JPH0728403Y2 - マグネット式ロッドレスシリンダの連結金具 - Google Patents
マグネット式ロッドレスシリンダの連結金具Info
- Publication number
- JPH0728403Y2 JPH0728403Y2 JP7499689U JP7499689U JPH0728403Y2 JP H0728403 Y2 JPH0728403 Y2 JP H0728403Y2 JP 7499689 U JP7499689 U JP 7499689U JP 7499689 U JP7499689 U JP 7499689U JP H0728403 Y2 JPH0728403 Y2 JP H0728403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- connecting pin
- carrier
- cylinder tube
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 13
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シリンダチューブの外周側を移動されるマグ
ネット式ロッドレスシリンダ(以下マグネットシリンダ
と称す。)のスライダーと、案内部材によりシリンダチ
ューブの軸線と平行な方向へ移動自在に案内されるキャ
リヤーとを連結する連結金具に関するものである。
ネット式ロッドレスシリンダ(以下マグネットシリンダ
と称す。)のスライダーと、案内部材によりシリンダチ
ューブの軸線と平行な方向へ移動自在に案内されるキャ
リヤーとを連結する連結金具に関するものである。
なお、本願明細書においては、キャリヤーをスライダー
の上側に位置させた状態において、上になる面を上面、
下になる面を下面、横向きになる面を側面として説明す
るが、マグネットシリンダの使用においてはこれに限定
されることなくキャリヤーをスライダーの下側等に位置
させても良いものとする。
の上側に位置させた状態において、上になる面を上面、
下になる面を下面、横向きになる面を側面として説明す
るが、マグネットシリンダの使用においてはこれに限定
されることなくキャリヤーをスライダーの下側等に位置
させても良いものとする。
従来の技術とその問題点 マグネットシリンダ1は第3図に示すように、シリンダ
チューブ2内に封入したピストンシャフト3に取付けた
インナーマグネット列5A等からなる内側移動体7と、ス
ライダー10内に上記インナーマグネット列5Aをシリンダ
チューブ2を介して囲繞するように取付けたアウターマ
グネット列5B等からなる外側移動体9とを備え、両マグ
ネット列5A、5Bの磁力で互いに吸引させ、圧空でシリン
ダチューブ2内を往復動する内側移動体7の動きを外側
移動体9に伝達することによってスライダー10をシリン
ダチューブ2の軸線方向へ移動させるようになってい
る。
チューブ2内に封入したピストンシャフト3に取付けた
インナーマグネット列5A等からなる内側移動体7と、ス
ライダー10内に上記インナーマグネット列5Aをシリンダ
チューブ2を介して囲繞するように取付けたアウターマ
グネット列5B等からなる外側移動体9とを備え、両マグ
ネット列5A、5Bの磁力で互いに吸引させ、圧空でシリン
ダチューブ2内を往復動する内側移動体7の動きを外側
移動体9に伝達することによってスライダー10をシリン
ダチューブ2の軸線方向へ移動させるようになってい
る。
而して外側移動体9が上記往復移動を行なう際に、スラ
イダー10の内側にウエアリングホルダー11によって取付
けられたウエアリング13が、シリンダチューブ2の外周
に摺動しながら往復動し、これが一種の滑り子としてス
ライダー10の作動の円滑を図るとともに、外側移動体9
をシリンダチューブ2と同芯になるように保持してい
る。内側移動体7においても同様にしてウエアリング8
によってシリンダチューブ2と同芯に保持されている。
イダー10の内側にウエアリングホルダー11によって取付
けられたウエアリング13が、シリンダチューブ2の外周
に摺動しながら往復動し、これが一種の滑り子としてス
ライダー10の作動の円滑を図るとともに、外側移動体9
をシリンダチューブ2と同芯になるように保持してい
る。内側移動体7においても同様にしてウエアリング8
によってシリンダチューブ2と同芯に保持されている。
このように構成されたマグネットシリンダ1で作業を行
なう場合に、スライダー10を回り止めすることによって
スライダー10に直接ワーク(図示なし)を載置して作業
を行なうこともあるが、この場合にはワークの重量が直
接スライダー10に負荷されるので、負荷の大きさが外側
移動体9がシリンダチューブ2と同芯に保持されるよう
に極端に制限され、適用範囲がきわめて小さくなる。
なう場合に、スライダー10を回り止めすることによって
スライダー10に直接ワーク(図示なし)を載置して作業
を行なうこともあるが、この場合にはワークの重量が直
接スライダー10に負荷されるので、負荷の大きさが外側
移動体9がシリンダチューブ2と同芯に保持されるよう
に極端に制限され、適用範囲がきわめて小さくなる。
以上の理由から、第1図に示すようにガイドロッド15に
移動自在に案内されるキャリヤー14上にワーク(図示し
ない)を載置する方法やリニアガイドによって移動自在
に案内されるキャリヤー上にワークを載置する手段が採
用され、そのキャリヤー14とスライダー10との間を連結
金具で連結するようにしている。従来の連結金具として
は、スライダー上部における移動方向に対して直交する
側の両側面に係合ピンを突設すると共に、キャリヤーに
固着したフォークマウントの係合溝を係合ピンに嵌合さ
せ、スライダーの推力をスライダー上部の係合ピンを介
してキャリヤーに伝達するようにしたものや、キャリヤ
ーに固着した金具にスライダー上部の係合部を移動方向
において挾む一対の係合片を設け、スライダーの推力を
スライダー上部の係合部を介してキャリヤーに伝達する
ようにしたものや、或はキャリヤーに固着した金具の係
合片をスライダーの上部に設けた係合凹部に係合させ、
スライダーの推力をスライダー上部の係合凹部を介して
キャリヤーに伝達するようにしたものが知られている。
移動自在に案内されるキャリヤー14上にワーク(図示し
ない)を載置する方法やリニアガイドによって移動自在
に案内されるキャリヤー上にワークを載置する手段が採
用され、そのキャリヤー14とスライダー10との間を連結
金具で連結するようにしている。従来の連結金具として
は、スライダー上部における移動方向に対して直交する
側の両側面に係合ピンを突設すると共に、キャリヤーに
固着したフォークマウントの係合溝を係合ピンに嵌合さ
せ、スライダーの推力をスライダー上部の係合ピンを介
してキャリヤーに伝達するようにしたものや、キャリヤ
ーに固着した金具にスライダー上部の係合部を移動方向
において挾む一対の係合片を設け、スライダーの推力を
スライダー上部の係合部を介してキャリヤーに伝達する
ようにしたものや、或はキャリヤーに固着した金具の係
合片をスライダーの上部に設けた係合凹部に係合させ、
スライダーの推力をスライダー上部の係合凹部を介して
キャリヤーに伝達するようにしたものが知られている。
ところが、上記従来の連結金具にあっては、スライダー
の推力をスライダー上部の係合ピンや係合部を介してキ
ャリヤーに伝達しているので、ワークを移動させる際
に、スライダー10に偏荷重が作用して曲げモーメントが
発生し、スライダーの作動が不円滑になる上にウエアリ
ング13が摩耗して芯ずれを起こす等のトラブルが発生す
る問題があった。
の推力をスライダー上部の係合ピンや係合部を介してキ
ャリヤーに伝達しているので、ワークを移動させる際
に、スライダー10に偏荷重が作用して曲げモーメントが
発生し、スライダーの作動が不円滑になる上にウエアリ
ング13が摩耗して芯ずれを起こす等のトラブルが発生す
る問題があった。
そこで、スライダー10に偏荷重が作用しないように、ス
ライダーの両側にシリンダチューブの軸線と直交する線
上に係合ピンを夫々固着し、その係合ピンにキャリヤー
に固着したフォークマウントの係合溝を嵌合させるもの
も提案されているが、このような金具にあっては両側の
係合ピンの芯出し作業が面倒である上に、係合ピンをス
ライダーに取付けるための取付個所が多くなって加工や
組立てのコストが高くなり、しかもスライダーの側壁に
係合ピンを取付けるための大きな厚みを必要として全体
として大型になる問題があった。
ライダーの両側にシリンダチューブの軸線と直交する線
上に係合ピンを夫々固着し、その係合ピンにキャリヤー
に固着したフォークマウントの係合溝を嵌合させるもの
も提案されているが、このような金具にあっては両側の
係合ピンの芯出し作業が面倒である上に、係合ピンをス
ライダーに取付けるための取付個所が多くなって加工や
組立てのコストが高くなり、しかもスライダーの側壁に
係合ピンを取付けるための大きな厚みを必要として全体
として大型になる問題があった。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点を解決するために、キャリヤーを
スライダーの上側に位置させた状態において、スライダ
ーの上面に取付ける取付部とその取付部の両端部から夫
々スライダーにおけるスライダー移動方向に対して直交
する側の側面の側方に所定の間隙を空けて垂下している
一対の保持部とにより一体に構成し、かつそれらの保持
部にシリンダチューブの軸線と直交する水平方向の連結
ピン挿入孔を設けて成るピンサポートと、スライダーの
側面と保持部との間隙に嵌入される座板とその座板から
シリンダチューブの軸線と直交する水平方向へ突設さ
れ、対応する連結ピン挿入孔に貫通される連結ピンとに
より構成し、かつその連結ピンの先端部に両側を切り取
って上下方向の平行な押圧面を設けて成る一対の連結ピ
ン部材と、キャリヤーの下面に取付ける連結部とその連
結部の両端部から夫々対応する保持部の側方へ所定の間
隙を空けて垂下している一対の脚片とにより一体に構成
し、かつそれらの脚片に連結ピンが嵌合されて押圧面が
係合される長孔を設けて成るフォークマウントとから成
ることを特徴としている。
スライダーの上側に位置させた状態において、スライダ
ーの上面に取付ける取付部とその取付部の両端部から夫
々スライダーにおけるスライダー移動方向に対して直交
する側の側面の側方に所定の間隙を空けて垂下している
一対の保持部とにより一体に構成し、かつそれらの保持
部にシリンダチューブの軸線と直交する水平方向の連結
ピン挿入孔を設けて成るピンサポートと、スライダーの
側面と保持部との間隙に嵌入される座板とその座板から
シリンダチューブの軸線と直交する水平方向へ突設さ
れ、対応する連結ピン挿入孔に貫通される連結ピンとに
より構成し、かつその連結ピンの先端部に両側を切り取
って上下方向の平行な押圧面を設けて成る一対の連結ピ
ン部材と、キャリヤーの下面に取付ける連結部とその連
結部の両端部から夫々対応する保持部の側方へ所定の間
隙を空けて垂下している一対の脚片とにより一体に構成
し、かつそれらの脚片に連結ピンが嵌合されて押圧面が
係合される長孔を設けて成るフォークマウントとから成
ることを特徴としている。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第3図はマグネットシリンダ1の内部構造を示すもの
で、シリンダチューブ2内には、ピストンシャフト3に
所定の順序でヨーク4とマグネット5とを交互に嵌合
し、ピストン6にて締付固定した内側移動体7が封入さ
れている。この内側移動体7は、両端部のエンドキャッ
プ16に設けたポート17から圧空を交互に供給することに
より、内側ウエアリング8がシリンダチューブ2の内周
面を摺接しながら所定ストロークの往復動を行なう。外
側移動体9は、シリンダチューブ2に遊合したスライダ
ー10の内周面に、上記所定の順序で、ヨーク4とマグネ
ット5とを交互に嵌込み、外側ウエアリング13を保持す
るウエアリングホルダー11とスクレーパーを保持するス
クレーパーホルダー12とにより締付固定して構成されて
いる。
第3図はマグネットシリンダ1の内部構造を示すもの
で、シリンダチューブ2内には、ピストンシャフト3に
所定の順序でヨーク4とマグネット5とを交互に嵌合
し、ピストン6にて締付固定した内側移動体7が封入さ
れている。この内側移動体7は、両端部のエンドキャッ
プ16に設けたポート17から圧空を交互に供給することに
より、内側ウエアリング8がシリンダチューブ2の内周
面を摺接しながら所定ストロークの往復動を行なう。外
側移動体9は、シリンダチューブ2に遊合したスライダ
ー10の内周面に、上記所定の順序で、ヨーク4とマグネ
ット5とを交互に嵌込み、外側ウエアリング13を保持す
るウエアリングホルダー11とスクレーパーを保持するス
クレーパーホルダー12とにより締付固定して構成されて
いる。
この内側移動体7と外側移動体9は、マグネット5の磁
力により物理的に一体に結合され、上記のように内側移
動体7が移動するとこれと同時に、外側移動体9も外側
ウエアリング13がシリンダチューブ2の外周面を摺接し
ながら移動する。なお、外側移動体9が移動する際に、
スライダー10に偏荷重や曲げモーメントが発生すると、
外側ウエアリング13の摩耗等の不具合が発生し特に無給
油の場合は摩耗が顕著で問題になる。またシリンダチュ
ーブ2は、薄いステンレス等の非磁性体からなっている
ので、場合によっては変形の虞れがある。
力により物理的に一体に結合され、上記のように内側移
動体7が移動するとこれと同時に、外側移動体9も外側
ウエアリング13がシリンダチューブ2の外周面を摺接し
ながら移動する。なお、外側移動体9が移動する際に、
スライダー10に偏荷重や曲げモーメントが発生すると、
外側ウエアリング13の摩耗等の不具合が発生し特に無給
油の場合は摩耗が顕著で問題になる。またシリンダチュ
ーブ2は、薄いステンレス等の非磁性体からなっている
ので、場合によっては変形の虞れがある。
第1図において、14は案内部材として示すガイドロッド
15に移動自在に案内されるキャリヤーで、この上に例え
ばワーク(図示しない)を載置して移送するようになっ
ている。このキャリヤー14とスライダー10との間は連結
金具100で連結されている。
15に移動自在に案内されるキャリヤーで、この上に例え
ばワーク(図示しない)を載置して移送するようになっ
ている。このキャリヤー14とスライダー10との間は連結
金具100で連結されている。
上記連結金具100は、スライダー10に取着されるピンサ
ポート101、ピンサポート101に保持される連結ピン部材
102及びキャリヤー14に取着されるフォークマウント103
との三つの要部からなっている。
ポート101、ピンサポート101に保持される連結ピン部材
102及びキャリヤー14に取着されるフォークマウント103
との三つの要部からなっている。
まずピンサポート101について説明する。ピンサポート1
01は、第1図及び第2図に示すように、スライダー10の
上面に取付ける取付部104と該取付部104の左右両端部か
ら垂下する一対の保持部105とにより一体的に構成さ
れ、更に垂下した両保持部105の内側寸法Lがスライダ
ー10の横幅L1より所定寸法だけ大きくなるように設定さ
れ、従ってピンサポート101を図面に示すようにネジ106
にてスライダー10の上面に取付けた際、スライダー10の
側面10Aと保持部105との間に夫々χで示す所定の間隙を
有するようにしてある。更に保持部105には、ピンサポ
ート101を上記のようにスライダー10に取付けた際に、
シリンダチューブ2の軸線Sと直交する水平方向の軸線
S1を有する連結ピン挿入孔107が穿たれている。また取
付部104は、上記ネジ106の間の中間部分が切り取られ、
フォークマウント103の取付部分との干渉を避ける逃し1
08となっている。
01は、第1図及び第2図に示すように、スライダー10の
上面に取付ける取付部104と該取付部104の左右両端部か
ら垂下する一対の保持部105とにより一体的に構成さ
れ、更に垂下した両保持部105の内側寸法Lがスライダ
ー10の横幅L1より所定寸法だけ大きくなるように設定さ
れ、従ってピンサポート101を図面に示すようにネジ106
にてスライダー10の上面に取付けた際、スライダー10の
側面10Aと保持部105との間に夫々χで示す所定の間隙を
有するようにしてある。更に保持部105には、ピンサポ
ート101を上記のようにスライダー10に取付けた際に、
シリンダチューブ2の軸線Sと直交する水平方向の軸線
S1を有する連結ピン挿入孔107が穿たれている。また取
付部104は、上記ネジ106の間の中間部分が切り取られ、
フォークマウント103の取付部分との干渉を避ける逃し1
08となっている。
連結ピン部材102は、第1図及び第2図に示すように、
方形の座板109とその座板109から直角に突設されている
連結ピン110とから構成している。連結ピン110は、ピン
サポート101の略肉厚に相当する部分の基部を残してそ
の他の先端部分の両側を切取って上下方向の押圧面111
を設けてある。座板109は、ピンサポート101の取付に先
立って、ピンサポート101とスライダー10との間の間隔
χに嵌入され、連結ピン110の基部はピンサポート101の
連結ピン挿入孔107に回動自在に貫通されている。
方形の座板109とその座板109から直角に突設されている
連結ピン110とから構成している。連結ピン110は、ピン
サポート101の略肉厚に相当する部分の基部を残してそ
の他の先端部分の両側を切取って上下方向の押圧面111
を設けてある。座板109は、ピンサポート101の取付に先
立って、ピンサポート101とスライダー10との間の間隔
χに嵌入され、連結ピン110の基部はピンサポート101の
連結ピン挿入孔107に回動自在に貫通されている。
次に、フォークマウント103について説明する。フォー
クマウント103は、第1図及び第2図に示すように、キ
ャリヤー14の下面に固着される連結部112と該連結部112
の左右両端部から上記保持部105の側方へ垂下している
脚片113とにより一体的に構成されている。垂下した両
脚片113間の両側寸法L3は、上記ピンサポート101の横巾
L2より所定寸法だけ大きくなるように設定されている。
脚片113には、連結ピン110が嵌合されて押圧面111が係
合する上下方向の長孔114が下側が開放するように形成
されている。このように構成したフォークマウント103
は、長孔114を連結ピン110に嵌込んでピンサポート101
に重合するようにして組付け、連結部112をキャリヤー1
4の下面にネジ115にて取付けるが、脚片113間の内側寸
法L3が上記の如くであるから、該脚片113とピンサポー
ト101の保持部105との間にはχ1にて示す間隔が空けら
れている。
クマウント103は、第1図及び第2図に示すように、キ
ャリヤー14の下面に固着される連結部112と該連結部112
の左右両端部から上記保持部105の側方へ垂下している
脚片113とにより一体的に構成されている。垂下した両
脚片113間の両側寸法L3は、上記ピンサポート101の横巾
L2より所定寸法だけ大きくなるように設定されている。
脚片113には、連結ピン110が嵌合されて押圧面111が係
合する上下方向の長孔114が下側が開放するように形成
されている。このように構成したフォークマウント103
は、長孔114を連結ピン110に嵌込んでピンサポート101
に重合するようにして組付け、連結部112をキャリヤー1
4の下面にネジ115にて取付けるが、脚片113間の内側寸
法L3が上記の如くであるから、該脚片113とピンサポー
ト101の保持部105との間にはχ1にて示す間隔が空けら
れている。
本実施例の連結金具100は上記の如く構成され、キャリ
ヤー14上にワーク(図示なし)を載置してマグネットシ
リンダ1を作動させると、内側移動体7の往復動により
往復動するスライダー10の動きは、ピンサポート101か
ら連結ピン部材102を介してフォークマウント103に推力
として伝えられ、キャリヤー14を移動させてワークを所
定の位置に搬送する。
ヤー14上にワーク(図示なし)を載置してマグネットシ
リンダ1を作動させると、内側移動体7の往復動により
往復動するスライダー10の動きは、ピンサポート101か
ら連結ピン部材102を介してフォークマウント103に推力
として伝えられ、キャリヤー14を移動させてワークを所
定の位置に搬送する。
而して連結ピン110は、上記のようにシリンダチューブ
2の軸線Sと直交する水平方向の軸線を有するようにピ
ンサポート101に穿った連結ピン挿入孔107に挿入され、
シリンダチューブ2の軸線S上で推力を伝達するように
してあるので、スライダー10に曲げモーメントが発生す
るのを防止でき、外側移動体9をシリンダチューブ2と
同芯に保持できてスライダー10を円滑に移動できる。ま
た推力の伝達を連結ピン110の押圧面111と長孔114との
平面にて行なっているので、効率の良い伝達が行なわれ
るのみならず、長期間の使用によっても連結ピン110と
フォークマウント103との接触点の摩耗を少なくできて
推力の伝達を安定させることができる。
2の軸線Sと直交する水平方向の軸線を有するようにピ
ンサポート101に穿った連結ピン挿入孔107に挿入され、
シリンダチューブ2の軸線S上で推力を伝達するように
してあるので、スライダー10に曲げモーメントが発生す
るのを防止でき、外側移動体9をシリンダチューブ2と
同芯に保持できてスライダー10を円滑に移動できる。ま
た推力の伝達を連結ピン110の押圧面111と長孔114との
平面にて行なっているので、効率の良い伝達が行なわれ
るのみならず、長期間の使用によっても連結ピン110と
フォークマウント103との接触点の摩耗を少なくできて
推力の伝達を安定させることができる。
更に連結ピン部材102は座板109を有し、この座板109が
ピンサポート101の保持部105の内側に圧接しているの
で、推力を伝達する際に連結ピン部材102に作用する曲
げモーメントを支承し、スライダー10に曲げモーメント
が作用するのを防止する。また座板109をスライダー10
と保持部105の間に介在させて組付けているので、座板1
09をスライダー10にねじ止めする必要が無く、スライダ
ー10の側壁の厚みを小さくでき、全体として小型にでき
る。また連結ピン110は上記のように回動自在であるか
ら、この部分が一種の関節状に作用し、作動の円滑を図
っている。
ピンサポート101の保持部105の内側に圧接しているの
で、推力を伝達する際に連結ピン部材102に作用する曲
げモーメントを支承し、スライダー10に曲げモーメント
が作用するのを防止する。また座板109をスライダー10
と保持部105の間に介在させて組付けているので、座板1
09をスライダー10にねじ止めする必要が無く、スライダ
ー10の側壁の厚みを小さくでき、全体として小型にでき
る。また連結ピン110は上記のように回動自在であるか
ら、この部分が一種の関節状に作用し、作動の円滑を図
っている。
更に連結金具100は、ピンサポート101の一対の保持部10
5に穿った連結ピン挿入孔107の軸線S1が、ピンサポート
101をスライダー10に取付けた際シリンダチューブ2の
軸線Sと直交する水平方向に位置するようになっている
ので、ピンサポート101の取付が連結ピン110の芯出しと
なり、芯出し作業を一切省くことができる。またピンサ
ポート101とフォークマウント103との間に間隔χ1を持
たせるとともに、長孔114に連結ピン110を係合したフロ
ーテング結合であるので、第2図において上下左右に所
定の範囲内で移動可能で、この範囲内で取付寸法の誤差
を吸収し、又同様に所定範囲内でのスライダー10の回動
をも許容するので、この範囲内での芯出し調整は不要で
ある。尚、図中の逃し108は、キャリヤー14との取付間
隔を可及的に短くし、推力の伝達を効果的にしたもので
ある。
5に穿った連結ピン挿入孔107の軸線S1が、ピンサポート
101をスライダー10に取付けた際シリンダチューブ2の
軸線Sと直交する水平方向に位置するようになっている
ので、ピンサポート101の取付が連結ピン110の芯出しと
なり、芯出し作業を一切省くことができる。またピンサ
ポート101とフォークマウント103との間に間隔χ1を持
たせるとともに、長孔114に連結ピン110を係合したフロ
ーテング結合であるので、第2図において上下左右に所
定の範囲内で移動可能で、この範囲内で取付寸法の誤差
を吸収し、又同様に所定範囲内でのスライダー10の回動
をも許容するので、この範囲内での芯出し調整は不要で
ある。尚、図中の逃し108は、キャリヤー14との取付間
隔を可及的に短くし、推力の伝達を効果的にしたもので
ある。
考案の効果 本考案にあっては、スライダーに取付けるピンサポート
の一対の保持部にシリンダチューブの軸線と直交する水
平方向の連結ピン挿入孔を設け、その連結ピン挿入孔に
連結ピンを嵌挿し、キャリヤーに取付けるフォークマウ
ントの上下方向の長孔を連結ピンに嵌合させるようにし
たので、推力の伝達に際してスライダーに曲げモーメン
トが発生するのを防止できてスライダーを長期に亘って
円滑に移動できる。またピンサポートを取着すると、一
対の保持部に設けた連結ピン挿入孔がシリンダチューブ
の軸線と直交する水平方向の軸線上に位置され、連結ピ
ン挿入孔に嵌挿される連結ピンもシリンダチューブの軸
線と直交する水平方向の軸線上に位置されるので、連結
ピンの芯出作業を省くことができ、しかも連結ピンの取
付構造を簡易にできて製造コストを低くできる。また連
結ピン部材の座板をスライダーとピンサポートの保持部
間に嵌入して連結ピンをスライダーに取付けているの
で、スライダーの側壁にねじ加工を省くことができて側
壁を薄くでき、全体として連結金具を小型にできる。ま
た連結ピンの両側に押圧面を設け、その押圧面によって
推力を伝達するようにしているので、連結金具の耐久性
を良くできる。
の一対の保持部にシリンダチューブの軸線と直交する水
平方向の連結ピン挿入孔を設け、その連結ピン挿入孔に
連結ピンを嵌挿し、キャリヤーに取付けるフォークマウ
ントの上下方向の長孔を連結ピンに嵌合させるようにし
たので、推力の伝達に際してスライダーに曲げモーメン
トが発生するのを防止できてスライダーを長期に亘って
円滑に移動できる。またピンサポートを取着すると、一
対の保持部に設けた連結ピン挿入孔がシリンダチューブ
の軸線と直交する水平方向の軸線上に位置され、連結ピ
ン挿入孔に嵌挿される連結ピンもシリンダチューブの軸
線と直交する水平方向の軸線上に位置されるので、連結
ピンの芯出作業を省くことができ、しかも連結ピンの取
付構造を簡易にできて製造コストを低くできる。また連
結ピン部材の座板をスライダーとピンサポートの保持部
間に嵌入して連結ピンをスライダーに取付けているの
で、スライダーの側壁にねじ加工を省くことができて側
壁を薄くでき、全体として連結金具を小型にできる。ま
た連結ピンの両側に押圧面を設け、その押圧面によって
推力を伝達するようにしているので、連結金具の耐久性
を良くできる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は部分正面図、第
2図は第1図のII-II線断面図、第3図は一部を切欠い
て示すロッドレスシリンダの正面図である。 1……マグネット式ロッドレスシリンダ、2……シリン
ダチューブ、10……スライダー、14……キャリヤー、15
……ガイドロッド(案内部材)、100……連結金具、101
……ピンサポト、102……連結ピン部材、103……フォー
クマウント、104……取付部、105……保持部、107……
連結ピン挿入孔、109……座板、110……連結ピン、111
……押圧面、112……連結部、113……脚片、114……長
孔
2図は第1図のII-II線断面図、第3図は一部を切欠い
て示すロッドレスシリンダの正面図である。 1……マグネット式ロッドレスシリンダ、2……シリン
ダチューブ、10……スライダー、14……キャリヤー、15
……ガイドロッド(案内部材)、100……連結金具、101
……ピンサポト、102……連結ピン部材、103……フォー
クマウント、104……取付部、105……保持部、107……
連結ピン挿入孔、109……座板、110……連結ピン、111
……押圧面、112……連結部、113……脚片、114……長
孔
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダチューブの外周側を移動されるマ
グネット式ロッドレスシリンダのスライダーと、案内部
材によりシリンダチューブの軸線と平行な方向へ移動自
在に案内されるキャリヤーとを連結する連結金具におい
て、キャリヤーをスライダーの上側に位置させた状態に
おいて、スライダーの上面に取付ける取付部とその取付
部の両端部から夫々スライダーにおけるスライダー移動
方向に対して直交する側の側面の側方に所定の間隙を空
けて垂下している一対の保持部とにより一体に構成し、
かつそれらの保持部にシリンダチューブの軸線と直交す
る水平方向の連結ピン挿入孔を設けて成るピンサポート
と、スライダーの側面と保持部との間隙に嵌入される座
板とその座板からシリンダチューブの軸線と直交する水
平方向へ突設され、対応する連結ピン挿入孔に貫通され
る連結ピンとにより構成し、かつその連結ピンの先端部
に両側を切り取って上下方向の平行な押圧面を設けて成
る一対の連結ピン部材と、キャリヤーの下面に取付ける
連結部とその連結部の両端部から夫々対応する保持部の
側方へ所定の間隙を空けて垂下している一対の脚片とに
より一体に構成し、かつそれらの脚片に連結ピンが嵌合
されて押圧面が係合される上下方向の長孔を下側が開放
するように設けて成るフォークマウントとから成るマグ
ネット式ロッドレスシリンダの連結金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7499689U JPH0728403Y2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | マグネット式ロッドレスシリンダの連結金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7499689U JPH0728403Y2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | マグネット式ロッドレスシリンダの連結金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0314302U JPH0314302U (ja) | 1991-02-13 |
JPH0728403Y2 true JPH0728403Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31615185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7499689U Expired - Lifetime JPH0728403Y2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | マグネット式ロッドレスシリンダの連結金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728403Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3511761B2 (ja) | 1995-10-20 | 2004-03-29 | 豊和工業株式会社 | ロッドレスシリンダ |
-
1989
- 1989-06-27 JP JP7499689U patent/JPH0728403Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0314302U (ja) | 1991-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5799932A (en) | Rotary clamp having a common plane mounting arrangement | |
KR100558807B1 (ko) | 가변 체적 변위형 엔진을 위한 기계식 동력 전달 장치 | |
JPH04127418U (ja) | 直動転がり案内ユニツト | |
JPS6225325Y2 (ja) | ||
CN110657988A (zh) | 一种轴承轴向试验机构 | |
JPH0728403Y2 (ja) | マグネット式ロッドレスシリンダの連結金具 | |
EP1162012A1 (en) | Hydraulic swaging tool | |
US5143361A (en) | Power clamp | |
JP2525246Y2 (ja) | ロッドレスシリンダの連結構造 | |
CN211589943U (zh) | 一种压装机构及含该机构的压装夹具 | |
CN207171666U (zh) | 一种高精度的夹头机构 | |
JP2630611B2 (ja) | ベアリングユニツト | |
CN214351952U (zh) | 一种无定位唇连杆轴瓦装配限位装置 | |
JPH0625683Y2 (ja) | ロツドレスシリンダとガイドユニツトとの連結機構 | |
CN220313187U (zh) | 组装治具 | |
JP2589083B2 (ja) | 弁開閉装置 | |
JP2000326024A (ja) | 吊りカムユニット | |
JP2003214337A (ja) | 密閉型往復動式圧縮機のコネクティングロッド装置 | |
JP3055487U (ja) | シリンダ取付金具 | |
JPH088322Y2 (ja) | アクチュエータ | |
CN214248010U (zh) | 一种直线轴承组件 | |
JPH0545843Y2 (ja) | ||
JPH089430Y2 (ja) | 斜板の軸受規制装置 | |
JP2548002Y2 (ja) | ガイド付ロッドレスシリンダ装置 | |
CN207864289U (zh) | 一种五金加工组装式气缸驱动座 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |