JPH07273282A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH07273282A JPH07273282A JP6060499A JP6049994A JPH07273282A JP H07273282 A JPH07273282 A JP H07273282A JP 6060499 A JP6060499 A JP 6060499A JP 6049994 A JP6049994 A JP 6049994A JP H07273282 A JPH07273282 A JP H07273282A
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Abstract
かも信頼性の高い半導体装置の提供を目的とする。 【構成】 動作の際に熱を発生する熱発生半導体素子
(第1PNP型トランジスタ20、第2PNP型トラン
ジスタ30)及びこれを制御する制御部(抵抗器40及
びNPN型トランジスタ50)を基板1内に形成した
後、第1PNP型トランジスタ20と抵抗器40間にレ
ーザーカッターによって熱分離溝60を形成する。形成
後の熱分離溝60内に、熱伝導率の低い物質を埋め込
む。これにより、第1PNP型トランジスタ20から発
生した熱は抵抗器40に伝達されず、抵抗器40及びN
PN型トランジスタ50間において熱による制御特性の
変化が生じることがない。熱発生半導体素子及び制御部
は互いに熱的に分離され、熱発生半導体素子と制御部の
位置を考慮して配置する必要がなく、熱発生半導体素子
と制御部を別の基板に設ける必要もない。
Description
に信頼性の向上及びコストの低減に関する。
成されたいわゆる1チップ集積回路には様々な種類のも
のがある。これには、パワートランジスタとこれを制御
する制御トランジスタが同一の基板に形成されているも
のがある。
を図8に示す。1チップ集積回路100には、パワート
ランジスタ90と第1制御トランジスタ80及び第2制
御トランジスタ85が基板1内に設けられている。第1
制御トランジスタ80及び第2制御トランジスタ85
は、互いにほぼ等しい動作温度を保つことで正常な制御
を行なう。なお、パワートランジスタ90は、電源に用
いられており動作の際に大量の熱を発生する。
1チップ集積回路100には以下のような問題があっ
た。
ンジスタ85を図7に示すように配置すると、パワート
ランジスタ90から各制御トランジスタまでの距離に差
が生じる。この距離差によって、パワートランジスタ9
0から発せられる熱の多くは、第2制御トランジスタ8
5に伝達され、第1制御トランジスタ80には少ししか
伝達されない。
第2制御トランジスタ85間に伝達される熱の量に差が
生じると、両制御トランジスタの制御特性に狂いが生じ
てしまう。両制御トランジスタの制御特性に狂いが生じ
ると、パワートランジスタ90を正確に制御することが
出来ず、信頼性に欠けるという問題があった。
下の対策を講じていた。その1つとしては、1チップ集
積回路100の設計段階において、第1制御トランジス
タ80、第2制御トランジスタ85の位置をパワートラ
ンジスタ90からの熱がほぼ等しく伝達されるように配
置する。また、2つ目としては、第1制御トランジスタ
80及び第2制御トランジスタ85をパワートランジス
タ90が設けられている基板とは別の基板に設ける。
回路の設計時に、パワートランジスタ90に対する制御
トランジスタの配置が制限されてしまうという問題があ
った。特に、パワートランジスタが複数になる場合に
は、制御トランジスタの配置が非常に制限されてしまう
という問題があった。また、2つ目の対策では、制御ト
ランジスタをパワートランジスタとは別の基板に設ける
ため、コストが高くなってしまうという問題がある。
コストを低くでき、しかも信頼性の高い半導体装置の提
供を目的とする。
は、基板、前記基板内に設けられ動作に際して熱を発生
する熱発生半導体素子、前記基板内に前記熱発生半導体
素子と所定間隔で設けられ前記熱発生半導体素子の制御
を行なう制御部、を備えた半導体装置において、前記制
御部及び前記熱発生半導体素子間の基板に熱分離手段を
設けたこと、を特徴としている。
半導体装置において前記熱分離手段として前記基板に熱
分離溝を形成し、該熱分離溝に熱伝導率の低い物質を入
れたこと、を特徴としている。
内に設けられ動作に際して熱を発生する熱発生半導体素
子、前記基板内に前記熱発生半導体素子と所定間隔で設
けられ前記熱発生半導体素子の制御を行なう制御部、前
記基板内に設けられた前記制御部及び前記熱発生半導体
素子の各々を所定の間隔で分離する分離領域、を備えた
半導体装置において、前記分離領域を熱伝動率の低い物
質で形成したこと、を特徴としている。
内に設けられ動作に際して熱を発生する熱発生半導体素
子、前記基板内に前記熱発生半導体素子と所定間隔で設
けられ、前記熱発生半導体素子の制御を行なう制御部、
を備えた半導体装置において、前記基板底部に接続さ
れ、前記熱発生半導体素子からの熱を底面に放熱する放
熱柱を有するとともに該放熱柱が前記制御部及び前記熱
発生半導体素子間に設けられている放熱基板、前記放熱
柱に接続されるとともに前記基板の表面を覆い前記放熱
柱からの熱を前記基板表面全体に均等に放熱する放熱
板、を備えたことを特徴としている。
ては、熱分離手段が前記制御部及び前記熱発生半導体素
子間の基板に熱伝導率の低い物質が入れることで設けら
れおり、分離領域は熱伝動率の低い物質で形成され前記
熱発生半導体素子及び前記制御部の各々を所定の間隔で
分離している。したがって、熱発生半導体素子で発生し
た熱は制御部に伝達されず、制御部において熱による制
御特性の変化が生じることがない。また、熱発生半導体
素子及び制御部は互いに熱的に分離されるので、熱発生
半導体素子と制御部の位置を考慮して配置する必要がな
く、熱発生半導体素子と制御部を別の基板に設ける必要
がない。
熱柱が前記熱発生半導体素子からの熱を放熱基板の底面
に放熱し、放熱板は放熱柱からの熱を前記基板表面全体
に均等に放熱する。したがって、基板内に熱が蓄積され
ることがなく、基板の温度はほぼ均一となる。
路)の一実施例を以下に説明する。図1Aに、本実施例
の1チップ集積回路200の断面図を掲げる。1チップ
集積回路200には、基板1内に発熱部である第1PN
P型トランジスタ20及び第2PNP型トランジスタ3
0、制御部としての抵抗器40及びNPN型トランジス
タ50が形成されている。また、各半導体素子は分離領
域であるアイソレーション80によって電気的に分離さ
れている。さらに、第1PNP型トランジスタ20と抵
抗器40との間には、熱分離手段である熱分離溝60が
形成されている。
質、例えばカーボンが埋め込まれている。また、各半導
体素子が形成された基板1の表面には、パッシベーショ
ン膜65が設けられ、パッシベーション膜65上にはプ
ラスチックモールド73が形成されている。
図1Bに示す。図1Bの等価回路に示すように、1チッ
プ集積回路200は第1PNP型トランジスタ20、第
2PNP型トランジスタ30にコレクタ電圧Vccが印
加され、第1PNP型トランジスタ20のベース電流I
Bを制限する回路である。なお、この1チップ集積回路
200内で熱を発するのは、第1PNP型トランジスタ
20及び第2PNP型トランジスタ30である。
熱伝導率の低い物質の埋め込みについて説明する。熱分
離溝60形成前の1チップ集積回路200の断面図を図
2Aに示す。なお、図2Aに示す工程では、パッシベー
ション膜65が形成されていない。
型トランジスタ20と抵抗器40間にレーザーカッター
によって熱分離溝60を形成する(図2B)。熱分離溝
60を形成した後、熱伝導率の低い物質、例えばカーボ
ンを熱分離溝60内に蒸着させる。カーボンの蒸着後、
基板1の表面にパッシベーション膜65を形成する。パ
ッシベーション膜65形成後、パッシベーション膜65
上の全面にプラスチックモールドを形成する。このよう
にして、図1Aに示す1チップ集積回路200が形成さ
れる。
ては、第1PNP型トランジスタ20又は第2PNP型
トランジスタ30から発っせられた熱は、第1PNP型
トランジスタ20及び抵抗器40において均等に分散さ
れるものと仮定する。
の発生、伝達等について説明する。形成された1チップ
集積回路200において動作が行なわれると、コレクタ
電圧Vccが印加されている第1PNP型トランジスタ
20又は第二PNP型トランジスタ30が最も熱を発生
する(図1B参照)。第1PNP型トランジスタ20に
おいて発生した熱は、基板1を通じて抵抗器40及びN
PN型トランジスタ50に伝達しようとする(図1A参
照)。
の低い物質が埋め込まれた熱分離溝60によって妨げら
れる。これにより、第1PNP型トランジスタ20から
の熱は、抵抗器40及びNPN型トランジスタ50に達
することがなく、抵抗器40とNPN型トランジスタ5
0間の動作温度は、均等となる。
ジスタ50間の制御特性は、第1PNP型トランジスタ
20からの熱によって変化することがない。したがっ
て、抵抗器40及びNPN型トランジスタ50は相互に
適切な制御を行なうことができ、1チップ集積回路20
0全体として正常な動作を行なう事が可能であり、信頼
性が高くなる。
抵抗器40及びNPN型トランジスタ50間の制御特性
が変化することがないので、両半導体素子を第1PNP
型トランジスタ20及び第2PNP型トランジスタ30
とは別の基板に形成する必要がなく、コストの低減を図
ることが可能となる。
型トランジスタ20からの熱伝達が阻止されるため、抵
抗器40又はNPN型トランジスタ50の位置を第1P
NP型トランジスタ20からの熱が等しく伝達されるよ
うに配置する必要がない。したがって、1チップ集積回
路200において抵抗器40又はNPN型トランジスタ
50の配置が制限されることはない。
発せられた熱の一部は、プラスチックモールド75を通
じて抵抗器40方向に伝達しようとする。しかし、プラ
スチックモールド75の上面が大気に直接触れているた
め、この熱は大気中に放出される。したがって、第1P
NP型トランジスタ20からの熱は、抵抗器40及びN
PN型トランジスタ50に達することがない。
の熱分離溝60の形成はレーザーカッターによって行な
われた。しかし、確実に熱分離溝60の形成を行なえる
のであれば、他の方法でもよく、例えばエッチングによ
って形成してもよい。また、上記実施例では、熱分離溝
60内にカーボンを埋め込むようにしたが、熱伝導率が
低く、かつ第1PNP型トランジスタ20と抵抗器40
間を分離できる物質であれば、他の物質でもよく例えば
誘電性物質であればプラスチック、絶縁性の物質であれ
ばセラミックやゴムを用いてもよい。
例を以下に説明する。図3Aに、本実施例の1チップ集
積回路300の断面図を掲げる。1チップ集積回路30
0の構造は、図2Aに示す1チップ集積回路200とほ
ぼ同様である。しかし、本実施例の1チップ集積回路3
00においては、分離溝60が形成されておらず、各半
導体素子間に形成されているアイソレーション80が熱
伝導率の低い物質である点で図2Aの1チップ集積回路
200と異なる。
低い物質で形成する場合について説明する。基板1への
各アイソレーション80の形成は同時に行なわれるが、
説明の便宜上、第1PNP型トランジスタ20と第2P
NP型トランジスタ30間のアイソレーションの形成を
説明する(図3A参照)。
後、基板表面にフォトレジスト膜15を形成する(図3
B)。形成したフォトレジスト膜15をマスクとして基
板1にエッチングを施す。これにより、エッチングが施
された部分にアイソレーション凹部82が形成される
(図3C)。
の基板1を、基板下面から厚さレベルL1に達するまで
研磨(メカニカルグラインド)する。メカニカルグライ
ンドによる除去の後、熱伝導率の低い物質(例えばカー
ボン)をアイソレーション凹部82内に蒸着させる(図
3D)。以上の手順で、基板1内の各アイソレーション
80が同時に形成される。
15を除去し、以後、通常の手順で半導体の形成を行な
う事で1チップ集積回路300が完成する(図3A参
照)。
の発生、伝達等について説明する。この場合でも、1チ
ップ集積回路300の動作時に最も熱を発生するのは、
第1PNP型トランジスタ20又は第2PNP型トラン
ジスタ30である(図1B参照)。第1PNP型トラン
ジスタ20において発生した熱は、基板1を通じて抵抗
器40に伝達しようとする(図3A参照)。
ジスタ20と抵抗器40間に形成され、内部に熱伝導率
の低い物質が埋め込まれたアイソレーション80により
阻止される。これにより、第1PNP型トランジスタ2
0からの熱は抵抗器40に達することがない。また、抵
抗器40とNPN型トランジスタ50間にも上記と同様
のアイソレーション80が形成されている。したがっ
て、抵抗器40とNPN型トランジスタ50は互いに熱
的に隔離されており、両半導体素子の動作温度は、ほぼ
均等となる。
ジスタ50の制御特性は、第1PNP型トランジスタ2
0からの熱によって変化することがない。したがって、
抵抗器40及びNPN型トランジスタ50は相互に適切
な制御を行なうことができ、1チップ集積回路300全
体として正常な動作を行なう事が可能であり、信頼性が
高い。
の阻止によって、抵抗器40及びNPN型トランジスタ
50間の制御特性画変化する事がなく、両半導体素子を
第1PNP型トランジスタ20及び第2PNP型トラン
ジスタ30と別の基板に形成する必要がなく、コストの
低減を図ることが可能となる。
1PNP型トランジスタ20からの熱伝達が阻止される
ため、抵抗器40又はNPN型トランジスタ50の位置
を第1PNP型トランジスタ20からの熱が等しく伝達
されるように配置する必要がない。したがって、1チッ
プ集積回路300において抵抗器40又はNPN型トラ
ンジスタ50の配置が制限されることはない。
トランジスタ20からの熱の一部は、プラスチックモー
ルド75を通じて抵抗器40方向に伝達しようとする。
しかし、プラスチックモールド75の上面が大気に直接
接触しているため、この熱は大気中に放出される。した
がって、第1PNP型トランジスタ20からの熱が、抵
抗器40及びNPN型トランジスタ50に達することが
ない。
へのアイソレーション穴82の形成はエッチングによっ
て行なわれた。しかし、確実にアイソレーション穴82
の形成を行なえるのであれば、他の方法でもよく、例え
ばレーザーカッターによって形成してもよい。
穴82内にカーボンを埋め込むようにしたが、熱伝導率
が低く、かつ隣接する回路との電気的絶縁を図れる物質
であれば他の物質でもよく、例えばゴムを用いてもよ
い。
の実施例を以下に説明する。図4Aに、本実施例の1チ
ップ集積回路500の断面図を掲げる。1チップ集積回
路500の構造は、上記実施例の1チップ集積回路20
0及び1チップ集積回路300に近似している。
0は、基板1の底部に放熱柱である放熱フィン70を有
する放熱基板としてのベース基板10が接続されおり、
該放熱フィン70に放熱板であるプラスチックモールド
75が接続されている点で他の1チップ集積回路と異な
る。
物質(例えば銅)によって形成され、ベース基板10の
底部と接続し、第1PNP型トランジスタ20と抵抗器
40間に設けられている。一方、プラスチックモールド
75は、基板1の表面上にその全体を覆うように形成さ
れ、放熱フィン70と接続されている。
グランド基板10を接続する場合について説明する。ま
ず、基板1に対し、通常の手順に従って各半導体素子を
形成する(図4A参照)。ここで、基板1にパッシベー
ション膜65を形成する前、第1PNP型トランジスタ
20と抵抗器40間の基板表面にレーザーカッターによ
り放熱フィン穴73を形成する(図4B)。
シベーション膜65を形成する。図4Cに放熱フィン7
0を有するグランド基板10の平面図を示し、図4Dに
該グランド基板10の側面図を示す。
基板1の底面にダイボンドによって接続する。接続後の
グランド基板10と基板1の状態を示す平面図を図5A
に示し、側面図を図5Bに掲げる。グランド基板10と
基板1を接続した後、各半導体素子のパッドをワイヤー
によって配線する(図示せず)。ワイヤー配線後、プラ
スチックモールド75を基板1の表面及びベース基板1
0を覆うように設けるとともに放熱フィン70に接続す
る。図6Aにプラスチックモールド75で覆われた基板
1の表面及びベース基板10を示す平面図を示し、かか
る基板1及びベース基板10の側面図を図6Bに示す。
の発生、伝達等について説明する。1チップ集積回路5
00の動作時においても、第1PNP型トランジスタ2
0、第2PNP型トランジスタ30が熱を発生する(図
1B参照)。ここでも、第1PNP型トランジスタ20
において発生した熱は、基板1を通じて抵抗器40に伝
達しようとする(図4A参照)。
スタ20と抵抗器40間に設けられた放熱フィン70に
よってベース基板10に伝達され、放熱される。したが
って、基板1内に熱が蓄積されることがなく確実かつ速
やかな放熱を行なうことが可能となる。また、放熱フィ
ン70に伝達された熱は、ベース基板10への放熱と同
時に、接続されているプラスチックモールド75に伝達
される。
面は大気に直接接触しているため、熱の一部は大気中に
放出される。しかし、上記実施例と異なり、放熱フィン
70からプラスチックモールド75へ伝達される熱量は
大きいので、プラスチックモールド75を通じて抵抗器
40及びNPN型トランジスタ50に伝達される。
は、一部が大気中に放出されるが、大部分が基板1の表
面全体を覆っているプラスチックモールド75を伝わり
基板1の全面に伝達される。したがって、基板の温度
は、ほぼ均等となる。
り、第1PNP型トランジスタ20からの熱を遮断する
のではなく、基板全体に均等に分散させる。したがって
抵抗器40又はNPN型トランジスタ50の動作温度は
等しくなる。これにより、両半導体素子間の制御特性
は、第1PNP型トランジスタ20からの熱によって変
化することがない。
ジスタ50は相互に適切な制御をお行なうことができ、
1チップ集積回路500全体として正常な動作を行なう
事が可能となり、信頼性が高い。
タ50の動作温度が等しくなるので、両半導体素子を第
1PNP型トランジスタ20及び第2PNP型トランジ
スタ30と別の基板に形成する必要がなく、コストの低
減を図ることが可能となる。
基板全体への均等な熱伝達により、抵抗器40又はNP
N型トランジスタ50の位置を第1PNP型トランジス
タ20からの熱が等しく伝達されるような位置に配置す
る必要がない。したがって、1チップ集積回路500に
おいて抵抗器40又はNPN型トランジスタ50の配置
が制限されることもない。
熱フィン穴73の形成はレーザーカッターによって行な
われた。しかし、確実に放熱フィン穴の形成を行なえる
のであれば、他の方法でもよく、例えばエッチングによ
って形成してもよい。
銅としたが、熱伝達率の硬いものであれば、他のもので
あってもよく例えば、鉄、金、銀、アルミであってもよ
い。さらに、上記実施例において、放熱フィン70の基
板表面への突出部分の高さは、プラスチックモールド7
5とほぼ同じであった。しかし、確実かつ速やかな放熱
が出来るのであれば、図6Cに示すように放熱フィン7
0をプラスチックモールド75を貫通するように設けて
もよい。
においては、熱分離手段が前記制御部及び前記熱発生半
導体素子間の基板に熱伝導率の低い物質が入れることで
設けられおり、分離領域は熱伝動率の低い物質で形成さ
れ前記熱発生半導体素子及び前記制御部の各々を所定の
間隔で分離している。したがって、熱発生半導体素子で
発生した熱は制御部に伝達されず、制御部において熱に
よる制御特性の変化が生じることがない。また、熱発生
半導体素子及び制御部は互いに熱的に分離されるので、
熱発生半導体素子と制御部の位置を考慮して配置する必
要がなく、熱発生半導体素子と制御部を別の基板に設け
る必要がない。したがって、配置の制限を受けず、コス
トを低くでき、しかも信頼性が高い。
熱柱が前記熱発生半導体素子からの熱を放熱基板の底面
に放熱し、放熱板は放熱柱からの熱を前記基板表面全体
に均等に放熱する。すなわち、基板内に熱が蓄積される
ことがなく、基板の温度はほぼ均一となる。したがっ
て、確実かつ速やかな放熱を行なうことが可能となる。
面及び等価回路を示す図である。
工程を示す断面図である。
形成工程を示す断面及び1チップ集積回路の断面を示す
図である。
断面と基板及びベース基板の平面を示す図である。
後の基板の平面及び側面を示す図である。
スチックモールドを設けた場合の平面図及び側面図であ
る。
ジスタとトランジスタとの配置の一例を示す平面図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】基板、 前記基板内に設けられ動作に際して熱を発生する熱発生
半導体素子、 前記基板内に前記熱発生半導体素子と所定間隔で設けら
れ前記熱発生半導体素子の制御を行なう制御部、 を備えた半導体装置において、 前記制御部及び前記熱発生半導体素子間の基板に熱分離
手段を設けたこと、 を特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】請求項1に係る半導体装置において、 前記熱分離手段として前記基板に熱分離溝を形成し、該
熱分離溝に熱伝導率の低い物質を入れたこと、 を特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】基板、 前記基板内に設けられ動作に際して熱を発生する熱発生
半導体素子、 前記基板内に前記熱発生半導体素子と所定間隔で設けら
れ前記熱発生半導体素子の制御を行なう制御部、 前記基板内に設けられた前記制御部及び前記熱発生半導
体素子の各々を所定の間隔で分離する分離領域、 を備えた半導体装置において、 前記分離領域を熱伝動率の低い物質で形成したこと、 を特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】基板、 前記基板内に設けられ動作に際して熱を発生する熱発生
半導体素子、 前記基板内に前記熱発生半導体素子と所定間隔で設けら
れ、前記熱発生半導体素子の制御を行なう制御部、 を備えた半導体装置において、 前記基板底部に接続され、前記熱発生半導体素子からの
熱を底面に放熱する放熱柱を有するとともに該放熱柱が
前記制御部及び前記熱発生半導体素子間に設けられてい
る放熱基板、 前記放熱柱に接続されるとともに前記基板の表面を覆い
前記放熱柱からの熱を前記基板表面全体に均等に放熱す
る放熱板、 を備えたことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6060499A JPH07273282A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6060499A JPH07273282A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07273282A true JPH07273282A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13144066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6060499A Pending JPH07273282A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07273282A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999003147A1 (en) * | 1997-07-10 | 1999-01-21 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Thermally insulated integrated circuits |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6060499A patent/JPH07273282A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999003147A1 (en) * | 1997-07-10 | 1999-01-21 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Thermally insulated integrated circuits |
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