JPH07297675A - 弾性表面波共振器 - Google Patents
弾性表面波共振器Info
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- JPH07297675A JPH07297675A JP6088611A JP8861194A JPH07297675A JP H07297675 A JPH07297675 A JP H07297675A JP 6088611 A JP6088611 A JP 6088611A JP 8861194 A JP8861194 A JP 8861194A JP H07297675 A JPH07297675 A JP H07297675A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/05—Holders or supports
- H03H9/0538—Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
- H03H9/0542—Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements consisting of a lateral arrangement
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- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/25—Constructional features of resonators using surface acoustic waves
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、弾性表面波(SAW)を利用する
素子を用いた共振器に関し、周波数調整を高精度に行え
ると共に、不要なリップルやスプリアスの発生を抑制し
て駆動電極対の数を増やしたのと同等の電気的特性を得
ることを目的とする。 【構成】 圧電体基板1の上に電極パターンを形成して
成る櫛形状の駆動電極2a,2b及び該駆動電極の両側
に配設された反射器2c,2dを備えたSAW共振子2
と、前記圧電体基板上に形成され且つ前記駆動電極に電
気的に接続されたキャパシタ3とを具備し、該キャパシ
タの前記SAW共振子に対する接続形態に応じて該キャ
パシタの容量を特定値に設定するように構成する。
素子を用いた共振器に関し、周波数調整を高精度に行え
ると共に、不要なリップルやスプリアスの発生を抑制し
て駆動電極対の数を増やしたのと同等の電気的特性を得
ることを目的とする。 【構成】 圧電体基板1の上に電極パターンを形成して
成る櫛形状の駆動電極2a,2b及び該駆動電極の両側
に配設された反射器2c,2dを備えたSAW共振子2
と、前記圧電体基板上に形成され且つ前記駆動電極に電
気的に接続されたキャパシタ3とを具備し、該キャパシ
タの前記SAW共振子に対する接続形態に応じて該キャ
パシタの容量を特定値に設定するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波(SAW:
Surface Acoustic Wave )を利用する素子を用いた共振
器(以下、SAW共振器と称する)に関する。近年、携
帯電話、コードレス電話、自動車電話等は小型化及び軽
量化が進み、急速に普及してきている。また、最近の微
細加工技術の発達に伴い、かかる電話装置や移動無線装
置あるいは通信機器等の高周波(RF)又は中間周波
(IF)信号処理ブロックには、小型で且つ高性能なフ
ィルタ等のデバイスとしてSAW素子を用いたものが使
用されている。特にSAW共振器は、狭帯域フィルタ、
共振器型フィルタ、発振子等に広く用いられている。情
報伝達媒体として使用されている電波は、最近の情報量
の増大に伴い急速に高周波化されてきており、そのた
め、かかるSAW素子を用いたデバイスへの期待も高ま
ってきている。
Surface Acoustic Wave )を利用する素子を用いた共振
器(以下、SAW共振器と称する)に関する。近年、携
帯電話、コードレス電話、自動車電話等は小型化及び軽
量化が進み、急速に普及してきている。また、最近の微
細加工技術の発達に伴い、かかる電話装置や移動無線装
置あるいは通信機器等の高周波(RF)又は中間周波
(IF)信号処理ブロックには、小型で且つ高性能なフ
ィルタ等のデバイスとしてSAW素子を用いたものが使
用されている。特にSAW共振器は、狭帯域フィルタ、
共振器型フィルタ、発振子等に広く用いられている。情
報伝達媒体として使用されている電波は、最近の情報量
の増大に伴い急速に高周波化されてきており、そのた
め、かかるSAW素子を用いたデバイスへの期待も高ま
ってきている。
【0002】
【従来の技術】図6には従来形の一例としてのSAW共
振器の構成が示される。図中、10は圧電体基板、20
は圧電体基板10の上に形成されたSAW共振子を示
す。圧電体基板10は、例えばニオブ酸リチウム(Li
NbO3)やタンタル酸リチウム(LiTaO3)等の単結
晶、或いは、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の圧電
セラミックで形成されている。また、SAW共振子20
は、駆動電極として機能する2つの櫛形電極(IDT:
Inter-Digital Transducer)21及び22と、該IDT
の両側に配した反射器23及び24とを備えて構成さ
れ、各IDT21,22及び各反射器23,24は、例
えばアルミニウム(Al)をスパッタリングにより成長
させパターニングすることにより形成される。この際、
入力(IN)側のIDT21及び出力(OUT)側のI
DT22は、それぞれの櫛歯状部分F1 及びF2 (以
下、フィンガと称する)が交互に差し挟まれるようにパ
ターン形成される。なお、λIDT は各IDT21,22
の隣接するフィンガF1,F2 間の間隔(電極間ピッチ)
を表し、同様にλREF は各反射器23,24の隣接する
電極間の間隔(電極間ピッチ)を表している。
振器の構成が示される。図中、10は圧電体基板、20
は圧電体基板10の上に形成されたSAW共振子を示
す。圧電体基板10は、例えばニオブ酸リチウム(Li
NbO3)やタンタル酸リチウム(LiTaO3)等の単結
晶、或いは、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の圧電
セラミックで形成されている。また、SAW共振子20
は、駆動電極として機能する2つの櫛形電極(IDT:
Inter-Digital Transducer)21及び22と、該IDT
の両側に配した反射器23及び24とを備えて構成さ
れ、各IDT21,22及び各反射器23,24は、例
えばアルミニウム(Al)をスパッタリングにより成長
させパターニングすることにより形成される。この際、
入力(IN)側のIDT21及び出力(OUT)側のI
DT22は、それぞれの櫛歯状部分F1 及びF2 (以
下、フィンガと称する)が交互に差し挟まれるようにパ
ターン形成される。なお、λIDT は各IDT21,22
の隣接するフィンガF1,F2 間の間隔(電極間ピッチ)
を表し、同様にλREF は各反射器23,24の隣接する
電極間の間隔(電極間ピッチ)を表している。
【0003】このような構造を持つSAW共振器では、
駆動電極(IDT21,22)で発生した弾性表面波
(SAW)をその両側に配した反射器23,24で反射
させることにより定在波を生じさせ、それによって高い
Qを持った振動を励起するように機能する。この場合、
励振される周波数は、上述した電極間ピッチλIDT 及び
λREF の大きさに依存して決定される。
駆動電極(IDT21,22)で発生した弾性表面波
(SAW)をその両側に配した反射器23,24で反射
させることにより定在波を生じさせ、それによって高い
Qを持った振動を励起するように機能する。この場合、
励振される周波数は、上述した電極間ピッチλIDT 及び
λREF の大きさに依存して決定される。
【0004】なお、SAW共振器では、各IDTに電圧
が印加されるとλIDT /2の間隔で正逆の向きに電圧が
かかり、圧電性によって伸び縮みが起こるので、正逆一
組のインパルスに対応する各IDTのフィンガを1対と
して(つまり駆動電極対として)数えることとする。従
来知られている技術では、SAW共振器の周波数調整を
行う場合、ある種の膜(例えばSiO2 膜)をSAW共
振子20の上に形成してその共振振動自体をメカニカル
に制御したり、或いは、SAW共振子20が形成されて
いる圧電体基板10の外部にキャパシタ等のインピーダ
ンス素子を接続してそのインピーダンス値を調整するこ
とにより、対処していた。
が印加されるとλIDT /2の間隔で正逆の向きに電圧が
かかり、圧電性によって伸び縮みが起こるので、正逆一
組のインパルスに対応する各IDTのフィンガを1対と
して(つまり駆動電極対として)数えることとする。従
来知られている技術では、SAW共振器の周波数調整を
行う場合、ある種の膜(例えばSiO2 膜)をSAW共
振子20の上に形成してその共振振動自体をメカニカル
に制御したり、或いは、SAW共振子20が形成されて
いる圧電体基板10の外部にキャパシタ等のインピーダ
ンス素子を接続してそのインピーダンス値を調整するこ
とにより、対処していた。
【0005】また、複数のSAW共振器を梯子状の形態
で直列に及び並列に接続して成る共振器型バンドパス
(帯域通過)フィルタにおいては、その周波数通過特性
を向上させるためには帯域外の信号減衰量を高くするこ
とが必要である。このために、従来知られている技術で
は、並列に接続されたSAW共振器の駆動電極対の数を
増やすことにより、対処していた。
で直列に及び並列に接続して成る共振器型バンドパス
(帯域通過)フィルタにおいては、その周波数通過特性
を向上させるためには帯域外の信号減衰量を高くするこ
とが必要である。このために、従来知られている技術で
は、並列に接続されたSAW共振器の駆動電極対の数を
増やすことにより、対処していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、Si
O2 膜等をSAW共振子の上に形成して共振振動自体を
メカニカルに制御する方法では、その形成される膜の厚
さを微妙に制御することが必要であるが、実際上、プロ
セスの面からこのような微妙な膜厚制御は不可能に近
く、そのために、SAW共振器の周波数調整が流動的な
ものとなり、SAW共振器の周波数調整を精度良く行う
ことができないといった問題があった。
O2 膜等をSAW共振子の上に形成して共振振動自体を
メカニカルに制御する方法では、その形成される膜の厚
さを微妙に制御することが必要であるが、実際上、プロ
セスの面からこのような微妙な膜厚制御は不可能に近
く、そのために、SAW共振器の周波数調整が流動的な
ものとなり、SAW共振器の周波数調整を精度良く行う
ことができないといった問題があった。
【0007】また、SAW共振器と別個に設けた外付け
のキャパシタ等のインピーダンス素子を用いる方法で
は、その容量偏差或いはインピーダンス偏差に依存し
て、SAW共振器の高精度な周波数調整を簡単に行えな
いといった問題があった。一方、SAW共振器を用いた
共振器型バンドパスフィルタにおいて並列接続のSAW
共振器の駆動電極対の数を増やした場合、周波数通過特
性を向上させるという点では有利であるが、その反面、
通過帯域内外の或る周波数で不要なリップルやスプリア
スが発生するといった不都合があった。これは、特性上
好ましくないので、改善の余地がある。
のキャパシタ等のインピーダンス素子を用いる方法で
は、その容量偏差或いはインピーダンス偏差に依存し
て、SAW共振器の高精度な周波数調整を簡単に行えな
いといった問題があった。一方、SAW共振器を用いた
共振器型バンドパスフィルタにおいて並列接続のSAW
共振器の駆動電極対の数を増やした場合、周波数通過特
性を向上させるという点では有利であるが、その反面、
通過帯域内外の或る周波数で不要なリップルやスプリア
スが発生するといった不都合があった。これは、特性上
好ましくないので、改善の余地がある。
【0008】本発明は、かかる従来技術における課題に
鑑み創作されたもので、周波数調整を高精度に行えると
共に、不要なリップルやスプリアスの発生を抑制して駆
動電極対の数を増やしたのと同等の電気的特性を得るこ
とができる弾性表面波(SAW)共振器を提供すること
を目的とする。
鑑み創作されたもので、周波数調整を高精度に行えると
共に、不要なリップルやスプリアスの発生を抑制して駆
動電極対の数を増やしたのと同等の電気的特性を得るこ
とができる弾性表面波(SAW)共振器を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る弾性表面波(SAW)共振器は、図1
の原理構成図に示されるように、圧電体基板1の上に電
極パターンを形成して成る櫛形状の駆動電極2a,2b
及び該駆動電極の両側に配設された反射器2c,2dを
備えたSAW共振子2と、前記圧電体基板上に形成され
且つ前記駆動電極に電気的に接続されたキャパシタ3と
を具備し、該キャパシタの前記SAW共振子に対する接
続形態に応じて該キャパシタの容量を特定値に設定した
ことを特徴とする。
め、本発明に係る弾性表面波(SAW)共振器は、図1
の原理構成図に示されるように、圧電体基板1の上に電
極パターンを形成して成る櫛形状の駆動電極2a,2b
及び該駆動電極の両側に配設された反射器2c,2dを
備えたSAW共振子2と、前記圧電体基板上に形成され
且つ前記駆動電極に電気的に接続されたキャパシタ3と
を具備し、該キャパシタの前記SAW共振子に対する接
続形態に応じて該キャパシタの容量を特定値に設定した
ことを特徴とする。
【0010】また、本発明の好適な実施態様において
は、前記キャパシタ3は、前記駆動電極2a,2bと同
様に前記圧電体基板1の上に電極パターンを櫛形状に形
成して成っている。さらに、本発明の好適な実施態様に
おいては、前記キャパシタ3は、前記圧電体基板1上に
絶縁性の膜4を介して形成される。
は、前記キャパシタ3は、前記駆動電極2a,2bと同
様に前記圧電体基板1の上に電極パターンを櫛形状に形
成して成っている。さらに、本発明の好適な実施態様に
おいては、前記キャパシタ3は、前記圧電体基板1上に
絶縁性の膜4を介して形成される。
【0011】
【作用】以下、図2に示す等価回路を参照しながら説明
する。図中、(a)は一般的なSAW共振器の等価回
路、(b)及び(c)は本発明に係るSAW共振器の等
価回路を示すもので、それぞれキャパシタ3をSAW共
振子2に直列に接続した場合の構成、及び、キャパシタ
3をSAW共振子2に並列に接続した場合の構成を示し
ている。
する。図中、(a)は一般的なSAW共振器の等価回
路、(b)及び(c)は本発明に係るSAW共振器の等
価回路を示すもので、それぞれキャパシタ3をSAW共
振子2に直列に接続した場合の構成、及び、キャパシタ
3をSAW共振子2に並列に接続した場合の構成を示し
ている。
【0012】また、(a)〜(c)において、LはSA
W共振子の直列インダクタンス、CはSAW共振子の直
列容量、C1 ,C1'及びC1'' はSAW共振子の静電容
量を表しており、この静電容量は各々のSAW共振子を
構成する駆動電極対の数に比例する。また、C2 及びC
3 はそれぞれ特定の接続形態において設定されたキャパ
シタ3の容量を表している。
W共振子の直列インダクタンス、CはSAW共振子の直
列容量、C1 ,C1'及びC1'' はSAW共振子の静電容
量を表しており、この静電容量は各々のSAW共振子を
構成する駆動電極対の数に比例する。また、C2 及びC
3 はそれぞれ特定の接続形態において設定されたキャパ
シタ3の容量を表している。
【0013】ここで、(a)の構成における共振周波数
をωr1 、反共振周波数をωa1 とし、同様に(b)の
構成における共振周波数をωr2 、反共振周波数をωa
2 、(c)の構成における共振周波数をωr3 、反共振
周波数をωa3 とすると、それぞれ以下の式(1)〜
(6)によって表される。 ωr1 =1/(LC)1/2 ………………………………………………(1) ωa1 ={(1/L)・(1/C+1/C1 )}1/2 …………………(2) ωr2 =〔(1/L)・{1/C+1/(C1'+C2 )}〕1/2 ……(3) ωa2 ={(1/L)・(1/C+1/C1')}1/2 …………………(4) ωr3 =1/(LC)1/2 …………………………………………………(5) ωa3 =〔(1/L)・{1/C+1/(C1'' +C3 )}〕1/2 …(6) 従って、式(3)から分かるように、キャパシタ3をS
AW共振子2に直列に接続した場合には(図2(b)参
照)、キャパシタ3の容量C2 に応じて共振周波数ωr
2 を変化させることができる。
をωr1 、反共振周波数をωa1 とし、同様に(b)の
構成における共振周波数をωr2 、反共振周波数をωa
2 、(c)の構成における共振周波数をωr3 、反共振
周波数をωa3 とすると、それぞれ以下の式(1)〜
(6)によって表される。 ωr1 =1/(LC)1/2 ………………………………………………(1) ωa1 ={(1/L)・(1/C+1/C1 )}1/2 …………………(2) ωr2 =〔(1/L)・{1/C+1/(C1'+C2 )}〕1/2 ……(3) ωa2 ={(1/L)・(1/C+1/C1')}1/2 …………………(4) ωr3 =1/(LC)1/2 …………………………………………………(5) ωa3 =〔(1/L)・{1/C+1/(C1'' +C3 )}〕1/2 …(6) 従って、式(3)から分かるように、キャパシタ3をS
AW共振子2に直列に接続した場合には(図2(b)参
照)、キャパシタ3の容量C2 に応じて共振周波数ωr
2 を変化させることができる。
【0014】また、式(6)から分かるように、キャパ
シタ3をSAW共振子2に対して並列に接続した場合に
は(図2(c)参照)、キャパシタ3の容量C3 に応じ
て反共振周波数ωa3 を変化させることができる。一
方、式(6)において、C1'' +C3 =C1 の関係が成
り立つようにキャパシタ3の容量C3 を決定すれば、図
2(c)の構成は図2(a)の構成と等価となり、従っ
て、ωr3 =ωr1 、且つ、ωa3 =ωa1 の関係が成
り立つ。これは即ち、共振特性を変えることなく、図2
(c)におけるSAW共振子の静電容量C1'' を図2
(a)におけるSAW共振子の静電容量C1 に比べて小
さくできることを示している。
シタ3をSAW共振子2に対して並列に接続した場合に
は(図2(c)参照)、キャパシタ3の容量C3 に応じ
て反共振周波数ωa3 を変化させることができる。一
方、式(6)において、C1'' +C3 =C1 の関係が成
り立つようにキャパシタ3の容量C3 を決定すれば、図
2(c)の構成は図2(a)の構成と等価となり、従っ
て、ωr3 =ωr1 、且つ、ωa3 =ωa1 の関係が成
り立つ。これは即ち、共振特性を変えることなく、図2
(c)におけるSAW共振子の静電容量C1'' を図2
(a)におけるSAW共振子の静電容量C1 に比べて小
さくできることを示している。
【0015】従って、図2(c)に示すようにキャパシ
タ3をSAW共振子2に対して並列に接続した場合に
は、キャパシタ3の容量C3 を特定値に設定することに
より、共振特性に影響を与えずに、SAW共振子2を構
成する駆動電極対の数を減らすことができる。このよう
に本発明に係るSAW共振器によれば、SAW共振子2
と共にキャパシタ3を同一基板1上に形成し、キャパシ
タ3のSAW共振子2に対する接続形態に応じて該キャ
パシタの容量を特定値に設定するようにしているので、
SAW共振器の周波数調整(共振周波数又は反共振周波
数の調整)を精度良く行うことが可能となり、また、駆
動電極対の数を増やすことなく等価的に駆動電極対の数
を増加させたのと同じ電気的特性を得ることができ、同
時に不要なリップルやスプリアスの発生を抑制すること
ができる。
タ3をSAW共振子2に対して並列に接続した場合に
は、キャパシタ3の容量C3 を特定値に設定することに
より、共振特性に影響を与えずに、SAW共振子2を構
成する駆動電極対の数を減らすことができる。このよう
に本発明に係るSAW共振器によれば、SAW共振子2
と共にキャパシタ3を同一基板1上に形成し、キャパシ
タ3のSAW共振子2に対する接続形態に応じて該キャ
パシタの容量を特定値に設定するようにしているので、
SAW共振器の周波数調整(共振周波数又は反共振周波
数の調整)を精度良く行うことが可能となり、また、駆
動電極対の数を増やすことなく等価的に駆動電極対の数
を増加させたのと同じ電気的特性を得ることができ、同
時に不要なリップルやスプリアスの発生を抑制すること
ができる。
【0016】また、図1に示すように、キャパシタ3
を、駆動電極2a,2bと同様に圧電体基板1の上に電
極パターンを櫛形状に形成して構成することにより、同
じ容量に対して、通常の平行平板型の場合に比べてその
サイズを小さくすることができる。これは、小型化及び
軽量化に対するニーズに応えるものである。さらに、図
1に示すように、キャパシタ3を圧電体基板1上に絶縁
性の膜4を介して形成することにより、キャパシタ3に
印加される電界によって圧電体基板1に弾性表面波(S
AW)が励振されるのを防止することができる。これに
よって、キャパシタ3は純粋に容量成分としてのみ機能
する。
を、駆動電極2a,2bと同様に圧電体基板1の上に電
極パターンを櫛形状に形成して構成することにより、同
じ容量に対して、通常の平行平板型の場合に比べてその
サイズを小さくすることができる。これは、小型化及び
軽量化に対するニーズに応えるものである。さらに、図
1に示すように、キャパシタ3を圧電体基板1上に絶縁
性の膜4を介して形成することにより、キャパシタ3に
印加される電界によって圧電体基板1に弾性表面波(S
AW)が励振されるのを防止することができる。これに
よって、キャパシタ3は純粋に容量成分としてのみ機能
する。
【0017】なお、本発明の他の構成上の特徴及び作用
の詳細については、添付図面を参照しつつ以下に記述さ
れる実施例を用いて説明する。
の詳細については、添付図面を参照しつつ以下に記述さ
れる実施例を用いて説明する。
【0018】
【実施例】図3には本発明の一実施例による弾性表面波
(SAW)共振器の構成が模式的に示される。なお、同
図に用いられている参照符号のうち、図6に示したもの
と同じ参照符号10,20,21,22,23及び24
はそれぞれ同等の構成要素を示しており、その説明につ
いては省略する。
(SAW)共振器の構成が模式的に示される。なお、同
図に用いられている参照符号のうち、図6に示したもの
と同じ参照符号10,20,21,22,23及び24
はそれぞれ同等の構成要素を示しており、その説明につ
いては省略する。
【0019】本実施例の特徴は、SAW共振子20と
共にキャパシタ30を同一の圧電体基板10上に形成し
たこと、キャパシタ30を、駆動電極21,22と同
様に櫛形状の電極パターンを形成して構成したこと、
キャパシタ30を圧電体基板10上に絶縁性の膜(例え
ばSiO2 膜)40を介して形成したこと、そして、
キャパシタ30をSAW共振子20の駆動電極(入力側
IDT21)に対して直列に接続したことである。
共にキャパシタ30を同一の圧電体基板10上に形成し
たこと、キャパシタ30を、駆動電極21,22と同
様に櫛形状の電極パターンを形成して構成したこと、
キャパシタ30を圧電体基板10上に絶縁性の膜(例え
ばSiO2 膜)40を介して形成したこと、そして、
キャパシタ30をSAW共振子20の駆動電極(入力側
IDT21)に対して直列に接続したことである。
【0020】なお、キャパシタ30は、2つの櫛形電極
31及び32を備えて構成され、各電極31,32は、
アルミニウム(Al)をスパッタリングにより成長させ
パターニングすることにより形成される。この際、各電
極31,32は、それぞれの櫛歯状部分すなわちフィン
ガFcが交互に差し挟まれるようにパターン形成され
る。
31及び32を備えて構成され、各電極31,32は、
アルミニウム(Al)をスパッタリングにより成長させ
パターニングすることにより形成される。この際、各電
極31,32は、それぞれの櫛歯状部分すなわちフィン
ガFcが交互に差し挟まれるようにパターン形成され
る。
【0021】本実施例に係るSAW共振器は、前述の図
2(b)に示した等価回路構成に対応するものであり、
従って、本実施例におけるキャパシタ30は、SAW共
振器の共振周波数の周波数調整用として機能する。つま
り、キャパシタ30の容量を特定の値に設定すること
で、SAW共振器の共振周波数を高精度に決定すること
ができる。
2(b)に示した等価回路構成に対応するものであり、
従って、本実施例におけるキャパシタ30は、SAW共
振器の共振周波数の周波数調整用として機能する。つま
り、キャパシタ30の容量を特定の値に設定すること
で、SAW共振器の共振周波数を高精度に決定すること
ができる。
【0022】キャパシタ30の容量の設定は、例えばキ
ャパシタ30の容量を予め大きめに設定しておき、後の
段階で必要に応じてそのフィンガFcの数を減らすこと
により、実現され得る。具体的には、レーザーでフィン
ガFc又はその一部分を切断する方法、フィンガFc又
はその一部分を化学的に溶かしたりする方法等が考えら
れる。
ャパシタ30の容量を予め大きめに設定しておき、後の
段階で必要に応じてそのフィンガFcの数を減らすこと
により、実現され得る。具体的には、レーザーでフィン
ガFc又はその一部分を切断する方法、フィンガFc又
はその一部分を化学的に溶かしたりする方法等が考えら
れる。
【0023】また、キャパシタ30を櫛形状に形成して
いるので、同じ容量に対して、通常の平行平板型の場合
に比べてそのサイズを小さくすることができ、これによ
って小型化及び軽量化に対するニーズに応えることがで
きる。さらに、絶縁性の膜40がキャパシタ30と圧電
体基板10の間に介在されているので、キャパシタ30
に電界が印加された時に、その電界によって圧電体基板
10に弾性表面波(SAW)が励振されるのを防止する
ことができる。これによって、キャパシタ30は、SA
W共振子20に対して純粋な容量成分としてのみ機能す
ることができる。
いるので、同じ容量に対して、通常の平行平板型の場合
に比べてそのサイズを小さくすることができ、これによ
って小型化及び軽量化に対するニーズに応えることがで
きる。さらに、絶縁性の膜40がキャパシタ30と圧電
体基板10の間に介在されているので、キャパシタ30
に電界が印加された時に、その電界によって圧電体基板
10に弾性表面波(SAW)が励振されるのを防止する
ことができる。これによって、キャパシタ30は、SA
W共振子20に対して純粋な容量成分としてのみ機能す
ることができる。
【0024】このために本実施例では、絶縁性の膜40
は、キャパシタ30の隣接するフィンガFc間の間隔
(電極間ピッチ)の少なくとも2倍の厚さを有するよう
に選定されている。図4には本発明の他の実施例による
弾性表面波(SAW)共振器の構成が模式的に示され
る。
は、キャパシタ30の隣接するフィンガFc間の間隔
(電極間ピッチ)の少なくとも2倍の厚さを有するよう
に選定されている。図4には本発明の他の実施例による
弾性表面波(SAW)共振器の構成が模式的に示され
る。
【0025】本実施例の特徴は、キャパシタ30をSA
W共振子20の駆動電極(入力側IDT21)に対して
並列に接続したことである。他の構成については、前述
した実施例(図3参照)の構成と同じであるので、その
説明は省略する。本実施例に係るSAW共振器は、前述
の図2(c)に示した等価回路構成に対応するものであ
り、従って、本実施例におけるキャパシタ30は、SA
W共振器の反共振周波数の周波数調整用として機能する
と共に、SAW共振子20の駆動電極21,22の対数
を減少させるのに寄与する。
W共振子20の駆動電極(入力側IDT21)に対して
並列に接続したことである。他の構成については、前述
した実施例(図3参照)の構成と同じであるので、その
説明は省略する。本実施例に係るSAW共振器は、前述
の図2(c)に示した等価回路構成に対応するものであ
り、従って、本実施例におけるキャパシタ30は、SA
W共振器の反共振周波数の周波数調整用として機能する
と共に、SAW共振子20の駆動電極21,22の対数
を減少させるのに寄与する。
【0026】つまり、キャパシタ30の容量を特定の値
に設定することで、SAW共振器の反共振周波数を高精
度に決定することができると共に、共振特性に影響を与
えることなくSAW共振子20の駆動電極対の数を減ら
すことができる。言い換えると、駆動電極対の数を増や
すことなく等価的に駆動電極対の数を増加させたのと同
じ電気的特性を得ることができる。例えば、共振器型バ
ンドパスフィルタに適用した場合には、その周波数通過
特性を向上させることができる。また同時に、不要なリ
ップルやスプリアスの発生を抑制することが可能とな
る。
に設定することで、SAW共振器の反共振周波数を高精
度に決定することができると共に、共振特性に影響を与
えることなくSAW共振子20の駆動電極対の数を減ら
すことができる。言い換えると、駆動電極対の数を増や
すことなく等価的に駆動電極対の数を増加させたのと同
じ電気的特性を得ることができる。例えば、共振器型バ
ンドパスフィルタに適用した場合には、その周波数通過
特性を向上させることができる。また同時に、不要なリ
ップルやスプリアスの発生を抑制することが可能とな
る。
【0027】なお、キャパシタ30の容量の設定の仕
方、絶縁性の膜40の介在による特有の効果、及びその
膜厚の選定については、前述した実施例(図3参照)の
場合と同じであるので、その説明は省略する。図5には
本発明のさらに他の実施例による弾性表面波(SAW)
共振器の構成が模式的に示される。
方、絶縁性の膜40の介在による特有の効果、及びその
膜厚の選定については、前述した実施例(図3参照)の
場合と同じであるので、その説明は省略する。図5には
本発明のさらに他の実施例による弾性表面波(SAW)
共振器の構成が模式的に示される。
【0028】本実施例の特徴は、SAW共振子20と
共に2個のキャパシタ30a及び30bを同一の圧電体
基板10上に形成したこと、各キャパシタ30a,3
0bを駆動電極21,22と同様に櫛形状の電極パター
ンを形成して構成したこと、各キャパシタ30a,3
0bを圧電体基板10上にそれぞれ絶縁性の膜(例えば
SiO2 膜)40a,40bを介して形成したこと、そ
して、一方のキャパシタ30aをSAW共振子20の
駆動電極(入力側IDT21)に対して直列に接続し、
且つ、他方のキャパシタ30bをSAW共振子20の駆
動電極(入力側IDT21)に対して並列に接続したこ
とである。
共に2個のキャパシタ30a及び30bを同一の圧電体
基板10上に形成したこと、各キャパシタ30a,3
0bを駆動電極21,22と同様に櫛形状の電極パター
ンを形成して構成したこと、各キャパシタ30a,3
0bを圧電体基板10上にそれぞれ絶縁性の膜(例えば
SiO2 膜)40a,40bを介して形成したこと、そ
して、一方のキャパシタ30aをSAW共振子20の
駆動電極(入力側IDT21)に対して直列に接続し、
且つ、他方のキャパシタ30bをSAW共振子20の駆
動電極(入力側IDT21)に対して並列に接続したこ
とである。
【0029】本実施例に係るSAW共振器は、前述した
図3の実施例の構成と図4の実施例の構成を組み合わせ
たものに対応している。従って、本実施例における各キ
ャパシタ30a,30bの作用効果については、図3及
び図4に関連して説明した各キャパシタ30の作用効果
と同等であるので、その説明については省略する。以
上、本発明を3つの実施例について説明したが、本発明
の実施形態はこれらの実施例に限定されない。例えば、
SAW共振子と共に同一の圧電体基板上に形成されるキ
ャパシタの形状(櫛形状の電極パターンの形状、フィン
ガの数)やキャパシタの数、或いは、形成されたキャパ
シタのSAW共振子に対する接続形態等を適宜変更する
ことにより、本発明の他の実施形態及び変形形態が容易
に可能であることは当業者には明らかであろう。
図3の実施例の構成と図4の実施例の構成を組み合わせ
たものに対応している。従って、本実施例における各キ
ャパシタ30a,30bの作用効果については、図3及
び図4に関連して説明した各キャパシタ30の作用効果
と同等であるので、その説明については省略する。以
上、本発明を3つの実施例について説明したが、本発明
の実施形態はこれらの実施例に限定されない。例えば、
SAW共振子と共に同一の圧電体基板上に形成されるキ
ャパシタの形状(櫛形状の電極パターンの形状、フィン
ガの数)やキャパシタの数、或いは、形成されたキャパ
シタのSAW共振子に対する接続形態等を適宜変更する
ことにより、本発明の他の実施形態及び変形形態が容易
に可能であることは当業者には明らかであろう。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、S
AW共振子と共に同一基板上にキャパシタを形成し、S
AW共振子に対する接続形態に応じてキャパシタの容量
を特定の値に設定することにより、SAW共振器の共振
周波数又は反共振周波数を高精度に調整することが可能
となり、また、不要なリップルやスプリアスの発生を招
くことなくSAW共振器の駆動電極対の数を増加させた
のと同じ電気的特性を得ることができる。これは、係る
SAW共振器及びSAW共振器応用デバイスの性能向上
に大いに寄与する。
AW共振子と共に同一基板上にキャパシタを形成し、S
AW共振子に対する接続形態に応じてキャパシタの容量
を特定の値に設定することにより、SAW共振器の共振
周波数又は反共振周波数を高精度に調整することが可能
となり、また、不要なリップルやスプリアスの発生を招
くことなくSAW共振器の駆動電極対の数を増加させた
のと同じ電気的特性を得ることができる。これは、係る
SAW共振器及びSAW共振器応用デバイスの性能向上
に大いに寄与する。
【図1】本発明に係る弾性表面波(SAW)共振器の原
理構成図である。
理構成図である。
【図2】図1のSAW共振器の作用を説明するための図
である。
である。
【図3】本発明の一実施例によるSAW共振器の構成を
模式的に示した図である。
模式的に示した図である。
【図4】本発明の他の実施例によるSAW共振器の構成
を模式的に示した図である。
を模式的に示した図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例によるSAW共振器
の構成を模式的に示した図である。
の構成を模式的に示した図である。
【図6】従来形の一例としてのSAW共振器の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1,10…圧電体基板 2,20…弾性表面波(SAW)共振子 2a,2b,21,22…櫛形電極(IDT) 2c,2d,23,24…反射器 3,30,30a,30b…(櫛形状の)キャパシタ 4,40,40a,40b…絶縁性の膜 F1 ,F2 ,Fc…フィンガ(櫛歯状部分) L…SAW共振子の直列インダクタンス C…SAW共振子の直列容量 C1 ,C1',C1'' …SAW共振子の静電容量 C2 ,C3 …櫛形状のキャパシタの容量
Claims (8)
- 【請求項1】 圧電体基板(1,10)の上に電極パタ
ーンを形成して成る櫛形状の駆動電極(2a,2b;2
1,22)および該駆動電極の両側に配設された反射器
(2c,2d;23,24)を備えた弾性表面波共振子
(2,20)と、 前記圧電体基板上に形成され且つ前記駆動電極に電気的
に接続されたキャパシタ(3;30,30a,30b)
とを具備し、 該キャパシタの前記弾性表面波共振子に対する接続形態
に応じて該キャパシタの容量を特定値に設定したことを
特徴とする弾性表面波共振器。 - 【請求項2】 前記キャパシタ(3;30,30a,3
0b)は、前記駆動電極と同様に前記圧電体基板の上に
電極パターンを櫛形状に形成して成ることを特徴とする
請求項1に記載の弾性表面波共振器。 - 【請求項3】 前記弾性表面波共振器の共振周波数(ω
r2 )又は反共振周波数(ωa3 )は、前記キャパシタ
を構成する櫛形状の電極パターンにおけるフィンガ(F
c)の数によって決定されることを特徴とする請求項2
に記載の弾性表面波共振器。 - 【請求項4】 前記キャパシタ(3;30,30a,3
0b)は、前記圧電体基板上に絶縁性の膜(4;40,
40a,40b)を介して形成されることを特徴とする
請求項2に記載の弾性表面波共振器。 - 【請求項5】 前記絶縁性の膜は、前記キャパシタを構
成する櫛形状の電極パターンにおける隣接するフィンガ
間のピッチの少なくとも2倍の厚さを有することを特徴
とする請求項4に記載の弾性表面波共振器。 - 【請求項6】 前記キャパシタ(30)は前記弾性表面
波共振子(20)に対して直列に接続され、該キャパシ
タの容量を特定値に設定することで前記弾性表面波共振
器の共振周波数を決定することを特徴とする請求項1か
ら5のいずれか一項に記載の弾性表面波共振器。 - 【請求項7】 前記キャパシタ(30)は前記弾性表面
波共振子(20)に対して並列に接続され、該キャパシ
タの容量を特定値に設定することで前記弾性表面波共振
器の反共振周波数を決定することを特徴とする請求項1
から5のいずれか一項に記載の弾性表面波共振器。 - 【請求項8】 前記キャパシタを2個備え、一方のキャ
パシタ(30a)は前記弾性表面波共振子(20)に対
して直列に接続され、他方のキャパシタ(30b)は該
弾性表面波共振子に対して並列に接続され、双方のキャ
パシタの容量をそれぞれ特定値に設定することで前記弾
性表面波共振器の共振周波数と反共振周波数を決定する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載
の弾性表面波共振器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6088611A JPH07297675A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 弾性表面波共振器 |
CN95104780A CN1092421C (zh) | 1994-04-26 | 1995-04-25 | 适于简易和精确地调整谐振频率的声表面波谐振装置 |
TW084105015A TW343406B (en) | 1994-04-26 | 1995-05-19 | Surface acoustic wave resonance device adapted to simple and precise adjustment of resonant frequency |
US08/763,627 US5694095A (en) | 1994-04-26 | 1996-12-04 | Surface acoustic wave resonance device adapted to simple and precise adjustment of resonant frequency |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6088611A JPH07297675A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 弾性表面波共振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07297675A true JPH07297675A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=13947614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6088611A Pending JPH07297675A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 弾性表面波共振器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5694095A (ja) |
JP (1) | JPH07297675A (ja) |
CN (1) | CN1092421C (ja) |
TW (1) | TW343406B (ja) |
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