JPH07292849A - 建材用装飾基板の表面透明膜の製造方法 - Google Patents
建材用装飾基板の表面透明膜の製造方法Info
- Publication number
- JPH07292849A JPH07292849A JP11206294A JP11206294A JPH07292849A JP H07292849 A JPH07292849 A JP H07292849A JP 11206294 A JP11206294 A JP 11206294A JP 11206294 A JP11206294 A JP 11206294A JP H07292849 A JPH07292849 A JP H07292849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transparent
- glass beads
- film
- decorative substrate
- curable resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/52—Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/80—Optical properties, e.g. transparency or reflexibility
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建材用装飾基板の表面に実質的に全ての頂頭
部が同一な高さに並んだ無機透明なガラスビ−ズ層を持
つ高強度,高性能を有する透明膜を形成させる画期的な
方法。 【構成】 基板の表面に透明液状硬化型樹脂塗料を塗布
し,その上面に直径0.05〜0.3mm範囲の内の任
意の略大きさの揃った無機透明ガラスビ−ズを接当又は
近接させて一層に接着させ,上部より平滑な表面を有す
るもので均等に押さえ,実質的に全ての無機透明ガラス
ビ−ズ頂頭部を同一高さに揃えて後,透明液状硬化型樹
脂塗料を硬化させる。その後別の透明液状硬化型樹脂塗
料を表面に略均等に塗布,硬化させて透明膜を形成させ
る。
部が同一な高さに並んだ無機透明なガラスビ−ズ層を持
つ高強度,高性能を有する透明膜を形成させる画期的な
方法。 【構成】 基板の表面に透明液状硬化型樹脂塗料を塗布
し,その上面に直径0.05〜0.3mm範囲の内の任
意の略大きさの揃った無機透明ガラスビ−ズを接当又は
近接させて一層に接着させ,上部より平滑な表面を有す
るもので均等に押さえ,実質的に全ての無機透明ガラス
ビ−ズ頂頭部を同一高さに揃えて後,透明液状硬化型樹
脂塗料を硬化させる。その後別の透明液状硬化型樹脂塗
料を表面に略均等に塗布,硬化させて透明膜を形成させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建材用装飾基板の表面透
明膜の製造方法に関し,更に詳しくは,各種建材用装飾
板の面保護,意匠向上,美観付与等に用いられる表面透
明膜の製造方法に関する。
明膜の製造方法に関し,更に詳しくは,各種建材用装飾
板の面保護,意匠向上,美観付与等に用いられる表面透
明膜の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に建材用装飾基板の表面保護,意匠
向上,美観付与等を行う手段としてはアクリル系や塩化
ビニ−ル系,ポリプロピレン等の透明樹脂フィルムの貼
り付けや,アクリル系や塩化ビニ−ル系,ウレタン系,
不飽和ポリエステル系等の透明樹脂塗料の塗布により透
明塗膜形成されたものが知られている。
向上,美観付与等を行う手段としてはアクリル系や塩化
ビニ−ル系,ポリプロピレン等の透明樹脂フィルムの貼
り付けや,アクリル系や塩化ビニ−ル系,ウレタン系,
不飽和ポリエステル系等の透明樹脂塗料の塗布により透
明塗膜形成されたものが知られている。
【0003】それらの手段の内,透明樹脂塗料の塗布に
於いて透明性を阻害しない強化フィラ−を混合し混在さ
せたものが有るが,均質な分散は非常に困難で均一な塗
布も難しく結果均一な膜品質は得難い。加えて樹脂固有
の強度を大幅に引き上げる目的の為,フィラ−量を増加
させたり,大きなフィラ−を混合すると,塗布,分散は
益々困難となる。このような方法も膜表面を形成する透
明樹脂固有の強度向上には役立つものではない。
於いて透明性を阻害しない強化フィラ−を混合し混在さ
せたものが有るが,均質な分散は非常に困難で均一な塗
布も難しく結果均一な膜品質は得難い。加えて樹脂固有
の強度を大幅に引き上げる目的の為,フィラ−量を増加
させたり,大きなフィラ−を混合すると,塗布,分散は
益々困難となる。このような方法も膜表面を形成する透
明樹脂固有の強度向上には役立つものではない。
【0004】一部の樹脂ビ−ズや中空ビ−ズを透明樹脂
に混合の上塗布し,この透明樹脂が液状時に比重差を利
用して表面にビ−ズ球の頂頭部を露出させた表面形成を
行うものもある。この場合透明樹脂固有の強度を引き上
げることは可能であるが,露出するビ−ズの頂点を完全
に同一に並べる事は当然に不可能で,ビ−ズ材質固有の
強度と形状から来る力をそらすという機能の利用と外観
意匠の変化づけ程度にとどまる。
に混合の上塗布し,この透明樹脂が液状時に比重差を利
用して表面にビ−ズ球の頂頭部を露出させた表面形成を
行うものもある。この場合透明樹脂固有の強度を引き上
げることは可能であるが,露出するビ−ズの頂点を完全
に同一に並べる事は当然に不可能で,ビ−ズ材質固有の
強度と形状から来る力をそらすという機能の利用と外観
意匠の変化づけ程度にとどまる。
【0005】本願発明者によっても基材上に接着用樹脂
を塗布し,この上に散布接着積層によりガラスビ−ズを
固定した後,上塗り塗膜形成を行う。同様に先にガラス
ビ−ズを粘着シ−トに接着させた後,接着固定用樹脂で
塗布した基材表面にガラスビ−ズ面を転圧固定し固着さ
せた後粘着シ−トを除き,ガラスビ−ズ露出面を得る等
が提案,実施され,塗膜強度の向上等には役立っている
が,製造工程上からも経済性からも解決すべき点の多い
ものであり,又全てのガラスビ−ズの頂点が同一高さに
正確に並んで固定連続面が形成されているものではな
く,最高強度の確保には至らず,後加工性にも種々の制
限を有するものであった。
を塗布し,この上に散布接着積層によりガラスビ−ズを
固定した後,上塗り塗膜形成を行う。同様に先にガラス
ビ−ズを粘着シ−トに接着させた後,接着固定用樹脂で
塗布した基材表面にガラスビ−ズ面を転圧固定し固着さ
せた後粘着シ−トを除き,ガラスビ−ズ露出面を得る等
が提案,実施され,塗膜強度の向上等には役立っている
が,製造工程上からも経済性からも解決すべき点の多い
ものであり,又全てのガラスビ−ズの頂点が同一高さに
正確に並んで固定連続面が形成されているものではな
く,最高強度の確保には至らず,後加工性にも種々の制
限を有するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,前記のよう
な従来の建材用装飾板の表面透明膜では到底得られない
高強度,高性能で均質な性能の塗膜を形成し,平滑面か
ら細かな凹凸面までの外観仕上げが行える。更に比較的
薄膜での品質強度に優れ,意匠向上に寄与する透明塗膜
の実現により塗料使用量の減少と経済性に優れた建材用
装飾板を提供する透明膜を得る為の製造方法である。
な従来の建材用装飾板の表面透明膜では到底得られない
高強度,高性能で均質な性能の塗膜を形成し,平滑面か
ら細かな凹凸面までの外観仕上げが行える。更に比較的
薄膜での品質強度に優れ,意匠向上に寄与する透明塗膜
の実現により塗料使用量の減少と経済性に優れた建材用
装飾板を提供する透明膜を得る為の製造方法である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の建材用装飾板の
表面透明膜の製造方法は前記目的達成の為,木質系,セ
メント系,セラミック系,金属系,樹脂系板状材の表面
に直接印刷,印刷紙貼り,印刷フィルム貼り,着色塗装
等の意匠付けを行った建材用装飾基板の表面に透明液状
硬化型樹脂塗料を略均一に塗布し,硬化前の該液状硬化
型樹脂塗料表面に0.05〜0.3mm範囲の直径を有
する透明無機中実ガラスビ−ズの内,任意の直径を中心
として,大小共に1割程度の大きさ違い範囲の直径のガ
ラスビ−ズを下部が埋設する状態で接当させ,且つ実質
的に相互に接当或いは近接させて接着させる。その後上
面より平滑な平面をもつもので全面を均等に加圧し,全
てのガラスビ−ズの頂点が建材用装飾基板表面に対し,
平行同一高さに並ぶようにする。
表面透明膜の製造方法は前記目的達成の為,木質系,セ
メント系,セラミック系,金属系,樹脂系板状材の表面
に直接印刷,印刷紙貼り,印刷フィルム貼り,着色塗装
等の意匠付けを行った建材用装飾基板の表面に透明液状
硬化型樹脂塗料を略均一に塗布し,硬化前の該液状硬化
型樹脂塗料表面に0.05〜0.3mm範囲の直径を有
する透明無機中実ガラスビ−ズの内,任意の直径を中心
として,大小共に1割程度の大きさ違い範囲の直径のガ
ラスビ−ズを下部が埋設する状態で接当させ,且つ実質
的に相互に接当或いは近接させて接着させる。その後上
面より平滑な平面をもつもので全面を均等に加圧し,全
てのガラスビ−ズの頂点が建材用装飾基板表面に対し,
平行同一高さに並ぶようにする。
【0008】次に,ガラスビズの加圧によりガラスビ−
ズ相互間より押し出され,盛り上がった該液状硬化型樹
脂塗料表面を短時間の高温風の吹き付けにより平坦化さ
せた後硬化させ,ガラスビ−ズを固定接着させる。その
後ガラスビ−ズの頂頭部が露出固定された全表面に,略
均等に透明液状硬化型樹脂塗料を塗布した後硬化させ,
透明樹脂膜を形成させる。実質的に透明硬化型樹脂層に
頂頭部が同一高さに並んだ透明ガラスビ−ズの一層を持
つ透明膜を形成させるという方法を講じた。
ズ相互間より押し出され,盛り上がった該液状硬化型樹
脂塗料表面を短時間の高温風の吹き付けにより平坦化さ
せた後硬化させ,ガラスビ−ズを固定接着させる。その
後ガラスビ−ズの頂頭部が露出固定された全表面に,略
均等に透明液状硬化型樹脂塗料を塗布した後硬化させ,
透明樹脂膜を形成させる。実質的に透明硬化型樹脂層に
頂頭部が同一高さに並んだ透明ガラスビ−ズの一層を持
つ透明膜を形成させるという方法を講じた。
【0009】
【作用】本発明の透明膜の製造方法によれば,透明樹脂
膜層に多少直径の異なる大きさの透明ガラスビ−ズを併
用使用しても,全ての頂点を建材用装飾基板表面に対し
平行同一高さで無数に近接して並んだ状態で一層を形成
させる事が行える。同一高さへの実質的に全てのガラス
ビ−ズ頂点の正確な固定は,外部よりの各種荷重を受け
る部分のガラスビ−ズ頂点全ての均等負荷となり,最高
強度を可能とするものである。頂点高さの異なる表面構
造と比べ比較にならない高強度を実現するものである。
平滑面や均等な凹凸面等意匠向上に併せたガラスビ−ズ
層表面への透明樹脂膜の塗膜の後形成に工程上も非常に
効果的である。
膜層に多少直径の異なる大きさの透明ガラスビ−ズを併
用使用しても,全ての頂点を建材用装飾基板表面に対し
平行同一高さで無数に近接して並んだ状態で一層を形成
させる事が行える。同一高さへの実質的に全てのガラス
ビ−ズ頂点の正確な固定は,外部よりの各種荷重を受け
る部分のガラスビ−ズ頂点全ての均等負荷となり,最高
強度を可能とするものである。頂点高さの異なる表面構
造と比べ比較にならない高強度を実現するものである。
平滑面や均等な凹凸面等意匠向上に併せたガラスビ−ズ
層表面への透明樹脂膜の塗膜の後形成に工程上も非常に
効果的である。
【0010】
【実施例】本発明の建材用装飾基板の表面透明膜の製造
方法の好適実施例を図面を参照して以下に詳述する。図
は,加工工程順での要部拡大断面図である。図1の断面
図に示すように,意匠層1aをその表面に有した建材用
装飾基板1の表面に適度な保持粘度を有する透明液状硬
化型樹脂2塗料をロ−ルコ−タ−等を用いて略均一に次
工程で用いるガラスビ−ズ直径長さの2割或いは3割程
度の厚みに塗布する。
方法の好適実施例を図面を参照して以下に詳述する。図
は,加工工程順での要部拡大断面図である。図1の断面
図に示すように,意匠層1aをその表面に有した建材用
装飾基板1の表面に適度な保持粘度を有する透明液状硬
化型樹脂2塗料をロ−ルコ−タ−等を用いて略均一に次
工程で用いるガラスビ−ズ直径長さの2割或いは3割程
度の厚みに塗布する。
【0011】次に図2の断面図に示すように0.05〜
0.3mmの直径を有する透明無機中実ガラスビ−ズの
内,任意の直径品を中心として大小共に1割程度の大き
さ違い範囲の直径のガラスビ−ズ3を透明液状硬化型樹
脂2塗料が硬化前液状時に表面より接当させて下部の一
部が埋設し,且つ実質的に接当或いは近接する状態で接
着させる。次に上部より平滑な平面を有するもの,例え
ばプレス板やプレスロ−ルを用いて均等に加圧を行いガ
ラスビ−ズ3の下部を未硬化の透明液状硬化型樹脂2塗
料層に押し込むようにする。実質的に全てのガラスビ−
ズ3の頂点を建材用装飾基板1の表面に対し平行同一高
さに並ぶようにする。これにより,図3の断面図に示す
ように,ガラスビ−ズ3の加圧によって未硬化の透明液
状硬化型樹脂2塗料はガラスビ−ズ3の相互間より押し
上げられ盛り上がる。
0.3mmの直径を有する透明無機中実ガラスビ−ズの
内,任意の直径品を中心として大小共に1割程度の大き
さ違い範囲の直径のガラスビ−ズ3を透明液状硬化型樹
脂2塗料が硬化前液状時に表面より接当させて下部の一
部が埋設し,且つ実質的に接当或いは近接する状態で接
着させる。次に上部より平滑な平面を有するもの,例え
ばプレス板やプレスロ−ルを用いて均等に加圧を行いガ
ラスビ−ズ3の下部を未硬化の透明液状硬化型樹脂2塗
料層に押し込むようにする。実質的に全てのガラスビ−
ズ3の頂点を建材用装飾基板1の表面に対し平行同一高
さに並ぶようにする。これにより,図3の断面図に示す
ように,ガラスビ−ズ3の加圧によって未硬化の透明液
状硬化型樹脂2塗料はガラスビ−ズ3の相互間より押し
上げられ盛り上がる。
【0012】次に,上部より未硬化の透明液状硬化型樹
脂2塗料の上部層のみに急激な粘度低下をおこさせる2
00〜300度前後の高温風を,極短時間吹き付け平坦
化させて後,透明液状硬化型樹脂2塗料を硬化させガラ
スビ−ズ3を図4に示す通りに固定接着させる。その
後,透明液状硬化型樹脂塗料を表面に略均等に塗布し,
硬化させ透明樹脂膜4を形成させる。図5は透明樹脂膜
4を薄膜で形成させた時の断面図。図6は透明樹脂膜4
を厚膜で形成させた時の断面図。
脂2塗料の上部層のみに急激な粘度低下をおこさせる2
00〜300度前後の高温風を,極短時間吹き付け平坦
化させて後,透明液状硬化型樹脂2塗料を硬化させガラ
スビ−ズ3を図4に示す通りに固定接着させる。その
後,透明液状硬化型樹脂塗料を表面に略均等に塗布し,
硬化させ透明樹脂膜4を形成させる。図5は透明樹脂膜
4を薄膜で形成させた時の断面図。図6は透明樹脂膜4
を厚膜で形成させた時の断面図。
【0013】又,上記の透明液状硬化型樹脂2塗料並び
に透明樹脂膜4に透明性を阻害しない程度の着色や少量
の意匠材の微粉を混合して用いることもある。
に透明樹脂膜4に透明性を阻害しない程度の着色や少量
の意匠材の微粉を混合して用いることもある。
【0014】
【発明の効果】本発明の建材用装飾基板の表面透明膜の
製造方法によれば,外部よりの荷重を均一に頂頭部が一
層を形成したガラスビ−ズの無数の頂点で,例えば0.
1mmの直径ガラスビ−ズを用いた場合,1平方cm当
りで約1万箇のガラスビ−ズの頂点で均等に分散して負
荷する事となり,個別の透明樹脂固有の強度性能だけで
は耐えきれない外部よりの各種荷重に対しても,優れた
耐強度を有する事が可能となる。
製造方法によれば,外部よりの荷重を均一に頂頭部が一
層を形成したガラスビ−ズの無数の頂点で,例えば0.
1mmの直径ガラスビ−ズを用いた場合,1平方cm当
りで約1万箇のガラスビ−ズの頂点で均等に分散して負
荷する事となり,個別の透明樹脂固有の強度性能だけで
は耐えきれない外部よりの各種荷重に対しても,優れた
耐強度を有する事が可能となる。
【0015】用いるガラスビ−ズは,無機透明中実な真
球率に優れたものであり,個々の形状からも外部からの
各種荷重を最もそらし易く,又建材用装飾基板上に塗布
しガラスビ−ズを接着固定させる目的で用いる透明液状
硬化型樹脂塗料層へのガラスビ−ズの加圧による埋設に
際しても,ガラスビ−ズ下部への空気の溜まり込みを防
止する最も効果的な形状である。更にガラスビ−ズ層上
部に透明樹脂膜を形成させたガラスビ−ズ頂頭部は外部
からの負荷に際して,内側からの裂け目を生じさせる事
を防止する最適の形状を有する。
球率に優れたものであり,個々の形状からも外部からの
各種荷重を最もそらし易く,又建材用装飾基板上に塗布
しガラスビ−ズを接着固定させる目的で用いる透明液状
硬化型樹脂塗料層へのガラスビ−ズの加圧による埋設に
際しても,ガラスビ−ズ下部への空気の溜まり込みを防
止する最も効果的な形状である。更にガラスビ−ズ層上
部に透明樹脂膜を形成させたガラスビ−ズ頂頭部は外部
からの負荷に際して,内側からの裂け目を生じさせる事
を防止する最適の形状を有する。
【0016】透明膜全面にガラスビ−ズが各々接当或い
は近接して存在する為,ガラスビ−ズを固定接着の後,
ガラスビ−ズ上面より略均等に透明液状硬化型樹脂塗料
を塗布硬化させる際,前工程で固定されたガラスビ−ズ
により全面が略均等に微細分化これた事となり,透明液
状硬化型樹脂塗料の硬化時の収縮や歪みを各々のガラス
ビ−ズ間で微細分化し,均等分散させ,透明膜全面の均
質な品質の確保が行える。以上のように透明膜の強度の
向上と膜面全面の性能の均一化に画期的な効果を与える
ことが出来る。
は近接して存在する為,ガラスビ−ズを固定接着の後,
ガラスビ−ズ上面より略均等に透明液状硬化型樹脂塗料
を塗布硬化させる際,前工程で固定されたガラスビ−ズ
により全面が略均等に微細分化これた事となり,透明液
状硬化型樹脂塗料の硬化時の収縮や歪みを各々のガラス
ビ−ズ間で微細分化し,均等分散させ,透明膜全面の均
質な品質の確保が行える。以上のように透明膜の強度の
向上と膜面全面の性能の均一化に画期的な効果を与える
ことが出来る。
【0017】建材用装飾基板の表面透明膜として基板意
匠の向上も欠かせない事であるが,ガラスビ−ズ内への
光線の屈折反射特性に起因した遠近感付与や実膜厚以上
の膜厚感を表現出来る。外面仕上げ形状もガラスビ−ズ
頂頭部の同一高さでの均一な並びはガラスビ−ズ露出部
を利用した凹凸面からガラスビ−ズ頂頭部を埋める平滑
面まで多様に行えるものである。無機透明中実ガラスビ
−ズは固有強度に優れ,真球率も非常に高く,同時にコ
スト面での経済性にも優れている。このようにガラスビ
−ズを用いる事により,物理的性能の向上,品質の均質
化,意匠向上にも著しい効果を付与する建材用装飾基板
の表面透明膜を,経済的にも加工工程的にも安定確実に
比較的低コストで製造が行える画期的な方法である。
匠の向上も欠かせない事であるが,ガラスビ−ズ内への
光線の屈折反射特性に起因した遠近感付与や実膜厚以上
の膜厚感を表現出来る。外面仕上げ形状もガラスビ−ズ
頂頭部の同一高さでの均一な並びはガラスビ−ズ露出部
を利用した凹凸面からガラスビ−ズ頂頭部を埋める平滑
面まで多様に行えるものである。無機透明中実ガラスビ
−ズは固有強度に優れ,真球率も非常に高く,同時にコ
スト面での経済性にも優れている。このようにガラスビ
−ズを用いる事により,物理的性能の向上,品質の均質
化,意匠向上にも著しい効果を付与する建材用装飾基板
の表面透明膜を,経済的にも加工工程的にも安定確実に
比較的低コストで製造が行える画期的な方法である。
【図1】本発明の透明膜製造方法の工程中,建材用装飾
基板表面への透明液状硬化型樹脂塗料の塗布後の要部の
拡大断面図。
基板表面への透明液状硬化型樹脂塗料の塗布後の要部の
拡大断面図。
【図2】本発明の透明膜製造方法の工程中,無機透明ガ
ラスビ−ズを透明液状硬化型樹脂塗料層に接当させた後
の要部の拡大断面図。
ラスビ−ズを透明液状硬化型樹脂塗料層に接当させた後
の要部の拡大断面図。
【図3】本発明の透明膜製造方法の工程中,ガラスビ−
ズ頂頭部を平滑な平面を有するもので均等に加圧を行っ
た後の要部の拡大断面図。
ズ頂頭部を平滑な平面を有するもので均等に加圧を行っ
た後の要部の拡大断面図。
【図4】本発明の透明膜製造方法の工程中,ガラスビ−
ズが透明液状硬化型樹脂塗料の硬化により建材用装飾基
板に接着固定された後の要部の拡大断面図。
ズが透明液状硬化型樹脂塗料の硬化により建材用装飾基
板に接着固定された後の要部の拡大断面図。
【図5】ガラスビ−ズ表面に透明樹脂膜を薄膜で形成さ
せた後の要部の拡大断面図。
せた後の要部の拡大断面図。
【図6】ガラスビ−ズ表面に透明樹脂膜を薄膜で形成さ
せた後の要部の拡大断面図。
せた後の要部の拡大断面図。
1 建材用装飾基板 1a 意匠層 2 透明液状硬化型樹脂 3 ガラスビ−ズ 4 透明樹脂膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 21/08 27/00 E 8413−4F
Claims (5)
- 【請求項1】 建材用装飾基板の表面に透明液状硬化型
樹脂塗料を略均一に塗布し,硬化前の該液状硬化型樹脂
塗料表面に直径0.05〜0.3mmのガラスビ−ズを
下部が埋設する状態で接当させ,且つ実質的に相互に接
当或いは近接させて接着させる。その後上面より平滑な
平面を有するもので全面を均等に加圧し,実質的に全て
のガラスビ−ズの頂点が建材用装飾基板表面に対し平行
同一高さに並ぶようにする。次にガラスビ−ズの加圧に
よりガラスビ−ズ相互間より押し出され盛り上がった該
液状硬化型樹脂塗料表面を短時間の高温風の吹き付けに
より平坦化させた後硬化させ,ガラスビ−ズを固定接着
させる。その後ガラスビ−ズの頂頭部が露出固定された
全表面に略均等に透明液状硬化型樹脂塗料を塗布した
後,硬化させ透明樹樹脂膜を形成させる。実質的に透明
硬化型樹脂層に頂頭部が同一高さに並んだ,ガラスビ−
ズの一層を設けた建材用装飾基板の表面透明膜の製造方
法。 - 【請求項2】 請求項1のガラスビ−ズは無機透明中実
品で0.05〜0.3mmの直径を有するガラスビ−ズ
の内,任意の直径を中心として大小共に1割程度の大き
さ違い範囲の直径品を用いた建材用装飾基板の表面透明
膜の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1のガラスビ−ズを建材用装飾基
板に固定接着するに用いる透明液状硬化型樹脂塗料は硬
化反応途中に於いても固定させるガラスビ−ズの自重に
よるガラスビ−ズの位置変化の生じにくい適度な保持粘
度を備えた透明液状硬化型樹脂塗料を用いた建材用装飾
基板の表面透明膜の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1並びに請求項2,請求項3によ
る建材用装飾基板の表面に透明液状硬化型樹脂塗料を用
いて,実質的に全てのガラスビ−ズの頂頭部が同一高さ
に露出固定された建材用装飾基板の表面透明膜の製造方
法。 - 【請求項5】 上記の建材用装飾基板とは木質系,セメ
ント系,セラミック系,金属系,樹脂系の板状材の表面
に直接印刷,印刷紙貼り,印刷フィルム貼り,着色塗装
等を施した板状材を用いた建材用装飾基板の表面透明膜
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11206294A JPH07292849A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 建材用装飾基板の表面透明膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11206294A JPH07292849A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 建材用装飾基板の表面透明膜の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07292849A true JPH07292849A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14577098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11206294A Pending JPH07292849A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 建材用装飾基板の表面透明膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07292849A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001232727A (ja) * | 1999-12-15 | 2001-08-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 表面塗膜層を有する化粧材 |
JP2008105382A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-05-08 | Fujifilm Corp | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
WO2014006126A1 (fr) | 2012-07-05 | 2014-01-09 | Centre de Recherches Métallurgiques asbl - Centrum voor Research in de Metallurgie vzw | Revêtement à haute teneur en microbilles |
CN107098726A (zh) * | 2016-02-22 | 2017-08-29 | 高炳申 | 带有树脂和玻璃层的水泥复合砖 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP11206294A patent/JPH07292849A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001232727A (ja) * | 1999-12-15 | 2001-08-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 表面塗膜層を有する化粧材 |
JP2008105382A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-05-08 | Fujifilm Corp | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
WO2014006126A1 (fr) | 2012-07-05 | 2014-01-09 | Centre de Recherches Métallurgiques asbl - Centrum voor Research in de Metallurgie vzw | Revêtement à haute teneur en microbilles |
CN107098726A (zh) * | 2016-02-22 | 2017-08-29 | 高炳申 | 带有树脂和玻璃层的水泥复合砖 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4689259A (en) | Floor tile product and process | |
JPH07292849A (ja) | 建材用装飾基板の表面透明膜の製造方法 | |
JPH01195155A (ja) | 装飾用部品とその製作法および細長い自動車部分を被覆するための装飾用部品 | |
JP2574558Y2 (ja) | 化粧材 | |
US20060280870A1 (en) | Article with droplet-like coating and method for making same | |
JP3016034B2 (ja) | 化粧材シート及びその製造方法 | |
JPH05278166A (ja) | 厚塗り塗装感を有する化粧シート及び該化粧シートの製造方法 | |
AU2013101431A4 (en) | A Composite Tile and Method of its Manufacture | |
JPH02234983A (ja) | 床敷材 | |
JP2709719B2 (ja) | 化粧板及びその製造方法 | |
JPH10109377A (ja) | 転写印刷部を有する化粧板、この化粧板を製造する装置における塗布ロールと転写用加圧ロール、及び転写フィルムの剥離方法 | |
JP3275385B2 (ja) | 化粧フィルムとその製造方法 | |
JPH04128042A (ja) | 化粧材シート及びその製造方法 | |
JPH11334292A (ja) | ラッピング転写法 | |
JPH0754270Y2 (ja) | 光拡散層を有する転写シートおよび絵付け成形品 | |
JP2945180B2 (ja) | 装飾材の製造方法 | |
JPH1071668A (ja) | 無機質系化粧板及びその製造方法 | |
JPH05318694A (ja) | 化粧板の製造法 | |
JP3278707B2 (ja) | 鏡面化粧板及びその製造方法 | |
JPH04125198A (ja) | スウェード調転写箔 | |
JP3425245B2 (ja) | 光輝性化粧板の製造方法 | |
JPH106467A (ja) | 凹凸模様形成化粧板及びその製造方法 | |
JP2000052477A5 (ja) | ||
JPH07285139A (ja) | 内部に凹凸模様を有する化粧板及びその製造方法 | |
JPS61123526A (ja) | 装飾モ−ルデイングの製造方法 |