JPH07305652A - 内燃機関用シリンダヘッド - Google Patents
内燃機関用シリンダヘッドInfo
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- JPH07305652A JPH07305652A JP6096771A JP9677194A JPH07305652A JP H07305652 A JPH07305652 A JP H07305652A JP 6096771 A JP6096771 A JP 6096771A JP 9677194 A JP9677194 A JP 9677194A JP H07305652 A JPH07305652 A JP H07305652A
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- intake
- exhaust
- cylinder
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
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- F02F1/26—Cylinder heads having cooling means
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- F02F1/38—Cylinder heads having cooling means for liquid cooling the cylinder heads being of overhead valve type
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
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- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
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- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は従来の機能を全て備えた上で、従来の
シリンダヘッドより簡単に加工することができる形状の
シリンダヘッドを提供することを目的としている。 【構成】本発明の内燃機関用シリンダヘッドは、底面に
燃焼室が形成され、該底面がシリンダブロックに、上面
がヘッドカバーに各々結合するように構成され、前記燃
焼室に各々一端が開口する吸気通路及び排気通路備えた
シリンダヘッドにおいて、前記吸気通路を、その他端が
シリンダヘッドの上面に開口するように形成し、かつ、
前記排気通路をその他端がシリンダヘッドの底面に開口
するように各々形成したことを特徴としている。
シリンダヘッドより簡単に加工することができる形状の
シリンダヘッドを提供することを目的としている。 【構成】本発明の内燃機関用シリンダヘッドは、底面に
燃焼室が形成され、該底面がシリンダブロックに、上面
がヘッドカバーに各々結合するように構成され、前記燃
焼室に各々一端が開口する吸気通路及び排気通路備えた
シリンダヘッドにおいて、前記吸気通路を、その他端が
シリンダヘッドの上面に開口するように形成し、かつ、
前記排気通路をその他端がシリンダヘッドの底面に開口
するように各々形成したことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に使用される
シリンダヘッドの改良に関する。
シリンダヘッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関は、クランク軸を軸支するクラ
ンクケース、ピストンを収納するシリンダ室を構成する
シリンダブロック、シリンダ室上部に燃焼室を形成し該
燃焼室につながる吸気通路、排気通路及び吸排気用バル
ブ等を備えたたシリンダヘッド、及び前記シリンダヘッ
ドの上部を覆うヘッドカバーを積層締結して構成されて
いる。前記シリンダヘッドは、通常、その底面に燃焼室
が形成され、左右の側面から燃焼室にかけて吸気通路及
び排気通路が形成される。
ンクケース、ピストンを収納するシリンダ室を構成する
シリンダブロック、シリンダ室上部に燃焼室を形成し該
燃焼室につながる吸気通路、排気通路及び吸排気用バル
ブ等を備えたたシリンダヘッド、及び前記シリンダヘッ
ドの上部を覆うヘッドカバーを積層締結して構成されて
いる。前記シリンダヘッドは、通常、その底面に燃焼室
が形成され、左右の側面から燃焼室にかけて吸気通路及
び排気通路が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記シリンダ
ヘッドは、上述のように吸気通路、排気通路、吸排気バ
ルブに加えて、燃料噴射装置、点火プラグが設けられ、
かつウォータジャケット等を形成しなければならないの
でその形状が複雑である上、さらに上面はヘッドカバー
との合面となり、底面はシリンダブロックとの合面とな
り、側面は左右それぞれ吸気管、排気管との合面となる
ので、上下左右全ての面に高い加工精度が要求され、加
工が難しいという欠点を有する。本発明は上記した問題
点に鑑みて、従来の機能を全て備えた上で、従来のシリ
ンダヘッドより簡単に加工することができる形状のシリ
ンダヘッドを提供することを目的としている。
ヘッドは、上述のように吸気通路、排気通路、吸排気バ
ルブに加えて、燃料噴射装置、点火プラグが設けられ、
かつウォータジャケット等を形成しなければならないの
でその形状が複雑である上、さらに上面はヘッドカバー
との合面となり、底面はシリンダブロックとの合面とな
り、側面は左右それぞれ吸気管、排気管との合面となる
ので、上下左右全ての面に高い加工精度が要求され、加
工が難しいという欠点を有する。本発明は上記した問題
点に鑑みて、従来の機能を全て備えた上で、従来のシリ
ンダヘッドより簡単に加工することができる形状のシリ
ンダヘッドを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の内燃機関用シリンダヘッドは、底面に燃焼室
が形成され、該底面がシリンダブロックに、上面がヘッ
ドカバーに各々結合するように構成され、前記燃焼室に
各々一端が開口する吸気通路及び排気通路備えたシリン
ダヘッドにおいて、前記吸気通路及び排気通路を、それ
らの他端が各々シリンダヘッドの上面又は下面のいずれ
か一方に開口するように形成したことを特徴とするもの
である。
に本発明の内燃機関用シリンダヘッドは、底面に燃焼室
が形成され、該底面がシリンダブロックに、上面がヘッ
ドカバーに各々結合するように構成され、前記燃焼室に
各々一端が開口する吸気通路及び排気通路備えたシリン
ダヘッドにおいて、前記吸気通路及び排気通路を、それ
らの他端が各々シリンダヘッドの上面又は下面のいずれ
か一方に開口するように形成したことを特徴とするもの
である。
【0005】
【作用】上記したように構成された本発明の内燃機関用
シリンダヘッドによれば、吸気通路及び排気通路を、そ
の燃焼室と反対側の端部が各々シリンダヘッドの上面又
は底面の何れか一方に開口するように形成しているの
で、シリンダヘッドにおける他部品との合面が上面と底
面だけになり、従来高い加工精度が必要とされていた、
左右の側面の加工を省くことが可能になる。
シリンダヘッドによれば、吸気通路及び排気通路を、そ
の燃焼室と反対側の端部が各々シリンダヘッドの上面又
は底面の何れか一方に開口するように形成しているの
で、シリンダヘッドにおける他部品との合面が上面と底
面だけになり、従来高い加工精度が必要とされていた、
左右の側面の加工を省くことが可能になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1は本発明の内燃機関用シリンダヘッド
(以下、単にシリンダヘッドと称する。)の一実施例の
概略上面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は
図1におけるB−B断面図、図4は図1におけるC−C
断面図、図5はシリンダヘッドの概略底面図を各々示し
ている。
説明する。図1は本発明の内燃機関用シリンダヘッド
(以下、単にシリンダヘッドと称する。)の一実施例の
概略上面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は
図1におけるB−B断面図、図4は図1におけるC−C
断面図、図5はシリンダヘッドの概略底面図を各々示し
ている。
【0007】図中1はシリンダヘッドを示しており、こ
のシリンダヘッド1は2気筒の内燃機関に使用できるよ
うに、その底面1bに2つの燃焼室2が形成されてい
る。各燃焼室2には吸気孔3及び排気孔4が一つづつ形
成されている。前記吸気孔3からは吸気通路5が上方に
向かって形成されており、この吸気通路5の他端はシリ
ンダヘッド1の上面1aに開口している(図3参照)。
また、排気孔4からは排気通路6が一度上方に向かって
から弧を描いて下方に向かうように形成されており、こ
の排気通路6の他端はシリンダヘッド1の底面1bに開
口している(図4参照)。図3及び図4に示すように、
このシリンダヘッド1は一つの燃焼室2における吸気孔
3及び排気孔4に対応する位置に点火プラグ(図示せ
ず)を装着する取付け孔7が各々形成されている。ま
た、吸気通路5及び排気通路6にはその途中に吸気バル
ブ8及び排気バルブ9を装着するガイド孔8a及び9a
が各々設けられている。吸気バルブ8及び排気バルブ9
は、バルブ8b及び9bを備えた一端が各々燃焼室2内
に伸び、他端が前記ガイド孔8a,9aを通過してカム
室10内に伸びている。また、これら吸気バルブ8及び
排気バルブ9は、各々スプリング11によって常時は上
方、即ち吸気孔3及び排気孔4を閉じる方向に付勢され
ており、カム室10内に設けられたカム(図示せず)の
作用で所定の周期で下方に付勢されて吸気孔3及び排気
孔4を開く。
のシリンダヘッド1は2気筒の内燃機関に使用できるよ
うに、その底面1bに2つの燃焼室2が形成されてい
る。各燃焼室2には吸気孔3及び排気孔4が一つづつ形
成されている。前記吸気孔3からは吸気通路5が上方に
向かって形成されており、この吸気通路5の他端はシリ
ンダヘッド1の上面1aに開口している(図3参照)。
また、排気孔4からは排気通路6が一度上方に向かって
から弧を描いて下方に向かうように形成されており、こ
の排気通路6の他端はシリンダヘッド1の底面1bに開
口している(図4参照)。図3及び図4に示すように、
このシリンダヘッド1は一つの燃焼室2における吸気孔
3及び排気孔4に対応する位置に点火プラグ(図示せ
ず)を装着する取付け孔7が各々形成されている。ま
た、吸気通路5及び排気通路6にはその途中に吸気バル
ブ8及び排気バルブ9を装着するガイド孔8a及び9a
が各々設けられている。吸気バルブ8及び排気バルブ9
は、バルブ8b及び9bを備えた一端が各々燃焼室2内
に伸び、他端が前記ガイド孔8a,9aを通過してカム
室10内に伸びている。また、これら吸気バルブ8及び
排気バルブ9は、各々スプリング11によって常時は上
方、即ち吸気孔3及び排気孔4を閉じる方向に付勢され
ており、カム室10内に設けられたカム(図示せず)の
作用で所定の周期で下方に付勢されて吸気孔3及び排気
孔4を開く。
【0008】また、このシリンダヘッド1にはウォータ
ジャケット12が形成されている。ウォータジャケット
12は吸気通路5を冷却するための第1ウォータジャケ
ット12aと排気通路6を冷却するための第2ウォータ
ジャケット12bとの2種類が形成されており、両ウォ
ータジャケット12a,12b共シリンダヘッド1の上
面1aに一端が開口し、吸気通路5及び排気通路6を冷
却するようにシリンダヘッド1全体に渡って伸び(図1
及び図2参照)、他端がシリンダヘッド1の底面1bに
開口している(図5参照)。冷却水は、シリンダブロッ
ク(図示せず)に形成されたウォータジャケット(図示
せず)を流れてシリンダ室(図示せず)等を冷却した
後、シリンダヘッド1の底面1bに位置する開口からシ
リンダヘッド1のウォータジャケット12a,12bに
流れ、吸気通路5及び排気通路6を冷却して、シリンダ
ヘッド1の上面1aに位置する開口からヘッドカバー
(図示せず)に形成されたウォータジャケット(図示せ
ず)へと流れる。また、第1ウォータジャケット12a
と第2ウォータジャケット12bとを流れる冷却水の量
は吸気通路5よりも排気通路6をより多く冷却するよう
に制御装置(図示せず)によって制御されている。以上
のように構成されたシリンダヘッド1は上面1a及び底
面1bを合面として適当なシール材(図示せず)を介し
てヘッドカバー(図示せず)及びシリンダブロック(図
示せず)と結合される。
ジャケット12が形成されている。ウォータジャケット
12は吸気通路5を冷却するための第1ウォータジャケ
ット12aと排気通路6を冷却するための第2ウォータ
ジャケット12bとの2種類が形成されており、両ウォ
ータジャケット12a,12b共シリンダヘッド1の上
面1aに一端が開口し、吸気通路5及び排気通路6を冷
却するようにシリンダヘッド1全体に渡って伸び(図1
及び図2参照)、他端がシリンダヘッド1の底面1bに
開口している(図5参照)。冷却水は、シリンダブロッ
ク(図示せず)に形成されたウォータジャケット(図示
せず)を流れてシリンダ室(図示せず)等を冷却した
後、シリンダヘッド1の底面1bに位置する開口からシ
リンダヘッド1のウォータジャケット12a,12bに
流れ、吸気通路5及び排気通路6を冷却して、シリンダ
ヘッド1の上面1aに位置する開口からヘッドカバー
(図示せず)に形成されたウォータジャケット(図示せ
ず)へと流れる。また、第1ウォータジャケット12a
と第2ウォータジャケット12bとを流れる冷却水の量
は吸気通路5よりも排気通路6をより多く冷却するよう
に制御装置(図示せず)によって制御されている。以上
のように構成されたシリンダヘッド1は上面1a及び底
面1bを合面として適当なシール材(図示せず)を介し
てヘッドカバー(図示せず)及びシリンダブロック(図
示せず)と結合される。
【0009】図6及び図7は上記シリンダヘッド1にヘ
ッドカバー20を取り付けた状態を説明するための図で
あり、図6(a)はヘッドカバー20が取り付けたシリ
ンダヘッド1の概略上面図、図6(b)はヘッドカバー
20のフランジ部21を矢印E方向から見た図、図7は
図6におけるD−D断面図を各々示している。
ッドカバー20を取り付けた状態を説明するための図で
あり、図6(a)はヘッドカバー20が取り付けたシリ
ンダヘッド1の概略上面図、図6(b)はヘッドカバー
20のフランジ部21を矢印E方向から見た図、図7は
図6におけるD−D断面図を各々示している。
【0010】図面に示すようにヘッドカバー20には各
燃焼室2に対応する2つの吸気通路22が形成されてお
り、これら2つの吸気通路22は吸気管22aを介して
共通の一つのサージタンク23に連結している。サージ
タンク23はそのフランジ部23aが適当な連結管(図
示せず)を介してエアクリーナ(図示せず)に連結して
いる。このヘッドカバー20には、吸気通路5,22に
燃料を噴射できるように燃料噴射装置24が設けられて
おり、また、図6(a)における上下方向に前記燃料噴
射装置24に燃料を供給する燃料供給通路25が形成さ
れている。この燃料供給通路25は一端がヘッドカバー
20のフランジ部21に開口し、この開口部25aに適
当な燃料供給管(図示せず)を介して燃料タンク(図示
せず)が連結するように構成されている。さらに、ヘッ
ドカバー20にはシリンダヘッド1の上面1aに位置す
るウォータジャケット12の開口と対応する位置に、一
端が開口するウォータジャケット26a,26bが形成
されており、このウォータジャケット26a,26bの
他端も、各々ヘッドカバー20のフランジ部21に開口
している。
燃焼室2に対応する2つの吸気通路22が形成されてお
り、これら2つの吸気通路22は吸気管22aを介して
共通の一つのサージタンク23に連結している。サージ
タンク23はそのフランジ部23aが適当な連結管(図
示せず)を介してエアクリーナ(図示せず)に連結して
いる。このヘッドカバー20には、吸気通路5,22に
燃料を噴射できるように燃料噴射装置24が設けられて
おり、また、図6(a)における上下方向に前記燃料噴
射装置24に燃料を供給する燃料供給通路25が形成さ
れている。この燃料供給通路25は一端がヘッドカバー
20のフランジ部21に開口し、この開口部25aに適
当な燃料供給管(図示せず)を介して燃料タンク(図示
せず)が連結するように構成されている。さらに、ヘッ
ドカバー20にはシリンダヘッド1の上面1aに位置す
るウォータジャケット12の開口と対応する位置に、一
端が開口するウォータジャケット26a,26bが形成
されており、このウォータジャケット26a,26bの
他端も、各々ヘッドカバー20のフランジ部21に開口
している。
【0011】図8及び図9は、図1に示したシリンダヘ
ッド1に、ヘッドカバー30とシリンダブロック40と
を連結した状態を示すための図で、図8は吸気通路5付
近の概略断面図、図9は後述するタンブル・スワール・
コントロールバルブ31(以下、T.S.C.バルブ3
1と称する)と吸気通路5との位置関係を示す概略上面
構成図である。図中32はカムシャフト、33はカムを
示しており、吸気バルブ8はこのカム33によって開閉
させられる。前記カムシャフト32はヘッドカバー30
に回動自在に軸支されており、クランク軸41に連動し
て回転するように構成されている。また、図中34は燃
料噴射装置取付孔を示している。この燃料噴射装置取付
孔34は一端が吸気通路5に向かって開口しており、ま
た、取り付けた燃料噴射装置(符号なし)が吸気孔3に
向かって燃料を噴射できるように傾斜している。
ッド1に、ヘッドカバー30とシリンダブロック40と
を連結した状態を示すための図で、図8は吸気通路5付
近の概略断面図、図9は後述するタンブル・スワール・
コントロールバルブ31(以下、T.S.C.バルブ3
1と称する)と吸気通路5との位置関係を示す概略上面
構成図である。図中32はカムシャフト、33はカムを
示しており、吸気バルブ8はこのカム33によって開閉
させられる。前記カムシャフト32はヘッドカバー30
に回動自在に軸支されており、クランク軸41に連動し
て回転するように構成されている。また、図中34は燃
料噴射装置取付孔を示している。この燃料噴射装置取付
孔34は一端が吸気通路5に向かって開口しており、ま
た、取り付けた燃料噴射装置(符号なし)が吸気孔3に
向かって燃料を噴射できるように傾斜している。
【0012】ヘッドカバー30には、シリンダヘッド1
の吸気通路5と対応する2つの吸気通路35が形成され
ており、これら2つの吸気通路35は各々一端がシリン
ダヘッド1の吸気通路5に、他端が2つ吸気管36に各
々連結している。前記2つの連結管36は共通の一つの
サージタンク37に連結され、このサージタンク37を
介してエアクリーナ(図示せず)から空気が供給され
る。ヘッドカバー30の前記2つの吸気通路35には
T.S.C.バルブ31が各々設けられている。この
T.S.C.バルブ31は図9に示すように一部分が欠
けた円板状に形成されており、軸31aを回転させるこ
とにより吸気通路35を開閉して燃焼室2に吸入される
空気の流れを変化させる。即ち、T.S.C.バルブ3
1を開いている状態の時には吸気通路35全体を空気が
通り、T.S.C.バルブ31を閉じている状態の時に
はT.S.C.バルブ31の切欠き部からのみ空気が流
れ、吸入した空気の燃焼室2内への流入角度を変化させ
る。
の吸気通路5と対応する2つの吸気通路35が形成され
ており、これら2つの吸気通路35は各々一端がシリン
ダヘッド1の吸気通路5に、他端が2つ吸気管36に各
々連結している。前記2つの連結管36は共通の一つの
サージタンク37に連結され、このサージタンク37を
介してエアクリーナ(図示せず)から空気が供給され
る。ヘッドカバー30の前記2つの吸気通路35には
T.S.C.バルブ31が各々設けられている。この
T.S.C.バルブ31は図9に示すように一部分が欠
けた円板状に形成されており、軸31aを回転させるこ
とにより吸気通路35を開閉して燃焼室2に吸入される
空気の流れを変化させる。即ち、T.S.C.バルブ3
1を開いている状態の時には吸気通路35全体を空気が
通り、T.S.C.バルブ31を閉じている状態の時に
はT.S.C.バルブ31の切欠き部からのみ空気が流
れ、吸入した空気の燃焼室2内への流入角度を変化させ
る。
【0013】上記シリンダヘッド1の下端にはシリンダ
ブロック40が適当なシール部材(図示せず)を介して
ヘッドボルト等の適当な連結部材(図示せず)で取り付
けられている。このシリンダブロック40は内部にシリ
ンダ室42が形成されている。このシリンダ室42の内
部にはピストン43が上下に摺動自在に挿入されてお
り、ピストン43はコンロッド44を介してクランク軸
41に連結している。尚、図中45はウエイト、7’は
点火プラグを示している。
ブロック40が適当なシール部材(図示せず)を介して
ヘッドボルト等の適当な連結部材(図示せず)で取り付
けられている。このシリンダブロック40は内部にシリ
ンダ室42が形成されている。このシリンダ室42の内
部にはピストン43が上下に摺動自在に挿入されてお
り、ピストン43はコンロッド44を介してクランク軸
41に連結している。尚、図中45はウエイト、7’は
点火プラグを示している。
【0014】図10〜図13は各々上述のシリンダヘッ
ド1を使用したエンジン50a,50b,50cの車両
への搭載状態を示している。図10のエンジン50aは
シリンダヘッド1の上面にカム室10を覆うヘッドカバ
ー51を取付け、さらに、吸気通路5には吸気管52を
直接取り付けて構成されている。前記吸気管52は一度
上方に上がってから弧を描いて滑らかに下方に下がりシ
リンダヘッド1の下方に設けられたシリンダブロック5
3に沿うように伸びてサージタンク54に連結してい
る。一方、シリンダヘッド1の排気通路6は排気管55
に連結され、この排気管55はシリンダブロック53に
沿うように配置された触媒56に連結される。以上のよ
うに構成されたエンジン50aは、前記吸気管52及び
サージタンク54が車両に対して前方(矢印F)に、前
記排気管55及び触媒56が車両に対して後方(矢印
R)に位置するように、かつ、車両の水平線Xに対して
シリンダ室57の中心を通る中心線Yが車両後方(矢印
R)に傾斜するように傾けて車両のエンジンルーム60
内に配置されている。尚、図中61はエンジンフード、
即ち、ボンネットを示している。
ド1を使用したエンジン50a,50b,50cの車両
への搭載状態を示している。図10のエンジン50aは
シリンダヘッド1の上面にカム室10を覆うヘッドカバ
ー51を取付け、さらに、吸気通路5には吸気管52を
直接取り付けて構成されている。前記吸気管52は一度
上方に上がってから弧を描いて滑らかに下方に下がりシ
リンダヘッド1の下方に設けられたシリンダブロック5
3に沿うように伸びてサージタンク54に連結してい
る。一方、シリンダヘッド1の排気通路6は排気管55
に連結され、この排気管55はシリンダブロック53に
沿うように配置された触媒56に連結される。以上のよ
うに構成されたエンジン50aは、前記吸気管52及び
サージタンク54が車両に対して前方(矢印F)に、前
記排気管55及び触媒56が車両に対して後方(矢印
R)に位置するように、かつ、車両の水平線Xに対して
シリンダ室57の中心を通る中心線Yが車両後方(矢印
R)に傾斜するように傾けて車両のエンジンルーム60
内に配置されている。尚、図中61はエンジンフード、
即ち、ボンネットを示している。
【0015】図11は図10と同じ構成のエンジン50
aの別の配置を示しており、排気管55及び触媒56が
車両に対して前方(矢印F)に、吸気管52及びサージ
タンク54が車両に対して後方(矢印R)に位置するよ
うにエンジンルーム60内に配置されている。また、こ
の場合にはエンジン50aはエンジンフード61に沿う
ように、図10の場合よりもさらに、車両の水平線Xに
対してシリンダ室57の中心を通る中心線Yが車両後方
(矢印R)に傾斜するように傾けて、かつ、車両の前方
(矢印F)に配置されている。
aの別の配置を示しており、排気管55及び触媒56が
車両に対して前方(矢印F)に、吸気管52及びサージ
タンク54が車両に対して後方(矢印R)に位置するよ
うにエンジンルーム60内に配置されている。また、こ
の場合にはエンジン50aはエンジンフード61に沿う
ように、図10の場合よりもさらに、車両の水平線Xに
対してシリンダ室57の中心を通る中心線Yが車両後方
(矢印R)に傾斜するように傾けて、かつ、車両の前方
(矢印F)に配置されている。
【0016】図12に示したエンジン50bは、吸気管
52’の構成のみが図10,11で示したエンジン50
aと異なり、他の構成はエンジン50aと同じである。
このエンジン50bも図12の場合の同様、エンジンフ
ード61に沿うように、車両の水平線Xに対してシリン
ダ室57の中心を通る中心線Yが車両後方(矢印R)に
傾斜するように傾けて、かつ、車両の前方(矢印F)に
配置されている。そして、吸気管52’はエンジンフー
ド61に沿うように後方に伸び、この吸気管52’の下
方に、パワステ用ポンプ62、オルタネータ63及びエ
アコン用ポンプ64等の補機類をエンジン50bに沿う
ように立て方向に配置できるようにされている。
52’の構成のみが図10,11で示したエンジン50
aと異なり、他の構成はエンジン50aと同じである。
このエンジン50bも図12の場合の同様、エンジンフ
ード61に沿うように、車両の水平線Xに対してシリン
ダ室57の中心を通る中心線Yが車両後方(矢印R)に
傾斜するように傾けて、かつ、車両の前方(矢印F)に
配置されている。そして、吸気管52’はエンジンフー
ド61に沿うように後方に伸び、この吸気管52’の下
方に、パワステ用ポンプ62、オルタネータ63及びエ
アコン用ポンプ64等の補機類をエンジン50bに沿う
ように立て方向に配置できるようにされている。
【0017】さらに図13に示したエンジン50cは、
吸気管52’’の構成のみが図10〜12に示したエン
ジン50a,50bと異なり、他の構成はエンジン50
a及び50bと同じである。このエンジン50cは、吸
気管52’’が一度上方に上がってからヘッドカバー5
1の上方を通過した後、排気管55に向かって下方に下
がるように構成されており、吸入する空気が排気管55
の熱によって加熱され過ぎないようにシェラウド65に
よってサージタンク56と排気管55との間が仕切られ
ている。このように吸気管52’’を排気管55側に向
かって伸ばすと、図10〜図12で示した他のエンジン
50a,50bよりも前後方向の幅を小さくすることが
できる。
吸気管52’’の構成のみが図10〜12に示したエン
ジン50a,50bと異なり、他の構成はエンジン50
a及び50bと同じである。このエンジン50cは、吸
気管52’’が一度上方に上がってからヘッドカバー5
1の上方を通過した後、排気管55に向かって下方に下
がるように構成されており、吸入する空気が排気管55
の熱によって加熱され過ぎないようにシェラウド65に
よってサージタンク56と排気管55との間が仕切られ
ている。このように吸気管52’’を排気管55側に向
かって伸ばすと、図10〜図12で示した他のエンジン
50a,50bよりも前後方向の幅を小さくすることが
できる。
【0018】上記したエンジン50cは車両の水平線X
に対してシリンダ室57の中心を通る中心線Yが垂直に
なるようにエンジンルーム60内に配置される。
に対してシリンダ室57の中心を通る中心線Yが垂直に
なるようにエンジンルーム60内に配置される。
【0019】以上説明した本実施例ではシリンダヘッド
1を、燃焼室1つに対して2つの点火プラグ7’,7’
を備えるように構成しているが、これは本実施例に限定
されることがはなく、燃焼効率がよければ、任意の個数
及び位置に設けてもよく、例えば点火プラグは燃焼室1
つに対して1つしか設けなくてもよい。但し点火プラグ
を燃焼室1つに対して1つしか設けない場合には本実施
例で示した点火プラグの位置よりもさらに燃焼室の中央
付近に設けたほうが燃焼効率がよく、好ましいことはも
ちろんである。また、本実施例では吸気バルブ8及び排
気バルブ9を平行に設けているが、これは本実施例に限
定されることなく、例えば、図14に示すように異なっ
た角度になるように設けてもよい。図14(a)は吸気
バルブ8’及び排気バルブ9’を別々の角度に設けた場
合の吸気孔3’及び排気孔4’の位置を示すシリンダブ
ロック1’の概略部分底面図、図14(b)は吸気バル
ブ8’及び排気バルブ9’の位置関係を示す図である。
図14(a)に示すように吸気バルブ8’と排気バルブ
9’に合わせて燃焼室2’における吸気孔3’及び排気
孔4’もずらして配置されている。この場合には図示し
ていないが、もちろん吸気バルブ8’及び排気バルブ
9’の角度に合わせてシリンダヘッド1’に形成される
吸気通路及び排気通路の燃焼室2’に対する角度も図1
で示したシリンダヘッド1の吸気通路8及び排気通路9
の角度とは変わるので、吸入される空気の燃焼室2’に
流入する角度も変わり燃焼室2’内におけるタンブル
流、スワール流の発生状態も変わることはいうまでもな
い。従って、好ましくは吸気バルブ8’の角度は燃焼室
2’内で必要とされるタンブル流、スワール流に合わせ
て設定され得る。図14(c)は吸気バルブ8’’と排
気バルブ9’’のさらに異なる配置を示しており、この
場合には吸気バルブ8’’と排気バルブ9’’とは平行
ではあるが、前後方向に若干ずらしてある。
1を、燃焼室1つに対して2つの点火プラグ7’,7’
を備えるように構成しているが、これは本実施例に限定
されることがはなく、燃焼効率がよければ、任意の個数
及び位置に設けてもよく、例えば点火プラグは燃焼室1
つに対して1つしか設けなくてもよい。但し点火プラグ
を燃焼室1つに対して1つしか設けない場合には本実施
例で示した点火プラグの位置よりもさらに燃焼室の中央
付近に設けたほうが燃焼効率がよく、好ましいことはも
ちろんである。また、本実施例では吸気バルブ8及び排
気バルブ9を平行に設けているが、これは本実施例に限
定されることなく、例えば、図14に示すように異なっ
た角度になるように設けてもよい。図14(a)は吸気
バルブ8’及び排気バルブ9’を別々の角度に設けた場
合の吸気孔3’及び排気孔4’の位置を示すシリンダブ
ロック1’の概略部分底面図、図14(b)は吸気バル
ブ8’及び排気バルブ9’の位置関係を示す図である。
図14(a)に示すように吸気バルブ8’と排気バルブ
9’に合わせて燃焼室2’における吸気孔3’及び排気
孔4’もずらして配置されている。この場合には図示し
ていないが、もちろん吸気バルブ8’及び排気バルブ
9’の角度に合わせてシリンダヘッド1’に形成される
吸気通路及び排気通路の燃焼室2’に対する角度も図1
で示したシリンダヘッド1の吸気通路8及び排気通路9
の角度とは変わるので、吸入される空気の燃焼室2’に
流入する角度も変わり燃焼室2’内におけるタンブル
流、スワール流の発生状態も変わることはいうまでもな
い。従って、好ましくは吸気バルブ8’の角度は燃焼室
2’内で必要とされるタンブル流、スワール流に合わせ
て設定され得る。図14(c)は吸気バルブ8’’と排
気バルブ9’’のさらに異なる配置を示しており、この
場合には吸気バルブ8’’と排気バルブ9’’とは平行
ではあるが、前後方向に若干ずらしてある。
【0020】さらに、本実施例では吸気通路の一端が上
面に開口し、排気通路の一端が底面に開口しているシリ
ンダヘッドを例をして説明しているが、本発明の内燃機
関用シリンダヘッドにおける排気通路及び吸気通路の構
成は本実施例に限定されることなく、例えば、吸気通路
が底面に開口し、かつ、排気通路が上面に開口している
構成でもよく、また、吸気通路及び排気通路の両方が上
面又は底面のいずれか一方に開口している構成でもよい
ことはもちろんである。さらにまた、本実施例では2気
筒4バルブエンジンに適用されるシリンダヘッド1を例
として説明しているが、本発明の内燃機関用シリンダヘ
ッドはこの実施例に限定されることなく、吸気通路5及
び排気通路6を、その端部がシリンダヘッド1の上面又
は底面のいずれか一方に開口するように構成してあれ
ば、気筒の数に関係なく、かつ、バルブの数に関係なく
任意のエンジンに適用できることはいうまでもない。
面に開口し、排気通路の一端が底面に開口しているシリ
ンダヘッドを例をして説明しているが、本発明の内燃機
関用シリンダヘッドにおける排気通路及び吸気通路の構
成は本実施例に限定されることなく、例えば、吸気通路
が底面に開口し、かつ、排気通路が上面に開口している
構成でもよく、また、吸気通路及び排気通路の両方が上
面又は底面のいずれか一方に開口している構成でもよい
ことはもちろんである。さらにまた、本実施例では2気
筒4バルブエンジンに適用されるシリンダヘッド1を例
として説明しているが、本発明の内燃機関用シリンダヘ
ッドはこの実施例に限定されることなく、吸気通路5及
び排気通路6を、その端部がシリンダヘッド1の上面又
は底面のいずれか一方に開口するように構成してあれ
ば、気筒の数に関係なく、かつ、バルブの数に関係なく
任意のエンジンに適用できることはいうまでもない。
【0021】以上説明した本実施例のシリンダブロック
1によれば、吸気通路5の燃焼室2と反対側の端部をシ
リンダブロック1の上面に開口させているので、シリン
ダブロック1に積層締結するヘッドカバー20,30に
吸気管を吸気通路22,35として一体化することがで
き、従来のエンジンよりも部品点数を減らすことができ
るという効果を奏する。また、本実施例ではヘッドカバ
ー20に燃料供給通路25を設けているので、従来のエ
ンジンに比べて部品点数が減り、組立が簡単になるとい
う効果を奏する。 さらに、本実施例のシリンダブロッ
ク1によれば、吸気通路5の一端をシリンダブロック1
の上面に開口させ、排気通路6の一端をシリンダブロッ
ク1の底面に開口するように構成しているので、吸気管
36,52及び排気管55を無理なく取り回しができる
自由度が従来のシリンダブロックよりも増すという効果
を奏し、結果的にエンジンを組み立てた時にエンジンが
コンパクトになり、車両への搭載の自由度が増すという
効果を奏する。
1によれば、吸気通路5の燃焼室2と反対側の端部をシ
リンダブロック1の上面に開口させているので、シリン
ダブロック1に積層締結するヘッドカバー20,30に
吸気管を吸気通路22,35として一体化することがで
き、従来のエンジンよりも部品点数を減らすことができ
るという効果を奏する。また、本実施例ではヘッドカバ
ー20に燃料供給通路25を設けているので、従来のエ
ンジンに比べて部品点数が減り、組立が簡単になるとい
う効果を奏する。 さらに、本実施例のシリンダブロッ
ク1によれば、吸気通路5の一端をシリンダブロック1
の上面に開口させ、排気通路6の一端をシリンダブロッ
ク1の底面に開口するように構成しているので、吸気管
36,52及び排気管55を無理なく取り回しができる
自由度が従来のシリンダブロックよりも増すという効果
を奏し、結果的にエンジンを組み立てた時にエンジンが
コンパクトになり、車両への搭載の自由度が増すという
効果を奏する。
【0022】
【発明の効果】本発明のシリンダヘッドによれば、底面
に燃焼室が形成され、該底面がシリンダブロックに、上
面がシリンダヘッドに各々結合するように構成され、前
記燃焼室に各々一端が開口する吸気通路及び排気通路備
えたシリンダヘッドにおいて、前記吸気通路及び排気通
路を、それらの他端が各々シリンダヘッドの上面又は下
面のいずれか一方に開口するように形成しているので、
他部品との合面が全て上面及び底面に集中し、側面を高
い精度で加工する必要がなくなり、さらには側面の加工
を省略することができるという効果を奏する。
に燃焼室が形成され、該底面がシリンダブロックに、上
面がシリンダヘッドに各々結合するように構成され、前
記燃焼室に各々一端が開口する吸気通路及び排気通路備
えたシリンダヘッドにおいて、前記吸気通路及び排気通
路を、それらの他端が各々シリンダヘッドの上面又は下
面のいずれか一方に開口するように形成しているので、
他部品との合面が全て上面及び底面に集中し、側面を高
い精度で加工する必要がなくなり、さらには側面の加工
を省略することができるという効果を奏する。
【図1】 本発明の内燃機関用シリンダヘッドの一実施
例の概略上面図
例の概略上面図
【図2】 図1におけるA−A断面図
【図3】 図1におけるB−B断面図
【図4】 図1におけるC−C断面図
【図5】 図1に示したシリンダヘッドの概略底面図
【図6】 (a)はヘッドカバー20が取り付けたシリ
ンダヘッド1の概略上面図、(b)はヘッドカバー20
のフランジ部21を矢印E方向から見た図
ンダヘッド1の概略上面図、(b)はヘッドカバー20
のフランジ部21を矢印E方向から見た図
【図7】 図6におけるD−D断面図
【図8】 シリンダヘッド1に、ヘッドカバー30とシ
リンダブロック40とを連結した時の吸気通路5付近の
概略断面図
リンダブロック40とを連結した時の吸気通路5付近の
概略断面図
【図9】 タンブル・スワール・コントロールバルブ3
1と吸気通路5との位置関係を示す概略上面構成図
1と吸気通路5との位置関係を示す概略上面構成図
【図10】 シリンダヘッド1を使用したエンジン50
aの車両への搭載状態を示す図
aの車両への搭載状態を示す図
【図11】 シリンダヘッド1を使用したエンジン50
aの車両への他の搭載状態を示す図
aの車両への他の搭載状態を示す図
【図12】 シリンダヘッド1を使用したエンジン50
bの車両への搭載状態を示す図
bの車両への搭載状態を示す図
【図13】 シリンダヘッド1を使用したエンジン50
cの車両への搭載状態を示す図
cの車両への搭載状態を示す図
【図14】 (a)は吸気バルブ8’及び排気バルブ
9’を別々の角度に設けた場合の吸気孔3’及び排気孔
4’の位置を示すシリンダブロック1’の概略部分底面
図、(b)は吸気バルブ8’及び排気バルブ9’の位置
関係を示す図、(c)は吸気バルブ8’’と排気バルブ
9’’のさらに異なる配置を示す図
9’を別々の角度に設けた場合の吸気孔3’及び排気孔
4’の位置を示すシリンダブロック1’の概略部分底面
図、(b)は吸気バルブ8’及び排気バルブ9’の位置
関係を示す図、(c)は吸気バルブ8’’と排気バルブ
9’’のさらに異なる配置を示す図
1 シリンダヘッド 1a 上面 1b 底面 2 燃焼室 3 吸気孔 4 排気孔 5 吸気通路 6 排気通路 7 燃料噴射装置取付孔 8 吸気バルブ 8a ガイド孔 9 排気バルブ 9a ガイド孔 10 カム室 11 スプリング 12 ウォータジャケット
Claims (3)
- 【請求項1】 底面に燃焼室が形成され、該底面がシリ
ンダブロックに、上面がヘッドカバーに各々結合するよ
うに構成され、前記燃焼室に各々一端が開口する吸気通
路及び排気通路備えたシリンダヘッドにおいて、前記吸
気通路及び排気通路を、それらの他端が各々シリンダヘ
ッドの上面又は下面のいずれか一方に開口するように形
成したことを特徴とする内燃機関用シリンダヘッド。 - 【請求項2】 前記吸気通路を、その他端がシリンダヘ
ッドの上面に開口するように形成し、かつ、前記排気通
路をその他端がシリンダヘッドの底面に開口するように
各々形成したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機
関用シリンダヘッド。 - 【請求項3】 一つの燃焼室に対して吸気通路及び排気
通路を一つづつ形成したことを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載の内燃機関用シリンダヘッド。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6096771A JPH07305652A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 内燃機関用シリンダヘッド |
DE69519326T DE69519326T2 (de) | 1994-05-10 | 1995-05-10 | Brennkraftmaschine |
EP95107041A EP0682176B1 (en) | 1994-05-10 | 1995-05-10 | Internal combustion engine |
US08/438,502 US5531194A (en) | 1994-05-10 | 1995-05-10 | Cylinder head for engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6096771A JPH07305652A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 内燃機関用シリンダヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305652A true JPH07305652A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14173904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6096771A Pending JPH07305652A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 内燃機関用シリンダヘッド |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5531194A (ja) |
EP (1) | EP0682176B1 (ja) |
JP (1) | JPH07305652A (ja) |
DE (1) | DE69519326T2 (ja) |
Cited By (1)
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