JPH0727261U - 樹脂製モータケース - Google Patents
樹脂製モータケースInfo
- Publication number
- JPH0727261U JPH0727261U JP5875093U JP5875093U JPH0727261U JP H0727261 U JPH0727261 U JP H0727261U JP 5875093 U JP5875093 U JP 5875093U JP 5875093 U JP5875093 U JP 5875093U JP H0727261 U JPH0727261 U JP H0727261U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- case
- motor
- yoke
- magnet
- Prior art date
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 内燃機関始動用スタータモータ等のモータ1
の樹脂製ケース10に、ヨーク11と磁石12と一方の
モータ軸受13とを一体に樹脂成形した。 【効果】 ケース10を成形する際にヨーク11と磁石
12と一方のモータ軸受13とが同時にケースに樹脂成
形されるので、少ない加工工程で各部品の位置決めを確
実にし、生産性を向上させることができる。
の樹脂製ケース10に、ヨーク11と磁石12と一方の
モータ軸受13とを一体に樹脂成形した。 【効果】 ケース10を成形する際にヨーク11と磁石
12と一方のモータ軸受13とが同時にケースに樹脂成
形されるので、少ない加工工程で各部品の位置決めを確
実にし、生産性を向上させることができる。
Description
【0001】
本考案は、モータ用ケースの改良に関する。
【0002】
従来、内燃機関始動用スタータモータ等の小型モータ用ケースの技術として、 例えば、実開平1−45462号のスタータフレームが提案されている。これは 、内周面に複数のマグネット10(公報に記載の番号。以下、同じ。)を装着し たヨーク11を、アルミニウムなどの非磁性体からなるフレーム13内に圧入や 接着等により装着したものである。円筒状のヨーク11は周方向へ波状に形成さ れた補助極14でマグネット10の位置決めをしている。
【0003】
上記従来例においては、ヨーク11の周方向を波状に成形しマグネット10を 位置決めしたり、円筒状のヨークをフレーム13に圧入等で装着するので、加工 工程が多く生産性が悪い。また、コストアップの要因となる。 そこで本考案の目的は、加工工程が少なくてすむ樹脂製モータケースを提供す ることにある。
【0004】
上記目的を達成するべく本考案の樹脂製モータケースは、樹脂製ケースに、ヨ ークと磁石と一方のモータ軸受とが一体に樹脂成形されたものである。
【0005】
上記樹脂製モータケースは、ヨークと磁石と一方のモータ軸受とを、樹脂製ケ ースと一体成形することで製造される。
【0006】
【実施例】 本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。 図1は本考案に係る樹脂製モータケースの縦断面図である。モータ1は想像線 に示すアーマチュア2とケース10とからなり、例えば、内燃機関始動用スター タモータとして使用される。 アーマチュア2は、複数のスロット3aを有するコア3と、各スロット3a間 に巻回される複数のコイル4と、コア3を貫通して固着される出力軸5と、出力 軸に備えるコミュテータ6とからなる。
【0007】 コミュテータ6は各コイル4の両端と電気的に接続され、また、ブラシホルダ 7のブラシ8と接触している。このため、回転側のコミュテータ6と固定側のブ ラシ8とは、アーマチュア2が回転しても摺接することにより電気的に導通され ている。 出力軸5の先端側5aは、内燃機関を始動するスタータ(図示せず)と連結さ れている。出力軸5は、先端側5aがスタータ側で支持され、他端側が後述する 一方のモータ軸受13で支持されている。
【0008】 ケース10は、出力端側が開放された有底の円筒形状であり、樹脂材料からな る。ケース10には、ヨーク11と一対の磁石12,12と一方のモータ軸受1 3とが、同心上で一体に樹脂成形されている(インサート成形)。ヨーク11は 鋼管等の磁性材料からなる円筒状である。一対の磁石12,12はヨーク11の 内周に装着されている。一方のモータ軸受13は円筒状である。
【0009】 次にケース10を成形する金型について説明する。 図2は本考案に係る樹脂製モータケースを成形する成形用金型の縦断面図であ る。成形用金型20は下型21と上型31とからなり、この図において上下方向 に組合っている。
【0010】 下型21は下側にフランジ22を有した全体が概ね円柱状であり、上記ケース 10の内面形状を設定するものである。上型31は下方が開放された有底の円筒 形状であり、ケース10の外面形状を設定するものである。下型21と上型31 との組合せにより形成されたキャビティ35は、溶融樹脂(図示せず)を充填さ れてケース10を成形するものである。 なお、上型31にはキャビティ35内に溶融樹脂を注入する注入孔32が設け られている。
【0011】 図3は本考案に係る樹脂製モータケースを成形する下型の斜視図である。 下型21は最低部のフランジ22、フランジ22よりも少し上側の第1段差部 23及び第1円柱部24、第1段差部23よりも少し上側の第2段差部25,2 5(この図の表裏に形成)、第2円柱部26及びストッパ27,27(第2段差 部25,25の左右端に形成)、最上部の第3段差部28及び第3円柱部29を 同心上で一体に形成されてなる。
【0012】 第1段差部23はヨーク11の下端11aの高さを設定し、第1円柱部24は ヨークの装着心を設定するものである。 第2段差部25は各磁石12,12の下端の高さを設定し、第2円柱部26は 各磁石の装着心を設定し、ストッパ27は平面視における各磁石の装着角度を設 定(一対の磁石12,12が相対向して対象に配列するように、各磁石の左右端 面12aと当接)するものである。 第3段差部28は軸受13の下端13aの高さを設定し、第3円柱部29はこ の軸受の装着心を設定するものである。
【0013】 次に、ケース10の成形手順を図3に基づき説明する。 なお、下型21は垂直に設置されている。 先ず、一対の磁石12,12の左右端面12a,12aを各ストッパ27,2 7と位置合せしながら、これらの段差面12bを第2段差部25に載せる。
【0014】 次に、ヨーク11を第1円柱部24に挿入し、その下端11aを第1段差部2 3に載せる。この状態で各磁石12,12はヨーク11の内面に密着している。 その後、軸受13を第3円柱部29に挿入し、その下端13aを第3段差部2 8に載せる。 このように、一対の磁石12,12、ヨーク11、軸受13の順に下型21に 挿入することにより、この下型の中心上にこれらの部品が組付けられ、ケース1 0に埋込まれる部品(インサート)となる。
【0015】 次に、上型31を図2に示すように下型21に被せて組合せ、キャビティ35 を形成する。そして、注入孔32からキャビティ35に溶融樹脂を注入する。 キャビティ35内の樹脂が固化した後、各型21,31を外すことにより、樹 脂製ケース10にヨーク11、一対の磁石12,12及び軸受13が一体樹脂成 形されて完成する。
【0016】 なお、上記実施例において、モータ1は内燃機関始動用スタータモータに限定 されるものではなく、各種小型モータに適用できる。 また、ケース10の成形手順で、下型21へ挿入する順序は各磁石12,12 、ヨーク11、軸受13の順に限定されるものではない。 更に、磁石12,12は一対に限定されるものではなく、適宜数量を決定すれ ばよく、また、周方向に複数の磁極を配列した単一の環状磁石であってもよい。
【0017】
以上に述べたとうり本考案は、樹脂製ケースに、ヨークと磁石と一方のモータ 軸受とが一体樹脂成形されてなることにより、ケースを成形する際にヨークと磁 石と一方のモータ軸受とが同時にケースに樹脂成形されるので、少ない加工工程 で各部品の位置決めを確実にし、生産性を向上させることができる。
【図1】本考案に係る樹脂製モータケースの縦断面図
【図2】本考案に係る樹脂製モータケースを成形する成
形用金型の縦断面図
形用金型の縦断面図
【図3】本考案に係る樹脂製モータケースを成形する下
型の斜視図
型の斜視図
1…モータ、2…アーマチュア、5…出力軸、5b…後
端側、10…ケース、11…ヨーク、12…磁石、13
…一方のモータ軸受、20…成形用金型、21…下型、
31…上型、35…キャビティ。
端側、10…ケース、11…ヨーク、12…磁石、13
…一方のモータ軸受、20…成形用金型、21…下型、
31…上型、35…キャビティ。
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂製ケースに、ヨークと磁石と一方の
モータ軸受とが一体樹脂成形されてなる樹脂製モータケ
ース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5875093U JPH0727261U (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 樹脂製モータケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5875093U JPH0727261U (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 樹脂製モータケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727261U true JPH0727261U (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=13093223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5875093U Withdrawn JPH0727261U (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 樹脂製モータケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727261U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100498299B1 (ko) * | 1998-09-24 | 2005-10-04 | 엘지전자 주식회사 | 리니어 모터의 가동자 제조방법 |
JP2009095198A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Aichi Steel Works Ltd | モータ |
WO2012127516A1 (ja) * | 2011-03-18 | 2012-09-27 | 三菱電機株式会社 | モータおよびアクチュエータ、ならびにモータの製造方法 |
KR20190047174A (ko) * | 2017-10-26 | 2019-05-08 | 계양전기 주식회사 | 일체형 하우징을 갖는 전자식 주차 브레이크 액츄에이터 조립체 |
EP3715201A1 (en) * | 2019-03-27 | 2020-09-30 | Keyang Electric Machinery Co., Ltd. | Actuator assembly with integrated housing for electromechanical parking brake |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5875093U patent/JPH0727261U/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |