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JPH07322266A - 符号化装置 - Google Patents

符号化装置

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Publication number
JPH07322266A
JPH07322266A JP11083194A JP11083194A JPH07322266A JP H07322266 A JPH07322266 A JP H07322266A JP 11083194 A JP11083194 A JP 11083194A JP 11083194 A JP11083194 A JP 11083194A JP H07322266 A JPH07322266 A JP H07322266A
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JP
Japan
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area
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encoding
circuit
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JP11083194A
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JP3618783B2 (ja
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Masato Kato
真佐人 加藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to JP11083194A priority Critical patent/JP3618783B2/ja
Publication of JPH07322266A publication Critical patent/JPH07322266A/ja
Priority to US08/893,001 priority patent/US5805223A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3618783B2 publication Critical patent/JP3618783B2/ja
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフレッシュの際の急激なデータ量の増加を
抑制する。 【構成】 連続するNフレームにわたって、各フレーム
に部分的にリフレッシュ・エリアを設定し、そのエリア
をリフレッシュする。各画面で、リフレッシュ・エリア
を、動き補償予測の補償可能範囲以上にオーバーラップ
させながら、シフトする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化装置に関し、よ
り具体的には、画面内符号化と画面間符号化を併用して
一連の画像情報を符号化する符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報はデータ量が膨大になるので、
種々の圧縮符号化方式が提案及び検討されている。その
一つに、フレーム内符号化方式とフレーム間符号化方式
を組み合わせたものが有力視されている。
【0003】フレーム内符号化方式は、フレーム内で近
隣する画素同士が類似する明るさと色を持つという画像
の特性を利用して情報圧縮するものである。実際の画像
では、空や壁など、多くの部分が同程度の明るさと色を
持つので、ほぼ、1/5〜1/10程度に情報圧縮でき
る。
【0004】フレーム間符号化は、動画では時間的に隣
接するフレームが類似した画像になることを利用するも
のであり、フレーム間の差異の情報のみを符号化し、伝
送する。具体的に説明すると、通常の動画では、近接す
るフレームの絵柄は、多少の動きや変形はあるにして
も、基本的に類似している。この点を利用し、先ず、圧
縮符号化しようとするフレームと、これに近接するフレ
ーム(例えば、直前のフレーム)との間の類似性(動
き、色及び明るさ等)を計算し、その計算結果に基づい
て、近接フレームから符号化しようとするフレームの予
測値を算出する。そして、符号化しようとするフレーム
とこの予測値との差分符号化して伝送する。
【0005】例えば、人物だけが映っている画像で、人
物が右に移動している動画では、移動する人物の、それ
も差分情報のみを符号化すればよく、高い圧縮率を実現
できる。これに動き補償予測方式を加えると、動きの移
動情報が増加するものの、移動の前後で人物像がほとん
ど一致することから人物像の各画素の差分値も非常に小
さくなり、全体としてより高い圧縮率を達成できる。
【0006】なお、フレーム内符号化とフレーム間符号
化は、フレーム全体でなく、フレームの一部のブロック
で選択されることもある。即ち、フレームの一部がフレ
ーム内符号化され、残りがフレーム間符号化されること
もある。
【0007】フレーム間符号化方式は、伝送エラーが伝
搬する性質を有するので、適宜の間隔でフレーム内符号
化方式を挿入する必要がある。これは、リフレッシュと
呼ばれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】フレーム内符号化方式
は一般に、フレーム間符号化方式よりも発生データ量が
多いので、リフレッシュによりデータ量が急激に増大
し、伝送レート等との兼ね合いもあって、画質が大幅に
劣化することがあった。
【0009】本発明は、このような不都合を生じない符
号化装置を提示することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、連続するN
画面の間の各画面に画面内符号化を強制設定するリフレ
ッシュ・エリアを設定し、各画面間で順次、当該リフレ
ッシュ・エリアを所定量シフトする。画面間符号化の予
測画面となる画面と、符号化すべき画面との間で、リフ
レッシュ・エリアを所定幅M、オーバーラップさせる。
この所定幅Mは動き補償予測の補償可能範囲以上であ
る。更には、リフレッシュ・エリアであっても、画面間
符号化の予測画像となる画像部分が画面内符号化又はリ
フレッシュされたものであるときには、リフレッシュを
解除する。
【0011】
【作用】上記手段により、1画面の一部のみを強制的に
画面内符号化、例えばフレーム内符号化することにな
り、発生データ量の急激な増加を緩和できる。更には、
本来、リフレッシュすべき部分でも、予測信号が画面内
符号化又はリフレッシュされていれば、エラーが伝搬す
る危険が無いので、画面間符号化でよい。この部分のリ
フレッシュを解除することにより、発生データ量を更に
抑制できる。これらの結果、伝送エラーの伝搬を防ぐた
めのリフレッシュをしながらも、発生データ量の急増を
抑えつつ、画質を高く維持できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。図1において、10は、符号化しようと
するアナログ画像信号が入力する入力端子、12は入力
端子10からのアナログ画像信号をディジタル化するA
/D変換器、14はA/D変換器12の出力画像データ
をブロックに分割してブロック順に出力するブロック分
割回路である。
【0014】16はブロック分割回路14の出力から、
予測差分符号化における予測値を減算する減算器、18
はブロック分割回路14の出力(a接点)又は減算器1
6の出力(b接点)を選択するスイッチ、20は、スイ
ッチ18の出力を、所定大きさのブロック単位で直交変
換(例えば、離散コサイン変換)する直交変換回路、2
2は直交変換回路20から出力される変換係数を量子化
する量子化回路である。
【0015】24は量子化回路22の出力を逆量子化す
る逆量子化回路、26は逆量子化回路24の出力を逆直
交変換する逆直交変換回路、28は、逆直交変換回路2
6の出力に、フレーム間符号化のときには予測値を、フ
レーム内符号化のときには’0’を加算する加算器、3
0は、回路24,26,28により復号された画像デー
タを一時記憶する画像メモリ、32は、ブロック分割回
路14からの現フレームの画像データと、画像メモリ3
0からの前フレームの画像データとから動きベクトルを
検出する動きベクトル検出回路、34は、動きベクトル
検出回路32により検出された動きベクトルに従い、画
像メモリ30からの前フレームの画像データを動き補償
する動き補償回路である。動き補償回路34の出力がフ
レーム間符号化の予測値になり、減算器16、及びスイ
ッチ36を介して加算器28に印加される。
【0016】スイッチ36はスイッチ18と連動して切
り換えられ、フレーム内符号化のときには、a接点に接
続して加算器28に’0’値を印加し、フレーム間符号
化のときには、b接点に接続して動き補償回路34の出
力を加算器28に印加する。なお、スイッチ36はスイ
ッチ18と連動して切り換えられる。
【0017】38は、動きベクトル検出回路32の検出
出力から、リフレッシュを解除すべき領域を検出し、リ
フレッシュ解除信号を出力する予測領域検出回路であ
る。この回路38の詳細な動作は後述する。
【0018】40は、ブロック分割回路14の出力と減
算器16の出力とを比較し、フレーム間符号化とフレー
ム内符号のどちらが符号化効率が高いかを判定する判定
回路、42は、設定値W,Sと予測領域検出回路38か
らのリフレッシュ解除信号に従い、リフレッシュを制御
するリフレッシュ制御回路である。判定回路40の出力
及びリフレッシュ制御回路42の出力は共にオア回路4
4に印加され、オア回路44の出力がスイッチ18,3
6を切り換え制御する。
【0019】46は、量子化回路22の出力を可変長符
号化する可変長符号化回路、48は、可変長符号化回路
46の出力を伝送路の伝送レートに合わせてバッファリ
ングするバッファ・メモリ、50はバッファ・メモリ4
8の出力を所定伝送フォーマットに変換する伝送インタ
ーフェース回路、52は伝送インターフェース回路50
の出力を伝送路に接続する出力端子である。
【0020】先ず、画像信号の処理の基本的な流れを説
明する。A/D変換器12は入力端子10から入力する
アナログ画像信号をディジタル化する。ブロック分割回
路14は、A/D変換器12の出力を水平方向にa(例
えば、8)画素、垂直方向にb(例えば、8)ラインの
ブロックに分割する。ブロック分割回路14の出力は、
スイッチ18のa接点、減算器16、動きベクトル検出
回路32及び判定回路40に印加される。
【0021】減算器16は、ブロック分割回路14の出
力から予測値(動き補償回路34の出力)を減算し、予
測誤差データをスイッチ18のb接点に出力する。スイ
ッチ18はオア回路44の出力に従い、ブロック単位で
a接点又はb接点に接続する。スイッチ18がa接点に
接続するとき、スイッチ36もa接点に接続し、スイッ
チ18がb接点に接続するとき、スイッチ36もb接点
に接続する。スイッチ18,36がa接点に接続すると
きはフレーム内符号化になり、b接点に接続するときは
フレーム間符号化になる。
【0022】直交変換回路20は、スイッチ18により
選択された画像データ(原画像データ又は予測誤差デー
タ)をブロック毎に直交変換(例えば、離散コサイン変
換)し、その変換係数データを量子化回路22が量子化
する。
【0023】逆量子化回路24は、量子化回路22の出
力を逆量子化し、逆直交変換回路26は、逆量子化回路
24の出力を逆直交変換する。スイッチ36は、フレー
ム内符号化のブロックではa接点に接続し、フレーム間
符号化のブロックではb接点に接続する。これにより、
加算器28は、フレーム内符号化のブロックでは、逆直
交変換回路26の出力をそのまま出力し、フレーム間符
号化のブロックでは逆直交変換回路26の出力に予測値
を加算して出力する。
【0024】画像メモリ30は加算器28の出力を1フ
レーム期間、遅延し、動きベクトル検出回路32と動き
補償回路34に出力する。動きベクトル検出回路32に
は、ブロック分割回路14の出力も供給されており、動
きベクトル検出回路32は、両信号から符号化ブロック
単位で動きベクトルを検出し、検出結果を動き補償回路
34と予測領域検出回路38に出力する。動き補償回路
34は、動きベクトル検出回路32からの動きベクトル
に従い、画像メモリ30からの前フレームの画像データ
を画像の動きを相殺するように移動、即ち、動き補償
し、現フレームの予測値として減算器16及びスイッチ
36のb接点に供給する。
【0025】可変長符号化回路46は、量子化回路22
の出力を可変長符号化し、その出力はバッファ・メモリ
48に一時記憶される。伝送インターフェース回路50
は、伝送クロックに同期してバッファ・メモリ48から
データを読み出し、所定の伝送フォーマットで出力端子
52に出力する。なお、図示を省略してあるが、この伝
送フォーマットには、動きベクトル検出回路32で検出
される動きベクトル情報、伝送同期信号及び誤り訂正符
号などが含まれる。
【0026】次に、予測領域検出回路38、判定回路4
0及びリフレッシュ制御回路42の作用を詳細に説明す
る。
【0027】リフレッシュ制御回路42は、リフレッシ
ュの幅とシフト量をそれぞれ規定する制御値W,Sと予
測領域検出回路38からのリフレッシュ解除信号に応じ
て、”0”(即ち、L)信号又は”1”(即ち、H)信
号を出力する。本実施例では、1フレームでリフレッシ
ュを完了するのではなく、数フレームにわたって部分的
にフレーム内符号化を実行することにより、リフレッシ
ュを行なう。制御値W,Sによりリフレッシュすべきブ
ロック又は画素であっても、予測画像である前フレーム
でフレーム内符号化されている等、特にリフレッシュす
る必要の無い部分は、フレーム内符号化する必要が無
い。予測領域検出回路38は、そのようなリフレッシュ
する必要の無いブロックを検出し、リフレッシュ解除信
号を出力する。リフレッシュ制御回路42は、リフレッ
シュの幅の制御値Wの範囲内であっても、予測領域検出
回路38からのリフレッシュ解除信号に応じてその部分
のリフレッシュを中止する。これにより、伝送エラーの
伝搬を抑制しつつ、フレーム内符号化による発生データ
量の増加を最小限に抑えることができる。
【0028】予測領域検出回路38がなくても、制御値
W,Sが適切に設定されていれば、リフレッシュの際の
発生データ量の急激な増加を抑制できるが、予測領域検
出回路38を設けることで、リフレッシュのためのフレ
ーム内符号化による発生データ量の増加を最小限に抑え
ることができる。
【0029】具体的に説明する。通常の符号化処理の際
には、リフレッシュ制御回路42は”0”信号又はL信
号を出力する。従って、オア回路44の出力は判定回路
40の出力に一致し、スイッチ18,36は判定回路4
0により切り換え制御される。
【0030】リレッシュすべきブロックに対して、リフ
レッシュ制御回路42は、”1”信号又はH信号を出力
する。これにより、オア回路44の出力は”1”にな
り、スイッチ18,36は共にa接点に接続して、フレ
ーム内符号化に強制される。
【0031】図2を参照して、フレーム間でリフレッシ
ュするエリアの相互関係を説明する。図2では、第1フ
レームは、設定されたWの幅を持つエリアがリフレッシ
ュされ(即ち、フレーム内符号化され)、次の第2フレ
ームでは、水平方向に制御値Sだけシフトした制御値W
の幅のエリアがリフレッシュされる。第3フレーム以降
についても同様のシフト動作が繰り返され、Nフレーム
で1画面のリフレッシュが終了する。
【0032】図3を参照して、WとSの関係を説明す
る。第1フレームで左端の横幅Wの範囲をリフレッシュ
したとき、残りのエリアは、フレーム内符号化又はフレ
ーム間符号化で符号化されるので、一般的には次のフレ
ームに伝搬するエラーを含む可能性がある。フレーム間
動き補償を使用しなければ、第2フレームでは、Wだけ
右にシフトした幅Wの範囲をリフレッシュすればよい。
しかし、フレーム間動き補償を用いると、動き補償能力
に対応した距離だけエラーが伝搬するので、この、エラ
ーが伝搬する可能性のある範囲を次のフレームで再びリ
フレッシュする必要がある。具体的には、次式のように
W,Sを設定すればよい。
【0033】W≧M+1 1≦S≦W−M ここで、Mはエラーの伝搬可能距離(横幅)である。
M,W,Sの各値は、ブロック単位又は画素単位であ
る。
【0034】図3に示すように、第2フレームでは、リ
フレッシュ・エリアが第1フレームに対しSだけ右に移
動するが、WとSが上記条件式を満足すると、第1フレ
ームと第2フレームでリフレッシュ・エリアがM以上オ
ーバーラップするので、第1フレームでリフレッシュさ
れない部分からエラー伝搬する可能性のある部分が第2
フレームで再びリフレッシュされ、第1フレームでリフ
レッシュされたエリアにエラーが伝搬することがない。
【0035】しかし、第2フレームのエラー伝搬可能範
囲(オーバーラップ・エリア)に注目すると、このエラ
ー伝搬可能範囲での動き補償予測信号が、第1フレーム
でリフレッシュされた画像(又は、フレーム内符号化さ
れた画像)に基づくものであれば、エラー伝搬すること
はない。
【0036】説明の都合上、エラー伝搬可能範囲を例え
ば図3の右側に示すように、水平方向で2ブロック(1
ブロックを8画素×8ラインとする)とする。(N)は
第2フレームでノーマル・モードで符号化されるブロッ
ク、(R)は第2フレームでリフレッシュ・モードで符
号化されるブロックであることを示す。(m,n)は動
き補償予測の動きベクトルであり、mは水平方向の画素
数、nは垂直方向のライン数を示す。符号化するフレー
ムとその予測フレームを同じ位置で重ね合わせたとし
て、符号化すべきブロックは、mがマイナスのときに
は、m画素だけ左側の画像を予測値として符号化され、
mがプラスの時には、m画素だけ右側の画像信号でブロ
ック化される。また、nについては、符号化すべきブロ
ックは、nがマイナスのときには、nラインだけ上側の
画像を予測値として符号化され、nがプラスの時には、
nラインだけ下側の画像信号でブロック化される。
【0037】図3に示す例では、右上のブロック60
は、水平に−4画素、垂直に0ラインの動きベクトルで
動き補償予測されており、その下のブロック62は、水
平方向に21画素、垂直方向に0ラインの動きベクトル
で動き補償予測される。従って、第2フレームのブロッ
ク60は、第1フレームでブロック60の位置よりも左
側にある画像、即ち、第1フレームのリフレッシュ・エ
リアに含まれる画像から予測されるので、第1フレーム
からエラー伝搬することが無い。即ち、第2フレームの
ブロック60は、リフレッシュする必要がない。
【0038】予測領域検出回路38は、動きベクトル検
出回路32の出力から、予測された領域が前フレームで
リフレッシュされたものであるかどうかを検出し、リフ
レッシュされている場合にリフレッシュ解除信号をリフ
レッシュ制御回路42に印加する。リフレッシュ制御回
路42は、このリフレッシュ解除信号が入力すると、制
御値W,Sに関わらず、このブロックの処理期間、”
0”信号を出力する。この結果、スイッチ18,36は
専ら40の出力により切換え制御され、ノーマル・モー
ドでの動作となる。
【0039】ブロック62では水平動きベクトルが+2
1であり、第1フレームのリフレッシュされていない画
像部分から予測されるので、エラーが伝搬する可能性が
ある。予測領域検出回路38は、エラーの伝搬可能性を
検出し、リフレッシュ解除信号を出力しない。これによ
り、リフレッシュ制御回路42は、制御値W,S通り
に、”1”信号を出力する。この結果、ブロック62
は、制御値W,S通りに、リフレッシュされる。
【0040】予測領域検出回路38は、符号化されるフ
レームのオーバーラップ・エリアにおいて、動きベクト
ル検出回路32からの予測動きベクトルを使用し、予測
フレームでリフレッシュされたエリアから予測されるブ
ロックに対してリフレッシュ解除信号を出力し、予測フ
レームでリフレッシュされないエリアから予測されるブ
ロックではリフレッシュ解除信号を出力しないように動
作する。オーバーラップ・エリア以外では、予測領域検
出回路38は、リフレッシュ解除信号を出力しない。
【0041】エラー伝搬可能範囲の残りブロックについ
ても、制御値W,S及びリフレッシュ解除信号に従い、
リフレッシュ制御回路42は、同様に処理して、最小限
に必要なブロックをリフレッシュする。次フレーム以降
も同様にリフレッシュする。
【0042】これらの動作により、本実施例では、必要
最低限の範囲をリフレッシュすることになり、リフレッ
シュによるデータ量の増加を抑えると共に、画質劣化を
少なくすることができ、総合的な画質の向上を図れる。
【0043】以上の説明では、リフレッシュ・エリアを
縦に延びるストライプ状にしたものを横に移動させた
が、図4に示すように、リフレッシュ・エリアを横に延
びるストライプ状にして縦に移動させてもよい。この場
合には、予測領域検出回路38は専ら垂直方向の動きベ
クトルに従いリフレッシュ解除信号を生成する。
【0044】本実施例では、フレーム間動き補償符号化
について説明したがフィールド間動き補償についても同
様であることは明らかである。また、フィールド間/フ
レーム間動き補償についても、それぞれの動き補償範囲
について同様である。
【0045】また、1フレーム前を予測フレームとする
予測符号化を例に説明したが、本発明は、予測フレーム
が2フレーム前又は3フレーム前であってもよいことは
明らかである。つまり、予測フレームは1フレーム前に
限定されないし、更には、前フレームであることにも限
定されない。例えば、後フレーム、又は前及び後フレー
ムを予測フレームとする予測符号化、更には、これらを
組み合わせる予測符号化であっても、本発明を適用でき
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、リフレッシュによるデータ量の増
加を少なくすることができ、画質の向上を図ることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成ブロック図である。
【図2】 本実施例のリフレッシュ動作の説明図であ
る。
【図3】 リフレッシュ・エリアのシフトと、リフレッ
シュ解除信号の作用の説明図である。
【図4】 リフレッシュ・エリアの別の設定例である。
【符号の説明】
10:入力端子 12:A/D変換器 14:ブロック分割回路 16:減算器 18:スイッチ 20:直交変換回路 22:量子化回路 24:逆量子化回路 26:逆直交変換回路 28:加算器 30:画像メモリ 32:動きベクトル検出回路 34:動き補償回路 36:スイッチ 38:予測領域検出回路 40:判定回路 42:リフレッシュ制御回路 44:オア回路 46:可変長符号化回路 48:バッファ・メモリ 50:伝送インターフェース回路 52:出力端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面内符号化と画面間符号化を併用して
    一連の画像情報を符号化する符号化装置であって、連続
    するN画面の間の各画面に画面内符号化を強制設定する
    リフレッシュ・エリアを設定し、各画面間で順次、当該
    リフレッシュ・エリアを所定量シフトすると共に、当該
    リフレッシュ・エリアを動き補償予測の補償可能範囲以
    上の所定幅M、オーバーラップさせることを特徴とする
    符号化装置。
  2. 【請求項2】 リフレッシュ・エリアの幅をW、画面間
    でのシフト量をSとしたとき、 W≧M+1 1≦S≦W−M である請求項1に記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 リフレッシュ・エリアであっても、画面
    間符号化の予測画像となる画像部分が画面内符号化され
    たものであるときには、リフレッシュを解除する請求項
    1又は2に記載の符号化装置。
  4. 【請求項4】 リフレッシュ・エリアであっても、画面
    間符号化の予測画像となる画像部分がリフレッシュされ
    たものであるときには、リフレッシュを解除する請求項
    1乃至3の何れか1項に記載の符号化装置。
  5. 【請求項5】 符号化すべき入力画像データとその予測
    値との差分を算出する減算手段と、当該入力画像データ
    及び当該減算手段の出力の一方を選択する選択手段と、
    当該選択手段の出力を所定符号化方式で符号化する符号
    化手段と、当該符号化手段の出力を復号化する復号化手
    段と、当該選択手段の選択に連動して、当該復号化手段
    の出力をそのまま、又は予測値を加算して出力する加算
    手段と、当該加算手段の出力画像データを所定期間、一
    時記憶する画像メモリ手段と、当該画像メモリ手段の出
    力と、当該入力画像データとから動きベクトルを検出す
    る動きベクトル検出手段と、当該動きベクトル検出手段
    の検出結果に従い当該画像メモリ手段の出力を動き補償
    し、予測値として当該減算手段及び当該加算手段に印加
    する動き補償手段と、当該入力画像データ及び当該減算
    手段の出力から画面内符号化及び画面間符号化のどちら
    で符号化すべきかを判定する判定手段と、所定幅Wのリ
    フレッシュ・エリアを画面間で所定シフト値Sだけシフ
    トさせながら設定し、所定数の画面にわたり各画面のリ
    フレッシュ・エリアで当該選択手段及び当該加算手段を
    制御して画面内符号化を強制するリフレッシュ制御手段
    とからなることを特徴とする符号化装置。
  6. 【請求項6】 上記リフレッシュ制御手段は、符号化す
    べき画面のリフレッシュ・エリアを、その画面間符号化
    の予測画面となる画面で設定したリフレッシュ・エリア
    に対して所定幅M、オーバーラップするように設定する
    請求項5に記載の符号化装置。
  7. 【請求項7】 リフレッシュ・エリアのオーバーラップ
    する上記所定幅Mが、動き補償予測の補償可能範囲以上
    である請求項6に記載の符号化装置。
  8. 【請求項8】 リフレッシュ・エリアの幅をW、画面間
    でのシフト量をSとしたとき、 W≧M+1 1≦S≦W−M である請求項6又は7に記載の符号化装置。
  9. 【請求項9】 更に、上記動き検出手段の動き検出結果
    に従い、画面間符号化で予測信号となる画像部分が、画
    面内符号化されているか否かを検出し、画面内符号化さ
    れている場合にリフレッシュ解除信号を出力する予測領
    域検出手段を具備し、当該リフレッシュ制御手段が、当
    該リフレッシュ解除信号に応じて、設定したリフレッシ
    ュ・エリアであってもリフレッシュを解除する請求項5
    乃至8の何れか1項に記載の符号化装置。
  10. 【請求項10】 更に、上記動き検出手段の動き検出結
    果に従い、画面間符号化で予測信号となる画像部分が、
    リフレッシュされているか否かを検出し、リフレッシュ
    されている場合にリフレッシュ解除信号を出力する予測
    領域検出手段を具備し、当該リフレッシュ制御手段が、
    当該リフレッシュ解除信号に応じて、設定したリフレッ
    シュ・エリアであってもリフレッシュを解除する請求項
    5乃至9の何れか1項に記載の符号化装置。
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