JPH07307069A - 磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置Info
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- JPH07307069A JPH07307069A JP27691294A JP27691294A JPH07307069A JP H07307069 A JPH07307069 A JP H07307069A JP 27691294 A JP27691294 A JP 27691294A JP 27691294 A JP27691294 A JP 27691294A JP H07307069 A JPH07307069 A JP H07307069A
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Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ヘッドと磁気ディスクとの接触状態を低
荷重かつ安定に保つことを可能にするとともに、ひいて
は摩耗低減により磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディ
スク装置の長寿命化を達成すること。 【構成】 回転可能に設けられた情報記録媒体上で情報
の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した磁気ヘッ
ドスライダ2とを備え、前記磁気ヘッドスライダ2は、
前記磁極の前記情報記録媒体と対向する面が該情報記録
媒体と接触するように該磁極を支持する接触部4と、前
記情報記録媒体の回転にともなう流れの動圧効果により
発生する流体力が作用する該情報記録媒体と対向するス
ライダ面7を有するスライダ部3と、このスライダ部3
よりも質量が小さく、かつ、前記情報記録媒体と対向す
る面の面積が前記スライダ面7の面積よりも小さくなる
ように構成される、該スライダ部3と前記接触部4とを
連結するための連結部5とからなることを特徴とする磁
気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置。
荷重かつ安定に保つことを可能にするとともに、ひいて
は摩耗低減により磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディ
スク装置の長寿命化を達成すること。 【構成】 回転可能に設けられた情報記録媒体上で情報
の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した磁気ヘッ
ドスライダ2とを備え、前記磁気ヘッドスライダ2は、
前記磁極の前記情報記録媒体と対向する面が該情報記録
媒体と接触するように該磁極を支持する接触部4と、前
記情報記録媒体の回転にともなう流れの動圧効果により
発生する流体力が作用する該情報記録媒体と対向するス
ライダ面7を有するスライダ部3と、このスライダ部3
よりも質量が小さく、かつ、前記情報記録媒体と対向す
る面の面積が前記スライダ面7の面積よりも小さくなる
ように構成される、該スライダ部3と前記接触部4とを
連結するための連結部5とからなることを特徴とする磁
気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体である磁
気ディスク上に、磁気ヘッドが接触した状態で情報の記
録再生を行う磁気ディスク装置に係り、特に、磁気ディ
スクと磁気ヘッドとの接触状態を低荷重かつ安定に保つ
ことが可能な磁気ヘッド、及びこの磁気ヘッドを用いた
磁気ディスク装置に関する。
気ディスク上に、磁気ヘッドが接触した状態で情報の記
録再生を行う磁気ディスク装置に係り、特に、磁気ディ
スクと磁気ヘッドとの接触状態を低荷重かつ安定に保つ
ことが可能な磁気ヘッド、及びこの磁気ヘッドを用いた
磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記録再生装置における記録密度向
上に関する技術開発が盛んにおこなわれている。特に、
磁気ディスク装置にあっては、記録密度の向上にともな
って、情報記録媒体である磁気ディスク(以下「ディス
ク」という)と、ディスク上で情報の記録再生を行う磁
気ヘッド(以下「ヘッド」という)とのスペーシングが
狭まる傾向にあり、近い将来、ディスクとヘッドとが接
触した状態で記録再生を行う技術が必要になるものと考
えられる。かかる接触記録再生における最大の技術課題
は、ヘッドの摩耗低減である。そのためには、ディスク
とヘッドとの接触状態を低荷重かつ安定に保つことが必
要となる。
上に関する技術開発が盛んにおこなわれている。特に、
磁気ディスク装置にあっては、記録密度の向上にともな
って、情報記録媒体である磁気ディスク(以下「ディス
ク」という)と、ディスク上で情報の記録再生を行う磁
気ヘッド(以下「ヘッド」という)とのスペーシングが
狭まる傾向にあり、近い将来、ディスクとヘッドとが接
触した状態で記録再生を行う技術が必要になるものと考
えられる。かかる接触記録再生における最大の技術課題
は、ヘッドの摩耗低減である。そのためには、ディスク
とヘッドとの接触状態を低荷重かつ安定に保つことが必
要となる。
【0003】図13は、従来のいわゆるテーパフラット
型スライダの一部を接触部とした構成を示したものであ
る。磁気ヘッドスライダ(以下「スライダ」という)1
00のディスク101と対向する側には、スライダ面1
02が設けられている。スライダ面102は、ディスク
101の停止時において、該ディスク101の進行方向
に向かって傾斜したテーパ部102aと、該ディスク1
01に対してほぼ平行となるフラット部102bとから
構成されている。ディスク101とスライダ100との
相対運動にともなって、両者間に生ずる流れ(例えば空
気流)の動圧による効果(流体動圧効果)によって、ス
ライダ面102には、図に示すような圧力Phが作用す
る。従来の磁気ディスク装置で主に用いられてきた浮上
スライダ方式においては、この圧力Phの作用によって
スライダ100とディスク101との間に所定の隙間を
保持して、ヘッド全体を浮上させていた。しかし、ここ
ではスライダ100の後端、即ち、スライダ100のデ
ィスク進行方向(図中の矢印の方向)側の端部におい
て、スライダ100の一部がディスク101と接触する
構成となっている。この接触部103には、図示しない
磁極が設けられ、この磁極がディスク101と接触した
状態で情報の記録再生が行われる。
型スライダの一部を接触部とした構成を示したものであ
る。磁気ヘッドスライダ(以下「スライダ」という)1
00のディスク101と対向する側には、スライダ面1
02が設けられている。スライダ面102は、ディスク
101の停止時において、該ディスク101の進行方向
に向かって傾斜したテーパ部102aと、該ディスク1
01に対してほぼ平行となるフラット部102bとから
構成されている。ディスク101とスライダ100との
相対運動にともなって、両者間に生ずる流れ(例えば空
気流)の動圧による効果(流体動圧効果)によって、ス
ライダ面102には、図に示すような圧力Phが作用す
る。従来の磁気ディスク装置で主に用いられてきた浮上
スライダ方式においては、この圧力Phの作用によって
スライダ100とディスク101との間に所定の隙間を
保持して、ヘッド全体を浮上させていた。しかし、ここ
ではスライダ100の後端、即ち、スライダ100のデ
ィスク進行方向(図中の矢印の方向)側の端部におい
て、スライダ100の一部がディスク101と接触する
構成となっている。この接触部103には、図示しない
磁極が設けられ、この磁極がディスク101と接触した
状態で情報の記録再生が行われる。
【0004】その際、スライダ100に加わる力は、図
示しないサスペンションからの荷重F、流体力fh、接
触力fcの3つである。荷重Fは、ピボット位置104
に作用する。流体力fhは、スライダ100とディスク
101との隙間において流体動圧効果により発生する圧
力Phであり、その圧力分布の中心位置(流体力作用位
置)105に作用する単一の力とみなすことができる。
接触力fcは、ディスク101から接触部103に作用
する力である。
示しないサスペンションからの荷重F、流体力fh、接
触力fcの3つである。荷重Fは、ピボット位置104
に作用する。流体力fhは、スライダ100とディスク
101との隙間において流体動圧効果により発生する圧
力Phであり、その圧力分布の中心位置(流体力作用位
置)105に作用する単一の力とみなすことができる。
接触力fcは、ディスク101から接触部103に作用
する力である。
【0005】ピボット位置104と接触部103との距
離をlp,流体力作用位置105と接触部103との距
離をlhとすれば、3つの力の釣合及びモーメントの釣
合条件より、
離をlp,流体力作用位置105と接触部103との距
離をlhとすれば、3つの力の釣合及びモーメントの釣
合条件より、
【0006】
【数1】 なる関係が成り立つ。この関係式より、接触力fcを低
く設定するためには、流体力作用位置105と接触部1
03との距離lhをなるべく大きくし、流体力作用位置
105とピボット位置104とをなるべく近づけること
が必要である。しかし、従来のテーパフラット型スライ
ダにおける流体力作用位置105は、スライダ全長の中
央より若干ディスク進行方向側にあり、lhを大きくと
るには不利な構成であった。
く設定するためには、流体力作用位置105と接触部1
03との距離lhをなるべく大きくし、流体力作用位置
105とピボット位置104とをなるべく近づけること
が必要である。しかし、従来のテーパフラット型スライ
ダにおける流体力作用位置105は、スライダ全長の中
央より若干ディスク進行方向側にあり、lhを大きくと
るには不利な構成であった。
【0007】次に、接触部103とスライダ面102と
の位置関係が、加工時の誤差や長期の運転にともなう摩
耗などによって、理想的な状態からずれた場合の接触力
fcの変動について述べる。
の位置関係が、加工時の誤差や長期の運転にともなう摩
耗などによって、理想的な状態からずれた場合の接触力
fcの変動について述べる。
【0008】従来から用いられてきたスライダは、図1
4に示すように、並進方向106、ローリング方向10
7、及びピッチング方向108の3自由度をもつと考え
られる。流体動圧効果によってディスクとスライダとの
隙間に形成される流体膜の剛性は、これらの3自由度に
関し、外乱に対してスライダを安定に保つように考慮さ
れている。
4に示すように、並進方向106、ローリング方向10
7、及びピッチング方向108の3自由度をもつと考え
られる。流体動圧効果によってディスクとスライダとの
隙間に形成される流体膜の剛性は、これらの3自由度に
関し、外乱に対してスライダを安定に保つように考慮さ
れている。
【0009】ここで、ピッチング剛性について説明す
る。図15(b)に示す状態をスライダ面102の基準
姿勢とする。図15(a)に示すように、スライダ面1
02がディスク面101となす角(以下「ピッチング
角」という)α’が、基準姿勢におけるピッチング角α
よりも小さくなる方向に姿勢が変化すると、それを元に
戻す方向にモーメント109が発生する。反対に、図1
5(c)に示すように、ピッチング角α”が、基本姿勢
におけるピッチング角αよりも大きくなる方向に姿勢が
変化すると、それを元に戻す方向にモーメント110が
発生する。従来のテーパフラット型スライダでは、スラ
イダ面102をディスクの進行方向に十分長くすること
によって、このピッチング剛性を確保している。
る。図15(b)に示す状態をスライダ面102の基準
姿勢とする。図15(a)に示すように、スライダ面1
02がディスク面101となす角(以下「ピッチング
角」という)α’が、基準姿勢におけるピッチング角α
よりも小さくなる方向に姿勢が変化すると、それを元に
戻す方向にモーメント109が発生する。反対に、図1
5(c)に示すように、ピッチング角α”が、基本姿勢
におけるピッチング角αよりも大きくなる方向に姿勢が
変化すると、それを元に戻す方向にモーメント110が
発生する。従来のテーパフラット型スライダでは、スラ
イダ面102をディスクの進行方向に十分長くすること
によって、このピッチング剛性を確保している。
【0010】次に、上記したようなピッチング剛性を有
する従来のテーパフラット型スライダと接触部とを組み
合わせたヘッドにおいて、スライダ面と接触部との位置
関係に誤差が生じた場合の接触力の変動について、図1
6を参照しつつ説明する。
する従来のテーパフラット型スライダと接触部とを組み
合わせたヘッドにおいて、スライダ面と接触部との位置
関係に誤差が生じた場合の接触力の変動について、図1
6を参照しつつ説明する。
【0011】図16(b)に示す状態を基準姿勢とす
る。図16(a)に接触部103がスライダ面102か
ら突出した状態を示す。この場合には、スライダ100
のピッチング角α’が基準状態のピッチング角αよりも
小さくなり、流体膜がこれを復元する方向にモーメント
109を発生するので、それとバランスするために接触
力はdfcだけ大きくなる。反対に図16(c)のよう
に接触部103がスライダ面102よりも退いた場合に
は、ピッチング角α”は基準状態のピッチング角αより
も大きくなり、流体膜がこれを復元する方向にモーメン
ト110を発生するので、接触力は小さくなる。そし
て、この傾向が極端になると、接触力がゼロになり、ス
ライダ100全体が浮上してしまう。
る。図16(a)に接触部103がスライダ面102か
ら突出した状態を示す。この場合には、スライダ100
のピッチング角α’が基準状態のピッチング角αよりも
小さくなり、流体膜がこれを復元する方向にモーメント
109を発生するので、それとバランスするために接触
力はdfcだけ大きくなる。反対に図16(c)のよう
に接触部103がスライダ面102よりも退いた場合に
は、ピッチング角α”は基準状態のピッチング角αより
も大きくなり、流体膜がこれを復元する方向にモーメン
ト110を発生するので、接触力は小さくなる。そし
て、この傾向が極端になると、接触力がゼロになり、ス
ライダ100全体が浮上してしまう。
【0012】以上説明したように、従来のテーパフラッ
ト型スライダと接触部を組み合わせたヘッドにおいて
は、ピッチング剛性の影響により、接触部の位置誤差に
よって接触力のばらつきが発生してしまう。
ト型スライダと接触部を組み合わせたヘッドにおいて
は、ピッチング剛性の影響により、接触部の位置誤差に
よって接触力のばらつきが発生してしまう。
【0013】次に、ディスクのうねりや振動、装置に加
わる衝撃などによってスライダに作用する慣性力の影響
について、図17を参照しつつ説明する。慣性力の作用
点は、スライダの質量分布とピボット位置におけるサス
ペンションの等価質量から決まる重心Gである。重心G
は、スライダのみの重心Ghと、サスペンションの等価
質量が集中的に作用するピボット位置Gpとを結ぶ線上
に位置する。慣性力fgは流体力の変動dfhと接触力
の変動dfcに配分され、接触部103と重心Gとの距
離をlgとすれば、
わる衝撃などによってスライダに作用する慣性力の影響
について、図17を参照しつつ説明する。慣性力の作用
点は、スライダの質量分布とピボット位置におけるサス
ペンションの等価質量から決まる重心Gである。重心G
は、スライダのみの重心Ghと、サスペンションの等価
質量が集中的に作用するピボット位置Gpとを結ぶ線上
に位置する。慣性力fgは流体力の変動dfhと接触力
の変動dfcに配分され、接触部103と重心Gとの距
離をlgとすれば、
【0014】
【数2】 なる関係が成り立つ。従って、接触力の変動dfcを小
さくするためには、流体力作用位置105と接触部10
3との距離をなるべく大きくし、流体力作用位置105
と重心Gはなるべく近づけた方がよい。しかし、従来の
テーパフラット型スライダは流体力作用位置105がス
ライダ全長の中央より若干ディスク進行方向側にあるの
で、重心Gと接触部103との距離を大きくするには不
利である。
さくするためには、流体力作用位置105と接触部10
3との距離をなるべく大きくし、流体力作用位置105
と重心Gはなるべく近づけた方がよい。しかし、従来の
テーパフラット型スライダは流体力作用位置105がス
ライダ全長の中央より若干ディスク進行方向側にあるの
で、重心Gと接触部103との距離を大きくするには不
利である。
【0015】次に、ディスクとスライダとの吸着につい
て説明する。従来の磁気ディスク装置においては、ディ
スク停止時にディスク上の所定位置にスライダ面が接触
した状態で着地するコンタクト・スタート・ストップ
(以下「CSS」という)方式を採用している。かかる
CSS方式においては、ディスク停止時にディスクとの
間に存在する水分や潤滑剤の影響でスライダが吸着をお
こし、ディスク回転開始の妨げになることがある。これ
を防ぐため、ディスクにはテクスチャーと呼ばれる微少
な凹凸を設け、吸着を防ぐことが試みられている。とこ
ろが、接触記録再生を行う際には、接触状態を安定に保
つことが要求され、ディスクをより平滑化しなければな
らない。従って、接触記録再生においては、この吸着が
一層問題になると考えられる。
て説明する。従来の磁気ディスク装置においては、ディ
スク停止時にディスク上の所定位置にスライダ面が接触
した状態で着地するコンタクト・スタート・ストップ
(以下「CSS」という)方式を採用している。かかる
CSS方式においては、ディスク停止時にディスクとの
間に存在する水分や潤滑剤の影響でスライダが吸着をお
こし、ディスク回転開始の妨げになることがある。これ
を防ぐため、ディスクにはテクスチャーと呼ばれる微少
な凹凸を設け、吸着を防ぐことが試みられている。とこ
ろが、接触記録再生を行う際には、接触状態を安定に保
つことが要求され、ディスクをより平滑化しなければな
らない。従って、接触記録再生においては、この吸着が
一層問題になると考えられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のテーパフラット型スライダを用いて接触記録再生
を行う場合には、流体力作用位置がスライダ全長の中央
よりディスク進行方向側となるので、接触力を低く設定
するのに不利であった。
従来のテーパフラット型スライダを用いて接触記録再生
を行う場合には、流体力作用位置がスライダ全長の中央
よりディスク進行方向側となるので、接触力を低く設定
するのに不利であった。
【0017】また、スライダ面と接触部との位置関係に
関する誤差によって接触力がばらついてしまうという問
題があった。さらに、ディスクのうねりや振動、装置に
加わる衝撃などによる慣性力が、接触力の変動を引き起
こすという問題があった。
関する誤差によって接触力がばらついてしまうという問
題があった。さらに、ディスクのうねりや振動、装置に
加わる衝撃などによる慣性力が、接触力の変動を引き起
こすという問題があった。
【0018】また、接触状態の安定化のためにディスク
をより平滑化すると、スライダとディスクの吸着が起こ
りやすくなり、ディスクの回転起動の妨げとなるという
問題があった。
をより平滑化すると、スライダとディスクの吸着が起こ
りやすくなり、ディスクの回転起動の妨げとなるという
問題があった。
【0019】そこで、本発明では、上記した問題点を解
決し、ヘッドとディスクとの接触状態を低荷重かつ安定
に保つことを可能にするとともに、ひいては摩耗低減に
よりヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置の長寿命
化を達成することを目的とする。
決し、ヘッドとディスクとの接触状態を低荷重かつ安定
に保つことを可能にするとともに、ひいては摩耗低減に
よりヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置の長寿命
化を達成することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、回転可能に設けられた情報記録媒体
上で情報の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した
磁気ヘッドスライダとを備えた磁気ヘッドにおいて、前
記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒体
と対向する面が該情報記録媒体と接触するように該磁極
を支持する接触部と、前記情報記録媒体の回転にともな
う流れの動圧効果により発生する流体力が作用する該情
報記録媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部
と、このスライダ部よりも質量が小さく、かつ、前記情
報記録媒体と対向する面の面積が前記スライダ面の面積
よりも小さくなるように構成される、該スライダ部と前
記接触部とを連結するための連結部とからなることを特
徴とする磁気ヘッドを提供する。
めに、本発明では、回転可能に設けられた情報記録媒体
上で情報の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した
磁気ヘッドスライダとを備えた磁気ヘッドにおいて、前
記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒体
と対向する面が該情報記録媒体と接触するように該磁極
を支持する接触部と、前記情報記録媒体の回転にともな
う流れの動圧効果により発生する流体力が作用する該情
報記録媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部
と、このスライダ部よりも質量が小さく、かつ、前記情
報記録媒体と対向する面の面積が前記スライダ面の面積
よりも小さくなるように構成される、該スライダ部と前
記接触部とを連結するための連結部とからなることを特
徴とする磁気ヘッドを提供する。
【0021】ここで、前記スライダ面は、前記情報記録
媒体の進行方向に関する最大寸法よりも、該進行方向と
ほぼ直交する方向に関する最大寸法の方が長くなるよう
に構成されてもよい。
媒体の進行方向に関する最大寸法よりも、該進行方向と
ほぼ直交する方向に関する最大寸法の方が長くなるよう
に構成されてもよい。
【0022】また、前記スライダ面は、前記情報記録媒
体の停止時に、該情報記録媒体の進行方向に向かって傾
斜するテーパ部と、該情報記録媒体に対してほぼ平行と
なるフラット部とから構成され、該テーパ部の面積の方
が該フラット部の面積よりも大きくなるように設定され
てもよい。
体の停止時に、該情報記録媒体の進行方向に向かって傾
斜するテーパ部と、該情報記録媒体に対してほぼ平行と
なるフラット部とから構成され、該テーパ部の面積の方
が該フラット部の面積よりも大きくなるように設定され
てもよい。
【0023】また、前記スライダ面は、前記情報記録媒
体の進行方向とほぼ直交する方向に沿って、該情報記録
媒体と反対側に凸な形状に構成されてもよい。また、前
記スライダ面は、前記情報記録媒体の進行方向とほぼ直
交する方向に沿って、該情報記録媒体側に凸な形状に構
成されてもよい。
体の進行方向とほぼ直交する方向に沿って、該情報記録
媒体と反対側に凸な形状に構成されてもよい。また、前
記スライダ面は、前記情報記録媒体の進行方向とほぼ直
交する方向に沿って、該情報記録媒体側に凸な形状に構
成されてもよい。
【0024】また、前記連結部は、前記スライダ面と前
記接触部とを連結する連結面を有し、前記スライダ面、
前記連結面、及び前記接触部は、前記情報記録媒体の進
行方向に沿って、該情報記録媒体側に凸な形状に構成さ
れてもよい。
記接触部とを連結する連結面を有し、前記スライダ面、
前記連結面、及び前記接触部は、前記情報記録媒体の進
行方向に沿って、該情報記録媒体側に凸な形状に構成さ
れてもよい。
【0025】また、前記スライダ面は単一の平面から構
成され、該スライダ面の一部に突起が設けられてもよ
い。また、前記スライダ面は、前記情報記録媒体の進行
方向に沿って、階段状に形成され、該進行方向側に位置
するスライダ面ほど該情報記録媒体と接近するように構
成されてもよい。
成され、該スライダ面の一部に突起が設けられてもよ
い。また、前記スライダ面は、前記情報記録媒体の進行
方向に沿って、階段状に形成され、該進行方向側に位置
するスライダ面ほど該情報記録媒体と接近するように構
成されてもよい。
【0026】さらに、本発明では、回転可能に設けられ
た情報記録媒体上で情報の記録再生を行う磁極と、この
磁極を搭載した磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッド
スライダを前記情報記録媒体方向に押圧するための荷重
を加える手段とを備えた磁気ヘッドにおいて、前記磁気
ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒体と対向
する面が該情報記録媒体と接触するように該磁極を支持
する接触部と、前記情報記録媒体の回転にともなう流れ
の動圧効果により発生する流体力が作用する該情報記録
媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部とを有
し、前記情報記録媒体の進行方向に関して、前記接触部
と前記磁気ヘッドスライダの質量及び前記荷重を加える
手段の等価質量から定まる重心との距離と、該接触部と
前記流体力が加わる位置との距離がほぼ等しくなるよう
に構成されていることを特徴とする磁気ヘッドを提供す
る。
た情報記録媒体上で情報の記録再生を行う磁極と、この
磁極を搭載した磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッド
スライダを前記情報記録媒体方向に押圧するための荷重
を加える手段とを備えた磁気ヘッドにおいて、前記磁気
ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒体と対向
する面が該情報記録媒体と接触するように該磁極を支持
する接触部と、前記情報記録媒体の回転にともなう流れ
の動圧効果により発生する流体力が作用する該情報記録
媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部とを有
し、前記情報記録媒体の進行方向に関して、前記接触部
と前記磁気ヘッドスライダの質量及び前記荷重を加える
手段の等価質量から定まる重心との距離と、該接触部と
前記流体力が加わる位置との距離がほぼ等しくなるよう
に構成されていることを特徴とする磁気ヘッドを提供す
る。
【0027】ここで、前記磁気ヘッドスライダは、カウ
ンターウェイトを有してもよい。さらに、本発明では、
回転可能に設けられた情報記録媒体上で情報の記録再生
を行う磁極と、この磁極を搭載した磁気ヘッドスライダ
と、この磁気ヘッドスライダを前記情報記録媒体方向に
押圧するための荷重を加える手段とを備えた磁気ヘッド
において、前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記
情報記録媒体と対向する面が該情報記録媒体と接触する
ように該磁極を支持する接触部と、前記情報記録媒体の
回転にともなう流れの動圧効果により発生する流体力が
作用する該情報記録媒体と対向するスライダ面を有する
スライダ部とを有し、前記スライダ面は、前記荷重が加
わる位置の近傍に曲率半径の中心を有する曲面であるこ
とを特徴とする磁気ヘッドを提供する。
ンターウェイトを有してもよい。さらに、本発明では、
回転可能に設けられた情報記録媒体上で情報の記録再生
を行う磁極と、この磁極を搭載した磁気ヘッドスライダ
と、この磁気ヘッドスライダを前記情報記録媒体方向に
押圧するための荷重を加える手段とを備えた磁気ヘッド
において、前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記
情報記録媒体と対向する面が該情報記録媒体と接触する
ように該磁極を支持する接触部と、前記情報記録媒体の
回転にともなう流れの動圧効果により発生する流体力が
作用する該情報記録媒体と対向するスライダ面を有する
スライダ部とを有し、前記スライダ面は、前記荷重が加
わる位置の近傍に曲率半径の中心を有する曲面であるこ
とを特徴とする磁気ヘッドを提供する。
【0028】一方、本発明では、情報記録媒体と、この
情報記録媒体を回転可能に支持する回転手段と、前記情
報記録媒体上で情報の記録再生を行う磁極と、この磁極
を搭載した磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスラ
イダを前記情報記録媒体方向に押圧するための荷重を加
える手段と、前記磁極を前記情報記録媒体上の所定の位
置に移動させるための駆動手段とを備えた磁気ディスク
装置において、前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の
前記情報記録媒体と対向する面が該情報記録媒体と接触
するように該磁極を支持する接触部と、前記情報記録媒
体の回転にともなう流れ動圧効果により発生する流体力
が作用する該情報記録媒体と対向するスライダ面を有す
るスライダ部と、このスライダ部よりも質量が小さく、
かつ、前記情報記録媒体と対向する面の面積が前記スラ
イダ面の面積よりも小さくなるように構成される、該ス
ライダ部と前記接触部とを連結するための連結部とから
なることを特徴とする磁気ディスク装置を提供する。
情報記録媒体を回転可能に支持する回転手段と、前記情
報記録媒体上で情報の記録再生を行う磁極と、この磁極
を搭載した磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスラ
イダを前記情報記録媒体方向に押圧するための荷重を加
える手段と、前記磁極を前記情報記録媒体上の所定の位
置に移動させるための駆動手段とを備えた磁気ディスク
装置において、前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の
前記情報記録媒体と対向する面が該情報記録媒体と接触
するように該磁極を支持する接触部と、前記情報記録媒
体の回転にともなう流れ動圧効果により発生する流体力
が作用する該情報記録媒体と対向するスライダ面を有す
るスライダ部と、このスライダ部よりも質量が小さく、
かつ、前記情報記録媒体と対向する面の面積が前記スラ
イダ面の面積よりも小さくなるように構成される、該ス
ライダ部と前記接触部とを連結するための連結部とから
なることを特徴とする磁気ディスク装置を提供する。
【0029】また、本発明では、情報記録媒体と、この
情報記録媒体を回転可能に支持する回転手段と、前記情
報記録媒体上で情報の記録再生を行う磁極と、この磁極
を搭載した磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスラ
イダを前記情報記録媒体方向に押圧するための荷重を加
える手段と、前記磁極を前記情報記録媒体上の所定の位
置に移動させるための駆動手段とを備えた磁気ディスク
装置において、前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の
前記情報記録媒体と対向する面が該情報記録媒体と接触
するように該磁極を支持する接触部と、前記情報記録媒
体の回転にともなう流れの動圧効果により発生する流体
力が作用する該情報記録媒体と対向するスライダ面を有
するスライダ部とを有し、前記情報記録媒体の進行方向
に関して、前記接触部と前記磁気ヘッドスライダの質量
及び前記荷重を加える手段の等価質量から定まる重心と
の距離と、該接触部と前記流体力が加わる位置との距離
がほぼ等しくなるように構成されていることを特徴とす
る磁気ディスク装置を提供する。
情報記録媒体を回転可能に支持する回転手段と、前記情
報記録媒体上で情報の記録再生を行う磁極と、この磁極
を搭載した磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスラ
イダを前記情報記録媒体方向に押圧するための荷重を加
える手段と、前記磁極を前記情報記録媒体上の所定の位
置に移動させるための駆動手段とを備えた磁気ディスク
装置において、前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の
前記情報記録媒体と対向する面が該情報記録媒体と接触
するように該磁極を支持する接触部と、前記情報記録媒
体の回転にともなう流れの動圧効果により発生する流体
力が作用する該情報記録媒体と対向するスライダ面を有
するスライダ部とを有し、前記情報記録媒体の進行方向
に関して、前記接触部と前記磁気ヘッドスライダの質量
及び前記荷重を加える手段の等価質量から定まる重心と
の距離と、該接触部と前記流体力が加わる位置との距離
がほぼ等しくなるように構成されていることを特徴とす
る磁気ディスク装置を提供する。
【0030】さらに、本発明では、情報記録媒体と、こ
の情報記録媒体を回転可能に支持する回転手段と、前記
情報記録媒体上で情報の記録再生を行う磁極と、この磁
極を搭載した磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドス
ライダを前記情報記録媒体方向に押圧するための荷重を
加える手段と、前記磁極を前記情報記録媒体上の所定の
位置に移動させるための駆動手段とを備えた磁気ディス
ク装置において、前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極
の前記情報記録媒体と対向する面が該情報記録媒体と接
触するように該磁極を支持する接触部と、前記情報記録
媒体の回転にともなう流れの動圧効果により発生する流
体力が作用する該情報記録媒体と対向するスライダ面を
有するスライダ部とを有し、前記スライダ面は、前記荷
重が加わる位置の近傍に曲率半径の中心を有する曲面で
あることを特徴とする磁気ディスク装置を提供する。
の情報記録媒体を回転可能に支持する回転手段と、前記
情報記録媒体上で情報の記録再生を行う磁極と、この磁
極を搭載した磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドス
ライダを前記情報記録媒体方向に押圧するための荷重を
加える手段と、前記磁極を前記情報記録媒体上の所定の
位置に移動させるための駆動手段とを備えた磁気ディス
ク装置において、前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極
の前記情報記録媒体と対向する面が該情報記録媒体と接
触するように該磁極を支持する接触部と、前記情報記録
媒体の回転にともなう流れの動圧効果により発生する流
体力が作用する該情報記録媒体と対向するスライダ面を
有するスライダ部とを有し、前記スライダ面は、前記荷
重が加わる位置の近傍に曲率半径の中心を有する曲面で
あることを特徴とする磁気ディスク装置を提供する。
【0031】
【作用】上記した本発明の構成によれば、以下に示すよ
うな作用効果が得られる。まず、請求項1記載の発明に
よれば、磁気ヘッドスライダを構成する接触部とスライ
ダ部とを連結する連結部の情報記録媒体と対向する面の
面積が、スライダ面の面積に比べて小さく構成されるた
め、連結部において流体動圧効果によって発生する圧力
は、スライダ部と比較して十分小さくなる。従って、磁
気ヘッドスライダ全体としての流体動圧効果による流体
力作用位置を、接触部から十分遠ざけることができる。
即ち、上記した式(1)において、接触部と流体力作用
位置との距離lhを大きくすることができるため、接触
力fcを低く設定することができる。
うな作用効果が得られる。まず、請求項1記載の発明に
よれば、磁気ヘッドスライダを構成する接触部とスライ
ダ部とを連結する連結部の情報記録媒体と対向する面の
面積が、スライダ面の面積に比べて小さく構成されるた
め、連結部において流体動圧効果によって発生する圧力
は、スライダ部と比較して十分小さくなる。従って、磁
気ヘッドスライダ全体としての流体動圧効果による流体
力作用位置を、接触部から十分遠ざけることができる。
即ち、上記した式(1)において、接触部と流体力作用
位置との距離lhを大きくすることができるため、接触
力fcを低く設定することができる。
【0032】さらに、連結部の質量は、スライダ部に比
べて十分小さくなるように構成されているので、磁気ヘ
ッド全体の重心はスライダ部の質量と、磁気ヘッドスラ
イダを情報記録媒体方向に押圧するための荷重を加える
手段の等価質量とでほとんど決まる。従って、上記した
式(2)において、重心と接触部との距離lgを大きく
することができ、慣性力に起因する接触力の変動を低く
抑えることができる。
べて十分小さくなるように構成されているので、磁気ヘ
ッド全体の重心はスライダ部の質量と、磁気ヘッドスラ
イダを情報記録媒体方向に押圧するための荷重を加える
手段の等価質量とでほとんど決まる。従って、上記した
式(2)において、重心と接触部との距離lgを大きく
することができ、慣性力に起因する接触力の変動を低く
抑えることができる。
【0033】また、請求項2記載の発明によれば、スラ
イダ面を、情報記録媒体の進行方向に関する最大寸法よ
りも、該進行方向とほぼ直交する方向に関する最大寸法
の方が長くなるように構成することにより、スライダ面
と情報記録媒体との隙間で形成される流体膜のピッチン
グ剛性を低く設定することができることから、接触部と
スライダ面との位置誤差に起因する接触力のばらつきを
低減することができるとともに、スライダ面と情報記録
媒体との隙間で形成される流体膜の並進方向の剛性及び
ローリング剛性を十分に確保することができる。
イダ面を、情報記録媒体の進行方向に関する最大寸法よ
りも、該進行方向とほぼ直交する方向に関する最大寸法
の方が長くなるように構成することにより、スライダ面
と情報記録媒体との隙間で形成される流体膜のピッチン
グ剛性を低く設定することができることから、接触部と
スライダ面との位置誤差に起因する接触力のばらつきを
低減することができるとともに、スライダ面と情報記録
媒体との隙間で形成される流体膜の並進方向の剛性及び
ローリング剛性を十分に確保することができる。
【0034】また、請求項3記載の発明によれば、スラ
イダ面をテーパ部とフラット部とから構成し、テーパ部
の面積をフラット部の面積よりも大きくすることによ
り、情報記録媒体の起動時における接触力の低減を図る
ことができるとともに、情報記録媒体の停止時における
スライダ面と情報記録媒体との接触面積を小さくするこ
とができ、吸着を起こり難くすることもできる。
イダ面をテーパ部とフラット部とから構成し、テーパ部
の面積をフラット部の面積よりも大きくすることによ
り、情報記録媒体の起動時における接触力の低減を図る
ことができるとともに、情報記録媒体の停止時における
スライダ面と情報記録媒体との接触面積を小さくするこ
とができ、吸着を起こり難くすることもできる。
【0035】また、請求項4乃至8記載の発明によれ
ば、情報記録媒体の停止時におけるスライダ面と情報記
録媒体との接触面積を小さくすることができ、吸着を起
こり難くすることができる。
ば、情報記録媒体の停止時におけるスライダ面と情報記
録媒体との接触面積を小さくすることができ、吸着を起
こり難くすることができる。
【0036】また、請求項9又は10記載の発明によれ
ば、スライダの質量と磁気ヘッドスライダを前記情報記
録媒体方向に押圧するための荷重を加える手段の等価質
量から定まる重心と接触部との距離lgと、流体力作用
位置と接触部との距離lhとがほぼ等しいので、式
(2)より慣性力fgは、流体力の変動のみによって支
えられ、接触力がほとんど変動しない構成を得ることが
できる。
ば、スライダの質量と磁気ヘッドスライダを前記情報記
録媒体方向に押圧するための荷重を加える手段の等価質
量から定まる重心と接触部との距離lgと、流体力作用
位置と接触部との距離lhとがほぼ等しいので、式
(2)より慣性力fgは、流体力の変動のみによって支
えられ、接触力がほとんど変動しない構成を得ることが
できる。
【0037】また、請求項11記載の発明によれば、ス
ライダ面の曲率中心を、磁気ヘッドスライダを情報記録
媒体方向に押圧するための荷重が加えられる位置近傍に
設けることにより、曲率中心と該位置との距離を十分小
さく設定することにより、接触部の位置誤差に伴う接触
力の変動を小さく抑えることができる。
ライダ面の曲率中心を、磁気ヘッドスライダを情報記録
媒体方向に押圧するための荷重が加えられる位置近傍に
設けることにより、曲率中心と該位置との距離を十分小
さく設定することにより、接触部の位置誤差に伴う接触
力の変動を小さく抑えることができる。
【0038】一方、請求項12乃至14記載の発明によ
れば、上記した作用効果を有する磁気ヘッドを用いた磁
気ディスク装置を構築することにより、磁気ヘッドと情
報記録媒体との間の摩耗低減が実現され、装置の長寿命
化が可能となる。
れば、上記した作用効果を有する磁気ヘッドを用いた磁
気ディスク装置を構築することにより、磁気ヘッドと情
報記録媒体との間の摩耗低減が実現され、装置の長寿命
化が可能となる。
【0039】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる
ヘッド構造の概略を示したものである。ヘッド1を構成
するスライダ2はスライダ部3と接触部4、及びそれら
を連結する連結部5からなる略T字型形状を有する。情
報記録媒体であるディスクと接触する接触部4には、情
報の記録再生を行う図示しない磁極が設けられている。
この磁極のディスク対向面は、ディスクに接触するよう
に構成されている。ピボット位置6には図示しないサス
ペンションから荷重Fが加えられており、この荷重F
は、ディスクの回転にともなってスライダ部3のディス
クに対向する面(スライダ面)7に発生する流体力fh
と接触部4においてディスクから作用する接触力fcと
に配分され、それらの関係式は上記した式(1)で表さ
れる。連結部5は、流体動圧効果によって発生する圧力
が、スライダ部2と比較して十分小さくなるように構成
されている。即ち、連結部5のディスクと対向する面
は、スライダ面7に比べて十分にディスクから退けら
れ、その面積も十分に小さく構成される。また、接触部
4のディスクとの対向面も、十分に小さい面積をもって
形成されている。このため、接触部4近傍においては、
流体動圧効果による圧力が小さく、スライダ2全体とし
ての流体動圧効果による流体力作用位置8を、接触部4
から十分遠ざけることができる。従って、式(1)にお
いて、接触部4と流体力作用位置8との距離lhを大き
くすることができるため、接触力fcを低く設定するこ
とが可能となる。
詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる
ヘッド構造の概略を示したものである。ヘッド1を構成
するスライダ2はスライダ部3と接触部4、及びそれら
を連結する連結部5からなる略T字型形状を有する。情
報記録媒体であるディスクと接触する接触部4には、情
報の記録再生を行う図示しない磁極が設けられている。
この磁極のディスク対向面は、ディスクに接触するよう
に構成されている。ピボット位置6には図示しないサス
ペンションから荷重Fが加えられており、この荷重F
は、ディスクの回転にともなってスライダ部3のディス
クに対向する面(スライダ面)7に発生する流体力fh
と接触部4においてディスクから作用する接触力fcと
に配分され、それらの関係式は上記した式(1)で表さ
れる。連結部5は、流体動圧効果によって発生する圧力
が、スライダ部2と比較して十分小さくなるように構成
されている。即ち、連結部5のディスクと対向する面
は、スライダ面7に比べて十分にディスクから退けら
れ、その面積も十分に小さく構成される。また、接触部
4のディスクとの対向面も、十分に小さい面積をもって
形成されている。このため、接触部4近傍においては、
流体動圧効果による圧力が小さく、スライダ2全体とし
ての流体動圧効果による流体力作用位置8を、接触部4
から十分遠ざけることができる。従って、式(1)にお
いて、接触部4と流体力作用位置8との距離lhを大き
くすることができるため、接触力fcを低く設定するこ
とが可能となる。
【0040】また、連結部5は、スライダ部2よりも狭
い幅で形成されており、その質量はスライダ部2の質量
に比べて小さいので、ヘッド1全体の重心Gはスライダ
部2の質量と、ピボット位置6における図示しないサス
ペンションの等価質量でほとんど決まる。従って、上記
した式(2)において、重心Gと接触部4との距離lg
を大きくすることができ、慣性力に起因する接触力の変
動を低く抑えることができる。
い幅で形成されており、その質量はスライダ部2の質量
に比べて小さいので、ヘッド1全体の重心Gはスライダ
部2の質量と、ピボット位置6における図示しないサス
ペンションの等価質量でほとんど決まる。従って、上記
した式(2)において、重心Gと接触部4との距離lg
を大きくすることができ、慣性力に起因する接触力の変
動を低く抑えることができる。
【0041】特に、重心Gと接触部4との距離lgと、
流体力作用位置8と接触部4との距離lhとがほぼ等し
いときには、式(2)より慣性力fgは、流体力の変動
によって支えられ、接触力がほとんど変動しない構成を
得ることが可能である。
流体力作用位置8と接触部4との距離lhとがほぼ等し
いときには、式(2)より慣性力fgは、流体力の変動
によって支えられ、接触力がほとんど変動しない構成を
得ることが可能である。
【0042】また、スライダ部2を構成するスライダ面
7は、矢印で示すディスク進行方向に関する最大寸法L
よりも、それと直交する方向に関する最大寸法Wの方が
長くなるように構成されている。これは、従来のテーパ
フラット型スライダとは逆である。このように、スライ
ダ面7のディスク進行方向に関する長さが短い場合、ス
ライダ面7とディスクとの隙間で形成される流体膜のピ
ッチング剛性を低く設定することができることから、接
触部4とスライダ面7との位置誤差に起因する接触力の
ばらつきを低減することができる。一方、スライダ面7
のディスク進行方向と直行する方向に関する長さが長い
ことは、スライダ面7と情報記録媒体との隙間で形成さ
れる流体膜の並進方向の剛性及びローリング剛性の確保
に寄与する。
7は、矢印で示すディスク進行方向に関する最大寸法L
よりも、それと直交する方向に関する最大寸法Wの方が
長くなるように構成されている。これは、従来のテーパ
フラット型スライダとは逆である。このように、スライ
ダ面7のディスク進行方向に関する長さが短い場合、ス
ライダ面7とディスクとの隙間で形成される流体膜のピ
ッチング剛性を低く設定することができることから、接
触部4とスライダ面7との位置誤差に起因する接触力の
ばらつきを低減することができる。一方、スライダ面7
のディスク進行方向と直行する方向に関する長さが長い
ことは、スライダ面7と情報記録媒体との隙間で形成さ
れる流体膜の並進方向の剛性及びローリング剛性の確保
に寄与する。
【0043】さらに、ピッチング剛性が低いことのメリ
ットとして、ディスクの内外周における接触力fcの変
動を低減できる点があげられる。ディスクの内周に比
べ、外周では周速がほぼ2倍になることから、従来の浮
上スライダ方式においては、ディスク内外周でヘッド浮
上量差が問題になっていた。本発明にかかる構成におい
ても、周速差によってスライダ面7の浮上量は変化す
る。しかし、ピッチング剛性が低いため、流体力作用位
置8はほとんど変化せず、上記した式(1)より定まる
接触力fcはほとんど変化しない。つまり、ディスク内
外周の周速差は、接触力の変動要因とはならないので、
ディスク内外周にわたって、接触力を低くかつ安定に保
つことが可能となる。
ットとして、ディスクの内外周における接触力fcの変
動を低減できる点があげられる。ディスクの内周に比
べ、外周では周速がほぼ2倍になることから、従来の浮
上スライダ方式においては、ディスク内外周でヘッド浮
上量差が問題になっていた。本発明にかかる構成におい
ても、周速差によってスライダ面7の浮上量は変化す
る。しかし、ピッチング剛性が低いため、流体力作用位
置8はほとんど変化せず、上記した式(1)より定まる
接触力fcはほとんど変化しない。つまり、ディスク内
外周の周速差は、接触力の変動要因とはならないので、
ディスク内外周にわたって、接触力を低くかつ安定に保
つことが可能となる。
【0044】ところで、従来の浮上スライダ方式におい
ては、スライダ後端、即ち、スライダのディスク進行方
向側の端部に設けられた磁極をディスクに近接させる目
的で、スライダ全体を非常に狭い隙間をもって浮上させ
るている。そのため、スライダ面の寸法精度をきびしく
管理しないと、磁極とディスクとの間の隙間がばらつ
き、十分な記録再生特性が得られなかったり、スライダ
がディスクと衝突したりする問題があった。これに対し
て本実施例では、スライダ部3が連結部5を介して接触
部4と離れた位置にあるので、磁極が接触した状態であ
ってもスライダ部3におけるディスクとの隙間を十分大
きく設定することが可能である。従って、スライダ面7
の寸法精度を極端にあげることなく、低い接触力を再現
性よく実現できる。
ては、スライダ後端、即ち、スライダのディスク進行方
向側の端部に設けられた磁極をディスクに近接させる目
的で、スライダ全体を非常に狭い隙間をもって浮上させ
るている。そのため、スライダ面の寸法精度をきびしく
管理しないと、磁極とディスクとの間の隙間がばらつ
き、十分な記録再生特性が得られなかったり、スライダ
がディスクと衝突したりする問題があった。これに対し
て本実施例では、スライダ部3が連結部5を介して接触
部4と離れた位置にあるので、磁極が接触した状態であ
ってもスライダ部3におけるディスクとの隙間を十分大
きく設定することが可能である。従って、スライダ面7
の寸法精度を極端にあげることなく、低い接触力を再現
性よく実現できる。
【0045】図2は、ディスクの起動時及び定常回転時
における流体力作用位置の変化を説明したものである。
なお、以下の説明において、図1に示した部分と同一部
分あるいは同一機能を有する部分については、図1に示
した番号と同一番号を付すことにより重複説明を省略す
る。
における流体力作用位置の変化を説明したものである。
なお、以下の説明において、図1に示した部分と同一部
分あるいは同一機能を有する部分については、図1に示
した番号と同一番号を付すことにより重複説明を省略す
る。
【0046】スライダ2を構成するスライダ部3のスラ
イダ面7は、ディスクの停止時に、該ディスクの進行方
向に向かって傾斜するテーパ部7aと、該ディスクに対
してほぼ平行となるフラット部7bとから構成される。
ここで、ディスクの定常回転時には、流体力作用位置8
はフラット部7bにあり、ピボット位置6はそれより若
干ディスク進行方向側となる。一方、ディスクの起動時
には、流体力fh’はテーパ部7aにおいて発生するの
で、その作用位置8’は定常回転時と比較してディスク
進行方向と反対側に移動する。従って、式(1)の関係
よりディスクの起動時には、定常回転時と比較して過大
な接触力fcが発生し、接触部4の摩耗を招く可能性が
ある。この問題を解決するには、ディスクの起動時と定
常回転時で、なるべく流体力作用位置8,8’が変化し
ないことが望ましい。
イダ面7は、ディスクの停止時に、該ディスクの進行方
向に向かって傾斜するテーパ部7aと、該ディスクに対
してほぼ平行となるフラット部7bとから構成される。
ここで、ディスクの定常回転時には、流体力作用位置8
はフラット部7bにあり、ピボット位置6はそれより若
干ディスク進行方向側となる。一方、ディスクの起動時
には、流体力fh’はテーパ部7aにおいて発生するの
で、その作用位置8’は定常回転時と比較してディスク
進行方向と反対側に移動する。従って、式(1)の関係
よりディスクの起動時には、定常回転時と比較して過大
な接触力fcが発生し、接触部4の摩耗を招く可能性が
ある。この問題を解決するには、ディスクの起動時と定
常回転時で、なるべく流体力作用位置8,8’が変化し
ないことが望ましい。
【0047】本実施例において、テーパ部7aとフラッ
ト部7bの面積がほぼ等しい場合、テーパ部7aの方が
若干ディスクとの隙間が大きいので、ディスクの定常回
転時における流体力作用位置8はテーパ部7aとフラッ
ト部7bとの境界よりもフラット部7b側寄りに存在す
る。フラット部7bが大きくなるとディスクの定常回転
時における流体力作用位置8はさらにフラット部7b側
に移動し、起動時における流体力作用位置8’とのずれ
は大きくなってしまう。一方、テーパ部7aがフラット
部7bよりも大きくなると、ディスクの定常回転時にお
ける流体力作用位置8は次第にテーパ部7aとフラット
部7bとの境界に接近し、起動時における流体力作用位
置8’とのずれが小さくなる。従って、テーパ部7aと
フラット部7bの面積を同等にするか、あるいはテーパ
部7aの面積を大きくすることが、ディスクの起動時に
おける接触力の低減には有効である。また、フラット部
7bよりもテーパ部7aの面積を大きくすれば、ディス
ク停止時におけるスライダ面7とディスクとの接触面積
が小さくなる。従って、必要な流体力を確保しつつディ
スクの起動時におけるディスクとスライダとの吸着を防
ぐ効果があり、接触記録再生に用いられる平滑なディス
クとの組み合わせにおいて特に有効である。
ト部7bの面積がほぼ等しい場合、テーパ部7aの方が
若干ディスクとの隙間が大きいので、ディスクの定常回
転時における流体力作用位置8はテーパ部7aとフラッ
ト部7bとの境界よりもフラット部7b側寄りに存在す
る。フラット部7bが大きくなるとディスクの定常回転
時における流体力作用位置8はさらにフラット部7b側
に移動し、起動時における流体力作用位置8’とのずれ
は大きくなってしまう。一方、テーパ部7aがフラット
部7bよりも大きくなると、ディスクの定常回転時にお
ける流体力作用位置8は次第にテーパ部7aとフラット
部7bとの境界に接近し、起動時における流体力作用位
置8’とのずれが小さくなる。従って、テーパ部7aと
フラット部7bの面積を同等にするか、あるいはテーパ
部7aの面積を大きくすることが、ディスクの起動時に
おける接触力の低減には有効である。また、フラット部
7bよりもテーパ部7aの面積を大きくすれば、ディス
ク停止時におけるスライダ面7とディスクとの接触面積
が小さくなる。従って、必要な流体力を確保しつつディ
スクの起動時におけるディスクとスライダとの吸着を防
ぐ効果があり、接触記録再生に用いられる平滑なディス
クとの組み合わせにおいて特に有効である。
【0048】図3は、本発明の第2実施例にかかるヘッ
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、スライダ面7がディスクの進行方向とほぼ直交する
方向に沿って、ディスクと反対側に凸な形状に形成され
ている。従って、ディスク停止時には、スライダ部3の
両端3a,3bのみの狭い面積でスライダ2はディスク
と接触するので、吸着を起こり難くすることができる。
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、スライダ面7がディスクの進行方向とほぼ直交する
方向に沿って、ディスクと反対側に凸な形状に形成され
ている。従って、ディスク停止時には、スライダ部3の
両端3a,3bのみの狭い面積でスライダ2はディスク
と接触するので、吸着を起こり難くすることができる。
【0049】図4は、本発明の第3実施例にかかるヘッ
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、上記した第2実施例とは反対に、スライダ面7がデ
ィスクの進行方向とほぼ直交する方向に沿って、ディス
ク側に凸な形状に形成されている。従って、ディスク停
止時には、スライダ部3の中央部3c近傍のみの狭い面
積でスライダ2はディスクと接触するので、吸着を起こ
り難くすることができる。
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、上記した第2実施例とは反対に、スライダ面7がデ
ィスクの進行方向とほぼ直交する方向に沿って、ディス
ク側に凸な形状に形成されている。従って、ディスク停
止時には、スライダ部3の中央部3c近傍のみの狭い面
積でスライダ2はディスクと接触するので、吸着を起こ
り難くすることができる。
【0050】図5は、本発明の第9実施例にかかるヘッ
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、スライダ部3と接触部4とを連結する連結部5に、
スライダ面7と接触部4とを連結する連結面9が設けら
れている。そして、これらスライダ面7、接触部4、及
び連結面9は、全体として、ディスクの進行方向に沿っ
て、該ディスク側に凸な形状に形成されている。
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、スライダ部3と接触部4とを連結する連結部5に、
スライダ面7と接触部4とを連結する連結面9が設けら
れている。そして、これらスライダ面7、接触部4、及
び連結面9は、全体として、ディスクの進行方向に沿っ
て、該ディスク側に凸な形状に形成されている。
【0051】従って、ディスク停止時には、上記凸形状
の頂点、例えば図5(a)に示すように、スライダ面7
及び連結面9の一部の狭い面積において、スライダ2が
ディスクと接触するので、吸着を起こり難くすることが
できる。
の頂点、例えば図5(a)に示すように、スライダ面7
及び連結面9の一部の狭い面積において、スライダ2が
ディスクと接触するので、吸着を起こり難くすることが
できる。
【0052】また、ディスク起動時などディスク回転数
が低い場合には、スライダ2のピッチング角が小さいの
で、図5(b)に示すように、連結面9の一部において
スライダ2がディスクと接触する。そして、ディスクの
定常回転時には、図5(c)に示すように、スライダ2
のピッチング角が十分大きくなり、接触部4がディスク
に接触するようになる。一般に、ディスク起動時などデ
ィスク回転数が低い場合には、スライダ2の挙動が不安
定となり、ディスクとの接触部分には過大な接触力が加
わることがある。しかし、本実施例にかかる構成によれ
ば、ディスク回転数が低い場合、接触部4はディスクと
接触していないため、上記した過大な接触力が加わるこ
とがなく、接触部4に設けられている磁極の摩耗を低減
することが可能となる。
が低い場合には、スライダ2のピッチング角が小さいの
で、図5(b)に示すように、連結面9の一部において
スライダ2がディスクと接触する。そして、ディスクの
定常回転時には、図5(c)に示すように、スライダ2
のピッチング角が十分大きくなり、接触部4がディスク
に接触するようになる。一般に、ディスク起動時などデ
ィスク回転数が低い場合には、スライダ2の挙動が不安
定となり、ディスクとの接触部分には過大な接触力が加
わることがある。しかし、本実施例にかかる構成によれ
ば、ディスク回転数が低い場合、接触部4はディスクと
接触していないため、上記した過大な接触力が加わるこ
とがなく、接触部4に設けられている磁極の摩耗を低減
することが可能となる。
【0053】図6は、本発明の第5実施例にかかるヘッ
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、上記した第1実施例にかかるヘッド1のスライダ部
3に溝10が形成され、スライダ面7が2つの部分7
c,7dに分割されている。このような構成において
は、ディスク進行方向に関するスライダ面7の最大寸法
Lは上記した第1実施例と同様に定義できる。また、デ
ィスク進行方向と直交する方向に関する最大寸法Wは、
それぞれのスライダ面7c,7dの同方向に関する最大
寸法W1,W2の和、即ち、 W=W1+W2 (3) と定義できる。このような定義のもとでは、本実施例
も、ディスク進行方向に関する長さより、それと直交す
る方向に関する長さの方が長いスライダ面を有すること
となり、ピッチング剛性が低く、流体力作用位置8が接
触部4から離れた位置に存在する、といった第1実施例
と同様の特徴を有する。これ以外にも、近年、エッチン
グなどの手段で形成される複雑な形状のスライダが実用
化されているが、上記した定義により、ディスク進行方
向に関する長さより、それと直交する方に関する長さの
方が長いスライダ面を有するヘッドは、本発明の一実施
例といえる。
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、上記した第1実施例にかかるヘッド1のスライダ部
3に溝10が形成され、スライダ面7が2つの部分7
c,7dに分割されている。このような構成において
は、ディスク進行方向に関するスライダ面7の最大寸法
Lは上記した第1実施例と同様に定義できる。また、デ
ィスク進行方向と直交する方向に関する最大寸法Wは、
それぞれのスライダ面7c,7dの同方向に関する最大
寸法W1,W2の和、即ち、 W=W1+W2 (3) と定義できる。このような定義のもとでは、本実施例
も、ディスク進行方向に関する長さより、それと直交す
る方向に関する長さの方が長いスライダ面を有すること
となり、ピッチング剛性が低く、流体力作用位置8が接
触部4から離れた位置に存在する、といった第1実施例
と同様の特徴を有する。これ以外にも、近年、エッチン
グなどの手段で形成される複雑な形状のスライダが実用
化されているが、上記した定義により、ディスク進行方
向に関する長さより、それと直交する方に関する長さの
方が長いスライダ面を有するヘッドは、本発明の一実施
例といえる。
【0054】図7は、本発明の第6実施例にかかるヘッ
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、スライダ面7がフラット部のみから構成されてい
る。かかる構成によれば、スライダ面7の外形寸法を精
度よく形成することが比較的容易であるので、図示しな
い流体力作用位置のばらつきを小さく抑えることができ
る。同時に、スライダ2の外形を基準として図示しない
ピボット位置を調整することも容易である。従って、式
(1)の関係により決定される接触力の設定を、高精度
で行うことが可能となる。
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、スライダ面7がフラット部のみから構成されてい
る。かかる構成によれば、スライダ面7の外形寸法を精
度よく形成することが比較的容易であるので、図示しな
い流体力作用位置のばらつきを小さく抑えることができ
る。同時に、スライダ2の外形を基準として図示しない
ピボット位置を調整することも容易である。従って、式
(1)の関係により決定される接触力の設定を、高精度
で行うことが可能となる。
【0055】一方、本実施例においては、ディスク停止
時にスライダ2とディスクとが広い面で接触するので、
両者間の吸着が問題になる可能性がある。そこで、スラ
イダ面7の一部から突出すような形で、スライダ2に微
小なピッチング角を与えるための突起11が設けられて
いる。ディスク停止時には、この突起11がディスクと
接触し、スライダ面7の全体が直接ディスクと接触しな
いので、吸着が発生しにくい。また、ディスクの定常回
転時には、流体力によってスライダ2の姿勢は十分大き
なピッチング角を有し、突起11はディスクから浮上し
た状態が保たれる。
時にスライダ2とディスクとが広い面で接触するので、
両者間の吸着が問題になる可能性がある。そこで、スラ
イダ面7の一部から突出すような形で、スライダ2に微
小なピッチング角を与えるための突起11が設けられて
いる。ディスク停止時には、この突起11がディスクと
接触し、スライダ面7の全体が直接ディスクと接触しな
いので、吸着が発生しにくい。また、ディスクの定常回
転時には、流体力によってスライダ2の姿勢は十分大き
なピッチング角を有し、突起11はディスクから浮上し
た状態が保たれる。
【0056】なお、突起11は、図7に示した個数並び
に形状に限定されず、例えばスライダ部3の側面から突
出するようなものでも良い。また、本実施例に上記した
第2、第3実施例を適用し、スライダ面7の凹凸を利用
してディスク停止時における吸着を防止することも可能
である。
に形状に限定されず、例えばスライダ部3の側面から突
出するようなものでも良い。また、本実施例に上記した
第2、第3実施例を適用し、スライダ面7の凹凸を利用
してディスク停止時における吸着を防止することも可能
である。
【0057】図8は、本発明の第7実施例にかかるヘッ
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、スライダ面7が階段状に形成されており、ディスク
進行方向側のスライダ面が最もディスクに近接するよう
に構成され、隣接するスライダ面同士の段差12付近に
おいて、主に圧力が発生する構造となっている。なお、
階段状のスライダ面7は図示した2段の場合に限られな
い。
ド構造の概略を示したものである。本実施例において
は、スライダ面7が階段状に形成されており、ディスク
進行方向側のスライダ面が最もディスクに近接するよう
に構成され、隣接するスライダ面同士の段差12付近に
おいて、主に圧力が発生する構造となっている。なお、
階段状のスライダ面7は図示した2段の場合に限られな
い。
【0058】このようなスライダ面7はエッチングなど
の方法で比較的精度よく加工でき、図示しない流体力作
用位置を精度よく決定することが可能である。同時に、
スライダ2の外形を基準として図示しないピボット位置
を調整することも容易である。従って、式(1)の関係
で決定される接触力の設定を、高精度で行うことが可能
となる。
の方法で比較的精度よく加工でき、図示しない流体力作
用位置を精度よく決定することが可能である。同時に、
スライダ2の外形を基準として図示しないピボット位置
を調整することも容易である。従って、式(1)の関係
で決定される接触力の設定を、高精度で行うことが可能
となる。
【0059】また、かかる構成によれば、ディスク停止
時に、最もディスクに近接するディスク進行方向側のス
ライダ面のみがディスクと接触することとなり、スライ
ダ面7の全体が直接ディスクと接触しないので、吸着の
防止にも効果がある。
時に、最もディスクに近接するディスク進行方向側のス
ライダ面のみがディスクと接触することとなり、スライ
ダ面7の全体が直接ディスクと接触しないので、吸着の
防止にも効果がある。
【0060】図9は、本発明の第8実施例にかかるヘッ
ド構造の概略を示したものである。本実施例は、ディス
クのうねりや振動、装置に加わる衝撃などによってスラ
イダに作用する慣性力を流体力の変動により支えること
により、接触力の変動を低く抑える構成に関する変形例
を示したものである。
ド構造の概略を示したものである。本実施例は、ディス
クのうねりや振動、装置に加わる衝撃などによってスラ
イダに作用する慣性力を流体力の変動により支えること
により、接触力の変動を低く抑える構成に関する変形例
を示したものである。
【0061】本実施例においては、スライダ部3と接触
部4とを連結する連結部5が、スライダ部3と同じ幅で
形成されている。即ち、スライダ2の外形は、従来の浮
上スライダと同様、略長方形であり、加工が容易である
という利点を有する。
部4とを連結する連結部5が、スライダ部3と同じ幅で
形成されている。即ち、スライダ2の外形は、従来の浮
上スライダと同様、略長方形であり、加工が容易である
という利点を有する。
【0062】一方、スライダ面7の形状は、上記した各
実施例と同様に、ディスク進行方向に関する最大寸法L
よりも、それと直交する方向に関する最大寸法Wの方が
長くなるように構成されている。そして、連結部5のデ
ィスクと対向する面は、スライダ面7よりもディスクに
対して十分退けられているので、流体動圧効果による圧
力は、ほぼスライダ面7のみに生ずる。
実施例と同様に、ディスク進行方向に関する最大寸法L
よりも、それと直交する方向に関する最大寸法Wの方が
長くなるように構成されている。そして、連結部5のデ
ィスクと対向する面は、スライダ面7よりもディスクに
対して十分退けられているので、流体動圧効果による圧
力は、ほぼスライダ面7のみに生ずる。
【0063】このような形状の場合には、従来の技術の
欄で説明したように、スライダ2の質量及び図示しない
サスペンションの等価質量により定まる重心Gが比較的
ディスク進行方向側に位置するため、式(2)の関係か
らも明らかなように、衝撃などにともなって重心Gに作
用する慣性力が接触力にも多く配分され、接触力の変動
を引き起こす。この問題を解決するために、本実施例に
おいては、スライダ2のディスク進行方向と反対側の端
部近傍にカウンターウェイトとなる突出部13を設ける
ことにより、重心Gを流体力作用位置に近いディスク進
行方向と反対側に位置させ、接触力の変動を低減するよ
うにしている。
欄で説明したように、スライダ2の質量及び図示しない
サスペンションの等価質量により定まる重心Gが比較的
ディスク進行方向側に位置するため、式(2)の関係か
らも明らかなように、衝撃などにともなって重心Gに作
用する慣性力が接触力にも多く配分され、接触力の変動
を引き起こす。この問題を解決するために、本実施例に
おいては、スライダ2のディスク進行方向と反対側の端
部近傍にカウンターウェイトとなる突出部13を設ける
ことにより、重心Gを流体力作用位置に近いディスク進
行方向と反対側に位置させ、接触力の変動を低減するよ
うにしている。
【0064】ここで、突出部13は質量のみが要求され
るため、その形状及び材質等は特に規定されず、スライ
ダ2と一体的に設けても良いし、スライダ2の製作後に
別途設けても良い。
るため、その形状及び材質等は特に規定されず、スライ
ダ2と一体的に設けても良いし、スライダ2の製作後に
別途設けても良い。
【0065】このように、スライダの質量及びサスペン
ションの等価質量により定まる重心の位置をコントロー
ルするために、カウンターウェイトとなる突出部を設け
る構成は上記した各実施例においても適用が可能であ
る。
ションの等価質量により定まる重心の位置をコントロー
ルするために、カウンターウェイトとなる突出部を設け
る構成は上記した各実施例においても適用が可能であ
る。
【0066】図10は、本発明の第9実施例にかかるヘ
ッド構造の概略を示したものである本実施例は、スライ
ダ面と接触部との位置関係に関する誤差によって生じる
接触力のばらつきを防止する構成に関するものである。
ッド構造の概略を示したものである本実施例は、スライ
ダ面と接触部との位置関係に関する誤差によって生じる
接触力のばらつきを防止する構成に関するものである。
【0067】本実施例においては、スライダ面7がディ
スク進行方向に沿ってディスク側に凸な略円筒面(曲
面)となっている。このようなスライダ面7における流
体動圧効果による圧力分布Phは図に示すごとくであ
り、流体力作用位置8は、スライダ面7とディスクとの
間の隙間が最小となる位置の近傍となる。また、ピボッ
ト位置6には図示しないサスペンションから荷重Fが作
用し、接触部4にはディスクからの接触力fcが作用す
る。これらスライダ2に加わる3つの力の間には、上記
した式(1)の関係が成り立つ。
スク進行方向に沿ってディスク側に凸な略円筒面(曲
面)となっている。このようなスライダ面7における流
体動圧効果による圧力分布Phは図に示すごとくであ
り、流体力作用位置8は、スライダ面7とディスクとの
間の隙間が最小となる位置の近傍となる。また、ピボッ
ト位置6には図示しないサスペンションから荷重Fが作
用し、接触部4にはディスクからの接触力fcが作用す
る。これらスライダ2に加わる3つの力の間には、上記
した式(1)の関係が成り立つ。
【0068】かかる構成のスライダ2において、接触部
4とスライダ面7の位置関係に誤差が生じた際の接触力
fcの変動について、図11を参照しつつ説明する。図
11(b)を基準状態とし、図11(a)を接触部4が
基準状態よりもディスクからΔだけ退いた場合、図11
(c)を接触部4が基準状態よりもディスクに対してΔ
だけ突出した場合とする。
4とスライダ面7の位置関係に誤差が生じた際の接触力
fcの変動について、図11を参照しつつ説明する。図
11(b)を基準状態とし、図11(a)を接触部4が
基準状態よりもディスクからΔだけ退いた場合、図11
(c)を接触部4が基準状態よりもディスクに対してΔ
だけ突出した場合とする。
【0069】接触部4がΔだけ退いた場合には、スライ
ダ全体はピッチング角が大きくなる方向に姿勢が変化す
る(+θ”)が、流体力作用位置8はやはりスライダ面
7とディスクとの最小隙間位置近傍であり、その圧力分
布Phも基準状態の場合とほぼ同じになる。
ダ全体はピッチング角が大きくなる方向に姿勢が変化す
る(+θ”)が、流体力作用位置8はやはりスライダ面
7とディスクとの最小隙間位置近傍であり、その圧力分
布Phも基準状態の場合とほぼ同じになる。
【0070】即ち、スライダ2の起こり得るすべての姿
勢変化に対して、ディスク進行方向に関するスライダ面
7の範囲内で流体力による圧力分布Phが大気圧に漸近
するように、当該スライダ面の長さ(スライダ面の図中
の円弧部分の長さ)及びその曲率rを設定することによ
り、常に同じ圧力分布Phの状態を保つことが可能とな
る。
勢変化に対して、ディスク進行方向に関するスライダ面
7の範囲内で流体力による圧力分布Phが大気圧に漸近
するように、当該スライダ面の長さ(スライダ面の図中
の円弧部分の長さ)及びその曲率rを設定することによ
り、常に同じ圧力分布Phの状態を保つことが可能とな
る。
【0071】スライダ2の姿勢変化に伴って、接触部4
と流体力作用位置8との距離lh及び接触部4とピボッ
ト位置6との距離lpは多少変化する。ピボット位置6
と流体力作用位置8との距離は、曲率中心Oとピボット
位置6との距離をRpとすれば、 (lh−lp)−(lh”−lp”)=Rp・θ” (4) であり、基準状態に対して若干短くなる。一方、流体力
作用位置8と接触部4との距離は、ほとんど変化しない
ため、 lh”=lh (5) としてよい。従って、接触力の変動は、
と流体力作用位置8との距離lh及び接触部4とピボッ
ト位置6との距離lpは多少変化する。ピボット位置6
と流体力作用位置8との距離は、曲率中心Oとピボット
位置6との距離をRpとすれば、 (lh−lp)−(lh”−lp”)=Rp・θ” (4) であり、基準状態に対して若干短くなる。一方、流体力
作用位置8と接触部4との距離は、ほとんど変化しない
ため、 lh”=lh (5) としてよい。従って、接触力の変動は、
【0072】
【数3】 となる。即ち、スライダ面7の曲率中心Oをピボット位
置6の近傍に設けることにより、曲率中心Oとピボット
位置6との距離Rpを十分小さく設定できれば、接触部
の位置誤差に伴う接触力の変動を小さく抑えることがで
きる。
置6の近傍に設けることにより、曲率中心Oとピボット
位置6との距離Rpを十分小さく設定できれば、接触部
の位置誤差に伴う接触力の変動を小さく抑えることがで
きる。
【0073】一方、図11(c)に示すように接触部4
がΔだけ突出した場合には、スライダ2のピッチング角
が小さくなるように姿勢変化が起こり(−θ’)、ピボ
ット位置6と流体力作用位置8との距離は若干大きくな
る。即ち、 (lh’−lp’)−(lh−lp)=Rp・θ’ (7) であり、一方、流体力作用位置8と接触部4との距離l
h’は、ほとんど変化しないため、 lh’=lh (8) としてよい。従って、接触力の変動は、
がΔだけ突出した場合には、スライダ2のピッチング角
が小さくなるように姿勢変化が起こり(−θ’)、ピボ
ット位置6と流体力作用位置8との距離は若干大きくな
る。即ち、 (lh’−lp’)−(lh−lp)=Rp・θ’ (7) であり、一方、流体力作用位置8と接触部4との距離l
h’は、ほとんど変化しないため、 lh’=lh (8) としてよい。従って、接触力の変動は、
【0074】
【数4】 となる。即ち、同様にして、Rpが十分小さければ、接
触力の変動を小さく抑えることができる。
触力の変動を小さく抑えることができる。
【0075】従って、本実施例にかかる構成によれば、
サスペンションからの荷重Fとピボット位置6の位置精
度とを保証すれば、接触部4の加工精度にほとんど影響
されずに、接触力を低く設定することが可能となる。な
お、本実施例を上記した各実施例に適用することも可能
である。
サスペンションからの荷重Fとピボット位置6の位置精
度とを保証すれば、接触部4の加工精度にほとんど影響
されずに、接触力を低く設定することが可能となる。な
お、本実施例を上記した各実施例に適用することも可能
である。
【0076】次に、本発明にかかるヘッドを用いた磁気
ディスク装置の構成について簡単に説明する。図12
は、ロータリーアクチュエータを用いた磁気ディスク装
置の概略を示したものである。ディスク201は、スピ
ンドル202に装着され、所定の回転数で回転される。
ディスク201に接触した状態で情報の記録再生を行う
磁気ギャップを搭載したスライダ203は、薄板状のサ
スペンション204の先端に取付られている。サスペン
ション204は、図示しない駆動コイルを保持するボビ
ン部等を有するアーム205の一端に接続されている。
一方、アーム205の他端には、リニアモータの一種で
あるボイスコイルモータ206が設けられている。ボイ
スコイルモータ206は、前記アーム205のボビン部
に巻き上げられた図示しない駆動コイルと、それを挟み
込むように対向して配置された永久磁石及び対向ヨーク
からなる磁気回路とから構成される。アーム205は、
固定軸207の上下2カ所に設けられた図示しないボー
ルベアリングによって保持され、ボイスコイルモータ2
06により回転揺動が自在にできるようになっている。
ディスク装置の構成について簡単に説明する。図12
は、ロータリーアクチュエータを用いた磁気ディスク装
置の概略を示したものである。ディスク201は、スピ
ンドル202に装着され、所定の回転数で回転される。
ディスク201に接触した状態で情報の記録再生を行う
磁気ギャップを搭載したスライダ203は、薄板状のサ
スペンション204の先端に取付られている。サスペン
ション204は、図示しない駆動コイルを保持するボビ
ン部等を有するアーム205の一端に接続されている。
一方、アーム205の他端には、リニアモータの一種で
あるボイスコイルモータ206が設けられている。ボイ
スコイルモータ206は、前記アーム205のボビン部
に巻き上げられた図示しない駆動コイルと、それを挟み
込むように対向して配置された永久磁石及び対向ヨーク
からなる磁気回路とから構成される。アーム205は、
固定軸207の上下2カ所に設けられた図示しないボー
ルベアリングによって保持され、ボイスコイルモータ2
06により回転揺動が自在にできるようになっている。
【0077】なお、本発明は、上記したロータリーアク
チュエータを用いた磁気ディスク装置に限られず、リニ
アアクチュエータ等を用いた他の磁気ディスク装置に関
しても広く適用が可能である。
チュエータを用いた磁気ディスク装置に限られず、リニ
アアクチュエータ等を用いた他の磁気ディスク装置に関
しても広く適用が可能である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気ヘッドと情報記録媒体との接触状態を低荷重かつ安
定に保つことが可能となり、ひいては両者の摩耗低減に
より、磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置の
長寿命化を達成することが可能となる。
磁気ヘッドと情報記録媒体との接触状態を低荷重かつ安
定に保つことが可能となり、ひいては両者の摩耗低減に
より、磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置の
長寿命化を達成することが可能となる。
【図1】本発明の第1実施例にかかるヘッド構造を示す
概略図。
概略図。
【図2】本発明の第1実施例におけるディスクの起動時
及び定常回転時の流体力作用位置の変化を説明する説明
図。
及び定常回転時の流体力作用位置の変化を説明する説明
図。
【図3】本発明の第2実施例にかかるヘッド構造を示す
概略図。
概略図。
【図4】本発明の第3実施例にかかるヘッド構造を示す
概略図。
概略図。
【図5】本発明の第4実施例にかかるヘッド構造を示す
概略図。
概略図。
【図6】本発明の第5実施例にかかるヘッド構造を示す
概略図。
概略図。
【図7】本発明の第6実施例にかかるヘッド構造を示す
概略図。
概略図。
【図8】本発明の第7実施例にかかるヘッド構造を示す
概略図。
概略図。
【図9】本発明の第8実施例にかかるヘッド構造を示す
概略図。
概略図。
【図10】本発明の第9実施例にかかるヘッド構造を示
す概略図。
す概略図。
【図11】本発明の第9実施例におけるスライダ面と接
触部との位置関係に誤差が生じた際の接触力の変動を説
明する説明図。
触部との位置関係に誤差が生じた際の接触力の変動を説
明する説明図。
【図12】磁気ディスク装置の構成を示す概略図。
【図13】従来のテーパフラット型スライダの一部を接
触部としたヘッド構造を示す概略図。
触部としたヘッド構造を示す概略図。
【図14】従来の浮上スライダの自由度を説明する説明
図。
図。
【図15】従来の浮上スライダにおけるピッチング剛性
を説明する説明図。
を説明する説明図。
【図16】スライダ面と接触部との位置関係に誤差が生
じた場合の接触力の変動を説明する説明図。
じた場合の接触力の変動を説明する説明図。
【図17】スライダに作用する慣性力が接触力の変動に
及ぼす影響を説明する説明図。
及ぼす影響を説明する説明図。
1 磁気ヘッド 2 磁気ヘッドスライダ 3 スライダ部 4 接触部 5 連結部 6 ピボット位置 7 スライダ面 8 流体力作用位置
Claims (14)
- 【請求項1】 回転可能に設けられた情報記録媒体上で
情報の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した磁気
ヘッドスライダとを備えた磁気ヘッドにおいて、 前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒
体と対向する面が該情報記録媒体と接触するように該磁
極を支持する接触部と、前記情報記録媒体の回転にとも
なう流れの動圧効果により発生する流体力が作用する該
情報記録媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部
と、このスライダ部よりも質量が小さく、かつ、前記情
報記録媒体と対向する面の面積が前記スライダ面の面積
よりも小さくなるように構成される、該スライダ部と前
記接触部とを連結するための連結部とからなることを特
徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 前記スライダ面は、前記情報記録媒体の
進行方向に関する最大寸法よりも、該進行方向とほぼ直
交する方向に関する最大寸法の方が長くなるように構成
されていることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ
ド。 - 【請求項3】 前記スライダ面は、前記情報記録媒体の
停止時に、該情報記録媒体の進行方向に向かって傾斜す
るテーパ部と、該情報記録媒体に対してほぼ平行となる
フラット部とから構成され、該テーパ部の面積の方が該
フラット部の面積よりも大きくなるように設定されてい
ることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項4】 前記スライダ面は、前記情報記録媒体の
進行方向とほぼ直交する方向に沿って、該情報記録媒体
と反対側に凸な形状に構成されていることを特徴とする
請求項1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項5】 前記スライダ面は、前記情報記録媒体の
進行方向とほぼ直交する方向に沿って、該情報記録媒体
側に凸な形状に構成されていることを特徴とする請求項
1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項6】 前記連結部は、前記スライダ面と前記接
触部とを連結する連結面を有し、前記スライダ面、前記
連結面、及び前記接触部は、前記情報記録媒体の進行方
向に沿って、該情報記録媒体側に凸な形状に構成されて
いることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項7】 前記スライダ面は単一の平面から構成さ
れ、該スライダ面の一部に突起が設けられていることを
特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項8】 前記スライダ面は、前記情報記録媒体の
進行方向に沿って階段状に形成され、該進行方向側に位
置するスライダ面ほど該情報記録媒体と接近するように
構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘ
ッド。 - 【請求項9】 回転可能に設けられた情報記録媒体上で
情報の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した磁気
ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを前記情報
記録媒体方向に押圧するための荷重を加える手段とを備
えた磁気ヘッドにおいて、 前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒
体と対向する面が該情報記録媒体と接触するように該磁
極を支持する接触部と、前記情報記録媒体の回転にとも
なう流れの動圧効果により発生する流体力が作用する該
情報記録媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部
とを有し、前記情報記録媒体の進行方向に関して、前記
接触部と前記磁気ヘッドスライダの質量及び前記荷重を
加える手段の等価質量から定まる重心との距離と、該接
触部と前記流体力が加わる位置との距離がほぼ等しくな
るように構成されていることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項10】 前記磁気ヘッドスライダは、カウンタ
ーウェイトを有することを特徴とする請求項7記載の磁
気ヘッド。 - 【請求項11】 回転可能に設けられた情報記録媒体上
で情報の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した磁
気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを前記情
報記録媒体方向に押圧するための荷重を加える手段とを
備えた磁気ヘッドにおいて、 前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒
体と対向する面が該情報記録媒体と接触するように該磁
極を支持する接触部と、前記情報記録媒体の回転にとも
なう流れの動圧効果により発生する流体力が作用する該
情報記録媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部
とを有し、前記スライダ面は、前記荷重が加わる位置の
近傍に曲率半径の中心を有する曲面であることを特徴と
する磁気ヘッド。 - 【請求項12】 情報記録媒体と、この情報記録媒体を
回転可能に支持する回転手段と、前記情報記録媒体上で
情報の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した磁気
ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを前記情報
記録媒体方向に押圧するための荷重を加える手段と、前
記磁極を前記情報記録媒体上の所定の位置に移動させる
ための駆動手段とを備えた磁気ディスク装置において、 前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒
体と対向する面が該情報記録媒体と接触するように該磁
極を支持する接触部と、前記情報記録媒体の回転にとも
なう流れ動圧効果により発生する流体力が作用する該情
報記録媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部
と、このスライダ部よりも質量が小さく、かつ、前記情
報記録媒体と対向する面の面積が前記スライダ面の面積
よりも小さくなるように構成される、該スライダ部と前
記接触部とを連結するための連結部とからなることを特
徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項13】 情報記録媒体と、この情報記録媒体を
回転可能に支持する回転手段と、前記情報記録媒体上で
情報の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した磁気
ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを前記情報
記録媒体方向に押圧するための荷重を加える手段と、前
記磁極を前記情報記録媒体上の所定の位置に移動させる
ための駆動手段とを備えた磁気ディスク装置において、 前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒
体と対向する面が該情報記録媒体と接触するように該磁
極を支持する接触部と、前記情報記録媒体の回転にとも
なう流れの動圧効果により発生する流体力が作用する該
情報記録媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部
とを有し、前記情報記録媒体の進行方向に関して、前記
接触部と前記磁気ヘッドスライダの質量及び前記荷重を
加える手段の等価質量から定まる重心との距離と、該接
触部と前記流体力が加わる位置との距離がほぼ等しくな
るように構成されていることを特徴とする磁気ディスク
装置。 - 【請求項14】 情報記録媒体と、この情報記録媒体を
回転可能に支持する回転手段と、前記情報記録媒体上で
情報の記録再生を行う磁極と、この磁極を搭載した磁気
ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを前記情報
記録媒体方向に押圧するための荷重を加える手段と、前
記磁極を前記情報記録媒体上の所定の位置に移動させる
ための駆動手段とを備えた磁気ディスク装置において、 前記磁気ヘッドスライダは、前記磁極の前記情報記録媒
体と対向する面が該情報記録媒体と接触するように該磁
極を支持する接触部と、前記情報記録媒体の回転にとも
なう流れの動圧効果により発生する流体力が作用する該
情報記録媒体と対向するスライダ面を有するスライダ部
とを有し、前記スライダ面は、前記荷重が加わる位置の
近傍に曲率半径の中心を有する曲面であることを特徴と
する磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27691294A JPH07307069A (ja) | 1993-12-22 | 1994-11-11 | 磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-325234 | 1993-12-22 | ||
JP32523493 | 1993-12-22 | ||
JP4809394 | 1994-03-18 | ||
JP6-48093 | 1994-03-18 | ||
JP27691294A JPH07307069A (ja) | 1993-12-22 | 1994-11-11 | 磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07307069A true JPH07307069A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=27293186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27691294A Pending JPH07307069A (ja) | 1993-12-22 | 1994-11-11 | 磁気ヘッド及びこれを用いた磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07307069A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0871174A1 (en) * | 1996-10-17 | 1998-10-14 | Sony Corporation | Discoidal recording medium, head slider and recording and/or playback apparatus |
US5949600A (en) * | 1995-09-06 | 1999-09-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Signal reproduction method and magnetic recording and reproducing apparatus using tunnel current |
US6009537A (en) * | 1996-03-29 | 1999-12-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disk wear prevention by relocating data in response to a head slide count |
US6801399B2 (en) | 2000-09-20 | 2004-10-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disk device magnetic head slider including a contact pad, a positive pressure pad area, and a squeeze pad area |
US7423843B2 (en) | 2003-09-02 | 2008-09-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | In-contact magnetic head slider with multiple surface levels for creating multiple positive and negative pressure regions |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP27691294A patent/JPH07307069A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5949600A (en) * | 1995-09-06 | 1999-09-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Signal reproduction method and magnetic recording and reproducing apparatus using tunnel current |
US6009537A (en) * | 1996-03-29 | 1999-12-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disk wear prevention by relocating data in response to a head slide count |
EP0871174A1 (en) * | 1996-10-17 | 1998-10-14 | Sony Corporation | Discoidal recording medium, head slider and recording and/or playback apparatus |
EP0871174A4 (en) * | 1996-10-17 | 2000-03-08 | Sony Corp | DISK-SHAPED RECORDING MEDIUM, HEAD SLIDER AND RECORDING / PLAYING DEVICE |
US6801399B2 (en) | 2000-09-20 | 2004-10-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disk device magnetic head slider including a contact pad, a positive pressure pad area, and a squeeze pad area |
US7423843B2 (en) | 2003-09-02 | 2008-09-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | In-contact magnetic head slider with multiple surface levels for creating multiple positive and negative pressure regions |
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