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JPH07277934A - 毛髪セット剤組成物 - Google Patents

毛髪セット剤組成物

Info

Publication number
JPH07277934A
JPH07277934A JP3607395A JP3607395A JPH07277934A JP H07277934 A JPH07277934 A JP H07277934A JP 3607395 A JP3607395 A JP 3607395A JP 3607395 A JP3607395 A JP 3607395A JP H07277934 A JPH07277934 A JP H07277934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
component
group
hair setting
agent composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3607395A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Omura
孝之 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP3607395A priority Critical patent/JPH07277934A/ja
Publication of JPH07277934A publication Critical patent/JPH07277934A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布後乾燥仕上げまでの過程でべたつかず、
くせづけし易く、また仕上った髪がゴワゴワしないなど
良好な感触を有し、しかもセット保持力に優れた毛髪セ
ット剤組成物を提供する。 【構成】 ベタイン化ジアルキルアミノアルキルアクリ
レート共重合体よりなる分子量が50,000〜50
0,000の両性高分子を0.05〜10.0重量%
と、ヒドロキシエチルセルロースを0.05〜10.0
重量%とを配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪セット剤組成物に関
し、さらに詳細には、優れたセット保持力と良好な感触
とを併せ持つ毛髪用セット剤、スタイリング剤、整髪料
などの毛髪セット剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来広
く使用されている毛髪セット剤は、被膜形成性の高分子
化合物を、水、低級アルコールあるいはそれらの混合溶
媒等に溶解したものである。ここに配合される高分子化
合物は毛髪同士を固着してセットを保持させる作用を有
するものであるが、従来用いられてきたものは、毛髪に
塗布し、乾燥仕上げするまでの過程でべたつきがあり、
なめらかではなかった。かかる欠点を解消するため、高
分子化合物に化粧品用油脂類、界面活性剤等を添加して
使用感触を改善する試みがなされてきた。しかし、未だ
十分満足すべきセット保持力と使用感触を併せ有する毛
髪セット剤は得られていなかった。
【0003】また、近年、両性高分子化合物と陽イオン
性ポリマーを配合した毛髪処理剤(特公平2−4444
6号公報、特公平3−14805号公報)や、両性高分
子化合物と陰イオン性ポリマーを配合した毛髪処理剤
(特公平3−21524号公報)が開発されている。し
かし、これらの処理剤も、塗布後乾燥までのべたつきの
なさや、なめらかさの点では不十分であり、また、仕上
がった髪のゴワゴワ感もあり、満足できるものではなか
った。従って、毛髪同士の固着力が十分であり、形成被
膜が弾力に富んでゴワゴワせず、優れたスタイル保持力
を有し、かつ塗布後乾燥仕上げまでの過程で、べたつか
ず、なめらかで、くせづけし易い毛髪セット剤組成物の
開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、鋭
意研究を行った結果、特定の両性高分子に、ヒドロキシ
エチルセルロースを配合することにより、優れたセット
保持力と良好な感触とを併せ持つ毛髪セット剤組成物が
得られることを見い出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、次の成分(A)を
0.05〜10.0重量%と、成分(B)を0.05〜
10.0重量%とを配合することを特徴とする毛髪セッ
ト剤組成物である。
【0006】(A)下記の一般式[I]で表されるベタ
イン化ジアルキルアミノアルキルアクリレート共重合体
よりなる分子量が50,000〜500,000の両性
高分子の一種または二種以上。
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R1およびR5は水素原子またはメ
チル基、R2およびR3はそれぞれ1〜4個の炭素原子を
有するアルキル基、R4は1〜4個の炭素原子を有する
アルキレン基、R6は1〜24個の炭素原子を有するア
ルキル基またはアルケニル基、Aは酸素原子またはNH
基、nおよびmはそれぞれ正の整数で、かつn:mの比
率がn:m=2:8〜8:2の範囲となるような数を示
す。)
【0009】(B)下記の一般式[II]で表されるヒド
ロキシエチルセルロースよりなる水溶性高分子。
【0010】
【化4】
【0011】(式中、xは100〜500の数を示
す。)
【0012】本発明で用いられる(A)成分の両性高分
子としては、前記したように、一般式[I]で示される
高分子の一種または二種以上を組合わせて用いることが
でき、このうち特に、R1,R2,R3およびR5がメチル
基、R4がメチレン基、Aが酸素原子である両性高分子
が好ましく、これらの中でもR6がステアリル基のもの
と、R6が炭素原子数1〜4のものとを併用した場合は
特にセット力と平滑性に優れたものが得られる。またそ
の分子量は50,000〜500,000である。nお
よびmはそれぞれ正の整数で、かつn:mの比率は、
n:m=2:8〜8:2の範囲である。nに対するmの
比率がn:m=2:8を超えると、アルコール、水に対
する溶解性の点で問題があり、洗髪性が悪くなる。さら
には、毛髪に対する親和性の点で問題があり、フレーキ
ングしやすくなる。一方、nに対するmの比率がn:m
=8:2より小さくなると、フィルム形成力に劣り、セ
ット力の点で問題がある。さらには、吸湿性が増し、べ
たつきを生ずる。両性高分子は、全組成物中に0.05
〜10.0重量%、好ましくは0.2〜5.0重量%配
合される。0.05重量%未満ではセット剤としての効
果が得られず、10.0重量%を超えると頭髪に多量に
配合されることとなり、洗髪上の問題があり、好ましく
ない。本発明の両性高分子としては、例えばユカフォー
マーAM75−SM,ユカフォーマーAM75−R−2
05S(いずれも三菱化成(株)製商品名)等が挙げら
れる。
【0013】(B)成分の水溶性高分子は、前記の一般
式[II]で表されるヒドロキシエチルセルロースであ
り、全組成物中に0.05〜10.0重量%、好ましく
は0.5〜5.0重量%配合される。0.05重量%未
満ではなめらかさの効果が得られず、10.0重量%を
超えるとフレーキングをおこす場合もある。
【0014】また、両性高分子とヒドロキシエチルセル
ロースの配合比は、30:1〜1:2であるのが好まし
く、20:1〜3:5がさらに好ましい。
【0015】更に、本発明の毛髪セット剤組成物には、
前記の必須成分のほか、本発明の効果を妨げない範囲で
他の任意成分を配合することができる。かかる任意成分
としては、ローカストビーンガム、キサンタンガム、架
橋ポリアクリル酸などの天然及び合成高分子物質;アボ
ガド油、ホホバ油、マカデミアンナッツ油、オリーブ油
等のグリセライド;ミツロウ、ラノリンなどのロウ類;
流動パラフィン、固形パラフィン、イソパラフィン、ス
クワランなどの炭化水素類;セチルアルコール、ステア
リルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの直鎖
及び分岐高級アルコール類;プロピレングリコール、グ
リセリン、ソルビトールなどの多価アルコール類;ミリ
スチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル
などのエステル類;オレイン酸ジエタノールアミド、ラ
ウリン酸ジエタノールアミドなどのアミド類;ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリ
エーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンなどの
シリコーン誘導体;塩化ステアリルトリメチルアンモニ
ウム、ジステアリルジメチルアンモニウムなどのカチオ
ン活性剤;ポリオキシエチレンラウリルエーテルサルフ
ェート、ポリオキシエチレンラウリルスルホコハク酸塩
などのアニオン活性剤;ラウリルヒドロキシスルホベタ
イン、ラウリルジメチルカルボベタインなどの両性活性
剤;ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドンと酢酸ビ
ニルの共重合体などの非イオン性高分子;アクリル酸及
び/又はメタクリル酸と(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルとの共重合体などのアニオン性高分子;コラーゲ
ンやケラチンの加水分解物などの蛋白誘導体やアミノ酸
類;植物抽出物、生薬、ビタミン類、オキシベンゾンな
どの紫外線吸収剤、パラベンなどの防腐剤、EDTA−
Naなどのキレート剤、色素、顔料、香料などが挙げら
れる。本発明の毛髪セット剤組成物は、剤型に応じて、
水及び/又は低級アルコール等の溶媒を用い、通常の方
法により製造することができ、また、クロルフルオロア
ルカン、液化石油ガス、ジメチルエーテル、炭酸ガス、
炭酸ガスとイソペンタン、窒素ガス等の噴射剤を用いて
エアゾール剤とすることもできる。そして、フォーム状
セット剤、ジェル状セット剤、ポンプスプレー式セット
剤、エアゾールミスト状セット剤、ローション状セット
剤等の毛髪セット剤、スタイリング剤、整髪料などとし
て適用することができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明する。本発明は、これによって限定され
るものではない。配合量は全て重量%である。 実施例1 ヘアブロー (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 3 (3)1,3−ブチレングリコール 2 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2 (5)両性高分子 1 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はブチル基、Aは酸素原子、n:m=6:4) (6)ヒドロキシエチルセルロース 1 (7)エタノール 15 (8)イオン交換水 バランス (9)香料 適量製法 (1),(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化して、
(5),(6),(7),(8),(9)と混合する。
【0017】 実施例2 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2 (3)グリセリン 1 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2 (5)両性高分子 3 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はステアリル基、Aは酸素原子、n:m=7:3) (6)ヒドロキシエチルセルロース 2 (7)エタノール 10 (8)イオン交換水 バランス (9)n−ブタン 7 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液をエアゾ
ール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充填す
る。
【0018】 実施例3 ヘアクリーム (1)デカメチルシクロヘキサシロキサン 25 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 6 (3)グリセリン 3 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 3 (5)両性高分子 3 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はエチル基、Aは酸素原子、n:m=5:5) (6)ヒドロキシエチルセルロース 3 (7)エタノール 10 (8)イオン交換水 バランス (9)ポリビニルアルコール 1 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(9),(10)と混合する。
【0019】 実施例4 ヘアオイル (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 57 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(5cps) 20 (3)ジメチルポリシロキサン(n=7000) 10 (4)両性高分子 3 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はステアリル基、Aは酸素原子、n:m=7:3) (5)ヒドロキシエチルセルロース 5 (6)エタノール 10 (7)香料 適量製法 (1)〜(7)を70〜80℃で攪拌溶解、混合する。粘度5
00cpsの粘性のある透明性のよい液状ヘアオイルを
得た。
【0020】 実施例5 ヘアブロー (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=3000) 3 (3)1,3−ブチレングリコール 2 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2 (5)両性高分子 1 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、Aは酸素原子で、 R6がブチル基のものとステアリル基のものを併用する。n:m=6:4) (6)ヒドロキシエチルセルロース 1 (7)エタノール 15 (8)イオン交換水 バランス (9)香料 適量製法 (1),(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化して、
(5),(6),(7),(8),(9)と混合する。
【0021】 実施例6 ヘアジェル (1)カチオン性増粘剤 1 重量% (ビニルピロリドン・メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル・ア クリル酸ステアリル・ジアクリル酸トリプロピレングリコール共重合体) (2)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン2−デシル 0.5 テトラデシルアルコールエーテル(24EO,13PO) (3)両性高分子 2 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、Aは酸素原子で、R6がブチル 基のものとステアリル基のものを併用する。n:m=4:6) (4)ヒドロキシエチルセルロース 1 (5)グリセリン 2 (6)ケラチン加水分解物 0.5 (7)オキシベンゾン 0.1 (8)色素 微量 (9)エタノール 25 (10)香料 微量 (11)クエン酸 0.8 (12)イオン交換水 バランス製法 (12)に(1)〜(10)を加えて均一に溶解したのち、(11)を
加えてヘアジェルを得た。
【0022】 比較例1 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2 (3)グリセリン 1 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2 (5)(ビニルピロリドン/酢酸ビニル) 共重合体 2 (6)エタノール 10 (7)イオン交換水 バランス (8)n−ブタン 7 (9)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(9)と混合してなる溶液をエアゾール
容器に入れて弁を取りつけたのちに(8)を充填する。
【0023】 比較例2 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2 (3)グリセリン 1 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2 (5)両性高分子 3 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はエチル基、Aは酸素原子、n:m=7:3) (6)エタノール 10 (7)イオン交換水 バランス (8)n−ブタン 7 (9)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(9)と混合してなる溶液をエアゾール
容器に入れて弁を取りつけたのちに(8)を充填する。
【0024】 比較例3 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2 (3)グリセリン 1 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2 (5)両性高分子 1.5 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はエチル基、Aは酸素原子、n:m=2:8) (6)ポリビニルピロリドン/ジメチルアミノ エチルメタクリレート共重合体 1.5 (7)エタノール 10 (8)イオン交換水 バランス (9)n−ブタン 7 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液をエアゾ
ール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充填す
る。
【0025】 比較例4 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2 (3)グリセリン 1 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2 (5)両性高分子 1.5 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はエチル基、Aは酸素原子、n:m=6:4) (6)アクリル樹脂アルカノールアミン液(50%) 3 (7)エタノール 10 (8)イオン交換水 バランス (9)n−ブタン 7 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液をエアゾ
ール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充填す
る。
【0026】 比較例5 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2 (3)グリセリン 1 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2 (5)両性高分子 3 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はステアリル基、Aは酸素原子、n:m=1:9) (6)ヒドロキシエチルセルロース 2 (7)エタノール 10 (8)イオン交換水 バランス (9)n−ブタン 7 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液をエアゾ
ール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充填す
る。
【0027】 比較例6 ヘアムース (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10 重量% (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2 (3)グリセリン 1 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2 (5)両性高分子 3 (R1,R2,R3,R5はメチル基、R4はメチレン基、 R6はステアリル基、Aは酸素原子、n:m=9:1) (6)ヒドロキシエチルセルロース 2 (7)エタノール 10 (8)イオン交換水 バランス (9)n−ブタン 7 (10)香料 適量製法 (1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて乳化し
て、(5),(6),(7),(8),(10)と混合してなる溶液をエアゾ
ール容器に入れて弁を取りつけたのちに(9)を充填す
る。
【0028】以上、実施例1〜6で得られた本発明品
と、比較例1〜6で得られた従来品について、(1)塗
布後、乾燥までのべたつきの少なさ、(2)塗布後、乾
燥までのなめらかさ、(3)セット保持力、(4)仕上
がった髪のゴワゴワ感の少なさについて評価した。その
結果を表1に示す。評価方法は次のとおりである。
【0029】[評価方法] (1)塗布後、乾燥までのべたつきの少なさ 毛髪ストランド(4g)に試料2gを塗布し、くしで形
を整え、乾燥するまでのべたつきを官能評価した。 ○:全くべたつきがない。 △:ややべたつがある。 ×:かなりのべたつきがある。
【0030】(2)塗布後、乾燥までのなめらかさ 毛髪ストランド(4g)に試料2gを塗布し、くしで形
を整え、乾燥するまでのなめらかさを官能評価した。 ○:なめらかである。 △:ややひっかかる。 ×:ひっかかる。
【0031】(3)セット保持力 長さ25cm、重さ2gの毛束を水でぬらし、試料0.
5gを塗布し、直径15mmのロッドに巻いて、自然乾
燥させた。乾燥後、カールのついた毛束からロッドをは
ずし、恒温、恒湿箱(28℃、90%RH)に1時間吊
るし、カールの長さを測定した。セット保持力は、ロッ
ドからはずした直後のカールの長さ(l1)と1時間放置
後の長さ(l2)から次式により算出した。
【0032】
【数1】 [セット保持力]={(25−l2)/(25−l1)}×100(%)
【0033】(測定結果の表示) ◎:セット保持力 90〜100% ○:セット保持力 67〜89% △:セット保持力 34〜66% ×:セット保持力 0〜33%
【0034】(4)仕上がった髪のゴワゴワ感の少なさ (1)で乾燥した毛髪ストランドを次の基準により官能
評価した。 ○:全くゴワゴワ感がない。 △:ややゴワゴワ感がある。 ×:ゴワゴワ感がある。
【0035】
【表1】 ────────────────────────────── (1) (2) (3) (4) ────────────────────────────── 実施例1 ○ ○ ○ ○ 実施例2 ○ ○ ○ ○ 実施例3 ○ ○ ○ ○ 実施例4 ○ ○ ○ ○ 実施例5 ○ ○ ◎ ○ 実施例6 ○ ○ ◎ ○ ────────────────────────────── 比較例1 △ △ △ △ 比較例2 △ × × △ 比較例3 △ △ ○ △ 比較例4 × × ○ △ 比較例5 △ ○ ○ × 比較例6 × ○ × ○ ──────────────────────────────
【0036】表1の結果から明らかなように、本発明の
毛髪セット剤組成物は、セット保持力に優れ、良好な感
触を有するものであった。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の毛髪セッ
ト剤組成物は、塗布後乾燥仕上げまでの過程でべたつか
ず、くせづけし易く、また仕上った髪がゴワゴワしない
等良好な感触を有し、しかもセット保持力に優れたもの
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)を0.05〜10.0重
    量%と、成分(B)を0.05〜10.0重量%とを配
    合することを特徴とする毛髪セット剤組成物。 (A)下記の一般式で表されるベタイン化ジアルキルア
    ミノアルキルアクリレート共重合体よりなる分子量が5
    0,000〜500,000の両性高分子の一種または
    二種以上。 【化1】 (式中、R1およびR5は水素原子またはメチル基、R2
    およびR3はそれぞれ1〜4個の炭素原子を有するアル
    キル基、R4は1〜4個の炭素原子を有するアルキレン
    基、R6は1〜24個の炭素原子を有するアルキル基ま
    たはアルケニル基、Aは酸素原子またはNH基、nおよ
    びmはそれぞれ正の整数で、かつn:mの比率がn:m
    =2:8〜8:2の範囲となるような数を示す。) (B)下記の一般式で表されるヒドロキシエチルセルロ
    ースよりなる水溶性高分子。 【化2】 (式中、xは100〜500の数を示す。)
  2. 【請求項2】 成分(A)の配合量が0.2〜5.0重
    量%であり、成分(B)の配合量が0.5〜5.0重量
    %である請求項1記載の毛髪セット剤組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分と(B)成分の配合比(重量
    比)が(A):(B)=30:1〜1:2である請求項
    2記載の毛髪セット剤組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分のR1,R2,R3およびR5
    メチル基、R4がメチレン基、Aが酸素原子である請求
    項1〜3のいずれかに記載の毛髪セット剤組成物。
  5. 【請求項5】 (A)成分のR6がステアリル基のもの
    と、R6が炭素原子数1〜4のものとを併用する請求項
    4記載の毛髪セット剤組成物。
JP3607395A 1994-02-18 1995-02-01 毛髪セット剤組成物 Pending JPH07277934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3607395A JPH07277934A (ja) 1994-02-18 1995-02-01 毛髪セット剤組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4504794 1994-02-18
JP6-45047 1994-02-18
JP3607395A JPH07277934A (ja) 1994-02-18 1995-02-01 毛髪セット剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013079213A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Arimino Kagaku Kk 毛髪化粧料

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