JPH0731595A - 血流計測装置および方法 - Google Patents
血流計測装置および方法Info
- Publication number
- JPH0731595A JPH0731595A JP5183018A JP18301893A JPH0731595A JP H0731595 A JPH0731595 A JP H0731595A JP 5183018 A JP5183018 A JP 5183018A JP 18301893 A JP18301893 A JP 18301893A JP H0731595 A JPH0731595 A JP H0731595A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- blood flow
- frequency component
- light
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 医師あるいは資格を有する医療技術者以外の
ものであっても、被検者に危害を与えることなく、簡単
な操作で皮膚の血流を測定できるようにする。 【構成】 血流を計測する部位にレーザ光を照射して反
射光を計測し、その反射光の強度変動を周波数成分に分
解し、分解した周波数成分の時間変化を計測する。 【効果】 それぞれに異なる血流に適した化粧品を選択
するなどの情報を提供することができる。
ものであっても、被検者に危害を与えることなく、簡単
な操作で皮膚の血流を測定できるようにする。 【構成】 血流を計測する部位にレーザ光を照射して反
射光を計測し、その反射光の強度変動を周波数成分に分
解し、分解した周波数成分の時間変化を計測する。 【効果】 それぞれに異なる血流に適した化粧品を選択
するなどの情報を提供することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は人の皮膚を観察するため
に利用する。本発明は皮膚の毛細血管の血流を観察する
装置として利用する。本発明は皮膚の状態を観察してそ
の皮膚の状態に適応する化粧品を選択するために開発さ
れた装置であるが、医療用の測定装置として広く利用す
ることができる。
に利用する。本発明は皮膚の毛細血管の血流を観察する
装置として利用する。本発明は皮膚の状態を観察してそ
の皮膚の状態に適応する化粧品を選択するために開発さ
れた装置であるが、医療用の測定装置として広く利用す
ることができる。
【０００２】
【従来の技術】皮膚の状態に適応する化粧品を正しく選
択するために、簡単に皮膚の状態を観察する装置が開発
され、さまざまな装置が化粧品を販売するための店頭で
利用されている。店頭で利用する装置は医師あるいは資
格のある医療技術者が使用するものではないから、操作
が簡単であり、間違っても被検者に危害が及ぶことがな
いように工夫されたものでなければならない。
択するために、簡単に皮膚の状態を観察する装置が開発
され、さまざまな装置が化粧品を販売するための店頭で
利用されている。店頭で利用する装置は医師あるいは資
格のある医療技術者が使用するものではないから、操作
が簡単であり、間違っても被検者に危害が及ぶことがな
いように工夫されたものでなければならない。
【０００３】従来からこの種の装置として、皮膚の乾燥
度合いや皮膚の色などを観察測定するものが知られてい
るが、皮膚の血流、特に毛細血管の血流を測定するもの
はなかった。
度合いや皮膚の色などを観察測定するものが知られてい
るが、皮膚の血流、特に毛細血管の血流を測定するもの
はなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、毛細血管は
栄養成分を皮膚に運び込む役目をするものであり、肌の
血色には深い関係がある。そして日焼けをすると毛細血
管が減り血流が少なくなるものと考えられている。した
がって、肌の血色や毛細血管を流れる血流の状態に応じ
て皮膚の状態を評価することは意味が大きい。
栄養成分を皮膚に運び込む役目をするものであり、肌の
血色には深い関係がある。そして日焼けをすると毛細血
管が減り血流が少なくなるものと考えられている。した
がって、肌の血色や毛細血管を流れる血流の状態に応じ
て皮膚の状態を評価することは意味が大きい。
【０００５】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、被検者に危害が及ぶことがなく、簡単な操作に
より正しく取り扱うことができる皮膚の血流を測定する
装置を提供することを目的とする。
あって、被検者に危害が及ぶことがなく、簡単な操作に
より正しく取り扱うことができる皮膚の血流を測定する
装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点は、
レーザ光源と、光電気変換素子と、この光電気変換素子
の出力の周波数成分の時間変化を表示する手段とを備え
たことを特徴とする。
レーザ光源と、光電気変換素子と、この光電気変換素子
の出力の周波数成分の時間変化を表示する手段とを備え
たことを特徴とする。
【０００７】本発明の第二の観点は、血流を計測する部
位にレーザ光を照射し、反射光を計測することにより、
血流の状態を計測する方法であって、前記反射光の強度
変動を周波数成分に分解し、分解した周波数成分の時間
変化を計測することを特徴とする。
位にレーザ光を照射し、反射光を計測することにより、
血流の状態を計測する方法であって、前記反射光の強度
変動を周波数成分に分解し、分解した周波数成分の時間
変化を計測することを特徴とする。
【０００８】
【作用】皮膚からの散乱光を特定の周波数成分について
着目し、その周波数成分の信号レベルを時間軸上に表示
すると、毛細血管の血流の状態がとらえられることがわ
かった。この血流の状態を一定の基準を設けて評価する
ことにより、肌の血色に係わる皮膚の状態を合理的に評
価することができる。
着目し、その周波数成分の信号レベルを時間軸上に表示
すると、毛細血管の血流の状態がとらえられることがわ
かった。この血流の状態を一定の基準を設けて評価する
ことにより、肌の血色に係わる皮膚の状態を合理的に評
価することができる。
【０００９】本発明は、光線を皮膚に当ててその散乱光
を捕捉するものであるから、光源の出力光レベルを一定
に抑えておけば被検者には全く危害が及ぶおそれがな
い。散乱光の分析については装置の内部で自動的に実行
されるから、特別な知識や技術を必要とすることなく装
置を操作することができる。
を捕捉するものであるから、光源の出力光レベルを一定
に抑えておけば被検者には全く危害が及ぶおそれがな
い。散乱光の分析については装置の内部で自動的に実行
されるから、特別な知識や技術を必要とすることなく装
置を操作することができる。
【００１０】
【実施例】次に、本発明実施例装置について説明する。
本発明実施例はレーザ光源と、光電気変換素子と、この
光電気変換素子の出力の周波数成分の時間変化を表示す
る手段とによりその要部が構成され、血流を計測する部
位にレーザ光を照射し、反射光を計測することにより、
血流の状態を計測するもので、反射光の強度変動を周波
数成分に分解し、分解した周波数成分の時間変化を計測
する。
本発明実施例はレーザ光源と、光電気変換素子と、この
光電気変換素子の出力の周波数成分の時間変化を表示す
る手段とによりその要部が構成され、血流を計測する部
位にレーザ光を照射し、反射光を計測することにより、
血流の状態を計測するもので、反射光の強度変動を周波
数成分に分解し、分解した周波数成分の時間変化を計測
する。
【００１１】図１は本発明実施例装置構成の一例を示す
ブロック図である。本実施例は、血流を計測する皮膚１
に向けて出力光２を照射するレーザ光源３と、皮膚１か
らの反射光４を受光し電気信号に変換する光増幅器５を
含む光電気変換素子６と、この電気信号を増幅する増幅
器７と、この増幅器７の出力が通過する帯域通過濾波器
８と、この帯域通過濾波器８を通過した出力を処理する
処理手段９と、この処理手段９からの出力を周波数成分
の時間変動として表示する表示装置１０と、処理手段９
からの出力を周波数成分の時間変動として記録紙に記録
し出力する出力装置１１とを備える。
ブロック図である。本実施例は、血流を計測する皮膚１
に向けて出力光２を照射するレーザ光源３と、皮膚１か
らの反射光４を受光し電気信号に変換する光増幅器５を
含む光電気変換素子６と、この電気信号を増幅する増幅
器７と、この増幅器７の出力が通過する帯域通過濾波器
８と、この帯域通過濾波器８を通過した出力を処理する
処理手段９と、この処理手段９からの出力を周波数成分
の時間変動として表示する表示装置１０と、処理手段９
からの出力を周波数成分の時間変動として記録紙に記録
し出力する出力装置１１とを備える。
【００１２】処理手段９には、帯域通過濾波器８を通過
したアナログ出力信号をディジタル出力信号に変換する
Ａ・Ｄ変換部１２と、このＡ・Ｄ変換部１２からのディ
ジタル出力信号を取り込み演算を行う演算部１３と、こ
の演算部１３からの演算結果にしたがって解析パラメタ
を設定する解析パラメタ設定装置１４と、演算部１３か
らの演算結果および解析パラメタ設定装置が設定した解
析パラメタにより後処理を行い表示装置１０およびまた
は出力装置１１に処理結果を出力する後処理装置１５と
を含む。
したアナログ出力信号をディジタル出力信号に変換する
Ａ・Ｄ変換部１２と、このＡ・Ｄ変換部１２からのディ
ジタル出力信号を取り込み演算を行う演算部１３と、こ
の演算部１３からの演算結果にしたがって解析パラメタ
を設定する解析パラメタ設定装置１４と、演算部１３か
らの演算結果および解析パラメタ設定装置が設定した解
析パラメタにより後処理を行い表示装置１０およびまた
は出力装置１１に処理結果を出力する後処理装置１５と
を含む。
【００１３】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【００１４】レーザ光源３から出力光（例えば８３０ｎ
ｍ）２を皮膚１に向けて照射すると、その出力光は皮膚
１の表面で散乱光４となって反射する。この散乱光を光
電気変換素子６が受光し、光増幅器５で増幅して電気信
号に変換する。この電気信号を帯域通過濾波器８を通過
させて（例えば３０Ｈｚ〜２４ｋＨｚで）濾波し処理手
段９に送出する。
ｍ）２を皮膚１に向けて照射すると、その出力光は皮膚
１の表面で散乱光４となって反射する。この散乱光を光
電気変換素子６が受光し、光増幅器５で増幅して電気信
号に変換する。この電気信号を帯域通過濾波器８を通過
させて（例えば３０Ｈｚ〜２４ｋＨｚで）濾波し処理手
段９に送出する。
【００１５】処理手段９では、帯域通過濾波器８を通過
したアナログ出力信号をＡ・Ｄ変換部１２でディジタル
出力信号に変換し、演算部１３に送出する。演算部１３
は各周波数成分またはレベルの時間変動を演算する。次
いで、解析パラメタ設定装置１４が演算部１３での演算
結果にしたがって解析パラメタの設定を行う。後処理装
置１５が解析パラメタ設定装置１４で設定された解析パ
ラメタと、演算部１３で演算された各周波数成分または
レベルの時間変動とにより所定の後処理を行い、その結
果を表示装置１０に表示する。その記録を得たい場合に
は出力装置１１から出力させる。
したアナログ出力信号をＡ・Ｄ変換部１２でディジタル
出力信号に変換し、演算部１３に送出する。演算部１３
は各周波数成分またはレベルの時間変動を演算する。次
いで、解析パラメタ設定装置１４が演算部１３での演算
結果にしたがって解析パラメタの設定を行う。後処理装
置１５が解析パラメタ設定装置１４で設定された解析パ
ラメタと、演算部１３で演算された各周波数成分または
レベルの時間変動とにより所定の後処理を行い、その結
果を表示装置１０に表示する。その記録を得たい場合に
は出力装置１１から出力させる。
【００１６】図２は本発明実施例装置による散乱光強度
の時間経過に伴う変化例を示す図、図３は本発明実施例
装置による周波数成分強度の時間経過に伴う変化例を示
す図、図４は本発明実施例装置による周波数４．５ｋＨ
ｚでの周波数成分強度の時間経過に伴う変化例を示す図
である。
の時間経過に伴う変化例を示す図、図３は本発明実施例
装置による周波数成分強度の時間経過に伴う変化例を示
す図、図４は本発明実施例装置による周波数４．５ｋＨ
ｚでの周波数成分強度の時間経過に伴う変化例を示す図
である。
【００１７】図４に示すように、周波数成分強度の周期
は人体の脈動と対応して変化しているので、このような
測定結果から毛細血管の血流の状態を観測することがで
きる。さらに、周波数成分強度の高低によって被検者の
血流の程度がわかり、その血流に適した化粧品を選択す
るなどの情報を提供することができる。
は人体の脈動と対応して変化しているので、このような
測定結果から毛細血管の血流の状態を観測することがで
きる。さらに、周波数成分強度の高低によって被検者の
血流の程度がわかり、その血流に適した化粧品を選択す
るなどの情報を提供することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、医
師あるいは資格を有する医療技術者以外のものが、被検
者に危害を与えることなく、簡単な操作で皮膚の血流を
測定することができ、その血流の状態により被検者に最
も適した化粧品を選択するなどの情報を提供することが
できる。
師あるいは資格を有する医療技術者以外のものが、被検
者に危害を与えることなく、簡単な操作で皮膚の血流を
測定することができ、その血流の状態により被検者に最
も適した化粧品を選択するなどの情報を提供することが
できる。
【図１】本発明実施例装置構成の一例を示すブロック
図。
図。
【図２】本発明実施例装置による散乱光強度の時間経過
に伴う変化例を示す図。
に伴う変化例を示す図。
【図３】本発明実施例装置による周波数成分強度の時間
経過に伴う変化例を示す図。
経過に伴う変化例を示す図。
【図４】本発明実施例装置による周波数４．５ｋＨｚで
の周波数成分強度の時間経過に伴う変化例を示す図。
の周波数成分強度の時間経過に伴う変化例を示す図。
１ 皮膚 ２ 出力光 ３ レーザ光源 ４ 散乱光 ５ 光増幅器 ６ 光電気変換素子 ７ 増幅器 ８ 帯域通過濾波器 ９ 処理手段 １０ 表示装置 １１ 出力装置 １２ Ａ・Ｄ変換部 １３ 演算部 １４ 解析パラメタ設定装置 １５ 後処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ａ４５Ｄ 44/00 Ａ 2119−3Ｂ
Claims (2)
- 【請求項１】 レーザ光源と、光電気変換素子と、この
光電気変換素子の出力の周波数成分の時間変化を表示す
る手段とを備えた血流計測装置。 - 【請求項２】 血流を計測する部位にレーザ光を照射
し、反射光を計測することにより、血流の状態を計測す
る方法であって、 前記反射光の強度変動を周波数成分に分解し、 分解した周波数成分の時間変化を計測する血流の計測方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18301893A JP3285424B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 血流計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18301893A JP3285424B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 血流計測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731595A true JPH0731595A (ja) | 1995-02-03 |
| JP3285424B2 JP3285424B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=16128303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18301893A Expired - Fee Related JP3285424B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 血流計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3285424B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5563634A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-13 | Nilsson Gert Erik | Method of deciding flowing motion of fluid and its device |
| JPS6417624A (en) * | 1987-07-13 | 1989-01-20 | Canon Kk | Blood flowmeter |
| JPS6470030A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-15 | Minato Medical Science | Method and apparatus for monitoring anesthetic depth |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP18301893A patent/JP3285424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5563634A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-13 | Nilsson Gert Erik | Method of deciding flowing motion of fluid and its device |
| JPS6417624A (en) * | 1987-07-13 | 1989-01-20 | Canon Kk | Blood flowmeter |
| JPS6470030A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-15 | Minato Medical Science | Method and apparatus for monitoring anesthetic depth |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3285424B2 (ja) | 2002-05-27 |
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