JPH07298340A - 移動通信システムおよび移動局 - Google Patents
移動通信システムおよび移動局Info
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- JPH07298340A JPH07298340A JP7036554A JP3655495A JPH07298340A JP H07298340 A JPH07298340 A JP H07298340A JP 7036554 A JP7036554 A JP 7036554A JP 3655495 A JP3655495 A JP 3655495A JP H07298340 A JPH07298340 A JP H07298340A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W36/00—Hand-off or reselection arrangements
- H04W36/34—Reselection control
- H04W36/36—Reselection control by user or terminal equipment
- H04W36/365—Reselection control by user or terminal equipment by manual user interaction
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/02—Terminal devices
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W76/00—Connection management
- H04W76/30—Connection release
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】移動通信システムで、通話チャネル切替え有
無を移動局ユーザが設定、不正移動局の早期発見、
基地局制御局での呼制御処理の輻輳回避、一斉呼出チ
ャネルの輻輳回避、を可能とすることを目的とする。 【構成】移動網側で通話チャネル切替要因を検出した
ことをユーザに通知する手段と、ユーザが通話切替き可
否を選定するスイッチとを移動局に設け、ユーザの意志
を網側に伝えられるようにする。累計通話料金を網と
移動局とで独自に集計し、比較することにより不正移動
局を発見する。基地局制御局が管理する基地局の数を
輻輳状態に応じて、リアルタイムでダイナミックに変更
する。位置登録エリアを構成する無線ゾーンの数を、
呼出し処理の負荷状態等に応じてリアルタイムで変更す
ることにより、周辺位置登録エリアに負荷を分担させ
る。
無を移動局ユーザが設定、不正移動局の早期発見、
基地局制御局での呼制御処理の輻輳回避、一斉呼出チ
ャネルの輻輳回避、を可能とすることを目的とする。 【構成】移動網側で通話チャネル切替要因を検出した
ことをユーザに通知する手段と、ユーザが通話切替き可
否を選定するスイッチとを移動局に設け、ユーザの意志
を網側に伝えられるようにする。累計通話料金を網と
移動局とで独自に集計し、比較することにより不正移動
局を発見する。基地局制御局が管理する基地局の数を
輻輳状態に応じて、リアルタイムでダイナミックに変更
する。位置登録エリアを構成する無線ゾーンの数を、
呼出し処理の負荷状態等に応じてリアルタイムで変更す
ることにより、周辺位置登録エリアに負荷を分担させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルラー方式の移動通
信システムにおける(1)無線ゾーンの境界を横切ると
きの通話チャネルの切替え制御、(2)不正移動局の早
期発見、(3)基地局制御局の処理輻輳時の負荷均等
化、(4)一斉呼出時の制御チャネルの負荷を軽減でき
る位置登録エリアの構成方法に関する。
信システムにおける(1)無線ゾーンの境界を横切ると
きの通話チャネルの切替え制御、(2)不正移動局の早
期発見、(3)基地局制御局の処理輻輳時の負荷均等
化、(4)一斉呼出時の制御チャネルの負荷を軽減でき
る位置登録エリアの構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は本発明が対象とする移動通信シス
テムのシステム構成図である。移動通信システムは、各
基地局及び他の交換網との間に通話回線を持ち、移動局
間、または移動局と他の網(PSTN; Public Switched Tel
ephone Network, ISDN; Integrated Service Digital N
etwork等) とを接続する通話回線を形成する移動通信交
換局(MSC; Mobile Service Switching Center) 1、各
基地局及び移動体交換局間を制御線で接続し、呼制御、
移動局の管理、基地局制御、他の網との接続制御、制御
ゾーン切替制御等を行う基地局制御局(BCS; Base Contr
ol Station) 2、呼制御、移動局の管理、無線チャネル
の管理、制御ゾーン切替制御の機能を有し、移動局との
間で無線通信を行う基地局(BS; Base Station)3、呼制
御、基地局電界強度測定、電界制御、マンマシンインタ
フェイス等の機能を有する移動局(MS; Mobile Station)
4から構成される。基地局は移動局との間で、無線の制
御チャネルを介して、呼処理、移動管理のための制御信
号をやり取りし、無線の通話チャネルを介して通話信号
をやり取りする。
テムのシステム構成図である。移動通信システムは、各
基地局及び他の交換網との間に通話回線を持ち、移動局
間、または移動局と他の網(PSTN; Public Switched Tel
ephone Network, ISDN; Integrated Service Digital N
etwork等) とを接続する通話回線を形成する移動通信交
換局(MSC; Mobile Service Switching Center) 1、各
基地局及び移動体交換局間を制御線で接続し、呼制御、
移動局の管理、基地局制御、他の網との接続制御、制御
ゾーン切替制御等を行う基地局制御局(BCS; Base Contr
ol Station) 2、呼制御、移動局の管理、無線チャネル
の管理、制御ゾーン切替制御の機能を有し、移動局との
間で無線通信を行う基地局(BS; Base Station)3、呼制
御、基地局電界強度測定、電界制御、マンマシンインタ
フェイス等の機能を有する移動局(MS; Mobile Station)
4から構成される。基地局は移動局との間で、無線の制
御チャネルを介して、呼処理、移動管理のための制御信
号をやり取りし、無線の通話チャネルを介して通話信号
をやり取りする。
【0003】移動通信交換局、基地局制御局、基地局か
らなるシステムを以後,移動網と称する。図2は移動局
(MS)の構成を示すブロック図である。
らなるシステムを以後,移動網と称する。図2は移動局
(MS)の構成を示すブロック図である。
【0004】移動局4は、無線送受信部41、音声入出力
部42、マンマシンインタフェイス部43、制御部44、記憶
部45とを有する。無線送受信部41は、アンテナ41a,無線
受信部41b,無線送信部41c とからなる。無線受信部41b
はアンテナから受信した無線信号を復調して、移動網側
から送られる通話音声信号を取出してスピーカ42a ある
いはイヤホン等に与え、あるいは制御情報を取出して制
御部44に与える。無線送信部41c はマイクロホン42b か
らの送話音声や、制御部44から移動網へ通知すべき制御
のための情報を無線信号に変換してアンテナ41a を介し
て無線基地局に送信する。制御部44は、CPU システムを
ソフトウエアで動かすことにより各種の制御を行う部分
で、無線送受信部との間で制御用のメッセージをやり取
りする送受信機能部44a,呼を制御するためメッセージの
作成, 解読を行う呼制御機能部44b,ユーザに知らせるべ
き情報をマンマシンインタフェイス部43へ送出し、ユー
ザが入力する情報をマンマシンインタフェイス部から受
信する状態監視機能部44c とを有する。
部42、マンマシンインタフェイス部43、制御部44、記憶
部45とを有する。無線送受信部41は、アンテナ41a,無線
受信部41b,無線送信部41c とからなる。無線受信部41b
はアンテナから受信した無線信号を復調して、移動網側
から送られる通話音声信号を取出してスピーカ42a ある
いはイヤホン等に与え、あるいは制御情報を取出して制
御部44に与える。無線送信部41c はマイクロホン42b か
らの送話音声や、制御部44から移動網へ通知すべき制御
のための情報を無線信号に変換してアンテナ41a を介し
て無線基地局に送信する。制御部44は、CPU システムを
ソフトウエアで動かすことにより各種の制御を行う部分
で、無線送受信部との間で制御用のメッセージをやり取
りする送受信機能部44a,呼を制御するためメッセージの
作成, 解読を行う呼制御機能部44b,ユーザに知らせるべ
き情報をマンマシンインタフェイス部43へ送出し、ユー
ザが入力する情報をマンマシンインタフェイス部から受
信する状態監視機能部44c とを有する。
【0005】記憶部45は、移動局固有の各種ID情報を含
む固定情報を記憶する固定情報記憶部45a,移動網とのや
り取りのすることによって変化する位置登録や呼制御の
ための可変情報を記憶する可変情報記憶部45b とからな
る。
む固定情報を記憶する固定情報記憶部45a,移動網とのや
り取りのすることによって変化する位置登録や呼制御の
ための可変情報を記憶する可変情報記憶部45b とからな
る。
【0006】図1において、無線基地局(BS)3は、自局
で送受信する無線電波が到達するゾーンを無線ゾーンと
して受持つ。複数の基地局が、その無線ゾーンがサービ
スエリアの全域をカバーするように、適宜分散して配置
される。各基地局は、無線送受信部を有し、隣接基地局
とは異なる周波数の無線チャネルが割り当てられてい
る。基地局は基地局制御局から制御されて、該無線チャ
ネルを介して、自己の無線ゾーン内に在圏する移動局と
の間で直接通信を行い、通話信号の送受、呼制御、移動
局の管理、無線チャネルの管理、制御ゾーン切替制御等
を行う。基地局は予め決められた周波数のとまり木チャ
ネルと呼ばれる無線チャネルで、在圏する移動局に制御
情報を放送形式で報知している。
で送受信する無線電波が到達するゾーンを無線ゾーンと
して受持つ。複数の基地局が、その無線ゾーンがサービ
スエリアの全域をカバーするように、適宜分散して配置
される。各基地局は、無線送受信部を有し、隣接基地局
とは異なる周波数の無線チャネルが割り当てられてい
る。基地局は基地局制御局から制御されて、該無線チャ
ネルを介して、自己の無線ゾーン内に在圏する移動局と
の間で直接通信を行い、通話信号の送受、呼制御、移動
局の管理、無線チャネルの管理、制御ゾーン切替制御等
を行う。基地局は予め決められた周波数のとまり木チャ
ネルと呼ばれる無線チャネルで、在圏する移動局に制御
情報を放送形式で報知している。
【0007】移動局は待ち受け時に、所定の周期で局が
在圏する無線ゾーンおよび周辺の無線ゾーンのとまり木
チャネルを受信し、受信レベルの測定や位置登録用の位
置番号等の報知情報の取込みを行う。
在圏する無線ゾーンおよび周辺の無線ゾーンのとまり木
チャネルを受信し、受信レベルの測定や位置登録用の位
置番号等の報知情報の取込みを行う。
【0008】図3は基地局制御局の構成を示すブロック
図である。基地局制御局(BCS) 2は、複数の基地局を管
理するもので、基地局と移動通信交換機との間でやり取
りされる制御情報や通話信号を仲介する通信制御機能部
21、呼管理機能部22a と回線制御機能部22b とを有する
呼制御部22、自基地局制御局の配下にある基地局および
移動局に関する運用情報を保持する運用情報保持部23,
システムの運用に関して監視・制御を行う運転管理部24
とを有する。なお、回線制御部22b は通話中の移動局か
らの上り無線チャネルの受信レベルを当該基地局で測定
した結果を、所定周期で通知を受けており、受信レベル
が予め設定されいる終話条件受信レベル以下になった
ら、移動局の電波断とみなし当該呼に対する呼切断を行
う。
図である。基地局制御局(BCS) 2は、複数の基地局を管
理するもので、基地局と移動通信交換機との間でやり取
りされる制御情報や通話信号を仲介する通信制御機能部
21、呼管理機能部22a と回線制御機能部22b とを有する
呼制御部22、自基地局制御局の配下にある基地局および
移動局に関する運用情報を保持する運用情報保持部23,
システムの運用に関して監視・制御を行う運転管理部24
とを有する。なお、回線制御部22b は通話中の移動局か
らの上り無線チャネルの受信レベルを当該基地局で測定
した結果を、所定周期で通知を受けており、受信レベル
が予め設定されいる終話条件受信レベル以下になった
ら、移動局の電波断とみなし当該呼に対する呼切断を行
う。
【0009】図4は移動通信交換局の呼制御関連部分の
ブロック図である。移動通信交換局1は、基地局制御局
より下流の無線回線を制御する無線回線制御部11、他の
網または他の移動通信交換機と自交換局の配下の移動局
との間の通話を制御する通話制御機能部12、自交換機の
配下として登録されている全ての移動局加入者に関する
固定/ 可変の加入者情報を保持するホームメモリ13、移
動通信システムの運用保守のための保守運用機能部14と
を有する。
ブロック図である。移動通信交換局1は、基地局制御局
より下流の無線回線を制御する無線回線制御部11、他の
網または他の移動通信交換機と自交換局の配下の移動局
との間の通話を制御する通話制御機能部12、自交換機の
配下として登録されている全ての移動局加入者に関する
固定/ 可変の加入者情報を保持するホームメモリ13、移
動通信システムの運用保守のための保守運用機能部14と
を有する。
【0010】移動局は複数の無線ゾーン間を自由に移動
するので、移動網は移動局の位置を把握する必要があ
る。そこで各移動局は、着呼時の呼出しエリアを移動網
に認識させるために、移動通信交換局に設けられたホー
ムメモリに自局が現存する位置を位置番号として登録し
ており、移動により位置が変わると位置番号を登録しな
おす。移動網がカバーする全サービスエリアを、それぞ
れが複数の無線ゾーンからなる複数のエリアに分割し
て、それぞれのエリアにユニークな位置番号を定める。
このように分割され同じ位置番号の無線ゾーンの集合か
らなるエリアを位置登録エリアと言う。移動網から或る
移動局を呼び出す場合は、当該移動局の加入者情報を保
持する移動交換機のホームメモリから、移動局の存在す
る位置登録エリアの位置番号を取り出し、その位置番号
の位置登録エリアの全ての無線ゾーンに対し、制御チャ
ネルを介して一斉に呼出信号を送出する。当該移動局は
自分が居る無線ゾーンの基地局に応答信号を返し、該移
動局と移動網との間の通話が可能となる。
するので、移動網は移動局の位置を把握する必要があ
る。そこで各移動局は、着呼時の呼出しエリアを移動網
に認識させるために、移動通信交換局に設けられたホー
ムメモリに自局が現存する位置を位置番号として登録し
ており、移動により位置が変わると位置番号を登録しな
おす。移動網がカバーする全サービスエリアを、それぞ
れが複数の無線ゾーンからなる複数のエリアに分割し
て、それぞれのエリアにユニークな位置番号を定める。
このように分割され同じ位置番号の無線ゾーンの集合か
らなるエリアを位置登録エリアと言う。移動網から或る
移動局を呼び出す場合は、当該移動局の加入者情報を保
持する移動交換機のホームメモリから、移動局の存在す
る位置登録エリアの位置番号を取り出し、その位置番号
の位置登録エリアの全ての無線ゾーンに対し、制御チャ
ネルを介して一斉に呼出信号を送出する。当該移動局は
自分が居る無線ゾーンの基地局に応答信号を返し、該移
動局と移動網との間の通話が可能となる。
【0011】移動局との通話は、最寄りの基地局からの
通話チャネルを介して行われ、通話中に無線ゾーンの境
界を横切ると、移行した新たな無線ゾーンの基地局の通
話チャネルに切替えられる。
通話チャネルを介して行われ、通話中に無線ゾーンの境
界を横切ると、移行した新たな無線ゾーンの基地局の通
話チャネルに切替えられる。
【0012】また移動局は移動網に対して回線接続等の
サービスを要求する際に、自局の加入者番号、移動局番
号等を移動網に通知する。移動網は、保持している加入
者データ等を参照して、システムに加入している正当な
加入者か否かを判定した上でサービスを提供する。
サービスを要求する際に、自局の加入者番号、移動局番
号等を移動網に通知する。移動網は、保持している加入
者データ等を参照して、システムに加入している正当な
加入者か否かを判定した上でサービスを提供する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】まず、第一の発明であ
る通話チャネル切替えに関する背景技術を説明する。移
動通信システムでは、通話チャネルを用いて移動局と基
地局との間で音声信号やデータをやり取りする通話サー
ビスを提供している。移動局は自分が通話中の基地局の
通話チャネルの受信状態と周辺の基地局の制御チャネル
の受信状態とを定期的に測定し、自基地局に報告してい
る。移動局が移動によって自基地局の無線ゾーンから離
脱して他基地局の無線ゾーンに移行する場合には、通話
チャネルを該移行先の基地局のそれに切替えることによ
って通話を続行する。
る通話チャネル切替えに関する背景技術を説明する。移
動通信システムでは、通話チャネルを用いて移動局と基
地局との間で音声信号やデータをやり取りする通話サー
ビスを提供している。移動局は自分が通話中の基地局の
通話チャネルの受信状態と周辺の基地局の制御チャネル
の受信状態とを定期的に測定し、自基地局に報告してい
る。移動局が移動によって自基地局の無線ゾーンから離
脱して他基地局の無線ゾーンに移行する場合には、通話
チャネルを該移行先の基地局のそれに切替えることによ
って通話を続行する。
【0014】従来の通話チャネル切替は、移動局と移動
網との機器制御によって自動的に切替えが実施される。
これは移動網または通話中の移動局が、受信電波の強度
が弱まる等の通話チャネル切替要因発生を検出すると、
移動網は、切替先に所定の空き通話チャネルが存在すれ
ば無条件で通話チャネル切替えを実施する。従って、移
動局ユーザは、通話チャネル切替に全く関与することが
できず、通話中のユーザの意向は全く考慮されていなか
った。
網との機器制御によって自動的に切替えが実施される。
これは移動網または通話中の移動局が、受信電波の強度
が弱まる等の通話チャネル切替要因発生を検出すると、
移動網は、切替先に所定の空き通話チャネルが存在すれ
ば無条件で通話チャネル切替えを実施する。従って、移
動局ユーザは、通話チャネル切替に全く関与することが
できず、通話中のユーザの意向は全く考慮されていなか
った。
【0015】しかし、近時の移動局ユーザ数の増加に伴
い、使用用途も多様化しており、通話品質の評価尺度に
個人差が大きいことから以下の如き要求がでてきてい
る。例えば、通話チャネル切替えによる通話の中断を嫌
って「通話状態が悪くなっても、あと少しで通話が終わ
るので現在の通話回線を維持したい。」、あるいは、
「通話状態はそれほど悪くない(移動網では通話チャネ
ル切替要因発生とは認めない状態) ) が、もっと良い通
話チャネルの基地局に切り換えて貰いたい」などの、ユ
ーザ要求主体のサービスが望まれている。
い、使用用途も多様化しており、通話品質の評価尺度に
個人差が大きいことから以下の如き要求がでてきてい
る。例えば、通話チャネル切替えによる通話の中断を嫌
って「通話状態が悪くなっても、あと少しで通話が終わ
るので現在の通話回線を維持したい。」、あるいは、
「通話状態はそれほど悪くない(移動網では通話チャネ
ル切替要因発生とは認めない状態) ) が、もっと良い通
話チャネルの基地局に切り換えて貰いたい」などの、ユ
ーザ要求主体のサービスが望まれている。
【0016】本発明の第一の課題は、通話チャネル切替
制御の際に、通話中の移動局ユーザの意向を反映させる
ことが可能な移動通信システムを提供することである。
次に、第二発明が解決しようとする課題について説明す
る。
制御の際に、通話中の移動局ユーザの意向を反映させる
ことが可能な移動通信システムを提供することである。
次に、第二発明が解決しようとする課題について説明す
る。
【0017】移動局は移動網に対して回線接続等のサー
ビスを要求する際に、自局の加入者番号、移動局番号等
を網側に通知する。網側では、保持している加入者デー
タ等を参照して、システムに加入している正当な加入者
か否かを判定した上でサービスを提供する。
ビスを要求する際に、自局の加入者番号、移動局番号等
を網側に通知する。網側では、保持している加入者デー
タ等を参照して、システムに加入している正当な加入者
か否かを判定した上でサービスを提供する。
【0018】しかし、誰かがこれらの正当な加入者番
号、移動局番号を盗み、この盗んだ番号を用いて正当な
移動局を騙ってサービス要求した場合に、網側では正当
な移動局としてサービスを提供し、さらにそのサービス
に対する料金を、当該加入者番号の正当加入者に課金し
てしまう。これ防止するために従来は、網側で無線回線
でのスクランブル(移動局立ち上げ時に網から送られて
くるカラーコードを、初期値として用いたPN符号でビ
ットスクランブルをかける)や認証(移動局は網側から
通知された乱数に対して移動局単位に予め付与されてい
る演算式により所定の演算を行い、その結果を網に返送
する。網では、同一乱数に対して移動局と同一演算を行
い、返送されたものと比較することにより、通信を行う
移動局が正しい移動局であることを確認する)により移
動局の正当性を確認していた。
号、移動局番号を盗み、この盗んだ番号を用いて正当な
移動局を騙ってサービス要求した場合に、網側では正当
な移動局としてサービスを提供し、さらにそのサービス
に対する料金を、当該加入者番号の正当加入者に課金し
てしまう。これ防止するために従来は、網側で無線回線
でのスクランブル(移動局立ち上げ時に網から送られて
くるカラーコードを、初期値として用いたPN符号でビ
ットスクランブルをかける)や認証(移動局は網側から
通知された乱数に対して移動局単位に予め付与されてい
る演算式により所定の演算を行い、その結果を網に返送
する。網では、同一乱数に対して移動局と同一演算を行
い、返送されたものと比較することにより、通信を行う
移動局が正しい移動局であることを確認する)により移
動局の正当性を確認していた。
【0019】しかし、近時の不正移動局はその手口が巧
妙であり、上記スクランブルや認証の方法も数か月程度
で解析され、正当移動局と全く同一の動作をする不正移
動局が偽造されてしまう。このように、高度な秘匿処理
等をシステムに組み入れても、これらの方法が固定され
ている限り、いつかは解析されてしまう。
妙であり、上記スクランブルや認証の方法も数か月程度
で解析され、正当移動局と全く同一の動作をする不正移
動局が偽造されてしまう。このように、高度な秘匿処理
等をシステムに組み入れても、これらの方法が固定され
ている限り、いつかは解析されてしまう。
【0020】上記従来のスクランブル、認証、秘匿等の
正当性確認方式では、偽造された不正移動局を、網側で
は認識できないので、不正移動局が盗用した正当局の加
入者に、該不正移動局が使用した移動通信サービスの使
用料が課金されるという問題が生じる。
正当性確認方式では、偽造された不正移動局を、網側で
は認識できないので、不正移動局が盗用した正当局の加
入者に、該不正移動局が使用した移動通信サービスの使
用料が課金されるという問題が生じる。
【0021】そこで本発明の第二の課題は、不正移動局
を早期に発見して、サービスの提供を拒否するようにす
ることである。次に、第三の発明である基地局制御に関
する背景技術を説明する。
を早期に発見して、サービスの提供を拒否するようにす
ることである。次に、第三の発明である基地局制御に関
する背景技術を説明する。
【0022】前掲の図1には、2つの基地局制御局♯
1、♯2がそれぞれ基地局群#1-1,#1-2,#1-3、基地局群
#2-1,#2-2,#2-3をそれぞれ制御するように構成されてい
る例が示されている。各基地局制御局は、配下の基地局
と制御情報をやり取りする制御線で直接接続されている
が、配下でない基地局とは制御線で接続されていないの
で制御することはできない。
1、♯2がそれぞれ基地局群#1-1,#1-2,#1-3、基地局群
#2-1,#2-2,#2-3をそれぞれ制御するように構成されてい
る例が示されている。各基地局制御局は、配下の基地局
と制御情報をやり取りする制御線で直接接続されている
が、配下でない基地局とは制御線で接続されていないの
で制御することはできない。
【0023】図20 は基地局と基地局制御局との配置
の一例を示す。図において各基地局の無線ゾーンを1つ
の円で、またその無線ゾーンを構成する基地局BS(Base
Station)を黒四角で示す。各基地局BSはそれぞれ自分を
制御する基地局制御局#1〜#5に制御線で接続されてお
り、各基地局制御局#1〜#5は、互に隣接する複数の基地
局BSを配下に持ち、制御している。基地局制御局が、通
話チャネルの切替等で複数の無線ゾーン間に亘る制御処
理を行う場合、該複数の基地局が同一の基地局制御局の
配下にあれば、基地局制御局間での制御のための通信を
必要としないので基地局制御局の処理量が軽減される。
の一例を示す。図において各基地局の無線ゾーンを1つ
の円で、またその無線ゾーンを構成する基地局BS(Base
Station)を黒四角で示す。各基地局BSはそれぞれ自分を
制御する基地局制御局#1〜#5に制御線で接続されてお
り、各基地局制御局#1〜#5は、互に隣接する複数の基地
局BSを配下に持ち、制御している。基地局制御局が、通
話チャネルの切替等で複数の無線ゾーン間に亘る制御処
理を行う場合、該複数の基地局が同一の基地局制御局の
配下にあれば、基地局制御局間での制御のための通信を
必要としないので基地局制御局の処理量が軽減される。
【0024】図21は、基地局制御局が管理する無線ゾ
ーンの配置法を示す。二つの無線ゾーンA,Bはある同
一基地局制御局の管轄下にあり、図(a) で数字1〜12で
示される無線ゾーン、また図(b) の何も書かれていない
無線ゾーンは他の基地局制御局の管轄下にあることを示
す。図(a) で示される無線ゾーンの配置では、同一の基
地局制御局が管理する無線ゾーンA,Bが分離してお
り、他の基地局制御局が管理する隣接の基地局BSの数が
12であるのに対し、図(b) で示されるように隣接する無
線ゾーンをA,Bとして選べば、これらち隣接する無線
ゾーンの数は8と少なくなり、基地局制御局間に亘る制
御処理が図(a)の配置にくらべて少なくなる。従っ
て、各基地局を基地局制御局に割り当てる場合に、互い
に隣接する無線ゾーンの基地局が同一基地局制御局の配
下となるように割り当てられる。
ーンの配置法を示す。二つの無線ゾーンA,Bはある同
一基地局制御局の管轄下にあり、図(a) で数字1〜12で
示される無線ゾーン、また図(b) の何も書かれていない
無線ゾーンは他の基地局制御局の管轄下にあることを示
す。図(a) で示される無線ゾーンの配置では、同一の基
地局制御局が管理する無線ゾーンA,Bが分離してお
り、他の基地局制御局が管理する隣接の基地局BSの数が
12であるのに対し、図(b) で示されるように隣接する無
線ゾーンをA,Bとして選べば、これらち隣接する無線
ゾーンの数は8と少なくなり、基地局制御局間に亘る制
御処理が図(a)の配置にくらべて少なくなる。従っ
て、各基地局を基地局制御局に割り当てる場合に、互い
に隣接する無線ゾーンの基地局が同一基地局制御局の配
下となるように割り当てられる。
【0025】次に、基地局制御局の制御処理が輻輳した
場合や、移動局からの呼が輻輳した場合に、従来技術に
おいて施される対策を説明する。例えば局地的な事故や
火災等の発生により、特定の無線ゾーン又はその周辺の
無線ゾーンでの呼が増大すると、基地局から移動局への
呼制御信号や基地局運用のための運用信号等の制御信号
を送出する処理が該特定基地局を管理する特定基地局制
御局に集中する。これにより該特定基地局制御局での呼
の接続,解放,チャネル切替等の呼制御量が増大する。
さらに、このような場合には移動局に障害が発生するこ
とがあるが、その障害情報が大量に該特定基地局制御局
に通知され輻輳状態を起こす可能性がある。
場合や、移動局からの呼が輻輳した場合に、従来技術に
おいて施される対策を説明する。例えば局地的な事故や
火災等の発生により、特定の無線ゾーン又はその周辺の
無線ゾーンでの呼が増大すると、基地局から移動局への
呼制御信号や基地局運用のための運用信号等の制御信号
を送出する処理が該特定基地局を管理する特定基地局制
御局に集中する。これにより該特定基地局制御局での呼
の接続,解放,チャネル切替等の呼制御量が増大する。
さらに、このような場合には移動局に障害が発生するこ
とがあるが、その障害情報が大量に該特定基地局制御局
に通知され輻輳状態を起こす可能性がある。
【0026】またこのような突発的な原因以外にも、都
心部等で昼夜の人口の変動やオリンピック等のイベント
で一定期間や時間帯で呼制御量が増加し、輻輳状態とま
では行かないが、電話がかかりにくくなることがある。
心部等で昼夜の人口の変動やオリンピック等のイベント
で一定期間や時間帯で呼制御量が増加し、輻輳状態とま
では行かないが、電話がかかりにくくなることがある。
【0027】これを解決するため従来技術では以下の如
く行っていた。基地局制御局は、配下の基地局を介する
呼を制御するための呼制御量が増大すると,発呼規制等
の情報を当該基地局に報知し、当該基地局にアクセスす
る移動局の数を限定したり、発呼受付を全て拒否したり
する。この結果、当該基地局を介する呼の呼制御量は一
定量を越えることはなくなる。
く行っていた。基地局制御局は、配下の基地局を介する
呼を制御するための呼制御量が増大すると,発呼規制等
の情報を当該基地局に報知し、当該基地局にアクセスす
る移動局の数を限定したり、発呼受付を全て拒否したり
する。この結果、当該基地局を介する呼の呼制御量は一
定量を越えることはなくなる。
【0028】しかし、発呼を拒否された移動局は隣接す
る周辺基地局に発呼する。すると、周辺基地局を管理す
る別の基地局制御局の呼制御量が増大する事になる。こ
れにより、何れの基地局制御局も輻輳状態に陥らずに済
むが、アクセス拒否される移動局の数が増えて、広域に
亘って電話がかかりにくい状態が発生する。
る周辺基地局に発呼する。すると、周辺基地局を管理す
る別の基地局制御局の呼制御量が増大する事になる。こ
れにより、何れの基地局制御局も輻輳状態に陥らずに済
むが、アクセス拒否される移動局の数が増えて、広域に
亘って電話がかかりにくい状態が発生する。
【0029】また、呼制御量は無線ゾーン内に存在する
移動局の数の影響を受ける。或る無線ゾーン内の通話回
線が全て使用中で空き回線が無い場合に、移動局から発
呼要求を受けると、基地局制御局は隣接無線ゾーンの空
通話回線を割り当てるよう制御することがある。この場
合にも制御回線は使用されて基地局制御局の処理量が増
加する。さらに、通話中でない移動局の待ち受け時にも
位置登録は行われるので、移動局の数が増えると位置登
録エリアの境界を横切る移動局が増加し、制御回線を介
した位置登録要求が増大する。この位置登録要求は、発
呼規制の対象とはならないので、基地局制御局が配下の
基地局を介して移動局に規制情報を報知しても必ずしも
制御回線の使用量は低減しない。
移動局の数の影響を受ける。或る無線ゾーン内の通話回
線が全て使用中で空き回線が無い場合に、移動局から発
呼要求を受けると、基地局制御局は隣接無線ゾーンの空
通話回線を割り当てるよう制御することがある。この場
合にも制御回線は使用されて基地局制御局の処理量が増
加する。さらに、通話中でない移動局の待ち受け時にも
位置登録は行われるので、移動局の数が増えると位置登
録エリアの境界を横切る移動局が増加し、制御回線を介
した位置登録要求が増大する。この位置登録要求は、発
呼規制の対象とはならないので、基地局制御局が配下の
基地局を介して移動局に規制情報を報知しても必ずしも
制御回線の使用量は低減しない。
【0030】以上の如く、従来の発呼規制方法では、移
動局数に基づく位置登録要求の変化、日時による呼制御
量の変動、突発事象によるトラフィック変動に基づく呼
制御量の変化等に関しては、十分に対処できないという
問題があった。
動局数に基づく位置登録要求の変化、日時による呼制御
量の変動、突発事象によるトラフィック変動に基づく呼
制御量の変化等に関しては、十分に対処できないという
問題があった。
【0031】そこで、基地局制御局で処理する制御チャ
ネルが輻輳状態となることを避けるために、管理下の基
地局の一部を他の基地局制御局に分散させ複数の基地局
制御局の処理量を均一化を図ることを目的としている。
ネルが輻輳状態となることを避けるために、管理下の基
地局の一部を他の基地局制御局に分散させ複数の基地局
制御局の処理量を均一化を図ることを目的としている。
【0032】次に、位置登録エリアの構成を変更する第
四の発明の背景となる技術を説明する。図33により、移
動局による位置登録手順を説明する。
四の発明の背景となる技術を説明する。図33により、移
動局による位置登録手順を説明する。
【0033】各基地局は在圏する移動局へとまり木チャ
ネル等を用いて自無線ゾーンの位置番号を含む報知情報
を常時放送している。電源投入後または他の無線ゾーン
から移行してきた移動局は、この報知情報で在圏する無
線ゾーンの位置番号を受信し、自局が保持する最終位置
番号と異なる場合には、自局のIDを付加して基地局に
対して位置登録を要求する。基地局は基地局制御局を介
して移動通信交換局に位置登録を要求する。移動通信交
換機はホームメモリの加入者情報記憶部に当該移動局の
新たな位置番号を書込み、移動局に位置登録の受付完了
を通知する。移動局はこの新位置番号を記憶する。
ネル等を用いて自無線ゾーンの位置番号を含む報知情報
を常時放送している。電源投入後または他の無線ゾーン
から移行してきた移動局は、この報知情報で在圏する無
線ゾーンの位置番号を受信し、自局が保持する最終位置
番号と異なる場合には、自局のIDを付加して基地局に
対して位置登録を要求する。基地局は基地局制御局を介
して移動通信交換局に位置登録を要求する。移動通信交
換機はホームメモリの加入者情報記憶部に当該移動局の
新たな位置番号を書込み、移動局に位置登録の受付完了
を通知する。移動局はこの新位置番号を記憶する。
【0034】図34により、移動局への着呼手順を説明す
る。移動網は、例えば他の公衆網から自サービスエリア
内の移動局への着信を受けると、着信移動局が存在する
位置登録エリアの位置番号をホームメモリの加入者情報
から求め、当該位置番号をもつ位置登録エリアの全基地
局( 図では基地局1,2,3)を通じて呼出し信号を送出す
る。
る。移動網は、例えば他の公衆網から自サービスエリア
内の移動局への着信を受けると、着信移動局が存在する
位置登録エリアの位置番号をホームメモリの加入者情報
から求め、当該位置番号をもつ位置登録エリアの全基地
局( 図では基地局1,2,3)を通じて呼出し信号を送出す
る。
【0035】着呼移動局は、在圏する無線ゾーンの基地
局3からの呼出信号を受け取る。そして、その呼出信号
に対する応答信号を当該基地局を介し移動網へ返送す
る。移動網は、応答のあった基地局の無線ゾーンに該当
移動局が居ることを知り、以後はその基地局の制御チャ
ネルにより着信手順を行う。
局3からの呼出信号を受け取る。そして、その呼出信号
に対する応答信号を当該基地局を介し移動網へ返送す
る。移動網は、応答のあった基地局の無線ゾーンに該当
移動局が居ることを知り、以後はその基地局の制御チャ
ネルにより着信手順を行う。
【0036】基地局3は通話チャネルを起動し, 通話チ
ャネルの同期信号の送出を行うと共に、制御チャネルを
介して通話チャネルを指定する。移動局において通話チ
ャネルの同期が確立すると、制御チャネルを介して同期
確立が網に通知される。以後、網と着呼移動局との間
で、呼接続SETUP,ベル呼出ALERT,呼接続C
ONNが行われ通話状態となる。
ャネルの同期信号の送出を行うと共に、制御チャネルを
介して通話チャネルを指定する。移動局において通話チ
ャネルの同期が確立すると、制御チャネルを介して同期
確立が網に通知される。以後、網と着呼移動局との間
で、呼接続SETUP,ベル呼出ALERT,呼接続C
ONNが行われ通話状態となる。
【0037】このように、移動局の呼出しは、同一位置
登録エリア内の全ての基地局から、同じ呼出信号を送出
するので、該当移動局が居ない基地局での一斉呼出信号
を伝送する制御チャネルの負荷が高くなり易い。それで
従来のセルラー移動通信では、予め各ゾーン当たりの移
動局数を予想し、位置登録エリアの大きさと,一斉呼出
時の制御チャネルの数とを決定している。しかし、位置
登録エリアの大きさと呼出信号の数との間には相関関係
が存在する。即ち、位置登録エリアが大きいと、在圏す
る移動局数が多く、従って呼出信号の数が多くなり制御
チャネルの負荷が高くなる。一方、位置登録エリアが小
さいと,呼出信号の数が少く制御チャネルの負荷は小さ
くなるが、移動局が位置登録エリアを変更する頻度が多
くなり、位置登録動作による制御チャネルの負荷が高く
なる。
登録エリア内の全ての基地局から、同じ呼出信号を送出
するので、該当移動局が居ない基地局での一斉呼出信号
を伝送する制御チャネルの負荷が高くなり易い。それで
従来のセルラー移動通信では、予め各ゾーン当たりの移
動局数を予想し、位置登録エリアの大きさと,一斉呼出
時の制御チャネルの数とを決定している。しかし、位置
登録エリアの大きさと呼出信号の数との間には相関関係
が存在する。即ち、位置登録エリアが大きいと、在圏す
る移動局数が多く、従って呼出信号の数が多くなり制御
チャネルの負荷が高くなる。一方、位置登録エリアが小
さいと,呼出信号の数が少く制御チャネルの負荷は小さ
くなるが、移動局が位置登録エリアを変更する頻度が多
くなり、位置登録動作による制御チャネルの負荷が高く
なる。
【0038】そこで、最近では一無線ゾーンに複数の位
置番号を持たせ、位置登録動作の負荷を軽減させる位置
番号多重方式が使用されている。これは、同一無線ゾー
ンに在圏する複数の移動局を群分けして、群ごとに位置
登録エリアをずらせることにより、位置登録エリア境界
の特定無線ゾーンに位置登録トラフィックが集中するの
を避けるものである。また、この方式では、位置登録エ
リアを多重し、移動局は自分の現位置が、選んだ位置登
録エリアの中心部に近くなるように位置登録エリアを選
択して登録するようにして、一旦登録された自分の位置
登録エリアを横切る確率を減らしている。
置番号を持たせ、位置登録動作の負荷を軽減させる位置
番号多重方式が使用されている。これは、同一無線ゾー
ンに在圏する複数の移動局を群分けして、群ごとに位置
登録エリアをずらせることにより、位置登録エリア境界
の特定無線ゾーンに位置登録トラフィックが集中するの
を避けるものである。また、この方式では、位置登録エ
リアを多重し、移動局は自分の現位置が、選んだ位置登
録エリアの中心部に近くなるように位置登録エリアを選
択して登録するようにして、一旦登録された自分の位置
登録エリアを横切る確率を減らしている。
【0039】これにより位置登録トラヒックの集中は避
けられるが、呼出信号による制御チャネルに対する負荷
の軽減は達成できない。そこで、本発明の第四の課題
は、一斉呼出しにより一部の制御チャネルに負荷が偏る
ことを防止することであり、時々刻々に変わる移動局の
数や呼出信号の数, 位置登録信号の量を基にして、自動
的に最適な大きさの位置登録エリアを構成する事によ
り、一斉呼出時の制御チャネル数を増やさずに、即ち、
与えられた数の無線周波数により、移動局に安定した着
信サービスを提供するできるようにすることである。
けられるが、呼出信号による制御チャネルに対する負荷
の軽減は達成できない。そこで、本発明の第四の課題
は、一斉呼出しにより一部の制御チャネルに負荷が偏る
ことを防止することであり、時々刻々に変わる移動局の
数や呼出信号の数, 位置登録信号の量を基にして、自動
的に最適な大きさの位置登録エリアを構成する事によ
り、一斉呼出時の制御チャネル数を増やさずに、即ち、
与えられた数の無線周波数により、移動局に安定した着
信サービスを提供するできるようにすることである。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るために本発明の第一発明は以下の如く構成される。移
動局に、通話中チャネル切替の有り/無しをユーザが移
動局に設定する切替選択設定手段と、該設定された切替
えの有無を基地局に通知する切替選択通知手段とを設
け、移動網に、切替選択通知が通話チャネル切替無しの
場合に、チャネル切替処理を停止させかつ当該呼の終話
条件判定に用いる受信レベル判定値を通常時より低く設
定するチャネル切替停止手段を設ける。
るために本発明の第一発明は以下の如く構成される。移
動局に、通話中チャネル切替の有り/無しをユーザが移
動局に設定する切替選択設定手段と、該設定された切替
えの有無を基地局に通知する切替選択通知手段とを設
け、移動網に、切替選択通知が通話チャネル切替無しの
場合に、チャネル切替処理を停止させかつ当該呼の終話
条件判定に用いる受信レベル判定値を通常時より低く設
定するチャネル切替停止手段を設ける。
【0041】さらに移動局に、通話中に通話チャネル切
替の要因が発生したとき、それをユーザに通知する切替
要因発生通知手段を設ける。また、移動局における前記
切替選択設定手段は発呼時に該呼の通話チャネル切替の
有無を設定するにように構成し、前記切替選択通知手段
は、該設定され切替有無を呼設定要求を送出する際基地
局に通知するように構成する。あるいは、移動局に、通
話中に通話チャネル切替要求をユーザが移動局に設定す
る切替要求設定手段と、設定された通話チャネル切替要
求を移動網に通知する切替要求通知手段と設けるととも
に、移動網に、該切替要求通知を受けると、当該移動局
と通話中の基地局の周辺の基地局のうち当該移動局との
間で受信レベルの最も高い基地局を切替先基地局として
選定して、当該移動局との通話チャネルを当該切替先基
地局に経由に切り換える通話チャネル切替手段を設けた
構成とする。
替の要因が発生したとき、それをユーザに通知する切替
要因発生通知手段を設ける。また、移動局における前記
切替選択設定手段は発呼時に該呼の通話チャネル切替の
有無を設定するにように構成し、前記切替選択通知手段
は、該設定され切替有無を呼設定要求を送出する際基地
局に通知するように構成する。あるいは、移動局に、通
話中に通話チャネル切替要求をユーザが移動局に設定す
る切替要求設定手段と、設定された通話チャネル切替要
求を移動網に通知する切替要求通知手段と設けるととも
に、移動網に、該切替要求通知を受けると、当該移動局
と通話中の基地局の周辺の基地局のうち当該移動局との
間で受信レベルの最も高い基地局を切替先基地局として
選定して、当該移動局との通話チャネルを当該切替先基
地局に経由に切り換える通話チャネル切替手段を設けた
構成とする。
【0042】上記第二の課題を解決するため、本発明の
移動通信システムにおける移動網は、移動局に対して特
定サービスを行う都度変化するユーザ情報を移動局ID
に対応して保持するユーザ情報保持手段と、所定時点毎
に当該ユーザ情報を含む情報を移動局に通知するユーザ
情報通知手段と、移動局から不一致通知を受けると当該
IDを有する移動局に対するサービスを停止するサービ
ス停止手段とを設ける。そして、移動局は、該特定サー
ビスを要求する度に変化するユーザ情報を独自に更新し
て保持する移動局ユーザ情報保持手段と、前記所定時点
に網から自局宛てに通知される前記ユーザ情報を、独自
に保持する前記ユーザ情報と比較して、不一致の場合に
は網に対して不一致を通知する不一致通知手段とを設け
る。
移動通信システムにおける移動網は、移動局に対して特
定サービスを行う都度変化するユーザ情報を移動局ID
に対応して保持するユーザ情報保持手段と、所定時点毎
に当該ユーザ情報を含む情報を移動局に通知するユーザ
情報通知手段と、移動局から不一致通知を受けると当該
IDを有する移動局に対するサービスを停止するサービ
ス停止手段とを設ける。そして、移動局は、該特定サー
ビスを要求する度に変化するユーザ情報を独自に更新し
て保持する移動局ユーザ情報保持手段と、前記所定時点
に網から自局宛てに通知される前記ユーザ情報を、独自
に保持する前記ユーザ情報と比較して、不一致の場合に
は網に対して不一致を通知する不一致通知手段とを設け
る。
【0043】さらに、前記特定サービスは移動局発呼の
通話サービスであり、移動網が保持する前記ユーザ情報
として、当該移動局IDの累計課金情報を用い、当該移
動局が発呼した通話が終了した時点に、当該呼に対する
呼毎課金情報と前記累計課金情報とをユーザに通知する
ようにする。そして、移動局で独自に更新するユーザ情
報は、網から通知を受けた呼毎課金情報を用いて独自に
累計した累計課金情報である。
通話サービスであり、移動網が保持する前記ユーザ情報
として、当該移動局IDの累計課金情報を用い、当該移
動局が発呼した通話が終了した時点に、当該呼に対する
呼毎課金情報と前記累計課金情報とをユーザに通知する
ようにする。そして、移動局で独自に更新するユーザ情
報は、網から通知を受けた呼毎課金情報を用いて独自に
累計した累計課金情報である。
【0044】あるいは、さらに移動網は、移動局からの
発呼を受付ける度に、当該移動局からの所定期間内の発
呼受付回数を累積して、ユーザ情報として保持し、制御
チャネルを用いて網からの報知情報送出時点に当該ユー
ザに通知するようにし、移動局は 自局からの前記所定
期間内の発呼要求回数を移動局が独自に更新するユーザ
情報として保持する。
発呼を受付ける度に、当該移動局からの所定期間内の発
呼受付回数を累積して、ユーザ情報として保持し、制御
チャネルを用いて網からの報知情報送出時点に当該ユー
ザに通知するようにし、移動局は 自局からの前記所定
期間内の発呼要求回数を移動局が独自に更新するユーザ
情報として保持する。
【0045】あるいは、本発明の移動通信システムの移
動網は、移動局からの位置登録要求によって当該移動局
の在圏する位置登録エリアの位置番号を移動局のID対
応に登録保持する位置番号保持手段と、移動局からの発
呼要求時に通知される最後位置番号を、該網で保持する
位置番号と比較し、不一致の場合には当該IDを有する
移動局に対するサービスを停止するサービス停止手段と
を有する。そして、移動局は、最後に位置登録を行った
際の位置番号を保持する位置番号保持手段と、発呼要求
時に該保持する位置番号を前記最後位置番号として網に
通知する最後位置番号通知手段とを有する。
動網は、移動局からの位置登録要求によって当該移動局
の在圏する位置登録エリアの位置番号を移動局のID対
応に登録保持する位置番号保持手段と、移動局からの発
呼要求時に通知される最後位置番号を、該網で保持する
位置番号と比較し、不一致の場合には当該IDを有する
移動局に対するサービスを停止するサービス停止手段と
を有する。そして、移動局は、最後に位置登録を行った
際の位置番号を保持する位置番号保持手段と、発呼要求
時に該保持する位置番号を前記最後位置番号として網に
通知する最後位置番号通知手段とを有する。
【0046】上記第三の課題を解決するために、本発明
の移動通信システムの基地局制御局には、呼処理のため
の制御処理の負荷を検出する負検出手段と、各基地局制
御局における該負荷量が均等になるように、各基地局制
御局が制御する基地局の数を随時リアルタイムで変更す
る配下基地局数変更手段とを設ける。そしてこの負荷検
出手段は、自基地局制御局のCPU使用率または受信バ
ッファの使用率により制御処理が輻輳状態に陥ったこと
を検出するように、また、配下基地局数変更手段は、配
下の基地局の一部を切離し別の基地局制御局の配下に切
替えて配下の基地局数を減少させるように構成する。
の移動通信システムの基地局制御局には、呼処理のため
の制御処理の負荷を検出する負検出手段と、各基地局制
御局における該負荷量が均等になるように、各基地局制
御局が制御する基地局の数を随時リアルタイムで変更す
る配下基地局数変更手段とを設ける。そしてこの負荷検
出手段は、自基地局制御局のCPU使用率または受信バ
ッファの使用率により制御処理が輻輳状態に陥ったこと
を検出するように、また、配下基地局数変更手段は、配
下の基地局の一部を切離し別の基地局制御局の配下に切
替えて配下の基地局数を減少させるように構成する。
【0047】さらに、前記基地局制御局は、管理エリア
が分割されないように考慮して上記切替対象となる基地
局を選定し、該選定した基地局を他の基地局制御局に切
り換える。さらにまた、複数の基地局のそれぞれと複数
の基地局制御局のそれぞれとの間が、制御線により移動
通信交換局を介したマルチリンク可能な網構成により接
続され、任意の基地局制御局と任意の基地局との接続,
解放が可能なように構成して、自配下基地局を他基地局
制御局の配下に切替可能とした。
が分割されないように考慮して上記切替対象となる基地
局を選定し、該選定した基地局を他の基地局制御局に切
り換える。さらにまた、複数の基地局のそれぞれと複数
の基地局制御局のそれぞれとの間が、制御線により移動
通信交換局を介したマルチリンク可能な網構成により接
続され、任意の基地局制御局と任意の基地局との接続,
解放が可能なように構成して、自配下基地局を他基地局
制御局の配下に切替可能とした。
【0048】各基地局の移動網側への制御回線が、複数
の基地局制御局に対して接続可能に構成され、基地局制
御局は自配下基地局からの制御回線を他基地局制御局に
接続することで、自配下基地局を他基地局制御局の配下
になるように切替える。
の基地局制御局に対して接続可能に構成され、基地局制
御局は自配下基地局からの制御回線を他基地局制御局に
接続することで、自配下基地局を他基地局制御局の配下
になるように切替える。
【0049】基地局制御局は、配下の基地局と送受する
制御信号を自基地局制御局の処理ブロックをバイパスさ
せ、移動通信交換局を介して他基地局制御局の処理ブロ
ックに伝送することにより配下の基地局を他基地局制御
局の配下になるように切り替える。
制御信号を自基地局制御局の処理ブロックをバイパスさ
せ、移動通信交換局を介して他基地局制御局の処理ブロ
ックに伝送することにより配下の基地局を他基地局制御
局の配下になるように切り替える。
【0050】上記第四の課題を解決するため、本発明の
移動通信システムにおける移動網は、一斉呼出しに関連
する制御処理の負荷量を検出する負荷検出手段と、該負
荷検出手段の検出結果に基づいて、一斉呼出しに関する
処理の負荷量が各位置登録エリア間で均等になるよう
に、位置登録エリアの構成をダイナミックに変更する位
置登録エリア構成変更手段とを有する。そして、この負
荷検出手段は、単位期間内での同一位置登録エリアに対
する呼出信号送出数、同一位置登録エリア内に存在する
移動局、移動局からの位置登録要求信号数の内の一つ、
または二つ以上を負荷量として検出する。
移動通信システムにおける移動網は、一斉呼出しに関連
する制御処理の負荷量を検出する負荷検出手段と、該負
荷検出手段の検出結果に基づいて、一斉呼出しに関する
処理の負荷量が各位置登録エリア間で均等になるよう
に、位置登録エリアの構成をダイナミックに変更する位
置登録エリア構成変更手段とを有する。そして、この負
荷検出手段は、単位期間内での同一位置登録エリアに対
する呼出信号送出数、同一位置登録エリア内に存在する
移動局、移動局からの位置登録要求信号数の内の一つ、
または二つ以上を負荷量として検出する。
【0051】さらにこの負荷検出手段は、所定の周期で
負荷量を検出し、前回の検出結果と今回の検出結果から
次回検出時点での負荷量を予測し、位置登録エリア構成
変更手段は、該負荷量の予測値に従って位置登録エリア
の構成を変更する。
負荷量を検出し、前回の検出結果と今回の検出結果から
次回検出時点での負荷量を予測し、位置登録エリア構成
変更手段は、該負荷量の予測値に従って位置登録エリア
の構成を変更する。
【0052】或いは、この負荷検出手段は、トラヒック
の発生状態が互いに類似した時間的変化パターンで繰り
返す場合に、今回測定した負荷量と過去の複数の同時刻
における負荷量とから統計的に算出した統計値とから負
荷量統計値を算出するように構成し、位置登録エリア構
成変更手段は、該負荷量統計値に従って位置登録エリア
の構成を変更するように構成する。
の発生状態が互いに類似した時間的変化パターンで繰り
返す場合に、今回測定した負荷量と過去の複数の同時刻
における負荷量とから統計的に算出した統計値とから負
荷量統計値を算出するように構成し、位置登録エリア構
成変更手段は、該負荷量統計値に従って位置登録エリア
の構成を変更するように構成する。
【0053】位置登録エリア構成変更手段が行う位置登
録エリアの構成変更は、過負荷の位置登録エリア内の一
部の無線ゾーンの位置番号を周辺位置登録エリアの位置
番号に変更する、過負荷の位置登録エリア内の一部の無
線ゾーンを分離して、該分離された無線ゾーンで新たな
位置登録エリアを構成させる。
録エリアの構成変更は、過負荷の位置登録エリア内の一
部の無線ゾーンの位置番号を周辺位置登録エリアの位置
番号に変更する、過負荷の位置登録エリア内の一部の無
線ゾーンを分離して、該分離された無線ゾーンで新たな
位置登録エリアを構成させる。
【0054】さらにまた、位置登録エリア構成変更手段
が行う位置登録エリアの構成の変更は、各無線ゾーンに
複数の位置番号を付与する多重位置番号方式において、
過負荷の位置登録エリアの無線ゾーンに隣接する無線ゾ
ーンに付与されている多重位置番号から該過負荷の位置
登録エリアの無線ゾーンの位置番号を削除するように、
または、過負荷の位置登録エリアの無線ゾーンに付与さ
れている多重位置番号から、該無線ゾーンに隣接する無
線ゾーンの位置番号を削除するように構成する。
が行う位置登録エリアの構成の変更は、各無線ゾーンに
複数の位置番号を付与する多重位置番号方式において、
過負荷の位置登録エリアの無線ゾーンに隣接する無線ゾ
ーンに付与されている多重位置番号から該過負荷の位置
登録エリアの無線ゾーンの位置番号を削除するように、
または、過負荷の位置登録エリアの無線ゾーンに付与さ
れている多重位置番号から、該無線ゾーンに隣接する無
線ゾーンの位置番号を削除するように構成する。
【0055】
【作用】上記第一発明の手段によれば、通話チャネル切
替を実施するかどうかを移動局のユーザ側に委ね、ユー
ザからの意思表示に基づいてその実施、不実施を決定す
るのでユーザの満足度を向上させることができる。
替を実施するかどうかを移動局のユーザ側に委ね、ユー
ザからの意思表示に基づいてその実施、不実施を決定す
るのでユーザの満足度を向上させることができる。
【0056】上記、第二発明の手段によれば、網が移動
局に対して通信サービスを行う度に、網と通信サービス
を受けた移動局だけが知っている情報即ち課金情報、発
呼の有無、位置登録エリアの位置番号を用いて、網と移
動局とが同一アルゴリズムでそれぞれが保持するユーザ
情報即ち累計課金情報、受付回数、最終位置登録番号を
更新する。不正移動局が正当移動を騙って通信サービス
を受けると網側が更新されるが正当移動局は更新されな
いので或る時点で両方のユーザ情報を比較して不一致の
場合には、不正移動局の存在を検出できる。その検出に
よって、網は当該移動局に対する通信サービスを停止す
るので、不正移動局に基づく被害を小さくすることがで
きる。
局に対して通信サービスを行う度に、網と通信サービス
を受けた移動局だけが知っている情報即ち課金情報、発
呼の有無、位置登録エリアの位置番号を用いて、網と移
動局とが同一アルゴリズムでそれぞれが保持するユーザ
情報即ち累計課金情報、受付回数、最終位置登録番号を
更新する。不正移動局が正当移動を騙って通信サービス
を受けると網側が更新されるが正当移動局は更新されな
いので或る時点で両方のユーザ情報を比較して不一致の
場合には、不正移動局の存在を検出できる。その検出に
よって、網は当該移動局に対する通信サービスを停止す
るので、不正移動局に基づく被害を小さくすることがで
きる。
【0057】上記第三発明の手段によれば、基地局制御
局は制御処理の過負荷を検出すると自配下の基地局を他
基地局制御局の配下になるように切り替えるので、基地
局制御局の呼制御信号の輻輳を回避できる。また、基地
局の増設時や回線数増加等に伴う基地局の再編成時に,
基地局制御局の制御で配下の基地局の構成変更が可能と
なる。
局は制御処理の過負荷を検出すると自配下の基地局を他
基地局制御局の配下になるように切り替えるので、基地
局制御局の呼制御信号の輻輳を回避できる。また、基地
局の増設時や回線数増加等に伴う基地局の再編成時に,
基地局制御局の制御で配下の基地局の構成変更が可能と
なる。
【0058】上記第四発明の手段によれば、呼出信号,
移動局数及び位置登録要求信号の負荷検出法を用い、位
置番号又は多重位置番号を変更する事により、其の位置
番号を持つ移動局の数を減少させて、一斉呼出時の制御
チャネルの負荷及び基地局の負荷を減少させる。そして
結果として移動網が常に呼出信号を送出することができ
るようになり、サービスエリアに存在する移動局に対
し、常に確実な着信サービスを提供できる。
移動局数及び位置登録要求信号の負荷検出法を用い、位
置番号又は多重位置番号を変更する事により、其の位置
番号を持つ移動局の数を減少させて、一斉呼出時の制御
チャネルの負荷及び基地局の負荷を減少させる。そして
結果として移動網が常に呼出信号を送出することができ
るようになり、サービスエリアに存在する移動局に対
し、常に確実な着信サービスを提供できる。
【0059】
【実施例】第一発明の実施例を図5〜図12により説明
する。第一の実施例は、網側で通話チャネル切替えが必
要と認識した場合でも、ユーザが通話チャネル切替を拒
否すれば、切替えずにそのまま通話が続けられるように
したシステムである。
する。第一の実施例は、網側で通話チャネル切替えが必
要と認識した場合でも、ユーザが通話チャネル切替を拒
否すれば、切替えずにそのまま通話が続けられるように
したシステムである。
【0060】図5は移動局主導型チャネル切替えにおけ
る本発明のタイムシーケンス、図6は本発明の移動局の
構成図、図7は本発明の基地局制御局の構成図である。
図6に示すように、本実施例では、図2に述べた通常の
移動局に、呼制御機能部44bにチャネル切替要因が発生
したことを通話中のユーザに通知する通知機能部44d
と、マンマシンインタフェイス部43に該ユーザが通話チ
ャネルの切替を承諾したか否かを移動局に設定する切替
可否スイッチ43d が設けられている。
る本発明のタイムシーケンス、図6は本発明の移動局の
構成図、図7は本発明の基地局制御局の構成図である。
図6に示すように、本実施例では、図2に述べた通常の
移動局に、呼制御機能部44bにチャネル切替要因が発生
したことを通話中のユーザに通知する通知機能部44d
と、マンマシンインタフェイス部43に該ユーザが通話チ
ャネルの切替を承諾したか否かを移動局に設定する切替
可否スイッチ43d が設けられている。
【0061】図5のタイムシーケンスは、移動局が、通
話中の基地局1からの電波の受信レベルが隣接する移動
局2のそれよりも所定に低下したことを検出することに
よってチャネル切替えがなされる移動局主導通話チャネ
ル切替方法に本発明を適用した場合を示す。
話中の基地局1からの電波の受信レベルが隣接する移動
局2のそれよりも所定に低下したことを検出することに
よってチャネル切替えがなされる移動局主導通話チャネ
ル切替方法に本発明を適用した場合を示す。
【0062】図5に示す如く、通話中の移動局は、ゾー
ン移行を検出するために、通話中の基地局1からの電波
の受信レベルと、空きタイムスロットを利用して周辺無
線ゾーンである基地局2からの電波の受信レベルとを測
定する。周辺無線ゾーン監視用のとまり木チャネルに関
する情報は、移動網からの無線状態報告情報で移動局に
既に与えられている。
ン移行を検出するために、通話中の基地局1からの電波
の受信レベルと、空きタイムスロットを利用して周辺無
線ゾーンである基地局2からの電波の受信レベルとを測
定する。周辺無線ゾーン監視用のとまり木チャネルに関
する情報は、移動網からの無線状態報告情報で移動局に
既に与えられている。
【0063】そして、基地局1の通話中チャネルの受信
レベルと基地局2のとまり木チャネルの受信レベルとの
関係が、所定に変化したとき、例えば、前回の測定結果
に比べて、基地局1受信レベルが低下し、基地局2のと
まり木チャネルの受信レベルが増加して基地局1の受信
レベルより高くなったとすると、そのことを検出した移
動局は通話チャネル切替要因が発生したとして、移動局
では下記の如く動作する。
レベルと基地局2のとまり木チャネルの受信レベルとの
関係が、所定に変化したとき、例えば、前回の測定結果
に比べて、基地局1受信レベルが低下し、基地局2のと
まり木チャネルの受信レベルが増加して基地局1の受信
レベルより高くなったとすると、そのことを検出した移
動局は通話チャネル切替要因が発生したとして、移動局
では下記の如く動作する。
【0064】即ち、図6に示す如く、移動局の呼制御機
能部44b の通知機能部44d は、通話チャネルを切り替え
る必要があると判定し、矢印1で示すように、送受信機
能部44a 、無線受信部41b を通じて、スピーカ42a へ通
信チャネル切替えの必要が生じたことを通知する。この
通知は、例えばキャッチホンと同じような発信音を特定
時間継続させることによって行う。
能部44b の通知機能部44d は、通話チャネルを切り替え
る必要があると判定し、矢印1で示すように、送受信機
能部44a 、無線受信部41b を通じて、スピーカ42a へ通
信チャネル切替えの必要が生じたことを通知する。この
通知は、例えばキャッチホンと同じような発信音を特定
時間継続させることによって行う。
【0065】この通知を受けたユーザは、マンマシンイ
ンタフェイス部に設けられた切替可否スイッチ43d を所
定に操作する等で切替可または否を設定する。あるいは
この状態で特定のダイヤルキーを押下することによって
同等の設定が行われるように構成することも容易であ
る。この設定情報は、矢印2に示す如く、マンマシンイ
ンタフェイス部43、状態監視機能部44c を介して呼制御
機能部44b に通知される。
ンタフェイス部に設けられた切替可否スイッチ43d を所
定に操作する等で切替可または否を設定する。あるいは
この状態で特定のダイヤルキーを押下することによって
同等の設定が行われるように構成することも容易であ
る。この設定情報は、矢印2に示す如く、マンマシンイ
ンタフェイス部43、状態監視機能部44c を介して呼制御
機能部44b に通知される。
【0066】チャネル切替あり( ユーザがチャネル切替
を望む場合) の通知を受けた場合に、呼処理機能部44b
は、チャネル切替え依頼を矢印3のルート、即ち送受信
機能部44a,無線送信部41b 、アンテナ41a を介して移動
網に送信する。これは、自ゾーンと周辺ゾーンの受信レ
ベルとを無線状態報告2(radio condition report 2)の
メッセージに組立てて、自基地局を介して網に送信す
る。移動網は、従来技術と同様の手続きにより通話チャ
ネルの切替処理を行う。
を望む場合) の通知を受けた場合に、呼処理機能部44b
は、チャネル切替え依頼を矢印3のルート、即ち送受信
機能部44a,無線送信部41b 、アンテナ41a を介して移動
網に送信する。これは、自ゾーンと周辺ゾーンの受信レ
ベルとを無線状態報告2(radio condition report 2)の
メッセージに組立てて、自基地局を介して網に送信す
る。移動網は、従来技術と同様の手続きにより通話チャ
ネルの切替処理を行う。
【0067】通話チャネル切替無しの通知を受けた場合
に、呼制御機能部44b は、記憶部45の可変情報記憶領域
45b に「切替なし」の情報を記憶させるとともに、「切
替無し」設定要求メッセージに組み立てて、同様に矢印
3のルートで移動網に送信する。このメッセージは例え
ば「財団法人 電波システム開発センタ刊行のデジタル
方式自動車電話システム RCR 27C」の 191頁に規定され
ている「オペーレータ固有情報」として送信するのがよ
い。
に、呼制御機能部44b は、記憶部45の可変情報記憶領域
45b に「切替なし」の情報を記憶させるとともに、「切
替無し」設定要求メッセージに組み立てて、同様に矢印
3のルートで移動網に送信する。このメッセージは例え
ば「財団法人 電波システム開発センタ刊行のデジタル
方式自動車電話システム RCR 27C」の 191頁に規定され
ている「オペーレータ固有情報」として送信するのがよ
い。
【0068】この「オペレータ固有情報」を受信した基
地局は、それを基地局制御局に通知する。通知を受けた
基地局制御局は、図7に矢印1で示すように、通信制御
機能部21、呼管理部22a,回線管理機能部22cを介してこ
の「オペレータ固有情報」を受取り、運用情報記憶部に
呼毎に保持している運用情報の内の当該呼に対応する領
域に「チャネル切替なし」の情報を設定する。そしてさ
らに、回線制御機能部22bに設定されている通常の終話
条件受信レベルの値を、所定の最低受信レベル、例え
ば、呼制御のための各種制御信号の送受が可能な最低の
受信レベルに切替える。
地局は、それを基地局制御局に通知する。通知を受けた
基地局制御局は、図7に矢印1で示すように、通信制御
機能部21、呼管理部22a,回線管理機能部22cを介してこ
の「オペレータ固有情報」を受取り、運用情報記憶部に
呼毎に保持している運用情報の内の当該呼に対応する領
域に「チャネル切替なし」の情報を設定する。そしてさ
らに、回線制御機能部22bに設定されている通常の終話
条件受信レベルの値を、所定の最低受信レベル、例え
ば、呼制御のための各種制御信号の送受が可能な最低の
受信レベルに切替える。
【0069】以後、当該呼で通信している移動局にチャ
ネル切替要因が再度発生した場合には、移動局は記憶部
45に「切替なし」情報が設定されているので、チャネル
切替処理が起動されることがない。また基地局制御局の
回線制御機能部でチャネル切替の要因を検出しても、当
該呼に関する運用情報に「チャネル切替無し」が設定さ
れいるので、チャネル切替処理を行わないようになって
いる。そして、当該呼に対する終話条件受信レベルが通
常より低い最低受信レベルに設定されているので、当該
移動局からの上り電波が完全に途切れるまで通話状態が
維持される。
ネル切替要因が再度発生した場合には、移動局は記憶部
45に「切替なし」情報が設定されているので、チャネル
切替処理が起動されることがない。また基地局制御局の
回線制御機能部でチャネル切替の要因を検出しても、当
該呼に関する運用情報に「チャネル切替無し」が設定さ
れいるので、チャネル切替処理を行わないようになって
いる。そして、当該呼に対する終話条件受信レベルが通
常より低い最低受信レベルに設定されているので、当該
移動局からの上り電波が完全に途切れるまで通話状態が
維持される。
【0070】上記では、通話チャネル切替要因を移動局
が検出する移動局主導型通話チャネル切替処理の場合の
動作を述べた。チャネル切替え方式には、基地局によっ
て監視される上り電波の受信レベルが所定受信レベル以
下になったときにチャネル切替要因が発生したとして、
移動局に周辺ゾーンのとまり木チャネルの受信レベルを
報告させて( 電波状態報告と言う) 通話チャネル切替え
を行う網主導型チャネル切替もある。この場合には、移
動局が移動網から電波状態報告の要請を受けたことを契
機に上記動作を行うようにして、ユーザの意思を反映さ
せることができる。
が検出する移動局主導型通話チャネル切替処理の場合の
動作を述べた。チャネル切替え方式には、基地局によっ
て監視される上り電波の受信レベルが所定受信レベル以
下になったときにチャネル切替要因が発生したとして、
移動局に周辺ゾーンのとまり木チャネルの受信レベルを
報告させて( 電波状態報告と言う) 通話チャネル切替え
を行う網主導型チャネル切替もある。この場合には、移
動局が移動網から電波状態報告の要請を受けたことを契
機に上記動作を行うようにして、ユーザの意思を反映さ
せることができる。
【0071】図8は、移動局が発呼する際にチャネル切
替拒否を設定するようにした第二の実施例のタイムシー
ケンスを示す。この場合には、ユーザは発呼に先立っ
て、切替可否スイッチを否に設定する。これにより、移
動局の可変情報に「チャネル切替無」が書き込まれる。
また、移動局から移動網に送出される通信要求メッセー
ジ(回線接続を要求する)等に「チャネル切替無」の情
報を付加して、移動網にチャネル切替が不要であること
を通知する。網は当該呼に関する運用情報に「切替な
し」を設定する。以後第一の実施例と同じようにして、
チャネル切替えが停止される。
替拒否を設定するようにした第二の実施例のタイムシー
ケンスを示す。この場合には、ユーザは発呼に先立っ
て、切替可否スイッチを否に設定する。これにより、移
動局の可変情報に「チャネル切替無」が書き込まれる。
また、移動局から移動網に送出される通信要求メッセー
ジ(回線接続を要求する)等に「チャネル切替無」の情
報を付加して、移動網にチャネル切替が不要であること
を通知する。網は当該呼に関する運用情報に「切替な
し」を設定する。以後第一の実施例と同じようにして、
チャネル切替えが停止される。
【0072】以上により、ユーザは自分の意思に反する
通話チャネルの切替えを拒否することができる。次に、
通話中の移動局または移動網が通話チャネル切替要因を
検出しなくても移動局ユーザの意志で通話チャネル切替
が行えるようにした第三の実施例を説明する。
通話チャネルの切替えを拒否することができる。次に、
通話中の移動局または移動網が通話チャネル切替要因を
検出しなくても移動局ユーザの意志で通話チャネル切替
が行えるようにした第三の実施例を説明する。
【0073】従来のチャネル切替方法は、移動局または
網が通信中の無線チャネルの受信レベルを監視して、周
辺ゾーンの受信レベルと比較し、比較結果が所定の条件
を満たした場合にチャネル切替動作を行っていた。この
条件の設定の仕方によっては、現在通話中の無線チャネ
ルより通話品質が良好な他無線ゾーンの無線チャネルが
存在しても通話チャネル切替が行われない場合もある。
本実施例はそのような場合に、ユーザが希望すれば現在
通話中の無線チャネルより通話品質の良好な他の無線チ
ャネルへ切替られるようにしたものである。
網が通信中の無線チャネルの受信レベルを監視して、周
辺ゾーンの受信レベルと比較し、比較結果が所定の条件
を満たした場合にチャネル切替動作を行っていた。この
条件の設定の仕方によっては、現在通話中の無線チャネ
ルより通話品質が良好な他無線ゾーンの無線チャネルが
存在しても通話チャネル切替が行われない場合もある。
本実施例はそのような場合に、ユーザが希望すれば現在
通話中の無線チャネルより通話品質の良好な他の無線チ
ャネルへ切替られるようにしたものである。
【0074】第三実施例の移動局の構成を図9に、移動
局制御局の構成を図10 に、タイムシーケンスを図1
1 、切替要求情報の構成を図12 に示す。この場合
の移動局の構成は、図9に示す如く、マンマシンインタ
フェイス部に切替要求スイッチ43e と、呼制御機能部44
b に切替要求発生部下44e を設ける。。
局制御局の構成を図10 に、タイムシーケンスを図1
1 、切替要求情報の構成を図12 に示す。この場合
の移動局の構成は、図9に示す如く、マンマシンインタ
フェイス部に切替要求スイッチ43e と、呼制御機能部44
b に切替要求発生部下44e を設ける。。
【0075】図11 のユーザ要求によるチャネル切替
のタイムシーケンスに示す如く、基地局1を介し通話中
の移動局のユーザが、例えば通話品質が劣化した等の理
由でチャネル切替えを要求するものとする。ユーザは移
動局のチャネル切替要求スイッチを押下する。
のタイムシーケンスに示す如く、基地局1を介し通話中
の移動局のユーザが、例えば通話品質が劣化した等の理
由でチャネル切替えを要求するものとする。ユーザは移
動局のチャネル切替要求スイッチを押下する。
【0076】図9において、ユーザによって切替要求ス
イッチ43e が操作されると、この設定情報は、矢印1に
示す如く、マンマシンインタフェイス部43、状態監視機
能部44c を介して呼制御機能部44b に通知される。呼制
御機能部44b の切替要求発生部44e は、基地局制御局に
チャネル切替を依頼するためのチャネル切替要求メッセ
ージを編集して、基地局制御局に送信する。
イッチ43e が操作されると、この設定情報は、矢印1に
示す如く、マンマシンインタフェイス部43、状態監視機
能部44c を介して呼制御機能部44b に通知される。呼制
御機能部44b の切替要求発生部44e は、基地局制御局に
チャネル切替を依頼するためのチャネル切替要求メッセ
ージを編集して、基地局制御局に送信する。
【0077】切替要求メッセージは、前述の「切替な
し」情報と同様に、例えば「オペレータ固有情報」メッ
セージ(RCR 27C 204頁参照) を使用するもので、図12
に示される如く、チャネル切替要求であることを示す
メッセージ種別、その移動局が属する網を識別するため
の網番号、現在使用中の通話チャネルの受信レベルを示
す自ゾーン受信レベル、報告対象となる周辺ゾーンの数
を示すゾーン選択数、周辺ゾーンの中で受信レベルが最
大のとまり木チャネル番号とその受信レベル、次に受信
レベルが次に大きいとまり木チャネル番号とその受信レ
ベル、以下同様にして所定値以上の受信レベルの周辺ゾ
ーンのとまり木チャネルと受信レベルが大きい順に並べ
られているものである。
し」情報と同様に、例えば「オペレータ固有情報」メッ
セージ(RCR 27C 204頁参照) を使用するもので、図12
に示される如く、チャネル切替要求であることを示す
メッセージ種別、その移動局が属する網を識別するため
の網番号、現在使用中の通話チャネルの受信レベルを示
す自ゾーン受信レベル、報告対象となる周辺ゾーンの数
を示すゾーン選択数、周辺ゾーンの中で受信レベルが最
大のとまり木チャネル番号とその受信レベル、次に受信
レベルが次に大きいとまり木チャネル番号とその受信レ
ベル、以下同様にして所定値以上の受信レベルの周辺ゾ
ーンのとまり木チャネルと受信レベルが大きい順に並べ
られているものである。
【0078】移動局は、この切替要求メッセージを、図
9の矢印2で示すルート、即ち送受信機能部44a,無線送
信部41b 、アンテナ41a を介して通話中の基地局に送信
する。受信した基地局はこの内容を基地局制御局に通知
する。通知を受けた基地局制御局は、図10 の矢印1
のルート、即ち、通信制御機能部21、呼管理部24a を介
してこの切替要求メッセージを回線管理機能部24b が受
取る。そしてこのメッセージ中の自ゾーン受信レベルと
周辺ゾーン情報とを用いて、運用情報記憶部23に保持し
ている当該呼に関する運用情報23b を更新する。次に回
線制御機能部22b は、この更新された運用情報を参照し
て、当該呼の通話チャネルを現用通話チャネルから周辺
ゾーンの通話チャネルに切替れば現ゾーンより通話品質
が向上するかを判定し、向上する場合にはその周辺ゾー
ンへの通話チャネル切替を実施する。
9の矢印2で示すルート、即ち送受信機能部44a,無線送
信部41b 、アンテナ41a を介して通話中の基地局に送信
する。受信した基地局はこの内容を基地局制御局に通知
する。通知を受けた基地局制御局は、図10 の矢印1
のルート、即ち、通信制御機能部21、呼管理部24a を介
してこの切替要求メッセージを回線管理機能部24b が受
取る。そしてこのメッセージ中の自ゾーン受信レベルと
周辺ゾーン情報とを用いて、運用情報記憶部23に保持し
ている当該呼に関する運用情報23b を更新する。次に回
線制御機能部22b は、この更新された運用情報を参照し
て、当該呼の通話チャネルを現用通話チャネルから周辺
ゾーンの通話チャネルに切替れば現ゾーンより通話品質
が向上するかを判定し、向上する場合にはその周辺ゾー
ンへの通話チャネル切替を実施する。
【0079】これにより、ユーザは自分の意志でより通
話品質の良い無線ゾーンで通話することができる。次に
第二発明の実施例を説明する。
話品質の良い無線ゾーンで通話することができる。次に
第二発明の実施例を説明する。
【0080】図13は、本発明を実施した移動通信交換
局の構成であり、図4で前述したものに、さらに課金メ
ッセージ作成通知部12a と不正局受付停止部12b とを通
話制御機能部12に設ける。
局の構成であり、図4で前述したものに、さらに課金メ
ッセージ作成通知部12a と不正局受付停止部12b とを通
話制御機能部12に設ける。
【0081】ホームメモリ HLR (Home Location Regist
er) 13には、移動局毎に固定情報として加入者ID、移動
局ID、可変情報として、その移動局の或る時点からの通
話料金の累計に対応する課金情報、最後に位置登録を行
った時の位置登録エリアに対応する位置番号等の加入者
情報が加入者毎に保持されている。
er) 13には、移動局毎に固定情報として加入者ID、移動
局ID、可変情報として、その移動局の或る時点からの通
話料金の累計に対応する課金情報、最後に位置登録を行
った時の位置登録エリアに対応する位置番号等の加入者
情報が加入者毎に保持されている。
【0082】課金メッセージ作成通知部12a は、移動局
発呼の通話が終了したときに、矢印1に示す如く、ホー
ムメモリ13から当該移動局の累計課金情報を読みだし、
この値と当該呼に対する課金情報とを加算して網算出累
計課金情報を算出する。そして算出した課金情報を新た
な累計課金情報として矢印2に示す如く、ホームメモリ
13の当該加入者領域に書き込む。そして、この新たな累
計課金情報と今回通話に対する呼毎課金情報とを含む課
金通知メッセージを作成して、矢印3に示す如く無線回
線制御機能部11を経由して、当該移動局に通知する。不
正局受付停止部12b は、移動局から不正発生通知メッセ
ージを矢印3の如く受け取ると、ホームメモリ13の当該
移動局の領域に不正発生を示す情報を書込み、以後当該
IDの移動局に関する通話サービスを拒否する。
発呼の通話が終了したときに、矢印1に示す如く、ホー
ムメモリ13から当該移動局の累計課金情報を読みだし、
この値と当該呼に対する課金情報とを加算して網算出累
計課金情報を算出する。そして算出した課金情報を新た
な累計課金情報として矢印2に示す如く、ホームメモリ
13の当該加入者領域に書き込む。そして、この新たな累
計課金情報と今回通話に対する呼毎課金情報とを含む課
金通知メッセージを作成して、矢印3に示す如く無線回
線制御機能部11を経由して、当該移動局に通知する。不
正局受付停止部12b は、移動局から不正発生通知メッセ
ージを矢印3の如く受け取ると、ホームメモリ13の当該
移動局の領域に不正発生を示す情報を書込み、以後当該
IDの移動局に関する通話サービスを拒否する。
【0083】図14 は、本発明を実施した移動局の構
成である。本実施例では、図2で前述した移動局にさら
に、課金情報を記憶する課金情報記憶エリア45b-1 を可
変情報記憶部45b に、また通話終了毎に網から通知され
る上記課金通知メッセージを取り込んで所定の処理を行
う課金情報処理部44dを呼制御機能部44b にそれぞれ設
ける。図の矢印1で示す如く、課金情報処理部44d は、
自局発呼の通話が終了した時点で、無線受信部41b,送受
信機能部44a を経由して網から課金通知メッセージを受
信する。そして、矢印2に示す如く、可変情報記憶部45
b に保持する前回通話までの累計課金情報を読みだし、
この値に今回受信した呼毎課金情報を加算して自局算出
累計通話料金を算出する。そして矢印3に示す如く、可
変情報記憶部45b の累計課金情報を、算出した値に更新
するとともに、この値と今回受信した今回通話を含む網
側算出累計課金情報とを比較する。そして、比較結果が
一致しない場合にはその不正発生通知メッセージを組み
立て、矢印4に示す如く、送受信機能部44a,無線送信部
41c を通して網に送信する。
成である。本実施例では、図2で前述した移動局にさら
に、課金情報を記憶する課金情報記憶エリア45b-1 を可
変情報記憶部45b に、また通話終了毎に網から通知され
る上記課金通知メッセージを取り込んで所定の処理を行
う課金情報処理部44dを呼制御機能部44b にそれぞれ設
ける。図の矢印1で示す如く、課金情報処理部44d は、
自局発呼の通話が終了した時点で、無線受信部41b,送受
信機能部44a を経由して網から課金通知メッセージを受
信する。そして、矢印2に示す如く、可変情報記憶部45
b に保持する前回通話までの累計課金情報を読みだし、
この値に今回受信した呼毎課金情報を加算して自局算出
累計通話料金を算出する。そして矢印3に示す如く、可
変情報記憶部45b の累計課金情報を、算出した値に更新
するとともに、この値と今回受信した今回通話を含む網
側算出累計課金情報とを比較する。そして、比較結果が
一致しない場合にはその不正発生通知メッセージを組み
立て、矢印4に示す如く、送受信機能部44a,無線送信部
41c を通して網に送信する。
【0084】図15 に不正発生通知メッセージの構成
を示す。不正発生通知メッセージは、不正発生通知であ
ることを示すメッセージ種別、その移動局が属する網を
識別するための網番号、網から今回通知を受けた網算出
累計通話料金のデータ長とその値、移動局が独自に算出
した自局選出累計通話料金のデータ長とその値からなっ
ている。
を示す。不正発生通知メッセージは、不正発生通知であ
ることを示すメッセージ種別、その移動局が属する網を
識別するための網番号、網から今回通知を受けた網算出
累計通話料金のデータ長とその値、移動局が独自に算出
した自局選出累計通話料金のデータ長とその値からなっ
ている。
【0085】この不正発見通知メッセージは基地局を経
て移動通信交換機に伝えられる。図13 の矢印4で示
す如く、移動通信交換局の不正受付停止部12b は無線回
線制御機能部11を経由して不正発生通知メッセージを受
信しする、矢印5で示す如く、ホームメモリ13の当該移
動局に対応する加入者情報に不正局ありを示す情報を書
き込む。
て移動通信交換機に伝えられる。図13 の矢印4で示
す如く、移動通信交換局の不正受付停止部12b は無線回
線制御機能部11を経由して不正発生通知メッセージを受
信しする、矢印5で示す如く、ホームメモリ13の当該移
動局に対応する加入者情報に不正局ありを示す情報を書
き込む。
【0086】図16 に加入者情報の構成例を示す。加
入者情報は、移動局ID、電話番号、課金情報、登録位置
情報、不正情報の欄を有する。この不正情報の欄の、例
えば「不正無し」の“00”を「不正有り」の“01”
に書き換える。そして、以後の当該IDの移動局に関する
通話サービスを受け付ける際に、この不正情報の欄を参
照して、不正ありの場合には受付を拒否する。
入者情報は、移動局ID、電話番号、課金情報、登録位置
情報、不正情報の欄を有する。この不正情報の欄の、例
えば「不正無し」の“00”を「不正有り」の“01”
に書き換える。そして、以後の当該IDの移動局に関する
通話サービスを受け付ける際に、この不正情報の欄を参
照して、不正ありの場合には受付を拒否する。
【0087】以上の如く、構成された移動通信システム
における不正移動局発見動作のタイムシーケンスを、図
17 に示す。図は、正当移動局の呼毎料金1000円の一
回目の通話の後に、不正移動局が呼毎料金1000円の不正
通話を行った場合を示している。正当移動局は2回目の
通話終了時に、移動網から累計通話料金が3000円である
との通知を受けるが、自局が保持する累計通話料金は20
00円なので、不正使用があったことを認識し、移動網に
通知する。移動網は当該移動局番号を用いたサービス要
求を全て拒否する。
における不正移動局発見動作のタイムシーケンスを、図
17 に示す。図は、正当移動局の呼毎料金1000円の一
回目の通話の後に、不正移動局が呼毎料金1000円の不正
通話を行った場合を示している。正当移動局は2回目の
通話終了時に、移動網から累計通話料金が3000円である
との通知を受けるが、自局が保持する累計通話料金は20
00円なので、不正使用があったことを認識し、移動網に
通知する。移動網は当該移動局番号を用いたサービス要
求を全て拒否する。
【0088】次に、図18 により、移動局発呼受付回
数を用いる不正防止方法の実施例を説明する。この場合
には、移動通信交換機のホームメモリの加入者情報に所
定時点以後の当該ID を持つ移動局からの累計発呼受付
回数を保持する領域を設け、発呼受付の度にこの累計回
数を更新するようにする。
数を用いる不正防止方法の実施例を説明する。この場合
には、移動通信交換機のホームメモリの加入者情報に所
定時点以後の当該ID を持つ移動局からの累計発呼受付
回数を保持する領域を設け、発呼受付の度にこの累計回
数を更新するようにする。
【0089】そして移動網は、報知チャネルを用いた報
知情報により所定の周期で各移動局に発呼受付回数を報
知する。一方、移動局は可変情報記憶部に、同一所定時
点以後の自局の発呼回数を独自に累計して、可変情報保
持部に保持させている。そして、報知情報により網算出
の自局発呼受付回数を受信し( 図の) 、自局の発呼回
数の累計と比較する。
知情報により所定の周期で各移動局に発呼受付回数を報
知する。一方、移動局は可変情報記憶部に、同一所定時
点以後の自局の発呼回数を独自に累計して、可変情報保
持部に保持させている。そして、報知情報により網算出
の自局発呼受付回数を受信し( 図の) 、自局の発呼回
数の累計と比較する。
【0090】そして、不一致の場合には、前述の不正発
生通知メッセージと同様なメッセージを作成して網に通
知するとともに所定の方法で移動局ユーザにも通知す
る。網はこの通知を受けると、当該加入者番号、当該移
動局番号の加入者情報にサービス拒否情報を登録し、
以後のサービスを拒否する。
生通知メッセージと同様なメッセージを作成して網に通
知するとともに所定の方法で移動局ユーザにも通知す
る。網はこの通知を受けると、当該加入者番号、当該移
動局番号の加入者情報にサービス拒否情報を登録し、
以後のサービスを拒否する。
【0091】第三の実施例は、最後位置番号による不正
移動局を見つけるものである。通常、移動局は、最新(
最後) に実施した位置登録の際の位置番号を可変情報記
憶部に保持している。そして、電源が投入されたとき、
あるいは他の無線ゾーンに移行したときに、自局が在圏
する基地局からの報知チャネルを介してその無線ゾーン
に付与されている位置番号を受信する。そして、移動局
が最後に位置登録した位置登録エリアとは異なった位置
登録エリアに移動している場合には、受信位置番号と記
憶している最後位置番号とが異なるので位置登録を行
う。
移動局を見つけるものである。通常、移動局は、最新(
最後) に実施した位置登録の際の位置番号を可変情報記
憶部に保持している。そして、電源が投入されたとき、
あるいは他の無線ゾーンに移行したときに、自局が在圏
する基地局からの報知チャネルを介してその無線ゾーン
に付与されている位置番号を受信する。そして、移動局
が最後に位置登録した位置登録エリアとは異なった位置
登録エリアに移動している場合には、受信位置番号と記
憶している最後位置番号とが異なるので位置登録を行
う。
【0092】一方、移動網は、ホームメモリ上に移動局
ID対応に当該移動局の最後位置番号を保持している。
そこで、この実施例では、移動局に、発呼の際に該最後
位置保持手段が保持する最後の位置番号を移動網に通知
する最後位置番号通知部を設ける。そして移動通信交換
局の通話制御機能部に、位置情報比較部を設ける。この
位置番号比較部は発呼受け付け時に移動局から通知をう
けた最後位置番号とホームメモリに保持している当該移
動局IDに対応する最後位置番号とを比較する。この比
較結果が一致しない場合には前述の方法で当該IDを持つ
移動局に関する通信サービスを停止するように構成す
る。
ID対応に当該移動局の最後位置番号を保持している。
そこで、この実施例では、移動局に、発呼の際に該最後
位置保持手段が保持する最後の位置番号を移動網に通知
する最後位置番号通知部を設ける。そして移動通信交換
局の通話制御機能部に、位置情報比較部を設ける。この
位置番号比較部は発呼受け付け時に移動局から通知をう
けた最後位置番号とホームメモリに保持している当該移
動局IDに対応する最後位置番号とを比較する。この比
較結果が一致しない場合には前述の方法で当該IDを持つ
移動局に関する通信サービスを停止するように構成す
る。
【0093】図19 は、この実施例のタイムシーケン
スである。不正移動局が発呼の際に、正当移動局の最後
位置と異なる自局の最後位置を通知した場合は、当該不
正移動局は、不正使用であることが通知されるとともに
受付を拒否される。また正当移動局が発呼時に網に通知
した最後位置番号が、その前に発呼した不正移動局の位
置番号と異なる場合には、正当移動局は網から不正使用
があったことを通知される。
スである。不正移動局が発呼の際に、正当移動局の最後
位置と異なる自局の最後位置を通知した場合は、当該不
正移動局は、不正使用であることが通知されるとともに
受付を拒否される。また正当移動局が発呼時に網に通知
した最後位置番号が、その前に発呼した不正移動局の位
置番号と異なる場合には、正当移動局は網から不正使用
があったことを通知される。
【0094】次に第三発明の実施例を説明する。本発明
の基地局制御局の処理輻輳時の基地局切替方式の実施例
として、まず、基地局制御局の処理部と配下の基地局と
の制御線の接続形態を示す。
の基地局制御局の処理輻輳時の基地局切替方式の実施例
として、まず、基地局制御局の処理部と配下の基地局と
の制御線の接続形態を示す。
【0095】基地局と基地局制御局の接続形態には、そ
れぞれを専用線で直接接続する方法と、パケット通信網
等のマルチリンク接続する方法とがある。図22はマル
チリンク可能な網による基地局と基地局制御局との接続
を示す図である。図において、複数nの基地局(BS)#1〜
#nと複数mの基地局制御局(BCS)#1 〜#mとの間の制御線
および移動通信交換機局(MSC) とを、マルチリンク可能
な、即ちその何れ同志も必要に応じて接続できるパケッ
ト通信網(PSN) で構成する。これにより、任意の基地局
制御局#1と、任意の基地局#2との接続や解放(切離し)
が可能となる。図においては、基地局#2を基地局制御局
#1に接続していた制御線が、基地局制御局#2に接続する
ように切替られることによって、基地局#2は、基地局制
御局#1の配下から基地局制御局#2の配下に切り替えられ
ることを示している。
れぞれを専用線で直接接続する方法と、パケット通信網
等のマルチリンク接続する方法とがある。図22はマル
チリンク可能な網による基地局と基地局制御局との接続
を示す図である。図において、複数nの基地局(BS)#1〜
#nと複数mの基地局制御局(BCS)#1 〜#mとの間の制御線
および移動通信交換機局(MSC) とを、マルチリンク可能
な、即ちその何れ同志も必要に応じて接続できるパケッ
ト通信網(PSN) で構成する。これにより、任意の基地局
制御局#1と、任意の基地局#2との接続や解放(切離し)
が可能となる。図においては、基地局#2を基地局制御局
#1に接続していた制御線が、基地局制御局#2に接続する
ように切替られることによって、基地局#2は、基地局制
御局#1の配下から基地局制御局#2の配下に切り替えられ
ることを示している。
【0096】図23は、基地局と基地局制御局とが直結
の制御線で接続される構成を示すものである。図23で
は、基地局#1-1〜#1-nと基地局制御局#1からなる第1グ
ループ、基地局#2-1〜#2-nと基地局制御局#2とからなる
第2グループとを有するシステムが示されている。そし
て、各基地局は自グループ内の基地局制御局とだけ直結
の制御線で接続されている。このような、接続形態に構
成されているシステムにおいて、あるグループの任意の
基地局#1-nを他のグループの基地局制御局#2が制御でき
るようにするため、基地局制御局を以下述べる如く構成
する。
の制御線で接続される構成を示すものである。図23で
は、基地局#1-1〜#1-nと基地局制御局#1からなる第1グ
ループ、基地局#2-1〜#2-nと基地局制御局#2とからなる
第2グループとを有するシステムが示されている。そし
て、各基地局は自グループ内の基地局制御局とだけ直結
の制御線で接続されている。このような、接続形態に構
成されているシステムにおいて、あるグループの任意の
基地局#1-nを他のグループの基地局制御局#2が制御でき
るようにするため、基地局制御局を以下述べる如く構成
する。
【0097】各基地局制御局(BCS) 2は、配下の基地局
(BS)とで制御信号をやり取りするための基地局インタフ
ェイスブロック(BS IF BLOCK)25 、移動通信交換局(MS
C) とで制御信号をやり取りするための交換機インタフ
ェイスブロック(MSC IF BLOCK)26、基地局制御の処理を
行う処理ブロック(PROCESS. BLOCK)27とを有する。そし
て、配下の基地局とでやり取りする制御信号を処理ブロ
ック27を介さずに直接交換機インタフェイスブロックと
送受できるインタフェイス機能25a と、交換機1とで送
受する制御信号を基地局と送受する制御信号と同様に処
理ブロック27に入力するインタフェイス機能27a を両イ
ンタフェイスブロック25,27に設ける。そして、例え
ば、基地局#1-nを第一グループの制御から切り離して、
第二グループの基地局制御局で制御させるようにする場
合には、基地局#1-nに対して送受する制御信号を自分の
基地局制御局#1の処理ブロックに伝えないで、移動通信
交換局1を介し他方の第二グループき基地局制御局#2の
処理ブロックに伝えて処理されるように構成される。
(BS)とで制御信号をやり取りするための基地局インタフ
ェイスブロック(BS IF BLOCK)25 、移動通信交換局(MS
C) とで制御信号をやり取りするための交換機インタフ
ェイスブロック(MSC IF BLOCK)26、基地局制御の処理を
行う処理ブロック(PROCESS. BLOCK)27とを有する。そし
て、配下の基地局とでやり取りする制御信号を処理ブロ
ック27を介さずに直接交換機インタフェイスブロックと
送受できるインタフェイス機能25a と、交換機1とで送
受する制御信号を基地局と送受する制御信号と同様に処
理ブロック27に入力するインタフェイス機能27a を両イ
ンタフェイスブロック25,27に設ける。そして、例え
ば、基地局#1-nを第一グループの制御から切り離して、
第二グループの基地局制御局で制御させるようにする場
合には、基地局#1-nに対して送受する制御信号を自分の
基地局制御局#1の処理ブロックに伝えないで、移動通信
交換局1を介し他方の第二グループき基地局制御局#2の
処理ブロックに伝えて処理されるように構成される。
【0098】この直結方式に用いる基地局制御局の構成
を、図24によりさらに詳細に説明する。基地局制御局
は、図示しない配下の基地局とのインタフェイスを取る
基地局インタフェイスブロック25と交換局とのインタフ
ェイスを取る交換局インタフェイスブロック26と前記基
地局に対する制御処理を実行する処理ブロック27とを有
する。各インタフェイスブロック25,26 はそれぞれ、処
理ブロック27からもアクセス可能な共通メモリRAM(COM
M.RAM)25b,26bを持ち、この共通メモリRAM 25b,26b を
通して制御信号の受け渡しを行う。なお制御ブロック27
と両インタフェイス部とは制御信号を送受するための処
理・通信手順を制御信号( データ) の流れとは別に直接
やり取りする。
を、図24によりさらに詳細に説明する。基地局制御局
は、図示しない配下の基地局とのインタフェイスを取る
基地局インタフェイスブロック25と交換局とのインタフ
ェイスを取る交換局インタフェイスブロック26と前記基
地局に対する制御処理を実行する処理ブロック27とを有
する。各インタフェイスブロック25,26 はそれぞれ、処
理ブロック27からもアクセス可能な共通メモリRAM(COM
M.RAM)25b,26bを持ち、この共通メモリRAM 25b,26b を
通して制御信号の受け渡しを行う。なお制御ブロック27
と両インタフェイス部とは制御信号を送受するための処
理・通信手順を制御信号( データ) の流れとは別に直接
やり取りする。
【0099】処理ブロック27は、切り離された基地局か
らの制御信号に対する呼制御処理を行わない。しかし、
処理ブロック27は、その基地局に対する制御を委託する
委託先基地局制御局のアドレスを知っている。そこで、
処理ブロック27は、基地局インタフェイスブロック25か
ら制御信号を一旦受信し、該制御信号の送信先アドレス
を委託先基地局制御局のアドレスに付け替える処理のみ
を行い、交換局インタフェイスブロック26に引き渡す。
これより、処理ブロック27は、受信した制御信号に対す
る呼制御処理を行わない分だけ負荷を軽減できる。
らの制御信号に対する呼制御処理を行わない。しかし、
処理ブロック27は、その基地局に対する制御を委託する
委託先基地局制御局のアドレスを知っている。そこで、
処理ブロック27は、基地局インタフェイスブロック25か
ら制御信号を一旦受信し、該制御信号の送信先アドレス
を委託先基地局制御局のアドレスに付け替える処理のみ
を行い、交換局インタフェイスブロック26に引き渡す。
これより、処理ブロック27は、受信した制御信号に対す
る呼制御処理を行わない分だけ負荷を軽減できる。
【0100】切り離された基地局の制御を委託された基
地局制御局は、通常は基地局インタフェイスブロック25
から配下の基地局の信号を受信するが、他基地局制御局
配下の基地局の制御を委託された場合には、交換局イン
タフェイスブロック26から制御信号を受信する。
地局制御局は、通常は基地局インタフェイスブロック25
から配下の基地局の信号を受信するが、他基地局制御局
配下の基地局の制御を委託された場合には、交換局イン
タフェイスブロック26から制御信号を受信する。
【0101】図25に、基地局から送出される制御信号
の構成を示す。切り離される基地局は、この制御信号の
着アドレスを移動通信交換局または自局を管理する基地
局制御局として送出するが、処理輻輳中の基地局制御局
は、受信した信号の着アドレスを、委託先の基地局制御
局のアドレスに変更して送信する。委託された基地局制
御局は、受信信号の発アドレスを見て送信元を判定する
ので、交換局インタフェイスブロック27経由で、基地局
からの制御信号を受け取っても正常に処理ができる。
の構成を示す。切り離される基地局は、この制御信号の
着アドレスを移動通信交換局または自局を管理する基地
局制御局として送出するが、処理輻輳中の基地局制御局
は、受信した信号の着アドレスを、委託先の基地局制御
局のアドレスに変更して送信する。委託された基地局制
御局は、受信信号の発アドレスを見て送信元を判定する
ので、交換局インタフェイスブロック27経由で、基地局
からの制御信号を受け取っても正常に処理ができる。
【0102】基地制御局が配下の基地局を切り離し、他
の基地局制御局に制御させることを実行するためには、 i) 基地局制御局の処理量の増大(処理輻輳状態) の検
出 ii)切り離す基地局を選定する論理の確立 が必要である。
の基地局制御局に制御させることを実行するためには、 i) 基地局制御局の処理量の増大(処理輻輳状態) の検
出 ii)切り離す基地局を選定する論理の確立 が必要である。
【0103】i) 基地局制御局の処理量の増大の検出。 (1) CPUの使用率を計算して検出する方法 基地局制御局の処理ブロックにおいては、CPU システム
がマルチタスク方式で呼制御処理を実行する。マルチタ
スク方式では、各タスクのスケジューリングや割り込み
のコントロールを司るOS又は其れに準ずる機能が設け
られている。このシステムにおいてまず、アプリケーシ
ョンプログラムAPの走行時間を測定する。次にタスク
・プライオリティの一番低いタスクを用意し、自起動
(タスクが自分自身に対し起動を行う)等の方法で常時
動作する様にする。この自起動のタスクを仮にアイドル
タスクと言う。このアイドルタスクは、アセンブラの何
もしない命令NOP(Non Operation) 命令で作成され、
一定の処理時間動作した時点で再度アイドルタスクを自
起動して停止する。OSは、タスクのスケジューリング
を行う際に実行権の有るタスクの走行時間を測定する。
以上の処理を一定時間行うと、アイドルタスクのタスク
走行時間は基地局制御装置が処理を行っていない時間と
なり、全体時間との比としてCPU使用率が計算され
る。
がマルチタスク方式で呼制御処理を実行する。マルチタ
スク方式では、各タスクのスケジューリングや割り込み
のコントロールを司るOS又は其れに準ずる機能が設け
られている。このシステムにおいてまず、アプリケーシ
ョンプログラムAPの走行時間を測定する。次にタスク
・プライオリティの一番低いタスクを用意し、自起動
(タスクが自分自身に対し起動を行う)等の方法で常時
動作する様にする。この自起動のタスクを仮にアイドル
タスクと言う。このアイドルタスクは、アセンブラの何
もしない命令NOP(Non Operation) 命令で作成され、
一定の処理時間動作した時点で再度アイドルタスクを自
起動して停止する。OSは、タスクのスケジューリング
を行う際に実行権の有るタスクの走行時間を測定する。
以上の処理を一定時間行うと、アイドルタスクのタスク
走行時間は基地局制御装置が処理を行っていない時間と
なり、全体時間との比としてCPU使用率が計算され
る。
【0104】CPU使用率(%)=(全体時間−アイド
ルタスクの走行時間−OSの所要時間)÷全体時間×10
0 以上の方法で算出したCPU使用率が、所定値以上にな
ると処理輻輳と判定し、他の所定値以下にもどると処理
輻輳の解除と判定する。ただし、輻輳判定値は解除判定
値より大きく設定することが必要である。
ルタスクの走行時間−OSの所要時間)÷全体時間×10
0 以上の方法で算出したCPU使用率が、所定値以上にな
ると処理輻輳と判定し、他の所定値以下にもどると処理
輻輳の解除と判定する。ただし、輻輳判定値は解除判定
値より大きく設定することが必要である。
【0105】図26に基地局制御局のCPU 使用率算出方
法を詳細を説明する。OS 27aからのアドレス指示を
受けて動作するタスクスケジューラー(カウンタ;CWN
T)27b は、タスクのメモリアドレスに定期的に+1す
る。即ち、指示されたアドレスの格納値に+1する。A
P(アプリケーション・プログラム)部のCPU使用率
算出部は、定期タイマの一定周期で定期的に全タスク
(タスク#0,タスク#1, タスク#3・・・) のAP処理の
走行時間を読み取り集計するとともに、その集計値を
0にクリアする。処理ブロックが処理を行っていない
時は、アイドルタスクが動作しているので、そのアイド
ルタスクの走行時間が、処理部の空き時間となる。OS
の動作時間は、タスクの負荷が高い時には小さな値とな
り無視可能であるので、定期タイマの一定周期時間は、
デバッガ,各タスクの走行時間, アイドルの走行時間の
和となる。従って、制御処理時間の全時間に対する割合
であるCPU使用率(%)は、下記の式で算出される。
法を詳細を説明する。OS 27aからのアドレス指示を
受けて動作するタスクスケジューラー(カウンタ;CWN
T)27b は、タスクのメモリアドレスに定期的に+1す
る。即ち、指示されたアドレスの格納値に+1する。A
P(アプリケーション・プログラム)部のCPU使用率
算出部は、定期タイマの一定周期で定期的に全タスク
(タスク#0,タスク#1, タスク#3・・・) のAP処理の
走行時間を読み取り集計するとともに、その集計値を
0にクリアする。処理ブロックが処理を行っていない
時は、アイドルタスクが動作しているので、そのアイド
ルタスクの走行時間が、処理部の空き時間となる。OS
の動作時間は、タスクの負荷が高い時には小さな値とな
り無視可能であるので、定期タイマの一定周期時間は、
デバッガ,各タスクの走行時間, アイドルの走行時間の
和となる。従って、制御処理時間の全時間に対する割合
であるCPU使用率(%)は、下記の式で算出される。
【0106】CPU使用率(%)=(定期タイマの周期
時間−アイドルタスクの走行時間)÷ 定期タイマの周
期時間 × 100 (2) 受信信号バッファの使用率による検出方法 受信信号が短時間に集中した時に基地局制御局が処理し
切れない事を想定し、該基地局制御局への受信信号を一
時的に蓄えておく受信バッファを設けておき、この受信
バッファへの受信信号の溜まり具合から複数状態を検出
する方法である。受信バッファに受信信号が溜まること
無く処理されている時は輻輳の状態ではない。一時的に
溜まったとしても該バッファに溜まった量が比較的に少
なく直ぐに解消に向かえば問題とならない。そこで受信
信号の量の増大が所定時間を越えた場合、或いは受信バ
ッファの滞溜量が所定値を超えた場合を処理輻輳の状態
と判定し、そして通常状態への回復の判定は、別の所定
値を下回った時を処理輻輳の解除と判定する。なお、輻
輳判定値>解除判定値の関係が必要である。
時間−アイドルタスクの走行時間)÷ 定期タイマの周
期時間 × 100 (2) 受信信号バッファの使用率による検出方法 受信信号が短時間に集中した時に基地局制御局が処理し
切れない事を想定し、該基地局制御局への受信信号を一
時的に蓄えておく受信バッファを設けておき、この受信
バッファへの受信信号の溜まり具合から複数状態を検出
する方法である。受信バッファに受信信号が溜まること
無く処理されている時は輻輳の状態ではない。一時的に
溜まったとしても該バッファに溜まった量が比較的に少
なく直ぐに解消に向かえば問題とならない。そこで受信
信号の量の増大が所定時間を越えた場合、或いは受信バ
ッファの滞溜量が所定値を超えた場合を処理輻輳の状態
と判定し、そして通常状態への回復の判定は、別の所定
値を下回った時を処理輻輳の解除と判定する。なお、輻
輳判定値>解除判定値の関係が必要である。
【0107】ii)切り離す基地局の選定 基地局制御局は上記の検出法で輻輳状態を検出すると切
り離すべき基地局を選定する。
り離すべき基地局を選定する。
【0108】基地局制御局は、自分自身の処理輻輳を検
出する際に同時に配下の基地局から受信する制御信号の
数を定期的に測定する。処理輻輳を検出した時にこの測
定値を使用し、切り離すべき基地局を選定する。その選
定方法につき以下に説明する。
出する際に同時に配下の基地局から受信する制御信号の
数を定期的に測定する。処理輻輳を検出した時にこの測
定値を使用し、切り離すべき基地局を選定する。その選
定方法につき以下に説明する。
【0109】図21の説明で前述したように、基地局制
御局に割当られる基地局は、その無線ゾーン間が他の基
地局制御局配下の基地局の無線ゾーンで分離されたり、
内部に他基地局制御局配下の無線ゾーンを含まない、即
ち、その無線ゾーンが閉じた管理エリアをカバーするよ
うに設定されている。従って、この管理エリア内の任意
の基地局を無作為に切り離すと、管理エリアが存続不能
となる場合がある。図27はこの様な場合を示すもの
で、受信制御信号の量だけで判断して, 基地局A,B,C 〜
H の中の基地局B,D,E,F,H を切り離すと、管理エリアが
閉じたエリアにならず分散してしまう。そこで、図28
に示す如く、管理エリアの外枠を形成する基地局 A,
B,C,D,G,H,L,M,P,Q,R,Sの中の例えば M,Q,Rを選定して
切り離すようにする。
御局に割当られる基地局は、その無線ゾーン間が他の基
地局制御局配下の基地局の無線ゾーンで分離されたり、
内部に他基地局制御局配下の無線ゾーンを含まない、即
ち、その無線ゾーンが閉じた管理エリアをカバーするよ
うに設定されている。従って、この管理エリア内の任意
の基地局を無作為に切り離すと、管理エリアが存続不能
となる場合がある。図27はこの様な場合を示すもの
で、受信制御信号の量だけで判断して, 基地局A,B,C 〜
H の中の基地局B,D,E,F,H を切り離すと、管理エリアが
閉じたエリアにならず分散してしまう。そこで、図28
に示す如く、管理エリアの外枠を形成する基地局 A,
B,C,D,G,H,L,M,P,Q,R,Sの中の例えば M,Q,Rを選定して
切り離すようにする。
【0110】しかし、図29に示す如く、もとの管理エ
リアが領域がただ一つの無線ゾーンFでつながれて閉じ
たエリアとなるように構成されている場合に、この基地
局Fが他の基地局制御局の管理エリアと隣接している基
地局であるとして切り離すと、下側の図に示す如く、管
理エリアが2分される。
リアが領域がただ一つの無線ゾーンFでつながれて閉じ
たエリアとなるように構成されている場合に、この基地
局Fが他の基地局制御局の管理エリアと隣接している基
地局であるとして切り離すと、下側の図に示す如く、管
理エリアが2分される。
【0111】基地局の切り離しによって、基地局制御局
の管理エリアが分割されるかどうかの確認は、以下の
「最短道」を検出する手順で行う。通常、基地局制御局
は、通話チャネル切替を制御するため配下の無線ゾーン
に隣接する無線ゾーンに関する情報を保持している。そ
こで、基地局制御局はこの隣接無線ゾーン情報を利用し
て, 以下述べる方法により各基地局間の隣接関係を知
る。
の管理エリアが分割されるかどうかの確認は、以下の
「最短道」を検出する手順で行う。通常、基地局制御局
は、通話チャネル切替を制御するため配下の無線ゾーン
に隣接する無線ゾーンに関する情報を保持している。そ
こで、基地局制御局はこの隣接無線ゾーン情報を利用し
て, 以下述べる方法により各基地局間の隣接関係を知
る。
【0112】(1) 同一基地局制御局配下の全基地局間
の隣接関係を接続関係マトリックス(行列)で表現す
る。即ち、二つの基地局が互いに隣接していれば距離と
して“1”を、隣接していなければ距離“0”を該二つ
の基地局名の行と列の交点に付与する。
の隣接関係を接続関係マトリックス(行列)で表現す
る。即ち、二つの基地局が互いに隣接していれば距離と
して“1”を、隣接していなければ距離“0”を該二つ
の基地局名の行と列の交点に付与する。
【0113】図30、図31はそれぞれ、図29で前掲
した切離し前と後との基地局配置とその接続関係隣接関
係マトリックスである。図30の接続関係マトリックス
は、例えば基地局Aの行、又は列で距離“0”が付与さ
れている列または行に対応する基地局C,E,F,G,H,I,J,K
は、その無線ゾーンが基地局A の無線ゾーンと離れてい
ることを示す。
した切離し前と後との基地局配置とその接続関係隣接関
係マトリックスである。図30の接続関係マトリックス
は、例えば基地局Aの行、又は列で距離“0”が付与さ
れている列または行に対応する基地局C,E,F,G,H,I,J,K
は、その無線ゾーンが基地局A の無線ゾーンと離れてい
ることを示す。
【0114】この接続関係マトリックスで“1”が付与
されている交点だけをたどって、或る基地局の行から他
の基地局の行または列に到達するルートを探がし、その
時通過した交点の数を両基地局の距離とする。“0”の
交点を経由しなければ目的の基地局の行または列に到達
できない場合には、その二基地局間の距離を“0”と定
義する。複数のルートが存在する場合には、距離が最小
のルートを最短路とし、その距離を記入した最短路マト
リックスを作成する。図30の例では、基地局Cから基
地局Kに達するルートは△印を付した交点を通る実線の
ルートが距離6、○印を付した交点を通る鎖線のルート
が距離4であり、最短路の距離は“4”である。
されている交点だけをたどって、或る基地局の行から他
の基地局の行または列に到達するルートを探がし、その
時通過した交点の数を両基地局の距離とする。“0”の
交点を経由しなければ目的の基地局の行または列に到達
できない場合には、その二基地局間の距離を“0”と定
義する。複数のルートが存在する場合には、距離が最小
のルートを最短路とし、その距離を記入した最短路マト
リックスを作成する。図30の例では、基地局Cから基
地局Kに達するルートは△印を付した交点を通る実線の
ルートが距離6、○印を付した交点を通る鎖線のルート
が距離4であり、最短路の距離は“4”である。
【0115】このようにして求めた各基地局間の最短路
を、行列に基地局を配してマトリックスで表現したもの
が、図32の最短路マトリックスである。この最短路マト
リックスの全ての交点が非“0”であれば、管理エリア
は分離されておらず全ての無線ゾーンがひとつながりに
なっていることが示され、また“0”の交点が存在する
場合にはその行と列の基地基地局の無線ゾーンは分離さ
れていることが示される。
を、行列に基地局を配してマトリックスで表現したもの
が、図32の最短路マトリックスである。この最短路マト
リックスの全ての交点が非“0”であれば、管理エリア
は分離されておらず全ての無線ゾーンがひとつながりに
なっていることが示され、また“0”の交点が存在する
場合にはその行と列の基地基地局の無線ゾーンは分離さ
れていることが示される。
【0116】そこで、切り離そうとする候補基地局を含
まない上記最短路マトリックスを作成し、全ての交点の
値を調べることにより、該候補基地局を切り離したあと
の新管理エリアが閉じたエリアかどうかを判定する。図
31の如く基地局Fを切離した管理エリアに関する図3
2の最短路マトリックスには距離“0”の交点が存在す
る。即ち、図30に示される基地局配置で、基地局Fを
切り離すと基地局制御局配下の管理エリアが分割される
と判定される。
まない上記最短路マトリックスを作成し、全ての交点の
値を調べることにより、該候補基地局を切り離したあと
の新管理エリアが閉じたエリアかどうかを判定する。図
31の如く基地局Fを切離した管理エリアに関する図3
2の最短路マトリックスには距離“0”の交点が存在す
る。即ち、図30に示される基地局配置で、基地局Fを
切り離すと基地局制御局配下の管理エリアが分割される
と判定される。
【0117】また、候補の複数の基地局から切り離すべ
き基地局を選定する時、受信制御信号量が最大の基地局
を選定すると、切離した側の基地局制御局の輻輳回避に
は効果があるが、受入れ側の基地局制御局では、最大受
信信号量の基地局を受け入れることにより処理輻輳が生
じる危険性が高くなる。それで当然受入れ拒否を行うこ
とになる。結果的には、処理輻輳を起こした基地局制御
局が周辺の基地局制御局に全て依頼したが全て拒否され
る可能性が高くなる。何となれば、処理輻輳を起こした
基地局制御局の周辺の基地局制御局も当然或る程度処理
量が高いと考えられるからである。また反対に、最小受
信信号量の基地局を選定すると、受入れ側の基地局制御
局が受入れ許可をする可能性は高くなるが、切り離しに
よる輻輳軽減効果が小さくなるので、切り離す基地局数
が増加して切り離し処理の回数が増える。従って、適切
な受信信号量の基地局を切り離し対象として選択せねば
ならない。
き基地局を選定する時、受信制御信号量が最大の基地局
を選定すると、切離した側の基地局制御局の輻輳回避に
は効果があるが、受入れ側の基地局制御局では、最大受
信信号量の基地局を受け入れることにより処理輻輳が生
じる危険性が高くなる。それで当然受入れ拒否を行うこ
とになる。結果的には、処理輻輳を起こした基地局制御
局が周辺の基地局制御局に全て依頼したが全て拒否され
る可能性が高くなる。何となれば、処理輻輳を起こした
基地局制御局の周辺の基地局制御局も当然或る程度処理
量が高いと考えられるからである。また反対に、最小受
信信号量の基地局を選定すると、受入れ側の基地局制御
局が受入れ許可をする可能性は高くなるが、切り離しに
よる輻輳軽減効果が小さくなるので、切り離す基地局数
が増加して切り離し処理の回数が増える。従って、適切
な受信信号量の基地局を切り離し対象として選択せねば
ならない。
【0118】以上のべた種々の条件を考慮することによ
って、本実施例における基地局制御局配下の基地局切り
離し処理の手順は以下の如く行われる。 (1) 基地局制御局の管理エリアの境界に内接する基地局
を選定する。
って、本実施例における基地局制御局配下の基地局切り
離し処理の手順は以下の如く行われる。 (1) 基地局制御局の管理エリアの境界に内接する基地局
を選定する。
【0119】基地局制御局は配下の各基地局の制御領域
情報として、各基地局に隣接する基地局および該隣接基
地局を管理する基地局制御局のアドレスとを含むデータ
を局データとして保有している。この局データは、無線
ゾーンの構成情報としてシステム起動時に与えられる。
基地局制御局は、この局データを参照して、自配下の基
地局であってかつ他基地局制御局配下の隣接該基地局を
持つ基地局を監視対象基地局として選定する。
情報として、各基地局に隣接する基地局および該隣接基
地局を管理する基地局制御局のアドレスとを含むデータ
を局データとして保有している。この局データは、無線
ゾーンの構成情報としてシステム起動時に与えられる。
基地局制御局は、この局データを参照して、自配下の基
地局であってかつ他基地局制御局配下の隣接該基地局を
持つ基地局を監視対象基地局として選定する。
【0120】(2) 選定した基地局を単位時間の受信制御
信号数に関してソート処理する。基地局制御局は一定時
間内に受信した信号を基地局単位でカウントし記録す
る。そして受信信号量の多い基地局の順に並び替えるソ
ート処理をする。
信号数に関してソート処理する。基地局制御局は一定時
間内に受信した信号を基地局単位でカウントし記録す
る。そして受信信号量の多い基地局の順に並び替えるソ
ート処理をする。
【0121】(3) 候補基地局を抽出する。ソート処理に
より受信信号量の多い順に並び替えられた監視対象基地
局の内、上位のものは、委託先の基地局制御局から拒絶
される可能性が高いので、受信信号量が所定閾値以上の
基地局を除外する。この所定閾値は、基地局制御局の運
転情報としてシステム起動時に与えられているものとす
る。
より受信信号量の多い順に並び替えられた監視対象基地
局の内、上位のものは、委託先の基地局制御局から拒絶
される可能性が高いので、受信信号量が所定閾値以上の
基地局を除外する。この所定閾値は、基地局制御局の運
転情報としてシステム起動時に与えられているものとす
る。
【0122】(4) 残った基地局の中から受信信号量が大
きい順に、隣接基地局を管理する基地局制御局に委託を
行う。 (5) 上記委託した基地局を切り離すことにより基地局制
御局の管理エリアが分割されるか否かを判定し、否の基
地局を自分の制御から切り離す。
きい順に、隣接基地局を管理する基地局制御局に委託を
行う。 (5) 上記委託した基地局を切り離すことにより基地局制
御局の管理エリアが分割されるか否かを判定し、否の基
地局を自分の制御から切り離す。
【0123】次に第四発明の実施例を説明する。本願の
第四発明の移動通信システムでは、一斉呼出信号に関係
する処理負荷量の大小に対応して位置登録エリアの構成
法の複数種類を予め定めておく。即ち、通常時の構成と
複数の輻輳時構成とが予め決められて、構成を変更する
ための諸データを網が保持している。そして、各位置登
録エリアに対する移動局一斉呼出の処理負荷に関係する
量を監視して、通常時構成を採用しているときに、該負
荷関係量が所定の変更契機閾値を越えたことを検出した
ら適切な輻輳時構成に変更する。また、輻輳時構成を採
用している状態で、該負荷が復旧契機閾値を下回った
ら、通常時構成に変更する。この位置登録エリアの構成
の変更は、輻輳が生じた位置登録エリアの位置番号をも
つ無線ゾーンの数を減らし、減らされた無線ゾーンを周
辺の位置登録エリアに組込むこと等により行われる。具
体的に言えば、無線ゾーンに付与する位置番号を変える
ことに行われる。
第四発明の移動通信システムでは、一斉呼出信号に関係
する処理負荷量の大小に対応して位置登録エリアの構成
法の複数種類を予め定めておく。即ち、通常時の構成と
複数の輻輳時構成とが予め決められて、構成を変更する
ための諸データを網が保持している。そして、各位置登
録エリアに対する移動局一斉呼出の処理負荷に関係する
量を監視して、通常時構成を採用しているときに、該負
荷関係量が所定の変更契機閾値を越えたことを検出した
ら適切な輻輳時構成に変更する。また、輻輳時構成を採
用している状態で、該負荷が復旧契機閾値を下回った
ら、通常時構成に変更する。この位置登録エリアの構成
の変更は、輻輳が生じた位置登録エリアの位置番号をも
つ無線ゾーンの数を減らし、減らされた無線ゾーンを周
辺の位置登録エリアに組込むこと等により行われる。具
体的に言えば、無線ゾーンに付与する位置番号を変える
ことに行われる。
【0124】移動網(移動通信交換局)には、通常時と
輻輳時とで位置登録エリアの構成をどうするか、即ち輻
輳が生じた位置登録エリアを構成する無線ゾーンのうち
のどの無線ゾーンの位置番号をどのように変更するかの
制御情報が予め与えられている。
輻輳時とで位置登録エリアの構成をどうするか、即ち輻
輳が生じた位置登録エリアを構成する無線ゾーンのうち
のどの無線ゾーンの位置番号をどのように変更するかの
制御情報が予め与えられている。
【0125】図35〜図37は位置登録エリアの構成変更処
理のフローチャートである。これらの図において、二重
線で囲まれた位置番号変更1は、位置登録エリアの構成
を通常時構成から輻輳時構成に変更する変更処理を、ま
た位置番号変更2は、輻輳時構成から通常時構成に戻す
処理を意味し、移動網の基地局制御局と移動通信交換局
とで役割を適宜に分担してこの変更処理を行う。
理のフローチャートである。これらの図において、二重
線で囲まれた位置番号変更1は、位置登録エリアの構成
を通常時構成から輻輳時構成に変更する変更処理を、ま
た位置番号変更2は、輻輳時構成から通常時構成に戻す
処理を意味し、移動網の基地局制御局と移動通信交換局
とで役割を適宜に分担してこの変更処理を行う。
【0126】図35は呼出信号送出数に基づいて構成変更
を行うフローチャートである。移動網は位置登録エリア
( 位置番号) 毎に呼出信号数カウンタを持ち、タイマに
より規定される単位時間当たりの移動局着信呼出信号送
出回数を、位置番号毎にカウントしている。
を行うフローチャートである。移動網は位置登録エリア
( 位置番号) 毎に呼出信号数カウンタを持ち、タイマに
より規定される単位時間当たりの移動局着信呼出信号送
出回数を、位置番号毎にカウントしている。
【0127】移動網は、タイマタイムアウト時毎に、状
態情報が「位置番号変更なし」の場合には、位置登録エ
リア毎の呼出信号送出回数が所定の上限値を越えるを、
また「位置番号変更有り」の場合には位置登録エリア毎
の呼出信号送出回数が所定の下限値を下回るかのチエッ
クを行う。
態情報が「位置番号変更なし」の場合には、位置登録エ
リア毎の呼出信号送出回数が所定の上限値を越えるを、
また「位置番号変更有り」の場合には位置登録エリア毎
の呼出信号送出回数が所定の下限値を下回るかのチエッ
クを行う。
【0128】移動網は、特定の位置登録エリアの呼出信
号送出回数が上限値以上になったことを検出すると、当
該位置登録エリアの移動局に呼出信号を送出する制御チ
ャネル( 呼出しチャネル) が輻輳状態になったとして、
当該位置登録エリア構成を輻輳時構成に変更し、状態情
報を「位置番号変更あり」に設定する。即ち当該輻輳発
生位置登録エリアの所定の無線ゾーンの位置番号を所定
に変更する。
号送出回数が上限値以上になったことを検出すると、当
該位置登録エリアの移動局に呼出信号を送出する制御チ
ャネル( 呼出しチャネル) が輻輳状態になったとして、
当該位置登録エリア構成を輻輳時構成に変更し、状態情
報を「位置番号変更あり」に設定する。即ち当該輻輳発
生位置登録エリアの所定の無線ゾーンの位置番号を所定
に変更する。
【0129】また、下限値以下になれば輻輳時構成から
通常時構成に戻し、即ち、該所定の無線ゾーンの位置番
号をもとの値に戻し、状態情報を「位置番号変更なし」
に設定する。
通常時構成に戻し、即ち、該所定の無線ゾーンの位置番
号をもとの値に戻し、状態情報を「位置番号変更なし」
に設定する。
【0130】図36は、在圏移動局数に基づく構成変更処
理のフローチャートである。この方式では、網に位置番
号毎に在圏移動局数カウンタを設ける。網は移動局から
の位置登録要求信号を受信するたびに、当該移動局が登
録を要求した位置番号(新位置番号)のカウンタをカウ
ントアップし、それまで当該移動局が登録されていた位
置番号(旧位置番号)のカウンタをカウントダウンする
ことによって、その位置登録要求に関連する二つの位置
登録エリアの在圏移動局数を変更する。このようにし
て、移動網は位置番号( 位置登録エリア) 毎の在圏移動
局数を常に把握している。
理のフローチャートである。この方式では、網に位置番
号毎に在圏移動局数カウンタを設ける。網は移動局から
の位置登録要求信号を受信するたびに、当該移動局が登
録を要求した位置番号(新位置番号)のカウンタをカウ
ントアップし、それまで当該移動局が登録されていた位
置番号(旧位置番号)のカウンタをカウントダウンする
ことによって、その位置登録要求に関連する二つの位置
登録エリアの在圏移動局数を変更する。このようにし
て、移動網は位置番号( 位置登録エリア) 毎の在圏移動
局数を常に把握している。
【0131】そして、位置登録要求によりカウンタ値に
増減が生じると、カウントアップしたカウンタに対応す
る位置登録エリアに「位置番号変更なし」が設定されて
いれば、増加したカウンタ値が、即ち、新たな位置登録
要求で増加した在圏移動局数が、当該位置登録エリアに
設定されている所定の上限値( 変更契機閾値) を越える
かのチエックが行なわれる。上限値以上であれば輻輳時
構成に構成を変更する処理、即ち、当該位置登録エリア
の所定の無線ゾーンの位置番号を予め決められている他
の位置番号に変更する処理が行なわれるとともに、当該
位置登録エリアに関する状態情報に「位置番号変更あ
り」が設定される。
増減が生じると、カウントアップしたカウンタに対応す
る位置登録エリアに「位置番号変更なし」が設定されて
いれば、増加したカウンタ値が、即ち、新たな位置登録
要求で増加した在圏移動局数が、当該位置登録エリアに
設定されている所定の上限値( 変更契機閾値) を越える
かのチエックが行なわれる。上限値以上であれば輻輳時
構成に構成を変更する処理、即ち、当該位置登録エリア
の所定の無線ゾーンの位置番号を予め決められている他
の位置番号に変更する処理が行なわれるとともに、当該
位置登録エリアに関する状態情報に「位置番号変更あ
り」が設定される。
【0132】そしてカウントダウンしたカウンタに対応
する位置登録エリアに「位置番号変更あり」が設定され
ていれば、カウントダウンしたカウント値が、所定の下
限値( 復旧契機閾値) を下回るかがチェックされ、下限
値以下であれば変更されていた当該位置登録エリアの構
成を元の構成に戻し、状態情報に「位置番号変更なし」
が設定される。
する位置登録エリアに「位置番号変更あり」が設定され
ていれば、カウントダウンしたカウント値が、所定の下
限値( 復旧契機閾値) を下回るかがチェックされ、下限
値以下であれば変更されていた当該位置登録エリアの構
成を元の構成に戻し、状態情報に「位置番号変更なし」
が設定される。
【0133】図37は位置登録要求数に基づく構成変更処
理のフローチャートである。この方式では、位置登録エ
リア毎に位置登録要求数カウンタが設けられ、網が移動
局からの位置登録要求信号を受信した時に、該当するカ
ウンタをカウントアップする。これを所定時間単位毎に
行い各位置登録エリア毎の、位置登録要求信号の発生頻
度を監視する。そして、「位置番号変更なし」状態、即
ち通常時構成でかつ、この発生頻度が所定の上限値を越
えた位置登録エリアが、所定の輻輳時構成に変更され
る。また、そして、「位置番号変更あり」状態、即ち輻
輳時構成でかつ、この発生頻度が所定の下限値を下回る
位置登録エリアは元の通常時構成に戻される。この方法
は位置登録トラヒックの輻輳を検出して、位置登録エリ
アの構成を輻輳時構成に変更するために有用である。
理のフローチャートである。この方式では、位置登録エ
リア毎に位置登録要求数カウンタが設けられ、網が移動
局からの位置登録要求信号を受信した時に、該当するカ
ウンタをカウントアップする。これを所定時間単位毎に
行い各位置登録エリア毎の、位置登録要求信号の発生頻
度を監視する。そして、「位置番号変更なし」状態、即
ち通常時構成でかつ、この発生頻度が所定の上限値を越
えた位置登録エリアが、所定の輻輳時構成に変更され
る。また、そして、「位置番号変更あり」状態、即ち輻
輳時構成でかつ、この発生頻度が所定の下限値を下回る
位置登録エリアは元の通常時構成に戻される。この方法
は位置登録トラヒックの輻輳を検出して、位置登録エリ
アの構成を輻輳時構成に変更するために有用である。
【0134】図38は、上述した各種負荷量の絶対値では
なく、各種の負荷量の変化率から次の負荷測定時におけ
る負荷量を予測して、この予測値と契機閾値とを比較し
て変更を行う、負荷予測変更方式を示す。
なく、各種の負荷量の変化率から次の負荷測定時におけ
る負荷量を予測して、この予測値と契機閾値とを比較し
て変更を行う、負荷予測変更方式を示す。
【0135】即ち、図に示すように、測定時点ごとに負
荷(単位時間あたりの呼出信号送信数または位置登録要
求信号数、在圏移動局数) を監視し、前回測定時点での
負荷量Oxと今回測定時点での負荷量 Nx との差から負荷
量の増減値Csを求め、この値を今回測定時点での負荷量
Nxに加えることによって、次回測定時点での予測負荷量
Nyを求める。そして、この予測負荷量を用いて、図35〜
図37で前述したフローにより位置登録エリア構成の変更
処理を行う。方法によれば、輻輳状態に至る前に構成変
更が行われるのでより、輻輳状態を回避できる。このよ
うにすることにより、変更処理契機が発生する前に変更
処理が行われるので変更処理に余裕をもたすことができ
る。またリアルタイムに動作させることがないので、シ
ステム動作が安定である。
荷(単位時間あたりの呼出信号送信数または位置登録要
求信号数、在圏移動局数) を監視し、前回測定時点での
負荷量Oxと今回測定時点での負荷量 Nx との差から負荷
量の増減値Csを求め、この値を今回測定時点での負荷量
Nxに加えることによって、次回測定時点での予測負荷量
Nyを求める。そして、この予測負荷量を用いて、図35〜
図37で前述したフローにより位置登録エリア構成の変更
処理を行う。方法によれば、輻輳状態に至る前に構成変
更が行われるのでより、輻輳状態を回避できる。このよ
うにすることにより、変更処理契機が発生する前に変更
処理が行われるので変更処理に余裕をもたすことができ
る。またリアルタイムに動作させることがないので、シ
ステム動作が安定である。
【0136】さらに、他の構成変更処理としては、負荷
パラメータの統計値に基づく構成変更処理がある。トラ
ヒックの状態は、日、週、年等の期間周期で同じパター
ンを繰り返すことが多い。そこで、移動網に、検出対象
となる負荷量の過去の変化パターンを統計値として蓄積
する手段を設ける。この手段は、例えば、一ヵ月前から
昨日迄の時刻毎の負荷量を保持しており、該30日分の
負荷検出値のうち30日前の分を除いた29日分の検出
値と今日の該当時刻の検出値とを用いて平均値を算出
し、この平均負荷量を用いて、位置登録エリアの構成を
変更するか否かを判定するものである。
パラメータの統計値に基づく構成変更処理がある。トラ
ヒックの状態は、日、週、年等の期間周期で同じパター
ンを繰り返すことが多い。そこで、移動網に、検出対象
となる負荷量の過去の変化パターンを統計値として蓄積
する手段を設ける。この手段は、例えば、一ヵ月前から
昨日迄の時刻毎の負荷量を保持しており、該30日分の
負荷検出値のうち30日前の分を除いた29日分の検出
値と今日の該当時刻の検出値とを用いて平均値を算出
し、この平均負荷量を用いて、位置登録エリアの構成を
変更するか否かを判定するものである。
【0137】次に輻輳解消のために位置登録アリアをど
のように変更するかを、輻輳時構成例で説明する。図39
〜図42は、通常時と輻輳時の位置登録エリア構成の例を
示す。
のように変更するかを、輻輳時構成例で説明する。図39
〜図42は、通常時と輻輳時の位置登録エリア構成の例を
示す。
【0138】これらの図において、○は基地局の無線ゾ
ーンを、また○内の数字はその無線ゾーンに付与された
位置番号を示す。図39は、分散型変更方式を用いた輻輳
時位置登録エリアの構成を示す。
ーンを、また○内の数字はその無線ゾーンに付与された
位置番号を示す。図39は、分散型変更方式を用いた輻輳
時位置登録エリアの構成を示す。
【0139】この構成法では、輻輳エリアの境界に内接
する無線ゾーンの位置番号を該境界に外接する位置登録
エリアの位置番号に変更することによって輻輳している
位置登録エリアを縮小する。
する無線ゾーンの位置番号を該境界に外接する位置登録
エリアの位置番号に変更することによって輻輳している
位置登録エリアを縮小する。
【0140】図39において、呼出し制御処理が過負荷と
なった位置登録エリア(図では位置番号1の無線ゾーン
からなる)を持つ無線ゾーンの一部を周辺の位置登録エ
リア(図では位置番号2の無線ゾーンからなる)に分散
する。図の網掛けされた二つの無線ゾーンは、通常時構
成では位置番号1を付与されているが輻輳時構成では位
置番号2が付与される。以後、その二つの無線ゾーンに
在圏する移動局は位置番号2で位置登録され、着呼の場
合に位置番号2の位置登録エリアの制御チャネルで呼出
しが行われる。これにより、位置番号1の位置登録エリ
アの一斉呼出しのための制御チャネル輻輳は軽減され
る。
なった位置登録エリア(図では位置番号1の無線ゾーン
からなる)を持つ無線ゾーンの一部を周辺の位置登録エ
リア(図では位置番号2の無線ゾーンからなる)に分散
する。図の網掛けされた二つの無線ゾーンは、通常時構
成では位置番号1を付与されているが輻輳時構成では位
置番号2が付与される。以後、その二つの無線ゾーンに
在圏する移動局は位置番号2で位置登録され、着呼の場
合に位置番号2の位置登録エリアの制御チャネルで呼出
しが行われる。これにより、位置番号1の位置登録エリ
アの一斉呼出しのための制御チャネル輻輳は軽減され
る。
【0141】図40は、位置番号増設方式で、輻輳エリア
内の一部の無線ゾーンを切り離し、切り離された無線ゾ
ーンで新たな位置登録エリアを構成し、この新位置登録
エリアにシステムで未使用の新たな位置番号を付与する
方法である。
内の一部の無線ゾーンを切り離し、切り離された無線ゾ
ーンで新たな位置登録エリアを構成し、この新位置登録
エリアにシステムで未使用の新たな位置番号を付与する
方法である。
【0142】即ち、通常時構成で、呼出し制御処理が過
負荷となった位置登録エリア(図では位置番号1の無線
ゾーンからなる)を持つ無線ゾーンの一部に、周辺の位
置登録エリア(図では位置番号2の無線ゾーンからな
る)とは異なる新たな位置番号(図では位置番号3)を
付与することにより、位置登録エリアを分割して位置登
録エリアを新設して輻輳時構成とするものである。
負荷となった位置登録エリア(図では位置番号1の無線
ゾーンからなる)を持つ無線ゾーンの一部に、周辺の位
置登録エリア(図では位置番号2の無線ゾーンからな
る)とは異なる新たな位置番号(図では位置番号3)を
付与することにより、位置登録エリアを分割して位置登
録エリアを新設して輻輳時構成とするものである。
【0143】新設された位置登録エリアは網かけ○で示
される二つの無線ゾーンで構成され、その無線ゾーンに
在圏する移動局は位置番号3で位置登録が行われるよう
になるので、位置番号1の位置登録エリアの呼出し負荷
が軽減される。
される二つの無線ゾーンで構成され、その無線ゾーンに
在圏する移動局は位置番号3で位置登録が行われるよう
になるので、位置番号1の位置登録エリアの呼出し負荷
が軽減される。
【0144】図41、図42は、多重位置番号方式を採用し
ている移動通信システムにおける構成例である。図41、
図42における右側の通常時構成は同じエリア構成であ
り、この構成を用いて多重位置番号方式をまず説明す
る。これらの図において、各無線ゾーンには位置番号と
多重位置番号とが付与されている。例えば、図の中央の
無線ゾーンには位置番号1と、多重位置番号2,3,
4,5が付与されている。多重位置番号はこの中央の無
線ゾーンに隣接する無線ゾーンの位置番号と同じであ
る。隣接する無線ゾーン(例えば、位置番号2の無線ゾ
ーン)で位置登録された移動局がこの中央の無線ゾーン
に移行してきても該登録された無線ゾーンの位置番号
(例えば位置番号2)が多重位置番号に含まれている場
合には、新たな位置登録は行われない。そして、位置番
号2で登録されている移動局に対する着信呼出しは、位
置番号2が付与された無線ゾーンと、多重位置番号に2
を含む無線ゾーンの全てに対して行われる。
ている移動通信システムにおける構成例である。図41、
図42における右側の通常時構成は同じエリア構成であ
り、この構成を用いて多重位置番号方式をまず説明す
る。これらの図において、各無線ゾーンには位置番号と
多重位置番号とが付与されている。例えば、図の中央の
無線ゾーンには位置番号1と、多重位置番号2,3,
4,5が付与されている。多重位置番号はこの中央の無
線ゾーンに隣接する無線ゾーンの位置番号と同じであ
る。隣接する無線ゾーン(例えば、位置番号2の無線ゾ
ーン)で位置登録された移動局がこの中央の無線ゾーン
に移行してきても該登録された無線ゾーンの位置番号
(例えば位置番号2)が多重位置番号に含まれている場
合には、新たな位置登録は行われない。そして、位置番
号2で登録されている移動局に対する着信呼出しは、位
置番号2が付与された無線ゾーンと、多重位置番号に2
を含む無線ゾーンの全てに対して行われる。
【0145】この多重位置番号方式によれば、移動局が
位置登録した無線ゾーンから位置番号の異なる隣接無線
ゾーンに移動しても位置登録処理が発生しないので、位
置登録トラヒックは減少する。しかし、一斉呼出し対象
となる位置登録エリアが広くなるので呼出し負荷は増加
する。
位置登録した無線ゾーンから位置番号の異なる隣接無線
ゾーンに移動しても位置登録処理が発生しないので、位
置登録トラヒックは減少する。しかし、一斉呼出し対象
となる位置登録エリアが広くなるので呼出し負荷は増加
する。
【0146】このような多重位置番号方式を採用してい
る場合の輻輳時構成としては、図41に示すように隣接無
線ゾーンの多重位置番号から自分の位置番号を削除する
方式(自位置番号削除方式)と、図42に示すように自無
線ゾーンにおける多重位置番号の中から隣接する無線ゾ
ーンの位置番号を削除する方式(他位置番号削除)とが
あり、目的に応じて何れかを採用する。
る場合の輻輳時構成としては、図41に示すように隣接無
線ゾーンの多重位置番号から自分の位置番号を削除する
方式(自位置番号削除方式)と、図42に示すように自無
線ゾーンにおける多重位置番号の中から隣接する無線ゾ
ーンの位置番号を削除する方式(他位置番号削除)とが
あり、目的に応じて何れかを採用する。
【0147】図41, 図42の右側の輻輳時の位置登録エリ
アの構成の図において、網掛けされた丸は多重位置番号
を変更した無線ゾーンを示す。図41の自位置番号削除方
式では、処理輻輳状態の位置番号1の無線ゾーンに隣接
する6つの網掛けされた無線ゾーンに付与されていた多
重位置番号の内の位置番号1が削除される。
アの構成の図において、網掛けされた丸は多重位置番号
を変更した無線ゾーンを示す。図41の自位置番号削除方
式では、処理輻輳状態の位置番号1の無線ゾーンに隣接
する6つの網掛けされた無線ゾーンに付与されていた多
重位置番号の内の位置番号1が削除される。
【0148】通常時構成においては、位置番号1の無線
ゾーンに在圏して位置番号1で位置登録した移動局が、
位置番号5の無線ゾーンに移動しても、移動先の無線ゾ
ーンの多重位置番号に1が付与されているので、位置番
号の変更は起きず、位置番号1で呼出が行われる。これ
に対して輻輳時構成では、隣接無線ゾーンの多重位置番
号から位置番号1が削除されているので、位置番号1で
登録されている移動局が、隣接する、例えば位置番号5
の無線ゾーンへ移動すると、位置登録エリア間移行と見
なされ、新たに位置番号5に在圏するものとして位置登
録が行われる。そして、以後は位置番号5で呼出が行わ
れる。これにより、隣接無線ゾーンには位置番号1で位
置登録されている移動局が存在しなくり、位置番号1を
持つ移動局の数が減るので、位置番号1に対する呼出ト
ラヒックが減少し呼出し輻輳が解消される。
ゾーンに在圏して位置番号1で位置登録した移動局が、
位置番号5の無線ゾーンに移動しても、移動先の無線ゾ
ーンの多重位置番号に1が付与されているので、位置番
号の変更は起きず、位置番号1で呼出が行われる。これ
に対して輻輳時構成では、隣接無線ゾーンの多重位置番
号から位置番号1が削除されているので、位置番号1で
登録されている移動局が、隣接する、例えば位置番号5
の無線ゾーンへ移動すると、位置登録エリア間移行と見
なされ、新たに位置番号5に在圏するものとして位置登
録が行われる。そして、以後は位置番号5で呼出が行わ
れる。これにより、隣接無線ゾーンには位置番号1で位
置登録されている移動局が存在しなくり、位置番号1を
持つ移動局の数が減るので、位置番号1に対する呼出ト
ラヒックが減少し呼出し輻輳が解消される。
【0149】図42の他位置番号削除方法では、輻輳時構
成においては、輻輳エリアを構成する位置番号1の無線
ゾーンの多重位置番号から位置番号4,5,6 が削除され
る。従って、位置番号1の無線ゾーンに対して多重位置
番号4,5,6 を持つ移動局に対する呼出依頼が行われない
ことになり、輻輳エリアに対する呼出数は減少する。し
かし、位置番号4,5,6で位置登録された移動局が位
置番号1の無線ゾーンに移動してくると、位置登録処理
が行われるので、位置番号1の位置登録エリアでの位置
登録処理数は増加する。
成においては、輻輳エリアを構成する位置番号1の無線
ゾーンの多重位置番号から位置番号4,5,6 が削除され
る。従って、位置番号1の無線ゾーンに対して多重位置
番号4,5,6 を持つ移動局に対する呼出依頼が行われない
ことになり、輻輳エリアに対する呼出数は減少する。し
かし、位置番号4,5,6で位置登録された移動局が位
置番号1の無線ゾーンに移動してくると、位置登録処理
が行われるので、位置番号1の位置登録エリアでの位置
登録処理数は増加する。
【0150】図39〜図42で4種類の輻輳時構成を説明し
たが、どれを採用するかによって構成変更後による負荷
パラメータの変化仕方が異なる。図43には、処理輻輳が
検出された位置登録エリア(以後輻輳エリア)の輻輳が
解消するように位置登録エリアの構成が正常時構成から
何れかの輻輳時構成に変更された場合に、輻輳エリアと
隣接位置登録エリア(以後隣接エリア)の各種の処理負
荷量の増減が示されている。
たが、どれを採用するかによって構成変更後による負荷
パラメータの変化仕方が異なる。図43には、処理輻輳が
検出された位置登録エリア(以後輻輳エリア)の輻輳が
解消するように位置登録エリアの構成が正常時構成から
何れかの輻輳時構成に変更された場合に、輻輳エリアと
隣接位置登録エリア(以後隣接エリア)の各種の処理負
荷量の増減が示されている。
【0151】呼出処理の輻輳が検出されたときの位置登
録エリアの構成の変更は、検出した負荷量の種類や、周
辺の位置登録エリアの負荷状態を勘案して、過負荷を減
少させるのに最も有効な輻輳時構成が選択される。
録エリアの構成の変更は、検出した負荷量の種類や、周
辺の位置登録エリアの負荷状態を勘案して、過負荷を減
少させるのに最も有効な輻輳時構成が選択される。
【0152】例えば、図43に示されるように、分散方式
では、自位置登録エリアの負荷は、位置登録, 呼出, 移
動局数の全てのパラメータが軽減される。しかし、自位
置登録エリアにかかっていた負荷が全て周辺位置登録エ
リアに分散されるので、周辺位置登録エリアの負荷は全
体的に増加する。
では、自位置登録エリアの負荷は、位置登録, 呼出, 移
動局数の全てのパラメータが軽減される。しかし、自位
置登録エリアにかかっていた負荷が全て周辺位置登録エ
リアに分散されるので、周辺位置登録エリアの負荷は全
体的に増加する。
【0153】また、位置番号増設方式では、自位置登録
エリアを分割するだけなので、周辺位置登録エリアへの
影響は無い。しかし、新設された位置登録エリアと既存
位置登録エリア間を移動局が移動する度に、位置登録が
行われるので位置登録処理の負荷は増加する。
エリアを分割するだけなので、周辺位置登録エリアへの
影響は無い。しかし、新設された位置登録エリアと既存
位置登録エリア間を移動局が移動する度に、位置登録が
行われるので位置登録処理の負荷は増加する。
【0154】従って、自位置登録エリアの過負荷により
輻輳時構成に変更する場合、呼出量のみが過負荷で位置
登録トラヒックに余裕があるときは位置番号新設方式
が、また呼出トラヒック、位置登録量トラヒックとも過
負荷のときには、分散方式が選ばれるようにする。
輻輳時構成に変更する場合、呼出量のみが過負荷で位置
登録トラヒックに余裕があるときは位置番号新設方式
が、また呼出トラヒック、位置登録量トラヒックとも過
負荷のときには、分散方式が選ばれるようにする。
【0155】分散方式の場合でも、分散先の位置登録エ
リアとして複数のエリアが指定されるように輻輳時の構
成を設定しておけば、周辺位置登録エリアの負荷は大き
く増加しない。さらに、分散先として、その時点で負荷
状態が低い周辺位置登録エリアをそのリアルタイムで指
定できるように構成すれば、更に理想的な位置登録エリ
ア構成にすることが出来る。
リアとして複数のエリアが指定されるように輻輳時の構
成を設定しておけば、周辺位置登録エリアの負荷は大き
く増加しない。さらに、分散先として、その時点で負荷
状態が低い周辺位置登録エリアをそのリアルタイムで指
定できるように構成すれば、更に理想的な位置登録エリ
ア構成にすることが出来る。
【0156】図44の実施例は、図36で前述した在圏移動
局数を負荷量検出パラメータとする変更方式と、図42で
前述した位置番号増設方式の輻輳時構成とを組み合わせ
て適用したシステムにおける位置登録エリアの構成変更
のフローチャートである。
局数を負荷量検出パラメータとする変更方式と、図42で
前述した位置番号増設方式の輻輳時構成とを組み合わせ
て適用したシステムにおける位置登録エリアの構成変更
のフローチャートである。
【0157】移動網は、移動局からの位置登録要求信号
を受信する度に、関連する在圏移動局数カウンタを更新
して各位置登録エリアの在圏移動局数を常時把握してい
る(S1,S2) 。そして、在圏移動局数に増減があった位置
登録エリアに「位置番号増設あり」が設定されていない
場合には(S3)、在圏移動局数が所定の上限値以上かを判
定し(S4)、以上だったら当該位置登録エリアの無線ゾー
ンの一つに対して、その位置番号を増設位置番号に変更
する(S5) 。
を受信する度に、関連する在圏移動局数カウンタを更新
して各位置登録エリアの在圏移動局数を常時把握してい
る(S1,S2) 。そして、在圏移動局数に増減があった位置
登録エリアに「位置番号増設あり」が設定されていない
場合には(S3)、在圏移動局数が所定の上限値以上かを判
定し(S4)、以上だったら当該位置登録エリアの無線ゾー
ンの一つに対して、その位置番号を増設位置番号に変更
する(S5) 。
【0158】すると、位置番号が変更された無線ゾーン
に在圏する全ての移動局は、変更された位置番号( 増設
位置番号) で新たに位置登録を要求してくる。これによ
り、増設位置番号のカウンタがカウントアンプし(S6)、
元の位置番号のカウンタがカウントダウンする(S7)。元
の位置番号を持つ移動局数が所定の中間閾値( 下限値と
上限値との中間の値に予め設定されている) に達したか
を判定し(S8)、達していなかったらS5に戻り、元の位置
番号の位置登録エリアの他の一つの無線ゾーンの位置番
号を増設位置番号に変更する。このようにして、元の位
置番号の移動局数が中間値を下回るまで新設位置番号の
無線ゾーンを一つづつ増加させる。そして、元位置番号
を持つ移動局数が中間値を下回ったら(S8)、元位置番号
の位置登録エリアの状態情報に「位置番号増設あり」を
設定する(S9)。
に在圏する全ての移動局は、変更された位置番号( 増設
位置番号) で新たに位置登録を要求してくる。これによ
り、増設位置番号のカウンタがカウントアンプし(S6)、
元の位置番号のカウンタがカウントダウンする(S7)。元
の位置番号を持つ移動局数が所定の中間閾値( 下限値と
上限値との中間の値に予め設定されている) に達したか
を判定し(S8)、達していなかったらS5に戻り、元の位置
番号の位置登録エリアの他の一つの無線ゾーンの位置番
号を増設位置番号に変更する。このようにして、元の位
置番号の移動局数が中間値を下回るまで新設位置番号の
無線ゾーンを一つづつ増加させる。そして、元位置番号
を持つ移動局数が中間値を下回ったら(S8)、元位置番号
の位置登録エリアの状態情報に「位置番号増設あり」を
設定する(S9)。
【0159】S4で在圏移動局数が上限値を下回るか、あ
るいはS9で「位置番号増設あり」の状態になったら、位
置登録エリア構成変更処理は実行せずに、最初の状態に
戻る。
るいはS9で「位置番号増設あり」の状態になったら、位
置登録エリア構成変更処理は実行せずに、最初の状態に
戻る。
【0160】S3で在圏移動局数に増減があった位置登録
エリアに既に「位置番号増設あり」が設定されている場
合には、減少した位置番号に在圏する移動局数が下限値
を下回るかを判定する(S10) 。下回らなかったらなにも
しない。下回ったら、増設位置番号をもつ無線ゾーンの
一つを元の位置番号に戻す(S11) 。この位置番号の戻し
により、その無線ゾーンの全移動局から元位置番号に対
する位置登録要求がなされるので、元の位置番号の移動
局数がカウントアップされ(S12) 、増設位置番号の移動
局数がカウントダウンされる(S13) 。増設位置番号をも
った無線ゾーンが残っている場合には(S14) 、元の位置
番号の移動局数が前記中間値以下であるかが判定され(S
15) 、以下だったらS11 に戻って、さらに増設位置番号
をもつ他の無線ゾーンの位置番号を増設位置番号から元
の位置番号に戻す。S15 で元の位置番号を持つ移動局数
が前記中間値を上回ったら、何もしない。またS14 で、
増設位置番号をもつ無線ゾーンがなくなったら、当該位
置登録エリアの状態情報に「位置番号増設なし」を選定
して最初の状態にもどる。
エリアに既に「位置番号増設あり」が設定されている場
合には、減少した位置番号に在圏する移動局数が下限値
を下回るかを判定する(S10) 。下回らなかったらなにも
しない。下回ったら、増設位置番号をもつ無線ゾーンの
一つを元の位置番号に戻す(S11) 。この位置番号の戻し
により、その無線ゾーンの全移動局から元位置番号に対
する位置登録要求がなされるので、元の位置番号の移動
局数がカウントアップされ(S12) 、増設位置番号の移動
局数がカウントダウンされる(S13) 。増設位置番号をも
った無線ゾーンが残っている場合には(S14) 、元の位置
番号の移動局数が前記中間値以下であるかが判定され(S
15) 、以下だったらS11 に戻って、さらに増設位置番号
をもつ他の無線ゾーンの位置番号を増設位置番号から元
の位置番号に戻す。S15 で元の位置番号を持つ移動局数
が前記中間値を上回ったら、何もしない。またS14 で、
増設位置番号をもつ無線ゾーンがなくなったら、当該位
置登録エリアの状態情報に「位置番号増設なし」を選定
して最初の状態にもどる。
【0161】このようにすれば、在圏する移動局数に応
じて、位置登録エリアの大きさが無線ゾーンの大きさの
ステップで複数段階に変更され、輻輳回避がきめ細かに
おこなわれることになる。
じて、位置登録エリアの大きさが無線ゾーンの大きさの
ステップで複数段階に変更され、輻輳回避がきめ細かに
おこなわれることになる。
【0162】
【発明の効果】第一発明によれば、移動局ユーザが通話
状態を勘案して、自分の意志で通話チャネル切替実施の
有無を決定できるので、ユーザに対するサービス性が向
上する等、移動通信システムの性能の向上が図れる。
状態を勘案して、自分の意志で通話チャネル切替実施の
有無を決定できるので、ユーザに対するサービス性が向
上する等、移動通信システムの性能の向上が図れる。
【0163】第二発明によれば、不正移動局による移動
通信サービスの不正使用、それによる事業者の損害や正
当移動局への不正課金等の弊害を最小限にくい止めるこ
とができ、移動通信システムのサービス性、信頼性を向
上できる。
通信サービスの不正使用、それによる事業者の損害や正
当移動局への不正課金等の弊害を最小限にくい止めるこ
とができ、移動通信システムのサービス性、信頼性を向
上できる。
【0164】第三発明によれば、呼制御量の増加により
基地局制御局の輻輳状態が回避されるので、移動局での
呼の損失が減少して移動通信回線の品質が向上する。ま
た保守作業等で基地局制御局の動作を停止させる必要が
ある時に、配下の基地局を隣接する基地局制御局の配下
に切替えることにより、配下の基地局の運用を停止させ
ずに済む。また基地局制御局が障害等で運用不能となっ
て時でも、隣接基地局制御局が基地局管理を代行できる
ので、移動通信システムの安全性が向上する。
基地局制御局の輻輳状態が回避されるので、移動局での
呼の損失が減少して移動通信回線の品質が向上する。ま
た保守作業等で基地局制御局の動作を停止させる必要が
ある時に、配下の基地局を隣接する基地局制御局の配下
に切替えることにより、配下の基地局の運用を停止させ
ずに済む。また基地局制御局が障害等で運用不能となっ
て時でも、隣接基地局制御局が基地局管理を代行できる
ので、移動通信システムの安全性が向上する。
【0165】第四発明によれば、位置登録エリアの構成
を、呼制御の輻輳度に応じて変更できるので、移動局へ
の着信サービス時の成功率が高くなり、移動通信のサー
ビス性が向上する。また、一斉呼出時の制御チャネルの
数を最適の数とするので、移動局の受信機の待ち受け状
態が短縮され、該移動局のバッテリの節約にも寄与する
効果が得られる。
を、呼制御の輻輳度に応じて変更できるので、移動局へ
の着信サービス時の成功率が高くなり、移動通信のサー
ビス性が向上する。また、一斉呼出時の制御チャネルの
数を最適の数とするので、移動局の受信機の待ち受け状
態が短縮され、該移動局のバッテリの節約にも寄与する
効果が得られる。
【図1】 本発明が対象とする移動通信システムのシス
テム構成
テム構成
【図2】 移動局の構成
【図3】 基地局制御局の構成
【図4】 移動通信交換局の呼制御関連部分の構成
【図5】 移動局主導型チャネル切替における本発明の
タイムシーケンス
タイムシーケンス
【図6】 第一実施例の移動局の構成図
【図7】 第一実施例の基地局制御局の構成図
【図8】 発呼時切替無設定のタイムシーケンス
【図9】 第三実施例の移動局の構成図
【図10】 第三実施例の基地局制御局の構成図
【図11】 ユーザ要求によるチャネル切替のタイムシ
ーケンス
ーケンス
【図12】 チャネル切替要求メッセージの構成
【図13】 本発明を実施した移動通信交換局の構成
【図14】 本発明を実施した移動局の構成
【図15】 不正通知メッセージの構成
【図16】 加入者情報の構成例
【図17】 課金情報による不正移動局発見のタイムシ
ーケンス
ーケンス
【図18】 発呼受付回数による不正移動局発見のタイ
ムシーケンス
ムシーケンス
【図19】 最後位置番号による不正移動局発見のタイ
ムシーケンス
ムシーケンス
【図20】 基地局と基地局制御局の配置
【図21】 基地局制御局が管理する無線ゾーンの配置
【図22】 マルチリンク可能な網による基地局と基地
局制御局との接続
局制御局との接続
【図23】 基地局と基地局制御局との直結制御線によ
る接続
る接続
【図24】 基地局制御局の詳細構成
【図25】 送信制御信号の構成
【図26】 基地局制御局のCPU 使用率算出法を示す図
【図27】 隣接基地局の切離しにより管理エリアが存
続不能となる場合の説明図
続不能となる場合の説明図
【図28】 管理エリアが分離しない隣接基地局の切離
しの説明図
しの説明図
【図29】 管理エリアが分離する隣接基地局切離しの
説明図
説明図
【図30】 切離し前の基地局配置と接続関係マトリッ
クス
クス
【図31】 基地局F切離し後の基地局配置と接続関係
マトリックス
マトリックス
【図32】 基地局F切離し前/後の最短路マトリック
ス
ス
【図33】 移動局の位置登録手順の説明図
【図34】 移動局の着信手順の説明図
【図35】 呼出信号送出数に基づく構成変更処理のフ
ローチャート
ローチャート
【図36】 在圏移動局数に基づく構成変更処理のフロ
ーチャート
ーチャート
【図37】 位置登録要求数に基づく構成変更処理のフ
ローチャート
ローチャート
【図38】 予測負荷量に基づく構成変更処理のフロー
チャート
チャート
【図39】 分散型変更方式の構成例
【図40】 位置番号増設方式の構成例
【図41】 自位置番号削除方式の構成例( 多重位置番
号方式)
号方式)
【図42】 他位置番号削除方式の構成例( 多重位置番
号方式)
号方式)
【図43】 位置登録エリアの構成変更による負荷量の
変化
変化
【図44】 在圏移動局数に基づく適応的位置登録エリ
ア構成変更処理のフローチャート
ア構成変更処理のフローチャート
1…移動通信交換局、11…無線回線制御機能部、12…通
話制御機能部、12a …課金メッセージ作成通知部、12b
…不正局受付停止部、13…ホーメモリ、14…保守運用機
能部、2 …基地局制御局、21…通信制御機能部、22…呼
制御機能部、23…運用情報保持部、3…基地局、4…移
動局、41…無線送受信部、43…マンマシンインタフェイ
ス部、43d …切替可否スイッチ、43e …切替要求スイッ
チ
話制御機能部、12a …課金メッセージ作成通知部、12b
…不正局受付停止部、13…ホーメモリ、14…保守運用機
能部、2 …基地局制御局、21…通信制御機能部、22…呼
制御機能部、23…運用情報保持部、3…基地局、4…移
動局、41…無線送受信部、43…マンマシンインタフェイ
ス部、43d …切替可否スイッチ、43e …切替要求スイッ
チ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 105 D (72)発明者 ▲功▼刀 武 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内 (72)発明者 大山 和也 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内 (72)発明者 矢崎 一臣 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内
Claims (29)
- 【請求項1】移動通信交換局と、該移動通信交換局に接
続されている複数の基地局制御局と、各基地局制御局に
より制御され自無線ゾーンに在圏する移動局に対して無
線の通話チャネルを用いて通信する複数の基地局と、か
らなる移動網と、 通話中に在圏無線ゾーンが変わると通話チャネルが切替
えられる移動局とからなる移動通信システムにおいて、 前記移動局は、 通話中チャネル切替えの有無をユーザが移動局に設定す
る切替選択設定手段と、 該設定された切替えの有無を基地局に通知する切替選択
通知手段と、 を有し、 前記移動網は、切替選択通知が通話チャネル切替無しの
場合に、通話チャネル切替処理を停止させかつ当該呼の
終話条件判定に用いる受信レベル判定値を通常時より低
く設定するチャネル切替停止手段を有することを特徴と
する移動通信システム。 - 【請求項2】前記移動局に、 更に、通話中に通話チャネル切替の要因が発生したと
き、それをユーザに通知する切替要因発生通知手段を設
けたことを特徴とする請求項1記載の移動通信システ
ム。 - 【請求項3】前記移動局における前記切替選択設定手段
は、発呼時に該呼の通話チャネル切替の有無を設定する
ものであり、 前記切替選択通知手段は、該設定された切替有無を呼設
定要求を送出する際に、基地局に通知するものであるこ
とを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。 - 【請求項4】移動通信交換局と、該移動通信交換局に接
続されている複数の基地局制御局と、各基地局制御局に
より制御され自無線ゾーンに在圏する移動局に対して無
線の通話チャネルを用いて通信する複数の基地局と、か
らなる移動網と、 通話中に在圏無線ゾーンが変わると通話チャネルが切替
えられる移動局とからなる移動通信システムにおいて、 前記移動局は、 通話中に通話チャネル切替要求をユーザが移動局に設定
する切替要求設定手段と、 設定された通話チャネル切替要求を移動網に通知する切
替要求通知手段とを有し、 前記移動網は、 該切替要求通知を受けると、当該移動局と通話中の基地
局の周辺の基地局のうち当該移動局との間で受信レベル
の最も高い基地局を切替先基地局として選定して、当該
移動局との通話チャネルを当該切替先基地局に経由に切
り換える通話チャネル切替手段を有することを特徴とす
るセルラ方式移動通信システム。 - 【請求項5】移動通信交換局と、該移動通信交換局に接
続されている複数の基地局制御局と、各基地局制御局に
より制御され自無線ゾーンに在圏する移動局に対して無
線の通話チャネルを用いて通信する複数の基地局とから
なる移動網と、通話中に在圏無線ゾーンが変わると通話
チャネルが切替えられる移動局とからなる移動通信シス
テムにおける移動局であって、 通話中チャネル切替えの有無を設定するための切替選択
設定手段と、 該設定された切替えの有無を基地局に通知する切替選択
通知手段と、 を有することを特徴とする移動局。 - 【請求項6】前記移動局は、 更に、通話中に通話チャネル切替の要因が発生したと
き、それをユーザに通知する切替要因発生通知手段を有
することを特徴とする請求項5記載の移動局。 - 【請求項7】前記移動局における前記切替選択設定手段
は、発呼時に該呼の通話チャネル切替の有無を設定する
ものであり、 前記切替選択通知手段は、該設定された切替有無を呼設
定要求を送出する際に、基地局に通知するものであるこ
とを特徴とする請求項5記載の移動局。 - 【請求項8】移動通信交換局と、該移動通信交換局に接
続されている複数の基地局制御局と、各基地局制御局に
より制御され自無線ゾーンに在圏する移動局に対して無
線の通話チャネルを用いて通信する複数の基地局とから
なる移動網と、 通話中に在圏無線ゾーンが変わると通話チャネルが切替
えられる移動局とからなる移動通信システムにおける移
動局であって、 通話中に通話チャネル切替要求をユーザが移動局に設定
する切替要求設定手段と、 設定された通話チャネル切替要求を移動網に通知する切
替要求通知手段とを有することを特徴とする移動局。 - 【請求項9】移動通信交換局と、該移動通信交換局に接
続されている複数の基地局制御局と、各基地局制御局に
より制御される複数の基地局とからなる移動網と、 各基地局の無線ゾーン内にあり、呼処理のための制御デ
ータを制御チャネルを介して、また通話信号を通話チャ
ネルを介して自基地局との間で送受する移動局とからな
る移動通信システムにおいて、 前記移動網は、 移動局に対して特定サービスを行う都度変化するユーザ
情報を、移動局IDに対応して保持するユーザ情報保持
手段と、 所定時点毎に当該ユーザ情報を含む情報を移動局に通知
するユーザ情報通知手段と、 移動局から不一致通知を受けると当該IDを有する移動
局に対するサービスを停止するサービス停止手段とを有
し、 前記移動局は、 該特定サービスを要求する度に変化するユーザ情報を独
自に更新して保持する移動局ユーザ情報保持手段と、 前記所定時点に移動網から自局宛てに通知される前記ユ
ーザ情報を、独自に保持する前記ユーザ情報と比較し
て、不一致の場合には移動網に対して不一致を通知する
不一致通知手段を有する、ことを特徴とする移動通信シ
ステム。 - 【請求項10】前記特定サービスは移動局発呼の通話サ
ービスであり、 網が保持する前記ユーザ情報は、当該移動局IDの累計
課金情報であり、 前記所定時点が、当該移動局が発呼した通話が終了した
時点であり、かつ移動局に通知する情報は当該通話呼に
対する呼毎課金情報と前記累計課金情報であり、 移動局が独自に更新するユーザ情報は、移動網から通知
を受けた呼毎課金情報を用いて独自に累計した累計課金
情報であること特徴とする請求項9記載の移動通信シス
テム。 - 【請求項11】前記特定サービスは移動局からの発呼の
受付であり、 移動網が保持する前記ユーザ情報は、移動局からの所定
期間内の発呼受付回数であり、 前記所定時点は、制御チャネルを用いた網からの報知情
報送出時点であり、 移動局が独自に更新する前記ユーザ情報は、自局からの
前記所定期間内の発呼要求回数である、ことを特徴とす
る請求項9記載の移動通信システム。 - 【請求項12】移動通信交換局と、該移動通信交換局に
接続されている複数の基地局制御局と、各基地局制御局
により制御される複数の基地局とからなる移動網と、 各基地局の無線ゾーン内にあり、呼処理のための制御デ
ータを制御チャネルを介して、また通話信号を通話チャ
ネルを介して自基地局との間で送受し、呼出しを受ける
ための自局の位置を網に登録する移動局と、を有する移
動通信システムにおいて、 前記移動網は、 移動局からの位置登録要求によって当該移動局の在圏す
る位置登録エリアの位置番号を移動局のID対応に登録
保持する位置番号保持手段と、 移動局からの発呼要求時に通知される最後位置番号を、
該網で保持する位置番号と比較し、不一致の場合には当
該IDを有する移動局に対するサービスを停止するサー
ビス停止手段とを有し、 前記移動局は、 最後に位置登録を行った際の位置番号を保持する位置番
号保持手段と、発呼要求時に該保持する位置番号を前記
最後位置番号として網に通知する最後位置番号通知手段
とを有することを特徴とする移動通信システム。 - 【請求項13】移動通信交換局と、該移動通信交換局に
接続されている複数の基地局制御局と、各基地局制御局
により制御される複数の基地局とからなる移動網と、 各基地局の無線ゾーン内にあり、呼処理のための制御デ
ータを制御チャネルを介して、また通話信号を通話チャ
ネルを介して自基地局との間で送受する移動局と、を有
する移動通信システムにおいて、 前記基地局制御局は、 基地局制御局における、呼処理のための制御処理の負荷
を検出する負荷検出手段と、 各基地局制御局における該負荷量が均等になるように、
各基地局制御局が制御する基地局の数を随時リアルタイ
ムで変更する配下基地局数変更手段と、を有することを
特徴とする移動通信システム。 - 【請求項14】前記負荷検出手段は、自基地局制御局の
CPU使用率または受信バッファの使用率により制御処
理が輻輳状態に陥ったことを検出するものであり、 前記配下基地局数変更手段は、配下の基地局の一部を切
離し別の基地局制御局の配下に切替えて配下の基地局数
を減少させるものであることを特徴とする請求項13記
載の移動通信システム - 【請求項15】前記基地局制御局は、管理エリアが分割
されないように考慮して上記切替対象となる基地局を選
定し、該選定した基地局を他の基地局制御局に切り換え
るものであることを特徴とする請求項14記載の移動通
信システム。 - 【請求項16】複数の基地局のそれぞれと複数の基地局
制御局のそれぞれとの間が、移動通信交換局を介したマ
ルチリンク可能な網構成により接続され、任意の基地局
制御局と任意の基地局との接続,解放が可能なように構
成して、自配下基地局を他基地局制御局の配下に切替可
能としたことを特徴とする請求項15記載の移動通信シ
ステム。 - 【請求項17】基地局制御局は、配下の基地局と送受す
る制御信号を自基地局制御局の処理ブロックをバイパス
させ、移動通信交換局を介して他基地局制御局に伝送す
ることにより配下の基地局を他基地局制御局の配下にな
るように切り替えることを特徴とする請求項16記載の
移動通信システム。 - 【請求項18】各基地局の移動網側への制御回線が、複
数の基地局制御局に対して接続可能に構成され、基地局
制御局は自配下基地局からの制御回線を他基地局制御局
に接続することにより、自配下基地局を他基地局制御局
の配下になるように切替えることを特徴とする請求項1
5記載の移動通信システム。 - 【請求項19】移動通信交換局と、該移動通信交換局に
接続されている複数の基地局制御局と、各基地局制御局
により制御される複数の基地局とからなる移動網と、 各基地局の無線ゾーン内にあり、呼処理のための制御デ
ータを制御チャネルを介して、また通話信号を通話チャ
ネルを介して自基地局との間で送受する移動局とから構
成され、 該システムがカバーするサービスエリアは、それぞれが
複数の無線ゾーンからなる複数の位置登録エリアに分割
され、分割された各位置登録エリアはユニークな位置番
号が付与され、移動局は在圏無線ゾーンの位置番号を移
動網に登録し、移動局に対する通信の要求が生じたと
き、移動網はその移動局が在圏する位置登録エリアに属
する無線ゾーンに一斉呼出を行う移動通信システムにお
いて、 前記移動網は、 一斉呼出しに関連する制御処理の負荷量を検出する負荷
検出手段と、 該負荷検出手段の検出結果に基づいて、一斉呼出しに関
する処理の負荷量が各位置登録エリア間で均等になるよ
うに、位置登録エリアの構成をダイナミックに変更する
位置登録エリア構成変更手段と、を有することを特徴と
する移動通信システム。 - 【請求項20】前記負荷検出手段は、単位期間内での同
一位置登録エリアに対する呼出信号送出数を負荷量とし
て検出するものであることを特徴とする請求項19記載
の移動通信システム。 - 【請求項21】前記負荷検出手段は、各位置登録エリア
内に存在する移動局の数を検出するものであることを特
徴とする請求項19記載の移動通信システム。 - 【請求項22】前記負荷量検出手段は、移動局からの位
置登録要求信号数を位置登録エリア毎に検出するもので
あることを特徴とする請求項19記載の移動通信システ
ム。 - 【請求項23】前記負荷検出手段は、所定の周期で負荷
量を検出し、前回の検出結果と今回の検出結果から次回
検出時点での負荷量を予測するものであり、 前記位置登録エリア構成変更手段は、該負荷量の予測値
に従って位置登録エリアの構成を変更するものであるこ
とを特徴とする請求項20乃至請求項22の何れかに記
載の移動通信システム。 - 【請求項24】前記負荷検出手段は、トラヒックの発生
状態が互いに類似した時間的変化パターンで繰り返す場
合に、今回測定した負荷量と過去の複数の同時刻におけ
る負荷量とから負荷量統計値を算出するものであり、 前記位置登録エリア構成変更手段は、該負荷量統計値に
従って位置登録エリアの構成を変更するものであること
を特徴とする請求項20乃至請求項22の何れかに記載
の移動通信システム。 - 【請求項25】前記位置登録エリア構成変更手段が行う
位置登録エリアの構成変更は、過負荷の位置登録エリア
内の一部の無線ゾーンの位置番号を周辺位置登録エリア
の位置番号に変更するものであることを特徴とす請求項
19記載の移動通信システム。 - 【請求項26】前記位置登録エリア構成変更手段が行う
位置登録エリアの構成変更は、過負荷の位置登録エリア
内の一部の無線ゾーンを分離して、該分離された無線ゾ
ーンで新たな位置登録エリアを構成させるものであるこ
とを特徴とす請求項19記載の移動通信システム。 - 【請求項27】前記位置登録エリア構成変更手段が行う
位置登録エリアの構成の変更は、各無線ゾーンに複数の
位置番号を付与する多重位置番号方式において、過負荷
の位置登録エリアの無線ゾーンに隣接する無線ゾーンに
付与されている多重位置番号から該過負荷の位置登録エ
リアの無線ゾーンの位置番号を削除するものであること
を特徴とする請求項19記載の移動通信システム。 - 【請求項28】前記位置登録エリア構成変更手段が行う
位置登録エリアの構成の変更は、各無線ゾーンに複数の
位置番号を付与する多重位置番号方式において、過負荷
の位置登録エリアの無線ゾーンに付与されている多重位
置番号から、該無線ゾーンに隣接する無線ゾーンの位置
番号を削除するものであることを特徴とする請求項19
記載の移動通信システム。 - 【請求項29】前記負荷検出手段は、呼出信号送出数、
在圏移動局数、位置登録要求数のうちの二つ以上を負荷
量として検出するものであり、 位置登録エリア構成変更手段は、該二つ以上の負荷量の
検出結果に基づいて、請求項21乃至請求項24に記載され
た位置登録エリアの構成の変更の何れか一つ選択するこ
とを特徴とする請求項19記載の移動通信システム。
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JP3169694 | 1994-03-02 | ||
JP6-31696 | 1994-03-02 | ||
JP7036554A JPH07298340A (ja) | 1994-03-02 | 1995-02-24 | 移動通信システムおよび移動局 |
Publications (1)
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---|---|
JPH07298340A true JPH07298340A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=26370206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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