JPH07274997A - 腟液中のホルメートの検出によるトリコモナス腟炎の診断法、診断用組成物および診断用試験具 - Google Patents
腟液中のホルメートの検出によるトリコモナス腟炎の診断法、診断用組成物および診断用試験具Info
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- JPH07274997A JPH07274997A JP5316693A JP5316693A JPH07274997A JP H07274997 A JPH07274997 A JP H07274997A JP 5316693 A JP5316693 A JP 5316693A JP 5316693 A JP5316693 A JP 5316693A JP H07274997 A JPH07274997 A JP H07274997A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 迅速かつ簡便なトリコモナス性腟炎の診断方
法、組成物および試験具を提供する。 【構成】 該色原性アッセイは、NAD、電子移動剤な
らびに還元されたNADおよび電子移動剤の存在下で色
変化を生じる色原性指示薬を含む試験組成物を利用し
て、腟液試料中のホルメートレベルを測定する。
法、組成物および試験具を提供する。 【構成】 該色原性アッセイは、NAD、電子移動剤な
らびに還元されたNADおよび電子移動剤の存在下で色
変化を生じる色原性指示薬を含む試験組成物を利用し
て、腟液試料中のホルメートレベルを測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トリコモナス腟炎の診
断に関する。特に、本発明は、化学アッセイによる腟液
中のトリコモナスの推定検出に関する。
断に関する。特に、本発明は、化学アッセイによる腟液
中のトリコモナスの推定検出に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】トリ
コモナス・バギナリス(Trichomonas vaginalis )は、
性的に伝播する原生動物性寄生虫であり、女性において
腟炎を、そしてより少数ではあるが、男性において尿道
炎を起こす。この微生物は、泌尿生殖管の内在性フロー
ラ(微生物叢)の一部ではなく、したがって、浸潤性の
病原体と考えられている。トリコモナスによる腟炎に伴
う一般的な症状は、泡立ったおびただしい分泌物である
が、確定的な診断は、徴候や症状だけに基づくことはで
きない(Fouts, A.C. and Draus S.J.、「Trichomonas
vaginalis:その臨床的説明および実験室診断の再評
価」、J. Infect. Dis. 141:137-143, 1980)。
コモナス・バギナリス(Trichomonas vaginalis )は、
性的に伝播する原生動物性寄生虫であり、女性において
腟炎を、そしてより少数ではあるが、男性において尿道
炎を起こす。この微生物は、泌尿生殖管の内在性フロー
ラ(微生物叢)の一部ではなく、したがって、浸潤性の
病原体と考えられている。トリコモナスによる腟炎に伴
う一般的な症状は、泡立ったおびただしい分泌物である
が、確定的な診断は、徴候や症状だけに基づくことはで
きない(Fouts, A.C. and Draus S.J.、「Trichomonas
vaginalis:その臨床的説明および実験室診断の再評
価」、J. Infect. Dis. 141:137-143, 1980)。
【0003】患者の来院中に新鮮な腟液検体について行
い得る顕微鏡検査の低コストおよび容易さのために、運
動性トリコモナドを検出するための直接湿潤封入(wet
mount)顕微鏡検査が広く行われてきた。しかしながら、
直接顕微鏡検査の診断精度は貧弱で、56〜70%の範
囲である(Fouts, A.C. and S.J. Kraus、「Trichomona
s vaginalis:その臨床的説明および実験室診断の再評
価」、J. Infect. Dis.141:137-143, 1980; Schmid, G.
P. and S.A. Larsen 、「捕らえどころのないT.vaginal
isを見つける」、Diag. Med. Nov.-Dec.:38-40, 1984;
Spence, M.R.ら、 「Trichomonas vaginalis 感染の臨床
および実験室診断」、Sex. Transm. Dis. 7:168-171, 1
980)。これは、精度が運動性のトリコモナドを視覚化す
ることに依存する、すなわち、非運動性トリコモナド
は、湿潤封入顕微鏡検査によって認識されないためであ
る。
い得る顕微鏡検査の低コストおよび容易さのために、運
動性トリコモナドを検出するための直接湿潤封入(wet
mount)顕微鏡検査が広く行われてきた。しかしながら、
直接顕微鏡検査の診断精度は貧弱で、56〜70%の範
囲である(Fouts, A.C. and S.J. Kraus、「Trichomona
s vaginalis:その臨床的説明および実験室診断の再評
価」、J. Infect. Dis.141:137-143, 1980; Schmid, G.
P. and S.A. Larsen 、「捕らえどころのないT.vaginal
isを見つける」、Diag. Med. Nov.-Dec.:38-40, 1984;
Spence, M.R.ら、 「Trichomonas vaginalis 感染の臨床
および実験室診断」、Sex. Transm. Dis. 7:168-171, 1
980)。これは、精度が運動性のトリコモナドを視覚化す
ることに依存する、すなわち、非運動性トリコモナド
は、湿潤封入顕微鏡検査によって認識されないためであ
る。
【0004】培養培地中におけるこれらの原生動物の生
育は、検出の精度を大幅に改善する(Schmid, G.P.ら、
「腟分泌物からのTrichomonas vaginalis の生育のため
の6種の培地の評価」、 J. Clin. Microbiol. 27:1230
-1233, 1989)が、培養結果を得るための時間の経過(7
2時間)は、この試験の診断的有用性を低くする。
育は、検出の精度を大幅に改善する(Schmid, G.P.ら、
「腟分泌物からのTrichomonas vaginalis の生育のため
の6種の培地の評価」、 J. Clin. Microbiol. 27:1230
-1233, 1989)が、培養結果を得るための時間の経過(7
2時間)は、この試験の診断的有用性を低くする。
【0005】同等に感受性であって、しかしより洗練さ
れた蛍光顕微鏡を必要とするのが、腟検体のアクリジン
オレンジ染色である(Hipps, S.S. ら、「アクリジンオ
レンジ蛍光顕微鏡検査の使用によるTrichomonas vagina
lis 感染のスクリーニング」、Sex. Transm. Dis. 6:23
5-238, 1979 )。この試験は、蛍光顕微鏡が医師に利用
可能でない場合、またはより感受性の高いアッセイが望
まれる場合に、郵送スライドを用いる利用のためにいく
らか好まれてきた。
れた蛍光顕微鏡を必要とするのが、腟検体のアクリジン
オレンジ染色である(Hipps, S.S. ら、「アクリジンオ
レンジ蛍光顕微鏡検査の使用によるTrichomonas vagina
lis 感染のスクリーニング」、Sex. Transm. Dis. 6:23
5-238, 1979 )。この試験は、蛍光顕微鏡が医師に利用
可能でない場合、またはより感受性の高いアッセイが望
まれる場合に、郵送スライドを用いる利用のためにいく
らか好まれてきた。
【0006】トリコモナスによる腟炎の診断に対する免
疫学的なアプローチは、ますます報告されてきている
が、しかしTrichomonas vaginalis 単離物の抗原として
の不均一性の範囲および性質が進歩を遅らせてきた。ひ
とつの高分子量細胞表面糖タンパクが、表面マーカーに
よって単離物を分離することが明らかにされた(Aldere
te,J.F. ら、「主要表面糖タンパク免疫原に対するモノ
クローナル抗体はTrichomonas vaginalis の単離物およ
び下部集団を区別する」、Inf. Imm. 52:70-75,1986)
が、これは、診断的にはほとんど有意ではない。
疫学的なアプローチは、ますます報告されてきている
が、しかしTrichomonas vaginalis 単離物の抗原として
の不均一性の範囲および性質が進歩を遅らせてきた。ひ
とつの高分子量細胞表面糖タンパクが、表面マーカーに
よって単離物を分離することが明らかにされた(Aldere
te,J.F. ら、「主要表面糖タンパク免疫原に対するモノ
クローナル抗体はTrichomonas vaginalis の単離物およ
び下部集団を区別する」、Inf. Imm. 52:70-75,1986)
が、これは、診断的にはほとんど有意ではない。
【0007】結果として、報告されたイムノアッセイ試
験のほとんどが、トリコモナス全細胞を免疫原として利
用することに基づいて、腟検体中のトリコモナス全細胞
(Smith, R.F. 、「直接免疫蛍光アッセイによる腟検体
中のTrichomonas vaginalisの検出」、J. Clin. Microb
iol. 24:1107-1108, 1986)または腟液中に存在するト
リコモナドの細胞性抗原(Watt, R.J. 、「Trichomonas
vaginalis の免疫学的検出のための迅速なアッセイ」、
J. Clin. Microbiol. 24:551-555, 1986; Sibau, L.
ら、「女性における Trichomonas vaginalisの診断のた
めのELISA」、Sex. Transm. Dis. 14:216-220, 19
87; Carney, J.A.ら、「Trichomonas vaginalis 感染を
診断するための新しい迅速ラテックス凝集試験」、 J.
Clin. Path. 41:806-808, 1988) のどちらかを直接検出
するための抗体を開発している。
験のほとんどが、トリコモナス全細胞を免疫原として利
用することに基づいて、腟検体中のトリコモナス全細胞
(Smith, R.F. 、「直接免疫蛍光アッセイによる腟検体
中のTrichomonas vaginalisの検出」、J. Clin. Microb
iol. 24:1107-1108, 1986)または腟液中に存在するト
リコモナドの細胞性抗原(Watt, R.J. 、「Trichomonas
vaginalis の免疫学的検出のための迅速なアッセイ」、
J. Clin. Microbiol. 24:551-555, 1986; Sibau, L.
ら、「女性における Trichomonas vaginalisの診断のた
めのELISA」、Sex. Transm. Dis. 14:216-220, 19
87; Carney, J.A.ら、「Trichomonas vaginalis 感染を
診断するための新しい迅速ラテックス凝集試験」、 J.
Clin. Path. 41:806-808, 1988) のどちらかを直接検出
するための抗体を開発している。
【0008】ニトロソアミン類は、ガンとの因果関係と
ともに、トリコモナス症の女性の腟分泌物中に同定され
ている(Allsobrook, A.J.R.ら、「ヒト腟円蓋における
ニトロソアミン類」、IARC Scientific Pub. 9:197, 19
75) が、そのトリコモナスによる腟炎の検出に関しての
診断的価値については、何ら言及されていない。
ともに、トリコモナス症の女性の腟分泌物中に同定され
ている(Allsobrook, A.J.R.ら、「ヒト腟円蓋における
ニトロソアミン類」、IARC Scientific Pub. 9:197, 19
75) が、そのトリコモナスによる腟炎の検出に関しての
診断的価値については、何ら言及されていない。
【0009】細胞脱離性因子(cell-detaching factor;
Garber, G.E. 、「Trichomonas vaginalis の細胞脱離
性因子の単離」、J. Clin. Microbiol. 27:1548-1553,
1989) は、この原生動物によって産生されることが示さ
れ、その腟炎診断の道具としての重要性が注目された。
イソ酵素パターンは、研究され(Proctor, E.M. 、「バ
ンクーバーのTrichomonas vaginalis 単離物のイソ酵素
パターン」、Sex. Transm. Dis. 15:181-185, 1988) 、
腟炎の診断にはほとんど適当ではないことが見出され
た。
Garber, G.E. 、「Trichomonas vaginalis の細胞脱離
性因子の単離」、J. Clin. Microbiol. 27:1548-1553,
1989) は、この原生動物によって産生されることが示さ
れ、その腟炎診断の道具としての重要性が注目された。
イソ酵素パターンは、研究され(Proctor, E.M. 、「バ
ンクーバーのTrichomonas vaginalis 単離物のイソ酵素
パターン」、Sex. Transm. Dis. 15:181-185, 1988) 、
腟炎の診断にはほとんど適当ではないことが見出され
た。
【0010】プロピオン酸およびイソ吉草酸は、Tricho
monas vaginalis 生育の最終代謝産物として培養液中に
観察されるが、これらの代謝産物は、頸部または腟ガン
の促進に貢献する物として、しかし腟炎の診断指示薬候
補としてではなく議論されている(Ishiguro, T.、「Tr
ichomonas vaginalis 培養液におけるプロピオン酸、酪
酸および吉草酸の研究」、Acta Obst. Gynecol. Jpn. 3
6:363-368, 1984)。
monas vaginalis 生育の最終代謝産物として培養液中に
観察されるが、これらの代謝産物は、頸部または腟ガン
の促進に貢献する物として、しかし腟炎の診断指示薬候
補としてではなく議論されている(Ishiguro, T.、「Tr
ichomonas vaginalis 培養液におけるプロピオン酸、酪
酸および吉草酸の研究」、Acta Obst. Gynecol. Jpn. 3
6:363-368, 1984)。
【0011】同様に、この同じ刊行物中において、ギ酸
が培養培地中で生育したトリコモナドによって大量に産
生され、腟粘膜に観察される強度の炎症応答を起こすと
考えられることが記載されている。しかしながら、この
代謝産物の可能な診断的有意性および生物学的液体中の
その検出については、示唆も議論もされていなかった。
が培養培地中で生育したトリコモナドによって大量に産
生され、腟粘膜に観察される強度の炎症応答を起こすと
考えられることが記載されている。しかしながら、この
代謝産物の可能な診断的有意性および生物学的液体中の
その検出については、示唆も議論もされていなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】トリコモナドによる腟炎
を、腟液中のホルメートの簡便な色原性検出によって推
定的に同定し得ることが見出された。本方法は、腟液試
料と、ホルメートの存在に対して色原性応答を生じる指
示薬系を含む試験組成物との組み合わせに関する。この
ような試験組成物は、好ましくは酵素ホルメートデヒド
ロゲナーゼ、この酵素の補因子であるニコチンアミドア
デニンジヌクレオチド(NAD)、電子移動剤ならびに
還元されたNAD(NADH)および電子移動剤の存在
下で色変化を生じる色原性指示薬を含む。
を、腟液中のホルメートの簡便な色原性検出によって推
定的に同定し得ることが見出された。本方法は、腟液試
料と、ホルメートの存在に対して色原性応答を生じる指
示薬系を含む試験組成物との組み合わせに関する。この
ような試験組成物は、好ましくは酵素ホルメートデヒド
ロゲナーゼ、この酵素の補因子であるニコチンアミドア
デニンジヌクレオチド(NAD)、電子移動剤ならびに
還元されたNAD(NADH)および電子移動剤の存在
下で色変化を生じる色原性指示薬を含む。
【0013】腟液中のホルメートの増加したレベルの存
在は、患者のトリコモナス腟炎と相関する。通常無菌的
である尿および血清試料とは対照的に、腟液試料は種々
のフローラからの生成物や破片を含有すると期待される
であろう。しかしながら、トリコモナス由来のホルメー
トの有意の代謝は起こらないことが見出された。
在は、患者のトリコモナス腟炎と相関する。通常無菌的
である尿および血清試料とは対照的に、腟液試料は種々
のフローラからの生成物や破片を含有すると期待される
であろう。しかしながら、トリコモナス由来のホルメー
トの有意の代謝は起こらないことが見出された。
【0014】腟液検体中のホルメートを迅速かつ簡便に
検出する能力は、トリコモナス腟炎の診断を大幅に助け
る。このような試験方法は、従来の診断法を越える多数
の重要な利点を提供する。例えば、簡便なホルメート代
謝産物の検出法は、直接顕微鏡検査および培養に基づく
古典的な方法で必要とされるような、生存力のある完全
な細胞を患者から単離することを必要としない。
検出する能力は、トリコモナス腟炎の診断を大幅に助け
る。このような試験方法は、従来の診断法を越える多数
の重要な利点を提供する。例えば、簡便なホルメート代
謝産物の検出法は、直接顕微鏡検査および培養に基づく
古典的な方法で必要とされるような、生存力のある完全
な細胞を患者から単離することを必要としない。
【0015】さらに、典型的な顕微鏡検査法は、観察者
のかなりの訓練と観察可能な数、例えば、1ml当たり少
なくとも105 の生物を含有する試料を入手する能力を
必要とする。その上、腟液検体に存在する外来性物質の
多くは、ホルメートデヒドロゲナーゼ酵素反応に有意の
干渉を生じないことが見出された。したがって、比較的
訓練されていない職員によって医師の事務所や診療所で
非常に簡便に実施され得る色原性アッセイが可能であ
る。
のかなりの訓練と観察可能な数、例えば、1ml当たり少
なくとも105 の生物を含有する試料を入手する能力を
必要とする。その上、腟液検体に存在する外来性物質の
多くは、ホルメートデヒドロゲナーゼ酵素反応に有意の
干渉を生じないことが見出された。したがって、比較的
訓練されていない職員によって医師の事務所や診療所で
非常に簡便に実施され得る色原性アッセイが可能であ
る。
【0016】腟試料は、種々の公知の方法によって患者
から入手することができ、処理をしてまたは処理をせず
に試験組成物と接触させることができる。典型的には、
試料はスワブで入手し、次いでそれを試験組成物と試料
を直接接触させるために使用し得る。これは、例えば、
スワブをひとつ以上の試験試薬を含有する液体に浸漬し
たり、またはスワブを転がすかその他の方法で、試験
具、例えば、ひとつ以上の試験試薬をその中または上に
有する試験ストリップの表面に接触させたりして行う。
から入手することができ、処理をしてまたは処理をせず
に試験組成物と接触させることができる。典型的には、
試料はスワブで入手し、次いでそれを試験組成物と試料
を直接接触させるために使用し得る。これは、例えば、
スワブをひとつ以上の試験試薬を含有する液体に浸漬し
たり、またはスワブを転がすかその他の方法で、試験
具、例えば、ひとつ以上の試験試薬をその中または上に
有する試験ストリップの表面に接触させたりして行う。
【0017】また別のアプローチは、スワブを処理液ま
たは抽出液、例えば、緩衝剤、保存剤などを含む液に浸
漬すること、および生じた混合液から直接にあるいは粒
子状の破片を除去するために濾過または遠心分離などを
した後や単に破片を重力によって沈降させた後に上清の
アリコートを取ることに関する。上清のアリコートを、
次いで上記のような試験組成物に接触させる。一般に、
試料を入手し、処理する方法は重要ではなく、使用者の
特定の必要や希望に応じて選択し得る。
たは抽出液、例えば、緩衝剤、保存剤などを含む液に浸
漬すること、および生じた混合液から直接にあるいは粒
子状の破片を除去するために濾過または遠心分離などを
した後や単に破片を重力によって沈降させた後に上清の
アリコートを取ることに関する。上清のアリコートを、
次いで上記のような試験組成物に接触させる。一般に、
試料を入手し、処理する方法は重要ではなく、使用者の
特定の必要や希望に応じて選択し得る。
【0018】一般に、ホルメートの存在下で色原性応答
を提供するであろうどんな試験組成物も、本方法の試験
組成物として使用し得る。通常、試験反応は酵素的であ
り、ホルメートデヒドロゲナーゼ(FDH)のような酵
素に関する。このような酵素は、NADの存在下でのホ
ルメートの酸化およびその結果としてのNADからNA
DHへの還元の触媒作用によって特徴付けられる。
を提供するであろうどんな試験組成物も、本方法の試験
組成物として使用し得る。通常、試験反応は酵素的であ
り、ホルメートデヒドロゲナーゼ(FDH)のような酵
素に関する。このような酵素は、NADの存在下でのホ
ルメートの酸化およびその結果としてのNADからNA
DHへの還元の触媒作用によって特徴付けられる。
【0019】好適な酵素は種々の供給源から入手可能で
あり、最も普通には、微生物由来であろう。微生物由来
のFDHは、好適な細菌、酵母または菌類など、例え
ば、シュードモナス・オキサラチカス(Pseudomonas ox
alaticus )もしくはビブリオ・スクシノゲンス(Vibrio
succinogenes) からの酵素タンパク質、あるいはFDH
をコードする遺伝子またはその活性断片を遺伝子工学的
手段で挿入した組換え発現ベクターを含有する株からの
酵素タンパク質の単離および精製によって入手し得る。
あり、最も普通には、微生物由来であろう。微生物由来
のFDHは、好適な細菌、酵母または菌類など、例え
ば、シュードモナス・オキサラチカス(Pseudomonas ox
alaticus )もしくはビブリオ・スクシノゲンス(Vibrio
succinogenes) からの酵素タンパク質、あるいはFDH
をコードする遺伝子またはその活性断片を遺伝子工学的
手段で挿入した組換え発現ベクターを含有する株からの
酵素タンパク質の単離および精製によって入手し得る。
【0020】FDHアッセイを用いる場合は、質的にま
たは量的に、直接その生来の色によって(約340nmで
の吸光)またはNADHのさらなる反応によって色原性
種を生成させて、生成されたNADHを検出または測定
することができる。一般には、従来の電子移動剤の存在
下での種々の色原性指示薬との反応によってNADHを
測定し得る。
たは量的に、直接その生来の色によって(約340nmで
の吸光)またはNADHのさらなる反応によって色原性
種を生成させて、生成されたNADHを検出または測定
することができる。一般には、従来の電子移動剤の存在
下での種々の色原性指示薬との反応によってNADHを
測定し得る。
【0021】この目的に好適な指示薬および電子移動剤
は、当業界で公知である。典型的には、指示薬は、テト
ラゾリウム塩、例えば、2−(4−ヨードフェニル)−
3−(4−ニトロフェニル)−5−フェニル−テトラゾ
リウムクロリド(INT)、3−(4,5−ジメチルチ
アゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリ
ウムクロリド(MTT)、2,2´,5,5´−テトラ
フェニル−3,3´−(3,3´−ジメトキシ−4,4
´−ジフェニレン)ジテトラゾリウムクロリド(NB
T)ならびにそれらの誘導体および変更物である。
は、当業界で公知である。典型的には、指示薬は、テト
ラゾリウム塩、例えば、2−(4−ヨードフェニル)−
3−(4−ニトロフェニル)−5−フェニル−テトラゾ
リウムクロリド(INT)、3−(4,5−ジメチルチ
アゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリ
ウムクロリド(MTT)、2,2´,5,5´−テトラ
フェニル−3,3´−(3,3´−ジメトキシ−4,4
´−ジフェニレン)ジテトラゾリウムクロリド(NB
T)ならびにそれらの誘導体および変更物である。
【0022】代表的な電子移動剤は、ジアホラーゼ(ジ
ヒドロリポアミドレダクターゼ、EC1.6.4.
3)、5−メチルフェナジニウムメチルスルフェート
(PMS)ならびにその誘導体および変更物などであ
る。
ヒドロリポアミドレダクターゼ、EC1.6.4.
3)、5−メチルフェナジニウムメチルスルフェート
(PMS)ならびにその誘導体および変更物などであ
る。
【0023】指示薬および電子移動剤の選択は重要では
なく、通常の技術者の要望や必要に任せることができ
る。このような検出系に関するさらなる技術的背景は、
例えば、BabsonらのClin. Chim. Acta 12:210-215 (196
5)、Gay らのClin. Chem. 14:740-753 (1968) およびGa
pps IIらのClin. Chem. 12:406-413 (1966) などの文献
に見出すことができる。
なく、通常の技術者の要望や必要に任せることができ
る。このような検出系に関するさらなる技術的背景は、
例えば、BabsonらのClin. Chim. Acta 12:210-215 (196
5)、Gay らのClin. Chem. 14:740-753 (1968) およびGa
pps IIらのClin. Chem. 12:406-413 (1966) などの文献
に見出すことができる。
【0024】試験組成物の特に有用な形態は、試験スト
リップ、すなわち、試験組成物を包含させた担体基材を
含む試験具である。好適な担体基材は、試験組成物成分
をこのような担体基材に包含させる方法および構造とと
もに、当業界の通常の技術の範囲内である。
リップ、すなわち、試験組成物を包含させた担体基材を
含む試験具である。好適な担体基材は、試験組成物成分
をこのような担体基材に包含させる方法および構造とと
もに、当業界の通常の技術の範囲内である。
【0025】担体基材の例としては、吸収性または吸水
性マトリックス、例えば、ろ紙、フリース、多孔質およ
び吸収性紙、布、ガラス繊維フィルター、高分子膜およ
び高分子フィルムなどが挙げられる。包含させる方法と
しては、ひとつ以上の工程による溶液、懸濁液、または
その他の液体形態の試験組成物での形成された担体マト
リックスの含浸、およびその後のマトリックスの乾燥;
試験組成物のひとつ以上の成分の存在下でのマトリック
スの形成、例えば、フィルムまたは膜形成性処方の流延
用ないし積層用溶液または試薬含有繊維の製織による形
成が挙げられる。
性マトリックス、例えば、ろ紙、フリース、多孔質およ
び吸収性紙、布、ガラス繊維フィルター、高分子膜およ
び高分子フィルムなどが挙げられる。包含させる方法と
しては、ひとつ以上の工程による溶液、懸濁液、または
その他の液体形態の試験組成物での形成された担体マト
リックスの含浸、およびその後のマトリックスの乾燥;
試験組成物のひとつ以上の成分の存在下でのマトリック
スの形成、例えば、フィルムまたは膜形成性処方の流延
用ないし積層用溶液または試薬含有繊維の製織による形
成が挙げられる。
【0026】本発明を以下の実施例によって説明する
が、それによって本発明が限定されるものではない。
が、それによって本発明が限定されるものではない。
【0027】
【実施例】アッセイ試薬 試験系は、ホルメートオキシドレダクターゼ(EC1.
2.1.2、Pseudomonas oxalaticus)によるホルメー
トの酸化とそれに伴うNADからのNADHの産生に基
づいている。NADからのNADHの産生は、340nm
での吸光度の変化によって測定し得るが、この例におい
ては、この酵素反応をジアホラーゼ含有ホルマザン産生
色原系とカップルさせて、色形成の視覚的観察を可能に
した。
2.1.2、Pseudomonas oxalaticus)によるホルメー
トの酸化とそれに伴うNADからのNADHの産生に基
づいている。NADからのNADHの産生は、340nm
での吸光度の変化によって測定し得るが、この例におい
ては、この酵素反応をジアホラーゼ含有ホルマザン産生
色原系とカップルさせて、色形成の視覚的観察を可能に
した。
【0028】この湿式化学試薬系の組成は、以下のとお
りである: 貯蔵試薬濃度 試験容積(μl ) 0.2M リン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0) 625 DMSO:H2 O(1:1;V/V) 270 50mM NAD、H2 O中 25 4mM (INT)、 H2 O中 20 1.44U/μl ジアホラーゼ、 10 100mMトリス(pH8.5)中 (上記の試薬を混合してカクテルにし、この カクテルを使用時まで35℃に保った) 10U/μl ホルメートデヒドロゲナーゼ 25 (FDH)、2mMNADを含有する0.2M リン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)中
りである: 貯蔵試薬濃度 試験容積(μl ) 0.2M リン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0) 625 DMSO:H2 O(1:1;V/V) 270 50mM NAD、H2 O中 25 4mM (INT)、 H2 O中 20 1.44U/μl ジアホラーゼ、 10 100mMトリス(pH8.5)中 (上記の試薬を混合してカクテルにし、この カクテルを使用時まで35℃に保った) 10U/μl ホルメートデヒドロゲナーゼ 25 (FDH)、2mMNADを含有する0.2M リン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)中
【0029】アッセイ方法 個々の試験を行うために、以下の手順を用いた: 1.FDHを含まないカクテル925μl をキュベット
に入れ、バックグラウンド吸光度を500nmでモニター
し、キュベットをブランク化した。 2.同じキュベットに50μl の腟液検体を添加し、内
容物を混合して吸光度変化率を500nmでモニターし
た。 3.1分後、この反応混合物をバックグラウンドとし
た、すなわち、キュベットをブランク化した。 4.同じキュベットに25μl のFDHを添加し、再び
500nmでの吸光度変化率を測定した。読み取りは、3
0〜60秒で完了した。
に入れ、バックグラウンド吸光度を500nmでモニター
し、キュベットをブランク化した。 2.同じキュベットに50μl の腟液検体を添加し、内
容物を混合して吸光度変化率を500nmでモニターし
た。 3.1分後、この反応混合物をバックグラウンドとし
た、すなわち、キュベットをブランク化した。 4.同じキュベットに25μl のFDHを添加し、再び
500nmでの吸光度変化率を測定した。読み取りは、3
0〜60秒で完了した。
【0030】検体中に存在するホルメートの量は、ホル
メート標準曲線との比較によって、または直接に率の測
定値から測定する。
メート標準曲線との比較によって、または直接に率の測
定値から測定する。
【0031】試験は、初めにFDHを試薬カクテルと合
わせ、キュベットをブランク化して、腟液を直接添加す
ることによっても行った。このアプローチでは、バック
グラウンド干渉に対する補正ができないが、両方のアプ
ローチによって比較し得る読み取りが得られる。
わせ、キュベットをブランク化して、腟液を直接添加す
ることによっても行った。このアプローチでは、バック
グラウンド干渉に対する補正ができないが、両方のアプ
ローチによって比較し得る読み取りが得られる。
【0032】検体の清澄化は、検体が粒子状の物質を含
有し、色形成を機器によって測定する場合においてのみ
必要である。これは、色原性応答を視覚的に測定する場
合には、色形成を粒子から区別し得るためである。行っ
た試験は、この場合であった、すなわち、各々のキュベ
ットは色応答に関して視覚的に観察もされた。
有し、色形成を機器によって測定する場合においてのみ
必要である。これは、色原性応答を視覚的に測定する場
合には、色形成を粒子から区別し得るためである。行っ
た試験は、この場合であった、すなわち、各々のキュベ
ットは色応答に関して視覚的に観察もされた。
【0033】(注:粒子状物質を有する検体に関して
は、検体を清澄にするために短時間の遠心を行った。こ
れらの場合には、50μl の上清をホルメート濃度に関
して試験した。)
は、検体を清澄にするために短時間の遠心を行った。こ
れらの場合には、50μl の上清をホルメート濃度に関
して試験した。)
【0034】結果 腟液検体は、ルーチンの婦人科学的検査または婦人科学
的感染の疑いの診断のために診療所を訪れた72人から
入手した。試験の前に、検体を以下のように処理した:
腟粘膜滲出物を、綿またはデークロンのスワブに取り、
スワブを0.5ml〜1.0mlの生理食塩水(水中、0.
9%NaCl)に浸漬し、攪拌して滲出物をはがし、生
理食塩水中に物質を懸濁・可溶化した。この液体のアリ
コートを顕微鏡観察した後(液体を顕微鏡スライド上に
のせ、顕微鏡で見た)、液体を−20℃で凍結した。試
験の前に、検体を室温で融解した。
的感染の疑いの診断のために診療所を訪れた72人から
入手した。試験の前に、検体を以下のように処理した:
腟粘膜滲出物を、綿またはデークロンのスワブに取り、
スワブを0.5ml〜1.0mlの生理食塩水(水中、0.
9%NaCl)に浸漬し、攪拌して滲出物をはがし、生
理食塩水中に物質を懸濁・可溶化した。この液体のアリ
コートを顕微鏡観察した後(液体を顕微鏡スライド上に
のせ、顕微鏡で見た)、液体を−20℃で凍結した。試
験の前に、検体を室温で融解した。
【0035】この72検体について行った研究の結果を
図に示す。図は、検体の6つの異なるカテゴリーを同定
している。「正常」カテゴリーを除いてすべての検体
を、もともとの顕微鏡的診断によって定義した。同様
に、それらのカテゴリーの患者は、婦人科的診断を求め
る原因となった腟感染の何らかの症状を示した。「正
常」カテゴリーに含まれた患者は、ルーチンの婦人科学
的検査のために診療所を訪れ、腟感染の症状または顕微
鏡による感染の証拠を示していなかった。
図に示す。図は、検体の6つの異なるカテゴリーを同定
している。「正常」カテゴリーを除いてすべての検体
を、もともとの顕微鏡的診断によって定義した。同様
に、それらのカテゴリーの患者は、婦人科的診断を求め
る原因となった腟感染の何らかの症状を示した。「正
常」カテゴリーに含まれた患者は、ルーチンの婦人科学
的検査のために診療所を訪れ、腟感染の症状または顕微
鏡による感染の証拠を示していなかった。
【0036】「正常」カテゴリーのすべての検体は、
0.1mM未満のホルメートを含有した。これは、この試
験形式の検出の下限でもある。運動性トリコモナドを含
有するとされた41検体の大部分(85.4%)が、正
常検体のホルメート濃度よりも高い濃度でホルメートを
含有していた。一方、観察し得る運動性トリコモナドを
含まない14の酵母含有検体のうちわずか3検体におい
てホルメートが検出された。運動性トリコモナドを含有
するとされた検体のうち、1検体のみが測定可能なホル
メートを含まなかった。
0.1mM未満のホルメートを含有した。これは、この試
験形式の検出の下限でもある。運動性トリコモナドを含
有するとされた41検体の大部分(85.4%)が、正
常検体のホルメート濃度よりも高い濃度でホルメートを
含有していた。一方、観察し得る運動性トリコモナドを
含まない14の酵母含有検体のうちわずか3検体におい
てホルメートが検出された。運動性トリコモナドを含有
するとされた検体のうち、1検体のみが測定可能なホル
メートを含まなかった。
【0037】本発明を、上記に具体的に記載し、例示し
た。明らかに、本発明の精神および範囲を逸脱すること
なく、本発明のその他の多くの変種および変更をなすこ
とができる。
た。明らかに、本発明の精神および範囲を逸脱すること
なく、本発明のその他の多くの変種および変更をなすこ
とができる。
【図1】 腟液のホルメートレベルと患者の臨床的状態
を相関する臨床研究の結果を示すグラフである。
を相関する臨床研究の結果を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】本発明を、上記に具体的に記載し、例示し
た。明らかに、本発明の精神および範囲を逸脱すること
なく、本発明のその他の多くの変種および変更をなすこ
とができる。
た。明らかに、本発明の精神および範囲を逸脱すること
なく、本発明のその他の多くの変種および変更をなすこ
とができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 腟液のホルメートレベルと患者の臨床的状態
を相関する臨床研究の結果を示すグラフである。
を相関する臨床研究の結果を示すグラフである。
Claims (11)
- 【請求項1】 以下の工程、すなわち、 (a)腟液試料を、ホルメートの存在下で色原性応答を
生じる指示薬系を含む試験組成物と合わせる工程、およ
び (b)該試料中のホルメートの上昇したレベルに関して
該色原性応答を観察する工程を含むことを特徴とするト
リコモナス性腟炎の診断補佐方法。 - 【請求項2】 試料をスワブで入手する請求項1記載の
方法。 - 【請求項3】 スワブを抽出液中に浸漬し、その上清の
アリコートを試験組成物と合わせる請求項2記載の方
法。 - 【請求項4】 試験組成物が、ホルメートデヒドロゲナ
ーゼ、NAD、電子移動剤ならびに還元されたNADお
よび該電子移動剤の存在下で色変化を生じる色原性指示
化合物を含む請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 ホルメートデヒドロゲナーゼが、細菌か
ら単離される請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 細菌が、シュードモナス・オキサラチカ
ス(Pseudomonas oxalaticus) である請求項5記載の方
法。 - 【請求項7】 ホルメートデヒドロゲナーゼ、NAD、
電子移動剤ならびに還元されたNADおよび該電子移動
剤の存在下で色変化を生じる色原性指示化合物を含むこ
とを特徴とするトリコモナス性腟炎の診断補佐用試験組
成物。 - 【請求項8】 ホルメートデヒドロゲナーゼが、細菌か
ら単離される請求項7記載の試験組成物。 - 【請求項9】 細菌が、シュードモナス・オキサラチカ
ス(Pseudomonas oxalaticus) である請求項8記載の試
験組成物。 - 【請求項10】 以下のもの、すなわち、 (a)請求項7〜9のいずれか1項記載の試験組成物、
および (b)それを包含する担体基材を含むことを特徴とする
トリコモナス性腟炎の診断補佐用試験具。 - 【請求項11】 担体基材が吸収性マトリックスである
請求項10記載の試験具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US83914292A | 1992-02-20 | 1992-02-20 | |
US839142 | 2007-08-15 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274997A true JPH07274997A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=25278955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5316693A Pending JPH07274997A (ja) | 1992-02-20 | 1993-02-19 | 腟液中のホルメートの検出によるトリコモナス腟炎の診断法、診断用組成物および診断用試験具 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0556685A3 (ja) |
JP (1) | JPH07274997A (ja) |
AU (1) | AU3317893A (ja) |
CA (1) | CA2089186A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5725481A (en) | 1996-05-17 | 1998-03-10 | A. Fem Medical Corporation | Method and apparatus for collecting vaginal fluid and exfoliated vaginal cells for diagnostic purposes |
US20040071679A1 (en) * | 2002-10-15 | 2004-04-15 | Claudio De Simone | Identifying and treating vaginal infections |
CN201400688Y (zh) * | 2009-03-10 | 2010-02-10 | 郑州安图绿科生物工程有限公司 | 一种阴道炎联检卡 |
US20150299760A1 (en) * | 2012-11-21 | 2015-10-22 | Oslo Universitetssykehus Hf | Systems and methods for monitoring biological fluids |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2013700C3 (de) * | 1970-03-21 | 1979-05-03 | Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim | Verfahren zur Herstellung einer stabilen Formiat-dehydrogenase |
GB8426461D0 (en) * | 1984-10-19 | 1984-11-28 | Technology Licence Co Ltd | Monoclonal antibodies |
-
1993
- 1993-02-08 EP EP19930101950 patent/EP0556685A3/en not_active Withdrawn
- 1993-02-10 CA CA002089186A patent/CA2089186A1/en not_active Abandoned
- 1993-02-19 AU AU33178/93A patent/AU3317893A/en not_active Abandoned
- 1993-02-19 JP JP5316693A patent/JPH07274997A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0556685A3 (en) | 1993-09-29 |
AU3317893A (en) | 1993-08-26 |
EP0556685A2 (en) | 1993-08-25 |
CA2089186A1 (en) | 1993-08-21 |
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