JPH07296276A - 光電式火災感知器 - Google Patents
光電式火災感知器Info
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- JPH07296276A JPH07296276A JP8952594A JP8952594A JPH07296276A JP H07296276 A JPH07296276 A JP H07296276A JP 8952594 A JP8952594 A JP 8952594A JP 8952594 A JP8952594 A JP 8952594A JP H07296276 A JPH07296276 A JP H07296276A
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- 230000008033 biological extinction Effects 0.000 claims description 29
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012538 light obscuration Methods 0.000 description 2
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000009418 renovation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 受信部で受信された信号から減光率を求める
ための計算式や対照テーブルの組み込み作業や設定作業
が不要となり、また、誤報や失報を防止して信頼性を向
上でき、しかも火災感知器の機種が異なっても相互に互
換性のある光電式火災感知器を得る。 【構成】 発光素子10と受光素子11を有する散乱光
式の煙検出部で検出された煙の物理量を示す信号を受信
部18に送出するアナログ式の光電式火災感知器におい
て、煙検出部の受光出力に対する減光率に関する対照テ
ーブルが格納されたROM5と、煙検出部から受光出力
を得たときに、該受光出力に対応する減光率を煙の物理
量を示す信号としてROM5から読み出すCPU2とで
構成する。
ための計算式や対照テーブルの組み込み作業や設定作業
が不要となり、また、誤報や失報を防止して信頼性を向
上でき、しかも火災感知器の機種が異なっても相互に互
換性のある光電式火災感知器を得る。 【構成】 発光素子10と受光素子11を有する散乱光
式の煙検出部で検出された煙の物理量を示す信号を受信
部18に送出するアナログ式の光電式火災感知器におい
て、煙検出部の受光出力に対する減光率に関する対照テ
ーブルが格納されたROM5と、煙検出部から受光出力
を得たときに、該受光出力に対応する減光率を煙の物理
量を示す信号としてROM5から読み出すCPU2とで
構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光電式火災感知器に
関し、特に煙の物理量を検出し、その物理量信号を出力
するアナロブ式の光電式火災感知器に関するものであ
る。
関し、特に煙の物理量を検出し、その物理量信号を出力
するアナロブ式の光電式火災感知器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通常、アナログ式の光電式火災感知器
は、検出した煙のアナログ(物理量)レベルを火災受信
機や中継器等の受信部に送出し、この受信部では受信し
たアナログレベルと例えば火災判別レベルとを比較する
などして火災発生の有無を判別するようにしている。と
ころで、アナログ式の光電式火災感知器の感度調整は、
散乱光式の火災感知器が散乱光原理によって煙を検出す
るのに対し、減光率(%/m)を基準にして行われてい
る。
は、検出した煙のアナログ(物理量)レベルを火災受信
機や中継器等の受信部に送出し、この受信部では受信し
たアナログレベルと例えば火災判別レベルとを比較する
などして火災発生の有無を判別するようにしている。と
ころで、アナログ式の光電式火災感知器の感度調整は、
散乱光式の火災感知器が散乱光原理によって煙を検出す
るのに対し、減光率(%/m)を基準にして行われてい
る。
【0003】このため、煙検出部の受光出力と減光率の
関係は、一般に低い煙濃度では直線性の特性を示すが、
煙濃度が高くなるにつれて非直線性の特性を示すように
なる。そして、この特性は、煙を検出するための光学室
(暗箱)の形状、発光素子、受光素子が同一であれば、
ほぼ同一の特性を示すが、光学室の形状、発光素子、あ
るいは受光素子の機種が異なると異なる特性、すなわち
湾曲の度合が大きくなったり、小さくなったりする。
関係は、一般に低い煙濃度では直線性の特性を示すが、
煙濃度が高くなるにつれて非直線性の特性を示すように
なる。そして、この特性は、煙を検出するための光学室
(暗箱)の形状、発光素子、受光素子が同一であれば、
ほぼ同一の特性を示すが、光学室の形状、発光素子、あ
るいは受光素子の機種が異なると異なる特性、すなわち
湾曲の度合が大きくなったり、小さくなったりする。
【0004】さて、従来のアナログ式の光電式火災感知
器は、煙検出部で検出した煙の物理量に相当する受光出
力を、減光率に変換して受信部に送出する。これは、光
電式火災感知器の感度が、減光率によって規定されてい
ることによる。この受光出力から減光率への変換は、比
例計算によって行われているが、これを図4を参照して
説明する。図4において、実線Y1は実際の受光出力と
減光率との関係を示す特性である。減光率を0%/m、
すなわち煙がないときの火災感知器の煙検出部の受光出
力SLV1を測定し、減光率がD1(%/m)の煙濃度
の暗箱の中に火災感知器を入れたときの受光出力SLV
2を測定する。この測定した両方の受光出力に対応する
点を図4に点線で示すように結ぶと、特性Y2が得られ
る。この特性Y2は次式で表される。
器は、煙検出部で検出した煙の物理量に相当する受光出
力を、減光率に変換して受信部に送出する。これは、光
電式火災感知器の感度が、減光率によって規定されてい
ることによる。この受光出力から減光率への変換は、比
例計算によって行われているが、これを図4を参照して
説明する。図4において、実線Y1は実際の受光出力と
減光率との関係を示す特性である。減光率を0%/m、
すなわち煙がないときの火災感知器の煙検出部の受光出
力SLV1を測定し、減光率がD1(%/m)の煙濃度
の暗箱の中に火災感知器を入れたときの受光出力SLV
2を測定する。この測定した両方の受光出力に対応する
点を図4に点線で示すように結ぶと、特性Y2が得られ
る。この特性Y2は次式で表される。
【0005】 Y2={(SLV2−SLV1)/D1}×Dx+SLV1 (1)
【0006】この式(1)より次の式(2)および式
(3)が得られる。 SLVx={(SLV2−SLV1)/D1}×Dx+SLV1 (2) Dx=D1×(SLVx−SLV1)/(SLV2−SLV1) (3)
(3)が得られる。 SLVx={(SLV2−SLV1)/D1}×Dx+SLV1 (2) Dx=D1×(SLVx−SLV1)/(SLV2−SLV1) (3)
【0007】ただし、上記式(2)および式(3)にお
いて、SLVxは煙濃度が減光率Dx(%/m)のとき
の受光出力である。従って、受光出力SLVxが煙検出
部から得られれば、そのときの煙濃度を示すDxが式
(2)または式(3)より得られる。そして、火災感知
器は検出された煙の物理量信号として煙濃度Dxを、受
信部にポーリング等によって呼び出されたときにディジ
タル信号に変換して送出する。
いて、SLVxは煙濃度が減光率Dx(%/m)のとき
の受光出力である。従って、受光出力SLVxが煙検出
部から得られれば、そのときの煙濃度を示すDxが式
(2)または式(3)より得られる。そして、火災感知
器は検出された煙の物理量信号として煙濃度Dxを、受
信部にポーリング等によって呼び出されたときにディジ
タル信号に変換して送出する。
【0008】ところで、図4からも分かるように、特性
Y1は非直線性の特性であるのに対し、特性Y2は直線
性の特性である。従って、式(2)または式(3)によ
って計算で得られた煙濃度Dxは、煙濃度が低いうちは
特性Y1とほぼ一致した値となるが、煙濃度が高くなる
につれて特性Y1から離れた値なる。すなわち、図4に
おいて、受光出力SLV2が得られると、式(3)から
これに対応する煙濃度DxはD1と算出され、この算出
された煙濃度すなわち減光率D1が受信部に送出され
る。この算出された減光率D1は特性Y1と一致する。
一方、受光出力SLV3が得られたときは、式(3)か
らこれに対応する煙濃度Dxは減光率D3として算出さ
れ、これが受信部に送出される。
Y1は非直線性の特性であるのに対し、特性Y2は直線
性の特性である。従って、式(2)または式(3)によ
って計算で得られた煙濃度Dxは、煙濃度が低いうちは
特性Y1とほぼ一致した値となるが、煙濃度が高くなる
につれて特性Y1から離れた値なる。すなわち、図4に
おいて、受光出力SLV2が得られると、式(3)から
これに対応する煙濃度DxはD1と算出され、この算出
された煙濃度すなわち減光率D1が受信部に送出され
る。この算出された減光率D1は特性Y1と一致する。
一方、受光出力SLV3が得られたときは、式(3)か
らこれに対応する煙濃度Dxは減光率D3として算出さ
れ、これが受信部に送出される。
【0009】ところで、受光出力SLV3に対する実際
の煙濃度は、図4の特性Y1から明らかなように減光率
D2である。従って、式(3)によって算出された煙濃
度(減光率)D3は、図4に示すように、実際の煙濃度
(減光率)D2より高い値を示すことになる。これを防
止するには、図4に示すように、2点で特性Y2を得る
のでなく、3点以上の複数点で受光出力SLVと減光率
Dを求め、細分化して計算を行うことが考えられる。し
かし、この場合には、各火災感知器毎に煙濃度を異なら
せて3点以上の複数点で受光出力SLVと減光率Dを求
めなければならず、その作業が面倒であると共に、複数
の火災感知器間で3点以上の複数点で同じ減光率Dに揃
えることは難しく、火災感知器間でばらつきを生じる問
題がある。
の煙濃度は、図4の特性Y1から明らかなように減光率
D2である。従って、式(3)によって算出された煙濃
度(減光率)D3は、図4に示すように、実際の煙濃度
(減光率)D2より高い値を示すことになる。これを防
止するには、図4に示すように、2点で特性Y2を得る
のでなく、3点以上の複数点で受光出力SLVと減光率
Dを求め、細分化して計算を行うことが考えられる。し
かし、この場合には、各火災感知器毎に煙濃度を異なら
せて3点以上の複数点で受光出力SLVと減光率Dを求
めなければならず、その作業が面倒であると共に、複数
の火災感知器間で3点以上の複数点で同じ減光率Dに揃
えることは難しく、火災感知器間でばらつきを生じる問
題がある。
【0010】このため、光学室の形状、発光素子と受光
素子を同一種類のものを用いた同一機種の火災感知器間
では、上述のように、図4における特性Y1にはほとん
ど差が見られないという点に着目し、各火災感知器の煙
濃度D0(煙濃度0)に対する受光出力SLV1、煙濃
度D2に対する受光出力SLV2(あるいは煙濃度D3
に対する受光出力SLV3)が揃うように調整すると共
に、各火災感知器は受光出力SLVxを受信部に送出す
るようにし、受信部には特性Y1を細分化して受光出力
SLVxから煙濃度Dxを計算する演算手段を設け、こ
の演算手段によって各火災感知器から送られてくる受光
出力SLVxに対する煙濃度Dxを計算して求めること
が考えられる。同様に、同一機種の火災感知器間では、
図4における特性Y1にはほとんど差が見られないとい
う点に着目し、受信部に受光出力SLVに対する煙濃度
Dの対照テーブルを設け、各火災感知器から受光出力S
LVxを受信したときに、対照テーブルから受光出力S
LVxに対応する煙濃度Dxを求めることが考えられ
る。
素子を同一種類のものを用いた同一機種の火災感知器間
では、上述のように、図4における特性Y1にはほとん
ど差が見られないという点に着目し、各火災感知器の煙
濃度D0(煙濃度0)に対する受光出力SLV1、煙濃
度D2に対する受光出力SLV2(あるいは煙濃度D3
に対する受光出力SLV3)が揃うように調整すると共
に、各火災感知器は受光出力SLVxを受信部に送出す
るようにし、受信部には特性Y1を細分化して受光出力
SLVxから煙濃度Dxを計算する演算手段を設け、こ
の演算手段によって各火災感知器から送られてくる受光
出力SLVxに対する煙濃度Dxを計算して求めること
が考えられる。同様に、同一機種の火災感知器間では、
図4における特性Y1にはほとんど差が見られないとい
う点に着目し、受信部に受光出力SLVに対する煙濃度
Dの対照テーブルを設け、各火災感知器から受光出力S
LVxを受信したときに、対照テーブルから受光出力S
LVxに対応する煙濃度Dxを求めることが考えられ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来法の場合は、火災受信機や中継器等に同一機種
の光電式火災感知器が接続されていればよいが、例え
ば、建物が増築されたり、建物内で改装があり、火災感
知器が増設されるような場合、あるいは、光電式火災感
知器が改良されたような場合等に起きるように、異なる
機種の光電式火災感知器が混在して接続されていると、
異なる機種間では、上述のように、光学室の形状、発光
素子と受光素子が異なると、特性Y1が異なり、このた
め、受信部に新たに接続された火災感知器の機種に合っ
た計算式あるいは対照テーブルを追加しなければならな
いと共に、いずれの機種の火災感知器から受光出力を受
信したかを判別する判別手段を設けなければならず、そ
の作業が非常に面倒であり、しかも、判別手段における
各火災感知器の機種設定を間違えると、火災でないのに
火災と判断するいわゆる誤報を生じたり、あるいは火災
なのに火災と判断しないいわゆる失報が生じるという問
題点があった。
うな従来法の場合は、火災受信機や中継器等に同一機種
の光電式火災感知器が接続されていればよいが、例え
ば、建物が増築されたり、建物内で改装があり、火災感
知器が増設されるような場合、あるいは、光電式火災感
知器が改良されたような場合等に起きるように、異なる
機種の光電式火災感知器が混在して接続されていると、
異なる機種間では、上述のように、光学室の形状、発光
素子と受光素子が異なると、特性Y1が異なり、このた
め、受信部に新たに接続された火災感知器の機種に合っ
た計算式あるいは対照テーブルを追加しなければならな
いと共に、いずれの機種の火災感知器から受光出力を受
信したかを判別する判別手段を設けなければならず、そ
の作業が非常に面倒であり、しかも、判別手段における
各火災感知器の機種設定を間違えると、火災でないのに
火災と判断するいわゆる誤報を生じたり、あるいは火災
なのに火災と判断しないいわゆる失報が生じるという問
題点があった。
【0012】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、受信部で受信された信号から減光
率を求めるための計算式や対照テーブルの組み込み作業
や設定作業が不要となり、また、誤報や失報を防止して
信頼性を向上でき、しかも火災感知器の機種が異なって
も相互に互換性のある光電式火災感知器を得ることを目
的とする。
めになされたもので、受信部で受信された信号から減光
率を求めるための計算式や対照テーブルの組み込み作業
や設定作業が不要となり、また、誤報や失報を防止して
信頼性を向上でき、しかも火災感知器の機種が異なって
も相互に互換性のある光電式火災感知器を得ることを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光電式火
災感知器は、発光素子と受光素子を有する散乱光式の煙
検出部で検出された煙の物理量を示す信号を受信部に送
出するアナログ式の光電式火災感知器において、煙検出
部の受光出力に対する減光率に関する対照テーブルが格
納された記憶手段と、煙検出部から受光出力を得たとき
に、この受光出力に対応する減光率を煙の物理量を示す
信号として記憶手段から読み出す読み出し手段とを備え
たものである。
災感知器は、発光素子と受光素子を有する散乱光式の煙
検出部で検出された煙の物理量を示す信号を受信部に送
出するアナログ式の光電式火災感知器において、煙検出
部の受光出力に対する減光率に関する対照テーブルが格
納された記憶手段と、煙検出部から受光出力を得たとき
に、この受光出力に対応する減光率を煙の物理量を示す
信号として記憶手段から読み出す読み出し手段とを備え
たものである。
【0014】
【作用】この発明においては、検出した煙の物理量を減
光率に変換して送出するので、ポーリング等によって各
火災感知器から減光率を収集する受信部は、受信した減
光率を例えば火災判別レベルと比較することで、火災判
別を行うことができる。これにより、受信部に受信した
信号から減光率を求めるための計算式や対照テーブル
を、火災感知器の機種毎に設ける必要がなくなり、これ
らの組み込み作業や設定作業が不要となり、誤報や失報
を防止することができる。また、火災感知器の機種が異
なっても、各機種の火災感知器は、煙の物理量を減光率
で送出するので、火災感知器相互間に互換性が得られ
る。
光率に変換して送出するので、ポーリング等によって各
火災感知器から減光率を収集する受信部は、受信した減
光率を例えば火災判別レベルと比較することで、火災判
別を行うことができる。これにより、受信部に受信した
信号から減光率を求めるための計算式や対照テーブル
を、火災感知器の機種毎に設ける必要がなくなり、これ
らの組み込み作業や設定作業が不要となり、誤報や失報
を防止することができる。また、火災感知器の機種が異
なっても、各機種の火災感知器は、煙の物理量を減光率
で送出するので、火災感知器相互間に互換性が得られ
る。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
る。図において、1はアナログ式の光電式火災感知器
(以下、単に火災感知器という)、2は後述する種々の
演算処理等を行う演算手段としてのマイクロプロセッサ
ユニット(以下、MPUという)、3および4はそれぞ
れMPU2に接続されたデータバスおよびコントロール
バスである。
する。図1はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
る。図において、1はアナログ式の光電式火災感知器
(以下、単に火災感知器という)、2は後述する種々の
演算処理等を行う演算手段としてのマイクロプロセッサ
ユニット(以下、MPUという)、3および4はそれぞ
れMPU2に接続されたデータバスおよびコントロール
バスである。
【0016】5はデータバス3およびコントロールバス
4を介してMPU2に接続された記憶手段としてのリー
ドオンリメモリ(以下、ROMという)であって、この
ROM5は後述する図3に示すようなフローチャートに
関連したプログラムや共通アドレス、自己アドレス、種
別、各種定数等が予め格納されている記憶領域51と、
例えば図2に示すような受光出力対減光率の対照テーブ
ル等が予め格納されている記憶領域52とを含む。
4を介してMPU2に接続された記憶手段としてのリー
ドオンリメモリ(以下、ROMという)であって、この
ROM5は後述する図3に示すようなフローチャートに
関連したプログラムや共通アドレス、自己アドレス、種
別、各種定数等が予め格納されている記憶領域51と、
例えば図2に示すような受光出力対減光率の対照テーブ
ル等が予め格納されている記憶領域52とを含む。
【0017】6はデータバス3およびコントロールバス
4を介してMPU2に接続された記憶手段としてのラン
ダムアクセスメモリ(以下、RAMという)であって、
このRAM6はMPU2が演算処理等を行う場合に使用
される作業領域と、火災現象検出出力(受光出力)の最
新の複数回分(例えば、3秒毎に連続する3回分)を更
新記憶するための記憶領域とを含む。7はデータバス3
およびコントロールバス4を介してMPU2に接続さ
れ、煙検出動作を行わせるためのタイマ割り込みを例え
ば3秒毎の所定時間間隔で発生するタイマである。
4を介してMPU2に接続された記憶手段としてのラン
ダムアクセスメモリ(以下、RAMという)であって、
このRAM6はMPU2が演算処理等を行う場合に使用
される作業領域と、火災現象検出出力(受光出力)の最
新の複数回分(例えば、3秒毎に連続する3回分)を更
新記憶するための記憶領域とを含む。7はデータバス3
およびコントロールバス4を介してMPU2に接続さ
れ、煙検出動作を行わせるためのタイマ割り込みを例え
ば3秒毎の所定時間間隔で発生するタイマである。
【0018】9はインタフェース(以下、IFという)
8、データバス3およびコントロールバス4を介してM
PU2に接続され、後述の煙検出用発光素子を制御する
発光制御回路、10は発光制御回路9に接続された例え
ば発光ダイオード等からなる発光素子、11は発光素子
10から発せられる光の煙による散乱光を受光するフォ
トダイオード、太陽電池等からなる受光素子、12は受
光素子11の受光出力を増幅する増幅回路である。
8、データバス3およびコントロールバス4を介してM
PU2に接続され、後述の煙検出用発光素子を制御する
発光制御回路、10は発光制御回路9に接続された例え
ば発光ダイオード等からなる発光素子、11は発光素子
10から発せられる光の煙による散乱光を受光するフォ
トダイオード、太陽電池等からなる受光素子、12は受
光素子11の受光出力を増幅する増幅回路である。
【0019】13は増幅回路12に接続され、増幅回路
12で増幅された受光出力をサンプリングして次回の発
光までホールドするサンプルホールド回路、14はサン
プルホールド回路13に接続され、サンプルホールド回
路13の出力をアナログ信号よりディジタル信号に変換
するA/D変換回路、15はA/D変換回路14の出力
側をデータバス3およびコントロールバス4を介してM
PU2に接続するIFである。なお、サンプルホールド
回路13およびA/D変換回路14はIF15を介して
CPU2によって制御されるようになされている。
12で増幅された受光出力をサンプリングして次回の発
光までホールドするサンプルホールド回路、14はサン
プルホールド回路13に接続され、サンプルホールド回
路13の出力をアナログ信号よりディジタル信号に変換
するA/D変換回路、15はA/D変換回路14の出力
側をデータバス3およびコントロールバス4を介してM
PU2に接続するIFである。なお、サンプルホールド
回路13およびA/D変換回路14はIF15を介して
CPU2によって制御されるようになされている。
【0020】17はIF16、データバス3およびコン
トロールバス4を介してMPU2に接続され、後述の調
整装置と情報の送受信を行うための図示せずも並直列変
換回路、送信回路、受信回路および直並列変換回路等か
らなる送受信回路であって、この送受信回路17はまた
火災受信機18等と接続されているときは、火災受信機
18等と情報の送受信を行う。19は別な光電式火災感
知器である。
トロールバス4を介してMPU2に接続され、後述の調
整装置と情報の送受信を行うための図示せずも並直列変
換回路、送信回路、受信回路および直並列変換回路等か
らなる送受信回路であって、この送受信回路17はまた
火災受信機18等と接続されているときは、火災受信機
18等と情報の送受信を行う。19は別な光電式火災感
知器である。
【0021】次に、図1に示したこの発明の一実施例の
動作について図3を参照して説明する。なお、以下の動
作説明における判定は全てMPU2で行われる。ステッ
プS1において、RAM6、IF8,15、16等に対
する初期設定を行い、ステップS2において、火災受信
機18からの受信信号があるかどうかを判別し、なけれ
ば、スッテプS3において、タイマ7によるタイマ割り
込みがあるかどうかを判別し、なければ、受信信号また
はタイマ割り込みがあるまで待機し、タイマ割り込みが
あれば、ステップS4において、IF8および発光制御
回路9を介して発光素子10に対して発光命令を出力す
る。
動作について図3を参照して説明する。なお、以下の動
作説明における判定は全てMPU2で行われる。ステッ
プS1において、RAM6、IF8,15、16等に対
する初期設定を行い、ステップS2において、火災受信
機18からの受信信号があるかどうかを判別し、なけれ
ば、スッテプS3において、タイマ7によるタイマ割り
込みがあるかどうかを判別し、なければ、受信信号また
はタイマ割り込みがあるまで待機し、タイマ割り込みが
あれば、ステップS4において、IF8および発光制御
回路9を介して発光素子10に対して発光命令を出力す
る。
【0022】そして、ステップS5において、このとき
の受光素子11の受光出力SLVxをサンプルホールド
回路13、A/D変換回路14およびIF15を介して
一旦RAM6に読み込み、ステップS6において、RO
M5の記憶領域52に格納されている対照テーブル(図
2)より受光出力SLVxに対応した減光率Dxを読み
出し、ステップS7において、この読み出された減光率
DxをRAM6の所定領域に更新記憶した後、ステップ
S2に戻って上述の動作を繰り返す。
の受光素子11の受光出力SLVxをサンプルホールド
回路13、A/D変換回路14およびIF15を介して
一旦RAM6に読み込み、ステップS6において、RO
M5の記憶領域52に格納されている対照テーブル(図
2)より受光出力SLVxに対応した減光率Dxを読み
出し、ステップS7において、この読み出された減光率
DxをRAM6の所定領域に更新記憶した後、ステップ
S2に戻って上述の動作を繰り返す。
【0023】一方、スッテプS2で受信信号があると、
スッテプS8において、受信信号が火災受信機18から
の呼び出し信号である自己アドレスかどうかを判別し、
自己アドレスであれば、ステップS9において、状態情
報要求命令であるかどうかを判別し、状態情報要求命令
であれば、ステップS10において、RAM6より減光
率Dxを読み出して火災受信機18へ送出する等の処理
を行った後、ステップS2に戻って上述の動作を繰り返
す。また、ステップS8で自己アドレスでなければ、あ
るいは、ステップS9で状態情報要求命令でなければ、
いずれもステップS2に戻って上述の動作を繰り返す。
スッテプS8において、受信信号が火災受信機18から
の呼び出し信号である自己アドレスかどうかを判別し、
自己アドレスであれば、ステップS9において、状態情
報要求命令であるかどうかを判別し、状態情報要求命令
であれば、ステップS10において、RAM6より減光
率Dxを読み出して火災受信機18へ送出する等の処理
を行った後、ステップS2に戻って上述の動作を繰り返
す。また、ステップS8で自己アドレスでなければ、あ
るいは、ステップS9で状態情報要求命令でなければ、
いずれもステップS2に戻って上述の動作を繰り返す。
【0024】このように、本実施例では、受光出力の検
出値のアナログレベルの変換に際し、予め設定された直
線化テーブルすなわち対照テーブルを用いることにより
煙濃度(%/m)対アナログレベルの直線化を実現でき
る。
出値のアナログレベルの変換に際し、予め設定された直
線化テーブルすなわち対照テーブルを用いることにより
煙濃度(%/m)対アナログレベルの直線化を実現でき
る。
【0025】なお、上記実施例では、レベル変換の際に
受光出力SLVxの読み込みを1回行う場合について説
明したが、複数回ずつ読み込み、をそれぞれの平均値、
それぞれの偏差の少ないものの平均値、あるいは、それ
ぞれの中間値をRAMに記憶させるようにしてもよい。
このようにすることにより、レベル変換の際に、例えば
一時的に誘導ノイズによって受光出力に影響を受けて
も、その影響を排除できる。
受光出力SLVxの読み込みを1回行う場合について説
明したが、複数回ずつ読み込み、をそれぞれの平均値、
それぞれの偏差の少ないものの平均値、あるいは、それ
ぞれの中間値をRAMに記憶させるようにしてもよい。
このようにすることにより、レベル変換の際に、例えば
一時的に誘導ノイズによって受光出力に影響を受けて
も、その影響を排除できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、発光
素子と受光素子を有する散乱光式の煙検出部で検出され
た煙の物理量を示す信号を受信部に送出するアナログ式
の光電式火災感知器において、煙検出部の受光出力に対
する減光率に関する対照テーブルが格納された記憶手段
と、煙検出部から受光出力を得たときに、この受光出力
に対応する減光率を煙の物理量を示す信号として記憶手
段から読み出す読み出し手段とを備えたので、受信部に
受信した信号から減光率を求めるための計算式や対照テ
ーブルを、火災感知器の機種毎に設ける必要がなくな
り、これらの組み込み作業や設定作業が不要となり、ま
た、誤報や失報を防止して信頼性を向上することがで
き、しかも、火災感知器の機種が異なっても、各機種の
火災感知器は、煙の物理量を減光率で送出するので火災
感知器相互間に互換性が得られるという効果がある。
素子と受光素子を有する散乱光式の煙検出部で検出され
た煙の物理量を示す信号を受信部に送出するアナログ式
の光電式火災感知器において、煙検出部の受光出力に対
する減光率に関する対照テーブルが格納された記憶手段
と、煙検出部から受光出力を得たときに、この受光出力
に対応する減光率を煙の物理量を示す信号として記憶手
段から読み出す読み出し手段とを備えたので、受信部に
受信した信号から減光率を求めるための計算式や対照テ
ーブルを、火災感知器の機種毎に設ける必要がなくな
り、これらの組み込み作業や設定作業が不要となり、ま
た、誤報や失報を防止して信頼性を向上することがで
き、しかも、火災感知器の機種が異なっても、各機種の
火災感知器は、煙の物理量を減光率で送出するので火災
感知器相互間に互換性が得られるという効果がある。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例で用いられる対照テーブル
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図3】図1のの動作説明に供するためのフローチャー
トである。
トである。
【図4】従来の火災感知器における受光出力と煙濃度の
関係を説明するための図である。
関係を説明するための図である。
1 光電式火災感知器 2 マイクロプロセッサユニット(MPU) 5 リードオンリメモリ(ROM) 6 ランダムアクセスメモリ(RAM) 7 タイマ 9 発光制御回路 10 発光素子 11 受光素子 13 サンプルホールド回路 14 A/D変換回路 17 送受信回路
Claims (1)
- 【請求項1】 発光素子と受光素子を有する散乱光式の
煙検出部で検出された煙の物理量を示す信号を受信部に
送出するアナログ式の光電式火災感知器において、 上記煙検出部の受光出力に対する減光率に関する対照テ
ーブルが格納された記憶手段と、 上記煙検出部から受光出力を得たときに、該受光出力に
対応する減光率を煙の物理量を示す信号として上記記憶
手段から読み出す読み出し手段とを備えたことを特徴と
する光電式火災感知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8952594A JPH07296276A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 光電式火災感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8952594A JPH07296276A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 光電式火災感知器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07296276A true JPH07296276A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=13973230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8952594A Pending JPH07296276A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 光電式火災感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07296276A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101363276B1 (ko) * | 2012-08-06 | 2014-02-13 | 주식회사 하이맥스 | 광전식 화재 감지기 |
JP2015161961A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-07 | ニッタン株式会社 | 煙感知器の感度試験方法および感度試験装置並びに煙感知器 |
JP2020149109A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 能美防災株式会社 | 煙感知器 |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP8952594A patent/JPH07296276A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101363276B1 (ko) * | 2012-08-06 | 2014-02-13 | 주식회사 하이맥스 | 광전식 화재 감지기 |
JP2015161961A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-07 | ニッタン株式会社 | 煙感知器の感度試験方法および感度試験装置並びに煙感知器 |
JP2020149109A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 能美防災株式会社 | 煙感知器 |
WO2020184557A1 (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 能美防災株式会社 | 煙感知器 |
CN113557555A (zh) * | 2019-03-11 | 2021-10-26 | 能美防灾株式会社 | 烟探测器 |
CN113557555B (zh) * | 2019-03-11 | 2023-04-28 | 能美防灾株式会社 | 烟探测器 |
US11971345B2 (en) | 2019-03-11 | 2024-04-30 | Nohmi Bosai Ltd. | Smoke detector |
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