JPH072748Y2 - 地下式雨水貯留室装置 - Google Patents
地下式雨水貯留室装置Info
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- JPH072748Y2 JPH072748Y2 JP4968190U JP4968190U JPH072748Y2 JP H072748 Y2 JPH072748 Y2 JP H072748Y2 JP 4968190 U JP4968190 U JP 4968190U JP 4968190 U JP4968190 U JP 4968190U JP H072748 Y2 JPH072748 Y2 JP H072748Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、河川流域の都市化等に伴って発生する洪水防
御策の一環とされている地下式雨水貯留室装置に関する
ものである。
御策の一環とされている地下式雨水貯留室装置に関する
ものである。
「従来の技術並びにその課題」 周知の如く、河川流域の都市化並びに溜池の埋め立てと
か、また農業水路の縮小化等が急速に進んだ結果、これ
まで河川、溜池等が保有していた保水機能の大幅な低下
が現実の問題としてクローズアップされてきており、い
わゆる河川の洪水又は農業水路等の各種水路の洪水が大
きな社会問題となってきている。
か、また農業水路の縮小化等が急速に進んだ結果、これ
まで河川、溜池等が保有していた保水機能の大幅な低下
が現実の問題としてクローズアップされてきており、い
わゆる河川の洪水又は農業水路等の各種水路の洪水が大
きな社会問題となってきている。
その改良の一つとして雨水貯留施設が作られる趨勢にあ
る。また土地の有効利用を図るために、前記雨水貯留施
設を地下式とし、その上面に公園、運動場、駐車場等の
施設又は道路を設ける構造物が建造されつつある。
る。また土地の有効利用を図るために、前記雨水貯留施
設を地下式とし、その上面に公園、運動場、駐車場等の
施設又は道路を設ける構造物が建造されつつある。
以上の地下式雨水貯留施設は、第5図に示す一部に切欠
き開口を有する箱型のカルバーボックスと、既成ブロッ
ク板並びに現場打ちコンクリート等をもって構築する貯
留施設が一部で実施されている。
き開口を有する箱型のカルバーボックスと、既成ブロッ
ク板並びに現場打ちコンクリート等をもって構築する貯
留施設が一部で実施されている。
確かに、箱型のカルバーボックスであることから、施工
は容易である反面、第6図のように狭隘な隅部での施工
際に、箱型であることから嵩ばり、該隅部の施工が困難
であり、地下式雨水貯留施設を、その施設予定地に倣っ
て施工できず、十分に機能しないこと等に課題がある。
は容易である反面、第6図のように狭隘な隅部での施工
際に、箱型であることから嵩ばり、該隅部の施工が困難
であり、地下式雨水貯留施設を、その施設予定地に倣っ
て施工できず、十分に機能しないこと等に課題がある。
また前述の如く、土地の有効利用を図る趣旨に符号しな
い処である。また当然なことながら、前記隅部の施工の
際に、段取りとか、施工の複雑化並びに作業能率の低下
等を招来するものであり、ここにも課題がある。
い処である。また当然なことながら、前記隅部の施工の
際に、段取りとか、施工の複雑化並びに作業能率の低下
等を招来するものであり、ここにも課題がある。
更に箱型のカルバーボックスは価格的にも高価となり、
施工費が嵩むこと等の問題がある。またそれを搬送する
際にも、嵩ばり一度に搬送する個数も数個に限られ、運
送の労力又は費用が高くなるなどの課題が考えられる。
施工費が嵩むこと等の問題がある。またそれを搬送する
際にも、嵩ばり一度に搬送する個数も数個に限られ、運
送の労力又は費用が高くなるなどの課題が考えられる。
「課題を解決するための手段」 そこで、本考案は、施工区域の狭隘な隅部の施工が容易
にできるようにする為に、ブロック本体を略エ字型とす
ること。またこれにより、地下式雨水貯留施設を、その
施設予定地に倣って施工できこと。等によって、この地
下式貯留施設の機能を十分に発揮できる構造とする。
にできるようにする為に、ブロック本体を略エ字型とす
ること。またこれにより、地下式雨水貯留施設を、その
施設予定地に倣って施工できこと。等によって、この地
下式貯留施設の機能を十分に発揮できる構造とする。
その為、本考案のブロック本体は、底版部と、大きな開
口部を有する立上壁部及び張出版部とを有する側面視し
て略エ字型とするとともに、多数個構成する。そして、
このブロック本体を連設並びに適宜間隔で並設し、その
並設したブロック本体の底版部間に現場打ち作業を介し
て貯留室の底版を構成し、また前記並設したブロック本
体の張出版部間に既成ブロック板を差渡し、かつ前記ブ
ロック本体と底版並びに既成ブロック板とを緊締ボル
ト、ナットを介して固着して一個の貯留室を区画形成し
て成り、しかもこのブロック本体、底版並びに既成ブロ
ック板の施工及び固着を介して多数個の貯留室を区画形
成し、この多数個の貯留室の周壁部を、既成ブロック板
等の遮蔽ブロックで遮蔽する地下式雨水貯留室装置とし
た。
口部を有する立上壁部及び張出版部とを有する側面視し
て略エ字型とするとともに、多数個構成する。そして、
このブロック本体を連設並びに適宜間隔で並設し、その
並設したブロック本体の底版部間に現場打ち作業を介し
て貯留室の底版を構成し、また前記並設したブロック本
体の張出版部間に既成ブロック板を差渡し、かつ前記ブ
ロック本体と底版並びに既成ブロック板とを緊締ボル
ト、ナットを介して固着して一個の貯留室を区画形成し
て成り、しかもこのブロック本体、底版並びに既成ブロ
ック板の施工及び固着を介して多数個の貯留室を区画形
成し、この多数個の貯留室の周壁部を、既成ブロック板
等の遮蔽ブロックで遮蔽する地下式雨水貯留室装置とし
た。
また本考案は、搬送の容易化並びにそのコストの低減を
図る為に、ブロック本体を略エ字型とし、積層状態に積
み上げ、又は重ねるように多数立設可能とした構造であ
る。
図る為に、ブロック本体を略エ字型とし、積層状態に積
み上げ、又は重ねるように多数立設可能とした構造であ
る。
更に本考案は、土地の有効利用を図る趣旨に符号するこ
と。また当然なことながら、前記隅部の施工の際に、段
取り並びに施工の容易化及び簡略化を図ること。また作
業能率の効率化を達成する為に、工場生産のブロック本
体を、底版部と、この底版部より立設した大きな開口部
を有する立上壁部及びこの立上壁部より前記底版部とほ
ぼ平行する張出版部とを有する側面視して略エ字型と成
し、しかもこのブロック本体を多数個構成し、この大き
な開口部を有するブロック本体を、連設並びに並設する
とともに、現場打ちコンクリート並びに鉄筋による底
版、既成ブロック板並びに既成ブロック板等の遮蔽ブロ
ックで遮蔽する構造の地下式雨水貯留室装置とした。
と。また当然なことながら、前記隅部の施工の際に、段
取り並びに施工の容易化及び簡略化を図ること。また作
業能率の効率化を達成する為に、工場生産のブロック本
体を、底版部と、この底版部より立設した大きな開口部
を有する立上壁部及びこの立上壁部より前記底版部とほ
ぼ平行する張出版部とを有する側面視して略エ字型と成
し、しかもこのブロック本体を多数個構成し、この大き
な開口部を有するブロック本体を、連設並びに並設する
とともに、現場打ちコンクリート並びに鉄筋による底
版、既成ブロック板並びに既成ブロック板等の遮蔽ブロ
ックで遮蔽する構造の地下式雨水貯留室装置とした。
「作用」 次に本考案の施工方法を説明すると、地下式貯留施設を
施工する所定の箇所に底版部と、この底版部より立設し
た大きな開口部を有する立上壁部及びこの立上壁部より
前記底版部とほぼ平行する張出版部とを有する側面視し
て略エ字型のブロック本体を敷設する。
施工する所定の箇所に底版部と、この底版部より立設し
た大きな開口部を有する立上壁部及びこの立上壁部より
前記底版部とほぼ平行する張出版部とを有する側面視し
て略エ字型のブロック本体を敷設する。
そしてこの略エ字型のブロック本体の長手方向の両端部
に、それぞれ隣接する同形状のブロック本体を連設す
る。但し、嵌合凹凸条が設けられている場合は、それぞ
れ嵌合一体化する。このような作業を、前記施工区域の
例えば縦方向になし、施工箇所の隅部(境界)までほぼ
一杯になす。
に、それぞれ隣接する同形状のブロック本体を連設す
る。但し、嵌合凹凸条が設けられている場合は、それぞ
れ嵌合一体化する。このような作業を、前記施工区域の
例えば縦方向になし、施工箇所の隅部(境界)までほぼ
一杯になす。
一方前述のようにして、連設されたブロック本体群に、
所定の間隔(勿論後述する既成ブロック板の寸法に関係
する。)を於て、同形状のブロック本体を並設し、この
並設したブロック本体に前述と同様にして、他の同形状
のブロック本体を連設し、並設ブロック本体群を構成す
る。
所定の間隔(勿論後述する既成ブロック板の寸法に関係
する。)を於て、同形状のブロック本体を並設し、この
並設したブロック本体に前述と同様にして、他の同形状
のブロック本体を連設し、並設ブロック本体群を構成す
る。
続いて、前記ブロック本体郡の底版部と、並設ブロック
本体群の底版部との間に形成された間隔に、配筋を施
し、また鉄筋孔に、前記配筋の両端部を挿入する。その
後、この間隔にコンクリートを打設して貯留室の底版を
構成する。
本体群の底版部との間に形成された間隔に、配筋を施
し、また鉄筋孔に、前記配筋の両端部を挿入する。その
後、この間隔にコンクリートを打設して貯留室の底版を
構成する。
また前記ブロック本体郡の張出版部と、並設ブロック本
体群の張出版部との間に、既成ブロック板を架承し、嵌
合孔に緊締ボルト並びにナットを介して固定する。この
ような作業を繰り返して、全ブロック本体群と並設ブロ
ック本体群の張出版部の上面に、順次既成ブロック板を
固定する。
体群の張出版部との間に、既成ブロック板を架承し、嵌
合孔に緊締ボルト並びにナットを介して固定する。この
ような作業を繰り返して、全ブロック本体群と並設ブロ
ック本体群の張出版部の上面に、順次既成ブロック板を
固定する。
このような作業なすことにより、施工区域の横方向に確
実、かつ容易に貯留室の施工が完了する。
実、かつ容易に貯留室の施工が完了する。
その後は、施工区域の横方向に、前記作業を順次進めて
行くことにより、施工区域全域の横方向の境界一杯まで
確実に、かつ多数の貯留室が区画形成される。
行くことにより、施工区域全域の横方向の境界一杯まで
確実に、かつ多数の貯留室が区画形成される。
そして、最後に、貯留室の周壁部を遮蔽する遮蔽ブロッ
ク、即ち、その連設方向に、既成ブロック板を当設し、
緊締ボルト並びにナット又は鉄筋を介して固着する。こ
れにより、連設方向の遮蔽が完了する。尚前記既成ブロ
ック板に替わり、現場打ちコンクリート並びに配筋でも
可能である。
ク、即ち、その連設方向に、既成ブロック板を当設し、
緊締ボルト並びにナット又は鉄筋を介して固着する。こ
れにより、連設方向の遮蔽が完了する。尚前記既成ブロ
ック板に替わり、現場打ちコンクリート並びに配筋でも
可能である。
また並設方向は、即ち、並設方向の周壁部は、底版部
と、この底版部より立設した立上壁部及びこの立上壁部
より前記底版部とほぼ平行する張出版部とを有する側面
視して略エ字型で、かつむくのブロック本体を当初より
施工することにより、この並設方向の遮蔽が簡便になし
得る。尚前記むくのブロック本体に替わり、現場打ちコ
ンクリート並びに配筋でも可能である。
と、この底版部より立設した立上壁部及びこの立上壁部
より前記底版部とほぼ平行する張出版部とを有する側面
視して略エ字型で、かつむくのブロック本体を当初より
施工することにより、この並設方向の遮蔽が簡便になし
得る。尚前記むくのブロック本体に替わり、現場打ちコ
ンクリート並びに配筋でも可能である。
以上のような作業をなすことによって、施工区域全体
に、多数設けられた貯留室が全て密閉状態に形成され、
かつ各貯留室は開口部を介して相互に連通される構造と
なる。
に、多数設けられた貯留室が全て密閉状態に形成され、
かつ各貯留室は開口部を介して相互に連通される構造と
なる。
また、この地下式貯留室装置の上方(上面には、従来と
同様に公園、運動場、駐車場等の施設が構築される。
同様に公園、運動場、駐車場等の施設が構築される。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する
と、1は板状の底版部2を有し、この底版部2より立設
した大きな開口部3を有する立上壁部4及びこの立上壁
部4より前記底版部2とほぼ平行する張出版部5とを有
する側面視して略エ字型のブロック本体(以下単に、原
則として、ブロック本体とする。)であり、このブロッ
ク本体1を、工場生産で多数個製造する。
と、1は板状の底版部2を有し、この底版部2より立設
した大きな開口部3を有する立上壁部4及びこの立上壁
部4より前記底版部2とほぼ平行する張出版部5とを有
する側面視して略エ字型のブロック本体(以下単に、原
則として、ブロック本体とする。)であり、このブロッ
ク本体1を、工場生産で多数個製造する。
このブロック本体1は施工区域(図示せず)の全域に敷
設され、例えばこのブロック本体1の長手方向Aに連設
される。この場合、その端面部1aに嵌合凹条6又は凸条
7が形成されている構造では、この嵌合凹凸条6、7を
介して強固に嵌合される。前記施工区域のある方向、例
えば縦方向に向かって適宜数のブロック本体1が連設さ
れ、具体的には、施工区域の境界まで設けられ、縦方向
のブロック本体群111が形成される。
設され、例えばこのブロック本体1の長手方向Aに連設
される。この場合、その端面部1aに嵌合凹条6又は凸条
7が形成されている構造では、この嵌合凹凸条6、7を
介して強固に嵌合される。前記施工区域のある方向、例
えば縦方向に向かって適宜数のブロック本体1が連設さ
れ、具体的には、施工区域の境界まで設けられ、縦方向
のブロック本体群111が形成される。
一方前記ブロック本体1は施工区域(図示せず)の全域
に敷設され、例えばこのブロック本体1の幅方向Bで
は、所定(適宜を含む)の間隔(勿論後述する既成ブロ
ック板の寸法との関係に於て、)をもって並設される。
に敷設され、例えばこのブロック本体1の幅方向Bで
は、所定(適宜を含む)の間隔(勿論後述する既成ブロ
ック板の寸法との関係に於て、)をもって並設される。
即ち、前記施工区域のある方向、例えば横方向に向かっ
て適宜数のブロック本体1が連設され、具体的には、施
工区域の境界まで設けられ、横方向のブロック本体群11
11が形成される。
て適宜数のブロック本体1が連設され、具体的には、施
工区域の境界まで設けられ、横方向のブロック本体群11
11が形成される。
尚、前記ブロック本体1の底版部2と、このブロック本
体1と並設される側面視して略エ字型の並設ブロック本
体(以下単に、並設ブロックとする。)1′の底版部
2′との間に形成された間隔Cに、配筋(図示せず)を
施すとともに、この配筋の両端部を、底版部2、2′に
設けた鉄筋孔8に挿入する。そして、この間隔Cに、コ
ンクリートを打設して貯留室Hの底版10を構成する。
体1と並設される側面視して略エ字型の並設ブロック本
体(以下単に、並設ブロックとする。)1′の底版部
2′との間に形成された間隔Cに、配筋(図示せず)を
施すとともに、この配筋の両端部を、底版部2、2′に
設けた鉄筋孔8に挿入する。そして、この間隔Cに、コ
ンクリートを打設して貯留室Hの底版10を構成する。
図中3′は並設ブロック本体1′の開口部、4′は同立
上壁部、5′は同張出版部である。
上壁部、5′は同張出版部である。
また張出版部5には、後述する既成ブロック板を固定す
る為の緊締ボルト、ナット(図示せず)又は鉄筋9が装
着(挿入もあり)される小孔11が数個設けられている。
る為の緊締ボルト、ナット(図示せず)又は鉄筋9が装
着(挿入もあり)される小孔11が数個設けられている。
12は工場生産された既成ブロック板であり、前述の如く
ブロック本体1の張出版部5と、並設ブロック本体1′
の張出版部5′との間に架承される。
ブロック本体1の張出版部5と、並設ブロック本体1′
の張出版部5′との間に架承される。
尚、前記のようにして、施工区域全域に構築された多数
個の貯留室Hの周壁部(周辺部を含む)を遮蔽する為
に、例えば遮蔽ブロックが設けられる。
個の貯留室Hの周壁部(周辺部を含む)を遮蔽する為
に、例えば遮蔽ブロックが設けられる。
そして、望ましくは、その連設方向の縦ブロック本体群
111の端面部1aには、既成ブロック板又は現場施工のブ
ロック板等のブロック板13を設ける。
111の端面部1aには、既成ブロック板又は現場施工のブ
ロック板等のブロック板13を設ける。
また、その並設方向のブロック本体1の張出版部5並び
に底版部2にも、前述と同様にしてブロック板(図示せ
ず)を設ける。
に底版部2にも、前述と同様にしてブロック板(図示せ
ず)を設ける。
尚、望ましくは、施工区域の並設方向の周壁部を、次の
構成のブロック本体21とする。
構成のブロック本体21とする。
即ち、底版部22と、この底版部22より立設した立上壁部
24及びこの立上壁部24より前記底版部21とほぼ平行する
張出版部25とを有する側面視して略エ字型で、かつむく
のブロック本体21とすることにより、施工時にこの周壁
部の遮蔽作業が終了し、大変に簡便である。
24及びこの立上壁部24より前記底版部21とほぼ平行する
張出版部25とを有する側面視して略エ字型で、かつむく
のブロック本体21とすることにより、施工時にこの周壁
部の遮蔽作業が終了し、大変に簡便である。
「考案の効果」 本考案は、以上で詳述した構造としたので、下記のよう
な効果を有する。
な効果を有する。
(I)本考案のブロック本体は、底版部と、大きな開口
部を有する立上壁部及び張出版部とを有する略エ字型と
するとともに、このブロック本体を、多数個製造する。
部を有する立上壁部及び張出版部とを有する略エ字型と
するとともに、このブロック本体を、多数個製造する。
そして、このブロック本体を連設並びに適宜間隔で並設
し、その並設したブロック本体の底版部間に現場打ち作
業を介して貯留室の底版を構成し、また前記並設したブ
ロック本体の張出版部間に既成ブロック板を差渡し、か
つ前記ブロック本体と底版部並びに既成ブロック板とを
緊締ボルト、ナット等を介して固着して一個の貯留室を
区画形成し、その後同様な方法を介してブロック本体、
底版並びに既成ブロック板の施工及び固着を成し、多数
個の貯留室を区画形成する。
し、その並設したブロック本体の底版部間に現場打ち作
業を介して貯留室の底版を構成し、また前記並設したブ
ロック本体の張出版部間に既成ブロック板を差渡し、か
つ前記ブロック本体と底版部並びに既成ブロック板とを
緊締ボルト、ナット等を介して固着して一個の貯留室を
区画形成し、その後同様な方法を介してブロック本体、
底版並びに既成ブロック板の施工及び固着を成し、多数
個の貯留室を区画形成する。
続いて、この多数個の貯留室の周壁部を、既成ブロック
板等の遮蔽ブロックで遮蔽する構成とした地下式雨水貯
留室装置である。
板等の遮蔽ブロックで遮蔽する構成とした地下式雨水貯
留室装置である。
したがって、施工区域全体又はその狭隘な隅部の施工等
の箇所も確実、かつ容易に貯留室が施工できること。ま
たこれにより、地下式雨水貯留施設を、その施設予定地
に倣って施工できこと。等によって、この地下式貯留施
設の機能を十分に発揮できる効果がある。
の箇所も確実、かつ容易に貯留室が施工できること。ま
たこれにより、地下式雨水貯留施設を、その施設予定地
に倣って施工できこと。等によって、この地下式貯留施
設の機能を十分に発揮できる効果がある。
(II)また本考案は、ブロック本体を略エ字型とし、積
層状態に積み上げ、又は重ねるように多数立設可能とし
た構造である。
層状態に積み上げ、又は重ねるように多数立設可能とし
た構造である。
よって、既成ブロック板とともに、その搬送の容易化が
達成されること、並びにそのコストの低減が図り得る効
果がある。
達成されること、並びにそのコストの低減が図り得る効
果がある。
(III)更に本考案は、ブロック本体を、底版部と、こ
の底版部より立設した大きな開口部を有する立上壁部及
びこの立上壁部より前記底版部とほぼ平行する張出版部
とを有する略エ字型とすること、並びにこのブロック本
体を多数個構成し、この大きな開口部を有するブロック
本体を連設並びに並設するとともに、現場打ちコンクリ
ート並びに鉄筋による底版、既成ブロック板並びに既成
ブロック板等の遮蔽ブロックで遮蔽する構成とした地下
式雨水貯留室装置である。
の底版部より立設した大きな開口部を有する立上壁部及
びこの立上壁部より前記底版部とほぼ平行する張出版部
とを有する略エ字型とすること、並びにこのブロック本
体を多数個構成し、この大きな開口部を有するブロック
本体を連設並びに並設するとともに、現場打ちコンクリ
ート並びに鉄筋による底版、既成ブロック板並びに既成
ブロック板等の遮蔽ブロックで遮蔽する構成とした地下
式雨水貯留室装置である。
したがって、土地の有効利用を図る趣旨に符合するこ
と。また当然なことながら、施工区域の隅部の施工の際
に於ける段取り、並びに施工の容易化及び簡略化を図る
こと。また作業能率の効率化を達成できる等の実用上の
卓効を有する。
と。また当然なことながら、施工区域の隅部の施工の際
に於ける段取り、並びに施工の容易化及び簡略化を図る
こと。また作業能率の効率化を達成できる等の実用上の
卓効を有する。
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
貯留室装置の要部断面図、第2図はブロック本体の拡大
斜視図、第3図は貯留室装置の一部欠截の断面図、第4
図は同上の一部欠截の平面図、第5図は従来のカルバー
ボックスの斜視図、第6図は第5図の施工状態を示す縮
小した平面図である。 1:ブロック本体、2:底版部 3:開口部、4:立上壁部 5:張出版部 1′:並設ブロック本体 2′:底版部、3′:開口部 4′:立上壁部、5′:張出版部 21:ブロック本体、22:底版部 24:立上壁部、25:張出版部 6:嵌合凹条、7:嵌合凸条 8:鉄筋孔、9:鉄筋 10:底版、11:小孔 12:既成ブロック板 13:ブロック板 111:縦方向のブロック本体群 1111:横方向のブロック本体群 A:長手方向、B:横方向 C:間隔、H:貯留室
貯留室装置の要部断面図、第2図はブロック本体の拡大
斜視図、第3図は貯留室装置の一部欠截の断面図、第4
図は同上の一部欠截の平面図、第5図は従来のカルバー
ボックスの斜視図、第6図は第5図の施工状態を示す縮
小した平面図である。 1:ブロック本体、2:底版部 3:開口部、4:立上壁部 5:張出版部 1′:並設ブロック本体 2′:底版部、3′:開口部 4′:立上壁部、5′:張出版部 21:ブロック本体、22:底版部 24:立上壁部、25:張出版部 6:嵌合凹条、7:嵌合凸条 8:鉄筋孔、9:鉄筋 10:底版、11:小孔 12:既成ブロック板 13:ブロック板 111:縦方向のブロック本体群 1111:横方向のブロック本体群 A:長手方向、B:横方向 C:間隔、H:貯留室
Claims (3)
- 【請求項1】底版部と、この底版部より立設した大きな
開口部を有する立上壁部及びこの立上壁部より前記底版
部とほぼ平行する張出版部とを有する側面視して略エ字
型のブロック本体を多数個構成し、この大きな開口部を
有するブロック本体を連設並びに適宜間隔で並設し、そ
の並設したブロック本体の底版部間に形成される間隔に
貯留室の底版となる現場打ちコンクリート並びに鉄筋に
よる底版を構成し、また前記並設したブロック本体の張
出版部間に既成ブロック板を差渡し、かつ前記ブロック
本体と底版並びに既成ブロック板とを緊締ボルト、ナッ
ト又は鉄筋を介して固着して一個の貯留室を区画形成す
るとともに、前記ブロック本体、底版並びに既成ブロッ
ク板の施工及び固着を介して多数個の貯留室を区画形成
し、この多数個の貯留室の周壁部を既成ブロック板等の
遮蔽ブロックで遮蔽する構成とした地下式雨水貯留室装
置。 - 【請求項2】貯留室の周壁部を遮蔽する遮蔽ブロック
が、連設方向に設けられた既成ブロック板で、その並設
方向に設けられた底版部と、この底版部より立設した立
上壁部及びこの立上壁部より前記底版部とほぼ平行する
張出版部とを有する側面視して略エ字型で、かつむくの
ブロック本体とで構成されている実用新案登録請求の範
囲第1項記載の地下式雨水貯留室装置。 - 【請求項3】前記ブロック本体の立上壁部の長手方向の
両端面に、嵌合用の凹凸条を設けた実用新案登録請求の
範囲第1項記載の地下式雨水貯留室装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4968190U JPH072748Y2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 地下式雨水貯留室装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4968190U JPH072748Y2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 地下式雨水貯留室装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH049421U JPH049421U (ja) | 1992-01-28 |
JPH072748Y2 true JPH072748Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31567586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4968190U Expired - Lifetime JPH072748Y2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 地下式雨水貯留室装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072748Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2680241B2 (ja) * | 1993-03-16 | 1997-11-19 | 興建産業株式会社 | 地下遊水池構造物 |
-
1990
- 1990-05-11 JP JP4968190U patent/JPH072748Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH049421U (ja) | 1992-01-28 |
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