JPH07272772A - 撚線用圧接端子 - Google Patents
撚線用圧接端子Info
- Publication number
- JPH07272772A JPH07272772A JP6058538A JP5853894A JPH07272772A JP H07272772 A JPH07272772 A JP H07272772A JP 6058538 A JP6058538 A JP 6058538A JP 5853894 A JP5853894 A JP 5853894A JP H07272772 A JPH07272772 A JP H07272772A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure contact
- pitch
- wire
- section
- wires
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/24—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
- H01R4/2416—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type
- H01R4/2445—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members having additional means acting on the insulation or the wire, e.g. additional insulation penetrating means, strain relief means or wire cutting knives
- H01R4/2466—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members having additional means acting on the insulation or the wire, e.g. additional insulation penetrating means, strain relief means or wire cutting knives the contact members having a channel-shaped part, the opposite sidewalls of which comprise insulation-cutting means
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 最外層に偶数本の素線を有して全体として奇
数本の素線から成る撚り電線を大きな接触面積で確実に
圧接接続させる。 【構成】 長手方向に前後各一対の圧接片9,10を配
設した圧接端子において、最外層に偶数本の素線を配列
させた撚線に対して、前後の圧接片9,10の間隔L1
を撚線の撚りピッチの1/4×n(nは奇数)に設定し
た。また、撚りピッチのそれぞれ異なる二種以上の撚線
に対して、各撚線の撚りピッチの1/4×n(nは奇
数)なる間隔をそれぞれ有する三対以上の圧接片9,1
0,11を長手方向に配設した。
数本の素線から成る撚り電線を大きな接触面積で確実に
圧接接続させる。 【構成】 長手方向に前後各一対の圧接片9,10を配
設した圧接端子において、最外層に偶数本の素線を配列
させた撚線に対して、前後の圧接片9,10の間隔L1
を撚線の撚りピッチの1/4×n(nは奇数)に設定し
た。また、撚りピッチのそれぞれ異なる二種以上の撚線
に対して、各撚線の撚りピッチの1/4×n(nは奇
数)なる間隔をそれぞれ有する三対以上の圧接片9,1
0,11を長手方向に配設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最外層に偶数本の素線
を有して全体として奇数本の素線から成る撚り電線を大
きな接触面積で確実に圧接接続させ得る撚線用圧接端子
に関するものである。
を有して全体として奇数本の素線から成る撚り電線を大
きな接触面積で確実に圧接接続させ得る撚線用圧接端子
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17〜18は従来の圧接端子を示すも
のである。この圧接端子27(28)は、長手方向に前
後各一対の圧接片3,4(29,30)を図17の如く
切り起こしたり、図18の如く屈曲成形したりして形成
すると共に、該圧接片3(29)の前方に相手端子接触
部31(33)、後方に被覆圧着部32(34)をそれ
ぞれ形成したものである。前後の圧接片3,4(29,
30)の間隔Lは端子27(28)の全長や相手端子接
触部31(33)と被覆圧着部32(34)との間のス
ペース等の関係で決定される。
のである。この圧接端子27(28)は、長手方向に前
後各一対の圧接片3,4(29,30)を図17の如く
切り起こしたり、図18の如く屈曲成形したりして形成
すると共に、該圧接片3(29)の前方に相手端子接触
部31(33)、後方に被覆圧着部32(34)をそれ
ぞれ形成したものである。前後の圧接片3,4(29,
30)の間隔Lは端子27(28)の全長や相手端子接
触部31(33)と被覆圧着部32(34)との間のス
ペース等の関係で決定される。
【0003】電線(撚線)2は上方から前後各一対の圧
接片3,4(29,30)のスロット部35(36)に
圧入される。図19は圧接端子27における電線圧接状
態を示すものである。
接片3,4(29,30)のスロット部35(36)に
圧入される。図19は圧接端子27における電線圧接状
態を示すものである。
【0004】また図20(a) 〜(c) は、圧接される撚線
2,6,37を示すものであり、形式番号CAVS(CAVUS)
0.3、0.5SQ(素線数7本) やAVSS2SQ(素線数37本) のよ
うに、芯線10 ,50 ,380 の周りに偶数本の素線
1,5,38を一層ないし多層に配列して電線の円形化
を図っている。撚線2は最外層に6本、撚線6は12
本、撚線37は18本の素線をそれぞれ有する。
2,6,37を示すものであり、形式番号CAVS(CAVUS)
0.3、0.5SQ(素線数7本) やAVSS2SQ(素線数37本) のよ
うに、芯線10 ,50 ,380 の周りに偶数本の素線
1,5,38を一層ないし多層に配列して電線の円形化
を図っている。撚線2は最外層に6本、撚線6は12
本、撚線37は18本の素線をそれぞれ有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造にあっては、前後各一対の圧接片3,4(2
9,30)に対してそれぞれ図19の如く外層の素線1
が各1本ずつしか接触しない場合があり、その場合には
接触面積が小さく、電気的接続の信頼性に欠けるという
問題があった。
来の構造にあっては、前後各一対の圧接片3,4(2
9,30)に対してそれぞれ図19の如く外層の素線1
が各1本ずつしか接触しない場合があり、その場合には
接触面積が小さく、電気的接続の信頼性に欠けるという
問題があった。
【0006】本発明は、上記した点に鑑み、前後に配置
された各一対の圧接片3,4(29,30)に対して素
線1,5,38の接触が確実に行われ、電気的接続の信
頼性が高まる撚線用圧接端子を提供することを目的とす
る。
された各一対の圧接片3,4(29,30)に対して素
線1,5,38の接触が確実に行われ、電気的接続の信
頼性が高まる撚線用圧接端子を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、長手方向に前後各一対の圧接片を配設し
た圧接端子において、最外層に偶数本の素線を配列させ
た撚線に対して、該前後の圧接片の間隔を該撚線の撚り
ピッチの1/4×n(nは奇数)に設定して成る撚線用
圧接端子を基本とする。そして、最外層に偶数本の素線
を配列し、撚りピッチのそれぞれ異なる二種以上の撚線
に対して、各撚線の撚りピッチの1/4×n(nは奇
数)なる間隔をそれぞれ有する三対以上の圧接片を長手
方向に配設して成る撚線用圧接端子も可能である。
に、本発明は、長手方向に前後各一対の圧接片を配設し
た圧接端子において、最外層に偶数本の素線を配列させ
た撚線に対して、該前後の圧接片の間隔を該撚線の撚り
ピッチの1/4×n(nは奇数)に設定して成る撚線用
圧接端子を基本とする。そして、最外層に偶数本の素線
を配列し、撚りピッチのそれぞれ異なる二種以上の撚線
に対して、各撚線の撚りピッチの1/4×n(nは奇
数)なる間隔をそれぞれ有する三対以上の圧接片を長手
方向に配設して成る撚線用圧接端子も可能である。
【0008】
【作用】撚線の最外層の素線配列は1/4 ピッチ断面と1/
2 ピッチ断面とで90°位相する。1/4 ピッチ断面で両
側に複数本の素線が位置する場合は、1/2 ピッチ断面で
両側に最悪で1本の素線が位置する。それゆえ前後の圧
接片の間隔Lを1/4 ピッチ(1/2−1/4 =1/4)に設定すれ
ば、少なくとも前後何れかの圧接片が複数の素線と接触
し、大きな導通面積を得る。なお1/4 ×1の断面と1/4
×3の断面(n=1,3…)とで撚線の最外層の素線配
列は同様である。また、各撚線の撚りピッチに合わせて
複数対の圧接片の間隔Lを上記の如く設定することによ
り、一つの圧接端子で複数種の撚りピッチの撚線に対応
可能となる。
2 ピッチ断面とで90°位相する。1/4 ピッチ断面で両
側に複数本の素線が位置する場合は、1/2 ピッチ断面で
両側に最悪で1本の素線が位置する。それゆえ前後の圧
接片の間隔Lを1/4 ピッチ(1/2−1/4 =1/4)に設定すれ
ば、少なくとも前後何れかの圧接片が複数の素線と接触
し、大きな導通面積を得る。なお1/4 ×1の断面と1/4
×3の断面(n=1,3…)とで撚線の最外層の素線配
列は同様である。また、各撚線の撚りピッチに合わせて
複数対の圧接片の間隔Lを上記の如く設定することによ
り、一つの圧接端子で複数種の撚りピッチの撚線に対応
可能となる。
【0009】
【実施例】図1,2は、7本(最外層6本)の素線1か
ら成る撚線2を示すものであり、撚りピッチを例えば1
0mmとした場合に、図1で1/2 ピッチ(5mm点)のA1
−A1 断面及び1ピッチ(10mm点)のA2 −A2 断面
は、図2(a) の如く撚線先端の素線配列(図1(a) )と
同一形状で両側に各2本の素線11 ,12 を有する(正
確にはA1 −A1 断面とA2 −A2 断面とは180°位
相する)。また1/4ピッチ(2.5mm 点)のB1 −B1 断
面及び3/4 ピッチ(7.5mm 点)のB2 −B2断面は共
に、図2(b)の如く両側に各一本の素線13 を有する。
ら成る撚線2を示すものであり、撚りピッチを例えば1
0mmとした場合に、図1で1/2 ピッチ(5mm点)のA1
−A1 断面及び1ピッチ(10mm点)のA2 −A2 断面
は、図2(a) の如く撚線先端の素線配列(図1(a) )と
同一形状で両側に各2本の素線11 ,12 を有する(正
確にはA1 −A1 断面とA2 −A2 断面とは180°位
相する)。また1/4ピッチ(2.5mm 点)のB1 −B1 断
面及び3/4 ピッチ(7.5mm 点)のB2 −B2断面は共
に、図2(b)の如く両側に各一本の素線13 を有する。
【0010】また、3/8 ピッチ(3.75mm点)のC1 −C
1 断面及び7/8 ピッチ(8.75mm点)のC2 −C2 断面は
共に、図2(c)の如く両側に非対称で且つ平行に傾斜した
二本の素線12 ,13 を有する。さらに1/8 ピッチ(1.
25mm点)のD1 −D1 断面及び5/8 ピッチ(6.25mm点)
のD2 −D2 断面は共に、図2(c)とは対称な形状に傾斜
した二本の素線12 ,13 を有する(図示せず)。
1 断面及び7/8 ピッチ(8.75mm点)のC2 −C2 断面は
共に、図2(c)の如く両側に非対称で且つ平行に傾斜した
二本の素線12 ,13 を有する。さらに1/8 ピッチ(1.
25mm点)のD1 −D1 断面及び5/8 ピッチ(6.25mm点)
のD2 −D2 断面は共に、図2(c)とは対称な形状に傾斜
した二本の素線12 ,13 を有する(図示せず)。
【0011】そこで本発明の撚線用圧接端子は、例えば
従来技術の図17(図18でもよい)で示した前後の各
一対の圧接片3,3、4,4の何れか一方(前側3か後
側4か)が必ず片側2本以上の素線1に接触して良好な
電気的接続を行うべく、撚りピッチを例えば10mmとし
た場合に前後の圧接片3,4の間隔Lを1/4 ピッチであ
る2.5mm に設定してなるものである。撚りピッチPに対
する前後の圧接片3,4の間隔Lの一般式は、L=P/
4×n(nは奇数)で表される。
従来技術の図17(図18でもよい)で示した前後の各
一対の圧接片3,3、4,4の何れか一方(前側3か後
側4か)が必ず片側2本以上の素線1に接触して良好な
電気的接続を行うべく、撚りピッチを例えば10mmとし
た場合に前後の圧接片3,4の間隔Lを1/4 ピッチであ
る2.5mm に設定してなるものである。撚りピッチPに対
する前後の圧接片3,4の間隔Lの一般式は、L=P/
4×n(nは奇数)で表される。
【0012】すなわち図3(a)(b)の如く前側の圧接片3
が1/2 ピッチ(5mm点)のA1 −A 1 断面に位置した場
合には、後側の圧接片4が3/4 ピッチ(7.5mm 点)のB
2 −B2 断面に位置するようにする。そして、前側の一
対の圧接片3,3は図4(a)の如く各2本の素線11 ,
12 に接触して大きな導通面積を得る。一方、後側の一
対の圧接片4,4は図4(b) の如く90°位相した各1
本の素線13 ,13 に接触するのみである。
が1/2 ピッチ(5mm点)のA1 −A 1 断面に位置した場
合には、後側の圧接片4が3/4 ピッチ(7.5mm 点)のB
2 −B2 断面に位置するようにする。そして、前側の一
対の圧接片3,3は図4(a)の如く各2本の素線11 ,
12 に接触して大きな導通面積を得る。一方、後側の一
対の圧接片4,4は図4(b) の如く90°位相した各1
本の素線13 ,13 に接触するのみである。
【0013】また図5の如く前側の圧接片3が1/4 ピッ
チ(2.5mm 点)のB1 −B1 断面に位置し、後側の圧接
片4が1/2 ピッチ(5mm点)のA1 −A1 断面に位置す
る場合には、図4とは逆に前側の一対の圧接片3,3が
図6(a) の如く各1本の素線13 に接触し、後側の一対
の圧接片4,4が図6(b) の如く各2本の素線11 ,1
2 に接触する。B1 −B1 断面は図3のB2 −B2 断面
と較べて180°位相している。
チ(2.5mm 点)のB1 −B1 断面に位置し、後側の圧接
片4が1/2 ピッチ(5mm点)のA1 −A1 断面に位置す
る場合には、図4とは逆に前側の一対の圧接片3,3が
図6(a) の如く各1本の素線13 に接触し、後側の一対
の圧接片4,4が図6(b) の如く各2本の素線11 ,1
2 に接触する。B1 −B1 断面は図3のB2 −B2 断面
と較べて180°位相している。
【0014】さらに図7の如く前側の圧接片3が3/8 ピ
ッチ(3.75mm点)のC1 −C1 断面に位置し、後側の圧
接片4が5/8 ピッチ(6.25mm点)のD2 −D2 断面に位
置する場合には、前側の一対の圧接片3,3が図8(a)
の如く平行に傾斜した各2本の素線12 ,13 に接触し
(素線12 との接圧が強く、素線13 との接圧は弱
い)、後側の一対の圧接片4,4が、90°位相した同
様の2本の素線11 ,13に接触して、大きな導通面積
を得る。
ッチ(3.75mm点)のC1 −C1 断面に位置し、後側の圧
接片4が5/8 ピッチ(6.25mm点)のD2 −D2 断面に位
置する場合には、前側の一対の圧接片3,3が図8(a)
の如く平行に傾斜した各2本の素線12 ,13 に接触し
(素線12 との接圧が強く、素線13 との接圧は弱
い)、後側の一対の圧接片4,4が、90°位相した同
様の2本の素線11 ,13に接触して、大きな導通面積
を得る。
【0015】図9〜14は、19本(最外層12本)の
素線5から成る撚線6を圧接する例を示すものであり、
撚りピッチを10mmとし、図9(a)(b)の如く前側の圧接
片7が1/2 ピッチ(5mm点)のA1 ′−A1 ′断面に位
置する場合には、後側の圧接片8が3/4 ピッチ(7.5mm
点)のB2 ′−B2 ′断面に位置して、図10(a) の如
く前側の一対の圧接片7,7が各3本の素線51 〜53
に接触して大きな導通面積を得て、図10(b) の如く後
側の一対の圧接片8,8が90°位相した各1本の素線
55 ,55 に接触する。
素線5から成る撚線6を圧接する例を示すものであり、
撚りピッチを10mmとし、図9(a)(b)の如く前側の圧接
片7が1/2 ピッチ(5mm点)のA1 ′−A1 ′断面に位
置する場合には、後側の圧接片8が3/4 ピッチ(7.5mm
点)のB2 ′−B2 ′断面に位置して、図10(a) の如
く前側の一対の圧接片7,7が各3本の素線51 〜53
に接触して大きな導通面積を得て、図10(b) の如く後
側の一対の圧接片8,8が90°位相した各1本の素線
55 ,55 に接触する。
【0016】図11は、前側の圧接片7が1/4 ピッチ
(2.5mm 点)のB1 ′−B1 ′断面に位置し、後側の圧
接片8が1/2 ピッチ(5mm点)のA1 ′−A1 ′断面に
位置する場合であり、前側の一対の圧接片7,7が図1
2(a) の如く各1本の素線55に接触し、後側の一対の
圧接片8,8が図12(b) の如く各3本の素線51 〜5
3 に接触する。なおB1 ′−B1 ′断面はB2 ′−
B2 ′断面と較べて180°位相している。
(2.5mm 点)のB1 ′−B1 ′断面に位置し、後側の圧
接片8が1/2 ピッチ(5mm点)のA1 ′−A1 ′断面に
位置する場合であり、前側の一対の圧接片7,7が図1
2(a) の如く各1本の素線55に接触し、後側の一対の
圧接片8,8が図12(b) の如く各3本の素線51 〜5
3 に接触する。なおB1 ′−B1 ′断面はB2 ′−
B2 ′断面と較べて180°位相している。
【0017】図13は、前側の圧接片7が3/8 ピッチ
(3.75mm点)のC1 ′−C1 ′断面に位置し、後側の圧
接片8が5/8 ピッチ(6.25mm点)のD2 ′−D2 ′断面
に位置する場合であり、図14(a) の如く前側の一対の
圧接片7,7は3本の傾斜した素線53 〜55 に接触
し、後側の一対の圧接片8,8は同じく傾斜した3本の
素線51 ,55 ,56 に接触して良好な導通を得る。
(3.75mm点)のC1 ′−C1 ′断面に位置し、後側の圧
接片8が5/8 ピッチ(6.25mm点)のD2 ′−D2 ′断面
に位置する場合であり、図14(a) の如く前側の一対の
圧接片7,7は3本の傾斜した素線53 〜55 に接触
し、後側の一対の圧接片8,8は同じく傾斜した3本の
素線51 ,55 ,56 に接触して良好な導通を得る。
【0018】以上の如くに撚線の素線が両側に1本ずつ
位置する場合と2本(以上)位置する場合とは1/4 ピッ
チ(90°)毎に現れるわけであるから、撚りピッチに
対する前後の圧接片3,4ないし7,8の間隔Lの一般
式を L=P/4×n(nは奇数) として、前後の圧
接片3,4ないし7,8の間隔Lを1/4 ピッチないし3/
4 ピッチ…とすることにより、常に前後の圧接片3,4
ないし7,8の何れか一方(前3,7か後4,8)ある
いは両方(前と後)が複数本の素線1ないし5に接触し
て良好な電気的接触を得る。
位置する場合と2本(以上)位置する場合とは1/4 ピッ
チ(90°)毎に現れるわけであるから、撚りピッチに
対する前後の圧接片3,4ないし7,8の間隔Lの一般
式を L=P/4×n(nは奇数) として、前後の圧
接片3,4ないし7,8の間隔Lを1/4 ピッチないし3/
4 ピッチ…とすることにより、常に前後の圧接片3,4
ないし7,8の何れか一方(前3,7か後4,8)ある
いは両方(前と後)が複数本の素線1ないし5に接触し
て良好な電気的接触を得る。
【0019】図15〜16は、圧接片3,4の間隔を求
める一般式L=P/4×n(nは奇数)を適用して、左
右各一対の圧接片9〜11ないし12〜14を前側、中
側、後側と合計三対配設することにより、二種類の撚り
ピッチの撚線の何れにでも上記例の如く良好な接触を得
るようにした撚線用圧接端子15,16を示すものであ
る。
める一般式L=P/4×n(nは奇数)を適用して、左
右各一対の圧接片9〜11ないし12〜14を前側、中
側、後側と合計三対配設することにより、二種類の撚り
ピッチの撚線の何れにでも上記例の如く良好な接触を得
るようにした撚線用圧接端子15,16を示すものであ
る。
【0020】例えば撚りピッチが10mmの撚線と24mm
の撚線とを一種類の圧接端子15(16)で対応させよ
うとした場合は、前側と中側の圧接片9,10(12,
13)の間隔L1 を10mmの1/4 ピッチである2.5 mmに
設定し、前側と後側の圧接片9,11(12,14)の
間隔L2 を24mmの1/4 ピッチである6.0 mmに設定する
のである。それにより10mmピッチの撚線は前側と中側
の圧接片9,10(12,13)の少なくとも何れか一
方に大きな接触面積で圧接され、24mmピッチの撚線は
前側と後側の圧接片9,11(12,14)の少なくと
も何れか一方に大きな接触面積で圧接される。
の撚線とを一種類の圧接端子15(16)で対応させよ
うとした場合は、前側と中側の圧接片9,10(12,
13)の間隔L1 を10mmの1/4 ピッチである2.5 mmに
設定し、前側と後側の圧接片9,11(12,14)の
間隔L2 を24mmの1/4 ピッチである6.0 mmに設定する
のである。それにより10mmピッチの撚線は前側と中側
の圧接片9,10(12,13)の少なくとも何れか一
方に大きな接触面積で圧接され、24mmピッチの撚線は
前側と後側の圧接片9,11(12,14)の少なくと
も何れか一方に大きな接触面積で圧接される。
【0021】図15で示す撚線用圧接端子15は、先端
方の相手端子接触部17と後端方の電線被覆圧着部18
との間の基板部19から前側、中側、後側の計三対の圧
接片9〜11を切り起こして形成したものである。各圧
接片9〜11は、基板部19の両側の側板部20に形成
された縦溝21に側方の突片部22を係合させて固定さ
れる。
方の相手端子接触部17と後端方の電線被覆圧着部18
との間の基板部19から前側、中側、後側の計三対の圧
接片9〜11を切り起こして形成したものである。各圧
接片9〜11は、基板部19の両側の側板部20に形成
された縦溝21に側方の突片部22を係合させて固定さ
れる。
【0022】図16で示す撚線用圧接端子16は基板部
23から同様に前側と中側の圧接片12,13を立ち上
げると共に、両側板部24の後端を内側に折り曲げて後
側の圧接片14を形成して成る。
23から同様に前側と中側の圧接片12,13を立ち上
げると共に、両側板部24の後端を内側に折り曲げて後
側の圧接片14を形成して成る。
【0023】上記圧接端子15,16により二種類の撚
りピッチの撚線に対応可能である。なお、上記圧接片9
〜11(12〜14)は三対に限らず、上記した圧接片
の間隔を求める一般式を用いて三つ以上の間隔L1 ,L
2 ,L3 …を設定し、端子長手方向に圧接片を三対以上
配設して、一つの圧接端子で撚りピッチの違う複数のの
撚線に対応することもできる。
りピッチの撚線に対応可能である。なお、上記圧接片9
〜11(12〜14)は三対に限らず、上記した圧接片
の間隔を求める一般式を用いて三つ以上の間隔L1 ,L
2 ,L3 …を設定し、端子長手方向に圧接片を三対以上
配設して、一つの圧接端子で撚りピッチの違う複数のの
撚線に対応することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、撚線の
長手方向のどの位置を圧接しようとも、撚りピッチの1
/4×n(nは奇数)なる間隔の前後各一対の圧接片の
少なくとも一方が常に片側2本以上の素線と接触して大
きな接触面積を得るから、従来のように撚線の圧接位置
によって前後の圧接片が何れも小さな接触面積しか得ら
れないという危険が回避され、常に良好な電気的接触が
得られ、これにより電気的接続の信頼性が向上する。
長手方向のどの位置を圧接しようとも、撚りピッチの1
/4×n(nは奇数)なる間隔の前後各一対の圧接片の
少なくとも一方が常に片側2本以上の素線と接触して大
きな接触面積を得るから、従来のように撚線の圧接位置
によって前後の圧接片が何れも小さな接触面積しか得ら
れないという危険が回避され、常に良好な電気的接触が
得られ、これにより電気的接続の信頼性が向上する。
【0025】また、端子長手方向に撚りピッチの1/4
×n(nは奇数)なる間隔で各種の撚りピッチの撚線に
対応した三対以上の圧接片を配設することにより、一つ
の圧接端子で各種撚りピッチの撚線の何れでも接続する
ことができる。そして撚りピッチに応じて複数種の圧接
端子を作らねばならないという煩雑さが解消される。
×n(nは奇数)なる間隔で各種の撚りピッチの撚線に
対応した三対以上の圧接片を配設することにより、一つ
の圧接端子で各種撚りピッチの撚線の何れでも接続する
ことができる。そして撚りピッチに応じて複数種の圧接
端子を作らねばならないという煩雑さが解消される。
【図1】撚線を1/8 ピッチ毎に断面する状態を示し、
(a) は正面図、(b) は平面図である。
(a) は正面図、(b) は平面図である。
【図2】(a) は図1(b) のA1 −A1 ,A2 −A2 断
面、(b) はB1 −B1 ,B2 −B 2 断面、(c) はC1 −
C1 ,C2 −C2 断面を示す。
面、(b) はB1 −B1 ,B2 −B 2 断面、(c) はC1 −
C1 ,C2 −C2 断面を示す。
【図3】素線数7本の撚線を1/2 ピッチと3/4 ピッチで
断面する状態を示し、(a) は正面図、(b) は平面図であ
る。
断面する状態を示し、(a) は正面図、(b) は平面図であ
る。
【図4】(a) (b) は図3の各断面における圧接状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図5】撚線を1/4 ピッチと1/2 ピッチで断面する状態
を示し、(a) は正面図、(b) は平面図である。
を示し、(a) は正面図、(b) は平面図である。
【図6】(a) (b) は図5の各断面における圧接状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図7】撚線を3/8 ピッチと5/8 ピッチで断面する状態
を示し、(a) は正面図、(b) は平面図である。
を示し、(a) は正面図、(b) は平面図である。
【図8】(a) (b) は図7の各断面における圧接状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図9】素線数19本の撚線を1/2 ピッチと3/4 ピッチ
で断面する状態を示し、(a) は正面図、(b) は平面図で
ある。
で断面する状態を示し、(a) は正面図、(b) は平面図で
ある。
【図10】(a) (b) は図9の各断面における圧接状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図11】撚線を1/4 ピッチと1/2 ピッチで断面する状
態を示し、(a) は正面図、(b) は平面図である。
態を示し、(a) は正面図、(b) は平面図である。
【図12】(a) (b) は図11の各断面における圧接状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図13】撚線を3/8 ピッチと5/8 ピッチで断面する状
態を示し、(a) は正面図、(b) は平面図である。
態を示し、(a) は正面図、(b) は平面図である。
【図14】(a) (b) は図13の各断面における圧接状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図15】本発明に係る圧接端子の一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図16】同じく変形例を示す斜視図である。
【図17】従来の圧接端子の一例を示す斜視図である。
【図18】同じく他の圧接端子を示す斜視図である。
【図19】図17の圧接端子に電線を圧接した状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図20】(a)(b)(c) は最外層に偶数本の素線を有する
径違いの撚線を示す正面図である。
径違いの撚線を示す正面図である。
1,5 素線 2,6 撚線 3,4,7,8,9〜11,12〜14 圧接片 15,16 撚線用圧接端子 L,L1 ,L2 間隔 P 撚りピッチ
フロントページの続き (72)発明者 山本 浩士 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 長手方向に前後各一対の圧接片を配設し
た圧接端子において、最外層に偶数本の素線を配列させ
た撚線に対して、該前後の圧接片の間隔を該撚線の撚り
ピッチの1/4×n(nは奇数)に設定して成ることを
特徴とする撚線用圧接端子。 - 【請求項2】 最外層に偶数本の素線を配列し、撚りピ
ッチのそれぞれ異なる二種以上の撚線に対して、各撚線
の撚りピッチの1/4×n(nは奇数)なる間隔をそれ
ぞれ有する三対以上の圧接片を長手方向に配設して成る
ことを特徴とする撚線用圧接端子。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6058538A JP2848514B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 撚線用圧接端子 |
US08/412,119 US5588868A (en) | 1994-03-29 | 1995-03-28 | Strand cable press-contacting terminal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6058538A JP2848514B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 撚線用圧接端子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07272772A true JPH07272772A (ja) | 1995-10-20 |
JP2848514B2 JP2848514B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=13087224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6058538A Expired - Fee Related JP2848514B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 撚線用圧接端子 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5588868A (ja) |
JP (1) | JP2848514B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11329523A (ja) * | 1998-05-18 | 1999-11-30 | Honda Motor Co Ltd | 圧接形コネクタ |
US6341978B1 (en) | 1999-11-12 | 2002-01-29 | Yazaki Corporation | Press-connecting terminal |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10154535A (ja) * | 1996-11-26 | 1998-06-09 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 圧接型端子金具 |
JPH10162872A (ja) * | 1996-12-02 | 1998-06-19 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 圧接型端子金具 |
JP3225861B2 (ja) * | 1996-12-02 | 2001-11-05 | 住友電装株式会社 | 端子金具 |
JP3225863B2 (ja) * | 1996-12-03 | 2001-11-05 | 住友電装株式会社 | 端子金具 |
JP3542712B2 (ja) * | 1998-03-20 | 2004-07-14 | 矢崎総業株式会社 | 圧接端子 |
JP2001057249A (ja) * | 1999-08-18 | 2001-02-27 | Yazaki Corp | 圧接端子 |
JP3797539B2 (ja) * | 2000-09-14 | 2006-07-19 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ圧接端子の形成方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60142463A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-27 | Fujitsu Ltd | かな漢字変換装置 |
JP2885258B2 (ja) * | 1992-09-11 | 1999-04-19 | 矢崎総業株式会社 | 圧接端子金具 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP6058538A patent/JP2848514B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-03-28 US US08/412,119 patent/US5588868A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11329523A (ja) * | 1998-05-18 | 1999-11-30 | Honda Motor Co Ltd | 圧接形コネクタ |
US6341978B1 (en) | 1999-11-12 | 2002-01-29 | Yazaki Corporation | Press-connecting terminal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5588868A (en) | 1996-12-31 |
JP2848514B2 (ja) | 1999-01-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4187338B2 (ja) | 電気コネクタ | |
EP1930988B1 (en) | Cable attachment, cable assembly including the same, and connector including the attachment | |
JPH0236710A (ja) | 平型電線とリード線の接続方法 | |
US5338233A (en) | Structure for electrically connecting a terminal and a wire | |
GB2037493A (en) | Insulation displacing contact for electrical connector | |
JPH07272772A (ja) | 撚線用圧接端子 | |
CA1201501A (en) | Socket connector | |
CN1261731A (zh) | 带有绝缘体穿透楔体和保护活页的楔形电连接件 | |
JP4030453B2 (ja) | フラットケーブルの接続部及びフラットケーブルの接続方法 | |
JP3096804B2 (ja) | ケーブルコネクタ用コンタクト、コンタクトアセンブリ、多芯ケーブルコネクタおよび圧着工具 | |
JP3523074B2 (ja) | 圧接端子 | |
JP3895466B2 (ja) | 圧接形コネクタ | |
JPH0130784Y2 (ja) | ||
CN201051552Y (zh) | 软性排线模块 | |
JP3942898B2 (ja) | フレキシブル・フラットケーブルと端子の接続方法及び同接続構造 | |
JPS63318080A (ja) | 圧接端子を使用した分岐接続箱 | |
JP3396575B2 (ja) | 導電フィルムと電線の接続方法およびその接続端子 | |
JPS6037811Y2 (ja) | コネクタ | |
JP3275537B2 (ja) | モジュラプラグ | |
JP2729691B2 (ja) | コネクタ | |
JP6809811B2 (ja) | 端子付き電線及びワイヤーハーネス | |
JPH0625897Y2 (ja) | 導電端子 | |
JPS594460Y2 (ja) | 圧着コネクタ | |
JP2849124B2 (ja) | 被覆電線用接続端子 | |
JP2022127278A (ja) | 端子付き電線 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980929 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |