JPH07280259A - 燃焼式ヒータ - Google Patents
燃焼式ヒータInfo
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- JPH07280259A JPH07280259A JP10074494A JP10074494A JPH07280259A JP H07280259 A JPH07280259 A JP H07280259A JP 10074494 A JP10074494 A JP 10074494A JP 10074494 A JP10074494 A JP 10074494A JP H07280259 A JPH07280259 A JP H07280259A
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Landscapes
- Control Of Combustion (AREA)
- Spray-Type Burners (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料温度が変動しても排気エミッションが悪
化しない。 【構成】 供給水流路13を設けたハウジング1内に、
供給水を加熱するバーナ2を配設する。バーナ2に供給
される燃料温度を検出する温度検出センサ31と、バー
ナ2への供給燃料量を調節するインジェクタ3と、検出
された燃料温度に基づいて上記インジェクタ3の噴射時
間を変更する制御装置6とを設ける。
化しない。 【構成】 供給水流路13を設けたハウジング1内に、
供給水を加熱するバーナ2を配設する。バーナ2に供給
される燃料温度を検出する温度検出センサ31と、バー
ナ2への供給燃料量を調節するインジェクタ3と、検出
された燃料温度に基づいて上記インジェクタ3の噴射時
間を変更する制御装置6とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼式ヒータに関し、特
に燃料温度の変化に伴う排気エミッションの悪化を効果
的に防止する燃焼式ヒータに関する。
に燃料温度の変化に伴う排気エミッションの悪化を効果
的に防止する燃焼式ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼式ヒータはエンジン燃料の一部をバ
ーナで燃焼せしめて、車室内エアを直接、あるいは車室
内の放熱器への供給水を加熱するもので、エンジン冷却
水温が十分上昇するまでの間の補助ヒータとして使用さ
れる。かかる燃焼式ヒータのバーナでは、供給された燃
料を気化してこれをエアと混合し、この混合気をヒータ
やグロープラグで着火し燃焼せしめている。
ーナで燃焼せしめて、車室内エアを直接、あるいは車室
内の放熱器への供給水を加熱するもので、エンジン冷却
水温が十分上昇するまでの間の補助ヒータとして使用さ
れる。かかる燃焼式ヒータのバーナでは、供給された燃
料を気化してこれをエアと混合し、この混合気をヒータ
やグロープラグで着火し燃焼せしめている。
【0003】図11には従来の燃焼式ヒータの一例を示
し、ハウジング1はその半部が二重壁となって内部に放
熱器への供給水流路13が形成されており、ハウジング
1内にはバーナ2が配設してある。バーナ2の燃焼筒端
部にはセラミックファイバーを板状に成形した気化プレ
ート4が設けられ、この気化プレート4に燃料供給管7
7の開口が当接している。燃料供給管77にはタンク7
1内のポンプ72より遮断弁76を経て燃料が供給され
ており、気化プレート4に至った燃料は毛細管現象によ
り広くプレート全体に拡散する。気化プレート4は近接
して設けた棒状ヒータ5により加熱されており、気化プ
レート4から蒸発気化した燃料は、エア導入孔211よ
り筒内へ導入されたエアと混合して着火し燃焼する。高
温の燃焼ガスはバーナ2の開口23より流出して、ハウ
ジング1の内壁に沿って流れ、流路13を流通する供給
水を加熱する。供給水と熱交換した燃焼ガスは温度が低
下して排気ガスとなり、上記燃焼筒周りの一箇所でハウ
ジング1壁に貫通形成した排気口16へ至って、これを
経てハウジング1外へ排出される。ハウジング1内壁に
は、図に示すように、ハウジング1の軸方向へ延びる長
板状のフィン19が内壁の周方向へ間隔をおいて多数突
出形成されて、熱交換効率を向上せしめている。
し、ハウジング1はその半部が二重壁となって内部に放
熱器への供給水流路13が形成されており、ハウジング
1内にはバーナ2が配設してある。バーナ2の燃焼筒端
部にはセラミックファイバーを板状に成形した気化プレ
ート4が設けられ、この気化プレート4に燃料供給管7
7の開口が当接している。燃料供給管77にはタンク7
1内のポンプ72より遮断弁76を経て燃料が供給され
ており、気化プレート4に至った燃料は毛細管現象によ
り広くプレート全体に拡散する。気化プレート4は近接
して設けた棒状ヒータ5により加熱されており、気化プ
レート4から蒸発気化した燃料は、エア導入孔211よ
り筒内へ導入されたエアと混合して着火し燃焼する。高
温の燃焼ガスはバーナ2の開口23より流出して、ハウ
ジング1の内壁に沿って流れ、流路13を流通する供給
水を加熱する。供給水と熱交換した燃焼ガスは温度が低
下して排気ガスとなり、上記燃焼筒周りの一箇所でハウ
ジング1壁に貫通形成した排気口16へ至って、これを
経てハウジング1外へ排出される。ハウジング1内壁に
は、図に示すように、ハウジング1の軸方向へ延びる長
板状のフィン19が内壁の周方向へ間隔をおいて多数突
出形成されて、熱交換効率を向上せしめている。
【0004】なお、特開平2−82007号公報には、
燃料気化器内に温度検出素子を設けて、気化器温度が低
下するまでノズルを閉鎖することにより臭気の発生を防
止した石油燃焼器が示されている。
燃料気化器内に温度検出素子を設けて、気化器温度が低
下するまでノズルを閉鎖することにより臭気の発生を防
止した石油燃焼器が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
燃焼式ヒータにおいて、燃料供給管に送られる燃料はポ
ンプの作動に伴い次第に温度が上昇して粘度が小さくな
り、この結果、管路の流通抵抗が低くなって供給燃料量
が初期の値よりも増加し、燃料リッチとなって排気エミ
ッションが悪化するおそれがある。
燃焼式ヒータにおいて、燃料供給管に送られる燃料はポ
ンプの作動に伴い次第に温度が上昇して粘度が小さくな
り、この結果、管路の流通抵抗が低くなって供給燃料量
が初期の値よりも増加し、燃料リッチとなって排気エミ
ッションが悪化するおそれがある。
【0006】そこで、本発明はかかる課題を解決するも
ので、燃料温度が変動しても排気エミッションが悪化す
ることのない燃焼式ヒータを提供することを目的とす
る。
ので、燃料温度が変動しても排気エミッションが悪化す
ることのない燃焼式ヒータを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成では、流
体流路13を設けたハウジング1内に、供給された流体
を加熱するバーナ2を配設した燃焼式ヒータにおいて、
上記バーナ2に供給される燃料温度を検出する温度検出
手段31と、上記バーナ2への供給燃料量ないし供給エ
ア量を調節する調節手段3,82と、検出された燃料温
度に基づいて上記調節手段3,82の調節量を変更設定
する調節量変更設定手段6とを有している。請求項2の
構成では、流体流路13を設けたハウジング1内に、供
給された流体を加熱するバーナ2を配設した燃焼式ヒー
タにおいて、上記バーナ2への供給燃料量を検出する燃
料供給量検出手段32と、上記バーナ2への供給エア量
を調節する調節手段82と、検出された燃料供給量に基
づいて上記調節手段82の調節量を変更設定する調節量
変更設定手段6とを有している。請求項3の構成では、
流体流路13を設けたハウジング1内に、供給された流
体を加熱するバーナ2を配設した燃焼式ヒータにおい
て、上記バーナ2で燃焼後の排気ガス中の酸素濃度を検
出する酸素濃度検出手段34と、上記バーナ2への供給
燃料量ないし供給エア量を調節する調節手段3,82
と、検出された酸素濃度に基づいて上記調節手段3,8
2の調節量を変更設定する調節量変更設定手段6とを有
している。
体流路13を設けたハウジング1内に、供給された流体
を加熱するバーナ2を配設した燃焼式ヒータにおいて、
上記バーナ2に供給される燃料温度を検出する温度検出
手段31と、上記バーナ2への供給燃料量ないし供給エ
ア量を調節する調節手段3,82と、検出された燃料温
度に基づいて上記調節手段3,82の調節量を変更設定
する調節量変更設定手段6とを有している。請求項2の
構成では、流体流路13を設けたハウジング1内に、供
給された流体を加熱するバーナ2を配設した燃焼式ヒー
タにおいて、上記バーナ2への供給燃料量を検出する燃
料供給量検出手段32と、上記バーナ2への供給エア量
を調節する調節手段82と、検出された燃料供給量に基
づいて上記調節手段82の調節量を変更設定する調節量
変更設定手段6とを有している。請求項3の構成では、
流体流路13を設けたハウジング1内に、供給された流
体を加熱するバーナ2を配設した燃焼式ヒータにおい
て、上記バーナ2で燃焼後の排気ガス中の酸素濃度を検
出する酸素濃度検出手段34と、上記バーナ2への供給
燃料量ないし供給エア量を調節する調節手段3,82
と、検出された酸素濃度に基づいて上記調節手段3,8
2の調節量を変更設定する調節量変更設定手段6とを有
している。
【0008】
【作用】請求項1の構成において、燃料温度が変化する
とその粘度が変わり、調節手段の調節量を一定にしても
実際にバーナへ供給される燃料量が変化する。そこで、
燃料温度に基づいて調節手段の調節量を変更することに
より、実際にバーナへ供給される燃料量が一定に保た
れ、あるいは燃料量の変化に応じてバーナへの供給エア
量が変更されて、理論空燃比が維持され、排気エミッシ
ョンの悪化が避けられる。
とその粘度が変わり、調節手段の調節量を一定にしても
実際にバーナへ供給される燃料量が変化する。そこで、
燃料温度に基づいて調節手段の調節量を変更することに
より、実際にバーナへ供給される燃料量が一定に保た
れ、あるいは燃料量の変化に応じてバーナへの供給エア
量が変更されて、理論空燃比が維持され、排気エミッシ
ョンの悪化が避けられる。
【0009】請求項2の構成において、燃料温度の変化
による供給燃料量の変動を直接検出して、これに応じて
調節手段の調節量が変更され、供給エア量が変えられる
から、この場合も理論空燃比が維持され、排気エミッシ
ョンの悪化が避けられる。
による供給燃料量の変動を直接検出して、これに応じて
調節手段の調節量が変更され、供給エア量が変えられる
から、この場合も理論空燃比が維持され、排気エミッシ
ョンの悪化が避けられる。
【0010】請求項3の構成において、酸素濃度検出手
段により排気ガス中の酸素濃度を検出して、これに応じ
て調節手段により供給燃料量ないし供給エア量が変更さ
れるから、理論空燃比が維持され、排気エミッションの
悪化が避けられる。
段により排気ガス中の酸素濃度を検出して、これに応じ
て調節手段により供給燃料量ないし供給エア量が変更さ
れるから、理論空燃比が維持され、排気エミッションの
悪化が避けられる。
【0011】
【実施例1】図1において、燃焼式ヒータのハウジング
1は左右一対の半容器体11,12を互いの開口縁で仕
切板14を挟んで衝合したもので、ハウジング1の半容
器体11部分には上壁と下壁にそれぞれ給気口15と排
気口16が形成され、半容器体12部分は二重壁として
壁内に流体流路13が形成されている。この流体流路1
3は、上壁と下壁に設けた供給流体としての水の流入口
17と流出口18に通じている。
1は左右一対の半容器体11,12を互いの開口縁で仕
切板14を挟んで衝合したもので、ハウジング1の半容
器体11部分には上壁と下壁にそれぞれ給気口15と排
気口16が形成され、半容器体12部分は二重壁として
壁内に流体流路13が形成されている。この流体流路1
3は、上壁と下壁に設けた供給流体としての水の流入口
17と流出口18に通じている。
【0012】上記ハウジング1内には中心にバーナ2が
配設され、該バーナ2の燃焼筒は仕切板14の表裏にそ
れぞれ突設された筒部21,22より構成されている。
筒部22は大径の円筒体で、半容器体12の内空間に突
出している。この内空間は、筒部22の直下位置で上記
仕切板14に設けた貫通孔により上記排気口16と通じ
ている。筒部21はやや小径の円筒体で、給気口15と
通じる半容器体11の内空間に突出し、その突出端は小
孔に絞ってある。これら両筒部21,22内は、仕切板
14の中心に設けた開口により連通している。
配設され、該バーナ2の燃焼筒は仕切板14の表裏にそ
れぞれ突設された筒部21,22より構成されている。
筒部22は大径の円筒体で、半容器体12の内空間に突
出している。この内空間は、筒部22の直下位置で上記
仕切板14に設けた貫通孔により上記排気口16と通じ
ている。筒部21はやや小径の円筒体で、給気口15と
通じる半容器体11の内空間に突出し、その突出端は小
孔に絞ってある。これら両筒部21,22内は、仕切板
14の中心に設けた開口により連通している。
【0013】半容器体11の端壁にはこれを貫通して電
磁式燃料噴射弁(インジェクタ)3が設けてあり、該イ
ンジェクタ3の先端が上記筒部21の小孔内に嵌着され
ている。上記インジェクタ3は自動車エンジンに使用さ
れる公知のもので、その噴射圧は3Kg/cm2 程度で
ある。
磁式燃料噴射弁(インジェクタ)3が設けてあり、該イ
ンジェクタ3の先端が上記筒部21の小孔内に嵌着され
ている。上記インジェクタ3は自動車エンジンに使用さ
れる公知のもので、その噴射圧は3Kg/cm2 程度で
ある。
【0014】上記インジェクタ3には燃料タンク71内
に設けたポンプ72より燃料が供給される。インジェク
タ3に至る燃料供給管73にはリリーフ弁74を設けた
リターン管75が接続されて、一定の圧力に調圧された
後の余剰燃料がタンク71へ戻される。上記燃料供給管
73にはインジェクタ3の直前に、これに流入する燃料
の温度を測定する温度センサ31が設けてある。
に設けたポンプ72より燃料が供給される。インジェク
タ3に至る燃料供給管73にはリリーフ弁74を設けた
リターン管75が接続されて、一定の圧力に調圧された
後の余剰燃料がタンク71へ戻される。上記燃料供給管
73にはインジェクタ3の直前に、これに流入する燃料
の温度を測定する温度センサ31が設けてある。
【0015】上記筒部21内には、インジェクタ3の前
方位置(図の右方)に気化プレート4が設けてある。気
化プレート4は純ニッケルやニッケルクロム等のニッケ
ル系発泡金属による多孔質の円板体で、その板面がイン
ジェクタ3の先端に対向して筒部21内を横切るように
設けられている。なお、気化プレート4の径は40〜5
0mmφ、板厚は3mm程度である。
方位置(図の右方)に気化プレート4が設けてある。気
化プレート4は純ニッケルやニッケルクロム等のニッケ
ル系発泡金属による多孔質の円板体で、その板面がイン
ジェクタ3の先端に対向して筒部21内を横切るように
設けられている。なお、気化プレート4の径は40〜5
0mmφ、板厚は3mm程度である。
【0016】かかる気化プレート4によりバーナ2は、
開口23に面する燃焼室2aと、インジェクタ3を設け
た閉鎖端に面する燃料供給室2bとに軸方向で区画され
る。なお、筒部21の筒壁には多数のエア導入孔211
が設けてある。
開口23に面する燃焼室2aと、インジェクタ3を設け
た閉鎖端に面する燃料供給室2bとに軸方向で区画され
る。なお、筒部21の筒壁には多数のエア導入孔211
が設けてある。
【0017】燃焼室2a内の気化プレート4に近い位置
には筒壁より突出して着火用のグロープラグ5が設けて
あり、これは自動車エンジンに使用する公知のものであ
る。
には筒壁より突出して着火用のグロープラグ5が設けて
あり、これは自動車エンジンに使用する公知のものであ
る。
【0018】燃焼筒の大径の筒部22の外方に位置する
ハウジング半容器体12の内壁は筒部22と同心の円形
断面をなし、その内周面には周方向へ等間隔で、内方へ
突出する多数のフィン9が設けてある。これらフィン9
は長板状をなしてハウジング1の軸方向へ延びている。
ハウジング半容器体12の内壁は筒部22と同心の円形
断面をなし、その内周面には周方向へ等間隔で、内方へ
突出する多数のフィン9が設けてある。これらフィン9
は長板状をなしてハウジング1の軸方向へ延びている。
【0019】制御装置6が設けられて、上記インジェク
タ3の開閉およびグロープラグ5への通電を行うととも
に、上記給気口15へ至る給気管81に設けたエアポン
プ82を駆動する。
タ3の開閉およびグロープラグ5への通電を行うととも
に、上記給気口15へ至る給気管81に設けたエアポン
プ82を駆動する。
【0020】上記構成の燃焼式ヒータにおいて、着火時
には、グロープラグ5に通電してこれを熱するととも
に、給気口15よりエア導入孔211を経て燃焼室2a
内へ少量のエアを供給しておく。この状態でインジェク
タ3にパルス的に通電して所定量の燃料を噴射せしめる
とともに供給エア量を理論空燃比まで増加せしめると、
燃料は気化プレート4の全面に噴霧されて気化し、エア
と混合して燃焼を開始する。
には、グロープラグ5に通電してこれを熱するととも
に、給気口15よりエア導入孔211を経て燃焼室2a
内へ少量のエアを供給しておく。この状態でインジェク
タ3にパルス的に通電して所定量の燃料を噴射せしめる
とともに供給エア量を理論空燃比まで増加せしめると、
燃料は気化プレート4の全面に噴霧されて気化し、エア
と混合して燃焼を開始する。
【0021】この際、燃料はインジェクタ3により気化
プレート4の全面に均一に供給されて効率的に気化され
るから、不完全燃焼によりHCを生じることはない。な
お、燃料噴射に先立って少量のエアを供給していること
により、燃料噴射直後の不完全燃焼も防止される。
プレート4の全面に均一に供給されて効率的に気化され
るから、不完全燃焼によりHCを生じることはない。な
お、燃料噴射に先立って少量のエアを供給していること
により、燃料噴射直後の不完全燃焼も防止される。
【0022】気化プレート4への燃料供給は既述の如く
パルス的に行われ、図2に燃料温度が低い時の制御装置
6からインジェクタ3への印加電圧の経時変化を示す。
インジェクタ3への電圧印加は所定周期毎に一定時間行
われ、電圧印加時にインジェクタ3のニードル弁が開い
て一定量の燃料が噴射される。燃料温度が高くなるとそ
の粘度が低下し、インジェクタ3のニードル弁を同一時
間開いても、その間に噴射される燃料量が多くなって燃
料リッチとなり、不完全燃焼により排気エミッションが
悪化する。
パルス的に行われ、図2に燃料温度が低い時の制御装置
6からインジェクタ3への印加電圧の経時変化を示す。
インジェクタ3への電圧印加は所定周期毎に一定時間行
われ、電圧印加時にインジェクタ3のニードル弁が開い
て一定量の燃料が噴射される。燃料温度が高くなるとそ
の粘度が低下し、インジェクタ3のニードル弁を同一時
間開いても、その間に噴射される燃料量が多くなって燃
料リッチとなり、不完全燃焼により排気エミッションが
悪化する。
【0023】そこで、制御装置6は、上記温度センサ3
1の出力より燃料温度の上昇を検知すると、図3に示す
如く燃料噴射周期を長くする(図の破線から実線)。こ
れにより、単位時間当たりの気化プレート4への燃料供
給量は、増加することなく一定に保たれる。かくして、
燃料温度を測定する温度センサ31の出力に応じてイン
ジェクタ3の噴射周期を制御することにより、気化プレ
ート4に供給される燃料量を温度によらず一定に維持す
ることができ、理論空燃比を維持して排気エミッション
の悪化を防止することができる。
1の出力より燃料温度の上昇を検知すると、図3に示す
如く燃料噴射周期を長くする(図の破線から実線)。こ
れにより、単位時間当たりの気化プレート4への燃料供
給量は、増加することなく一定に保たれる。かくして、
燃料温度を測定する温度センサ31の出力に応じてイン
ジェクタ3の噴射周期を制御することにより、気化プレ
ート4に供給される燃料量を温度によらず一定に維持す
ることができ、理論空燃比を維持して排気エミッション
の悪化を防止することができる。
【0024】
【実施例2】図4に示す如く、燃料噴射周期は一定と
し、燃料温度に応じて燃料噴射時間を長短変更する(図
の破線から実線)ようにしても上記実施例1と同様の効
果が得られる。
し、燃料温度に応じて燃料噴射時間を長短変更する(図
の破線から実線)ようにしても上記実施例1と同様の効
果が得られる。
【0025】
【実施例3】図5に示す如く、複数本のインジェクタ3
A,3B,3Cを設けて、燃料噴射時間は一定のままで
燃料温度の上昇に伴いインジェクタの作動本数を減らし
ていく(図6)ことによっても、上記各実施例と同様の
効果がある。
A,3B,3Cを設けて、燃料噴射時間は一定のままで
燃料温度の上昇に伴いインジェクタの作動本数を減らし
ていく(図6)ことによっても、上記各実施例と同様の
効果がある。
【0026】
【実施例4】インジェクタ3の作動は温度に関係なく一
定とし、図7に示す如く、実質的な供給燃料量が増える
温度上昇時には、これに応じてエアポンプ82(図1参
照)によりバーナ2への供給エア量を増大せしめるよう
な構成としても良い。
定とし、図7に示す如く、実質的な供給燃料量が増える
温度上昇時には、これに応じてエアポンプ82(図1参
照)によりバーナ2への供給エア量を増大せしめるよう
な構成としても良い。
【0027】
【実施例5】燃料温度を直接測定するのに代えて、図8
に示す如く、インジェクタ3近傍のハウジング半容器体
11内に温度センサ31を設けて、燃料温度と良い相関
のある雰囲気温度を測定するようにしても良い。
に示す如く、インジェクタ3近傍のハウジング半容器体
11内に温度センサ31を設けて、燃料温度と良い相関
のある雰囲気温度を測定するようにしても良い。
【0028】
【実施例6】また、燃料温度を測定するのに代えて、図
9に示す如く、燃料供給管73に流量センサ32を設け
て、燃料流量の変化を直接測定し、これに応じてバーナ
2への供給エア量を変更するようにしても良い。
9に示す如く、燃料供給管73に流量センサ32を設け
て、燃料流量の変化を直接測定し、これに応じてバーナ
2への供給エア量を変更するようにしても良い。
【0029】
【実施例7】図10に示す如く、給気管81に給気量セ
ンサ35を設けるとともに、排気口16に酸素濃度セン
サ34を設けて、これらセンサ34,35の出力より適
正空燃比からのずれを知り、これに応じて供給燃料量あ
るいは供給エア量を調整する構成しても良い。
ンサ35を設けるとともに、排気口16に酸素濃度セン
サ34を設けて、これらセンサ34,35の出力より適
正空燃比からのずれを知り、これに応じて供給燃料量あ
るいは供給エア量を調整する構成しても良い。
【0030】なお、上記各実施例では気化プレートへの
燃料供給をインジェクタで行なったが、従来技術で説明
したような燃料供給管で行うものについても、同様に本
発明を適用することができる。
燃料供給をインジェクタで行なったが、従来技術で説明
したような燃料供給管で行うものについても、同様に本
発明を適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明の燃焼式ヒータによ
れば、燃料の温度変化に無関係に常に良好な燃焼状態を
維持して、排気エミッションの悪化を避けることができ
る。
れば、燃料の温度変化に無関係に常に良好な燃焼状態を
維持して、排気エミッションの悪化を避けることができ
る。
【図1】本発明の実施例1における燃焼式ヒータの全体
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】インジェクタ印加電圧の経時変化を示す図であ
る。
る。
【図3】インジェクタ印加電圧の経時変化を示す図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施例2におけるインジェクタ印加電
圧の経時変化を示す図である。
圧の経時変化を示す図である。
【図5】本発明の実施例3における燃焼式ヒータの部分
断面図である。
断面図である。
【図6】インジェクタ作動本数の変化を示す図である。
【図7】本発明の実施例4における供給エア量の変化を
示す図である。
示す図である。
【図8】本発明の実施例5における燃焼式ヒータの部分
断面図である。
断面図である。
【図9】本発明の実施例6における燃焼式ヒータの部分
断面図である。
断面図である。
【図10】本発明の実施例7における燃焼式ヒータの部
分断面図である。
分断面図である。
【図11】従来例を示す燃焼式ヒータの全体縦断面図で
ある。
ある。
1 ハウジング 2 バーナ 3 電磁式燃料噴射弁(調節手段) 31 温度検出センサ(温度検出手段) 34 酸素濃度センサ(酸素濃度検出手段) 6 制御装置(調節量変更設定手段) 82 エアポンプ(調節手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 流体流路を設けたハウジング内に、供給
された流体を加熱するバーナを配設した燃焼式ヒータに
おいて、上記バーナに供給される燃料温度を検出する温
度検出手段と、上記バーナへの供給燃料量ないし供給エ
ア量を調節する調節手段と、検出された燃料温度に基づ
いて上記調節手段の調節量を変更設定する調節量変更設
定手段とを具備する燃焼式ヒータ。 - 【請求項2】 流体流路を設けたハウジング内に、供給
された流体を加熱するバーナを配設した燃焼式ヒータに
おいて、上記バーナへの供給燃料量を検出する燃料供給
量検出手段と、上記バーナへの供給エア量を調節する調
節手段と、検出された供給燃料量に基づいて上記調節手
段の調節量を変更設定する調節量変更設定手段とを具備
する燃焼式ヒータ。 - 【請求項3】 流体流路を設けたハウジング内に、供給
された流体を加熱するバーナを配設した燃焼式ヒータに
おいて、上記バーナで燃焼後の排気ガス中の酸素濃度を
検出する酸素濃度検出手段と、上記バーナへの供給燃料
量ないし供給エア量を調節する調節手段と、検出された
酸素濃度に基づいて上記調節手段の調節量を変更設定す
る調節量変更設定手段とを具備する燃焼式ヒータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074494A JPH07280259A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 燃焼式ヒータ |
US08/422,522 US5722588A (en) | 1994-04-13 | 1995-04-13 | Combustion heater |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074494A JPH07280259A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 燃焼式ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07280259A true JPH07280259A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=14282064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10074494A Withdrawn JPH07280259A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 燃焼式ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07280259A (ja) |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP10074494A patent/JPH07280259A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010703 |