である。前部サーボモータ
駆動回路55と、後部サーボモータ駆動回路56は、速
度差分信号がゼロになりかつ張力差分信号がゼロになる
ように前部サーボモータ12と後部サーボモータ22を
駆動する回路である。
ヤ送り速度設定値とワイヤ送り速度検出値とを比較して
速度差分信号を出力する回路である。前部サーボモータ
駆動回路55と、後部サーボモータ駆動回路56は、速
度差分信号がゼロになりかつ張力差分信号がゼロになる
ように前部サーボモータ12と後部サーボモータ22を
駆動する回路である。
【0016】次に本実施例の作用を説明する。NC制御
装置50より指令されるワイヤ電極3の張力と送り速度
の設定値は各々の比較演算回路53,54に送られる。
先ずワイヤ送り速度比較演算回路54に送られたワイヤ
送り速度設定値は、ワイヤ送り速度検出手段52の検出
値と比較され、その差分が速度差分信号として前部サー
ボモータ駆動回路55と後部サーボモータ駆動回路56
に送られる。二つの駆動回路55,56は速度差分信号
がゼロになるように前部サーボモータ12と後部サーボ
モータ22を駆動する。
装置50より指令されるワイヤ電極3の張力と送り速度
の設定値は各々の比較演算回路53,54に送られる。
先ずワイヤ送り速度比較演算回路54に送られたワイヤ
送り速度設定値は、ワイヤ送り速度検出手段52の検出
値と比較され、その差分が速度差分信号として前部サー
ボモータ駆動回路55と後部サーボモータ駆動回路56
に送られる。二つの駆動回路55,56は速度差分信号
がゼロになるように前部サーボモータ12と後部サーボ
モータ22を駆動する。
【0017】同時にワイヤ張力比較演算回路53ではワ
イヤ張力設定値とワイヤ張力検出手段51からの検出値
が比較され、その張力差分信号として前部サーボモータ
駆動回路55に送られる。前部サーボモータ駆動回路5
5ではこの張力差分信号にもとづいて前部サーボモータ
12の回転を減速させ、ワイヤ電極3に張力を付与す
る。ワイヤに張力が付与されると張力の大きさは直ちに
検出手段51によって検出されて検出値が変わる。
イヤ張力設定値とワイヤ張力検出手段51からの検出値
が比較され、その張力差分信号として前部サーボモータ
駆動回路55に送られる。前部サーボモータ駆動回路5
5ではこの張力差分信号にもとづいて前部サーボモータ
12の回転を減速させ、ワイヤ電極3に張力を付与す
る。ワイヤに張力が付与されると張力の大きさは直ちに
検出手段51によって検出されて検出値が変わる。
【0018】前部サーボモータ駆動回路55では張力差
分信号がゼロになるまで前部サーボモータの回転を減速
させ、ゼロになった時点で後部サーボモータ22と同じ
回転によるよう同期制御する。尚、ワイヤ電極に張力を
付与するためには後部サーボモータ22を増速しても同
じ効果が得られる。
分信号がゼロになるまで前部サーボモータの回転を減速
させ、ゼロになった時点で後部サーボモータ22と同じ
回転によるよう同期制御する。尚、ワイヤ電極に張力を
付与するためには後部サーボモータ22を増速しても同
じ効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。ワイヤ電極の張力と送り
速度を常時検出して予め記憶する張力設定値及び送り速
度設定値とそれぞれの検出値が等しくなるように、被加
工物の前後に設けた二個のモータを駆動するようにした
ので、異状状態の検出やその処理が素早くできるととも
に、設定値に対して常に正確にワイヤ電極の張力と送り
速度を保つことができ、精度の高い加工が可能となる。
で次に記載する効果を奏する。ワイヤ電極の張力と送り
速度を常時検出して予め記憶する張力設定値及び送り速
度設定値とそれぞれの検出値が等しくなるように、被加
工物の前後に設けた二個のモータを駆動するようにした
ので、異状状態の検出やその処理が素早くできるととも
に、設定値に対して常に正確にワイヤ電極の張力と送り
速度を保つことができ、精度の高い加工が可能となる。
【図1】本発明の実施例のワイヤ放電加工機のワイヤ電
極送り機構の概略構成図である。
極送り機構の概略構成図である。
【図2】ワイヤ電極の張力と送り速度制御システムのブ
ロック線図である。
ロック線図である。
【図3】従来の技術のワイヤ電極送り機構の概略構成図
である。
である。
1 ワイヤ供給ボビン 2 摩擦ブレー
キ 3 ワイヤ電極 8 押さえプー
リ 10 エアシリンダ 11,21 送
り出しプーリ 12 ワイヤ電極送り出し用前部サーボモータ 13 張力検出用プーリ 14 変位計 15 速度検出用プーリ 16 回転速度
検出器 17 上部ワイヤガイド 18 被加工物 19 下部ワイヤガイド 22 ワイヤ電極送り出し用後部サーボモータ 24 回収箱 50 NC制御
装置 51 ワイヤ張力検出手段 52 ワイヤ送
り速度検出手段 53 ワイヤ張力比較演算回路 54 ワイヤ送
り速度比較演算回路 55 前部サーボモータ駆動回路 56 後部サー
ボモータ駆動回路
キ 3 ワイヤ電極 8 押さえプー
リ 10 エアシリンダ 11,21 送
り出しプーリ 12 ワイヤ電極送り出し用前部サーボモータ 13 張力検出用プーリ 14 変位計 15 速度検出用プーリ 16 回転速度
検出器 17 上部ワイヤガイド 18 被加工物 19 下部ワイヤガイド 22 ワイヤ電極送り出し用後部サーボモータ 24 回収箱 50 NC制御
装置 51 ワイヤ張力検出手段 52 ワイヤ送
り速度検出手段 53 ワイヤ張力比較演算回路 54 ワイヤ送
り速度比較演算回路 55 前部サーボモータ駆動回路 56 後部サー
ボモータ駆動回路
Claims (2)
- 【請求項1】 ワイヤ電極と被加工物との間隙に放電パ
ルスを印加して加工を行うワイヤ放電加工機において、
前記被加工物の前後に配設されたワイヤ電極送り出し用
の二個のモータの速度差により前記ワイヤ電極に張力を
付与し、付与された前記張力を常時検出して所望の張力
に達したとき前記二個のモータの駆動速度を所望の送り
速度に合わせて同期回転させることを特徴とするワイヤ
電極の張力と送り速度の制御方法。 - 【請求項2】 ワイヤ電極と被加工物との間隙に放電パ
ルスを印加して加工を行うワイヤ放電加工機において、
ワイヤ電極送り出し用の二個のモータを前記被加工物の
前後に設け、前記二個のモータの間に前記ワイヤ電極の
張力を検出する手段と前記ワイヤ電極の送り速度を検出
する手段とを設け、前記張力を検出する手段と前記送り
速度を検出する手段のそれぞれの検出値が予め記憶する
張力と送り速度のそれぞれの設定値と等しくなるように
前記二個のモータを制御する手段を設けてなることを特
徴とするワイヤ電極の張力と送り速度の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15425194A JPH07328849A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | ワイヤ電極の張力と送り速度の制御方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15425194A JPH07328849A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | ワイヤ電極の張力と送り速度の制御方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07328849A true JPH07328849A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15580140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15425194A Pending JPH07328849A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | ワイヤ電極の張力と送り速度の制御方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07328849A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1967311A2 (en) | 2007-03-08 | 2008-09-10 | Fanuc Ltd | Wire-cut electric discharge machine having wire tension control function |
CN105935821A (zh) * | 2015-03-06 | 2016-09-14 | 发那科株式会社 | 具有修正张力的检测值的功能的线放电加工机 |
CN115803135A (zh) * | 2020-07-09 | 2023-03-14 | 发那科株式会社 | 张力信息获取装置、线放电加工机以及张力信息获取方法 |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP15425194A patent/JPH07328849A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1967311A2 (en) | 2007-03-08 | 2008-09-10 | Fanuc Ltd | Wire-cut electric discharge machine having wire tension control function |
US7800010B2 (en) | 2007-03-08 | 2010-09-21 | Fanuc Ltd | Wire-cut electric discharge machine having wire tension control function |
EP1967311A3 (en) * | 2007-03-08 | 2010-11-17 | Fanuc Ltd | Wire-cut electric discharge machine having wire tension control function |
CN105935821A (zh) * | 2015-03-06 | 2016-09-14 | 发那科株式会社 | 具有修正张力的检测值的功能的线放电加工机 |
US10105776B2 (en) | 2015-03-06 | 2018-10-23 | Fanuc Corporation | Wire electric discharge machine having function to correct detected value of tensile force |
CN105935821B (zh) * | 2015-03-06 | 2018-11-02 | 发那科株式会社 | 具有修正张力的检测值的功能的线放电加工机 |
CN115803135A (zh) * | 2020-07-09 | 2023-03-14 | 发那科株式会社 | 张力信息获取装置、线放电加工机以及张力信息获取方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4572752A (en) | Control stretch laminating device | |
US4496417A (en) | Control stretch laminating device | |
CN108975041A (zh) | 卷材收卷张力实时检测调节系统 | |
JPH0755761B2 (ja) | 輪転印刷機用のくわえ胴 | |
CN1043792C (zh) | 用于调整拉伸装置中的拉伸方法和设备 | |
US4242556A (en) | Guiding and stressing an elongated, stretched, renewable electrode in electro-erosive machining | |
CA1279246C (en) | Stretch control for web materials being joined or laminated | |
GB2245087A (en) | Wire feeding and measuring apparatus. | |
CN103294003B (zh) | 旋切线速度可调无卡旋切机的控制系统与控制方法 | |
JPS6133452A (ja) | 供給シ−トの張力制御装置 | |
JPH07328849A (ja) | ワイヤ電極の張力と送り速度の制御方法及びその装置 | |
JP2002542945A (ja) | 調整可能監視ガイド | |
JP2812492B2 (ja) | ワイヤカット放電加工機においてワイヤ電極がワイヤ搬出側のワイヤガイド部を挿通したことを確認する方法および装置 | |
JP2000246545A (ja) | ワイヤ電極の張力制御装置 | |
JP3533165B2 (ja) | 糸シート巻取機 | |
JPH05230756A (ja) | 織物ウエブのウエブ引張力を調整するための方法と装置 | |
JPH02160423A (ja) | ワイヤ放電加工装置の位置決め方法 | |
EP1065161B1 (en) | Infeed system of rotary press | |
US3638873A (en) | Apparatus for winding yarn | |
CN103938405B (zh) | 一种剪毛机张力实时控制系统及控制方法 | |
JP2004345066A (ja) | ワイヤカット放電加工機のワイヤの張力制御装置 | |
JPH0655359A (ja) | ワイヤ放電加工機のワイヤ電極送り方法および装置 | |
JPH0230762B2 (ja) | ||
US4566298A (en) | Profile extruder including pull measuring means | |
EP0109799B1 (en) | Control stretch laminating device |