JPH07304755A - 縮合ジアゼピン誘導体 - Google Patents
縮合ジアゼピン誘導体Info
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- JPH07304755A JPH07304755A JP6098481A JP9848194A JPH07304755A JP H07304755 A JPH07304755 A JP H07304755A JP 6098481 A JP6098481 A JP 6098481A JP 9848194 A JP9848194 A JP 9848194A JP H07304755 A JPH07304755 A JP H07304755A
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- JP
- Japan
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- dihydro
- phenyl
- methyl
- benzodiazepin
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- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 式(I)で示される縮合ジアゼピン誘導体又
はその塩。 (但し、式中の記号は以下の意味を示す。A環:ベンゼ
ン環又はチオフェン環、R1:水素原子、低級アルキル
基又はアラルキル基、R2:低級アルキル基、アラルキ
ル基又はフェニル基、L1:結合又はアルキレン基、
X:結合、−CO−又は−NHCO−、R3,R5:アラ
ルキル基又は低級アルキル基、L2:式−(CHOH)n
−又は式−CONHCHR5−、n:1又は2、Y:−
Het、−CH2−Het、−CH2−S−Het又は−
CO2−R4、Het:1乃至4個の窒素原子を含有する
3乃至6員の複素環、R4:水素原子又は低級アルキル
基。) 【効果】 ヒトレニンに対して特異的で強力な阻害活性
を有し、高血圧症特にレニン−アンジオテンシン依存性
高血圧症に対する予防・治療剤として有用である。
はその塩。 (但し、式中の記号は以下の意味を示す。A環:ベンゼ
ン環又はチオフェン環、R1:水素原子、低級アルキル
基又はアラルキル基、R2:低級アルキル基、アラルキ
ル基又はフェニル基、L1:結合又はアルキレン基、
X:結合、−CO−又は−NHCO−、R3,R5:アラ
ルキル基又は低級アルキル基、L2:式−(CHOH)n
−又は式−CONHCHR5−、n:1又は2、Y:−
Het、−CH2−Het、−CH2−S−Het又は−
CO2−R4、Het:1乃至4個の窒素原子を含有する
3乃至6員の複素環、R4:水素原子又は低級アルキル
基。) 【効果】 ヒトレニンに対して特異的で強力な阻害活性
を有し、高血圧症特にレニン−アンジオテンシン依存性
高血圧症に対する予防・治療剤として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、特に高血圧予防
治療剤として有用な縮合ジアゼピン誘導体又はその塩に
関する。
治療剤として有用な縮合ジアゼピン誘導体又はその塩に
関する。
【0002】
【従来の技術】レニン阻害剤は、生体内昇圧系であるレ
ニン−アンジオテンシン系の律速段階といわれているレ
ニンとレニン基質(アンジオテンシノ−ゲン)との反応
を阻害し、アンジオテンシンIの生成を低下させること
により、血管収縮作用やアルドステロン分泌作用など昇
圧に強力に働くアンジオテンシンIIの生成を抑制しよ
うとするものである。
ニン−アンジオテンシン系の律速段階といわれているレ
ニンとレニン基質(アンジオテンシノ−ゲン)との反応
を阻害し、アンジオテンシンIの生成を低下させること
により、血管収縮作用やアルドステロン分泌作用など昇
圧に強力に働くアンジオテンシンIIの生成を抑制しよ
うとするものである。
【0003】最近のレニン阻害剤の研究においては、天
然レニン阻害剤のペプスタチンに含まれている特異的ア
ミノ酸のスタチンが、レニン基質アナログのLeu-ValやL
eu-Leu部位(レニンによる加水分解部位)の遷移状態で
あると考え、合成レニン基質アナログにスタチンを導入
した遷移状態アナログ(Transition-state analogs)が
注目されている。この遷移状態アナログの範疇に含ま
れ、注目すべき最新のレニン阻害剤としては、特開昭6
4−19071号公報、特開平4−279572号公
報、J. Med. Chem., 35,1735−1746(19
92)などに記載されたペプチド類が挙げられる。
然レニン阻害剤のペプスタチンに含まれている特異的ア
ミノ酸のスタチンが、レニン基質アナログのLeu-ValやL
eu-Leu部位(レニンによる加水分解部位)の遷移状態で
あると考え、合成レニン基質アナログにスタチンを導入
した遷移状態アナログ(Transition-state analogs)が
注目されている。この遷移状態アナログの範疇に含ま
れ、注目すべき最新のレニン阻害剤としては、特開昭6
4−19071号公報、特開平4−279572号公
報、J. Med. Chem., 35,1735−1746(19
92)などに記載されたペプチド類が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】レニン阻害剤を臨床上
使用しうるものとするためには、(1) ヒトレニンに
対して強力な阻害活性を有すること、(2) 臨床に適
した作用時間の持続性があること、(3) 腸管からの
吸収性に優れていること、(4) ヒトレニンに対する
阻害活性の特異性が高いこと、を備えたレニン阻害剤で
あることが要望されている。
使用しうるものとするためには、(1) ヒトレニンに
対して強力な阻害活性を有すること、(2) 臨床に適
した作用時間の持続性があること、(3) 腸管からの
吸収性に優れていること、(4) ヒトレニンに対する
阻害活性の特異性が高いこと、を備えたレニン阻害剤で
あることが要望されている。
【0005】阻害活性の増強の問題は、スタチンを導入
した遷移状態アナログとすることにより、また、作用持
続化の問題については、ペプチドのN末端及び/又はC
末端に保護基を導入することにより、さらに、特異性増
強の問題については各側鎖を最適化することにより、良
好な結果を生み出しており、一応の解決方向が与えられ
てきていると言える。
した遷移状態アナログとすることにより、また、作用持
続化の問題については、ペプチドのN末端及び/又はC
末端に保護基を導入することにより、さらに、特異性増
強の問題については各側鎖を最適化することにより、良
好な結果を生み出しており、一応の解決方向が与えられ
てきていると言える。
【0006】しかしながら、腸管吸収性改善については
まだ未解決である。すなわち、腸管吸収性改善のために
は、より低分子化が考慮されるところであり、遷移状態
アナログの開発研究においても、より低分子のトリペプ
チドやジペプチドへと推移している。前記記載のペプチ
ド類はこれらの代表的化合物であるが、本願化合物は更
なる低分子化を目的として見出された非ペプチド性レニ
ン阻害剤である。また、特開平2−204491号公
報、特開平4−230380号公報、特開平5−239
059号公報に記載の化合物も非ペプチド性ではある
が、本願化合物と化学構造を異にしている。
まだ未解決である。すなわち、腸管吸収性改善のために
は、より低分子化が考慮されるところであり、遷移状態
アナログの開発研究においても、より低分子のトリペプ
チドやジペプチドへと推移している。前記記載のペプチ
ド類はこれらの代表的化合物であるが、本願化合物は更
なる低分子化を目的として見出された非ペプチド性レニ
ン阻害剤である。また、特開平2−204491号公
報、特開平4−230380号公報、特開平5−239
059号公報に記載の化合物も非ペプチド性ではある
が、本願化合物と化学構造を異にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような技術水準下、
本発明者らは、前記(1)〜(4)の要請に応えうるレ
ニン阻害剤の提供を目的として鋭意研究した結果、遷移
状態アナログとして縮合ジアゼピン環を導入することに
より、意外にも上記目的達成がはかられることを発見し
て本発明を完成した。即ち、本発明は、下記一般式
(I)で示される縮合ジアゼピン誘導体又はその塩に関
する。
本発明者らは、前記(1)〜(4)の要請に応えうるレ
ニン阻害剤の提供を目的として鋭意研究した結果、遷移
状態アナログとして縮合ジアゼピン環を導入することに
より、意外にも上記目的達成がはかられることを発見し
て本発明を完成した。即ち、本発明は、下記一般式
(I)で示される縮合ジアゼピン誘導体又はその塩に関
する。
【0008】
【化2】
【0009】(但し、式中の記号は以下の意味を示す。 A環:置換されていてもよい、ベンゼン環又はチオフェ
ン環、R1:水素原子、低級アルキル基又はアラルキル
基、R2:低級アルキル基、アラルキル基又は置換され
ていてもよいフェニル基、L1:結合、低級アルキル基
又はアラルキル基で置換されていてもよいアルキレン
基、X:結合、式−CO−で示される基又は式−NHC
O−で示される基、R3:アラルキル基又はシクロアル
キル基で置換されていてもよい低級アルキル基、L2:
式−(CHOH)n−で示される基又は式−CONHC
HR5−で示される基、n:1又は2、R5:アラルキル
基又はシクロアルキル基で置換されていてもよい低級ア
ルキル基、Y:−Het、−CH2−Het、−CH2−
S−Het又は−CO2−R4、Het:置換されていて
もよく、かつ、1乃至4個の窒素原子を含有する3乃至
6員の複素環、R4:水素原子又は低級アルキル基。) また、本発明において、L2が式−(CHOH)n−で示
される基であって、Hetが置換されていてもよい、テ
トラゾリル基又は2−オキソ−オキサゾリジニル基であ
ることが好ましい。
ン環、R1:水素原子、低級アルキル基又はアラルキル
基、R2:低級アルキル基、アラルキル基又は置換され
ていてもよいフェニル基、L1:結合、低級アルキル基
又はアラルキル基で置換されていてもよいアルキレン
基、X:結合、式−CO−で示される基又は式−NHC
O−で示される基、R3:アラルキル基又はシクロアル
キル基で置換されていてもよい低級アルキル基、L2:
式−(CHOH)n−で示される基又は式−CONHC
HR5−で示される基、n:1又は2、R5:アラルキル
基又はシクロアルキル基で置換されていてもよい低級ア
ルキル基、Y:−Het、−CH2−Het、−CH2−
S−Het又は−CO2−R4、Het:置換されていて
もよく、かつ、1乃至4個の窒素原子を含有する3乃至
6員の複素環、R4:水素原子又は低級アルキル基。) また、本発明において、L2が式−(CHOH)n−で示
される基であって、Hetが置換されていてもよい、テ
トラゾリル基又は2−オキソ−オキサゾリジニル基であ
ることが好ましい。
【0010】以下、本発明化合物(I)につき、詳述す
る。Xが式−CO−で示される基であるとき、本発明化
合物はアミド誘導体(IIa)である。また、Xが式−
NHCO−で示される基であるとき、本発明化合物は、
ウレア誘導体(IIb)である。更に、Xが結合である
とき、本発明化合物は、2級アミン(IIc)である。
る。Xが式−CO−で示される基であるとき、本発明化
合物はアミド誘導体(IIa)である。また、Xが式−
NHCO−で示される基であるとき、本発明化合物は、
ウレア誘導体(IIb)である。更に、Xが結合である
とき、本発明化合物は、2級アミン(IIc)である。
【0011】
【化3】
【0012】(式中、A環、R1、R2、R3、L1、L2
及びYは、前記の意味を有する。) 本明細書の一般式の定義において特に断らない限り、
「低級」なる用語は、炭素数1〜6個の直鎖状又は分枝
状の炭素鎖を意味する。従って、「低級アルキル基」と
しては、具体的には例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イ
ソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル
基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、1,2
−ジメチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、
1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メ
チルペンチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−
ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,3
−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、3,
3−ジメチルブチル基、1−エチルブチル基、2−エチ
ルブチル基、1,1,2−トリメチルプロピル基、1,
2,2−トリメチルプロピル基、1−エチル−1−メチ
ルプロピル基、1−エチル−2−メチルプロピル基等が
挙げられる。これらの基のうち、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などの炭素数が
1〜4のアルキル基が好ましく、メチル基及びエチル基
がより好ましく、メチル基が更に好ましい。
及びYは、前記の意味を有する。) 本明細書の一般式の定義において特に断らない限り、
「低級」なる用語は、炭素数1〜6個の直鎖状又は分枝
状の炭素鎖を意味する。従って、「低級アルキル基」と
しては、具体的には例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イ
ソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル
基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、1,2
−ジメチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、
1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メ
チルペンチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−
ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,3
−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、3,
3−ジメチルブチル基、1−エチルブチル基、2−エチ
ルブチル基、1,1,2−トリメチルプロピル基、1,
2,2−トリメチルプロピル基、1−エチル−1−メチ
ルプロピル基、1−エチル−2−メチルプロピル基等が
挙げられる。これらの基のうち、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などの炭素数が
1〜4のアルキル基が好ましく、メチル基及びエチル基
がより好ましく、メチル基が更に好ましい。
【0013】「低級アルキレン基」としては、炭素数が
1乃至6個のアルキレン基が挙げられ、具体的には、メ
チレン基、エチレン基、メチルメチレン基、トリメチレ
ン基、ジメチルメチレン基、テトラメチレン基、メチル
トリメチレン基、エチルエチレン基、ジメチルエチレン
基、エチルメチルメチレン基、ペンタメチレン基、メチ
ルテトラメチレン基、ジメチルトリメチレン基、トリメ
チルエチレン基、ジエチルメチレン基、ヘキサメチレン
基、メチルペンタメチレン基、ジメチルテトラメチレン
基等が挙げられる。これらの基のうち、メチレン基、エ
チレン基、メチルメチレン基、トリメチレン基、ジメチ
ルメチレン基の炭素数が1乃至3のアルキレン基が好ま
しく、メチレン基及びエチレン基がより好ましく、メチ
レン基が更に好ましい。
1乃至6個のアルキレン基が挙げられ、具体的には、メ
チレン基、エチレン基、メチルメチレン基、トリメチレ
ン基、ジメチルメチレン基、テトラメチレン基、メチル
トリメチレン基、エチルエチレン基、ジメチルエチレン
基、エチルメチルメチレン基、ペンタメチレン基、メチ
ルテトラメチレン基、ジメチルトリメチレン基、トリメ
チルエチレン基、ジエチルメチレン基、ヘキサメチレン
基、メチルペンタメチレン基、ジメチルテトラメチレン
基等が挙げられる。これらの基のうち、メチレン基、エ
チレン基、メチルメチレン基、トリメチレン基、ジメチ
ルメチレン基の炭素数が1乃至3のアルキレン基が好ま
しく、メチレン基及びエチレン基がより好ましく、メチ
レン基が更に好ましい。
【0014】「アラルキル基」は、前記「低級アルキル
基」の任意の水素がアリール基で置換された基を意味す
る。「アリール基」は、芳香族炭化水素基を意味する
が、炭素数6乃至14個のアリール基が好ましい。具体
的には、フェニル基、トリル基、キシリル基、ビフェニ
ル基、ナフチル基、インデニル基、アントリル基、フェ
ナントリル基であり、更に好ましくはフェニル基又はナ
フチル基である。「シクロアルキル基」は、炭素数が3
乃至7個の環状アルキル基を意味し、具体例としてはシ
クロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等が挙げられる。
基」の任意の水素がアリール基で置換された基を意味す
る。「アリール基」は、芳香族炭化水素基を意味する
が、炭素数6乃至14個のアリール基が好ましい。具体
的には、フェニル基、トリル基、キシリル基、ビフェニ
ル基、ナフチル基、インデニル基、アントリル基、フェ
ナントリル基であり、更に好ましくはフェニル基又はナ
フチル基である。「シクロアルキル基」は、炭素数が3
乃至7個の環状アルキル基を意味し、具体例としてはシ
クロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等が挙げられる。
【0015】「1乃至4個の窒素原子を含有する3乃至
6員の複素環」は、更に、酸素原子又は窒素原子を含ん
でいてもよい。具体的には、例えば、ピロリル基、ピロ
リジニル基、ピリジル基、イミダゾリル基、ピペラジニ
ル基、ピラゾリル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、
ピリダジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ピ
ペラジニル基、イミダゾリジニル基、ホモピペラジニル
基、ピラゾリジニル基、トリアジニル基、テトラゾリル
基等であってもよい。また、酸素原子をも含む複素環と
して、オキサゾリル基、オキサゾリジニル基、イソオキ
サゾリル基等が挙げられる。更に、硫黄原子をも含む複
素環として、チアゾリル基、チアゾリニル基、イソチア
ゾリニル基、1,3,4−チアジアゾリル基、1,2,
5−チアジアゾリル基等が挙げられる。この複素環は5
乃至6員環であることが好ましい。さらに、本発明化合
物は、無機酸又は有機酸と容易に塩を形成する場合があ
る。塩としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水
素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸塩、ギ酸、酢酸、
プロピオン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマル
酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、
メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、アスパラギン
酸、グルタミン酸等の有機酸塩を挙げることができる。
6員の複素環」は、更に、酸素原子又は窒素原子を含ん
でいてもよい。具体的には、例えば、ピロリル基、ピロ
リジニル基、ピリジル基、イミダゾリル基、ピペラジニ
ル基、ピラゾリル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、
ピリダジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ピ
ペラジニル基、イミダゾリジニル基、ホモピペラジニル
基、ピラゾリジニル基、トリアジニル基、テトラゾリル
基等であってもよい。また、酸素原子をも含む複素環と
して、オキサゾリル基、オキサゾリジニル基、イソオキ
サゾリル基等が挙げられる。更に、硫黄原子をも含む複
素環として、チアゾリル基、チアゾリニル基、イソチア
ゾリニル基、1,3,4−チアジアゾリル基、1,2,
5−チアジアゾリル基等が挙げられる。この複素環は5
乃至6員環であることが好ましい。さらに、本発明化合
物は、無機酸又は有機酸と容易に塩を形成する場合があ
る。塩としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水
素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸塩、ギ酸、酢酸、
プロピオン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマル
酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、
メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、アスパラギン
酸、グルタミン酸等の有機酸塩を挙げることができる。
【0016】本発明化合物(I)は2以上の不斉炭素原
子を有しているので、不斉炭素原子に基づく光学異性体
及びジアステレオ異性体が存在する。本発明には、これ
らの各種異性体の単離されたもの及びこれら異性体の混
合物が含まれる。また、場合により、各種の水和物、各
種溶媒和物、互換異性体、結晶多形等も存在するが、本
発明化合物には、これら化合物の単離されたもの及びそ
の混合物全ての化合物が含まれる。
子を有しているので、不斉炭素原子に基づく光学異性体
及びジアステレオ異性体が存在する。本発明には、これ
らの各種異性体の単離されたもの及びこれら異性体の混
合物が含まれる。また、場合により、各種の水和物、各
種溶媒和物、互換異性体、結晶多形等も存在するが、本
発明化合物には、これら化合物の単離されたもの及びそ
の混合物全ての化合物が含まれる。
【0017】製造法 第一製法
【0018】
【化4】
【0019】(式中、V及びWは、ハロゲン原子、イミ
ダゾリル基等の脱離基を意味する。A環、R1、R2、R
3、L1、L2及びYは、前記の意味を有する。) 本発明化合物(IIb)は、一級アミン化合物(IV)
と一級アミン化合物(V)とを、ホスゲン等価体等の化
合物(VI)の存在下でカップリングさせることで、得
ることができる。化合物(VI)としては、ホスゲン、
トリホスゲン、カルボニルジイミダゾール等が挙げられ
る。例えば、実施例1乃至9、11及び12、20乃至
26では第一製法が適用される。また、反応を促進させ
るために、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン等の有機塩基の存在下に反応させるのが
好ましい場合がある。
ダゾリル基等の脱離基を意味する。A環、R1、R2、R
3、L1、L2及びYは、前記の意味を有する。) 本発明化合物(IIb)は、一級アミン化合物(IV)
と一級アミン化合物(V)とを、ホスゲン等価体等の化
合物(VI)の存在下でカップリングさせることで、得
ることができる。化合物(VI)としては、ホスゲン、
トリホスゲン、カルボニルジイミダゾール等が挙げられ
る。例えば、実施例1乃至9、11及び12、20乃至
26では第一製法が適用される。また、反応を促進させ
るために、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン等の有機塩基の存在下に反応させるのが
好ましい場合がある。
【0020】反応溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジ
オキサン、エーテル、テトラヒドロフラン、ジクロロメ
タン、ジクロロエタン等の不活性溶媒、又はこれらの任
意の混合溶媒等の通常用いられる溶媒が用いられる。本
反応は、攪拌しながら、通常、室温乃至加熱下で行われ
る。 第二製法
ド、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジ
オキサン、エーテル、テトラヒドロフラン、ジクロロメ
タン、ジクロロエタン等の不活性溶媒、又はこれらの任
意の混合溶媒等の通常用いられる溶媒が用いられる。本
反応は、攪拌しながら、通常、室温乃至加熱下で行われ
る。 第二製法
【0021】
【化5】
【0022】(式中、Pcはカルボキシル基の保護基を
意味する。A環、R1、R2、R3、L1、L2及びYは、
前記の意味を有する。) カルボン酸誘導体(VII)とアミン誘導体(VII
I)とを縮合させて、本発明化合物(IIa)が得られ
る。例えば、実施例13及び14、実施例17乃至1
9、 27乃至29では第二製法が適用される。アミン
誘導体(VIII)のアミノ末端は、保護基(Pa)で
保護されていてもよい。この保護基(Pa)は、縮合反
応をする前に、接触水素添加反応等により、脱保護され
る。
意味する。A環、R1、R2、R3、L1、L2及びYは、
前記の意味を有する。) カルボン酸誘導体(VII)とアミン誘導体(VII
I)とを縮合させて、本発明化合物(IIa)が得られ
る。例えば、実施例13及び14、実施例17乃至1
9、 27乃至29では第二製法が適用される。アミン
誘導体(VIII)のアミノ末端は、保護基(Pa)で
保護されていてもよい。この保護基(Pa)は、縮合反
応をする前に、接触水素添加反応等により、脱保護され
る。
【0023】カルボン酸誘導体の代わりに、活性エステ
ルを用いて縮合してもよい。p−ニトロフェノール等の
フェノール系、N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール等のN−ヒドロキシルアミ
ン系の化合物と反応させて得られる活性エステル;炭酸
モノアルキルエステル、又は、有機酸と反応させて得ら
れる混合酸無水物や塩化ジフェニルホスホリル、N−メ
チルモルホリンとを反応させて得られるリン酸系混合酸
無水物;エステルをヒドラジン、亜硝酸アルキルと反応
させて得られる酸アジド;酸クロライド、酸ブロマイド
等の酸ハライド;対称型酸無水物、等のC端活性体を用
いるC端活性化法を適用して製造できる。
ルを用いて縮合してもよい。p−ニトロフェノール等の
フェノール系、N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール等のN−ヒドロキシルアミ
ン系の化合物と反応させて得られる活性エステル;炭酸
モノアルキルエステル、又は、有機酸と反応させて得ら
れる混合酸無水物や塩化ジフェニルホスホリル、N−メ
チルモルホリンとを反応させて得られるリン酸系混合酸
無水物;エステルをヒドラジン、亜硝酸アルキルと反応
させて得られる酸アジド;酸クロライド、酸ブロマイド
等の酸ハライド;対称型酸無水物、等のC端活性体を用
いるC端活性化法を適用して製造できる。
【0024】縮合反応では、縮合剤を用いることが好ま
しく、縮合剤としては、1−エチル−3−(3−(N,
N−ジメチルアミノ)プロピル)カルボジイミド(WS
CD)を好適に用いることができる。その他に、N,N
−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジフェ
ニルホスホリルアジド(DPPA)、イソブチルクロロ
ホルメート、カルボニルジイミダゾール、ベンゾトリア
ゾリル−N−ヒドロキシトリスジメチルアミノホスホニ
ウムヘキサフルオロリン化物塩(Bop試薬)などのペ
プチド結合形成に一般に用いられる縮合剤を用いること
ができる。
しく、縮合剤としては、1−エチル−3−(3−(N,
N−ジメチルアミノ)プロピル)カルボジイミド(WS
CD)を好適に用いることができる。その他に、N,N
−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジフェ
ニルホスホリルアジド(DPPA)、イソブチルクロロ
ホルメート、カルボニルジイミダゾール、ベンゾトリア
ゾリル−N−ヒドロキシトリスジメチルアミノホスホニ
ウムヘキサフルオロリン化物塩(Bop試薬)などのペ
プチド結合形成に一般に用いられる縮合剤を用いること
ができる。
【0025】WSCD、DCC等の縮合剤と共に用いて
もよい添加剤としては、HOBTがあり、その他にN−
ヒドロキシスクシンイミド(HONSu)、3−ヒドロ
キシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベ
ンゾトリアジン(HOOBt)などが挙げられる。
もよい添加剤としては、HOBTがあり、その他にN−
ヒドロキシスクシンイミド(HONSu)、3−ヒドロ
キシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベ
ンゾトリアジン(HOOBt)などが挙げられる。
【0026】また、適用される方法によっては、トリエ
チルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン等の塩基
の存在下に反応させるのが反応を円滑に進行させる上で
好ましい場合がある。反応は、通常溶媒中冷却下乃至室
温下に行われる。用いられる溶媒は、クロロホルム、四
塩化炭素、シクロロエタン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメトキシメタン、ジメトキシエタン、酢酸エ
チル、ベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、又はこれらの任意の混合溶媒等の通常用いら
れる溶媒が用いられる。
チルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン等の塩基
の存在下に反応させるのが反応を円滑に進行させる上で
好ましい場合がある。反応は、通常溶媒中冷却下乃至室
温下に行われる。用いられる溶媒は、クロロホルム、四
塩化炭素、シクロロエタン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメトキシメタン、ジメトキシエタン、酢酸エ
チル、ベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、又はこれらの任意の混合溶媒等の通常用いら
れる溶媒が用いられる。
【0027】Pa、Pcは、ペプチド分野で通常用いら
れる保護基がよい。アミノ基の保護基(Pa)として
は、例えば具体的には、ベンジルオキシカルボニル基、
p−ニトロベンジルオキシカルボニル基、p−メトキシ
ベンジルオキシカルボニル基、p−クロロベンジルオキ
シカルボニル基、1,1−ジメチルエトキシカルボニル
基、イソボルニルオキシカルボニル基、p−ビフェニル
イソプロピルオキシカルボニル基、3,5−ジメトキシ
−α、α−ジメチルベンジルオキシカルボニル基、9−
フルオレニルメチルオキシカルボニル基、メチルスルホ
ニルエトキシカルボニル基等が挙げられる。
れる保護基がよい。アミノ基の保護基(Pa)として
は、例えば具体的には、ベンジルオキシカルボニル基、
p−ニトロベンジルオキシカルボニル基、p−メトキシ
ベンジルオキシカルボニル基、p−クロロベンジルオキ
シカルボニル基、1,1−ジメチルエトキシカルボニル
基、イソボルニルオキシカルボニル基、p−ビフェニル
イソプロピルオキシカルボニル基、3,5−ジメトキシ
−α、α−ジメチルベンジルオキシカルボニル基、9−
フルオレニルメチルオキシカルボニル基、メチルスルホ
ニルエトキシカルボニル基等が挙げられる。
【0028】また、カルボキシル基の保護基(Pc)と
しては、例えば具体的にはベンジル基、p−ニトロベン
ジル基、p−メトキシベンジル基、ジフェニルメチル
基、ベンズヒドリル基等の置換ベンジル基類、tert
−ブチル基、メチル基、エチル基、フェナシル基、トリ
クロロエチル基等が挙げられる。 第三製法
しては、例えば具体的にはベンジル基、p−ニトロベン
ジル基、p−メトキシベンジル基、ジフェニルメチル
基、ベンズヒドリル基等の置換ベンジル基類、tert
−ブチル基、メチル基、エチル基、フェナシル基、トリ
クロロエチル基等が挙げられる。 第三製法
【0029】
【化6】
【0030】(式中、A環、R1、R2、R3、L1、
L2、R5、Y及びPcは、前記の意味を有する。) 縮合ジアゼピン誘導体(IX)を出発原料とし、アミン
誘導体(X)と縮合させて、本発明化合物(III)が
得られる。反応条件は、第二製法と同様である。その他
の製法として、複素環基の窒素原子に低級アルキル基が
置換した本発明化合物は、その窒素原子に水素原子が結
合している本発明化合物より常法のN−アルキル化反応
を適用することにより得ることができる。
L2、R5、Y及びPcは、前記の意味を有する。) 縮合ジアゼピン誘導体(IX)を出発原料とし、アミン
誘導体(X)と縮合させて、本発明化合物(III)が
得られる。反応条件は、第二製法と同様である。その他
の製法として、複素環基の窒素原子に低級アルキル基が
置換した本発明化合物は、その窒素原子に水素原子が結
合している本発明化合物より常法のN−アルキル化反応
を適用することにより得ることができる。
【0031】上記の製造方法において、中間体化合物又
は本発明化合物のカルボニル基を適当な保護基、すなわ
ち容易にカルボニル基に変換可能な官能基に置き換えて
おくことが製造技術上効果的な場合がある。このような
保護基としては、例えばグリーン(Greene)及び
ウッツ(Wuts)著、「Protective Gr
oups in Organic Synthesi
s」、第2版に記載の保護基を挙げることができ、これ
らを反応条件に応じて適宜用いることができる。そのほ
か、容易にカルボニル基に変換可能な官能基としては、
例えばヒドロキシメチレン基(−CH(OH)−)を挙
げることができ、このような官能基もカルボニル基の等
価体として使用することができる。
は本発明化合物のカルボニル基を適当な保護基、すなわ
ち容易にカルボニル基に変換可能な官能基に置き換えて
おくことが製造技術上効果的な場合がある。このような
保護基としては、例えばグリーン(Greene)及び
ウッツ(Wuts)著、「Protective Gr
oups in Organic Synthesi
s」、第2版に記載の保護基を挙げることができ、これ
らを反応条件に応じて適宜用いることができる。そのほ
か、容易にカルボニル基に変換可能な官能基としては、
例えばヒドロキシメチレン基(−CH(OH)−)を挙
げることができ、このような官能基もカルボニル基の等
価体として使用することができる。
【0032】このようにして製造された本発明に従う化
合物は、遊離のまま又はその塩として単離され、精製さ
れる。単離、精製は、抽出、結晶化、再結晶、各種クロ
マトグラフィー等の通常の化学操作を適宜適用して行わ
れる。また、ラセミ化合物は適当な原料化合物を用いる
ことにより、又は一般的なラセミ分割法(例えば、一般
的な光学活性酸(酒石酸等)とのジアステレオマー塩に
導き、光学分割する方法等)により、立体化学的に純粋
な異性体に導くことができる。また、ジアステレオマー
混合物は常法、例えば分別結晶化又はクロマトグラフィ
ー等により分離できる。
合物は、遊離のまま又はその塩として単離され、精製さ
れる。単離、精製は、抽出、結晶化、再結晶、各種クロ
マトグラフィー等の通常の化学操作を適宜適用して行わ
れる。また、ラセミ化合物は適当な原料化合物を用いる
ことにより、又は一般的なラセミ分割法(例えば、一般
的な光学活性酸(酒石酸等)とのジアステレオマー塩に
導き、光学分割する方法等)により、立体化学的に純粋
な異性体に導くことができる。また、ジアステレオマー
混合物は常法、例えば分別結晶化又はクロマトグラフィ
ー等により分離できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の縮合ジアゼピン化合物又はその
塩は、ヒトレニンに対して特異的で強力な阻害活性を有
し、臨床的投与に適した作用時間の持続性があり、かつ
腸管からの吸収性に優れている。従って、本発明化合物
は、高血圧症特にレニン−アンジオテンシン依存性高血
圧症に対する予防・治療剤として有用である。
塩は、ヒトレニンに対して特異的で強力な阻害活性を有
し、臨床的投与に適した作用時間の持続性があり、かつ
腸管からの吸収性に優れている。従って、本発明化合物
は、高血圧症特にレニン−アンジオテンシン依存性高血
圧症に対する予防・治療剤として有用である。
【0034】本発明化合物のヒトレニンに対する特異的
でかつ強力な阻害活性は以下に示す試験方法によって確
認されたものである。 ヒト血漿レニンに対する阻害活性 0.5/ng/ml/hr(37℃)のアンジオテンシ
ン1生成活性を有するヒト血漿250μlに、市販レニ
ン活性測定キット(デキストラン炭末法)(ミドリ十字
社製)中の酵素阻害剤(BAL,8−ヒドロキシサルフ
ェート,pH4.6)溶液(用時10mlの蒸留水を加
えて調製)225μl及び被検化合物のジメチルスルホ
キシド溶液25μlを加え撹拌し、一部を37℃で2時
間インキューベーションし、残りを4℃で放置し、各々
より100μlずつサンプリングし、市販レニン活性測
定キット(デキストラン炭末法)を用いてラジオイムノ
アッセイにかけ、37℃及び4℃におけるアンジオテン
シン1生成量の差を測定することによって、50%阻害
濃度IC50(M)を求めた。
でかつ強力な阻害活性は以下に示す試験方法によって確
認されたものである。 ヒト血漿レニンに対する阻害活性 0.5/ng/ml/hr(37℃)のアンジオテンシ
ン1生成活性を有するヒト血漿250μlに、市販レニ
ン活性測定キット(デキストラン炭末法)(ミドリ十字
社製)中の酵素阻害剤(BAL,8−ヒドロキシサルフ
ェート,pH4.6)溶液(用時10mlの蒸留水を加
えて調製)225μl及び被検化合物のジメチルスルホ
キシド溶液25μlを加え撹拌し、一部を37℃で2時
間インキューベーションし、残りを4℃で放置し、各々
より100μlずつサンプリングし、市販レニン活性測
定キット(デキストラン炭末法)を用いてラジオイムノ
アッセイにかけ、37℃及び4℃におけるアンジオテン
シン1生成量の差を測定することによって、50%阻害
濃度IC50(M)を求めた。
【0035】本発明の縮合ジアゼピン化合物又はその塩
を有効成分として含有する製剤は、通常経口投与用の担
体、賦形剤その他の添加剤を用いて錠剤、丸剤、カプセ
ル剤等の経口投与剤とされるが、注射剤等の非経口投与
製剤とすることもできる。本発明化合物の臨床的投与量
は適用する患者の症状、年齢、性別等を考慮して適宜決
定され、2〜4回に分けて投与される。
を有効成分として含有する製剤は、通常経口投与用の担
体、賦形剤その他の添加剤を用いて錠剤、丸剤、カプセ
ル剤等の経口投与剤とされるが、注射剤等の非経口投与
製剤とすることもできる。本発明化合物の臨床的投与量
は適用する患者の症状、年齢、性別等を考慮して適宜決
定され、2〜4回に分けて投与される。
【0036】
【実施例】以上、本発明化合物及びその製造法について
説明したが、以下実施例により更に詳細に説明する。な
お、実施例中の1H-NMRは、テトラメチルシランを内部標
準に用いたプロトン核磁気共鳴スペクトル、MSはマスス
ペクトル、IRは赤外線吸収スペクトルを意味する。
説明したが、以下実施例により更に詳細に説明する。な
お、実施例中の1H-NMRは、テトラメチルシランを内部標
準に用いたプロトン核磁気共鳴スペクトル、MSはマスス
ペクトル、IRは赤外線吸収スペクトルを意味する。
【0037】実施例 1 (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]ウレイド]−1−メチル
−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オン (3R)−3−アミノ−1−メチル−5−フェニル−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾジアゼピン−2−オン
133mgを塩化メチレン2mlに溶解させ、これにト
リエチルアミン0.15ml及びカルボニルジイミダゾ
ール122mgを加え室温にて1時間攪拌した。(1
S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3
−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピル
アミン塩酸塩322mg及びトリエチルアミン0.31
mlを塩化メチレン4mlに溶解したものを加え、さら
に室温にて2時間攪拌した。反応溶液に水20mlを加
え塩化メチレン20mlで2回抽出した。有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;酢酸エチル/n−ヘキサン=3/1)にて精製し、
目的物152mgを得た。
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]ウレイド]−1−メチル
−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オン (3R)−3−アミノ−1−メチル−5−フェニル−
2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾジアゼピン−2−オン
133mgを塩化メチレン2mlに溶解させ、これにト
リエチルアミン0.15ml及びカルボニルジイミダゾ
ール122mgを加え室温にて1時間攪拌した。(1
S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3
−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピル
アミン塩酸塩322mg及びトリエチルアミン0.31
mlを塩化メチレン4mlに溶解したものを加え、さら
に室温にて2時間攪拌した。反応溶液に水20mlを加
え塩化メチレン20mlで2回抽出した。有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;酢酸エチル/n−ヘキサン=3/1)にて精製し、
目的物152mgを得た。
【0038】1H-NMR(CDCl3): 0.81-1.80(15H;m), 3.41-
3.44(1H;m), 3.48(3H;s), 3.90(3H;s), 4.01(1H;br),
4.35(1H;br), 5.40(1H;d,J=8.8Hz), 5.44(1H;d,J=8.4H
z), 6.65(1H;d,J=8.4Hz), 7.21-7.63(9H;m) MS(FAB,Pos.): 577(M+1) 実施例 2 (3S)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]ウレイド]−1−メチル
−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−1
−メチル−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベ
ンゾジアゼピン−2−オンの替わりに(3S)−3−ア
ミノ−1−メチル−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−
1H−ベンゾジアゼピン−2−オン133mgを用い
て、目的物150mgを得た。
3.44(1H;m), 3.48(3H;s), 3.90(3H;s), 4.01(1H;br),
4.35(1H;br), 5.40(1H;d,J=8.8Hz), 5.44(1H;d,J=8.4H
z), 6.65(1H;d,J=8.4Hz), 7.21-7.63(9H;m) MS(FAB,Pos.): 577(M+1) 実施例 2 (3S)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]ウレイド]−1−メチル
−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−1
−メチル−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ベ
ンゾジアゼピン−2−オンの替わりに(3S)−3−ア
ミノ−1−メチル−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−
1H−ベンゾジアゼピン−2−オン133mgを用い
て、目的物150mgを得た。
【0039】1H-NMR(CDCl3): 0.79-1.83(15H;m), 3.42-
3.53(1H;m), 3.48(3H;s), 3.91(3H;s), 3.91-3.95(1H;
m), 4.41(1H;br), 5.47(2H;d,J=8.4Hz), 6.70(1H;d,J=
8.4Hz),7.20-7.60(9H;m) MS(FAB,Pos.): 577(M+1) 実施例 3 (3R)−3−[3−[(1S,2R)−1−シクロヘ
キシルメチル−2−((5S)−3−エチル−2−オキ
ソ−5−オキサゾリジニル)−2−ヒドロキシエチル]
ウレイド]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩の替わり
に(1S,2R)−1−シクロヘキシルメチル−2−
((5S)−3−エチル−2−オキソ−5−オキサゾリ
ジニル)−2−ヒドロキシエチルアミン塩酸塩を用いて
目的物を62%の収率で得た。
3.53(1H;m), 3.48(3H;s), 3.91(3H;s), 3.91-3.95(1H;
m), 4.41(1H;br), 5.47(2H;d,J=8.4Hz), 6.70(1H;d,J=
8.4Hz),7.20-7.60(9H;m) MS(FAB,Pos.): 577(M+1) 実施例 3 (3R)−3−[3−[(1S,2R)−1−シクロヘ
キシルメチル−2−((5S)−3−エチル−2−オキ
ソ−5−オキサゾリジニル)−2−ヒドロキシエチル]
ウレイド]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩の替わり
に(1S,2R)−1−シクロヘキシルメチル−2−
((5S)−3−エチル−2−オキソ−5−オキサゾリ
ジニル)−2−ヒドロキシエチルアミン塩酸塩を用いて
目的物を62%の収率で得た。
【0040】1H-NMR(CDCl3): 0.76-1.82(13H;m), 1.14
(3H;t,J=8.8Hz), 3.26-3.31(2H;m), 3.49(3H;s), 3.48-
3.56(1H;m), 3.62-3.66(2H;m), 4.44-4.48(2H;m), 5.31
-5.48(1H;m), 5.42(1H;d,J=8.4Hz), 5.88(1H;d,J=7.6H
z), 6.82(1H;d,J=8.4Hz), 7.22-7.69(9H,m) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 実施例 4 (3R)−3−[3−[(1S,2R)−1−シクロヘ
キシルメチル−2−((5R)−3−エチル−2−オキ
ソ−5−オキサゾリジニル)−2−ヒドロキシエチル]
ウレイド]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩の替わり
に(1S,2R)−1−シクロヘキシルメチル−2−
((5R)−3−エチル−2−オキソ−5−オキサゾリ
ジニル)−2−ヒドロキシエチルアミン塩酸塩を用いて
目的物を47%の収率で得た。
(3H;t,J=8.8Hz), 3.26-3.31(2H;m), 3.49(3H;s), 3.48-
3.56(1H;m), 3.62-3.66(2H;m), 4.44-4.48(2H;m), 5.31
-5.48(1H;m), 5.42(1H;d,J=8.4Hz), 5.88(1H;d,J=7.6H
z), 6.82(1H;d,J=8.4Hz), 7.22-7.69(9H,m) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 実施例 4 (3R)−3−[3−[(1S,2R)−1−シクロヘ
キシルメチル−2−((5R)−3−エチル−2−オキ
ソ−5−オキサゾリジニル)−2−ヒドロキシエチル]
ウレイド]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩の替わり
に(1S,2R)−1−シクロヘキシルメチル−2−
((5R)−3−エチル−2−オキソ−5−オキサゾリ
ジニル)−2−ヒドロキシエチルアミン塩酸塩を用いて
目的物を47%の収率で得た。
【0041】1H-NMR(CDCl3): 0.81-1.81(13H;m), 1.09
(3H;t,J=6.8Hz), 3.21-3.32(2H;m), 3.48(3H;s), 3.52-
3.57(1H;m), 3.65-3.69(1H;m), 3.93-3.99(1H;m), 4.46
(2H;q,J=7.2Hz), 5.32(1H;d,J=10.0Hz), 3.39(1H;d,J=1
0.0Hz), 6.59(1H;d,J=8.4Hz), 7.21-7.67(9H,m) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 実施例 5 (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−イソプロピルオキシカル
ボニル]エチルウレイド]−2,3−ジヒドロ−1−メ
チル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン
−2−オン 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のかわり
に3−アミノ−(3S)−3−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシプロピオン酸イソプロピルエステル塩酸
塩を用いて目的物を71%の収率で得た。
(3H;t,J=6.8Hz), 3.21-3.32(2H;m), 3.48(3H;s), 3.52-
3.57(1H;m), 3.65-3.69(1H;m), 3.93-3.99(1H;m), 4.46
(2H;q,J=7.2Hz), 5.32(1H;d,J=10.0Hz), 3.39(1H;d,J=1
0.0Hz), 6.59(1H;d,J=8.4Hz), 7.21-7.67(9H,m) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 実施例 5 (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−イソプロピルオキシカル
ボニル]エチルウレイド]−2,3−ジヒドロ−1−メ
チル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン
−2−オン 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のかわり
に3−アミノ−(3S)−3−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシプロピオン酸イソプロピルエステル塩酸
塩を用いて目的物を71%の収率で得た。
【0042】1H-NMR(CDCl3): 0.78-1.84(17H;m), 3.16
(2H;br), 3.46(3H;s), 3.98(1H;br), 4.11(1H;br) 5.02
-5.24(3H;m), 5.42(1H;d,J=8.1Hz), 6.43(1H;d,J=8.1H
z), 7.18-7.68(9H;m) MS(FAB,Pos.): 535(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3398, 2992, 1740, 1680 実施例 6 (3R)−3−[3−[[(1S,2R−1−シクロヘ
キシルメチル−2,3−ジヒドロキシ−4−(モルフォ
リノ)]ブチル]ウレイド]−2,3−ジヒドロ−1−
メチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オン 実施例1と同様の操作によりトリエチルアミン及び(1
S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3
−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピル
アミン塩酸塩のかわりにジイソプロピルエチルアミン及
び(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2,3−ジヒ
ドロキシ−4−(4−モルフォリノ)ブチルアミン塩酸
塩を用いて目的物を59%の収率で得た。
(2H;br), 3.46(3H;s), 3.98(1H;br), 4.11(1H;br) 5.02
-5.24(3H;m), 5.42(1H;d,J=8.1Hz), 6.43(1H;d,J=8.1H
z), 7.18-7.68(9H;m) MS(FAB,Pos.): 535(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3398, 2992, 1740, 1680 実施例 6 (3R)−3−[3−[[(1S,2R−1−シクロヘ
キシルメチル−2,3−ジヒドロキシ−4−(モルフォ
リノ)]ブチル]ウレイド]−2,3−ジヒドロ−1−
メチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オン 実施例1と同様の操作によりトリエチルアミン及び(1
S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3
−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピル
アミン塩酸塩のかわりにジイソプロピルエチルアミン及
び(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2,3−ジヒ
ドロキシ−4−(4−モルフォリノ)ブチルアミン塩酸
塩を用いて目的物を59%の収率で得た。
【0043】1H-NMR(CDCl3):δ: 0.89-1.70(14H;m), 2.
56-2.86(8H;m), 3.43-3.56(2H;m), 3.52(3H;s), 3.70-
3.72(2H;m) 4.17-4.22(1H;m), 5.13(1H;br), 5.40(1H;
d,J=8.8Hz), 5.68(1H;d,J=9.2Hz), 6.90(1H;d,J=8.8H
z), 7.24-7.63(9H;m) MS(FAB): 578(M++1) 実施例 7 (3R)−N−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
−3−イル)アミノカルボニル−L−ロイシル−L−ロ
イシン メチルエステル 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のかわり
にL−ロイシル−L−ロイシン メチルエステル塩酸塩
を用いて目的物を44%の収率で得た。
56-2.86(8H;m), 3.43-3.56(2H;m), 3.52(3H;s), 3.70-
3.72(2H;m) 4.17-4.22(1H;m), 5.13(1H;br), 5.40(1H;
d,J=8.8Hz), 5.68(1H;d,J=9.2Hz), 6.90(1H;d,J=8.8H
z), 7.24-7.63(9H;m) MS(FAB): 578(M++1) 実施例 7 (3R)−N−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
−3−イル)アミノカルボニル−L−ロイシル−L−ロ
イシン メチルエステル 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のかわり
にL−ロイシル−L−ロイシン メチルエステル塩酸塩
を用いて目的物を44%の収率で得た。
【0044】1H-NMR(CDCl3): 0.84-0.97(12H;m), 1.48-
1.82(6H;m), 3.46(3H;s), 3.69(3H;s), 4.27-4.37(1H;
m), 4.53-4.57(1H;m), 5.41(1H;d,J=8.0Hz), 5.72(1H;
d,J=8.0Hz), 6.71(2H;br), 7.20-7.61(9H;m) MS(FAB,Pos.): 550(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3364, 2968, 1750, 1648 実施例 8 (3R)−N−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
−3−イル)アミノカルボニル−L−フェニルアラニル
−L−フェニルアラニン メチルエステル 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のかわり
にL−フェニルアラニル−L−フェニルアラニン メチ
ルエステル塩酸塩を用いて目的物を68%の収率で得
た。
1.82(6H;m), 3.46(3H;s), 3.69(3H;s), 4.27-4.37(1H;
m), 4.53-4.57(1H;m), 5.41(1H;d,J=8.0Hz), 5.72(1H;
d,J=8.0Hz), 6.71(2H;br), 7.20-7.61(9H;m) MS(FAB,Pos.): 550(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3364, 2968, 1750, 1648 実施例 8 (3R)−N−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
−3−イル)アミノカルボニル−L−フェニルアラニル
−L−フェニルアラニン メチルエステル 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のかわり
にL−フェニルアラニル−L−フェニルアラニン メチ
ルエステル塩酸塩を用いて目的物を68%の収率で得
た。
【0045】1H-NMR(CDCl3): 2.92-3.16(4H;m), 3.58(3
H;s), 3.70(3H;s), 4.11(1H;q,J=7.2Hz), 4.59(1H;q,J=
7.2Hz), 4.89(1H;dd,J=6.8Hz), 5.40(1H;d,J=8Hz), 6.1
5(1H;d,J=8Hz), 6.75(1H;d,8Hz), 6.96-7.45(16H;m),
7.54-7.62(2H;m), 7.75(1H;d,J=8Hz) MS(FAB): 618(M++1) 実施例 9 (3R)−N−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
−3−イル)アミノカルボニル−L−ロイシル−L−バ
リン メチルエステル 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のかわり
にL−ロイシル−L−バリン メチルエステル塩酸塩を
用いて目的物を82%の収率で得た。
H;s), 3.70(3H;s), 4.11(1H;q,J=7.2Hz), 4.59(1H;q,J=
7.2Hz), 4.89(1H;dd,J=6.8Hz), 5.40(1H;d,J=8Hz), 6.1
5(1H;d,J=8Hz), 6.75(1H;d,8Hz), 6.96-7.45(16H;m),
7.54-7.62(2H;m), 7.75(1H;d,J=8Hz) MS(FAB): 618(M++1) 実施例 9 (3R)−N−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
−3−イル)アミノカルボニル−L−ロイシル−L−バ
リン メチルエステル 実施例1と同様の操作により(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のかわり
にL−ロイシル−L−バリン メチルエステル塩酸塩を
用いて目的物を82%の収率で得た。
【0046】MS(FAB): 536(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3340, 2972, 1748, 1648 実施例 10 3−[[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒ
ドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 2,3−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−フェニル−1
H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン1.00gを
塩化チオニル10mlに溶解し40分間加熱還流した。
溶媒を留去後、残渣を1,4−ジオキサン10mlに溶
解し、これに(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピルアミン塩酸塩2.20g及びトリエ
チルアミン3.31mlを1,4−ジオキサン30ml
に溶解したものを加え、室温にて一晩攪拌した。反応溶
液を水200mlにあけ、酢酸エチル200mlで2回
抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水200m
l、水200ml及び飽和食塩水200mlで洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;酢酸エチル/n−ヘキサン=1/1)にて精製し、
目的物1.53gを得た。
ドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]アミノ]−2,3−ジヒドロ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 2,3−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−フェニル−1
H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン1.00gを
塩化チオニル10mlに溶解し40分間加熱還流した。
溶媒を留去後、残渣を1,4−ジオキサン10mlに溶
解し、これに(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピルアミン塩酸塩2.20g及びトリエ
チルアミン3.31mlを1,4−ジオキサン30ml
に溶解したものを加え、室温にて一晩攪拌した。反応溶
液を水200mlにあけ、酢酸エチル200mlで2回
抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水200m
l、水200ml及び飽和食塩水200mlで洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;酢酸エチル/n−ヘキサン=1/1)にて精製し、
目的物1.53gを得た。
【0047】1H-NMR(CDCl3): 0.75-1.76(12H;m), 1.90
(1H;d,J=8.2Hz), 2.88-2.92(1H;m), 3.19-3.78(4H;m),
3.89(1.3H;s), 3.93(1.7H;s), 4.38(0.4H;s), 4.44(0.6
H;s), 4.68(0.4H;br), 5.27(0.6H;br), 7.19-7.58(9H;
m), 9.20(1H;s) MS(FAB,Pos.): 520(M+1) 実施例 11 3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]ウレイド]メチル]−2,3−ジ
ヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オン カルボニルジイミダゾール122mg及びトリエチルア
ミン0.15mlを塩化メチレン2mlに溶解し、3−
アミノメチル−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H
−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン133mgの塩
化メチレン2ml溶液を滴下した後、室温にて1時間攪
拌した。(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒ
ドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピルアミン塩酸塩322mg及びトリエチルア
ミン0.31mlを塩化メチレン4mlに溶解したもの
を加え、さらに室温にて一晩攪拌した。反応溶液に水5
0mlを加え酢酸エチル50mlで2回抽出した。有機
層を飽和炭酸水素ナトリウム水200ml、水200m
l及び飽和食塩水200mlで洗浄した後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し溶媒を留去した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル
/n−ヘキサン=5/1〜酢酸エチル)にて精製し、目
的物130mgを得た。
(1H;d,J=8.2Hz), 2.88-2.92(1H;m), 3.19-3.78(4H;m),
3.89(1.3H;s), 3.93(1.7H;s), 4.38(0.4H;s), 4.44(0.6
H;s), 4.68(0.4H;br), 5.27(0.6H;br), 7.19-7.58(9H;
m), 9.20(1H;s) MS(FAB,Pos.): 520(M+1) 実施例 11 3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]ウレイド]メチル]−2,3−ジ
ヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オン カルボニルジイミダゾール122mg及びトリエチルア
ミン0.15mlを塩化メチレン2mlに溶解し、3−
アミノメチル−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H
−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン133mgの塩
化メチレン2ml溶液を滴下した後、室温にて1時間攪
拌した。(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒ
ドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピルアミン塩酸塩322mg及びトリエチルア
ミン0.31mlを塩化メチレン4mlに溶解したもの
を加え、さらに室温にて一晩攪拌した。反応溶液に水5
0mlを加え酢酸エチル50mlで2回抽出した。有機
層を飽和炭酸水素ナトリウム水200ml、水200m
l及び飽和食塩水200mlで洗浄した後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し溶媒を留去した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル
/n−ヘキサン=5/1〜酢酸エチル)にて精製し、目
的物130mgを得た。
【0048】1H-NMR(CDCl3): 0.76-1.78(13H;m), 3.36-
3.51(2H;m), 3.82,3.90(3H;s), 3.75-4.12(5H;m), 4.23
(1H;br), 5.05,5.77(1H;d,J=5.4Hz), 5.97-6.01(1H;m),
7.13-7.56(9H;m), 9.16(1H;s) MS(FAB,Pos.): 577(M+1) 実施例 12 3−[[3−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]ウレイド]メチル]−1−メチル
−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オン 実施例11と同様の操作により3−アミノメチル−2,
3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンの替わりに3−アミノメチル−2,
3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,
4−ベンゾジアゼピン−2−オンを用いて目的物を36
%の収率で得た。
3.51(2H;m), 3.82,3.90(3H;s), 3.75-4.12(5H;m), 4.23
(1H;br), 5.05,5.77(1H;d,J=5.4Hz), 5.97-6.01(1H;m),
7.13-7.56(9H;m), 9.16(1H;s) MS(FAB,Pos.): 577(M+1) 実施例 12 3−[[3−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]ウレイド]メチル]−1−メチル
−5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オン 実施例11と同様の操作により3−アミノメチル−2,
3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンの替わりに3−アミノメチル−2,
3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,
4−ベンゾジアゼピン−2−オンを用いて目的物を36
%の収率で得た。
【0049】1H-NMR(CDCl3): 0.77-1.73(13H;m), 3.33-
3.45(2H;m), 3.44(3H;s), 3.75(1H;dd,J=6.4Hz,14.4H
z), 3.83-3.93(1H;m), 3.90(3H;s), 3.99-4.04(2H;q,J=
6.4Hz),4.13-4.23(2H;m), 5.31(1H;br), 6.85(1H;br),
7.08-7.69(9H;m) MS(FAB,Pos.): 591(M+1) 実施例 13 3−[[N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]カルバモイル]メチル]−2,3
−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン (1) N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパ
ラギン酸 α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジル
エステル 2−アミノベンゾフェノン2.77gをジメチルフォル
ムアミド130mlに溶解し、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール2.10g、N−t−ブトキシカルボニル−
L−アスパラギン酸 β−ベンジルエステル5.00g
及びN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド3.2
6gを加え、室温にて一晩攪拌した。反応溶液を濾過し
溶媒を留去した。得られた残渣に酢酸エチルを加え、再
び濾過し溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチル2
00mlに溶解し飽和炭酸水素ナトリウム水200m
l、水200ml及び飽和食塩水200mlで洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5〜1/3)にて
精製し、目的物1.88gを得た。
3.45(2H;m), 3.44(3H;s), 3.75(1H;dd,J=6.4Hz,14.4H
z), 3.83-3.93(1H;m), 3.90(3H;s), 3.99-4.04(2H;q,J=
6.4Hz),4.13-4.23(2H;m), 5.31(1H;br), 6.85(1H;br),
7.08-7.69(9H;m) MS(FAB,Pos.): 591(M+1) 実施例 13 3−[[N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]カルバモイル]メチル]−2,3
−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン (1) N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパ
ラギン酸 α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジル
エステル 2−アミノベンゾフェノン2.77gをジメチルフォル
ムアミド130mlに溶解し、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール2.10g、N−t−ブトキシカルボニル−
L−アスパラギン酸 β−ベンジルエステル5.00g
及びN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド3.2
6gを加え、室温にて一晩攪拌した。反応溶液を濾過し
溶媒を留去した。得られた残渣に酢酸エチルを加え、再
び濾過し溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチル2
00mlに溶解し飽和炭酸水素ナトリウム水200m
l、水200ml及び飽和食塩水200mlで洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5〜1/3)にて
精製し、目的物1.88gを得た。
【0050】1H-NMR(CDCl3): 1.48(9H;s), 2.83(1H;d,J
=17.2Hz), 3.28(1H;d,J=16.8Hz), 4.72(1H;br), 5.12(2
H;dd,J=25.6Hz,12.8Hz), 5.79(1H;br), 7.10(1H;t,J=7.
6Hz),7.32(5H;s), 7.47(2H;t,J=7.6Hz), 7.54-7.60(3H;
m), 7.69(2H;d,J=6.8Hz), 8.62(1H;d,J=8.8Hz), 11.60
(1H;s) (2) L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾフェノン
アミド β−ベンジルエステル N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸
α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジルエステル
1.86gを4規定塩化水素ジオキサン40mlに溶解
し室温にて1時間攪拌した。反応溶液を濃縮して得られ
た残渣を、酢酸エチル200mlに溶解し飽和炭酸水素
ナトリウム水200ml、水200ml及び飽和食塩水
200mlで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥後溶媒を留去し、目的物1.43gを得た。
=17.2Hz), 3.28(1H;d,J=16.8Hz), 4.72(1H;br), 5.12(2
H;dd,J=25.6Hz,12.8Hz), 5.79(1H;br), 7.10(1H;t,J=7.
6Hz),7.32(5H;s), 7.47(2H;t,J=7.6Hz), 7.54-7.60(3H;
m), 7.69(2H;d,J=6.8Hz), 8.62(1H;d,J=8.8Hz), 11.60
(1H;s) (2) L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾフェノン
アミド β−ベンジルエステル N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸
α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジルエステル
1.86gを4規定塩化水素ジオキサン40mlに溶解
し室温にて1時間攪拌した。反応溶液を濃縮して得られ
た残渣を、酢酸エチル200mlに溶解し飽和炭酸水素
ナトリウム水200ml、水200ml及び飽和食塩水
200mlで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥後溶媒を留去し、目的物1.43gを得た。
【0051】1H-NMR(CDCl3): 2.84-3.02(2H;m), 3.86(1
H;br), 5.14(2H,s), 7.00-7.77(8H;m), 7.30(5H;s), 8.
61(1H;d,J=8.0Hz), 11.92(1H,s) MS(FAB,Pos.): 403(M+1), 385(M+1-H2O) (3) ベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル)アセテート L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾフェノンアミド
β−ベンジルエステル1.43gを酢酸30mlに溶解
し酢酸アンモニウム1.29gを加え、50℃にて2時
間45分攪拌した。反応溶液を濃縮して得られた残渣
を、酢酸エチル50mlに溶解し飽和炭酸水素ナトリウ
ム水50ml、水50ml及び飽和食塩水50mlで洗
浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留
去した。得られた残渣を酢酸エチル/n−ヘキサンで結
晶化し、目的物0.47gを得た。
H;br), 5.14(2H,s), 7.00-7.77(8H;m), 7.30(5H;s), 8.
61(1H;d,J=8.0Hz), 11.92(1H,s) MS(FAB,Pos.): 403(M+1), 385(M+1-H2O) (3) ベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル)アセテート L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾフェノンアミド
β−ベンジルエステル1.43gを酢酸30mlに溶解
し酢酸アンモニウム1.29gを加え、50℃にて2時
間45分攪拌した。反応溶液を濃縮して得られた残渣
を、酢酸エチル50mlに溶解し飽和炭酸水素ナトリウ
ム水50ml、水50ml及び飽和食塩水50mlで洗
浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留
去した。得られた残渣を酢酸エチル/n−ヘキサンで結
晶化し、目的物0.47gを得た。
【0052】1H-NMR(CDCl3): 3.38(1H;dd,J=54.0,10.8H
z), 3.42(1H;dd,J=54.0,10.8Hz), 4.22(1H;t,J=5.4Hz),
5.20(2H;s), 7.14-7.56(14H;m), 8.74(1H,s) MS(EI,In Beam): 384(M+) (4) N−t−ブチルオキシカルボニル−D−アスパ
ラギン酸 α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジル
エステル 実施例13(1)と同様の操作によりN−t−ブトキシ
カルボニル−L−アスパラギン酸 β−ベンジルエステ
ルの替わりにN−t−ブトキシカルボニル−D−アスパ
ラギン酸 β−ベンジルエステルを用いて目的物を43
%の収率で得た。
z), 3.42(1H;dd,J=54.0,10.8Hz), 4.22(1H;t,J=5.4Hz),
5.20(2H;s), 7.14-7.56(14H;m), 8.74(1H,s) MS(EI,In Beam): 384(M+) (4) N−t−ブチルオキシカルボニル−D−アスパ
ラギン酸 α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジル
エステル 実施例13(1)と同様の操作によりN−t−ブトキシ
カルボニル−L−アスパラギン酸 β−ベンジルエステ
ルの替わりにN−t−ブトキシカルボニル−D−アスパ
ラギン酸 β−ベンジルエステルを用いて目的物を43
%の収率で得た。
【0053】1H-NMR(CDCl3): 1.48(9H;s), 2.83(1H;dd,
J=16.2Hz,5.4Hz), 3.27(1H;dd,J=16.2,5.4Hz), 4.72-4.
76(1H,m), 5.13(2H;dd,J=18.9,13.5Hz), 5.82(1H;d,J=1
0.8Hz), 7.11(1H;t,J=8.1Hz), 7.28-7.72(12H;m), 8.64
(1H;d,J=10.8Hz), 11.60(1H;s)MS(FAB,Pos): 503(M+1) (5) D−アスパラギン酸 α−2−ベンゾフェノン
アミド β−ベンジルエステル 実施例13(2)と同様の操作によりN−t−ブチルオ
キシカルボニル−L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾ
フェノンアミド β−ベンジルエステルの替わりにN−
t−ブチルオキシカルボニル−D−アスパラギン酸 α
−2−ベンゾフェノンアミド β−ベンジルエステルを
用いて目的物を96%の収率で得た。
J=16.2Hz,5.4Hz), 3.27(1H;dd,J=16.2,5.4Hz), 4.72-4.
76(1H,m), 5.13(2H;dd,J=18.9,13.5Hz), 5.82(1H;d,J=1
0.8Hz), 7.11(1H;t,J=8.1Hz), 7.28-7.72(12H;m), 8.64
(1H;d,J=10.8Hz), 11.60(1H;s)MS(FAB,Pos): 503(M+1) (5) D−アスパラギン酸 α−2−ベンゾフェノン
アミド β−ベンジルエステル 実施例13(2)と同様の操作によりN−t−ブチルオ
キシカルボニル−L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾ
フェノンアミド β−ベンジルエステルの替わりにN−
t−ブチルオキシカルボニル−D−アスパラギン酸 α
−2−ベンゾフェノンアミド β−ベンジルエステルを
用いて目的物を96%の収率で得た。
【0054】1H-NMR(CDCl3): 2.65-3.01(2H;m), 3.84(1
H;br), 5.12(2H,s), 7.00-7.77(8H;m), 7.30(5H;s), 8.
62(1H;d,J=8.0Hz), 11.92(1H;s) MS(FAB,Pos): 403(M+1) (6) ベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒドロ
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル)アセテート 実施例13(3)と同様の操作によりL−アスパラギン
酸 α−2−ベンゾフェノンアミド β−ベンジルエス
テルの替わりにD−アスパラギン酸α−2−ベンゾフェ
ノンアミド β−ベンジルエステルを用いて目的物を2
8%の収率で得た。
H;br), 5.12(2H,s), 7.00-7.77(8H;m), 7.30(5H;s), 8.
62(1H;d,J=8.0Hz), 11.92(1H;s) MS(FAB,Pos): 403(M+1) (6) ベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒドロ
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル)アセテート 実施例13(3)と同様の操作によりL−アスパラギン
酸 α−2−ベンゾフェノンアミド β−ベンジルエス
テルの替わりにD−アスパラギン酸α−2−ベンゾフェ
ノンアミド β−ベンジルエステルを用いて目的物を2
8%の収率で得た。
【0055】1H-NMR(CDCl3): 3.39(2H;dd,J=7.1,5.2H
z), 4.12(1H;t,J=7.1Hz), 5.19(2H;s),7.12-7.48(9H;
m), 7.34(5H;s), 9.40(1H;s) MS(EI,In Beam): 384(M+) (7) 2−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フ
ェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)
酢酸 ベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オ
キソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン
−3−イル)アセテート及びベンジル 2−((3R)
−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H
−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテートの
等量混合物0.38gをエタノール30mlに溶解し、
10%パラジウム/炭素約30mg及び蟻酸1.5ml
を加え、50℃にて3時間攪拌した。反応溶液をタルク
を用いて濾過し、溶媒を留去した。得られた残渣をエー
テルーn−ヘキサンを用いて結晶化し目的物0.20g
を得た。
z), 4.12(1H;t,J=7.1Hz), 5.19(2H;s),7.12-7.48(9H;
m), 7.34(5H;s), 9.40(1H;s) MS(EI,In Beam): 384(M+) (7) 2−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フ
ェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)
酢酸 ベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オ
キソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン
−3−イル)アセテート及びベンジル 2−((3R)
−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H
−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテートの
等量混合物0.38gをエタノール30mlに溶解し、
10%パラジウム/炭素約30mg及び蟻酸1.5ml
を加え、50℃にて3時間攪拌した。反応溶液をタルク
を用いて濾過し、溶媒を留去した。得られた残渣をエー
テルーn−ヘキサンを用いて結晶化し目的物0.20g
を得た。
【0056】1H-NMR(CDCl3-CD3OD): 3.02(1H;dd,J=18.
9,8.1Hz), 3.26(1H;dd,J=21.6,10.8Hz), 3.97(1H;t,J=
8.1Hz), 7.16-7.60(9H;m), 10.60(1H;s) MS(EI,In Beam): 294(M+) (8) 3−[[N−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]カルバモイル]メチル]
−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オン (1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ
−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロ
ピルアミン塩酸塩240mgをジメチルフォルムアミド
2mlに溶解し、これにトリエチルアミン0.23m
l、2−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニ
ル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸
0.20gのジメチルフォルムアミド2ml溶液、及び
ジフェニルリン酸アジド0.18mlを順次加え室温に
て3日間攪拌した。反応溶液を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液50mlにあけ、酢酸エチル50ml×2で抽出
した。有機層を水50ml、飽和食塩水50mlで順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液:酢酸エチル/n−ヘキサン=2/1〜3
/1)にて精製し、高極性化合物0.12g及び低極性
化合物0.16gを得た。
9,8.1Hz), 3.26(1H;dd,J=21.6,10.8Hz), 3.97(1H;t,J=
8.1Hz), 7.16-7.60(9H;m), 10.60(1H;s) MS(EI,In Beam): 294(M+) (8) 3−[[N−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]カルバモイル]メチル]
−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オン (1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ
−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロ
ピルアミン塩酸塩240mgをジメチルフォルムアミド
2mlに溶解し、これにトリエチルアミン0.23m
l、2−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニ
ル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸
0.20gのジメチルフォルムアミド2ml溶液、及び
ジフェニルリン酸アジド0.18mlを順次加え室温に
て3日間攪拌した。反応溶液を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液50mlにあけ、酢酸エチル50ml×2で抽出
した。有機層を水50ml、飽和食塩水50mlで順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液:酢酸エチル/n−ヘキサン=2/1〜3
/1)にて精製し、高極性化合物0.12g及び低極性
化合物0.16gを得た。
【0057】高極性化合物 Rf値 0.10(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.79-0/96(3H;m), 1.10-1.41(5H;m),
1.54-1.61(4H;m), 1.78(1H;d,J=12.4Hz), 3.06(1H;dd,J
=14.8,5.6Hz), 3.24(1H;dd,J=14.8,7.2Hz), 3.36-3.51
(2H;m), 3.80-3.85(1H;m), 3.87(3H;s), 4.11-4.24(2H;
m), 4.34(1H;d,J=4.4Hz), 6.96(1H;d,J=9.6Hz), 7.13-
7.53(9H;m), 9.01(1H;s) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.16(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.74-0.93(3H;m), 1.07-1.41(5H;m),
1.54-1.66(4H;m), 1.78(1H;d,J=12.4Hz), 3.14(1H;d,J=
6.0Hz), 3.34-3.49(2H;m), 3.81(3H;s), 3.87-3.94(1H;
m), 4.06-4.15(3H;m), 4.47(1H;d,J=4.4Hz), 7.15-7.54
(9H;m), 8.65(1H;s) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 実施例 14 3−[[N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]カルバモイル]メチル]−2,3
−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−2−オン (1) ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)アセテート 水素化ナトリウム(60%含有)48mgをジメチルフ
ォルムアミド2mlに懸濁し、これにベンジル 2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物0.
38gのジメチルフォルムアミド4ml溶液を加え、室
温にて30分攪拌した。これによう化メチル0.09m
lを加え、室温にて20分攪拌した。反応混合物を氷水
100mlにあけ、酢酸エチル100ml×2にて抽出
した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液100m
l、水100ml、飽和食塩水100mlで順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:酢酸エチル/ベンゼン=1/20〜1/1
0)にて精製し、目的物0.39gを得た。
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.79-0/96(3H;m), 1.10-1.41(5H;m),
1.54-1.61(4H;m), 1.78(1H;d,J=12.4Hz), 3.06(1H;dd,J
=14.8,5.6Hz), 3.24(1H;dd,J=14.8,7.2Hz), 3.36-3.51
(2H;m), 3.80-3.85(1H;m), 3.87(3H;s), 4.11-4.24(2H;
m), 4.34(1H;d,J=4.4Hz), 6.96(1H;d,J=9.6Hz), 7.13-
7.53(9H;m), 9.01(1H;s) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.16(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.74-0.93(3H;m), 1.07-1.41(5H;m),
1.54-1.66(4H;m), 1.78(1H;d,J=12.4Hz), 3.14(1H;d,J=
6.0Hz), 3.34-3.49(2H;m), 3.81(3H;s), 3.87-3.94(1H;
m), 4.06-4.15(3H;m), 4.47(1H;d,J=4.4Hz), 7.15-7.54
(9H;m), 8.65(1H;s) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 実施例 14 3−[[N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]カルバモイル]メチル]−2,3
−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−2−オン (1) ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)アセテート 水素化ナトリウム(60%含有)48mgをジメチルフ
ォルムアミド2mlに懸濁し、これにベンジル 2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物0.
38gのジメチルフォルムアミド4ml溶液を加え、室
温にて30分攪拌した。これによう化メチル0.09m
lを加え、室温にて20分攪拌した。反応混合物を氷水
100mlにあけ、酢酸エチル100ml×2にて抽出
した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液100m
l、水100ml、飽和食塩水100mlで順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:酢酸エチル/ベンゼン=1/20〜1/1
0)にて精製し、目的物0.39gを得た。
【0058】1H-NMR(CDCl3): 3.10-3.50(2H;m), 3.40(3
H;s), 4.15(1H;t,J=7.2Hz), 5.12(2H;s), 7.11-7.56(14
H;m) MS(EI,In Beam): 398(M+) (2) 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オ
キソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン
−3−イル)酢酸 実施例13(7)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル)アセテートを用いて目的物を64
%の収率で得た。
H;s), 4.15(1H;t,J=7.2Hz), 5.12(2H;s), 7.11-7.56(14
H;m) MS(EI,In Beam): 398(M+) (2) 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オ
キソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン
−3−イル)酢酸 実施例13(7)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル)アセテートを用いて目的物を64
%の収率で得た。
【0059】1H-NMR(DMSO-d6): 2.79-3.26(2H;m), 3.35
(3H;s), 3.94(1H;t,J=6.9Hz), 7.21-7.72(9H;m) MS(EI,In Beam): 308(M+) (3) 3−[[N−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]カルバモイル]メチル]
−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H
−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−(2,
3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル
−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸を
用いて目的物を64%の収率で得た(高極性化合物0.
13g及び低極性化合物0.14g)。
(3H;s), 3.94(1H;t,J=6.9Hz), 7.21-7.72(9H;m) MS(EI,In Beam): 308(M+) (3) 3−[[N−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]カルバモイル]メチル]
−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H
−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−(2,
3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル
−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸を
用いて目的物を64%の収率で得た(高極性化合物0.
13g及び低極性化合物0.14g)。
【0060】高極性化合物 Rf値 0.11(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.78-0.96(3H;m), 1.10-1.41(5H;m),
1.60-1.68(4H;m), 1.79(1H;d,J=12.8Hz), 3.09(1H;dd,J
=21.2,14.4Hz), 3.11(1H;dd,J=21.6,14.8Hz), 3.42(3H;
s), 3.38-3.50(2H;m), 3.91(3H;s), 4.09-4.16(3H;m),
6.99(1H;d,J=9.6Hz), 7.20-7.61(9H;m) MS(FAB,Pos.): 576(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.20(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.79-0.93(3H;m), 1.12-1.42(5H;m),
1.62-1.65(4H;m), 1.77(1H;d,J=20.4Hz), 3.09(1H;dd,J
=14.4,31.2Hz), 3.10(1H;dd,J=14.4,28.8Hz), 3.51(3H;
s), 3.30-3.56(1H;m), 3.76(3H;s), 3.86-3.91(1H;m),
4.05-4.10(2H;m),4.32(1H;d,J=6.4Hz), 7.17-7.61(10H;
m) MS(FAB,Pos.): 576(M+1) 実施例 15 3−[N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]カルバモイル]−2,3−ジヒド
ロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−
2−オン (1) 3−エトキシカルボニル−2,3−ジヒドロ−
2−オキソ−5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピン 2−アミノベンゾフェノン22.0gをピリジン100
mlに溶解し、ジエチルアミノマロネート 塩酸塩2
5.0gを加え7.5時間加熱還流した。溶媒を留去
し、得られた残渣を酢酸エチル300mlに溶解し、水
300mlで3回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られた残渣をアセ
トニトリルから再結晶し、目的物4.73gを得た。
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.78-0.96(3H;m), 1.10-1.41(5H;m),
1.60-1.68(4H;m), 1.79(1H;d,J=12.8Hz), 3.09(1H;dd,J
=21.2,14.4Hz), 3.11(1H;dd,J=21.6,14.8Hz), 3.42(3H;
s), 3.38-3.50(2H;m), 3.91(3H;s), 4.09-4.16(3H;m),
6.99(1H;d,J=9.6Hz), 7.20-7.61(9H;m) MS(FAB,Pos.): 576(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.20(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.79-0.93(3H;m), 1.12-1.42(5H;m),
1.62-1.65(4H;m), 1.77(1H;d,J=20.4Hz), 3.09(1H;dd,J
=14.4,31.2Hz), 3.10(1H;dd,J=14.4,28.8Hz), 3.51(3H;
s), 3.30-3.56(1H;m), 3.76(3H;s), 3.86-3.91(1H;m),
4.05-4.10(2H;m),4.32(1H;d,J=6.4Hz), 7.17-7.61(10H;
m) MS(FAB,Pos.): 576(M+1) 実施例 15 3−[N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]カルバモイル]−2,3−ジヒド
ロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−
2−オン (1) 3−エトキシカルボニル−2,3−ジヒドロ−
2−オキソ−5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピン 2−アミノベンゾフェノン22.0gをピリジン100
mlに溶解し、ジエチルアミノマロネート 塩酸塩2
5.0gを加え7.5時間加熱還流した。溶媒を留去
し、得られた残渣を酢酸エチル300mlに溶解し、水
300mlで3回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られた残渣をアセ
トニトリルから再結晶し、目的物4.73gを得た。
【0061】1H-NMR(CDCl3): 1.30(3H;t,J=8.4Hz), 4.3
5(2H;q,J=8.4Hz), 4.60(1H;s), 7.06-7.63(9H;m), 9.60
(1H;s) (2) 2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニル
−1H−ベンゾジアゼピン−3−イルカルボニルヒドラ
ジド 3−エトキシカルボニル−2,3−ジヒドロ−2−オキ
ソ−5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピン1.00g
をエタノール10mlに溶解し、ヒドラジン1水和物1
ml及びエタノール10mlを加え、室温にて一晩攪拌
した。反応混合物を濾過した後、得られた残渣をエタノ
ール及び酢酸エチルで洗浄し、目的物0.57gを得
た。
5(2H;q,J=8.4Hz), 4.60(1H;s), 7.06-7.63(9H;m), 9.60
(1H;s) (2) 2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニル
−1H−ベンゾジアゼピン−3−イルカルボニルヒドラ
ジド 3−エトキシカルボニル−2,3−ジヒドロ−2−オキ
ソ−5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピン1.00g
をエタノール10mlに溶解し、ヒドラジン1水和物1
ml及びエタノール10mlを加え、室温にて一晩攪拌
した。反応混合物を濾過した後、得られた残渣をエタノ
ール及び酢酸エチルで洗浄し、目的物0.57gを得
た。
【0062】(3) 3−[N−[(1S)−1−シク
ロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチ
ル−5−テトラゾリル)チオ]プロピル]カルバモイ
ル]−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−2−オン 2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−
ベンゾジアゼピン−3−イルカルボニルヒドラジド0.
50gをジメチルフォルムアミド5mlに溶解し−40
℃に冷却した。これに4規定塩化水素/ジオキサン1.
7ml及び亜硝酸イソアミル0.23mlを加え、−4
0℃にて40分間攪拌した。反応混合物を−78℃に冷
却しトリエチルアミン0.95mlを加え、さらに(1
S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3
−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピル
アミン塩酸塩534mg及びトリエチルアミン0.28
mlのジメチルフォルムアミド7ml溶液を加えて、4
℃にて一晩攪拌した。反応混合物の溶媒を留去し、得ら
れた残渣を酢酸エチル50mlに溶解した。これを水5
0ml、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50ml、水5
0ml、飽和食塩水50mlで順次洗浄した。得られた
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液:酢酸エチル/n−ヘキサン=2/1)にて精製し目
的物を76%の収率で得た(高極性化合物0.41g及
び低極性化合物0.30g)。
ロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチ
ル−5−テトラゾリル)チオ]プロピル]カルバモイ
ル]−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−2−オン 2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−
ベンゾジアゼピン−3−イルカルボニルヒドラジド0.
50gをジメチルフォルムアミド5mlに溶解し−40
℃に冷却した。これに4規定塩化水素/ジオキサン1.
7ml及び亜硝酸イソアミル0.23mlを加え、−4
0℃にて40分間攪拌した。反応混合物を−78℃に冷
却しトリエチルアミン0.95mlを加え、さらに(1
S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3
−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピル
アミン塩酸塩534mg及びトリエチルアミン0.28
mlのジメチルフォルムアミド7ml溶液を加えて、4
℃にて一晩攪拌した。反応混合物の溶媒を留去し、得ら
れた残渣を酢酸エチル50mlに溶解した。これを水5
0ml、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50ml、水5
0ml、飽和食塩水50mlで順次洗浄した。得られた
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液:酢酸エチル/n−ヘキサン=2/1)にて精製し目
的物を76%の収率で得た(高極性化合物0.41g及
び低極性化合物0.30g)。
【0063】高極性化合物 Rf値 0.13(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.87-1.88(13H;m), 3.48(1H;dd,J=14.
0,6.8Hz), 3.54(1H;d,J=5.6Hz), 3.68(1H;dd,J=34.8,1
4.4Hz), 3.69(1H;dd,J=34.8,14.4Hz), 3.90,3.92(3H;
s), 4.02(1H;bs), 4.20-4.28,4.42-4.49(1H;m), 4.34(1
H;s), 7.13-7.91(9H;m), 9.55,9.56(1H;s) MS(FAB,Pos.): 548(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.21(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.87-1.97(13H;m), 3.48(1H;dd,J=14.
0,6.8Hz), 3.54(1H;d,J=6.0Hz), 3.68(1H;dd,J=35.6,1
4.4Hz), 3.69(1H;dd,J=35.6,14.4Hz), 3.90,3.92(3H;
s), 4.02,4.09(1H;bs), 4.20-4.27,4.42-4.49(1H;m),
4.33(1H;s), 7.10-7.58(8H;m), 7.90,8.27(1H;d,J=9.6H
z), 9.63,9.66(1H;s) MS(FAB,Pos.): 548(M+1) 実施例 16 N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒド
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−
オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−3−カルボキサミド (1) 3−エトキシカルボニル−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−ベンゾ
ジアゼピン 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりに3−エトキシカルボニル−2,3−ジヒドロ−2
−オキソ−5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピンを用
いて目的物を60%の収率で得た。
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.87-1.88(13H;m), 3.48(1H;dd,J=14.
0,6.8Hz), 3.54(1H;d,J=5.6Hz), 3.68(1H;dd,J=34.8,1
4.4Hz), 3.69(1H;dd,J=34.8,14.4Hz), 3.90,3.92(3H;
s), 4.02(1H;bs), 4.20-4.28,4.42-4.49(1H;m), 4.34(1
H;s), 7.13-7.91(9H;m), 9.55,9.56(1H;s) MS(FAB,Pos.): 548(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.21(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.87-1.97(13H;m), 3.48(1H;dd,J=14.
0,6.8Hz), 3.54(1H;d,J=6.0Hz), 3.68(1H;dd,J=35.6,1
4.4Hz), 3.69(1H;dd,J=35.6,14.4Hz), 3.90,3.92(3H;
s), 4.02,4.09(1H;bs), 4.20-4.27,4.42-4.49(1H;m),
4.33(1H;s), 7.10-7.58(8H;m), 7.90,8.27(1H;d,J=9.6H
z), 9.63,9.66(1H;s) MS(FAB,Pos.): 548(M+1) 実施例 16 N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒド
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−
オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−3−カルボキサミド (1) 3−エトキシカルボニル−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−ベンゾ
ジアゼピン 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりに3−エトキシカルボニル−2,3−ジヒドロ−2
−オキソ−5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピンを用
いて目的物を60%の収率で得た。
【0064】1H-NMR(CDCl3): 1.37(3H;t,J=8.1Hz), 3.4
5(3H;s), 4.43(2H;q,J=8/1Hz), 4.53(1H;s), 7.16-7.70
(9H;m) MS(FAB,Pos.): 323(M+1) (2) 2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−
5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピン−3−イルカル
ボニルヒドラジド 実施例15(2)と同様の操作により3−エトキシカル
ボニル−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニル
−1H−ベンゾジアゼピンの替わりに3−エトキシカル
ボニル−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−
5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピンを用いて目的物
を53%の収率で得た。
5(3H;s), 4.43(2H;q,J=8/1Hz), 4.53(1H;s), 7.16-7.70
(9H;m) MS(FAB,Pos.): 323(M+1) (2) 2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−
5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピン−3−イルカル
ボニルヒドラジド 実施例15(2)と同様の操作により3−エトキシカル
ボニル−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェニル
−1H−ベンゾジアゼピンの替わりに3−エトキシカル
ボニル−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−
5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピンを用いて目的物
を53%の収率で得た。
【0065】1H-NMR(DMSO-d6): 1.06(3H;t,J=7.0Hz),
3.33(3H;s), 4.20(1H;s), 4.32(2H;q,J=7.0Hz), 4.49(2
H;bs), 7.29-7.80(9H;m), 9.38(1H;bs) MS(FAB,Pos.): 309(M+1) (3) N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−カルボキサミド 実施例15(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−2−オキソ−5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピン
−3−イルカルボニルヒドラジドの替わりに2,3−ジ
ヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H
−ベンゾジアゼピン−3−イルカルボニルヒドラジドを
用いて目的物を61%の収率で得た(高極性化合物0.
22g及び低極性化合物0.13g)。
3.33(3H;s), 4.20(1H;s), 4.32(2H;q,J=7.0Hz), 4.49(2
H;bs), 7.29-7.80(9H;m), 9.38(1H;bs) MS(FAB,Pos.): 309(M+1) (3) N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−カルボキサミド 実施例15(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−2−オキソ−5−フェニル−1H−ベンゾジアゼピン
−3−イルカルボニルヒドラジドの替わりに2,3−ジ
ヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H
−ベンゾジアゼピン−3−イルカルボニルヒドラジドを
用いて目的物を61%の収率で得た(高極性化合物0.
22g及び低極性化合物0.13g)。
【0066】高極性化合物 Rf値 0.16(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.88-1.88(13H;m), 3.42(3H;s), 3.48
(1H;q,J=6.8Hz), 3.64-3.78(2H;m), 3.93(3H;s), 3.94-
4.07(2H;m), 4.11-4.18, 4.42-4.47(1H;m), 4.35(1H;
s), 7.22-7.65(8H;m), 8.83(1H;d,J=10.0Hz) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.19(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.88-1.03(3H;m), 1.16-1.36(5H;m),
1.52-1.55(2H;m), 1.6-1.74(3H;m), 1.88-1.96(2H;m),
3.45(3H;s), 3.48(1H;q,J=7.2Hz), 3.54-3.56(2H;m),
3.93(3H;s), 4.14-4.15(2H;m), 4.32(1H;s), 4.90(1H;
d,J=6.4Hz), 7.21-7.65(8H;m), 8.22(1H;d,J=8.8Hz) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 実施例 17 N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒド
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−3−イル)プロピオンアミド (1) ベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ
−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,
4−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテート 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−3−イル)アセテートを用いて目的物を94%
の収率で得た。
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.88-1.88(13H;m), 3.42(3H;s), 3.48
(1H;q,J=6.8Hz), 3.64-3.78(2H;m), 3.93(3H;s), 3.94-
4.07(2H;m), 4.11-4.18, 4.42-4.47(1H;m), 4.35(1H;
s), 7.22-7.65(8H;m), 8.83(1H;d,J=10.0Hz) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.19(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.88-1.03(3H;m), 1.16-1.36(5H;m),
1.52-1.55(2H;m), 1.6-1.74(3H;m), 1.88-1.96(2H;m),
3.45(3H;s), 3.48(1H;q,J=7.2Hz), 3.54-3.56(2H;m),
3.93(3H;s), 4.14-4.15(2H;m), 4.32(1H;s), 4.90(1H;
d,J=6.4Hz), 7.21-7.65(8H;m), 8.22(1H;d,J=8.8Hz) MS(FAB,Pos.): 562(M+1) 実施例 17 N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒド
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−3−イル)プロピオンアミド (1) ベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ
−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,
4−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテート 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−3−イル)アセテートを用いて目的物を94%
の収率で得た。
【0067】(2) ベンジル 2−((3S)−2,
3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル
−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)プロピ
オネート ジイソプロピルアミン0.22mlをテトラヒドロフラ
ン2mlに溶解し、−78℃に冷却した後1.5Mn−
ブチルリチウム/n−ヘキサン0.68mlを加え、−
78℃にて15分間攪拌した。これにベンジル 2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキ
ソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−
3−イル)アセテート0.42gのテトラヒドロフラン
4ml溶液を加え、−78℃にて15分間攪拌した。こ
れによう化メチル0.10mlを加え、−78℃にて3
0分間攪拌した。反応混合物を0.1規定塩酸水溶液1
00mlに空け、酢酸エチル100ml×2で抽出し、
有機層を水100ml、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
100ml、水100ml、飽和食塩水100mlで順
次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒
を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/2
0)にて精製し、目的物0.21gを得た。
3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル
−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)プロピ
オネート ジイソプロピルアミン0.22mlをテトラヒドロフラ
ン2mlに溶解し、−78℃に冷却した後1.5Mn−
ブチルリチウム/n−ヘキサン0.68mlを加え、−
78℃にて15分間攪拌した。これにベンジル 2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキ
ソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−
3−イル)アセテート0.42gのテトラヒドロフラン
4ml溶液を加え、−78℃にて15分間攪拌した。こ
れによう化メチル0.10mlを加え、−78℃にて3
0分間攪拌した。反応混合物を0.1規定塩酸水溶液1
00mlに空け、酢酸エチル100ml×2で抽出し、
有機層を水100ml、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
100ml、水100ml、飽和食塩水100mlで順
次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒
を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/2
0)にて精製し、目的物0.21gを得た。
【0068】1H-NMR(CDCl3): 1.42(3H;d,J=7.1Hz), 3/4
0(3H;s), 3.60-3.93(2H;m), 5.16(2H;dd,J=23.0,10.6H
z), 7.17-7.65(14H;m) MS(EI,In Beam): 412(M+) (3) 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)プロピオン酸 実施例13(7)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−3−イル)プロピオネートを用い
て目的物を得た。
0(3H;s), 3.60-3.93(2H;m), 5.16(2H;dd,J=23.0,10.6H
z), 7.17-7.65(14H;m) MS(EI,In Beam): 412(M+) (3) 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)プロピオン酸 実施例13(7)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−3−イル)プロピオネートを用い
て目的物を得た。
【0069】(4) N−[(1S)−1−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピル]−2−((3S)−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)プ
ロピオンアミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−((3
S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)プロピオン酸を用いて目的物を77%の収率で得た
(高極性化合物0.07g及び低極性化合物0.15
g)。
シルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5
−テトラゾリル)チオ]プロピル]−2−((3S)−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)プ
ロピオンアミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−((3
S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)プロピオン酸を用いて目的物を77%の収率で得た
(高極性化合物0.07g及び低極性化合物0.15
g)。
【0070】高極性化合物 Rf値 0.05(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.80-1.01(3H;m), 1.05-1.43(5H;m),
1.34(3H;d,J=7.2Hz), 1.52-1.79(6H;m), 3.08-3.18(1H;
m), 3.39(3H;m), 3.41-3.55(2H;m), 3.70(1H;d,J=4.4H
z), 3.78-3.80(1H;m), 3.89(3H;s), 4.04(1H;d,J=6.8H
z), 4.09-4.14(1H;m), 7.21-7.64(8H;m), 7.98(1H;d,J=
8.4Hz) MS(FAB,Pos.): 590(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.18(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.80-0.99(3H;m), 1.09-1.42(5H;m),
1.36(3H;d,J=7.4Hz), 1.51-1.69(5H;m), 1.78(1H;d,J=1
2.4Hz), 3.31(1H;dd,J=9.2,7.2Hz), 3.38(3H;s),3.44-
3.55(2H;m), 3.83(1H;d,J=9.2Hz), 3.88-3.97(1H;m),
3.93(3H;s), 6.47(1H;d,J=8.8Hz), 7.19-7.63(9H;m) MS(FAB,Pos.): 590(M+1) 実施例 18 N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒド
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−3−イル)ヴァレルアミド (1) ベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ
−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,
4−ベンゾジアゼピン−3−イル)−4−ペンテノエー
ト 実施例17(2)と同様の操作によりよう化メチルの替
わりに臭化アリルを用いて目的物を50%の収率で得
た。
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.80-1.01(3H;m), 1.05-1.43(5H;m),
1.34(3H;d,J=7.2Hz), 1.52-1.79(6H;m), 3.08-3.18(1H;
m), 3.39(3H;m), 3.41-3.55(2H;m), 3.70(1H;d,J=4.4H
z), 3.78-3.80(1H;m), 3.89(3H;s), 4.04(1H;d,J=6.8H
z), 4.09-4.14(1H;m), 7.21-7.64(8H;m), 7.98(1H;d,J=
8.4Hz) MS(FAB,Pos.): 590(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.18(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.80-0.99(3H;m), 1.09-1.42(5H;m),
1.36(3H;d,J=7.4Hz), 1.51-1.69(5H;m), 1.78(1H;d,J=1
2.4Hz), 3.31(1H;dd,J=9.2,7.2Hz), 3.38(3H;s),3.44-
3.55(2H;m), 3.83(1H;d,J=9.2Hz), 3.88-3.97(1H;m),
3.93(3H;s), 6.47(1H;d,J=8.8Hz), 7.19-7.63(9H;m) MS(FAB,Pos.): 590(M+1) 実施例 18 N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒド
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−3−イル)ヴァレルアミド (1) ベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ
−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,
4−ベンゾジアゼピン−3−イル)−4−ペンテノエー
ト 実施例17(2)と同様の操作によりよう化メチルの替
わりに臭化アリルを用いて目的物を50%の収率で得
た。
【0071】1H-NMR(CDCl3): 2.55-2.84(2H;m), 3.40(3
H;s), 3.64-4.00(2H;m), 4.69-5.35(2H;m), 5.21(2H;
s), 5.45-6.00(1H;m), 7.10-7.68(14H;m) MS(FAB,Pos.): 439(M+1) (2) 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)ペンタン酸 実施例13(7)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−3−イル)−4−ペンテノエート
を用いて目的物を85%の収率で得た。
H;s), 3.64-4.00(2H;m), 4.69-5.35(2H;m), 5.21(2H;
s), 5.45-6.00(1H;m), 7.10-7.68(14H;m) MS(FAB,Pos.): 439(M+1) (2) 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)ペンタン酸 実施例13(7)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4
−ベンゾジアゼピン−3−イル)−4−ペンテノエート
を用いて目的物を85%の収率で得た。
【0072】MS(FAB,Pos.): 351(M+1) (3) N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ヴァレルアミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−((3
S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)ペンタン酸を用いて目的物を31%の収率で得た。
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ヴァレルアミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−((3
S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)ペンタン酸を用いて目的物を31%の収率で得た。
【0073】1H-NMR(CDCl3): 0.84-1.90(20H;m), 3.11-
3.31(2H;m), 3.39,3.50(3H;s), 3.74-3.85(1H;m), 3.9
2,3.95(3H;s), 4.22-4.39(1H;m), 4.55-4.77(1H;m), 4.
86(1H;d,J=8.1Hz), 6.22(1H;d,J=10.8Hz), 7.21-7.64(8
H;m), 8.10(1H;d,J=10.8Hz) MS(FAB,Pos.): 618(M+1) 実施例 19 (1)2−(ベンゾイルアニリノ)−N−(t−ブトキ
シカルボニル)−L−アスパラギン酸 β−ベンジルエ
ステル ジメチルホルムアミド150ml中にヒドロキシベンゾ
トリアゾニル4.46g,ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド7.43g及びN−(t−ブトキシカルボニル)−
L−アスパラギン酸 β−ベンジルエステル10.67
gを順次添加した後、2−アミノベンゾフェノン5.9
2gを加え室温にて一晩撹拌した。懸濁溶液を吸引濾過
して得られた濾液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10
0mlを注ぎ、酢酸エチル100mlで抽出した。得ら
れた有機層を精製水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢
酸エチル/n−ヘキサン=1/3)にて精製し、目的物
9.02gを得た。
3.31(2H;m), 3.39,3.50(3H;s), 3.74-3.85(1H;m), 3.9
2,3.95(3H;s), 4.22-4.39(1H;m), 4.55-4.77(1H;m), 4.
86(1H;d,J=8.1Hz), 6.22(1H;d,J=10.8Hz), 7.21-7.64(8
H;m), 8.10(1H;d,J=10.8Hz) MS(FAB,Pos.): 618(M+1) 実施例 19 (1)2−(ベンゾイルアニリノ)−N−(t−ブトキ
シカルボニル)−L−アスパラギン酸 β−ベンジルエ
ステル ジメチルホルムアミド150ml中にヒドロキシベンゾ
トリアゾニル4.46g,ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド7.43g及びN−(t−ブトキシカルボニル)−
L−アスパラギン酸 β−ベンジルエステル10.67
gを順次添加した後、2−アミノベンゾフェノン5.9
2gを加え室温にて一晩撹拌した。懸濁溶液を吸引濾過
して得られた濾液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10
0mlを注ぎ、酢酸エチル100mlで抽出した。得ら
れた有機層を精製水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢
酸エチル/n−ヘキサン=1/3)にて精製し、目的物
9.02gを得た。
【0074】1H-NMR(CDCl3): 1.47(9H;s), 3.10(2H;b
r), 4.70(1H;br), 5.11(2H;s), 5.85(1H;br), 6.95-7.6
3(13H;m), 8.62(1H;br), 11.60(1H;br) MS(FAB): 503(M++1) (2)(3R)−3−[(ベンジルオキシカルボニル)
メチル]−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 2−(ベンゾイルアニリノ)−N−(t−ブトキシカル
ボニル)−L−アスパラギン酸 β−ベンジルエステル
9.0gを4N塩酸−ジオキサン溶液160ml中に加
えて1時間室温撹拌した後、溶媒留去して生じた残渣に
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液150mlを加え、酢酸
エチル250mlで抽出した。有機層を精製水及び飽和
食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せた。溶媒留去して生じた油状物質にベンゼン150m
lを注ぎ、4時間加熱還流した。反応溶液に適量の精製
水を注ぎ、水洗した後、有機層を乾燥濃縮して生じた残
渣に少量のジイソプロピルエーテルで結晶化を図り、こ
れを濾取して目的物3.54gを得た。
r), 4.70(1H;br), 5.11(2H;s), 5.85(1H;br), 6.95-7.6
3(13H;m), 8.62(1H;br), 11.60(1H;br) MS(FAB): 503(M++1) (2)(3R)−3−[(ベンジルオキシカルボニル)
メチル]−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 2−(ベンゾイルアニリノ)−N−(t−ブトキシカル
ボニル)−L−アスパラギン酸 β−ベンジルエステル
9.0gを4N塩酸−ジオキサン溶液160ml中に加
えて1時間室温撹拌した後、溶媒留去して生じた残渣に
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液150mlを加え、酢酸
エチル250mlで抽出した。有機層を精製水及び飽和
食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せた。溶媒留去して生じた油状物質にベンゼン150m
lを注ぎ、4時間加熱還流した。反応溶液に適量の精製
水を注ぎ、水洗した後、有機層を乾燥濃縮して生じた残
渣に少量のジイソプロピルエーテルで結晶化を図り、こ
れを濾取して目的物3.54gを得た。
【0075】1H-NMR(CDCl3): 3.32-3.45(2H;m), 4.20(1
H;t,J=7.2Hz), 5.19(2H;s), 7.16-7.53(14H;m), 8.64(1
H;br) MS(FAB): 385(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 1746, 1688, 1612, 1174 (3)(3R)−3−[(ベンジルオキシカルボニル)
メチル]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニ
ル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例25(3)と同様の操作により、2,3−ジヒド
ロ−7−エチル−5−フェニルー1H−チエノ[2,3
−e][1,4]ジアゼピン−2−オンのかわりに(3
R)−3−[(ベンジルオキシカルボニル)メチル]−
2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−2−オンを用いて目的物を87%の収率
で得た。
H;t,J=7.2Hz), 5.19(2H;s), 7.16-7.53(14H;m), 8.64(1
H;br) MS(FAB): 385(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 1746, 1688, 1612, 1174 (3)(3R)−3−[(ベンジルオキシカルボニル)
メチル]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニ
ル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例25(3)と同様の操作により、2,3−ジヒド
ロ−7−エチル−5−フェニルー1H−チエノ[2,3
−e][1,4]ジアゼピン−2−オンのかわりに(3
R)−3−[(ベンジルオキシカルボニル)メチル]−
2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−2−オンを用いて目的物を87%の収率
で得た。
【0076】1H-NMR(CDCl3): 3.28-3.48(2H;m), 3.42(3
H;s), 4.16(1H;t,J=8.0Hz), 5.15(2H;d,J=2.0Hz), 7.14
-7.66(14H;m) MS(EI,In Beam): 398 (4)2−[(3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル]−3−フェニル プロピオン酸ベ
ンジルエステル アルゴンガス気流下−78℃においてジイソプロピルア
ミン0.34ml、ブチルリチウム−ヘキサン溶液1.
42mlを含むテトラヒドロフラン(THF)10ml
中に(3R)−3−[(ベンジルオキシカルボニル)メ
チル]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル
−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン0.8g
を含有するTHF3mlを滴下して15分間撹拌した。
続いてベンジルブロミド2.38mlを滴下し、1時間
室温撹拌した後、0.1N塩酸100ml及び酢酸エチ
ル100ml溶液中に注ぎ、有機層を無水硫酸マグネシ
ウムにて乾燥させた。溶媒を留去して生じた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ベンゼン/
酢酸エチル=50/1)で精製し、目的物0.35gを
得た。
H;s), 4.16(1H;t,J=8.0Hz), 5.15(2H;d,J=2.0Hz), 7.14
-7.66(14H;m) MS(EI,In Beam): 398 (4)2−[(3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル]−3−フェニル プロピオン酸ベ
ンジルエステル アルゴンガス気流下−78℃においてジイソプロピルア
ミン0.34ml、ブチルリチウム−ヘキサン溶液1.
42mlを含むテトラヒドロフラン(THF)10ml
中に(3R)−3−[(ベンジルオキシカルボニル)メ
チル]−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル
−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン0.8g
を含有するTHF3mlを滴下して15分間撹拌した。
続いてベンジルブロミド2.38mlを滴下し、1時間
室温撹拌した後、0.1N塩酸100ml及び酢酸エチ
ル100ml溶液中に注ぎ、有機層を無水硫酸マグネシ
ウムにて乾燥させた。溶媒を留去して生じた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ベンゼン/
酢酸エチル=50/1)で精製し、目的物0.35gを
得た。
【0077】1H-NMR(CDCl3): 2.85-3.15(2H;m), 3.38(3
H;s), 3.80-4.02(2H;m), 5.00(2H;q.J=12.6Hz), 6.98-
7.53(19H;m) MS(EI,In Beam): 489 (5)2−[(3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル]−3−フェニルプロピオン酸 2−[(3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−
オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−3−イル]−3−フェニルプロピオン酸ベンジルエ
ステル0.3gをエタノール15ml中に加えた溶液に
10%パラジウム炭素を触媒量添加して50℃で一晩加
熱した。反応後、セライドで触媒を濾去し、得られた濾
液を濃縮して目的物0.24gが得られた。
H;s), 3.80-4.02(2H;m), 5.00(2H;q.J=12.6Hz), 6.98-
7.53(19H;m) MS(EI,In Beam): 489 (5)2−[(3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−3−イル]−3−フェニルプロピオン酸 2−[(3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−
オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−3−イル]−3−フェニルプロピオン酸ベンジルエ
ステル0.3gをエタノール15ml中に加えた溶液に
10%パラジウム炭素を触媒量添加して50℃で一晩加
熱した。反応後、セライドで触媒を濾去し、得られた濾
液を濃縮して目的物0.24gが得られた。
【0078】1H-NMR(CDCl3): 3.20-3.84(4H;m), 3.44(3
H;s), 5.10(1H;br), 7.26-7.66(14H;m) MS(FAB): 399(M++1) (6)N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−2−[(3S)−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル]−3−フェニル
プロピオンアミド 2−[(3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−
オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−3−イル]−3−フェニルプロピオン酸0.2g及
び(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキ
シ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プ
ロピルアミン塩酸塩0.33gをジメチルホルムアミド
5ml中に溶かし、氷冷下ジフェニルリン酸アジド0.
13ml及びトリエチルアミン0.08mlを添加し、
室温にて一晩撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液50mlを注ぎ、酢酸エチル50mlで抽出
した後、精製水50ml及び飽和食塩水50mlで洗浄
した。無水硫酸マグネシウムで有機層を乾燥させた後、
溶媒留去により生じた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液;酢酸エチル/ヘキサン=1/1)
で精製し、目的物0.03gを得た。
H;s), 5.10(1H;br), 7.26-7.66(14H;m) MS(FAB): 399(M++1) (6)N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−2−[(3S)−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル]−3−フェニル
プロピオンアミド 2−[(3S)−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−
オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−3−イル]−3−フェニルプロピオン酸0.2g及
び(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキ
シ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プ
ロピルアミン塩酸塩0.33gをジメチルホルムアミド
5ml中に溶かし、氷冷下ジフェニルリン酸アジド0.
13ml及びトリエチルアミン0.08mlを添加し、
室温にて一晩撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液50mlを注ぎ、酢酸エチル50mlで抽出
した後、精製水50ml及び飽和食塩水50mlで洗浄
した。無水硫酸マグネシウムで有機層を乾燥させた後、
溶媒留去により生じた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液;酢酸エチル/ヘキサン=1/1)
で精製し、目的物0.03gを得た。
【0079】MS(FAB): 666(M++1) 実施例 20 (1)2,3−ジヒドロ−1−エチル−5−フェニル−
1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 0℃に冷却されたトルエン40ml中に触媒量のAll
iquat336、ヨウ化エチル1.2ml、50%水
酸化ナトリウム水溶液15ml、2,3−ジヒドロ−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オ
ン2.36gを順次添加し、4時間室温撹拌した。反応
後、精製水50ml及び酢酸エチル50mlを注いで分
液した後、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥させた。溶媒留去により生じ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;クロロホルム)により精製し、目的物1.27gを
得た。
1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 0℃に冷却されたトルエン40ml中に触媒量のAll
iquat336、ヨウ化エチル1.2ml、50%水
酸化ナトリウム水溶液15ml、2,3−ジヒドロ−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オ
ン2.36gを順次添加し、4時間室温撹拌した。反応
後、精製水50ml及び酢酸エチル50mlを注いで分
液した後、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥させた。溶媒留去により生じ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;クロロホルム)により精製し、目的物1.27gを
得た。
【0080】1H-NMR(CDCl3): 1.13(3H;t,J=6.0Hz), 4.2
7(2H;q,J=6.0Hz), 3.64-4.45(2H;m),7.12-7.68(9H;m) MS(GC): 264(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 2966, 2952, 1674, 1610 (2)2,3−ジヒドロ−1−エチル−3−オキシミド
−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2
−オン アルゴン気流下でトルエン30ml中に2,3−ジヒド
ロ−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−2−オン1.83gを添加し、−20℃に
おいてt−ブトキシカリウム2.0gを加えて10分間
撹拌した。続いて亜硝酸アミル1.1mlを滴下し1時
間撹拌した後、冷却した混合液(精製水60ml、酢酸
4ml及び酢酸エチル60ml)を注いだ。有機層を分
取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去する
ことにより目的物1.79gを得た。
7(2H;q,J=6.0Hz), 3.64-4.45(2H;m),7.12-7.68(9H;m) MS(GC): 264(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 2966, 2952, 1674, 1610 (2)2,3−ジヒドロ−1−エチル−3−オキシミド
−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2
−オン アルゴン気流下でトルエン30ml中に2,3−ジヒド
ロ−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−2−オン1.83gを添加し、−20℃に
おいてt−ブトキシカリウム2.0gを加えて10分間
撹拌した。続いて亜硝酸アミル1.1mlを滴下し1時
間撹拌した後、冷却した混合液(精製水60ml、酢酸
4ml及び酢酸エチル60ml)を注いだ。有機層を分
取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去する
ことにより目的物1.79gを得た。
【0081】1H-NMR(CDCl3): 1.13(3H;t,J=10.8Hz), 4.
08(2H;br), 7.10-7.86(9H;m), 8.12(1H;m) MS(EI,In Beam): 293(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3300, 1684, 1610, 698 (3)3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−エチル−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オ
ン 2,3−ジヒドロ−1−エチル−3−オキシミド−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
1.73gをメタノール20ml中に溶かし、5%ルテ
ニウム炭素0.43gを添加した後、水素ガス存在下、
70℃4.2気圧の加圧条件下で一晩撹拌した。触媒を
濾去して得られた濾液を濃縮し、生じた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロホルム)
により精製し、目的物0.83gを得た。
08(2H;br), 7.10-7.86(9H;m), 8.12(1H;m) MS(EI,In Beam): 293(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3300, 1684, 1610, 698 (3)3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−エチル−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オ
ン 2,3−ジヒドロ−1−エチル−3−オキシミド−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
1.73gをメタノール20ml中に溶かし、5%ルテ
ニウム炭素0.43gを添加した後、水素ガス存在下、
70℃4.2気圧の加圧条件下で一晩撹拌した。触媒を
濾去して得られた濾液を濃縮し、生じた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロホルム)
により精製し、目的物0.83gを得た。
【0082】1H-NMR(CDCl3): 1.66-1.26(3H;m), 3.67-
4.43(3H;m), 7.10-7.67(9H;m) MS(EI,In Beam): 279(M+) (4)(3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘ
キシルメチル−2−ヒドロキシ−2−イソプロピルオキ
シカルボニル]エチルウレイド]−1,3−ジヒドロ−
1−エチル−5−フェニル−2H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により、(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−エ
チル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン
−2−オン及び3−アミノ−(3S)−3−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシプロピオン酸イソプロピル
エステル塩酸塩を用いて目的物を51%の収率で得た。
4.43(3H;m), 7.10-7.67(9H;m) MS(EI,In Beam): 279(M+) (4)(3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘ
キシルメチル−2−ヒドロキシ−2−イソプロピルオキ
シカルボニル]エチルウレイド]−1,3−ジヒドロ−
1−エチル−5−フェニル−2H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により、(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−エ
チル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン
−2−オン及び3−アミノ−(3S)−3−シクロヘキ
シルメチル−2−ヒドロキシプロピオン酸イソプロピル
エステル塩酸塩を用いて目的物を51%の収率で得た。
【0083】MS(FAB): 549(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3412, 2940, 1738, 1680, 1106 実施例21(1) 1−アリル−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作によりヨウ化エチルのか
わりにアリルブロミドを用いて目的物を94%の収率で
得た。
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作によりヨウ化エチルのか
わりにアリルブロミドを用いて目的物を94%の収率で
得た。
【0084】1H-NMR(CDCl3):4.36(2H;q,J=10.8Hz),4.58
(2H;q,J=16.2Hz),5.08-5.24(2H;m),5.76-5.96(1H;m),7.
12-7.68(9H;m) MS(GC): 276(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 1682, 1612, 786 実施例21(2) 1−アリル−2,3−ジヒドロ−3−オキシミド−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジビドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに1−アリル−2,3−ジ
ヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オンを用いて目的物を25%の収率で得た。
(2H;q,J=16.2Hz),5.08-5.24(2H;m),5.76-5.96(1H;m),7.
12-7.68(9H;m) MS(GC): 276(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 1682, 1612, 786 実施例21(2) 1−アリル−2,3−ジヒドロ−3−オキシミド−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジビドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに1−アリル−2,3−ジ
ヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オンを用いて目的物を25%の収率で得た。
【0085】1H-NMR(CDCl3): 1.67(1H;br),4.62(2H;b
r),5.13-5.30(2H;m),5.78-6.00(1H;m),7.14-8.90(9H;m) MS(EI,In Beam): 305(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3300, 1684, 1644, 1610, 696 実施例21(3) 3−アミノ−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1−プ
ロピル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジビドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに1−ア
リル−2,3−ジヒドロ−3−オキシミド−5−フェニ
ル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンを用い
て目的物を57%の収率で得た。
r),5.13-5.30(2H;m),5.78-6.00(1H;m),7.14-8.90(9H;m) MS(EI,In Beam): 305(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3300, 1684, 1644, 1610, 696 実施例21(3) 3−アミノ−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1−プ
ロピル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジビドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに1−ア
リル−2,3−ジヒドロ−3−オキシミド−5−フェニ
ル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンを用い
て目的物を57%の収率で得た。
【0086】1H-NMR(CDCl3): 0.96(3H;t,J=10.8Hz),1.3
5-1.69(2H;m),2.42(2H;br),3.56-3.74(1H;m),4.16-4.44
(1H;m),4.50(1H;br),7.16-7.70(9H;m) MS(EI,In Beam): 293(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3408, 2980, 1680, 1606 実施例21(4) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−2,3−ジヒドロ−5
−フェニル−1−プロピル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1−シクロ
ヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル
−5−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のか
わりに3−アミノ−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−
1−プロピル−1H−ベンゾジアゼピン−2−オン及び
3−アミノ−(3S)−3−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシプロピオン酸イソプロピルエステル塩酸塩
を用いて目的物を24%の収率で得た。
5-1.69(2H;m),2.42(2H;br),3.56-3.74(1H;m),4.16-4.44
(1H;m),4.50(1H;br),7.16-7.70(9H;m) MS(EI,In Beam): 293(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3408, 2980, 1680, 1606 実施例21(4) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−2,3−ジヒドロ−5
−フェニル−1−プロピル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1−シクロ
ヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル
−5−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩酸塩のか
わりに3−アミノ−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−
1−プロピル−1H−ベンゾジアゼピン−2−オン及び
3−アミノ−(3S)−3−シクロヘキシルメチル−2
−ヒドロキシプロピオン酸イソプロピルエステル塩酸塩
を用いて目的物を24%の収率で得た。
【0087】MS(FAB):FAB 563(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3412, 2984, 1734, 1674 実施例22(1) 2,3−ジヒドロ−1−イソプロピル−5−フェニル−
1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(1)と同様の操作によりヨウ化エチルのか
わりにヨウ化イソプロピルを用いて目的物を39%の収
率で得た。
1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(1)と同様の操作によりヨウ化エチルのか
わりにヨウ化イソプロピルを用いて目的物を39%の収
率で得た。
【0088】1H-NMR(CDCl3): 1.24(3H;d,J=7.2Hz),3.69
(1H;d,J=10.4Hz),4.48-4.78(3H,m),7.20-7.69(9H;m) MS(GC): 278(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 2988, 1674, 706 実施例22(2) 2,3−ジヒドロ−1−イソプロピル−3−オキシミド
−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2
−オン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに2,3−ジヒドロ−1−
イソプロピル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンを用いて目的物を79%の収率で得
た。
(1H;d,J=10.4Hz),4.48-4.78(3H,m),7.20-7.69(9H;m) MS(GC): 278(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 2988, 1674, 706 実施例22(2) 2,3−ジヒドロ−1−イソプロピル−3−オキシミド
−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2
−オン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに2,3−ジヒドロ−1−
イソプロピル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンを用いて目的物を79%の収率で得
た。
【0089】1H-NMR(CDCl3): 1.33(3H;d,J=7.9Hz),1.57
(3H;d,J=7.6Hz),4.49(1H:h,J=7.6Hz),7.23-7.86(9H;m),
10.68(1H,s) MS(EI,In Beam): 307(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3272, 3072, 1654, 1610, 698 実施例22(3) 3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−イソプロピル−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オ
ン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに2,3
−ジヒドロ−1−イソプロピル−3−オキシミド−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
を用いて目的物を28%の収率で得た。
(3H;d,J=7.6Hz),4.49(1H:h,J=7.6Hz),7.23-7.86(9H;m),
10.68(1H,s) MS(EI,In Beam): 307(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3272, 3072, 1654, 1610, 698 実施例22(3) 3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−イソプロピル−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オ
ン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに2,3
−ジヒドロ−1−イソプロピル−3−オキシミド−5−
フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
を用いて目的物を28%の収率で得た。
【0090】1H-NMR(CDCl3): 1.25(3H;d,J=7.6Hz),1.50
(3H;d,J=7.6Hz),2.56(2H;br),4.44(1H;s),4.59(1H;h,J=
7.6Hz),7.15-7.69(9H;m) MS(EI,In Beam): 293(M+) 実施例22(4) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−2,3−ジヒドロ−1
−イソプロピル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−イ
ソプロピル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン及び3−アミノ−(3S)−3−シク
ロヘキシルメチル−2−ヒドロキシプロピオン酸イソプ
ロピルエステル塩酸塩を用いて目的物を10%の収率で
得た。
(3H;d,J=7.6Hz),2.56(2H;br),4.44(1H;s),4.59(1H;h,J=
7.6Hz),7.15-7.69(9H;m) MS(EI,In Beam): 293(M+) 実施例22(4) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−2,3−ジヒドロ−1
−イソプロピル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−イ
ソプロピル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン及び3−アミノ−(3S)−3−シク
ロヘキシルメチル−2−ヒドロキシプロピオン酸イソプ
ロピルエステル塩酸塩を用いて目的物を10%の収率で
得た。
【0091】MS(m/z):FAB 563(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3416, 2992, 1736, 1676 実施例23(1) 1−ベンジル−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H
−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作によりヨウ化エチルのか
わりにベンジルブロミドを用いて目的物を94%の収率
で得た。
−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作によりヨウ化エチルのか
わりにベンジルブロミドを用いて目的物を94%の収率
で得た。
【0092】1H-NMR(CDCl3): 4.37(2H;q,J=10Hz),5.22
(2H;q,J=16Hz),6.92-7.52(14H;m) MS(EI,In Beam): 326(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3456, 1674, 754, 702 実施例23(2) 1−ベンジル−2,3−ジヒドロ−3−オキシミド−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オ
ン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに1−ベンジル−2,3−
ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼ
ピン−2−オンを用いて目的物を75%の収率で得た。
(2H;q,J=16Hz),6.92-7.52(14H;m) MS(EI,In Beam): 326(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3456, 1674, 754, 702 実施例23(2) 1−ベンジル−2,3−ジヒドロ−3−オキシミド−5
−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オ
ン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに1−ベンジル−2,3−
ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼ
ピン−2−オンを用いて目的物を75%の収率で得た。
【0093】1H-NMR(CDCl3): 4.96(1H;br),5.58(1H;b
r),5.48-5.76(1H;m),6.94-7.31(14H;m),8.04(1H;br) MS(EI,In Beam): 355(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3328, 1682, 1608, 698 実施例23(3) 3−アミノ−1−ベンジル−2,3−ジヒドロ−5−フ
ェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに1−ベ
ンジル−2,3−ジヒドロ−3−オキシミド−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンを用
いて目的物を36%の収率で得た。
r),5.48-5.76(1H;m),6.94-7.31(14H;m),8.04(1H;br) MS(EI,In Beam): 355(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3328, 1682, 1608, 698 実施例23(3) 3−アミノ−1−ベンジル−2,3−ジヒドロ−5−フ
ェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに1−ベ
ンジル−2,3−ジヒドロ−3−オキシミド−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンを用
いて目的物を36%の収率で得た。
【0094】1H-NMR(CDCl3): 2.32(2H;br),4.61(1H;b
r),5.26(2H;q,J=16.2Hz),6.95-7.54(15H;m) MS(FAB): 342(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3412, 1672, 1608, 700 実施例23(4) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−1−ベンジル−2,3
−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−1−ベンジル−2,3−ジ
ヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オン及び3−アミノ−(3S)−3−シクロヘ
キシルメチル−2−ヒドロキシプロピオン酸 イソプロ
ピルエステル塩酸塩を用いて目的物を23%の収率で得
た。
r),5.26(2H;q,J=16.2Hz),6.95-7.54(15H;m) MS(FAB): 342(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3412, 1672, 1608, 700 実施例23(4) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−1−ベンジル−2,3
−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−1−ベンジル−2,3−ジ
ヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オン及び3−アミノ−(3S)−3−シクロヘ
キシルメチル−2−ヒドロキシプロピオン酸 イソプロ
ピルエステル塩酸塩を用いて目的物を23%の収率で得
た。
【0095】MS(m/z): 611(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3412, 2936, 1736, 1666, 698 実施例24(1) 2−[(2−ブロモアセチル)アミノ]−5−クロロベ
ンゾフェノン 2−アミノ−5−クロロベンゾフェノン4.63gをジ
クロロメタン20ml精製水2ml混液中に加え、−1
0℃においてプロモアセチルブロミド2mlを含むジク
ロロメタン溶液8mlを滴下し、8時間室温撹拌した。
精製水40mlで水洗いして得られる有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後溶媒留去により生じた残渣を
冷却してヘキサンにて結晶化を図り目的物6.04gを
得た。
ンゾフェノン 2−アミノ−5−クロロベンゾフェノン4.63gをジ
クロロメタン20ml精製水2ml混液中に加え、−1
0℃においてプロモアセチルブロミド2mlを含むジク
ロロメタン溶液8mlを滴下し、8時間室温撹拌した。
精製水40mlで水洗いして得られる有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後溶媒留去により生じた残渣を
冷却してヘキサンにて結晶化を図り目的物6.04gを
得た。
【0096】1H-NMR(CDCl3): 4.02(2H;s),7.41-7.80(7
H;m),8.52-8.63(1H;m) MS(EI,In Beam): 352(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3240, 1688, 1636 実施例24(2) 7−クロロ−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾアゼピン−2−オン 2−[(2−ブロモアセチル)アミノ]−5−クロロベ
ンゾフェノン5.92gをメタノール100ml中に溶
かし、−10℃で冷却下、アンモニアガスを吹き込みな
がら撹拌した。2時間後 反応溶液を室温まで戻し、3
時間加熱還流した。溶媒を留去して得られた残渣に冷却
精製水を加え、生じた結晶を濾取することにより目的物
3.15gを得た。
H;m),8.52-8.63(1H;m) MS(EI,In Beam): 352(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3240, 1688, 1636 実施例24(2) 7−クロロ−2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾアゼピン−2−オン 2−[(2−ブロモアセチル)アミノ]−5−クロロベ
ンゾフェノン5.92gをメタノール100ml中に溶
かし、−10℃で冷却下、アンモニアガスを吹き込みな
がら撹拌した。2時間後 反応溶液を室温まで戻し、3
時間加熱還流した。溶媒を留去して得られた残渣に冷却
精製水を加え、生じた結晶を濾取することにより目的物
3.15gを得た。
【0097】1H-NMR(DMSO-d6): 4.17(2H;br,),7.20-7.7
1(8H;m),10.65(1H;br) MS(EI,In Beam): 270(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3200, 2968, 1686 実施例24(3) 7−クロロ−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(1)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2
−オン及びヨウ化エチルのかわりに7−クロロ−2,3
−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン及びヨウ化メチルを用いて目的物を9
0%の収率で得た。
1(8H;m),10.65(1H;br) MS(EI,In Beam): 270(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3200, 2968, 1686 実施例24(3) 7−クロロ−2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例20(1)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2
−オン及びヨウ化エチルのかわりに7−クロロ−2,3
−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン及びヨウ化メチルを用いて目的物を9
0%の収率で得た。
【0098】1H-NMR(CDCl3): 3.40(3H;s),3.78(1H;d,J=
10.8Hz),4.85(1H;d,J=10.8Hz),7.25-7.64(8H;m) MS(EI,In Beam): 284(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 1684, 1614, 1486, 700 実施例24(4) 7−クロロ−2,3−ジヒドロ−1−メチル−3−オキ
シミド−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに7−クロロ−2,3−ジ
ヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オンを用いて目的物を98%の収
率で得た。
10.8Hz),4.85(1H;d,J=10.8Hz),7.25-7.64(8H;m) MS(EI,In Beam): 284(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 1684, 1614, 1486, 700 実施例24(4) 7−クロロ−2,3−ジヒドロ−1−メチル−3−オキ
シミド−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに7−クロロ−2,3−ジ
ヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−オンを用いて目的物を98%の収
率で得た。
【0099】1H-NMR(CDCl3): 3.44(3H;s),7.22-7.88(9
H;m) MS(EI,In Beam): 313(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3340,2972,1682,1614,698 実施例24(5) 3−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−
2−オン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに7−ク
ロロ−2,3−ジヒドロ−1−メチル−3−オキシミド
−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2
−オンを用いて目的物を41%の収率で得た。
H;m) MS(EI,In Beam): 313(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3340,2972,1682,1614,698 実施例24(5) 3−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−
2−オン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに7−ク
ロロ−2,3−ジヒドロ−1−メチル−3−オキシミド
−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−2
−オンを用いて目的物を41%の収率で得た。
【0100】1H-NMR(CDCl3): 3.44(3H;s),4.25(1H;br),
7.27-7.65(8H;m) MS(GC): 299(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3400, 1686, 1600, 700 実施例24(6) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−7−クロロ−2,3−
ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4−
ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]フロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−2−オン及び3−アミノ−(3S)−3
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシプロピオン酸
イソプロピル塩酸塩を用いて目的物を54%の収率で
得た。
7.27-7.65(8H;m) MS(GC): 299(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3400, 1686, 1600, 700 実施例24(6) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−7−クロロ−2,3−
ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4−
ベンゾジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]フロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−7−クロロ−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−2−オン及び3−アミノ−(3S)−3
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシプロピオン酸
イソプロピル塩酸塩を用いて目的物を54%の収率で
得た。
【0101】MS(FAB): 569(M++1) IR νmax(KBr)cm-1: 3410, 2936, 2856, 1740, 1680 実施例25(1) 3−ベンゾイル−2−[(2−ブロモアセチル)アミ
ノ]−5−エチルチオフェン 実施例24(1)と同様の操作により2−アミノ−5−
クロロベンゾフェノンンのかわりに2−アミノ−3−ベ
ンゾイル−5−エチルチオフェンを用いて目的物を94
%の収率で得た。
ノ]−5−エチルチオフェン 実施例24(1)と同様の操作により2−アミノ−5−
クロロベンゾフェノンンのかわりに2−アミノ−3−ベ
ンゾイル−5−エチルチオフェンを用いて目的物を94
%の収率で得た。
【0102】1H-NMR(CDCl3): 1.29(3H;t,J=7,2Hz),2.76
(2H;q,J=7,2Hz),4.11(2H;s),6.80-6.83(1H;m),7.41-7.8
0(5H;m),12.71(1H;br) MS(EI,In Beam): 352(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3200,1680,1618,1534 実施例25(2) 2,3−ジヒドロ−7−エチル−5−フェニル−1H−
チエノ[2,3−e][1,4]ジアゼピン−2−オン 実施例24(2)の製法に準じて2−[(2−ブロモア
セチル)アミノ]−5−クロロベンゾフェノンのかわり
に3−ベンゾイル−5−エチルチオフェンを用いて低温
下(−10℃)アンモニアガスを2時間かけて吹き込ん
だ後一晩攪袢し、同様の操作で後処理を行うことにより
目的物を15%の収率で得た。
(2H;q,J=7,2Hz),4.11(2H;s),6.80-6.83(1H;m),7.41-7.8
0(5H;m),12.71(1H;br) MS(EI,In Beam): 352(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3200,1680,1618,1534 実施例25(2) 2,3−ジヒドロ−7−エチル−5−フェニル−1H−
チエノ[2,3−e][1,4]ジアゼピン−2−オン 実施例24(2)の製法に準じて2−[(2−ブロモア
セチル)アミノ]−5−クロロベンゾフェノンのかわり
に3−ベンゾイル−5−エチルチオフェンを用いて低温
下(−10℃)アンモニアガスを2時間かけて吹き込ん
だ後一晩攪袢し、同様の操作で後処理を行うことにより
目的物を15%の収率で得た。
【0103】1H-NMR(CDCl3): 1.20(3H;t,J=7.2Hz),2.74
(2H;q,J=7.2Hz),4.21(2H;s),6.52-6.54(1H;m),7.36-7.6
5(5H;m),11.16(1H;br) MS(EI,In Beam): 270(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3080,2848,1690,1496 実施例25(3) 2,3−ジヒドロ−7−エチル−1−メチル−5−フェ
ニル−1H−チエノ[2,3−e][1,4]ジアゼピ
ン−2−オン 60%水素化ナトリウム0.24gにジメチルホルムア
ミド15mlを加え、氷冷下にて懸濁した後、2,3−
ジヒドロ−7−エチル−5−フェニル−1H−チエノ
[2,3−e][1,4]ジアゼピン−2−オン1.3
5gを添加し、15分間攪袢した。続いてヨウ化メチル
0.37mlを滴下し、4時間室温攪袢した後、精製水
200mlを注ぎ酢酸エチル100mlで2回抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥させた後、濃縮した得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル/ヘ
キサン=1/1)により精製し、目的物0.93gを得
た。
(2H;q,J=7.2Hz),4.21(2H;s),6.52-6.54(1H;m),7.36-7.6
5(5H;m),11.16(1H;br) MS(EI,In Beam): 270(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3080,2848,1690,1496 実施例25(3) 2,3−ジヒドロ−7−エチル−1−メチル−5−フェ
ニル−1H−チエノ[2,3−e][1,4]ジアゼピ
ン−2−オン 60%水素化ナトリウム0.24gにジメチルホルムア
ミド15mlを加え、氷冷下にて懸濁した後、2,3−
ジヒドロ−7−エチル−5−フェニル−1H−チエノ
[2,3−e][1,4]ジアゼピン−2−オン1.3
5gを添加し、15分間攪袢した。続いてヨウ化メチル
0.37mlを滴下し、4時間室温攪袢した後、精製水
200mlを注ぎ酢酸エチル100mlで2回抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥させた後、濃縮した得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル/ヘ
キサン=1/1)により精製し、目的物0.93gを得
た。
【0104】1H-NMR(CDCl3): 1.29(3H;t,J=7.6Hz),2.79
(2H;q,J=7.6Hz),3.45(3H;s),4.41(1H;br),6.49-6.52(1
H;m),7.35-7.73(5H,m) MS(FAB): 285(M+) 実施例25(4) 2,3−ジヒドロ−7−エチル−1−メチル−3−オキ
シミド−5−フェニル−1H−チエノ[2,3−e]
[1,4]ジアゼピン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに2,3−ジヒドロ−7−
エチル−1−メチル−5−フェニル−1H−チエノ
[2,3−e][1,4]ジアゼピン−2−オンを用い
て目的物を51%の収率で得た。
(2H;q,J=7.6Hz),3.45(3H;s),4.41(1H;br),6.49-6.52(1
H;m),7.35-7.73(5H,m) MS(FAB): 285(M+) 実施例25(4) 2,3−ジヒドロ−7−エチル−1−メチル−3−オキ
シミド−5−フェニル−1H−チエノ[2,3−e]
[1,4]ジアゼピン−2−オン 実施例20(2)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンのかわりに2,3−ジヒドロ−7−
エチル−1−メチル−5−フェニル−1H−チエノ
[2,3−e][1,4]ジアゼピン−2−オンを用い
て目的物を51%の収率で得た。
【0105】1H−NMR(CDCl3): 1.29
(3H;t,J=7.2Hz),2.77(2H;q,
J=7.2Hz),3.54(3H;s),6.53−
6.55(1H;m),7.38−7.91(5H;
m) MS(EI,In Beam): 313(M+) 実施例25(5) 3−アミノ−2,3−ジヒドロ−7−エチル−1−メチ
ル−5−フェニル−1H−チエノ[2,3−e][1,
4]ジアゼピン−2−オン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに2,3
−ジヒドロ−7−エチル−1−メチル−3−オキシミド
−5−フェニル−1H−チエノ[2,3−e][1,
4]ジアゼピン−2−オンを用いて目的物を56%の収
率で得た。
(3H;t,J=7.2Hz),2.77(2H;q,
J=7.2Hz),3.54(3H;s),6.53−
6.55(1H;m),7.38−7.91(5H;
m) MS(EI,In Beam): 313(M+) 実施例25(5) 3−アミノ−2,3−ジヒドロ−7−エチル−1−メチ
ル−5−フェニル−1H−チエノ[2,3−e][1,
4]ジアゼピン−2−オン 実施例20(3)と同様の操作により2,3−ジヒドロ
−1−エチル−3−オキシミド−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンのかわりに2,3
−ジヒドロ−7−エチル−1−メチル−3−オキシミド
−5−フェニル−1H−チエノ[2,3−e][1,
4]ジアゼピン−2−オンを用いて目的物を56%の収
率で得た。
【0106】1H−NMR(CDCl3): 1.30
(3H;t,J=7.6Hz),2.40(2H;b
r),2.80(2H;q,J=7.6Hz),3.5
0(3H;s),4.12(1H;q,J=7.2H
z),6.53(1H;br),7.39−7.74
(5H;m) MS(EI,In Beam): 299(M+) 実施例25(6) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−2,3−ジヒドロ−7
−エチル−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4−
チエノ[2,3−e]ジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]フロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−1,3−ジヒドロ−7−エ
チル−1−メチル−5−フェニル−1H−チエノ[2,
3−e][1,4]ジアゼピン−2−オン及び3−アミ
ノ−(3S)−3−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロ
キシプロピオン酸イソプロピルエステル塩酸塩を用いて
目的物を42%の収率で得た。
(3H;t,J=7.6Hz),2.40(2H;b
r),2.80(2H;q,J=7.6Hz),3.5
0(3H;s),4.12(1H;q,J=7.2H
z),6.53(1H;br),7.39−7.74
(5H;m) MS(EI,In Beam): 299(M+) 実施例25(6) (3R)−3−[3−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−2−(イソプロピルオキシカ
ルボニル)]エチルウレイド]−2,3−ジヒドロ−7
−エチル−1−メチル−5−フェニル−1H−1,4−
チエノ[2,3−e]ジアゼピン−2−オン 実施例1と同様の操作により(3R)−3−アミノ−
2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−フェニル−1H−
1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン及び(1S)−1
−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1
−メチル−5−テトラゾリル)チオ]フロピルアミン塩
酸塩のかわりに3−アミノ−1,3−ジヒドロ−7−エ
チル−1−メチル−5−フェニル−1H−チエノ[2,
3−e][1,4]ジアゼピン−2−オン及び3−アミ
ノ−(3S)−3−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロ
キシプロピオン酸イソプロピルエステル塩酸塩を用いて
目的物を42%の収率で得た。
【0107】MS(FAB): 569(M+) IR νmax(KBr)cm-1: 3416,2940,1688,1550 実施例 26 1−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒド
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−3−[2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−(p−トリル)−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル]ウレア (1) 2−(2−ブロモアセチル)アミノ−4’−メ
チルベンゾフェノン 2−アミノ−4’−メチルベンゾフェノン21.1gを
塩化メチレン130ml及び水10mlに溶解し−10
℃に冷却した。これに2−ブロモアセチルブロマイド1
0mlの塩化メチレン30ml溶液を加え、室温にて5
時間攪拌した。反応混合物に水200mlを加え、塩化
メチレン100ml×2で抽出した。有機層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた残渣を
n−ヘキサン100mlで洗浄し、目的物30.6gを
得た。
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−3−[2,3−ジヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−5−(p−トリル)−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル]ウレア (1) 2−(2−ブロモアセチル)アミノ−4’−メ
チルベンゾフェノン 2−アミノ−4’−メチルベンゾフェノン21.1gを
塩化メチレン130ml及び水10mlに溶解し−10
℃に冷却した。これに2−ブロモアセチルブロマイド1
0mlの塩化メチレン30ml溶液を加え、室温にて5
時間攪拌した。反応混合物に水200mlを加え、塩化
メチレン100ml×2で抽出した。有機層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた残渣を
n−ヘキサン100mlで洗浄し、目的物30.6gを
得た。
【0108】1H-NMR(CDCl3): 2.46(3H;s), 4.03(2H;s),
7.16(1H;t,J=8.1Hz), 7.31(2H;d,J=8.1Hz), 7.58-7.65
(2H;m), 7.66(2H;d,J=8.1Hz), 8.59(1H;d,J=8.1Hz) MS(EI,In Beam): 333, 331 (2) 2,3−ジヒドロ−5−(4−メチルフェニ
ル)−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン 2−(2−ブロモアセチル)アミノ−4’−メチルベン
ゾフェノン3.50gをメタノール60mlに懸濁し−
10℃に冷却した。これにアンモニアガスを不溶物が溶
けるまで吹き込んだ後、室温にて4時間攪拌した。反応
混合物を2時間加熱還流した後濃縮した。得られた残渣
を40℃に加温し水10mlを加え、室温にて一晩攪拌
した。析出した結晶を濾取しメタノール/水=1/1で
洗浄して目的物2.54gを得た。
7.16(1H;t,J=8.1Hz), 7.31(2H;d,J=8.1Hz), 7.58-7.65
(2H;m), 7.66(2H;d,J=8.1Hz), 8.59(1H;d,J=8.1Hz) MS(EI,In Beam): 333, 331 (2) 2,3−ジヒドロ−5−(4−メチルフェニ
ル)−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン 2−(2−ブロモアセチル)アミノ−4’−メチルベン
ゾフェノン3.50gをメタノール60mlに懸濁し−
10℃に冷却した。これにアンモニアガスを不溶物が溶
けるまで吹き込んだ後、室温にて4時間攪拌した。反応
混合物を2時間加熱還流した後濃縮した。得られた残渣
を40℃に加温し水10mlを加え、室温にて一晩攪拌
した。析出した結晶を濾取しメタノール/水=1/1で
洗浄して目的物2.54gを得た。
【0109】1H-NMR(DMSO-d6): 2.38(3H;s), 4.14(2H;
s), 7.02-7.59(8H;m), 10.42(1H;s) MS(EI,In Beam): 249(M-1) (3) 2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−(4−メ
チルフェニル)−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼ
ピン トルエン18mlを0℃に冷却し、これにアリクアット
336 1ml、よう化メチル0.66ml、2,3−
ジヒドロ−5−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−
1(H)−ベンゾジアゼピン2.42gのトルエン30
ml溶液、50%水酸化ナトリウム水溶液18mlを順
次加え、室温にて5時間攪拌した。反応混合物をトルエ
ン50ml×2で抽出し、得られた有機層を水50ml
で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒
を留去し、得られた残渣をエーテル/n−ヘキサンから
結晶化して目的物2.05gを得た。
s), 7.02-7.59(8H;m), 10.42(1H;s) MS(EI,In Beam): 249(M-1) (3) 2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−(4−メ
チルフェニル)−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼ
ピン トルエン18mlを0℃に冷却し、これにアリクアット
336 1ml、よう化メチル0.66ml、2,3−
ジヒドロ−5−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−
1(H)−ベンゾジアゼピン2.42gのトルエン30
ml溶液、50%水酸化ナトリウム水溶液18mlを順
次加え、室温にて5時間攪拌した。反応混合物をトルエ
ン50ml×2で抽出し、得られた有機層を水50ml
で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒
を留去し、得られた残渣をエーテル/n−ヘキサンから
結晶化して目的物2.05gを得た。
【0110】1H-NMR(CDCl3): 2.39(3H;s), 3.41(3H;s),
3.76(1H;d,J=9.9Hz), 4.79(1H;d,J=10.8Hz), 7.15-7.5
6(8H;m) MS(GC): 263(M-1) (4) 2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−(4−メ
チルフェニル)−3−オキシミド−2−オキソ−1
(H)−ベンゾジアゼピン 2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−(4−メチルフェ
ニル)−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン2.
00gをトルエン40mlに溶解し、−20℃に冷却し
た。これにカリウムt−ブトキシド2.24gを加え、
−20℃にて15分間攪拌した後、亜硝酸イソアミル
1.26mlを加え、0℃にて30分間攪拌した。反応
混合物を氷水80ml−酢酸4ml−酢酸エチル80m
lに空け、酢酸エチル80ml×2で抽出した。有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を留去して得られた
残渣を、トルエン/n−ヘキサンから結晶化し、目的物
1.59gを得た。
3.76(1H;d,J=9.9Hz), 4.79(1H;d,J=10.8Hz), 7.15-7.5
6(8H;m) MS(GC): 263(M-1) (4) 2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−(4−メ
チルフェニル)−3−オキシミド−2−オキソ−1
(H)−ベンゾジアゼピン 2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−(4−メチルフェ
ニル)−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン2.
00gをトルエン40mlに溶解し、−20℃に冷却し
た。これにカリウムt−ブトキシド2.24gを加え、
−20℃にて15分間攪拌した後、亜硝酸イソアミル
1.26mlを加え、0℃にて30分間攪拌した。反応
混合物を氷水80ml−酢酸4ml−酢酸エチル80m
lに空け、酢酸エチル80ml×2で抽出した。有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を留去して得られた
残渣を、トルエン/n−ヘキサンから結晶化し、目的物
1.59gを得た。
【0111】1H-NMR(CDCl3): 2.42(3H;s), 3.46(3H;s),
7.19-7.76(8H;m) MS(EI,In Beam): 293(M+) (5) 3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−メチル−
5−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−1(H)−
ベンゾジアゼピン 2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−(4−メチルフェ
ニル)−3−オキシミド−2−オキソ−1(H)−ベン
ゾジアゼピン0.59gをメタノール10mlに溶解
し、ルテニウム/炭素0.15gを加え、水素(40p
si)下70℃にて一晩攪拌した。反応混合物をセライ
ト濾過した後、溶媒を留去し目的物0.57gを得た。
7.19-7.76(8H;m) MS(EI,In Beam): 293(M+) (5) 3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1−メチル−
5−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−1(H)−
ベンゾジアゼピン 2,3−ジヒドロ−1−メチル−5−(4−メチルフェ
ニル)−3−オキシミド−2−オキソ−1(H)−ベン
ゾジアゼピン0.59gをメタノール10mlに溶解
し、ルテニウム/炭素0.15gを加え、水素(40p
si)下70℃にて一晩攪拌した。反応混合物をセライ
ト濾過した後、溶媒を留去し目的物0.57gを得た。
【0112】1H-NMR(CDCl3): 2.39(3H;s), 3.46(3H;s),
7.15-7.57(8H;m) MS(EI,In Beam): 279(M+) (6) 1−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−3−[2,3−ジヒドロ−1−
メチル−2−オキソ−5−(p−トリル)−1H−1,
4−ベンゾジアゼピン−3−イル]ウレア 実施例11と同様の操作により3−アミノメチル−2,
3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンの替わりに3−アミノ−2,3−ジ
ヒドロ−1−メチル−5−(4−メチルフェニル)−2
−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピンを用いて、目的
物を81%の収率で得た(高極性化合物0.48g及び
低極性化合物0.47g)。
7.15-7.57(8H;m) MS(EI,In Beam): 279(M+) (6) 1−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−3−[2,3−ジヒドロ−1−
メチル−2−オキソ−5−(p−トリル)−1H−1,
4−ベンゾジアゼピン−3−イル]ウレア 実施例11と同様の操作により3−アミノメチル−2,
3−ジヒドロ−5−フェニル−1H−1,4−ベンゾジ
アゼピン−2−オンの替わりに3−アミノ−2,3−ジ
ヒドロ−1−メチル−5−(4−メチルフェニル)−2
−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピンを用いて、目的
物を81%の収率で得た(高極性化合物0.48g及び
低極性化合物0.47g)。
【0113】高極性化合物 Rf値 0.13(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.78-0.90(3H;m), 1.08-1.34(5H;m),
1.43-1.49(1H;m), 1.58-1.69(3H;m), 1.75(1H;d,J=12.8
Hz), 2.37(3H;s), 3.40-3.51(2H;m), 3.47(3H;s),3.88
(3H;s), 3.89-3.93(1H;m), 3.96-4.00(1H;m), 4.47(1h;
s), 5.44(1H;d,J=8.4Hz), 5.58(1H;d,J=9.2Hz), 6.81(1
H;d,J=8.4Hz), 7.17-7.23(2H;m), 7.34-7.40(2H;m), 7.
50(2H;d,J=8.4Hz), 7.54-7.59(1H;m) MS(FAB,Pos.): 591(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.26(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.77-0.90(3H;m), 1.06-1.42(5H;m),
1.46-1.73(5H;m), 2.37(3H;s), 3.38-3.52(2H;m), 3.47
(3H;s), 3.51-3.79(1H;m), 3.88-3.93(1H;m), 3.91(3H;
s), 4.52-4.56(1H;m), 5.46(1H;d,J=8.8Hz), 5.62(1H;
d,J=8.8Hz), 6.81(1H;d,J=8.4Hz), 7.16(1H;d,J=8.0H
z), 7.23(1H;t,J=7.6Hz), 7.34-7.39(2H;m), 7.48(2H;
d,J=8.0Hz), 7.55-7.59(1H;m) MS(FAB,Pos.): 591(M+1) 実施例 27 N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒド
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1,5−ジメチル−2−オキソ−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)アセタミド (1) N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパ
ラギン酸 α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジル
エステル 実施例13(1)と同様の操作により2−アミノベンゾ
フェノンの替わりに2−アミノアセトフェノンを用いて
目的物を65%の収率で得た。
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.78-0.90(3H;m), 1.08-1.34(5H;m),
1.43-1.49(1H;m), 1.58-1.69(3H;m), 1.75(1H;d,J=12.8
Hz), 2.37(3H;s), 3.40-3.51(2H;m), 3.47(3H;s),3.88
(3H;s), 3.89-3.93(1H;m), 3.96-4.00(1H;m), 4.47(1h;
s), 5.44(1H;d,J=8.4Hz), 5.58(1H;d,J=9.2Hz), 6.81(1
H;d,J=8.4Hz), 7.17-7.23(2H;m), 7.34-7.40(2H;m), 7.
50(2H;d,J=8.4Hz), 7.54-7.59(1H;m) MS(FAB,Pos.): 591(M+1) 低極性化合物 Rf値 0.26(酢酸エチル/n−ヘキサン=2/
1)1 H-NMR(CDCl3): 0.77-0.90(3H;m), 1.06-1.42(5H;m),
1.46-1.73(5H;m), 2.37(3H;s), 3.38-3.52(2H;m), 3.47
(3H;s), 3.51-3.79(1H;m), 3.88-3.93(1H;m), 3.91(3H;
s), 4.52-4.56(1H;m), 5.46(1H;d,J=8.8Hz), 5.62(1H;
d,J=8.8Hz), 6.81(1H;d,J=8.4Hz), 7.16(1H;d,J=8.0H
z), 7.23(1H;t,J=7.6Hz), 7.34-7.39(2H;m), 7.48(2H;
d,J=8.0Hz), 7.55-7.59(1H;m) MS(FAB,Pos.): 591(M+1) 実施例 27 N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−2−ヒド
ロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チ
オ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒドロ−
1,5−ジメチル−2−オキソ−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)アセタミド (1) N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパ
ラギン酸 α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジル
エステル 実施例13(1)と同様の操作により2−アミノベンゾ
フェノンの替わりに2−アミノアセトフェノンを用いて
目的物を65%の収率で得た。
【0114】1H-NMR(CDCl3): 1.52(9H;s), 2.63(3H;s),
2.96, (2H;dd,J=42.8,4.6Hz), 3.16(1H;dd,J=43.1,4.6
Hz), 4.67(1H;t,J=4.6Hz), 4.77(1H;t,J=4.6Hz), 5.11,
5.13(2H;s), 5.74,5.84(1H;bs), 7.16,7.17(1H;q,J=7.7
Hz), 7.31(5H;s), 7.54,7.56(1H;t,J=8.8Hz), 7.87,7.8
9(1H;d,J=7.9Hz), 8.72,8.73(1H;d,J=8.4Hz), 12.42(1
H;s) MS(FAB,Pos.): 440(M+1) (2) ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−5−メチ
ル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)アセテート N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸
α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジルエステル
4.40gを4規定塩化水素/ジオキサン100mlに
溶解し、室温にて1時間攪拌した。溶媒を留去し残渣に
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液100mlを加え、酢酸
エチル100ml×2で抽出した。有機層を水100m
l、飽和食塩水100mlで順次洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後溶媒を留去した。
2.96, (2H;dd,J=42.8,4.6Hz), 3.16(1H;dd,J=43.1,4.6
Hz), 4.67(1H;t,J=4.6Hz), 4.77(1H;t,J=4.6Hz), 5.11,
5.13(2H;s), 5.74,5.84(1H;bs), 7.16,7.17(1H;q,J=7.7
Hz), 7.31(5H;s), 7.54,7.56(1H;t,J=8.8Hz), 7.87,7.8
9(1H;d,J=7.9Hz), 8.72,8.73(1H;d,J=8.4Hz), 12.42(1
H;s) MS(FAB,Pos.): 440(M+1) (2) ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−5−メチ
ル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)アセテート N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸
α−2−ベンゾフェノンアミドβ−ベンジルエステル
4.40gを4規定塩化水素/ジオキサン100mlに
溶解し、室温にて1時間攪拌した。溶媒を留去し残渣に
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液100mlを加え、酢酸
エチル100ml×2で抽出した。有機層を水100m
l、飽和食塩水100mlで順次洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後溶媒を留去した。
【0115】得られた残渣をベンゼン30mlに溶解し
触媒量のp−トルエンスルフォン酸を加え、4時間加熱
還流した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
100mlを加え、酢酸エチル100ml×2で抽出し
た。有機層を水100ml、飽和食塩水100mlで順
次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後溶媒を留去
し、目的物2.92gを得た。
触媒量のp−トルエンスルフォン酸を加え、4時間加熱
還流した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
100mlを加え、酢酸エチル100ml×2で抽出し
た。有機層を水100ml、飽和食塩水100mlで順
次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後溶媒を留去
し、目的物2.92gを得た。
【0116】1H-NMR(CDCl3): 2.40,2.43(3H;s), 3.20,
3.27(2H;q,J=16.0Hz), 4.02(1H;t,J=18.0Hz), 5.13(2H;
s), 6.99-7.58(4H;m), 7.31(5H;s), 9.07(1H;s) MS(GC): 322(M+) (3) ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1,5−
ジメチル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−
3−イル)アセテート 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−5−メチル
−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)アセテートを用いて目的物を68%の収率で得た。
3.27(2H;q,J=16.0Hz), 4.02(1H;t,J=18.0Hz), 5.13(2H;
s), 6.99-7.58(4H;m), 7.31(5H;s), 9.07(1H;s) MS(GC): 322(M+) (3) ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1,5−
ジメチル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−
3−イル)アセテート 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−5−メチル
−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)アセテートを用いて目的物を68%の収率で得た。
【0117】1H-NMR(CDCl3): 2.43,2.45(3H;s), 3.21,
3.28(2H;dd,J=33.2,17.0Hz), 3.38(3H;s), 3.96(1H;d,J
=7.6Hz), 5.12(2H;s), 7.15-7.59(4H;m), 7.32(5H;s) MS(GC): 336(M+) (4) 2−(2,3−ジヒドロ−1,5−ジメチル−
2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)
酢酸 ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1,5−ジメチル
−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)アセテート0.34gをメタノール10mlに溶解
し、触媒量のパラジウム/炭素を加え、常圧水素下室温
にて1.5時間攪拌した。反応混合物をセライト濾過し
た後溶媒を留去し、目的物0.26gを得た。
3.28(2H;dd,J=33.2,17.0Hz), 3.38(3H;s), 3.96(1H;d,J
=7.6Hz), 5.12(2H;s), 7.15-7.59(4H;m), 7.32(5H;s) MS(GC): 336(M+) (4) 2−(2,3−ジヒドロ−1,5−ジメチル−
2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)
酢酸 ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1,5−ジメチル
−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)アセテート0.34gをメタノール10mlに溶解
し、触媒量のパラジウム/炭素を加え、常圧水素下室温
にて1.5時間攪拌した。反応混合物をセライト濾過し
た後溶媒を留去し、目的物0.26gを得た。
【0118】1H-NMR(CDCl3): 2.49,2.51(3H;s), 3.11(2
H;dd,J=16.6,14.0Hz), 3.40(3H;s), 3.91(1H;t,J=5.6H
z), 7.19-7.63(4H;m) (5) N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒ
ドロ−1,5−ジメチル−2−オキソ−1H−1,4−
ベンゾジアゼピン−3−イル)アセタミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−(2,
3−ジヒドロ−1,5−ジメチル−2−オキソ−1
(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸を用いて目
的物を51%の収率で得た。
H;dd,J=16.6,14.0Hz), 3.40(3H;s), 3.91(1H;t,J=5.6H
z), 7.19-7.63(4H;m) (5) N−[(1S)−1−シクロヘキシルメチル−
2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリ
ル)チオ]プロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒ
ドロ−1,5−ジメチル−2−オキソ−1H−1,4−
ベンゾジアゼピン−3−イル)アセタミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−(2,
3−ジヒドロ−1,5−ジメチル−2−オキソ−1
(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸を用いて目
的物を51%の収率で得た。
【0119】1H-NMR(CDCl3): 0.81-0.97(3H;m), 1.12-
1.28(5H;m), 1.37-1.44(1H;m), 1.61-1.67(3H;m), 1.80
(1H;d,J=19.6Hz), 2.48,2.49(3H;s), 2.92-3.04(2H;m),
3.34(3H;s), 3.37-3.47(1H;m), 3.93(3H;s), 3.99(1H;
bs), 4.15(1H;bs), 4.56(1H;bs), 6.93(1H;d,J=9.6Hz),
7.23-7.30(2H;m), 7.497.54(2H;m) MS(FAB,Pos.): 514(M-H+D+1) 実施例 28 2−((3S)−5−ベンジル−2,3−ジヒドロ−1
−メチル−2−オキソ−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−3−イル)−N−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]アセタミド (1) N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパ
ラギン酸 α−2−(1−オキソフェネチル)アニラミ
ド β−ベンジルエステル 実施例27(1)と同様の操作により2−アミノベンゾ
フェノンの替わりに2−(1−オキソフェネチル)アニ
リンを用いて目的物を25%の収率で得た。
1.28(5H;m), 1.37-1.44(1H;m), 1.61-1.67(3H;m), 1.80
(1H;d,J=19.6Hz), 2.48,2.49(3H;s), 2.92-3.04(2H;m),
3.34(3H;s), 3.37-3.47(1H;m), 3.93(3H;s), 3.99(1H;
bs), 4.15(1H;bs), 4.56(1H;bs), 6.93(1H;d,J=9.6Hz),
7.23-7.30(2H;m), 7.497.54(2H;m) MS(FAB,Pos.): 514(M-H+D+1) 実施例 28 2−((3S)−5−ベンジル−2,3−ジヒドロ−1
−メチル−2−オキソ−1H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−3−イル)−N−[(1S)−1−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]アセタミド (1) N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパ
ラギン酸 α−2−(1−オキソフェネチル)アニラミ
ド β−ベンジルエステル 実施例27(1)と同様の操作により2−アミノベンゾ
フェノンの替わりに2−(1−オキソフェネチル)アニ
リンを用いて目的物を25%の収率で得た。
【0120】1H-NMR(CDCl3): 1.40(9H;s), 2.79(1H;dd,
J=16.2,5.4Hz), 3.30(1H;dd,J=13.5,5.4Hz), 4.31(2H;
s), 4.69-4.73(1H;m), 5.10(2H;q,J=10.8Hz), 5.78(1H;
d,J=10.8Hz), 7.12(1H;t,J=10.8Hz), 7.20-7.36(5H;m),
7.30(5H;s), 7.52(11H;t,J=10.8Hz), 8.01(1H;d,J=10.
8Hz), 8.76(1H;d,J=10.8Hz), 12.46(1H;bs) MS(FAB,Pos.): 517(M+1) (2) ベンジル 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−
イル)アセテート 実施例27(2)と同様の操作によりN−t−ブチルオ
キシカルボニル−L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾ
フェノンアミドβ−ベンジルエステルの替わりにN−t
−ブチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸 α−
2−(1−オキソフェネチル)アニラミド β−ベンジ
ルエステルを用いて目的物を100%の収率で得た。
J=16.2,5.4Hz), 3.30(1H;dd,J=13.5,5.4Hz), 4.31(2H;
s), 4.69-4.73(1H;m), 5.10(2H;q,J=10.8Hz), 5.78(1H;
d,J=10.8Hz), 7.12(1H;t,J=10.8Hz), 7.20-7.36(5H;m),
7.30(5H;s), 7.52(11H;t,J=10.8Hz), 8.01(1H;d,J=10.
8Hz), 8.76(1H;d,J=10.8Hz), 12.46(1H;bs) MS(FAB,Pos.): 517(M+1) (2) ベンジル 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−
イル)アセテート 実施例27(2)と同様の操作によりN−t−ブチルオ
キシカルボニル−L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾ
フェノンアミドβ−ベンジルエステルの替わりにN−t
−ブチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸 α−
2−(1−オキソフェネチル)アニラミド β−ベンジ
ルエステルを用いて目的物を100%の収率で得た。
【0121】1H-NMR(CDCl3): 3.02-3.58(2H;m), 3.91-
4.31(2H;m), 4.11-4.34(1H;m), 5.16(2H;s), 6.90-7.61
(4H;m), 7.15(5H;s), 7.33(5H;s), 7.98(1H;s) MS(EI,In Beam): 397(M-1) (3) ベンジル 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジア
ゼピン−3−イル)アセテート 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒド
ロ−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)アセテートを用いて目的物を40%の収率で得た。
4.31(2H;m), 4.11-4.34(1H;m), 5.16(2H;s), 6.90-7.61
(4H;m), 7.15(5H;s), 7.33(5H;s), 7.98(1H;s) MS(EI,In Beam): 397(M-1) (3) ベンジル 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジア
ゼピン−3−イル)アセテート 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒド
ロ−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イ
ル)アセテートを用いて目的物を40%の収率で得た。
【0122】1H-NMR(CDCl3): 3.29(1H;dd,J=72.9,16.2H
z), 3.32(1H;dd,J=72.9,16.2Hz), 3.97-4.16(3H;m), 5.
12(2H;s), 7.06-7.52(9H;m), 7.32(5H;s) MS(EI,In Beam): 412(M+) (4) 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒドロ−1−
メチル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3
−イル)酢酸 実施例27(4)と同様の操作によりベンジル2−
(2,3−ジヒドロ−1,5−ジメチル−2−オキソ−
1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテートの
替わりにベンジル 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジア
ゼピン−3−イル)アセテートを用いて目的物を88%
の収率で得た。
z), 3.32(1H;dd,J=72.9,16.2Hz), 3.97-4.16(3H;m), 5.
12(2H;s), 7.06-7.52(9H;m), 7.32(5H;s) MS(EI,In Beam): 412(M+) (4) 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒドロ−1−
メチル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジアゼピン−3
−イル)酢酸 実施例27(4)と同様の操作によりベンジル2−
(2,3−ジヒドロ−1,5−ジメチル−2−オキソ−
1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテートの
替わりにベンジル 2−(5−ベンジル−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−1(H)−ベンゾジア
ゼピン−3−イル)アセテートを用いて目的物を88%
の収率で得た。
【0123】1H-NMR(CDCl3): 3.11(1H;d,J=8.1Hz), 3.2
9(3H;s), 3.96(1H;t,J=5.4Hz), 4.06-4.20(1H;m), 4.11
(2H;d,J=5.4Hz), 7.09(1H;d,J=5.4Hz), 7.16-7.27(6H;
m), 7.49(1H;t,J=8.1Hz), 7.59(1H;d,J=5.4Hz) MS(EI,In Beam): 322(M+) (5) 2−((3S)−5−ベンジル−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)−N−[(1S)−1−シクロ
ヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル
−5−テトラゾリル)チオ]プロピル]アセタミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−(5−
ベンジル−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ
−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸を用い
て目的物を57%の収率で得た。
9(3H;s), 3.96(1H;t,J=5.4Hz), 4.06-4.20(1H;m), 4.11
(2H;d,J=5.4Hz), 7.09(1H;d,J=5.4Hz), 7.16-7.27(6H;
m), 7.49(1H;t,J=8.1Hz), 7.59(1H;d,J=5.4Hz) MS(EI,In Beam): 322(M+) (5) 2−((3S)−5−ベンジル−2,3−ジヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−1H−1,4−ベンゾ
ジアゼピン−3−イル)−N−[(1S)−1−シクロ
ヘキシルメチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル
−5−テトラゾリル)チオ]プロピル]アセタミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−(5−
ベンジル−2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ
−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸を用い
て目的物を57%の収率で得た。
【0124】1H-NMR(CDCl3): 0.80-0.98(3H;m), 1.13-
1.26(4H;m), 1.36-1.42(1H;m), 1.54-1.66(4H;m), 1.77
(1H;d,J=12.0Hz), 2.99(1H;dd,J=35.2,6.8Hz), 3.03(1
H;dd,J=35.2,6.8Hz), 3.23(3H;s), 3.89-4.11(2H;m),
3.92(3H;s), 4.01(1H;t,J=6.0Hz),4.11(2H;dd,J=41.2,
14.4Hz), 4.39(1H;s), 6.92(1H;d,J=9.2Hz), 7.09(2H;
d,J=7.2Hz), 7.14-7.22(4H;m), 7.43(1H;t,J=8.0Hz),
7.55(1H;d,J=8.0Hz) MS(FAB,Pos.): 590(M+1) 実施例 29 N−[(1S)−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキ
シ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プ
ロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒドロ−1−メ
チル−2−オキソ−5−フェネチル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)アセタミド (1) N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパ
ラギン酸 α−2−(1−オキソ−3−フェニルプロピ
ル)アニラミド β−ベンジルエステル 実施例27(1)と同様の操作により2−アミノベンゾ
フェノンの替わりに2−(1−オキソ−3−フェニルプ
ロピル)アニリンを用いて目的物を44%の収率で得
た。
1.26(4H;m), 1.36-1.42(1H;m), 1.54-1.66(4H;m), 1.77
(1H;d,J=12.0Hz), 2.99(1H;dd,J=35.2,6.8Hz), 3.03(1
H;dd,J=35.2,6.8Hz), 3.23(3H;s), 3.89-4.11(2H;m),
3.92(3H;s), 4.01(1H;t,J=6.0Hz),4.11(2H;dd,J=41.2,
14.4Hz), 4.39(1H;s), 6.92(1H;d,J=9.2Hz), 7.09(2H;
d,J=7.2Hz), 7.14-7.22(4H;m), 7.43(1H;t,J=8.0Hz),
7.55(1H;d,J=8.0Hz) MS(FAB,Pos.): 590(M+1) 実施例 29 N−[(1S)−シクロヘキシルメチル−2−ヒドロキ
シ−3−[(1−メチル−5−テトラゾリル)チオ]プ
ロピル]−2−((3S)−2,3−ジヒドロ−1−メ
チル−2−オキソ−5−フェネチル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)アセタミド (1) N−t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパ
ラギン酸 α−2−(1−オキソ−3−フェニルプロピ
ル)アニラミド β−ベンジルエステル 実施例27(1)と同様の操作により2−アミノベンゾ
フェノンの替わりに2−(1−オキソ−3−フェニルプ
ロピル)アニリンを用いて目的物を44%の収率で得
た。
【0125】1H-NMR(CDCl3): 1.46,1.55(9H;s), 2.75-
2.87(1H;m), 2.99-3.13(2H;m), 3.30-3.37(2H;m), 4.64
-4.76(1H;m), 5.06-5.24(2H;m), 5.84(1H;d,J=10.8Hz),
7.09(1H;t,J=8.1Hz), 7.22-7.33(4H;m), 7.31(5H;s),
7.46-7.61(2H;m), 7.87(1H;d,J=5.4Hz), 8.73(1H;d,J=
5.4Hz), 12.48(1H;bs) MS(EI,In Beam): 530(M+) (2) ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−2−オキ
ソ−5−フェネチル−1(H)−ベンゾジアゼピン−3
−イル)アセテート 実施例27(2)と同様の操作によりN−t−ブチルオ
キシカルボニル−L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾ
フェノンアミド β−ベンジルエステルの替わりにN−
t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸 α
−2−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)アニラミ
ド β−ベンジルエステルを用いて目的物を100%の
収率で得た。
2.87(1H;m), 2.99-3.13(2H;m), 3.30-3.37(2H;m), 4.64
-4.76(1H;m), 5.06-5.24(2H;m), 5.84(1H;d,J=10.8Hz),
7.09(1H;t,J=8.1Hz), 7.22-7.33(4H;m), 7.31(5H;s),
7.46-7.61(2H;m), 7.87(1H;d,J=5.4Hz), 8.73(1H;d,J=
5.4Hz), 12.48(1H;bs) MS(EI,In Beam): 530(M+) (2) ベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−2−オキ
ソ−5−フェネチル−1(H)−ベンゾジアゼピン−3
−イル)アセテート 実施例27(2)と同様の操作によりN−t−ブチルオ
キシカルボニル−L−アスパラギン酸 α−2−ベンゾ
フェノンアミド β−ベンジルエステルの替わりにN−
t−ブチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸 α
−2−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)アニラミ
ド β−ベンジルエステルを用いて目的物を100%の
収率で得た。
【0126】(3) ベンジル 2−(2,3−ジヒド
ロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェネチル−1
(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテート 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ
−5−フェネチル−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−
イル)アセテートを用いて目的物を56%の収率で得
た。
ロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェネチル−1
(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテート 実施例14(1)と同様の操作によりベンジル2−
((3S)−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)ア
セテート及びベンジル 2−((3R)−2,3−ジヒ
ドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベン
ゾジアゼピン−3−イル)アセテートの等量混合物の替
わりにベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ
−5−フェネチル−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−
イル)アセテートを用いて目的物を56%の収率で得
た。
【0127】1H-NMR(CDCl3): 2.85(2H;t,J=8.1Hz), 3.0
5(2H;d,J=8.1Hz), 3.10(1H;dd,J=16.2,8.1Hz), 3.28(3
H;s), 3.40(1H;dd,J=16.2,8.1Hz), 4.00(1H;t,J=8.1H
z), 5.11(2H;dd,J=10.8,16.2Hz), 7.06-7.50(9H;m), 7.
32(5H;s) MS(EI,In Beam): 426(M+) (4) 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オ
キソ−5−フェネチル−1(H)−ベンゾジアゼピン−
3−イル)酢酸 実施例27(4)と同様の操作によりベンジル2−
(2,3−ジヒドロ−1,5−ジメチル−2−オキソ−
1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテートの
替わりにベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−5−フェネチル−1(H)−ベンゾジ
アゼピン−3−イル)アセテートを用いて目的物を10
0%の収率で得た。
5(2H;d,J=8.1Hz), 3.10(1H;dd,J=16.2,8.1Hz), 3.28(3
H;s), 3.40(1H;dd,J=16.2,8.1Hz), 4.00(1H;t,J=8.1H
z), 5.11(2H;dd,J=10.8,16.2Hz), 7.06-7.50(9H;m), 7.
32(5H;s) MS(EI,In Beam): 426(M+) (4) 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチル−2−オ
キソ−5−フェネチル−1(H)−ベンゾジアゼピン−
3−イル)酢酸 実施例27(4)と同様の操作によりベンジル2−
(2,3−ジヒドロ−1,5−ジメチル−2−オキソ−
1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセテートの
替わりにベンジル 2−(2,3−ジヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−5−フェネチル−1(H)−ベンゾジ
アゼピン−3−イル)アセテートを用いて目的物を10
0%の収率で得た。
【0128】(5) N−[(1S)−シクロヘキシル
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]−2−((3S)−2,
3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェネチ
ル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセ
タミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−(2,
3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェネチ
ル−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸を用
いて目的物を50%の収率で得た。
メチル−2−ヒドロキシ−3−[(1−メチル−5−テ
トラゾリル)チオ]プロピル]−2−((3S)−2,
3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェネチ
ル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル)アセ
タミド 実施例13(8)と同様の操作により2−(2,3−ジ
ヒドロ−2−オキソ−5−フェニル−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−イル)酢酸の替わりに2−(2,
3−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−5−フェネチ
ル−1(H)−ベンゾジアゼピン−3−イル)酢酸を用
いて目的物を50%の収率で得た。
【0129】1H-NMR(CDCl3): 0.89-1.92(13H;m), 2.94-
3.15(6H;m), 3.17-3.26(2H;m), 3.36(3H;s), 3.54-3.60
(2H;m), 3.97-4.12(1H;m), 4.03(3H;s), 4.26(1H;bs),
7.08-7.37(7H;m), 7.56-7.62(2H;m) MS(FAB,Pos.): 604(M+1)
3.15(6H;m), 3.17-3.26(2H;m), 3.36(3H;s), 3.54-3.60
(2H;m), 3.97-4.12(1H;m), 4.03(3H;s), 4.26(1H;bs),
7.08-7.37(7H;m), 7.56-7.62(2H;m) MS(FAB,Pos.): 604(M+1)
【0130】
【化7】
【0131】
【表1】
【0132】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 403/12 243 413/12 243 495/04 116
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で示される縮合ジアゼ
ピン誘導体又はその塩。 【化1】 (但し、式中の記号は以下の意味を示す。 A環:置換されていてもよい、ベンゼン環又はチオフェ
ン環、R1:水素原子、低級アルキル基又はアラルキル
基、R2:低級アルキル基、アラルキル基又は置換され
ていてもよいフェニル基、L1:結合、低級アルキル基
又はアラルキル基で置換されていてもよいアルキレン
基、X:結合、式−CO−で示される基又は式−NHC
O−で示される基、R3:アラルキル基又はシクロアル
キル基で置換されていてもよい低級アルキル基、L2:
式−(CHOH)n−で示される基又は式−CONHC
HR5−で示される基、n:1又は2、R5:アラルキル
基又はシクロアルキル基で置換されていてもよい低級ア
ルキル基、Y:−Het、−CH2−Het、−CH2−
S−Het又は−CO2−R4、Het:置換されていて
もよく、かつ、1乃至4個の窒素原子を含有する3乃至
6員の複素環、R4:水素原子又は低級アルキル基。) - 【請求項2】 L2が式−(CHOH)n−で示される基
であって、Hetが置換されていてもよい、テトラゾリ
ル基又は2−オキソ−オキサゾリジニル基である請求項
1に記載の縮合ジアゼピン誘導体又はその塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6098481A JPH07304755A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 縮合ジアゼピン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6098481A JPH07304755A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 縮合ジアゼピン誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07304755A true JPH07304755A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14220850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6098481A Withdrawn JPH07304755A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 縮合ジアゼピン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07304755A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000069836A1 (en) * | 1999-05-14 | 2000-11-23 | Glaxo Group Limited | Short-acting benzodiazepines |
US6177444B1 (en) | 1997-10-29 | 2001-01-23 | Medco Corp. | Allosteric adenosine receptor modulators |
WO2001010846A3 (en) * | 1999-08-05 | 2001-11-08 | Igt Pharma Inc | 1,4-diazepine derivatives for the treatment of diseases related to the central nervous system |
US6323214B1 (en) | 1997-10-29 | 2001-11-27 | Medco Research, Inc | Allosteric adenosine receptor modulators |
EP1176956A1 (en) * | 1999-05-07 | 2002-02-06 | Texas Biotechnology Corporation | Carboxylic acid derivatives that inhibit the binding of integrins to their receptors |
US7112607B2 (en) | 1997-10-29 | 2006-09-26 | King Pharmaceuticals Research & Development, Inc. | Allosteric adenosine receptor modulators |
US8815951B2 (en) | 1996-08-13 | 2014-08-26 | The Regents Of The University Of California | Inhibitors of epoxide hydrolases for the treatment of inflammation |
-
1994
- 1994-05-12 JP JP6098481A patent/JPH07304755A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
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JP2002544161A (ja) * | 1999-05-07 | 2002-12-24 | テキサス・バイオテクノロジー・コーポレイシヨン | インテグリンのその受容体への結合を阻害するカルボン酸誘導体 |
WO2000069836A1 (en) * | 1999-05-14 | 2000-11-23 | Glaxo Group Limited | Short-acting benzodiazepines |
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