JPH0728988Y2 - 自動車用コーナーピースの組付構造 - Google Patents
自動車用コーナーピースの組付構造Info
- Publication number
- JPH0728988Y2 JPH0728988Y2 JP3342090U JP3342090U JPH0728988Y2 JP H0728988 Y2 JPH0728988 Y2 JP H0728988Y2 JP 3342090 U JP3342090 U JP 3342090U JP 3342090 U JP3342090 U JP 3342090U JP H0728988 Y2 JPH0728988 Y2 JP H0728988Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- inner cover
- outer cover
- cover
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のドア部コーナーに設けられるコーナ
ーピースの組付構造に関する。
ーピースの組付構造に関する。
従来の技術 自動車のコーナーピースは、ドア本体に直接固定される
ブラケットに、樹脂製のアウターカバーとインナーカバ
ーが夫々組付られる構成となっている。
ブラケットに、樹脂製のアウターカバーとインナーカバ
ーが夫々組付られる構成となっている。
コーナーピースの組付構造としては、従来、例えば第3
図に示すようなものが採用されている。
図に示すようなものが採用されている。
この組付構造の場合、ブラケット1に予め複数の取付け
孔2‥,3‥が穿設され、アウターカバー4が取付け孔2
を貫通するビス5によってブラケット1に締付け固定さ
れ、インナーカバー6が取付け孔3に装着された固定用
のクリップ7に掛止されるようになっている。尚、第3
図において、8,9はドア本体を構成するドアインナーパ
ネルとドアアウターパネルを示し、10はドアサッシュ、
11はドアウエザーストリップ、12はインナーカバー6の
下端に形成された掛止爪、13はドアインナーパネル8の
上端に延設されて掛止爪12と係合するフック、14はイン
ナーカバー6のガタ付きを防止するためにインナーカバ
ー6とブラケット1の間に介装されたスペーサを示す。
孔2‥,3‥が穿設され、アウターカバー4が取付け孔2
を貫通するビス5によってブラケット1に締付け固定さ
れ、インナーカバー6が取付け孔3に装着された固定用
のクリップ7に掛止されるようになっている。尚、第3
図において、8,9はドア本体を構成するドアインナーパ
ネルとドアアウターパネルを示し、10はドアサッシュ、
11はドアウエザーストリップ、12はインナーカバー6の
下端に形成された掛止爪、13はドアインナーパネル8の
上端に延設されて掛止爪12と係合するフック、14はイン
ナーカバー6のガタ付きを防止するためにインナーカバ
ー6とブラケット1の間に介装されたスペーサを示す。
この類似構造は、例えば実開昭63-176819号公報や同64-
8419号公報等に示されている。
8419号公報等に示されている。
考案が解決しようとする課題 しかし、上述した従来の組付構造の場合、アウターカバ
ー4とインナーカバー6を、夫々ブラケット1上の異な
る部位(取付け孔2‥,3‥)に別々に固定するため、ア
ウターカバー4とインナーカバー6の相対的な取付精度
が低くなって、パネル4,6の合わせ部のずれ、特にドア
ウインドウパネル側のずれによって車体外観上の見栄え
が低下し、また、夫々を固定するためにブラケットに形
成する複数の取付け孔2‥,3‥によってブラケット自体
の剛性が低下するという不具合がある。
ー4とインナーカバー6を、夫々ブラケット1上の異な
る部位(取付け孔2‥,3‥)に別々に固定するため、ア
ウターカバー4とインナーカバー6の相対的な取付精度
が低くなって、パネル4,6の合わせ部のずれ、特にドア
ウインドウパネル側のずれによって車体外観上の見栄え
が低下し、また、夫々を固定するためにブラケットに形
成する複数の取付け孔2‥,3‥によってブラケット自体
の剛性が低下するという不具合がある。
さらに、従来の組付構造は、スペーサの狭いブラケット
1の面にアウターカバー4とインナーカバー6の取付け
部を別々に確保しなければならないため、アウターカバ
ー4とインナーカバー6の双方を、ブラケット1上の組
付剛性に関して有利な点に固定することが出来なかっ
た。
1の面にアウターカバー4とインナーカバー6の取付け
部を別々に確保しなければならないため、アウターカバ
ー4とインナーカバー6の双方を、ブラケット1上の組
付剛性に関して有利な点に固定することが出来なかっ
た。
そこで本考案は、アウターカバーとインナーカバーを正
確に位置合わせすることが出来、しかも、ブラケットに
対するアウターカバーとインナーカバーの固定部を少な
く出来るようにして、外観品質の向上、及び、ブラケッ
ト自体とそれに対するアウターカバーとインナーカバー
の組付剛性の向上を可能にする自動車用コーナーピース
の組付構造を提供することを目的とする。
確に位置合わせすることが出来、しかも、ブラケットに
対するアウターカバーとインナーカバーの固定部を少な
く出来るようにして、外観品質の向上、及び、ブラケッ
ト自体とそれに対するアウターカバーとインナーカバー
の組付剛性の向上を可能にする自動車用コーナーピース
の組付構造を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は上述した課題を解決するための手段として、ド
ア本体に固定されるブラケットにアウターカバーとイン
ナーカバーが夫々組付られる自動車用コーナーピースの
組付構造において、前記ブラケットに対し前記アウター
カバーがブラケットを貫通するビスを介して固定される
と共に、該ビスの頭部に固定用のクリップが設けられ、
該クリップの掛止部に前記インナーカバーが掛止される
ようにしたものである。
ア本体に固定されるブラケットにアウターカバーとイン
ナーカバーが夫々組付られる自動車用コーナーピースの
組付構造において、前記ブラケットに対し前記アウター
カバーがブラケットを貫通するビスを介して固定される
と共に、該ビスの頭部に固定用のクリップが設けられ、
該クリップの掛止部に前記インナーカバーが掛止される
ようにしたものである。
作用 アウターカバーに対して位置決めされたクリップの掛止
部にインナーカバーが取付けられるため、インナーカバ
ーはアウターカバーに位置合わせされることになる。
部にインナーカバーが取付けられるため、インナーカバ
ーはアウターカバーに位置合わせされることになる。
実施例 以下、本考案の実施例を第1,2図に基づいて説明する。
第3図に示した従来のものと同一部分には同一符合を用
いるものとする。
第3図に示した従来のものと同一部分には同一符合を用
いるものとする。
本考案にかかるコーナーピースは、ドア本体の後方側の
上部コーナーに固定されるブラケット1と、このブラケ
ット1に夫々固定されるアウターカバー4と、インナー
カバー6とから構成されている。尚、ドア本体はドアア
ウターパネル9と図示しないドアインナーパネルによっ
て構成されている。
上部コーナーに固定されるブラケット1と、このブラケ
ット1に夫々固定されるアウターカバー4と、インナー
カバー6とから構成されている。尚、ドア本体はドアア
ウターパネル9と図示しないドアインナーパネルによっ
て構成されている。
ブラケット1の所定位置にはアウターカバー4とインナ
ーカバー6を取付けるための取付け孔15が穿設されてい
る。この取付け孔15は、例えば、第1図に示すように三
つ設けられ、そのうちのいくつかはブラケット1とアウ
ターカバー4を固定する際に互いの相対位置を微調整出
来るように長孔、又は、丸孔となっている。また、ブラ
ケット1のドアウインドウパネル側の端面にはドアウイ
ンドウパネルを昇降ガイドするためのガラスガイド16が
接合され、ドア外周側の端面にはドアサッシュ17が接合
されている。
ーカバー6を取付けるための取付け孔15が穿設されてい
る。この取付け孔15は、例えば、第1図に示すように三
つ設けられ、そのうちのいくつかはブラケット1とアウ
ターカバー4を固定する際に互いの相対位置を微調整出
来るように長孔、又は、丸孔となっている。また、ブラ
ケット1のドアウインドウパネル側の端面にはドアウイ
ンドウパネルを昇降ガイドするためのガラスガイド16が
接合され、ドア外周側の端面にはドアサッシュ17が接合
されている。
アウターカバー4は、ブラケット1の取付け孔15とほぼ
対応する位置にボス部18が形成され、ブラケット1とア
ウターカバー4を固定するためのビス5がこのボス部18
に螺合されるようになっている。
対応する位置にボス部18が形成され、ブラケット1とア
ウターカバー4を固定するためのビス5がこのボス部18
に螺合されるようになっている。
また、図中19は、ビス5の頭部5aに係止される樹脂製の
クリップであり、このクリップ19には、ビス5の先端が
嵌入される孔20とインナーカバー6を係止する掛止部と
しての溝部21が設けられている。この孔20の直径はビス
5の先端の軸径と等しい大きさに形成されている。
クリップであり、このクリップ19には、ビス5の先端が
嵌入される孔20とインナーカバー6を係止する掛止部と
しての溝部21が設けられている。この孔20の直径はビス
5の先端の軸径と等しい大きさに形成されている。
一方、インナーカバー6は、ブラケットの取付け孔15と
ほぼ対応する位置に掛止爪22が形成され、組付時にこの
掛止爪22がクリップ19の溝部21に係合されるようになっ
ている。尚、この実施例の場合、掛止爪22とこれが係合
する溝部21は略環状に形成されている。
ほぼ対応する位置に掛止爪22が形成され、組付時にこの
掛止爪22がクリップ19の溝部21に係合されるようになっ
ている。尚、この実施例の場合、掛止爪22とこれが係合
する溝部21は略環状に形成されている。
以上の構成において、ブラケット1にアウターカバー4
とインナーカバー6を組付ける場合には、ブラケット1
の車外側の面にアウターカバー4をあたがい、この状態
でブラケット1の取付け孔15にビス5を挿入し、アウタ
ーカバー4とブラケット1を前述したように位置調整し
ながらビス止めする。こうしてビス止めする際、ビス5
の頭部5aには予めクリップ19を係止させておく。クリッ
プ19は樹脂材によって形成されているため、ビス5の締
付け力が強まってくると、ビス5の頭部5aと取付け孔15
の周縁部の間がシールされる。
とインナーカバー6を組付ける場合には、ブラケット1
の車外側の面にアウターカバー4をあたがい、この状態
でブラケット1の取付け孔15にビス5を挿入し、アウタ
ーカバー4とブラケット1を前述したように位置調整し
ながらビス止めする。こうしてビス止めする際、ビス5
の頭部5aには予めクリップ19を係止させておく。クリッ
プ19は樹脂材によって形成されているため、ビス5の締
付け力が強まってくると、ビス5の頭部5aと取付け孔15
の周縁部の間がシールされる。
こうしてアウターカバー4がブラケット1に固定された
状態において、インナーカバー6の掛止爪22をクリップ
19の溝部21に係合することによってインナーカバー6が
ブラケット1に掛止される。これにより、アウターカバ
ー4に対して位置決めされたクリップ19にインナーカバ
ー6が取付けられるため、インナーカバー6はアウター
カバー4と位置合わせされることになる。
状態において、インナーカバー6の掛止爪22をクリップ
19の溝部21に係合することによってインナーカバー6が
ブラケット1に掛止される。これにより、アウターカバ
ー4に対して位置決めされたクリップ19にインナーカバ
ー6が取付けられるため、インナーカバー6はアウター
カバー4と位置合わせされることになる。
また、このようにしてブラケット1にインナーカバー6
が固定されると、ビス5の頭部はインナーカバー6で隠
されることになって、この部位における車体の外観品質
が維持される。
が固定されると、ビス5の頭部はインナーカバー6で隠
されることになって、この部位における車体の外観品質
が維持される。
考案の効果 以上のように本考案によれば、ブラケットを貫通するビ
スとその頭部に設けられるクリップによってアウターカ
バーとインナーカバーがブラケットに組付られるため、
アウターカバーとインナーカバーがより正確に位置合わ
せされようになって車体の外観品質が向上する。また、
ブラケットを貫通する同一ビスを利用してアウターカバ
ーとインナーカバーがブラケットに固定されるため、ア
ウターカバーとインナーカバーを取付けるためにブラケ
ットに穿設する取付け孔の数が少なくなって、その分ブ
ラケット自体の剛性低下を回避出来るようになる。さら
に、ブラケット上の取付け部(取付け孔)の数が減少す
るため、ブラケットの組付剛性上最も有利な点でアウタ
ーカバーとインナーカバーの双方の固定が可能になる。
スとその頭部に設けられるクリップによってアウターカ
バーとインナーカバーがブラケットに組付られるため、
アウターカバーとインナーカバーがより正確に位置合わ
せされようになって車体の外観品質が向上する。また、
ブラケットを貫通する同一ビスを利用してアウターカバ
ーとインナーカバーがブラケットに固定されるため、ア
ウターカバーとインナーカバーを取付けるためにブラケ
ットに穿設する取付け孔の数が少なくなって、その分ブ
ラケット自体の剛性低下を回避出来るようになる。さら
に、ブラケット上の取付け部(取付け孔)の数が減少す
るため、ブラケットの組付剛性上最も有利な点でアウタ
ーカバーとインナーカバーの双方の固定が可能になる。
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
第1図のII-II部分に対応する断面図、第3図は従来の
技術を示す断面図である。 1……ブラケット、4……アウターカバー、5……ビ
ス、6……インナーカバー、9……ドアアウターパネル
(ドア本体)、19……クリップ、21……溝部(掛止
部)。
第1図のII-II部分に対応する断面図、第3図は従来の
技術を示す断面図である。 1……ブラケット、4……アウターカバー、5……ビ
ス、6……インナーカバー、9……ドアアウターパネル
(ドア本体)、19……クリップ、21……溝部(掛止
部)。
Claims (1)
- 【請求項1】ドア本体に固定されるブラケットにアウタ
ーカバーとインナーカバーが夫々組付られる自動車用コ
ーナーピースの組付構造において、前記ブラケットに対
し前記アウターカバーがブラケットを貫通するビスを介
して固定されると共に、該ビスの頭部に固定用のクリッ
プが設けられ、該クリップに前記インナーカバーを掛止
する掛止部が形成されていることを特徴とする自動車用
コーナーピースの組付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3342090U JPH0728988Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 自動車用コーナーピースの組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3342090U JPH0728988Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 自動車用コーナーピースの組付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03122912U JPH03122912U (ja) | 1991-12-13 |
JPH0728988Y2 true JPH0728988Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31537061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3342090U Expired - Fee Related JPH0728988Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 自動車用コーナーピースの組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728988Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-29 JP JP3342090U patent/JPH0728988Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03122912U (ja) | 1991-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0728988Y2 (ja) | 自動車用コーナーピースの組付構造 | |
JP3916392B2 (ja) | 自動車用ドアトリムの取付け構造 | |
JPH067198Y2 (ja) | ドアグリツプ取付構造 | |
JPH0114495Y2 (ja) | ||
CN222291650U (zh) | 车辆的车门组件和车辆 | |
JPH0623902Y2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH0221290Y2 (ja) | ||
JPH0351243Y2 (ja) | ||
JP2562233Y2 (ja) | 後付け網戸用アタッチメントの取付構造 | |
JP4223230B2 (ja) | ガイドレールとカバーコーナーとの取付構造 | |
JPS6123184Y2 (ja) | ||
JPH0221289Y2 (ja) | ||
JPH0316788Y2 (ja) | ||
JPH027696Y2 (ja) | ||
JPH0354788Y2 (ja) | ||
JP3989708B2 (ja) | トリム部材の取付構造 | |
JPH0215714Y2 (ja) | ||
JPS647052Y2 (ja) | ||
JPH072272Y2 (ja) | 自動車のドアガラス保持構造 | |
JPH035147Y2 (ja) | ||
KR950005582Y1 (ko) | 자동차의 도어내측 손잡이 고정브라켓 | |
JPH0224646Y2 (ja) | ||
JPH0144327Y2 (ja) | ||
JPS6034537Y2 (ja) | 自動車のガ−ドバ−取付構造 | |
JPH08132986A (ja) | 固定式ウィンドウガラスと内装トリムとの合わせ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |