JPH07302923A - 光起電力素子 - Google Patents
光起電力素子Info
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- JPH07302923A JPH07302923A JP6092691A JP9269194A JPH07302923A JP H07302923 A JPH07302923 A JP H07302923A JP 6092691 A JP6092691 A JP 6092691A JP 9269194 A JP9269194 A JP 9269194A JP H07302923 A JPH07302923 A JP H07302923A
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- Japan
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- solar cell
- diode
- metal foil
- bypass diode
- electrode
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋外で使用する際の耐久性をアップした、信
頼性の高い光起電力素子、すなわち太陽電池モジュール
を提供する。 【構成】 光起電力素子ごとに、少なくとも1個のバイ
パスダイオードが設置された光起電力素子において、該
バイパスダイオードがフラットダイオードであり、該バ
イパスダイオードのリード線が2枚の金属箔材からな
り、かつ該バイパスダイオードと該金属箔材が接続材を
介して接続されている。また、該金属箔材のうち少なく
とも1枚は突出部を有しているか、もしくは切込と突出
部の両方とを有しており、該突出部を用いて複数個の光
起電力素子が接続されている。
頼性の高い光起電力素子、すなわち太陽電池モジュール
を提供する。 【構成】 光起電力素子ごとに、少なくとも1個のバイ
パスダイオードが設置された光起電力素子において、該
バイパスダイオードがフラットダイオードであり、該バ
イパスダイオードのリード線が2枚の金属箔材からな
り、かつ該バイパスダイオードと該金属箔材が接続材を
介して接続されている。また、該金属箔材のうち少なく
とも1枚は突出部を有しているか、もしくは切込と突出
部の両方とを有しており、該突出部を用いて複数個の光
起電力素子が接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池モジュールな
どに用いる光起電力素子に関するものである。
どに用いる光起電力素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、温室効果すなわちCO2の増加に
よる地球の温暖化が問題となっており、CO2を排出し
ないクリーンなエネルギー源開発への要求がますます高
まっている。
よる地球の温暖化が問題となっており、CO2を排出し
ないクリーンなエネルギー源開発への要求がますます高
まっている。
【0003】このようなエネルギー源の1つである原子
力発電では、放射性廃棄物の問題が解決されておらず、
より安全性の高いクリーンなエネルギー源が望まれてい
る。
力発電では、放射性廃棄物の問題が解決されておらず、
より安全性の高いクリーンなエネルギー源が望まれてい
る。
【0004】将来期待されているクリーンなエネルギー
源の中でも、太陽電池はそのクリーンさと安全性と取扱
い易さという面から非常に注目されている。
源の中でも、太陽電池はそのクリーンさと安全性と取扱
い易さという面から非常に注目されている。
【0005】特に各種太陽電池の中でも、アモルファス
シリコン太陽電池は、変換効率こそ結晶系の太陽電池に
及ばないものの、大面積化が容易であること、光吸収係
数が大きいため薄膜で動作が可能なことなど、結晶系太
陽電池にはない優れた特徴をもっているため、将来が有
望視されている太陽電池の1つである。
シリコン太陽電池は、変換効率こそ結晶系の太陽電池に
及ばないものの、大面積化が容易であること、光吸収係
数が大きいため薄膜で動作が可能なことなど、結晶系太
陽電池にはない優れた特徴をもっているため、将来が有
望視されている太陽電池の1つである。
【0006】通常バッテリー対応型の太陽電池は、1枚
の太陽電池セルだけでは出力電圧が不足しているため
に、複数個の太陽電池セルを直列に接続して使用する。
の太陽電池セルだけでは出力電圧が不足しているため
に、複数個の太陽電池セルを直列に接続して使用する。
【0007】しかし、このような複数個のセルを直列接
続して動作させる形態では、次のような問題がある。建
物の影や降雪等により、セルの一部が太陽光から遮られ
て発電しなくなった場合、正常に発電している他の素子
からの総発生電圧が、逆方向電圧という形で各素子に直
接印加されることである。この逆方向電圧が素子の耐圧
を越える値になると、素子が破壊してしまう可能性が高
まる。これを避けるためには、直列接続した各素子ごと
に、素子と並列で逆の方向にダイオードを結線する方法
が公知である。
続して動作させる形態では、次のような問題がある。建
物の影や降雪等により、セルの一部が太陽光から遮られ
て発電しなくなった場合、正常に発電している他の素子
からの総発生電圧が、逆方向電圧という形で各素子に直
接印加されることである。この逆方向電圧が素子の耐圧
を越える値になると、素子が破壊してしまう可能性が高
まる。これを避けるためには、直列接続した各素子ごと
に、素子と並列で逆の方向にダイオードを結線する方法
が公知である。
【0008】図6(a)は、従来の太陽電池モジュール
における接続形態の概略図である。これは、3個の太陽
電池素子を直列接続した後に、バイパスダイオードを接
続した一例である。また、図6(b)は、図6(a)に
おけるX−X’部分の断面図である。
における接続形態の概略図である。これは、3個の太陽
電池素子を直列接続した後に、バイパスダイオードを接
続した一例である。また、図6(b)は、図6(a)に
おけるX−X’部分の断面図である。
【0009】図6に示した太陽電池素子600は、基体
601の上に下部電極層602を、下部電極層602の
上に半導体層603を、さらに半導体層603の上に上
部電極層604を順次積層して作製した。
601の上に下部電極層602を、下部電極層602の
上に半導体層603を、さらに半導体層603の上に上
部電極層604を順次積層して作製した。
【0010】さらに、上部電極604の表面上には、上
部電極604の収集電極である集電電極606が形成さ
れた後、集電電極606のさらなる収集電極であるバス
バー電極607を集電電極606上に載置してある。ま
た、集電電極606とバスバー電極607とは、導電性
接着剤608で電気的に接続することにより、上部電極
層604からの引き出し電極が作製される。
部電極604の収集電極である集電電極606が形成さ
れた後、集電電極606のさらなる収集電極であるバス
バー電極607を集電電極606上に載置してある。ま
た、集電電極606とバスバー電極607とは、導電性
接着剤608で電気的に接続することにより、上部電極
層604からの引き出し電極が作製される。
【0011】一方、下部電極層602からの引き出し電
極は、太陽電池素子600における導電性基体の一部を
機械的な方法で露出させた部分610に、銅のような金
属体611をスポット溶接もしくは半田付け等の方法で
接続することにより作製される。
極は、太陽電池素子600における導電性基体の一部を
機械的な方法で露出させた部分610に、銅のような金
属体611をスポット溶接もしくは半田付け等の方法で
接続することにより作製される。
【0012】次に、1つの太陽電池素子600のバスバ
ー電極607と、これに隣接する太陽電池素子の基板か
らの引き出し電極である金属体611とを、銅箔(接続
部材)を用いて接続することにより、各太陽電池素子を
電気的に直列化する。また、各太陽電池素子600で
は、バスバー電極607と導電性基体から引き出された
金属体611との間に、バイパスダイオード630が、
半田付け等により接続される。以上の各接続により、太
陽電池モジュールは完成する。
ー電極607と、これに隣接する太陽電池素子の基板か
らの引き出し電極である金属体611とを、銅箔(接続
部材)を用いて接続することにより、各太陽電池素子を
電気的に直列化する。また、各太陽電池素子600で
は、バスバー電極607と導電性基体から引き出された
金属体611との間に、バイパスダイオード630が、
半田付け等により接続される。以上の各接続により、太
陽電池モジュールは完成する。
【0013】しかし、上記のような太陽電池モジュール
では、次に示す2つの問題があった。
では、次に示す2つの問題があった。
【0014】(1)接続部材とバイパスダイオードとを
個別に接続する方法は、作業が煩雑であり、量産ライン
化が難しい。
個別に接続する方法は、作業が煩雑であり、量産ライン
化が難しい。
【0015】(2)一般に入手可能なバイパスダイオー
ドは、その周囲にカバー樹脂と円柱状のリード線を有し
ているため、比較的大きな形状となってしまう。このた
め、後工程でEVA(エチレンビニルアセテート)など
のような充填材で太陽電池素子を封入した際、バイパス
ダイオードの部分だけ表面から盛り上がってしまい、太
陽電池モジュールの平面性が悪くなる。
ドは、その周囲にカバー樹脂と円柱状のリード線を有し
ているため、比較的大きな形状となってしまう。このた
め、後工程でEVA(エチレンビニルアセテート)など
のような充填材で太陽電池素子を封入した際、バイパス
ダイオードの部分だけ表面から盛り上がってしまい、太
陽電池モジュールの平面性が悪くなる。
【0016】上記問題点を解決する方法は、公知資料
(特開平5−291602号)に開示されており、その
内容は以下の通りである。
(特開平5−291602号)に開示されており、その
内容は以下の通りである。
【0017】(1)バイパスダイオードには、比較的厚
さの小さなフラットダイオード(チップダイオード)を
使用する。
さの小さなフラットダイオード(チップダイオード)を
使用する。
【0018】(2)各太陽電池素子を直列接続するため
の配線材と、上記のバイパスダイオードとを交互に接
続した部材をあらかじめ用意する。 (3)上記(2)の部材を用いて、各太陽電池素子の間
を接続して、太陽電池モジュールは作製される。
の配線材と、上記のバイパスダイオードとを交互に接
続した部材をあらかじめ用意する。 (3)上記(2)の部材を用いて、各太陽電池素子の間
を接続して、太陽電池モジュールは作製される。
【0019】図7は、上記の太陽電池モジュールの接続
形態を説明する概略図である。
形態を説明する概略図である。
【0020】図7(a)は太陽電池素子を3個配列した
平面図であり、図7(b)は直列接続用の配線材とバイ
パスダイオードとをあらかじめ接続した部材の平面図で
ある。図7(c)は、図7(a)の各太陽電池素子と図
7(b)の部材とを接続したときの平面図である。
平面図であり、図7(b)は直列接続用の配線材とバイ
パスダイオードとをあらかじめ接続した部材の平面図で
ある。図7(c)は、図7(a)の各太陽電池素子と図
7(b)の部材とを接続したときの平面図である。
【0021】図7に示した太陽電池素子300は、導電
性基体上に、下部電極層、半導体層、上部電極層を順次
積層したものである。これらの太陽電池素子では、上部
電極層と下部電極層の電気的な分離を完全におこなうた
めに、上部電極層の一部分706を取り除いた後、上部
電極の表面上に、上部電極の収集電極である集電電極7
01が作製される。
性基体上に、下部電極層、半導体層、上部電極層を順次
積層したものである。これらの太陽電池素子では、上部
電極層と下部電極層の電気的な分離を完全におこなうた
めに、上部電極層の一部分706を取り除いた後、上部
電極の表面上に、上部電極の収集電極である集電電極7
01が作製される。
【0022】次に、集電電極701のさらなる収集電極
であるバスバー電極702を集電電極701上に載置し
た後、導電性接着剤707で集電電極701とバスバー
電極702を電気的に接続することにより、上部電極層
からの引き出し電極を得る。
であるバスバー電極702を集電電極701上に載置し
た後、導電性接着剤707で集電電極701とバスバー
電極702を電気的に接続することにより、上部電極層
からの引き出し電極を得る。
【0023】また、バスバー電極702と導電性基板と
の電気的分離を確実にするために、太陽電池素子700
の端部とバスバー電極702との間には、絶縁テープ7
09が設けてある。
の電気的分離を確実にするために、太陽電池素子700
の端部とバスバー電極702との間には、絶縁テープ7
09が設けてある。
【0024】一方、下部電極からの電気的な取り出し
は、太陽電池素子700の導電性基体の一部を露出させ
た部分708に、銅などのような金属体703をスポッ
ト溶接などのような方法で接続することにより行われ
る。
は、太陽電池素子700の導電性基体の一部を露出させ
た部分708に、銅などのような金属体703をスポッ
ト溶接などのような方法で接続することにより行われ
る。
【0025】また、バイパスダイオード710と直列接
続用の金属体711は、図7(b)のようにあらかじめ
接続しておき、図7(c)のように載置し、半田あるい
は溶接等により電気的に接続される。
続用の金属体711は、図7(b)のようにあらかじめ
接続しておき、図7(c)のように載置し、半田あるい
は溶接等により電気的に接続される。
【0026】上記の方法を用いると、直列接続部材とバ
イパスダイオードとが一体構造であるため、あらかじめ
別工程で作製しておくことが可能であり、作業工程を単
純化できることから、量産ラインの構築がしやすくなっ
た。
イパスダイオードとが一体構造であるため、あらかじめ
別工程で作製しておくことが可能であり、作業工程を単
純化できることから、量産ラインの構築がしやすくなっ
た。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記のように接続され
た太陽電池モジュールは、通常建物の屋根の上などの屋
外で使用されるために、日々風雨にさらされ、絶えず外
部からの応力をうける。すなわち、太陽電池モジュール
は、応力がかかるたびにたわみを生じ、全体としては繰
り返しの曲げ応力を何年にもわたって受けることにな
る。また、そのたわみ量は、外部からの応力に柔軟性を
有する、ステンレス等の可撓性基板を使用した太陽電池
モジュールほど顕著である。
た太陽電池モジュールは、通常建物の屋根の上などの屋
外で使用されるために、日々風雨にさらされ、絶えず外
部からの応力をうける。すなわち、太陽電池モジュール
は、応力がかかるたびにたわみを生じ、全体としては繰
り返しの曲げ応力を何年にもわたって受けることにな
る。また、そのたわみ量は、外部からの応力に柔軟性を
有する、ステンレス等の可撓性基板を使用した太陽電池
モジュールほど顕著である。
【0028】繰り返しの曲げ応力を長期にわたって受け
た場合、太陽電池モジュール内では、直列接続部材およ
びバイパスダイオード部分に応力が集中する。このとき
発生する問題を、以下に示す。
た場合、太陽電池モジュール内では、直列接続部材およ
びバイパスダイオード部分に応力が集中する。このとき
発生する問題を、以下に示す。
【0029】(1)直列接続部材の変形により、ひび割
れや破断等が発生して、太陽電池特性が低下する。
れや破断等が発生して、太陽電池特性が低下する。
【0030】(2)バイパスダイオードに割れが生じ
て、ダイオード特性が破壊される。
て、ダイオード特性が破壊される。
【0031】(3)バイパスダイオードと直列接続部材
との接続部(主に半田)がはずれて、接点不良の状態と
なる。
との接続部(主に半田)がはずれて、接点不良の状態と
なる。
【0032】本発明の目的は、上記の問題点を解決する
ことにより、価格が安く、作製が容易で、かつ信頼性の
高い太陽電池モジュールを提供することである。
ことにより、価格が安く、作製が容易で、かつ信頼性の
高い太陽電池モジュールを提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の光起電力素子
は、光起電力素子ごとに、少なくとも1個のバイパスダ
イオードが設置された光起電力素子において、該バイパ
スダイオードがフラットダイオードであり、該バイパス
ダイオードのリード線が2枚の金属箔材からなり、かつ
該バイパスダイオードと該金属箔材が接続材を介して接
続されていることを特徴とする。
は、光起電力素子ごとに、少なくとも1個のバイパスダ
イオードが設置された光起電力素子において、該バイパ
スダイオードがフラットダイオードであり、該バイパス
ダイオードのリード線が2枚の金属箔材からなり、かつ
該バイパスダイオードと該金属箔材が接続材を介して接
続されていることを特徴とする。
【0034】本発明の光起電力素子では、該金属箔材の
うち少なくとも1枚は突出部を有しており、該突出部を
用いて複数個の光起電力素子が接続されていることを特
徴とする。
うち少なくとも1枚は突出部を有しており、該突出部を
用いて複数個の光起電力素子が接続されていることを特
徴とする。
【0035】また、本発明の光起電力素子では、該金属
箔材のうち少なくとも1枚は切込と突出部の両方とを有
しており、該突出部を用いて複数個の光起電力素子が接
続されていることを特徴とする。
箔材のうち少なくとも1枚は切込と突出部の両方とを有
しており、該突出部を用いて複数個の光起電力素子が接
続されていることを特徴とする。
【0036】さらに、本発明の光起電力素子では、該全
属箔材における該突出部が、接続に使用されていること
を特徴とする。
属箔材における該突出部が、接続に使用されていること
を特徴とする。
【0037】また、本発明の光起電力素子では、該金属
箔材がビッカース硬度70以下のものを使用することを
特徴とする。
箔材がビッカース硬度70以下のものを使用することを
特徴とする。
【0038】
【作用】本発明では、バイパスダイオードを、比較的厚
さの小さなフラットダイオード(チップダイオード)と
したため、後工程においてEVA(エチレンビニルアセ
テート)などのような充填材を用いて光起電力素子を封
入した際、バイパスダイオードの部分だけ表面から盛り
上がる現象はなくなり、光起電力素子をモジュール化し
たときの平面性が改善する。
さの小さなフラットダイオード(チップダイオード)と
したため、後工程においてEVA(エチレンビニルアセ
テート)などのような充填材を用いて光起電力素子を封
入した際、バイパスダイオードの部分だけ表面から盛り
上がる現象はなくなり、光起電力素子をモジュール化し
たときの平面性が改善する。
【0039】同時に、本発明では、バイパスダイオード
のリード線が2枚の金属箔材からなり、かつバイパスダ
イオードと金属箔材が接続材を介して接続する構造とし
たことにより、光起電力素子のモジュールにたわみが生
じて、接続部に曲げによる応力がかかった場合でも、応
力を緩和することができる。
のリード線が2枚の金属箔材からなり、かつバイパスダ
イオードと金属箔材が接続材を介して接続する構造とし
たことにより、光起電力素子のモジュールにたわみが生
じて、接続部に曲げによる応力がかかった場合でも、応
力を緩和することができる。
【0040】さらに、本発明では、金属箔材のうち少な
くとも1枚は突出部を有しており、この突出部を用いて
複数個の光起電力素子が接続されていることにより、直
接的には突出部で応力が分散され、バイパスダイオード
部分にかかる応力が低減でき、割れ等の破壊を生じなく
なる。さらには、金属箔材部分の幅が太くなるために、
箔材自体の引っ張りや曲げに対する強さが増し、金属箔
材のひび割れ、破断が生じにくくなる。
くとも1枚は突出部を有しており、この突出部を用いて
複数個の光起電力素子が接続されていることにより、直
接的には突出部で応力が分散され、バイパスダイオード
部分にかかる応力が低減でき、割れ等の破壊を生じなく
なる。さらには、金属箔材部分の幅が太くなるために、
箔材自体の引っ張りや曲げに対する強さが増し、金属箔
材のひび割れ、破断が生じにくくなる。
【0041】また、本発明では、金属箔材のうち少なく
とも1枚は切り込みと突出部の両方とを有しており、該
突出部を用いて複数個の光起電力素子が接続されている
ことにより、切り込み部分がストレスループとなって応
力が吸収されるため、バイパスダイオード部にかかる応
力を低減できる。
とも1枚は切り込みと突出部の両方とを有しており、該
突出部を用いて複数個の光起電力素子が接続されている
ことにより、切り込み部分がストレスループとなって応
力が吸収されるため、バイパスダイオード部にかかる応
力を低減できる。
【0042】さらには、本発明では、上記両形態におい
て、突出部を接続に用いて固定することにより、機械的
強度が増すためにさらに効果が認められる。
て、突出部を接続に用いて固定することにより、機械的
強度が増すためにさらに効果が認められる。
【0043】最後に、本発明では、金属箔材として、ビ
ッカース硬度70以下の非常に柔らかい材料を用いるこ
とにより、金属箔材自体の繰り返し曲げに対する粘り強
さが増すので、金属箔の破断に対する強度が増す。
ッカース硬度70以下の非常に柔らかい材料を用いるこ
とにより、金属箔材自体の繰り返し曲げに対する粘り強
さが増すので、金属箔の破断に対する強度が増す。
【0044】
【実施態様例】以下、本発明の実施態様例を、図1を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0045】図1は、本発明の太陽電池モジュールの接
続形態を説明する概略図である。
続形態を説明する概略図である。
【0046】図1(a)は太陽電池素子を3個配列した
平面図であり、図1(b)は直列接続用の配線材とバイ
パスダイオードとをあらかじめ接続した部材の平面図で
ある。図1(c)は、図1(a)の各太陽電池素子と図
1(b)の部材とを接続したときの平面図である。ま
た、図1(d)は図1(a)におけるX−X’部分の断
面図である。
平面図であり、図1(b)は直列接続用の配線材とバイ
パスダイオードとをあらかじめ接続した部材の平面図で
ある。図1(c)は、図1(a)の各太陽電池素子と図
1(b)の部材とを接続したときの平面図である。ま
た、図1(d)は図1(a)におけるX−X’部分の断
面図である。
【0047】図1に示した太陽電池素子100は、導電
性基体上に、下部電極層102、半導体層103、上部
電極層104を順次積層したものである。これらの太陽
電池素子では、上部電極層と下部電極層の電気的な分離
を完全におこなうために、上部電極層の一部分105を
取り除いた後、上部電極の表面上に、上部電極の収集電
極である集電電極106が作製される。
性基体上に、下部電極層102、半導体層103、上部
電極層104を順次積層したものである。これらの太陽
電池素子では、上部電極層と下部電極層の電気的な分離
を完全におこなうために、上部電極層の一部分105を
取り除いた後、上部電極の表面上に、上部電極の収集電
極である集電電極106が作製される。
【0048】次に、集電電極106のさらなる収集電極
であるバスバー電極107を集電電極106上に載置し
た後、導電性接着剤108で集電電極106とバスバー
電極107を電気的に接続することにより、上部電極層
からの引き出し電極を得る。
であるバスバー電極107を集電電極106上に載置し
た後、導電性接着剤108で集電電極106とバスバー
電極107を電気的に接続することにより、上部電極層
からの引き出し電極を得る。
【0049】また、バスバー電極107と導電性基板と
の電気的分離を確実にするために、太陽電池素子100
の端部とバスバー電極107との間には、絶縁テープ1
09が設けてある。
の電気的分離を確実にするために、太陽電池素子100
の端部とバスバー電極107との間には、絶縁テープ1
09が設けてある。
【0050】一方、下部電極からの電気的な取り出し
は、太陽電池素子100の導電性基体の一部を露出させ
た部分110に、銅などのような金属体111をスポッ
ト溶接などのような方法で接続することにより行われ
る。
は、太陽電池素子100の導電性基体の一部を露出させ
た部分110に、銅などのような金属体111をスポッ
ト溶接などのような方法で接続することにより行われ
る。
【0051】また、バイパスダイオード113と直列接
続用の金属体111は、図1(b)に示すようにあらか
じめ接続しておく。
続用の金属体111は、図1(b)に示すようにあらか
じめ接続しておく。
【0052】次に、図1(a)の太陽電池素子に図1
(b)のバイパスダイオード部材を図1(c)のように
載置し、半田あるいは溶接等の方法で電気的に接続す
る。
(b)のバイパスダイオード部材を図1(c)のように
載置し、半田あるいは溶接等の方法で電気的に接続す
る。
【0053】(バイパスダイオード)本発明に使用され
るバイパスダイオードの種類、性能、大きさ、形状は、
太陽電池素子の大きさや、使用する電流、接続形態等に
より様々であるが、特に限定されるものではない。た
だ、太陽電池の平面性を考慮すると、できるだけ小さな
形状で、厚みの薄いものがよい。すなわち、チップダイ
オードやフラットダイオードがより好ましい。
るバイパスダイオードの種類、性能、大きさ、形状は、
太陽電池素子の大きさや、使用する電流、接続形態等に
より様々であるが、特に限定されるものではない。た
だ、太陽電池の平面性を考慮すると、できるだけ小さな
形状で、厚みの薄いものがよい。すなわち、チップダイ
オードやフラットダイオードがより好ましい。
【0054】(金属箔材)本発明に使用される、バイパ
スダイオードのリード線ともなる金属箔材を選定をする
場合には、以下の3点を考慮する必要がある。
スダイオードのリード線ともなる金属箔材を選定をする
場合には、以下の3点を考慮する必要がある。
【0055】(1)電流のパス部分である。
【0056】(2)半田付けをしたい。
【0057】(3)打ち抜き方法で、型を作製したい。
【0058】従って、導電性が良くて、半田付けが可能
で、加工の容易な銀、銅、錫、鉛、ニッケル等の金属を
用いることができるが、これに限定されることはなく、
銀メッキ銅、半田メッキ銅等のメッキした金属を用いて
も構わない。また、その形状についても特に限定はな
く、突出部がどこにあっても構わないし、2つの金属箔
材の一方だけではなく、両方にあっても問題はない。
で、加工の容易な銀、銅、錫、鉛、ニッケル等の金属を
用いることができるが、これに限定されることはなく、
銀メッキ銅、半田メッキ銅等のメッキした金属を用いて
も構わない。また、その形状についても特に限定はな
く、突出部がどこにあっても構わないし、2つの金属箔
材の一方だけではなく、両方にあっても問題はない。
【0059】(太陽電池素子)本発明で用いられる太陽
電池素子は、可撓性を有することが望まれるアモルファ
スシリコン系太陽電池に好適に適用できるものである。
しかし、同様の構成は、アモルファス系以外の、単結晶
シリコン系、多結晶シリコン系あるいはシリコン以外の
半導体を用いた太陽電池、ショットキー接合型の太陽電
池においても適用可能である。
電池素子は、可撓性を有することが望まれるアモルファ
スシリコン系太陽電池に好適に適用できるものである。
しかし、同様の構成は、アモルファス系以外の、単結晶
シリコン系、多結晶シリコン系あるいはシリコン以外の
半導体を用いた太陽電池、ショットキー接合型の太陽電
池においても適用可能である。
【0060】(基体)基体101はアモルファスシリコ
ンのような薄膜の太陽電池の場合に、半導体層を機械的
に支持する部材であり、かつ電極としても使われる。従
って、基体101は、半導体層103を成膜する時の加
熱温度に耐える耐熱性が要求されるが導電性のものでも
電気絶縁性のものでもよい。
ンのような薄膜の太陽電池の場合に、半導体層を機械的
に支持する部材であり、かつ電極としても使われる。従
って、基体101は、半導体層103を成膜する時の加
熱温度に耐える耐熱性が要求されるが導電性のものでも
電気絶縁性のものでもよい。
【0061】導電性の材料としては、例えばFe、N
i、Cr、Al、Mo、Au、Nb、Ta、V、Ti、
Pt、Pb等の金属またはこれらの合金、例えば真ちゅ
う、ステンレス鋼等の薄板及びその複合体やカーボンシ
ート、亜鉛メッキ鋼板が挙げらる。また、電気絶縁性材
料としては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボ
ネート、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ
アミド、ポリイミド、エポキシ等の耐熱性合成樹脂のフ
ィルムまたはシートまたはこれらとガラスファイバー、
カーボンファイバー、ほう素ファイバー、金属繊維等と
の複合体、及びこれらの金属の薄板、樹脂シート等の表
面に異種材質の金属薄膜及び/またはSiO2、Si3N
4、Al2O 3、AlN等の絶縁性薄膜をスパッタ法、蒸
着法、鍍金法等により表面コーテイング処理を行ったも
のおよび、ガラス、セラミックス等が挙げられる。
i、Cr、Al、Mo、Au、Nb、Ta、V、Ti、
Pt、Pb等の金属またはこれらの合金、例えば真ちゅ
う、ステンレス鋼等の薄板及びその複合体やカーボンシ
ート、亜鉛メッキ鋼板が挙げらる。また、電気絶縁性材
料としては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボ
ネート、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ
アミド、ポリイミド、エポキシ等の耐熱性合成樹脂のフ
ィルムまたはシートまたはこれらとガラスファイバー、
カーボンファイバー、ほう素ファイバー、金属繊維等と
の複合体、及びこれらの金属の薄板、樹脂シート等の表
面に異種材質の金属薄膜及び/またはSiO2、Si3N
4、Al2O 3、AlN等の絶縁性薄膜をスパッタ法、蒸
着法、鍍金法等により表面コーテイング処理を行ったも
のおよび、ガラス、セラミックス等が挙げられる。
【0062】(下部電極)下部電極102は、半導体層
で発生した電力を取り出すための一方の電極であり、半
導体層に対してはオーミックコンタクトとなるような仕
事関数を持つことが要求される。材料としては、例えば
Al、Ag、Pt、Au、Ni、Ti、Mo、Fe、
V、Cr、Cu、ステンレス、真ちゅう、ニクロム、S
nO2、In2O3、ZnO、ITO等のいわゆる金属単
体または合金、及び透明導電性酸化物(TCO)等が用
いられる。下部電極102の表面は平滑であることが好
ましいが、光の乱反射を起こさせる場合には、その表面
にテクスチャー処理をしてもよい。また、基体101が
導電性であるときは下部電極102は特に設ける必要は
ない。
で発生した電力を取り出すための一方の電極であり、半
導体層に対してはオーミックコンタクトとなるような仕
事関数を持つことが要求される。材料としては、例えば
Al、Ag、Pt、Au、Ni、Ti、Mo、Fe、
V、Cr、Cu、ステンレス、真ちゅう、ニクロム、S
nO2、In2O3、ZnO、ITO等のいわゆる金属単
体または合金、及び透明導電性酸化物(TCO)等が用
いられる。下部電極102の表面は平滑であることが好
ましいが、光の乱反射を起こさせる場合には、その表面
にテクスチャー処理をしてもよい。また、基体101が
導電性であるときは下部電極102は特に設ける必要は
ない。
【0063】下部電極の作製方法は、例えばメッキ、蒸
着、スパッタ等の方法を用いる。
着、スパッタ等の方法を用いる。
【0064】(半導体層)半導体層103としては、薄
膜太陽電池として一般に使用される公知の半導体物質を
使用することができる。本発明に用いられる太陽電池素
子の半導体層としては、例えばpin接合非晶質シリコ
ン層、pn接合多結晶シリコン層、CuInSe2/C
dS等の化合物半導体層が挙げられる。上記半導体層の
作製方法としては、半導体層が非晶質シリコン層の場合
は、シランガス等の薄膜を形成する原材料ガスを、プラ
ズマ放電を発生させるプラズマCVD等に導入すること
により作製することができる。また、半導体層がpn接
合多結晶シリコン層の場合は、例えば溶融シリコンから
薄膜を形成する方法がある。また、半導体層がCuIn
Se2/CdSの場合は、電子ビーム蒸着法、スパッタ
リング法、電析法等の方法で形成される。
膜太陽電池として一般に使用される公知の半導体物質を
使用することができる。本発明に用いられる太陽電池素
子の半導体層としては、例えばpin接合非晶質シリコ
ン層、pn接合多結晶シリコン層、CuInSe2/C
dS等の化合物半導体層が挙げられる。上記半導体層の
作製方法としては、半導体層が非晶質シリコン層の場合
は、シランガス等の薄膜を形成する原材料ガスを、プラ
ズマ放電を発生させるプラズマCVD等に導入すること
により作製することができる。また、半導体層がpn接
合多結晶シリコン層の場合は、例えば溶融シリコンから
薄膜を形成する方法がある。また、半導体層がCuIn
Se2/CdSの場合は、電子ビーム蒸着法、スパッタ
リング法、電析法等の方法で形成される。
【0065】(上部電極)上部電極104は、半導体層
で発生した起電力を取り出すための電極であり、下部電
極102と対をなすためのものである。上部電極104
は、アモルファスシリコンのようにシート抵抗が高い半
導体の場合に必要であり、結晶系の太陽電池ではシート
抵抗が低いため特に必要とはしない。また、上部電極1
04は、光入射側に位置するため、透明であることが必
要で、透明電極と呼ばれることもある。上部電極104
は、太陽や白色蛍光灯等からの光を半導体層内に効率よ
く吸収させるために光の透過率が85%以上であること
が望ましく、さらに、電気的には光で発生した電流を半
導体層に対し横方向に流れるようにするためにシート抵
抗値は100Ω/□以下であることが望ましい。このよ
うな特性を備えた材料としては、例えばSnO2、In2
O3、ZnO、CdO、CdSnO4、ITO(In2O3
+SnO2)などの金属酸化物が挙げられる。
で発生した起電力を取り出すための電極であり、下部電
極102と対をなすためのものである。上部電極104
は、アモルファスシリコンのようにシート抵抗が高い半
導体の場合に必要であり、結晶系の太陽電池ではシート
抵抗が低いため特に必要とはしない。また、上部電極1
04は、光入射側に位置するため、透明であることが必
要で、透明電極と呼ばれることもある。上部電極104
は、太陽や白色蛍光灯等からの光を半導体層内に効率よ
く吸収させるために光の透過率が85%以上であること
が望ましく、さらに、電気的には光で発生した電流を半
導体層に対し横方向に流れるようにするためにシート抵
抗値は100Ω/□以下であることが望ましい。このよ
うな特性を備えた材料としては、例えばSnO2、In2
O3、ZnO、CdO、CdSnO4、ITO(In2O3
+SnO2)などの金属酸化物が挙げられる。
【0066】(集電電極)集電電極106は、一般的に
は櫛状に形成され、半導体層や上部電極のシート抵抗の
値から好適な幅やピッチが決定される。集電電極は比抵
抗が低く太陽電池の直列抵抗とならないことが要求さ
れ、好ましい比抵抗としては10-2Ωcm〜10-6Ωc
mである。集電電極の材料としては、例えばTi、C
r、Mo、W、Al、Ag、Ni、Cu、Sn、Pt等
の金属またはこれらの合金や半田が用いられる。一般的
には、金属粉末と高分子樹脂バインダーがペースト状に
なった金属ペーストが用いられているが、これに限られ
たものではない。
は櫛状に形成され、半導体層や上部電極のシート抵抗の
値から好適な幅やピッチが決定される。集電電極は比抵
抗が低く太陽電池の直列抵抗とならないことが要求さ
れ、好ましい比抵抗としては10-2Ωcm〜10-6Ωc
mである。集電電極の材料としては、例えばTi、C
r、Mo、W、Al、Ag、Ni、Cu、Sn、Pt等
の金属またはこれらの合金や半田が用いられる。一般的
には、金属粉末と高分子樹脂バインダーがペースト状に
なった金属ペーストが用いられているが、これに限られ
たものではない。
【0067】(バスバー電極)バスバー電極107は、
集電電極106を流れる電流を更に一端に集めるための
電極である。電極材料としては、例えばAg、Pt、C
u等の金属やこれらの合金からなるものを用いることが
でき、形態としてはワイヤー状、箔状のものを貼りつけ
たりしている。箔状のものとしては、例えば銅箔や、あ
るいは銅箔に錫メッキしたもので、場合によっては接着
剤付きのものが用いられる。
集電電極106を流れる電流を更に一端に集めるための
電極である。電極材料としては、例えばAg、Pt、C
u等の金属やこれらの合金からなるものを用いることが
でき、形態としてはワイヤー状、箔状のものを貼りつけ
たりしている。箔状のものとしては、例えば銅箔や、あ
るいは銅箔に錫メッキしたもので、場合によっては接着
剤付きのものが用いられる。
【0068】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1〜図5を参照
して説明する。
して説明する。
【0069】(実施例1)本実施例では、基体としてス
テンレス基板を用いた非晶質シリコン太陽電池の場合を
具体的に説明する。
テンレス基板を用いた非晶質シリコン太陽電池の場合を
具体的に説明する。
【0070】ステンレス基板としては、表面を洗浄した
厚さ0.1mmのステンレススチール箔を用いた。この
ステンレススチール箔上には、下部電極として、500
0ÅのZnO膜が、スパッタリング法で基体温度350
℃にて作製された。
厚さ0.1mmのステンレススチール箔を用いた。この
ステンレススチール箔上には、下部電極として、500
0ÅのZnO膜が、スパッタリング法で基体温度350
℃にて作製された。
【0071】次に、ZnO膜の表面上には、光電変換層
として、表1に示した3層からなるpin接合半導体層
が作製された。このときの基体温度は、3層とも250
℃に維持してあり、かつ3層は連続的に作製された。
として、表1に示した3層からなるpin接合半導体層
が作製された。このときの基体温度は、3層とも250
℃に維持してあり、かつ3層は連続的に作製された。
【0072】
【表1】 さらに半導体層上には、上部電極層104として、70
0ÅのITO透明電極膜が、酸素雰囲気下、基体温度2
00℃で、InとSnを抵抗加熱蒸着することにより作
製された。
0ÅのITO透明電極膜が、酸素雰囲気下、基体温度2
00℃で、InとSnを抵抗加熱蒸着することにより作
製された。
【0073】上記のプロセスにより多層膜が形成された
ロール状ステンレス基板は、切断加工により、各太陽電
池素子に分割した。このようにして、図1(a)に示し
た3枚の太陽電池素子100を得た。
ロール状ステンレス基板は、切断加工により、各太陽電
池素子に分割した。このようにして、図1(a)に示し
た3枚の太陽電池素子100を得た。
【0074】次に、ITOのエッチング材(例えばFe
Cl)含有ペーストを、太陽電池素子100の表面上
へ、パターン105のようにスクリーン印刷した。その
後、純水洗浄することにより、ITO層の一部を除去し
上部電極と下部電極の電気的な分離を確実にした。
Cl)含有ペーストを、太陽電池素子100の表面上
へ、パターン105のようにスクリーン印刷した。その
後、純水洗浄することにより、ITO層の一部を除去し
上部電極と下部電極の電気的な分離を確実にした。
【0075】さらに、各太陽電池素子の非有効発電領域
の一部分のおいて、ITO層、a−Si層及び下部電極
層をグラインダーで除去して、ステンレス基板面110
を露出させることにより、下部電極層からの引き出し電
極を作製した。さらに、その場所へ、厚さ100μmの
銅箔111をスポット溶接にて接続した。
の一部分のおいて、ITO層、a−Si層及び下部電極
層をグラインダーで除去して、ステンレス基板面110
を露出させることにより、下部電極層からの引き出し電
極を作製した。さらに、その場所へ、厚さ100μmの
銅箔111をスポット溶接にて接続した。
【0076】また、ITO層上には、0.3mm幅の集
電電極106が、銀ペーストをスクリーン印刷してから
オーブンで焼成することにより作製された。
電電極106が、銀ペーストをスクリーン印刷してから
オーブンで焼成することにより作製された。
【0077】次に、後述のバスバー電極107と下部電
極との絶縁を確実にするために、基板露出面と隣接する
部分に、ポリイミドの絶縁テープ109を貼付した。
極との絶縁を確実にするために、基板露出面と隣接する
部分に、ポリイミドの絶縁テープ109を貼付した。
【0078】その後、各太陽電池素子100は、それぞ
れが接触することのないように配置された(図1
(a))。
れが接触することのないように配置された(図1
(a))。
【0079】一方、ダイオードリボン(図1(b))
は、2つのリード線の部材112を用いて、チップダイ
オード113をはさみ込むように半田付けすることで作
製した。このチップダイオードとしては、例えば、一辺
2.5mm、厚み250μmのメサ型シリコンチップダ
イオード(GI社製)が好ましい。また、2つのリード
線の部材は、厚み100μmの銅箔から打ち抜きによっ
て作製して、片方の銅箔にはT字型の突出部を設けてあ
る。銅箔の幅は5mmとし、突出部は3mmとした。上
記の方法で作製したダイオードリボンの厚みは、500
μmであった。また、ダイオードに半田付けされる部分
の銅箔の幅は、1.8mmとした。
は、2つのリード線の部材112を用いて、チップダイ
オード113をはさみ込むように半田付けすることで作
製した。このチップダイオードとしては、例えば、一辺
2.5mm、厚み250μmのメサ型シリコンチップダ
イオード(GI社製)が好ましい。また、2つのリード
線の部材は、厚み100μmの銅箔から打ち抜きによっ
て作製して、片方の銅箔にはT字型の突出部を設けてあ
る。銅箔の幅は5mmとし、突出部は3mmとした。上
記の方法で作製したダイオードリボンの厚みは、500
μmであった。また、ダイオードに半田付けされる部分
の銅箔の幅は、1.8mmとした。
【0080】次に、錫メッキ銅からなるバスバー電極1
07は、集電電極106であるところの銀電極と直交さ
せる形で載置された。その後、銀電極との交点には、接
着性銀インク108が点下されて、銀電極すなわち集電
電極106とバスバー電極107は、電気的に接続され
た。
07は、集電電極106であるところの銀電極と直交さ
せる形で載置された。その後、銀電極との交点には、接
着性銀インク108が点下されて、銀電極すなわち集電
電極106とバスバー電極107は、電気的に接続され
た。
【0081】最後に、上記にて用意したダイオードリボ
ン(図1(b))は、太陽電池素子(図1(a))の上
に図1(c)のように載置された後、銅箔111及びバ
スバー電極107との交差部分は半田付けによって接続
された。このようにして、太陽電池素子の直列接続とダ
イオード接続は完成する。
ン(図1(b))は、太陽電池素子(図1(a))の上
に図1(c)のように載置された後、銅箔111及びバ
スバー電極107との交差部分は半田付けによって接続
された。このようにして、太陽電池素子の直列接続とダ
イオード接続は完成する。
【0082】上記の構造体とすることにより、ダイオー
ドリボンは予め作製可能となり、さらにそのリード線部
が接続部材の役割をも兼用可能となった。その結果、太
陽電池素子の直列接続、および太陽電池素子とダイオー
ドリボン間のダイオード接続の作業性が非常に簡易にな
り、半田付けの回数も減らすことができる。
ドリボンは予め作製可能となり、さらにそのリード線部
が接続部材の役割をも兼用可能となった。その結果、太
陽電池素子の直列接続、および太陽電池素子とダイオー
ドリボン間のダイオード接続の作業性が非常に簡易にな
り、半田付けの回数も減らすことができる。
【0083】さらに、直列接続まで終了した太陽電池素
子群に、接着層としてEVA(エチレンビニルアセテー
ト)、表面保護層としてETFE(4ふっ化エチレンと
エチレンの共重合体)を用いて、真空ラミネーターで上
記樹脂フィルムを加熱圧着して、モジュール化すること
により太陽電池モジュールは完成する。
子群に、接着層としてEVA(エチレンビニルアセテー
ト)、表面保護層としてETFE(4ふっ化エチレンと
エチレンの共重合体)を用いて、真空ラミネーターで上
記樹脂フィルムを加熱圧着して、モジュール化すること
により太陽電池モジュールは完成する。
【0084】上記モジュールに対して、繰り返しの曲げ
試験を行ったところ、SERI規定の1万サイクルでは
接続部の銅箔、ダイオード共に変化はなかった。また、
太陽電池の効率、Rs等の特性も試験前後で変化はなか
った。さらに、銅箔に異常をきたすまで試験を行ったと
ころ、約3万5千サイクルでひび割れを生じたが、規定
サイクルを優に越えており、T宇型の突出部を設けるこ
とで十分な効果が見られた。
試験を行ったところ、SERI規定の1万サイクルでは
接続部の銅箔、ダイオード共に変化はなかった。また、
太陽電池の効率、Rs等の特性も試験前後で変化はなか
った。さらに、銅箔に異常をきたすまで試験を行ったと
ころ、約3万5千サイクルでひび割れを生じたが、規定
サイクルを優に越えており、T宇型の突出部を設けるこ
とで十分な効果が見られた。
【0085】(比較例1)比較のために、図7で示した
従来例(バイパスダイオードのリード部である金属箔材
にT字型の突出部がないタイプ)の太陽電池素子群につ
いても、実施例1と同様のモジュール化を行い、同様の
繰り返し曲げ試験を行った。
従来例(バイパスダイオードのリード部である金属箔材
にT字型の突出部がないタイプ)の太陽電池素子群につ
いても、実施例1と同様のモジュール化を行い、同様の
繰り返し曲げ試験を行った。
【0086】その結果、約1万サイクルで太陽電池の効
率、Rs等の特性的には変化はなかった。しかし、3直
列の太陽電池素子群のうち、中央の太陽電池素子に接続
したバイパスダイオードにおいて割れが発生した。
率、Rs等の特性的には変化はなかった。しかし、3直
列の太陽電池素子群のうち、中央の太陽電池素子に接続
したバイパスダイオードにおいて割れが発生した。
【0087】(実施例2)本実施例では、実施例1のダ
イオードリボン図1(b)に代えて、図2(a)を用い
た。銅箔にある突出部の反対側に、切り込みを設けた点
が異なる。 他の点は、実施例1と同様とした。
イオードリボン図1(b)に代えて、図2(a)を用い
た。銅箔にある突出部の反対側に、切り込みを設けた点
が異なる。 他の点は、実施例1と同様とした。
【0088】まず、実施例1と同様の銅箔、チップダイ
オード(GI社製)204を用いて、図2(a)に示す
ようなダイオードリボンを作製した。
オード(GI社製)204を用いて、図2(a)に示す
ようなダイオードリボンを作製した。
【0089】銅箔201、202は、基本的には幅5m
m、厚み100μmと実施例1の構成と同じであるが、
銅箔202については、幅3mmのT字の突出部205
とその突出部の反対側に深さ3mmの切り込み204を
設けた。これらの銅箔は、どんなに複雑な形状であって
も打ち抜きにより簡単に作ることができる。でき上がり
のダイオードリボンの厚みは500μmであった。
m、厚み100μmと実施例1の構成と同じであるが、
銅箔202については、幅3mmのT字の突出部205
とその突出部の反対側に深さ3mmの切り込み204を
設けた。これらの銅箔は、どんなに複雑な形状であって
も打ち抜きにより簡単に作ることができる。でき上がり
のダイオードリボンの厚みは500μmであった。
【0090】上記ダイオードリボンを太陽電池素子の上
に図2(b)のように載置した後、銅箔及びバスバー電
極との交差部分を半田付けにより接続した。
に図2(b)のように載置した後、銅箔及びバスバー電
極との交差部分を半田付けにより接続した。
【0091】さらにこれらを実施例1と全く同様の方法
でモジュール化した。
でモジュール化した。
【0092】本例では、上記にて作製した太陽電池モジ
ュールに対して、繰り返し曲げ試験を行ったところ、S
ERI規定の1万サイクルでは接続部の銅箔、ダイオー
ド共に変化はなく、かつ太陽電池の効率、Rs等の特性
的にも試験後に劣化はないという結果が得られた。さら
に、銅箔に異常をきたすまで試験を行ったところ、約5
万2千サイクルでひび割れを生じた。実施例1と同様
に、規定サイクルはクリアーしているが、切り込みをつ
けた場合の方が、切り込みを設けず突出部のみを有する
銅箔を使用する場合よりも、耐久性の点で優れており、
切り込みが応力緩和に有効であることが明らかとなっ
た。
ュールに対して、繰り返し曲げ試験を行ったところ、S
ERI規定の1万サイクルでは接続部の銅箔、ダイオー
ド共に変化はなく、かつ太陽電池の効率、Rs等の特性
的にも試験後に劣化はないという結果が得られた。さら
に、銅箔に異常をきたすまで試験を行ったところ、約5
万2千サイクルでひび割れを生じた。実施例1と同様
に、規定サイクルはクリアーしているが、切り込みをつ
けた場合の方が、切り込みを設けず突出部のみを有する
銅箔を使用する場合よりも、耐久性の点で優れており、
切り込みが応力緩和に有効であることが明らかとなっ
た。
【0093】ここで、図2(a)の銅箔202の形状に
ついては、一例を示したが、例えば切込の形状とか切り
込み深さ等に何ら限定はなく、またその位置関係にも何
の制約もない。
ついては、一例を示したが、例えば切込の形状とか切り
込み深さ等に何ら限定はなく、またその位置関係にも何
の制約もない。
【0094】(実施例3)本実施例では、実施例1、比
較例1、実施例2で使用したダイオードリボン形態を、
金属箔材として厚み120μmの半田メッキ銅に代えて
作製した。
較例1、実施例2で使用したダイオードリボン形態を、
金属箔材として厚み120μmの半田メッキ銅に代えて
作製した。
【0095】他の点は、実施例1と同様とした。
【0096】このようにして作製した太陽電池モジュー
ルに対して、実施例1と同様に繰り返し曲げ試験を行っ
た。
ルに対して、実施例1と同様に繰り返し曲げ試験を行っ
た。
【0097】繰り返し曲げ試験をそれぞれ1万サイクル
ずつ行ったところ、比較例1と同様に作製したサンプル
(突出部分も切り込みもない場合)だけが、半田メッキ
銅箔にひび割れを生じ、Rsが数%上昇した。他の2つ
のサンプル、すなわち実施例1と実施例2と同様に作製
したサンプルについては、半田メッキ銅箔には何ら変化
はなく、太陽電池としての特性も劣化は見られなかっ
た。
ずつ行ったところ、比較例1と同様に作製したサンプル
(突出部分も切り込みもない場合)だけが、半田メッキ
銅箔にひび割れを生じ、Rsが数%上昇した。他の2つ
のサンプル、すなわち実施例1と実施例2と同様に作製
したサンプルについては、半田メッキ銅箔には何ら変化
はなく、太陽電池としての特性も劣化は見られなかっ
た。
【0098】(実施例4)本実施例では、実施例1が下
部電極からの取り出し部に銅箔を接続してあるのに代え
て、銅箔は用いず、下部電極からの取り出し部308を
グラインダーで削ったままの状態にダイオードリボンの
突出部を接続した点が異なる。
部電極からの取り出し部に銅箔を接続してあるのに代え
て、銅箔は用いず、下部電極からの取り出し部308を
グラインダーで削ったままの状態にダイオードリボンの
突出部を接続した点が異なる。
【0099】他の点は、実施例1と同様とした。
【0100】図3(b)には、本実施例で使用するダイ
オードリボンを示している。金属箔材311、312に
は、実施例1で用いたものと同じ幅5mm、厚さ100
μmの銅箔を使用し、バイパスダイオード313も同様
のチップダイオードを用いた。
オードリボンを示している。金属箔材311、312に
は、実施例1で用いたものと同じ幅5mm、厚さ100
μmの銅箔を使用し、バイパスダイオード313も同様
のチップダイオードを用いた。
【0101】銅箔312については、箔の右端に1cm
長のT字型突出部315を有しており、その反対側に深
さ3mmの切り込みを有している。
長のT字型突出部315を有しており、その反対側に深
さ3mmの切り込みを有している。
【0102】用意したダイオードリボンを図3(c)の
ように載置した後、金属箔材の突出部分315と太陽電
池素子の308とをスポット溶接にて接続した。また、
ダイオードリボンの315部分と隣接するダイオードリ
ボンの311部分を半田付けした。
ように載置した後、金属箔材の突出部分315と太陽電
池素子の308とをスポット溶接にて接続した。また、
ダイオードリボンの315部分と隣接するダイオードリ
ボンの311部分を半田付けした。
【0103】本例では、上記のように、突出部を下部電
極の取り出し部に接続したことにより、部品数も少なく
でき、作業工程も短くでき、低コスト化がはかれる。
極の取り出し部に接続したことにより、部品数も少なく
でき、作業工程も短くでき、低コスト化がはかれる。
【0104】さらにこれらの太陽電池素子群を実施例1
と同様の方法でモジュール化し、繰り返し曲げ試験を行
ったところ、1万サイクルでは何の異常も見られなかっ
た。また、10万サイクル後においても、何の異常も現
れなかった。
と同様の方法でモジュール化し、繰り返し曲げ試験を行
ったところ、1万サイクルでは何の異常も見られなかっ
た。また、10万サイクル後においても、何の異常も現
れなかった。
【0105】従って、ダイオードのリード部である金属
箔材の一部を、太陽電池素子群の一部に接続することに
より、曲げの応力を素子全体で受けることができるの
で、ダイオード部に加わる応力は低減され、耐久性の点
でさらに優れた特性を示すようになった。
箔材の一部を、太陽電池素子群の一部に接続することに
より、曲げの応力を素子全体で受けることができるの
で、ダイオード部に加わる応力は低減され、耐久性の点
でさらに優れた特性を示すようになった。
【0106】(実施例5)本実施例では、実施例1で使
用したダイオードリボン形態において、焼きなまし時間
を変えた銅箔を用いた点が異なる。
用したダイオードリボン形態において、焼きなまし時間
を変えた銅箔を用いた点が異なる。
【0107】他の点は、実施例1と同様とした。
【0108】銅箔の焼きなまし時間を変えて、表2に示
す5種類の硬度の異なる銅箔を用意した。なお、Hvは
ビッカース硬度である
す5種類の硬度の異なる銅箔を用意した。なお、Hvは
ビッカース硬度である
【0109】
【表2】 上記の5つの銅箔を用いて、他の点は実施例1と全く同
様にして太陽電池モジュールを作製し、繰り返し曲げ試
験を行った。
様にして太陽電池モジュールを作製し、繰り返し曲げ試
験を行った。
【0110】その結果を、表1および図4に示す。図4
における横軸は銅のビッカース硬さであり、縦軸はひび
割れ等の異常をきたすまでの繰り返し曲げ回数である。
における横軸は銅のビッカース硬さであり、縦軸はひび
割れ等の異常をきたすまでの繰り返し曲げ回数である。
【0111】T字型の突出部を設けた効果によって、い
ずれのサンプルもSERI規格の1万回を越えている。
ずれのサンプルもSERI規格の1万回を越えている。
【0112】また、本例では、ビッカース硬度が70以
上の銅箔のとき5万サイクル以下でひび割れを生じるの
に対して、ビッカース硬度が70以下になると急激に耐
久性が良くなり、ビッカース硬度50のサンプルでは、
10万回でもひび割れを生じないという結果が得られ
た。
上の銅箔のとき5万サイクル以下でひび割れを生じるの
に対して、ビッカース硬度が70以下になると急激に耐
久性が良くなり、ビッカース硬度50のサンプルでは、
10万回でもひび割れを生じないという結果が得られ
た。
【0113】以上のことから、金属箔材にビッカース硬
度70以下の軟質な材料を用いることにより、繰り返し
曲げに対する耐久性を伸ばすことが可能である。
度70以下の軟質な材料を用いることにより、繰り返し
曲げに対する耐久性を伸ばすことが可能である。
【0114】(実施例6)本実施例では、実施例1でも
作製したITO層をエッチングした領域に、さらに後述
する硬質銅箔を設けた点が異なる。
作製したITO層をエッチングした領域に、さらに後述
する硬質銅箔を設けた点が異なる。
【0115】他の点は、実施例1と同様とした。
【0116】図5を用いて、本発明の第6の実施例につ
いて以下説明する。
いて以下説明する。
【0117】2枚の太陽電池素子500は、実施例1と
全く同様に作製した。
全く同様に作製した。
【0118】まず、ITOのエッチング材(FeC
l3)含有ペーストを501のパターンにスクリーン印
刷した後、純水洗浄することにより、ITO層の一部を
エッチングして上部電極と下部電極の電気的な分離を確
実にした。次に、エッチング領域のすぐ外側にポリイミ
ドの絶縁テープを貼付し(不図示)、さらにそのテープ
上に厚さ100μmの硬質銅箔502を両面テープによ
り貼付した(図5(a))。この段階で銅箔502は、
電気的に浮遊状態になっている。
l3)含有ペーストを501のパターンにスクリーン印
刷した後、純水洗浄することにより、ITO層の一部を
エッチングして上部電極と下部電極の電気的な分離を確
実にした。次に、エッチング領域のすぐ外側にポリイミ
ドの絶縁テープを貼付し(不図示)、さらにそのテープ
上に厚さ100μmの硬質銅箔502を両面テープによ
り貼付した(図5(a))。この段階で銅箔502は、
電気的に浮遊状態になっている。
【0119】さらにその硬質銅箔502に平行で、かつ
すぐ外側の位置に厚さ100μmの硬質銅箔503を超
音波溶接により図5(a)のように接続し、下部電極か
らの取り出しとした。
すぐ外側の位置に厚さ100μmの硬質銅箔503を超
音波溶接により図5(a)のように接続し、下部電極か
らの取り出しとした。
【0120】また、2枚の銅箔503の右端部を図5
(a)に示すようにポリイミド絶縁テープ504で覆い
隠しておいた。
(a)に示すようにポリイミド絶縁テープ504で覆い
隠しておいた。
【0121】ここで、直径100μmの銅ワイヤーに銀
ペーストを20μm厚でコート、乾燥した銀コートワイ
ヤーを用意した。そのワイヤーを図5(a)のように配
置し、1気圧の圧力を加えながら150℃で20秒間プ
レスして太陽電池素子の有効領域との接着を行い、集電
電極505とした。
ペーストを20μm厚でコート、乾燥した銀コートワイ
ヤーを用意した。そのワイヤーを図5(a)のように配
置し、1気圧の圧力を加えながら150℃で20秒間プ
レスして太陽電池素子の有効領域との接着を行い、集電
電極505とした。
【0122】さらに、硬質銅箔502と集電電極505
とを電気的に接続するために、銅箔506上の集電電極
505の上に銀ペーストをドッテイングし、オープンで
硬化した。これによって、銅箔502は上部電極からの
取り出し電極となりえる。
とを電気的に接続するために、銅箔506上の集電電極
505の上に銀ペーストをドッテイングし、オープンで
硬化した。これによって、銅箔502は上部電極からの
取り出し電極となりえる。
【0123】次に、1辺3.5mm、厚み250μmの
プレーナー型シリコンチップダイオード510を用意し
た。また、厚み100μmの銅箔から打ち抜きによって
リード線の部材511、512を用意し、リード部材5
12にはT宇型の突出部513と先端にRのついた切り
込み514を設けた。銅箔の幅は5mmであり、T字型
の突出部513は3mm、切り込み部分514は深さ3
mmとした。これらの銅リード部材を用いて、チップダ
イオード510をはさみ込むように半田付けし、図5
(b)に示すようなダイオードリボンを作成した。でき
上がりのダイオードリボンの厚みは500μmであっ
た。
プレーナー型シリコンチップダイオード510を用意し
た。また、厚み100μmの銅箔から打ち抜きによって
リード線の部材511、512を用意し、リード部材5
12にはT宇型の突出部513と先端にRのついた切り
込み514を設けた。銅箔の幅は5mmであり、T字型
の突出部513は3mm、切り込み部分514は深さ3
mmとした。これらの銅リード部材を用いて、チップダ
イオード510をはさみ込むように半田付けし、図5
(b)に示すようなダイオードリボンを作成した。でき
上がりのダイオードリボンの厚みは500μmであっ
た。
【0124】ここで、作製したダイオードリボンを図5
(b)のようにポリイミドの絶縁テープ504上に載置
したあと、X、Y、Z部をそれぞれ半田付けした。これ
によってX−Y間接続は各太陽電池素子のバイパスダイ
オードの接続になっており、また、Y−Z間は隣接素子
との直列接続になっている。また、本構成では1つの太
陽電池素子に対して、バイパスダイオードは2個設置さ
れている。
(b)のようにポリイミドの絶縁テープ504上に載置
したあと、X、Y、Z部をそれぞれ半田付けした。これ
によってX−Y間接続は各太陽電池素子のバイパスダイ
オードの接続になっており、また、Y−Z間は隣接素子
との直列接続になっている。また、本構成では1つの太
陽電池素子に対して、バイパスダイオードは2個設置さ
れている。
【0125】本例では、上記のように、図5(a)に示
したような電極構成の場合でも、図5(b)のようなダ
イオードリボンによって、接続が簡単となり、作業工程
も短くできため、低コスト化がはかれる。
したような電極構成の場合でも、図5(b)のようなダ
イオードリボンによって、接続が簡単となり、作業工程
も短くできため、低コスト化がはかれる。
【0126】また、実施例1と同様にモジュールにして
繰り返し曲げ試験を行ったところ、10万回でも問題は
なかった。
繰り返し曲げ試験を行ったところ、10万回でも問題は
なかった。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、曲げの応力に強く、容易に製造でき、低コ
ストな光起電力素子がえられる。従って、本発明によ
り、屋外で使用する際の耐久性をアップでき、信頼性の
高い太陽電池モジュールを提供することが可能である。
明によれば、曲げの応力に強く、容易に製造でき、低コ
ストな光起電力素子がえられる。従って、本発明によ
り、屋外で使用する際の耐久性をアップでき、信頼性の
高い太陽電池モジュールを提供することが可能である。
【図1】本発明の実施態様例および実施例1を説明する
概略図である。
概略図である。
【図2】本発明の実施例2を説明する概略図である。
【図3】本発明の実施例4を説明する概略図である。
【図4】本発明の実施例5を説明する概略図であり、銅
のビッカース硬さと繰り返し曲げ回数の関係を示すグラ
フである。
のビッカース硬さと繰り返し曲げ回数の関係を示すグラ
フである。
【図5】本発明の実施例6を説明する概略図である。
【図6】従来の太陽電池モジュールの接続形態の概略図
である。
である。
【図7】従来の太陽電池モジュールの他の接続形態を説
明する概略図である。
明する概略図である。
100、300、500、600、700 太陽電池素
子、 101、601 基板、 102、602 下部電極層、 103、603 半導体層、 104、604 上部電極層、 105、306、605、706 上部電極層の一部、 106、301、606、701 集電電極、 107、302、607、702 バスバー電極、 108、307、608、707 導電性接着剤、 109、309、504、709 絶縁テープ、 110、308、708 基板の露出部分、 111、611、703 金属体、 112、201、202、311、312、711 金
属箔体、 113、203、313、510、630、710 バ
イパスダイオード、 204、315、513 T字型の突出部、 205、314、514 切り込み部分。
子、 101、601 基板、 102、602 下部電極層、 103、603 半導体層、 104、604 上部電極層、 105、306、605、706 上部電極層の一部、 106、301、606、701 集電電極、 107、302、607、702 バスバー電極、 108、307、608、707 導電性接着剤、 109、309、504、709 絶縁テープ、 110、308、708 基板の露出部分、 111、611、703 金属体、 112、201、202、311、312、711 金
属箔体、 113、203、313、510、630、710 バ
イパスダイオード、 204、315、513 T字型の突出部、 205、314、514 切り込み部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤崎 達雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】光起電力素子ごとに、少なくとも1個のバ
イパスダイオードが設置された光起電力素子において、
該バイパスダイオードがフラットダイオードであり、該
バイパスダイオードのリード線が2枚の金属箔材からな
り、かつ該バイパスダイオードと該金属箔材が接続材を
介して接続されていることを特徴とする光起電力素子 - 【請求項2】該金属箔材が、金、銀、銅、鉛または錫の
うち少なくとも1つの成分を含むことを特徴とする請求
項1に記載の光起電力素子 - 【請求項3】該金属箔材の厚みが、50μm〜200μ
mであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光起
電力素子 - 【請求項4】該金属箔材のビッカース硬度が、70以下
のものを使用することを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれか1項に記載の光起電力素子 - 【請求項5】該接続材が、半田の中に金属微粒子を分散
させたものであることを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれか1項に記載の光起電力素子 - 【請求項6】該金属箔材と該バイパスダイオードとを、
該接続材が接続する部分の接触面積が、該フラットダイ
オード面積の50%以上90%以下であることを特徴と
する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光起電力素
子 - 【請求項7】該金属箔材のうち少なくとも1枚は突出部
を有しており、該突出部を用いて複数個の光起電力素子
が接続されていることを特徴とする請求項1乃至6のい
ずれか1項に記載の光起電力素子 - 【請求項8】該金属箔材のうち少なくとも1枚は切込と
突出部の両方とを有しており、該突出部を用いて複数個
の光起電力素子が接続されていることを特徴とする請求
項1乃至6のいずれか1項に記載の光起電力素子 - 【請求項9】該全属箔材における該突出部が、接続に使
用されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の
光起電力素子
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6092691A JPH07302923A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 光起電力素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6092691A JPH07302923A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 光起電力素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07302923A true JPH07302923A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14061523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6092691A Pending JPH07302923A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 光起電力素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07302923A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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1994
- 1994-04-28 JP JP6092691A patent/JPH07302923A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050406 |